BCG

更新日:2023年08月29日

 

BCG結核の予防接種表
対象年齢  生後3か月~1歳に至るまで
回数  1回 
期間  通年 
通知対象者 

こんにちは赤ちゃん訪問にてお渡ししています 

接種場所・方法  個別予防接種医療機関にて個別接種 

病気の説明

結核


結核菌の感染で起こります。わが国の結核患者はかなり減少しましたが、まだ2万人を超える患者が毎年発生しているため、大人から子どもへ感染することも少なくありません。また、結核に対する抵抗力(免疫)は、お母さんからもらうことができないので、生まれたばかりの赤ちゃんもかかる心配があります。乳幼児は結核に対する抵抗力(免疫)が弱いので、全身性の結核症にかかったり、結核性髄膜炎になることもあり、重い後遺症を残す可能性があります。

BCGは、髄膜炎や粟粒結核などの重症になりやすい乳幼児期の結核を防ぐ効果が確認されているので、生後1年までに受けることとなりました。

また標準的接種期間も生後5か月~8か月となりました。

BCGワクチン


BCGは牛型結核菌を弱毒化してつくったワクチンです。

BCGの接種方法は、管針法といってスタンプ方式で上腕の2ヵ所に押しつけて接種します。それ以外の場所に接種するとケロイドなどの副反応が出る可能性が高くなるので、絶対に避けなければなりません。接種したところは、日陰で乾燥させてください。10分程度で乾きます。

BCGの副反応


接種後10日頃に接種局所に赤いポツポツができ、一部に小さいうみができることがあります。この反応は、接種後4週間頃に最も強くなりますが、その後は、かさぶたができて接種後3か月までには治り、小さな傷あとが残るだけになります。これは異常反応ではなく、BCG接種により抵抗力(免疫)がついた証拠です。自然に治るので、包帯をしたり、バンソウコウをはったりしないで、そのまま清潔に保って下さい。ただし、接種後3か月を過ぎても接種のあとがジクジクしているようなときは医師に相談して下さい。

副反応としては、接種をした側のわきの下のリンパ節がまれに腫れることがあります。通常、放置して様子をみてかまいませんが、ときにただれたり、大変大きくはれたり、まれに化膿して自然にやぶれてうみが出ることがあります。このようなときは医師に相談して下さい。

また、お子さんがBCG接種前に結核菌に感染している場合は、接種後10日以内にコッホ現象(接種局所の発赤・腫脹(はれ)及び接種局所の化膿等を来たし、通常2週間から4週間後に消炎・瘢痕化し、治癒する一連の反応)が起こることがあります。通常の副反応における接種局所の様相の発現時期(おおむね10日前後)と異なり、接種後数日間のうちの早い段階で発現します。コッホ現象と思われる反応がお子さんにみられた場合は、速やかに医療機関を受診して下さい。この場合、お子さんに結核をうつした可能性のある家族の方も医療機関を受診するようにしましょう。


万一、定期の予防接種によって引き起こされた副反応により、医療機関での治療が必要になったり生活に支障が出るような障害を残すなどの健康被害が生じた場合は、予防接種法に基づく救済制度により給付を受けることができます。給付申請の必要が生じた場合は診察した医師、または保健センターへご相談ください。
 

お問い合わせ先
健康増進課 母子保健係
〒472-0031
愛知県知立市桜木町桜木11-2
知立市保健センター
電話:0566-82-8211
ファックス:0566-83-6591

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