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令和2年度 施政方針

はじめに

本年は、市制50周年の年であります。

50年前の1970年12月1日に、人口4万人余で市制を施行して以来、先人の弛まぬご努力のおかげで、着実に知立市政は前進をしており、人口も7万2千人を越えてきております。小中学校も5校から10校になり、図書館や福祉体育館、パティオ池鯉鮒など公共施設も順調に整備されてきました。

全国的には人口減少社会と言われていますが、これからも、『知立市に住みたい、住み続けたい』と多くの皆様方に評価していただけるまちづくりのため全力で市政に邁進してまいります。

本議会においては、第6次知立市総合計画についても審議していただくところでありますが、その中で、SDGsへの取り組みについても標記させていただきました。

国連においては、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択され、「気候変動への対策」や「健康と福祉」など17のゴールからのSDGs(持続可能な開発目標)が策定され、政府においても、内閣総理大臣を本部長とした「SDGs推進本部」が、また、愛知県においても知事を本部長とした「SDGs推進本部」が、それぞれ設立されました。

昨今、地球温暖化などの影響による度重なる大災害や熱中症などの健康被害などが懸念されます。持続可能な社会を後世へ継承していくことは、今生きている者の使命であると認識しています。

本市としましても、様々な行政施策において、SDGsの理念を意識することと併せ、市民の皆様方にも、それぞれのお立場で、SDGsへのお取り組みをお願いしていくところであります。

知立市は、15年前の2005年、市民の皆様方と、協力しあい、協働のまちづくりを明文化した『知立市まちづくり基本条例』を、全議員の賛同を経て、全国に先駆けて制定しました。

その前文には、

『私たちは、先人が築いた地域資源や文化を引き継ぎ、より暮らしやすくするとともに、豊かで潤いのある未来を次の世代へ繋げるために、ともに力をあわせなければなりません。そのためには、市民が、市民の手で、市民の責任で主体的にまちづくりに取り組むことが大切です。』と謳われています。

知立に住む、知立に集う、全ての方々が、それぞれのお立場で、まちづくりに携わっていただくことで、第6次知立市総合計画が目指す『輝くまち みんなの知立』になっていくものと確信しております。

そして、現在、様々な場面において、多くの皆様方が、力を発揮され、ご活躍していただいています。

本年度も、本市を家庭のように家族のように、『輝くまち、みんなの知立』にすべく、よろしくお願いし、以降、個別の課題への取り組みについて申し上げます。

市民参加のまちづくり

例えば、知立市のマスコットキャラクター『ちりゅっぴ』が、全国600数十体ものキャラクターがエントリーした『全国ゆるキャラグランプリ2017』において、見事、準優勝となりましたが、これは、まさしく、市民の皆様方の力の結集であります。

また、山車文楽・からくりが、ユネスコ無形文化遺産に登録されたのも、長きに亘って、祭り関係者の皆様方が、伝統文化を保存・継承されてきたお力に依るものであります。

併せて、毎年、パティオを会場とした、子どもから大人まで多くの方々に、夢や感動を提供している『ちりゅうこどもフェスティバル』や、新地公園での『ドリーム・イルミネーション』、また、『まちの科学館』設置を目指す市民団体が主催する『まちのふれあい科学館』なども、まさに、市民の皆様方のお力で、『わがまち知立』を大いに盛り上げ、発信していただいているところであります。

[ちりゅうこどもフェスティバル]

また、現在、市内8会場で開催されている毎朝のラジオ体操や、26箇所で開設されている高齢者サロンも、市民有志の皆様方が運営してくださっていますし、防犯パトロールや、子どもたちの登下校におけるスクールガード、また、環境ボランティア、公園や道路の愛護会などなど、様々な分野において、市民が市民の手で主体的に、より住み良い知立づくりのためにご尽力していただいています。

ボランティア団体の数につきましては、市民活動センターへの登録団体だけでも140を超え、また、地域生涯学習推進委員などが運営して下さっている地域の生涯学習活動の延べ人口も、年間で18,000名を越えてきており、健康づくりや仲間づくり、そして、生きがいづくりに、大きく貢献していただいているところであります。

安全で安心できるまちづくり

まずは、安全で安心できるまちづくりに向けての取り組みであります。

防犯対策について申し上げます。

過去、知立市において、犯罪発生件数が最も多かった年は、平成21年で、年間件数が1,882件と、人口比率では愛知県でワースト1位でありました。

しかしながら、昨年は486件と、1,300件以上の減少となるなど、着実に改善されてきています。本年度も、犯罪を無くすため、毎日・毎晩の防犯パトロールの実施や、防犯灯の増設、町内会への防犯カメラの設置補助などを行ってまいります。

また、交通事故撲滅に向けては、年間を通じて様々な啓発活動を引き続き実施する他、中高生を対象とした200日間自転車無事故無違反ラリーの実施、路側帯などの明瞭化や反射鏡などの交通安全施設の設置、また、高齢者の運転免許証の自主返納支援事業の促進などと併せ、75才以上の皆様方へのミニバス運賃の無料化制度の一層の周知と共に、本年は新たに、高齢者安全運転支援装置設置費補助事業を創設するなど、高齢ドライバーによる交通事故防止を図ってまいります。

また、更なる安心安全力の強化には、警察力の更なる充実化が欠かせません。引き続き、知立警察署の設置などについて、要望活動をしてまいりますので、よろしくお願いします。

[200日間自転車無事故無違反ラリー表彰式]

一方、防災対策についてであります。

東日本大震災や熊本地震など大災害、また、昨年の台風19号などに見舞われた皆様方におかれましては、今なお多くの方々がご苦労されておられ、お見舞いを申し上げるところであります。

この地域にも、いつ大きな自然災害が発生するかもわかりません。

本年は、新たに、国土強靭化地域計画を作成していく他、洪水ハザードマップの見直しをしてまいります。

また、業務継続計画(BCP)をもとに、更に、訓練や検証を行っていく他、引き続き、本年度も、名古屋大学減災連携研究センターへ職員派遣を行うなどし、防災に関しての研鑽を積んでまいります。

知立市において、南海トラフの地震が発生しますと、約4,300棟の家屋が倒壊し、約200名の方がお亡くなりになるという数値が出ています。

家屋の耐震化や家具の転倒防止の更なる啓発を図る他、重要給水管の整備促進や橋梁の耐震化、また、防災ラジオ購入補助などを引き続き実施してまいります。

また、防災士の養成に対しての支援事業の他、自主防災会や消防団のより一層の活性化が図られるよう、本年度も引き続き努めていく他、中学生など子どもたちの防災訓練などの一層の参加促進を図ってまいります。

知立市は、愛知県外6自治体と防災協定を提携し、市内民間宿泊事業所とは『大規模災害時における宿泊等確保に関する協定』、また、各福祉施設とは、『災害発生時における福祉避難所の設置運営に関する協定』などを締結しています。

本年度も、防災協定自治体など既存提携団体との連携強化を進める他、災害時に備え、様々な視点で、更なる民間事業者や各種団体などとの提携や協定に努めるなどし、大災害が発生しても、知立市からは犠牲者をひとりも出さない、そんな取り組みを、自助・共助の重要性や必要性を訴えながら、市民の皆様方と共に進めてまいります。

子ども・子育て支援に関しての取組み

次に、子ども・子育て支援に関しての取り組みについて申し上げます。

本年度も、引き続き、『次代を担う子どもを豊かに育むまちづくり』、『子ども・子育て世帯の暮らしやすさの向上』に努めてまいります。

私たちは、未来を、子どもたちに託していきます。

政治、経済、文化、芸術、スポーツ、科学など、ひとりひとりの子どもには、無限の可能性があると同時に、それぞれの特性があります。

本年度も、学校の先生方には、ひとりひとりの子どもにしっかり目配り心配りをし、子どもの悩みに応えていただく、また、子どもの長所や能力を引き出し、伸ばしていただくため、また、知立市教育大綱で定めております『いのちを尊ぶ態度と、たくましく生きる力を養う』ためにも、小学校全学年の少人数学級や小中学校全校へのサポート教員の配置など、きめ細やかな教育環境づくりに努めてまいります。

また、プログラミング教育が始まり、知立市としましても、さらなるICT教育推進のための環境整備を着実に進めてまいります。

また、ひとり親家庭の自立支援事業についての予算や、待機児童対策などの一環として、令和3年度開設に向け新たな民間保育園整備のための予算なども計上している他、長きに渡って関係者の皆様方が待ち望まれていらっしゃいました、障がいを持った子ども達の療育施設ともなります児童発達支援センターを、本年4月に、中央子育て支援センター内に『ひまわり園』として開設してまいります。

更に、子どもたちの放課後の安心安全な居場所づくりとして、引き続き、放課後児童クラブと放課後子ども教室との連携を図っていく他、産後ケア事業の実施や母子保健支援相談員の配置など、にじいろニコニコ事業の着実な実施を図りながら、「子どもを産み、育てるならば知立」と、多くの皆様方に評価していただける環境づくりに、引き続き取組んでまいります。

福祉への取組み

次に、福祉への取り組みについて申し上げます。
ひとりひとりの尊厳を重んじ、人と人とのつながりを基本として、困った時に助け合う『顔の見える関係づくり』や『共に生きる社会づくり』のため、様々な施策を推進してまいります。

例えば、『福祉を育む意識づくり』として、福祉健康まつりの実施や、市民活動団体などへの取組み支援、また、職員が、高齢者や障がい者の方々に、より的確に対応すべく、福祉関連の職員研修についても引き続き実施してまいります。

また、障がい者の皆様方のため、障がい者相談支援員などのより丁寧な相談体制づくりに努めると共に、引き続き、成年後見制度を運営してまいります。

一方、高齢社会に向けての取組みであります。

『100歳元気なまちづくり』とし、今後も、更なる健康推進や介護予防などの視点で、高齢社会に向けて取組んでまいります。

まずは、高齢者の方々が身近なところで活動できる場所づくりとして、市内、まちかど運動教室や高齢者サロンは、現在、38箇所になってまいりました。本年も更なる拡大設置を図ってまいります。

また、介護保険や認知症のことなど、高齢者の皆様方の課題を相談しやすい体制づくりとして、現在、福祉の里・社会福祉協議会内にある地域包括支援センターを、新たに、知立老人保健施設内にも設置させていただく他、75才以上の皆様方へのミニバス運賃の無料化制度など外出支援策も引き続き講じてまいります。

また、知立市は、平成12年度に生涯学習都市宣言をして以来、多くの高齢者の皆様方も、スポーツ活動や文化・芸能活動、ボランティアや地域活動などの生涯学習活動に精力的に取組んでいただいています。

ある高齢者の方は、朝はラジオ体操をされ、それが終わると、地域において子どもたちの通学の見守り活動をし、そして、午前中はグラウンドゴルフ、午後からは、図書館やカラオケ教室に行かれたりと、生き生きとされていらっしゃいます。

これからも、より一層、生涯学習活動がしたくなる、また、生涯学習活動がしやすい環境づくりに取り組むなどしながら、『100歳元気なまち』を目指してまいります。

[やるっぴ!まちかど運動教室]

一方、今後、高齢社会が進むに伴い、認知症と呼ばれる方も増えてくることが予想されます。認知症の早期発見が大事なこと、認知症の方を理解する、社会全体で支えていく、そんな環境づくりのため、認知症サポーター養成講座を多くの皆様方に受講していただく他、メール配信を通じ、地域の皆様で、認知症徘徊者などを捜していただくシステム『いまどこネット』を、より多くの方にご登録いただけるよう啓発をしていくと共に、新たに認知症高齢者等賠償保険の保険料を市が負担してまいります。併せて、引き続き、『認知症カフェ』なども開催してまいります。

また、高齢化比率と外国人比率が、ひじょうに高くなっている昭和地区においては、より良いコミュニティづくりなどを視点に、昭和未来会議を開催していく他、生活困窮者の方のための自立支援事業や、生活困窮世帯を対象とした子どもの学習支援にも、引き続き取組んでまいります。

東京大学名誉教授の神野直彦氏は、『生活困窮は低所得だけで生じるわけでな

く、「あたたかい手と手をつなぐ」人間関係に包まれなくなった時に生じる。』と仰っておられます。

知立市を家族のように家庭のように感じることのできる心の通うあたたかいまちをつくるためにも、自助力、共助力の重要性を申し上げながら、引き続き、各施策に着実に取組んでまいりますので、よろしくお願いします。

環境に関しての取組み

次に、環境に関しての取り組みについて申し上げます。

知立市は、環境美化推進条例を施行しており、ポイ捨てや、犬の糞放置の禁止事項を罰則規定と共に定めております。

環境美化推進委員などの啓発や指導などで、着実に成果は出てきており、更に効果を上げるべく、引き続き、糞公害撲滅のためのイエローカード作戦や、「愛犬マナー宣言」をしていただいた方への『愛犬マナーポーチ』配布事業、また、『ごみ出しガイドブック』や、『ごみ出しガイドブック外国語版』などでの啓発のほか、不法投棄多発地区には、随時、監視カメラを設置してまいります。

また、環境施策につきましては、そうした身近な課題への対応と併せ、地球温暖化対策についても引き続き講じていくところであります。

本年度も、太陽光発電・太陽熱利用システム家庭用エネルギー管理システム、燃料電池、蓄電池などへの設置費補助を行っていく他、市役所庁舎や中央公民館や文化会館の電気をLED灯に変えるべく、国からの補助を受け『カーボン・マネジメント強化事業』を行うなどしながら、CO2削減のための環境づくりに取組んでまいります。

健康に関しての取組み

次に、健康に関しての取り組みについて申し上げます。

健康であることは、全ての市民の願いであります。

引き続き、妊産婦・乳幼児健診事業、特定年齢がん検診推進事業、インフルエンザや高齢者肺炎球菌のワクチン接種事業を実施していく他、本年度、新たに、『ロタウイルスワクチン定期予防接種事業』や『新生児聴覚検査助成事業』を実施してまいります。

また、引き続き、糖尿病重症化プログラム事業として、健康指導や追跡健康チェックなどを行うなどし、人工透析患者とならないよう予防施策に取組むと共に、更なる健康推進のため、健康マイレージ事業の普及促進にも努めてまいります。

また、本年度も、公園・散歩道の整備、学校グラウンドなど学校施設の有効活用、また、各種スポーツ教室の開催や高齢者スポーツへの支援、ラジオ体操の普及促進など図りながら、『いつでも どこでも いつまでも』スポーツに親しんでいただける環境づくりにも努め、健康を推進してまいります。

また、歯の健康は、心身の健康に大きく関係します。引き続き、80歳で自分の歯が20本以上有る方を表彰させていただく『8020』や90歳で自分の歯が20本以上有る方を表彰する『9020』を実施し、歯の健康づくりへの更なる意識醸成を図ってまいります。

本年度も、健康知立ともだち21計画の目指す『全ての市民が共に支えあい、希望やいきがいを持って各世代に応じた健康づくりを実践するまちづくり』を着実に進めてまいります。

[8020・9020いい歯の表彰式]

まちの活力づくり

次に、まちの活力づくりについて申し上げます。

100年に一度のまちづくりとして進めています知立駅周辺整備事業を本年も着実に推進してまいります。

駅北に再開発ビル・エキタス知立が完成し、知立駅付近連続立体交差事業においては、仮駅舎ができ、様々なところに高架構造物を見ることができるようになりました。

また知立駅周辺では、土地区画整理事業が進み、比較的大きな都市に見られる店舗も進出してきています。

これから、人の成長、子どもの成長と共に、更に、景色が、大きく変わってまいります。

これらの事業効果が、知立市内全域に、最大限、波及されていくよう、定住人口、交流人口をより増大させるべく、また、経済効果や税収効果を最大限に発揮させるよう、丁寧かつ迅速に、また、着実に進めてまいります。

[仮駅舎]

さらに、蔵福寺地区などの土地区画整理事業の推進と、併せて、再開発事業として西新地地区の再開発事業も引き続き推進していくとともに、雇用確保などの視点から、企業誘致を推進してまいります。

また、まちの活力は、市内の中小事業者が元気でなければ生まれません。

市内小規模事業者・中小事業者を市民みんなで応援していこう、そんな目的を持った知立市中小企業振興基本条例に基づき、本年度も、信用保証料の助成や利子補給事業、若手後継者育成のための支援や新規創業事業補助の他、中小企業再投資促進事業として2億6千万円程計上するなどし、地域を支えて下さっている市内企業を支援してまいります。

一方、観光施策についてであります。

本年も、『観光振興計画』をもとに、様々な観光施策を推進していまいります。

また、観光交流センターを起点とした観光交流ツアーの企画など更なる活性化を図りながら、市内外の多くの皆様方に、『知立の魅力を、再発見・新発見』していただけるように努めてまいります。

また、本年度も、八橋かきつばた園や知立公園の花しょうぶ、松並木、弘法さん、知立まつり、ちりゅっぴなど、知立市の観光と、産業の振興が、計画的・機動的に図られていくよう、観光振興計画の着実な実行とともに、観光協会のあり方などについても、引き続き検討してまいります。

併せて、歴史文化基本構想を基に、文化財などの保存・活用を図りながら、引き続き、歴史を感じるまちづくりに向けてに向けて尽力してまいります。

また、農業委員会様など関係各位のご支援により『かきつ畑プロジェクト』がスタートし、過日は、知立駅北再開発ビル『エキタス知立』西側で、『農マルシェ』が開催されました。また、弘法さん遍照院においても、定期的に、地域の皆様方が、『マルシェ』を開催していただいています。

知立は、東海道の宿場町として発展してまいりました。『馬の市』や『木綿市』など、様々な市が立っていたようであります。

現代版宿場町として、今後は、弘法さん遍照院や知立駅前のみならず、知立神社やかきつばたの咲く無量壽寺寿境内など、『知立では、様々なところでマルシェが開催されている。いつ行ってもどこかでマルシェが開催されている』そんな環境づくりを市民の皆様方と共に考えてまいりますのでよろしくお願いします。

より効率的、効果的な行政運営

次に、より効率的、効果的な行政運営について申し上げます。

多様化する行政課題、厳しい財政事情などを鑑み、本年度も、モッタイナイ意識や内部管理コスト意識を徹底し、併せて、民間活力の導入や広域行政の推進を図るなどし、最小の経費で最大の効果が発揮できるよう、より効率的で効果的な行財政運営に努めてまいります。

公共施設における夜間警備やエレベーター、自動ドア、電機工作物などの包括管理委託、また、電気やガスの自由化に伴う契約方法の見直しなどで、経常経費の削減を図ってまいります。

また、市役所庁舎や中央公民館や文化会館の電気のLED化についても、国からの補助を受け『カーボン・マネジメント強化事業』を活用しながら、CO2削減と共に経常的なコスト削減を図ってまいります。

国の補助金や交付金など特定財源につきましては、本年度も、情報を的確かつ迅速に把握し、各種事業に充当できるよう全庁的に取り組んでいく他、ふるさと応援寄付金制度や公共施設の有効活用、ネーミングライツ制度を図るなどし、税以外の財源確保についても引き続き努めてまいります。

また、AI総合案内サービス事業やAI―OCR事業の活用、また、ライン機能を活用しての広報など、新たな手段を活用しての市民サービスの検討も進めてまいります。

併せて、引き続き、広域行政の推進を図ってまいります。

知立市は、現在、ごみ処理については刈谷市と、消防行政については碧南市・刈谷市・安城市・高浜市と一緒に行い、また、他に定住自立圏の枠組みを形成しているなど、それぞれの行政課題を様々な枠組みの中で、広域行政を推進しているところであり、本年度も他自治体と連携しながら行政施策を推進してまいります。

本年度も、最小の経費で最大の効果が発揮できる行政運営、そして、更なる財源確保を図るなどしながら、着実に、丁寧に、市政運営をしてまいりますので、よろしくお願いします。

おわりに

結びにあたりまして、第6次知立市総合計画の基本方針のひとつでもあります『自助・共助・公助が息づく協働のまちづくり』について申し上げます。

自助は、自分そして家族で支え合うこと、また、共助は、地域や隣近所で助け合うことであります。

『自助・共助・公助が息づく協働のまち』とすることで、安心安全力や福祉力なども高まり、総合計画が目指す『輝くまち みんなの知立』になっていくものであると確信しており、本年度も、より一層、市民の皆様方が、自助・共助の力を発揮していただける、また、知立のまちづくりに、自助・共助の力を発揮したくなる、そんな環境づくりに努めてまいります。

それには、まずは、公助の担い手である私ども職員が、ひとりの人間として、誠実であるべきことが基本であり、また、市民の皆様方に、行政に対して、安心感や信頼感を抱いていただけることが肝要であると思っており、本年も、5つの知立市職員の誓い、すなわち、『明るい挨拶をする』、『笑顔で丁寧に応対をする』、『心を込めたサービスを提供する』、『税金を大切に使う』、『信頼される職員を目指す』を、私ども職員一同、しっかりと遵守してまいります。

本年は、市制施行50周年を迎えます。

50周年を機に、ここ知立市から、新しい魅力を発信すべく、また、市民協働の力を更に強固にすべく、様々な諸事業を市民の皆様方と共に進めていく所存であります。

クラウド・フアンデイング制度も引き続き推進してまいりますので、ご理解ご協力よろしくお願いします。

冒頭申し上げましたが、1970年(昭和45年)、人口4万人余でスタートした知立市の人口も、着実に増加し、現在は、7万2千人を越えてきております。

本年も、『知立市に住みたい』、『住み続けたい』と、多くの皆様方に評価していただけるまちをつくるため、私ども職員、全力を尽くして市政に邁進してまいる所存でありますので、ご支援ご指導賜りますようお願いし、施政方針とさせていただきます。

[ちりゅっぴ]

知立市長林郁夫