野外彫刻プロムナード展2002作品紹介(第3回)

更新日:2023年08月21日

第3回展示作品の紹介

作品

「実りと恵み」

(写真)作品名「実りと恵み」
制作者

石橋竜祐(IshibasiRyusuke)

制作者からのコメント

人体は魅力あるテーマです。自然の中から生まれた「形」は実に美しく感じられます。それは連続した動きを見せながら、もう一つの大きな「形」を成しています。不思議なもので、その「形」は同じ人であったとしても見るたびに違った表情を見せてくれます。私は人をテーマに制作をしていく中で美しい「形」の中に、その人の内面性を表現できたらと考えています。

「起チ居」

(写真)作品名「起チ居」
制作者

伊藤由紀子(ItoYukiko)

制作者からのコメント

私がつくるのは、大抵具象の塑像です。以前は人物像をよくつくりましたが、最近は人間以外の生き物の姿を人間じみた感じにつくることが多くなりました。神様や魔物を半人半獣の姿で表現したり、動物を擬人化して表現する≪アミニズム≫は、すでに遠い昔から世界各地の先人がずいぶん行ってきたやり方です。また幼い子どもが思い描くおとぎの世界では、お馴染みの表現であり、子ども達に関わる機会が多い私には、興味が尽きないものです。作品を設置させていただくパティオ池鯉鮒は周辺が田園になっていて、幼いころの我が家周辺もこんな感じだったので、懐かしく思いました。そして田の畦を走っていた、小さなイタチを今回の作品のモチーフにしてみました。

「IMOMUSHI」

(写真)作品名「IMOMUSHI」
制作者

鵜飼留美子(UkaiRumiko)

制作者からのコメント

私が作品を作っている場所は緑の自然の中にあります。特に貴重な自然があるわけではありませんが、いろいろな木々や草花・虫や鳥達が共に生きている素敵な空間です。しかし現実には環境破壊がすぐそこまできています。もし、この自然がなくなってしまったら生き物たちはどうなってしまうのだろうと考えることがあります。今年の夏、私はある虫と出会い、その小さな存在に一喜一憂してしまう自分に新しい発見がありました。身近な自然と関わりの中から生まれる感性が、私の制作の原点だと思っています。 

「空想癖の風景」

(写真)作品名「空想癖の風景」
制作者

小島雅生(KojimaMasaki)

制作者からのコメント

作品を制作するにあたり、私は主に「ロウ型石膏鋳造」という技法を用いている。「技法」や「素材」の力は勿論のこと、金属が溶解され液体となり、それが凝固して固体となり形づくられるという「現象」にどこか作品の意味を探している。

「大地の種」

(写真)作品名「大地の種」
制作者

藤田雅也(FujitaMasaya)

制作者からのコメント

私はここ数年石を素材として作品を作っています。大地から生まれた石は、頑固で強靭で時に脆い一面も持っています。硬く加工が困難な石を、自分のイメージした形に変化させることは容易ではなく、ひとつの作品を作り上げるまでには長い時間かかります。しかし、私は石と向き合い鑿をふるう時間の中で、自分自身の過去や現在、そしてこれからの自分を見つめることが出来ます。制作のテーマは、種子や果実をモチーフとし、これから生まれ出ようとする姿を表現することです。
この作品がまちの中に調和し、多くの人々の目に触れ、作品から何かを感じていただければ幸いです。

「基壇00-C」

(写真)作品名「基壇00-C」
制作者

松村明育(MatsumuraHaruyasu)

制作者からのコメント

20世紀は鉄の時代とも言われましたが、私たちの前に現れる鉄はどんどん鉄本来の姿を変えて現れます。一見すると加工技術により、プラスチックなのか鉄板なのか分からないまま私たちの生活に入り込んでいます。鉄は本来こんな姿で、こんな風に錆びるということを気がつきますか。

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