○議長(嶋ア康治)
これで14番 久田議員の一般質問を終わります。
次に、19番 中島議員の一般質問を許します。
〔19番 中島牧子登壇〕
○19番(中島牧子)
通告に従いまして、私は、ごみ行政について一般質問をさせていただきたいと思います。
知立市は13年度に、このような資源循環型都市知立の実現というタイトルの一般廃棄物基本処理基本計画を策定をしました。これから平成28年度までにどれだけごみを減量するのか、リサイクル率をどこまで引き上げるのか、そして埋立処分、この処分場への埋め立ての量をどれだけ減らすのか、こういう目標数値も詳しくここに書かれているわけであります。
そんな中で、ことしの4月からはリサイクル率を高める一つの大きなテーマにもなっておりますプラスチック製容器包装ごみ、この回収が始まったわけであります。不燃物の回収にあわせて、地区集積所で月2回この回収が実施をされ、当初はすべての箇所で市の職員も地域の立ち番の皆さんと一緒に現場に立って市民の声など聞きながら、新しい取り組みについて指導をしていただきました。
市長から、まずは順調にスタートしたと議会冒頭に発言がありましたように、市民の協力は大きなものがあり、4月立ち上がりから5月7日までの収集実績は、市民1人当たり、1日当たり平均17.2グラム、5月だけとってみると22.75グラムと市の当初予想していた20グラムを超えるという実績が出ているわけであります。この結果、可燃ごみの収集量は減少しました。収集量のまだ少なかった4月でも、この可燃ごみが目に見えて減少している、短期間の実績からの分析は、まだまだ不十分でしょうが、今後に期待をしたいと思うわけであります。
ただ、一口に順調とは言いがたく、市民の中に多くの議論が出ております。市当局もこの間の実績とあわせて問題点をまとめられ、特別委員会で報告をされました。また、さきの3月議会では、まずスタートさせて研究し、さらによい方向へ進めていくとの見解を市は表明をしてきました。既に問題がいろいろ出ており、すぐに改善できるものはすぐに、時間を要するものはさらに研究をして市民の声を早急に反映させる取り組みの必要があるのではないかと考えます。そんな立場から質問をいたします。
その一つは、集積所の現状と今後の課題です。町内によって設置箇所数が1カ所から5カ所と異なっており、町内1カ所しか集積所がない地区では、とりわけ集積所に集まったごみ袋の数はあふれかえって、立ち番の方は、上から落ちてこないように積み上げるのに四苦八苦しておられるなど、大変な状況です。集積所の中におさまらないものは、周辺道路にずらっと並べて夜を明かし、翌朝の回収を待つなど、交通障害も心配されるほどです。
市が用意したネットに12袋は入るようですが、4月、5月の4回の実績で、最高は新林町集積所で115ネット、2位が谷田町集積所で114ネット、3位が山町集積所で66.3ネット、これはいずれも地区に1カ所しかないところです。4位は八橋町の登域集積所で64.7ネット、ここも旧八橋地区では1カ所であります。続く5位が南陽区で63.11ネット、この南陽区も1カ所であります。集積所が複数ある地区では、7ネットとか8ネットなど大変大きな格差が出ております。
地区の集積所のありようによってこんなにも格差があるということが数字で出たわけでありますけれども、当局は、これらの現状を見てどのようにお感じになっているのでしょうか。私は、市民の声を聞いてみましたが、まずは集積所への距離の問題がいろいろ出ております。遠くて困る、こういう意見がいっぱいあります。特に障害者の方からも持ち出しに大変困っている、もっと集積所をふやしてほしいと声をあげています。これらの声があがっている地区は、必ず集積所が少ないところです。これを放置すれば、分別の協力に限界が生ずるおそれがある、こんなふうにも考えるわけです。1カ所に集中するネットの量と悪戦苦闘する役員さんの姿や、また、遠くて大変という住民の声、この2つを解決する策は、単に集積所を広げるというよりも、集積所をふやして分散させる、このことが大至急求められるのではないでしょうか。ちなみに、集積所からの距離は、遠いところでは地図の直線でいって800メーターを超えているのが谷田町、新林町、南陽区、八橋町、家から実際歩くともっと長い距離があろうかと考えます。例えば高齢者が生活する範囲は、いわゆる生活圏は500メートルまでという説がありますけれども、800メートル以上大きなごみ袋を持っていくというのは、とても無理な距離と言わなければなりません。市当局は、現在の集積所の設置箇所を分析し、住民が無理なく出せる集積所のあり方を検討すべきと考えますが、いかがでしょう。ごみ出し距離の適切な範囲をどの程度と考えておられるのかお尋ねします。
また、受け入れ人口の適正なものをどのぐらいに考えるのかということです。1集積所の受け入れ人口、これは最高がやはり谷田町でありまして4,922人、2位が新林町4,230人、3位は長篠町3,689人、4位が南陽区3,607人などと続きます。少ないところでは昭和2丁目が人口265人のところに集積所を2カ所設け、平均で130人ほどという、まさに最高の谷田町と比較して38分の1、38対1という格差となっているわけであります。住民にとってのサービスの格差とも言えるのではないでしょうか。ただし、マンションの住人は、独自に収集しているので、実際に地区集積所へごみを出す人口は少し変わってきますけれども、このような実態も大至急調査し、改善すべきと考えますが、当局の見解も伺います。
3つ目に、マンションへの対応ということで、マンションの集積所についてですが、開発指導要綱でマンションの建設時には必ず集積所の設置が義務づけられており、どこでもあるわけです。マンション住民は、そこをあらゆるごみの集積所として利用しています。大きなマンションでは、その中で立ち番の実施、それに伴う道具や腕章もそろえて分別の徹底への努力、協力をしている姿も見られます。分別も多岐にわたって行われ、マンションの集積所は市のごみ行政にとって公的な存在となっているところです。町内集積所との比較でみると、片やすべてが市が公費で整備している中、住民がすべて管理しているというのはもちろんのこと、この集積箇所については区分所有ということで固定資産税も住民が納めている場所であります。ごみ行政の必要性から言えば、この部分の固定資産税の減免を私は考えるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。さもなければ地区対応との不平等が生ずると感じます。自治体によっては、集会所や通路、公園など、ごみ行政とは無縁でありますが、これらの供用部分についての減免を実施しているところもあるわけであります。当市でこのような集積所の固定資産税減免のお考えはないかどうか伺います。
あわせて、地区集積所でも民間の土地を借用しているところが3カ所あると聞いています。これも同様に考えるべきではないかと思います。
2つ目に、収集方法について伺っていきますが、これについては毎週回収をしてほしいという声がたくさん出ています。想像以上にかさばるということで、これを徹底すれば、さらにかさばる。2人世帯で2週間で袋がいっぱい、家族が多ければ2袋、こういうふうになって家庭での置き場に困るという意見です。また、予想外にこれがにおいが出るというのには皆さん驚いています。洗っているのにくさい、このことから、やはり毎週の回収を望む声が多いわけでございます。週1回にすることができないか、この点どのようになっているのか伺います。
路線収集を望む声もありますが、プラスチックは軽くて風に飛ばさせるおそれがある、困難だ、こういうふうに当局は説明をされております。しかし、住民への十分な説明に欠けているのではないかと考えます。この点は、どこまで集積所が近くなるかで解消されるのではないかと考えます。安城市のように、路線方式に近い十数軒ごとに収集場所を決め、可燃資源、プラスチックごみすべて同じ場所にネットをかけて集積する拠点集積もあるわけであります。やり方は一つではないので、今後とも市民のさまざまな意見を十分に聞いて、知立市として利便性と効率性を両立させる立場、これでどのように進めていったらいいのか考えていかなければならないと思うんです。収集方法について今お考えがあればお答えをいただきたいと思います。
そして、収集袋の形態と代金問題についても伺います。
新しい分別の開始に伴う45リットルの専用の収集袋ができましたが、印刷の色が黒で他と変わりばえがなくわかりづらいというこういう意見もあり、袋の色を変えてほしい、そんな工夫をしてほしい、こういう意見もあるわけあります。また、家族の多い少ないで、やはり可燃ごみ袋のようにサイズの大小がほしい、こういう意見も出ているので、私これを大至急検討すべきと提案をいたします。
代金問題については、3月議会に提起してあるのですが、サイズの検討とあわせ必ず改善をお願いしたいのです。衣浦5市の状況がまちまちで、とりわけ知立市、刈谷市、安城市の3市の住民が足を運ぶスーパーの店頭で、3市の袋を並べて売っているところがあるそうです。それを見た方が、どうして知立市だけこんなに袋が高いの、知立には住みたくないわねと、こういう話題になっていたそうであります。知立市は、手数料を上乗せをしているからと説明をしても、なかなか理解をしてもらえません。他市との比較の中で疑問が広がるわけであります。私ども日本共産党は、3月議会で手数料は特定のもののためにするサービスにかけるものだ、この基本的な原則から、1枚目の袋から手数料をかけることの不当性を指摘したところでありますけれども、検討は始めていただいているのか、この際伺いたいと思うわけであります。
また、PRの強化についてですが、可燃ごみ収集の日にプラスチック用の袋が出ているのが知立団地の外周道路でもまだ見かけられます。外国籍の方がなかなか理解できないのではないか、こういう背景もうかがい知るわけでありますけれども、こういう皆さんにもわかるよう繰り返しPRを行っていただきたい。広報などにコラムを必ず載せていくなどの努力をしていただきたいと思います。
また、一生懸命分別している人から、本当にこれがリサイクルされるのかしらという心配される向きもあります。ぜひこれも繰り返しプラスチックの行方などとして広報でも載せていただきたい。また、市民が参加できるリサイクル見学会をぜひ行っていただきたいと提案します。計画がおありでしたらお知らせください。
次に、生ごみ堆肥化の具体的取り組みについてであります。
プラスチックの分別で可燃ごみが減ったことは市民皆さんの大変共通の驚きといっても過言ではありません。今度は、生ごみが分別できたらいいね、こういう話が集積所でも出ているんです。とてもよいことだと思います。先議会でも提案した生ごみの堆肥化の具体的取り組みは、やはり今がチャンスだと思います。そこでお聞きしますが、これまでに電動生ごみ処理機を購入した方、また、コンポストを購入した方、もちろんこれは市の補助金でですが、総数何人お見えになりますか、そして、今どのように活用をしているのか市は把握をしていればお答えください。補助金の効果をどのようにみているのかお聞かせをいただきたいのです。私の耳には、買ったけど、どうもうまくできない。だから今は使っていない、こういう声も聞くわけであります。市もアフターケアを全くしていません。実態を調査してコンポストアドバイザーのような人材の養成を行って、市民1人1人の疑問に答えるきめ細かな助言体制をつくっていくべきだと考えます。そうでなくては補助金効果は半減です。堆肥化のコツがわかれば取り組む人が広がり、生ごみ減量に貢献できるまでになるでしょう。また、町内での取り組みの機運をつくるにもアドバイザーの活躍の場があると考えます。具体的な推進の考えはないか伺います。
次に、事業系ごみの受け入れについて伺います。
ごみ減量を真剣に取り組むには、事業系のごみ減量の取り組みも欠かせません。とりわけ昨今、事業系ごみが増加している、急増している、こういうことも言われているわけですが、知立市のこの基本計画の中で、平成28年までの目標として平成12年度の実績に比べ、その増加率を43%以内に抑えるといっているわけであります。増加率をこのぐらいにしたと。ほかっておけば倍になってしまう、こういうおそれもあるということです。そして、事業系ごみについは、排出者責任の原則から事業者責任で、事業者みずからが処理を行うことを基本とし、市が事業者にかわって処理をおこなう場合は、ごみの種類や量に応じ処理原価に相当する手数料を徴収をするとしています。
また、ごみ減量、資源化、処理届けなど、事業者から市への届け出制度の整備を検討するとうたっています。これらの点は、今どのように進めているのかを伺いたいと思います。
知立市廃棄物の処理及び清掃に関する条例では、事業活動から出てきた廃棄物、産業廃棄物の処理は、みずからの責任で行うこととしています。しかし、私は事業系一般廃棄物について、それ以上条例で何ら具体的な規定もなく、もちろん処理手数料の項目にものぼっていない、こういうことで、当市としては事業系のごみは一切受け入れない、当市といえばクリーンセンターは別でありますから、山屋敷の不燃物の埋立場でありますけれども、最終処分場、ここへ直接受け入れるということはしない、こういう立場をとっているのかどうか伺いたいと思うわけであります。
事業系からも可燃ごみも出るし、不燃ごみ、粗大ごみ、また埋立ごみも出ます。クリーンセンターでは10キロで75円という独自の条例で有料化をしておりますけれども、山屋敷の関係では条例は先ほど言いましたように、全くないということから受け入れをしないという立場なのかどうか、この際確認をさせていただきたいと思います。
企業が独自に一般廃棄物を埋立場に持ち込む、これについては市の担当は一切受け取らないというふうにおっしゃっております。しかし、企業が有料で許可業者に収集運搬してもらい、例えば許可業者である知立衛生が市民のものとあわせて持ち込めば、事実上フリーパスで埋立場に入っていることも考えられるわけでございます。また、事業者が近くの地区収集所へ直接出してしまえば、それは受け取られて、それでもフリーパスで処分場の方へくるわけであります。一体当市は、埋立場で企業のこのような埋立ごみを受け取るのか受け取らないのか、一体どちらなのか、私はさっぱりわからなくなってしまうんです。明確にしていただきたいな、こういうふうに思います。
これを今現在あいまいにしている結果、市は事業系の埋立ごみがどれだけ出ているのか、全く把握をされていません。その上、このこと自体、事業所の責任で処理するという原則をなし崩しにしているということであり、基本計画と条例と大きく食い違っている、このように言わなければならないわけであります。不燃物処理場へ行きますと、係りの方たちが、この埋立ごみをどう少なくするのか、今これが一番問題だと大変嘆いておられるわけでありますが、現在のようなこのような対応を放置していてよいのかどうか伺いたいと思います。
また、もし山屋敷で受けていないとすれば、事業者が出した、例えば知立衛生にお願いして収集運搬をしていただいている埋立ごみは、どこへ処理をされているのか、知立市はそのあたりを承知しているかどうか伺いたいのです。一体どこへ行ってしまうんでしょうか。
可燃ごみについても私は、いろんな立場から調査をさせていただきました。環境組合への事業系可燃ごみの搬入状況、これも知立市はつかんでいるかどうか。これは決算書の出るときはいつも出てくるわけでありますけれども、厳密にいったらよくわからないというのが実態なのではないかと思うわけであります。
私は、知立市が委託をしている知立衛生の搬入の状況を具体的に調査しました。搬入時間、搬入車両番号、搬入ごみの重量などコンピュータに全部記録をされております。朝8時半が受け入れ開始でありますが、私は、まず家庭から出る可燃ごみですね、この車の動きを見てみました。月曜日、金曜日を見ると、知立衛生の事業系のごみ、家庭系のごみが次々に入ってくるわけでありますけれども、大変不思議な場面に遭遇しました。家庭系ごみの収集車が最初に入ってくる時刻に、何と8時32分というのがあるわけであります。37分、38分、39分、こういうものがたまたま出てきました。8時45分以前というのが、何回も記録をされております。家庭ごみにしては、この搬入の時刻は早過ぎないかと私は大変疑問に思ったわけであります。知立衛生は聞けば、勤務時間は8時からであります。知立市の方針としても皆さんが出すごみ袋、朝8時までに出してください。ですから、収集はそれ以降ということになるわけでございますが、8時から出勤された皆さんが仕事を始める、もう8時32分に家庭ごみを収集して持ち込んでいる。大変不思議な気がいたします。
1月24日から6月2日まで36回収集があるんですけれども、このうち、ちょうど半分の18日が45分以前でも入っているという車がございます。2回に1回はこういう車が目につくということであります。なぜこんなに早くクリーンセンターに搬入できるのでしょうか。クリーンセンターの方は、もしかしたら前日の残りのごみじゃないの、こういうふうに言われましたけども、私は担当課長、部長にもお話をいたしました。積み残しを朝一番に持ち込んでいる可能性はほとんどないということであります。月曜日に朝早く入ってくるごみ、積み残しとすれば金曜日のごみということですけれども、金曜日にもし余ってしまえば土曜日の午前中の受け入れも11時まではクリーンセンターあいてますからできるわけであります。平日も連絡があれば4時半までクリーンセンターはあけて待っていてくれる、こういう体制でありますが、特に4時半までの依頼というものは、このところ全くないということであります。だとすると、家庭ごみではない可能性も出てくるのではないでしょうか。事業系ごみの収集と家庭系ごみの収集の二枚看板で事業を行っている知立衛生ですから、万が一運用が混在し乱れているとしたら大問題ではないでしょうか。環境課として搬入状況を調査したことはあるのでしょうか。事業系のごみの量は、どのように確認をしているのでしょうか。この際こういう立場で伺います。
私は、さらにクリーンセンターの車両登録を調べさせていただきましたけれども、知立衛生車の車が26台登録をされておりました。家庭系の車両としては14台の登録、事業系の車両としては2台の登録、そして、家庭系、事業系の重複登録の車が8台あることがわかりました。これは、ロータリーローダー車、またトラックも含めるわけでありますけれども、それぞれ登録に従ったカードが交付され、搬入のときに計量機に乗るときにカードを入れる自動的にコンピュータが記録される仕組みになっています。重複登録の車両は、2枚カードがあるわけですが、運転手が搬入するごとにどちらかのカードを使えば家庭系か事業系か、つまり無料か有料かに分かれるというやり方であります。もし間違ってこれを使われたら大変なことになります。もし故意にこれが行なわれたとしたらどうでしょう。さらに重大で、委託契約の業者の資格さえ問われることになりかねないと私は考えるわけであります。市が委託した事業は、収集運搬事業ですけれども、仕事の最後は正しくクリーンセンターへ搬入することだと考えますが、違うでしょうか。その意味で確認をする調査を私は、行うことは必要な仕事だと、こういうふうに思いますけれども、何度も言いますが、これをやったことがあるのでしょうか。どのようにこれらの搬入の仕組み、把握をされているのか、明確にお答えをいただきたいと思います。
また、このような疑問を生ずるような仕組みそのものを何とか改善をしなければならないのではないかと考えますが、いかがでしょうか。
これまでも私ども日本共産党は、一社独占という形は望ましくないのではないか、ごみの収集業務を複数業者にしていくこと、入札、これはなかなか難しいということを何度も言われましたけれども、自由競争、そして公正なきちんとした仕事をしてもらう、こういうことをきちんと担保する、このための私は努力を忘れてはならないと思うわけであります。刈谷市では、家庭系ごみの収集運搬業者は2社、刈谷市自身も直営で持っておりますので、3つの形態で行っておりますが、運搬業者2社は事業系のごみを一切扱っていないため、まさにシンプルで問題の起こりようのない状況であります。知立市の中ではさまざまな疑問が出てまいります。ぜひ私は、このような疑問が出てくるよな契約の仕組み、このこと自体を見直すべきではないかと考えるわけであります。担当部長の見解、契約担当の企画部長にも公正な契約と事業の推進を確保する立場、こういう点から、この複数業者による収集業務の検討について見解をお聞かせいただくことをお願いして第1回の質問を閉じさせていただきます。ありがとうございました。
〔19番 中島牧子降壇〕
○議長(嶋ア康治)
市民生活部長。
○市民生活部長(兼子弘高)
ごみ行政についてということで、いろんな角度から御質問をいただきました。
まず、この4月から始まりましたプラスチック製の容器包装ごみの関係の集積場所の関係でございますけども、現在、集積場所が市内に51カ所ございます。先ほどお話にありましたように、町内によっては複数あるところもありますし、1カ所だけというようなところもございます。これは、各地域の実情の中で設置をされておるということで、確かに不便なところもございますし、結構いい感じでやってみえるところもわるわけでございますけども、地元の方にいろんなことでお願いをしておりますので、そうした実情の中で設置をされているものと考えております。
この51カ所の内容を見てみますと、特に新しいごみの分別収集が始まったというようなことで、2カ月間の経験ということの限定的なものでございますけども、そのうちの16カ所ぐらいは現状でいけるというふうに思っております。そしてまた、ちょっととても困難だなというのが4カ所ぐらいと見ております。また、31カ所ぐらいが付近の空地だとか公園だとか、いろんなものを一時的に活用しなければなかなかうまく集積できないというような現状でございます。こうした集積所の整備というのは早急にやっていかなければならないわけでございますけども、なかなか予算との関係とか、それから隣地の問題とかいろんなこともございますのですぐにというわけにはございませんけども、逐次整備をしていきたいなというふうに考えております。
特に、この集積場所の距離とか面積とかいうようなことになりますと、どうしても地域の実情があるわけでございます。また、距離については、特に高齢者の方が遠くになりますと大変不便だなという思いはしております。そんなことで、できるだけ場所をふやしていくというのは、私どもも考えておりますけれども、ただ、なかなか場所の確保というのが難しいというのが現状でございますので、そういう現状を踏まえながらも、なおかつ努力をしてみたいというふうに思っております。
それから、税の減免の問題が出てきておりますけれども、マンションなんかの特別の集積場所、そしてまた、民間の土地を借りている場合の減免というようなことについてはどうかというようなことでございますけども、これについては一度研究をしてみたいと思っております。
次に、収集方法でございますけども、現在2週に1回の収集でございますけども、確かに現在のごみのふえ方を見ておりますと、4月、5月比較をいたしますと、約倍というようなことで、これはもちろん4月が少な過ぎたわけで、むしろ5月の方が予定の量に近づいているのかなというような気がするわけでございます。
そうした中で、現在の2週に1回の収集ですと、どうしても場所によっては非常に中のスペースが狭いということもございまして、大変な状況も生まれてきております。そんな中で、ぜひ1週間に一度ぐらいのペースで収集できないかというようなお話でございます。これについては、既に刈谷市さんの方も、かつては2週に一度の収集というようなことでスタートしたわけでございますけども、やはり2週に一度ではとても足らないというようなことで、現在はたしか毎週の収集になっているかと思います。また、岡崎市さんも同様で、途中で毎週の収集に変えられておるというような現状も聞いておりますので、現在のごみの状況を見ながら早急に検討していかなければならないなと、こんな思いでおるところでございます。
次に、袋の大きさでございますけども、私どもは現在45リットルの袋1種類ということでございますけども、確かに刈谷市さんが3種類、それから安城市さんが2種類というようなことで、隣接においては複数の袋を使っているわけでございますけども、私どもはあまりたくさんの種類になると、どうしても在庫管理とかいろんな保管の場所なんかも大変となりますし、この45リットルの七、八割ぐらいを入れていただいて、上の方をぎゅっと縛っていただく、こういう方法がいいんではないかということで、45リットルの袋1種類といたしました。実際、刈谷市さん、安城市さんの担当者の方に聞いてみますと、小さい袋の方はあまり需要がないというようなお話も聞いておりますので、当分はこんな格好で1種類でいきたいなというふうに思っておるところでございます。
それから、色の問題も出ております。色の問題につきましては、確かにぱっと見ますと可燃の袋と同じような感じに見えますので、ぱっと見るだけではなかなか区別がつきにくいというような感じも私ども思っております。これにつきましては、発注の問題もございますけども、できるだけ早く何らかの格好で識別できるような色を考えていきたいと、こんなふうに思っております。
それから次に、手数料の問題でございますけれども、手数料の基本的な考え方、先ほど中島議員さんが言われましたとおりだと思います。ただ、今うちの方の清掃費、それからまた、今回のプラスチック製の容器包装ごみの収集を始めた段階でもかなりの経費がかかっております。そうした中で、できる限りこうした財政の状況を救っていただくというような意味で、何らかの格好で手数料というような格好で市民の皆さんにお願いをしていきたいなというようなことで、3月議会でも同じようなことを答弁しましたけども、そんなふうに思っておるところでございます。
それから、PRの強化ということで、このごみの分別収集が始まる前に、市内のたくさんの箇所で説明会を開きました。実際に物を持っていきまして、大勢の方に集まっていただきまして、場所によっては、ほんとになかなか会場に入りきれないような場合もございました。また、最後には外国人の方にも説明会を実施をいたしましたけれども、ごみの内容を見てみますと、99%はプラスチック製の容器包装でございますけれども、残りの1%ぐらいがまだ違うごみが混ざっておりますので、そうした面では、これからも広報なんかで分別のPRもしていきたいと思っておりますし、また、出前講座なんかで要請があればそれぞれの地区に出かけていって説明会もしたいと思います。
また、リサイクルの関係で、どうもごみがどこへいくのかというのがよくわからないという声もたしかに聞きます。一応説明会では説明をしたんですけれども、そうした場合には、ぜひ私の方、計画をしたいと思いますけれども、それぞれの工場に行って、こういうふうにこのプラスチックごみはなるんだよというような実際の見学会なんかも計画していきたいと思っておりますので、またそのときには御利用いただきたいというふうに思っております。
次に、生ごみの関係でございます。
生ごみにつきましては、かつては補助金の制度が結構厚くて、11年度まではかなりの件数があったわけでございますけども、12年度以降、補助金の額を減らしまして、その関係もあるかもしれませんけども、この辺の申請の件数も激減してきております。そんなことで、ちょっとこの辺の最終的な数字は把握をしておりませんけども、一応11年度は電動の生ごみ処理機が254、それから、12年度は62、13年度は48、ちょっと14年度はまだ把握しておりません。コンポストも31、17、それから、ぼかしの方の39、19、5というような格好で年々減ってきておるのが現状でございます。
そうした中で、この補助金を使ったあとのフォローはどうだというようなことでございますけれども、残念ながら、その追跡調査みたいな格好はしておりません。ただ、当初は珍しくても、やはり何となく面倒くさくなったり、なかなか使い勝手もよくないというようなこともあるかもしれませんけども、少し稼働率は悪くなっているんではないかなというような認識はもっておりますけど、フォローは実際問題のところしておりません。
ただ、私ども生ごみに対する見解といたしましては、ごみの組成率といいますか、内容を見てみますと、紙類がもちろんダントツでございますけれども、それ以外にプラスチック類、それからまた、生ごみ類というのが大変大きな比重を占めておりますので、このプラスチック製の容器包装ごみの分別の定着がしました折には、ぜひ次にこの生ごみの関係の施策を推進をしていきたいと、こんなふうに思っておるところでございます。
次に、事業系ごみの関係でございますけども、先ほど言われましたように、目標年次に現在の48%以内に抑えていくというような数字も目標としては掲げておるわけでございます。ただ、事業系ごみといいますと、基本的には許可業者が収集をしてきて処理をするというようなことでございますので、正確な内容は把握はしておりませんけども、クリーンセンターでは計量器がございますので、そこの中で事業系のごみの量の増減については把握をしております。あと、不燃物処理場の方の関係でございますけども、実際問題、不燃物処理場の方につきましては、許可業者からの搬入というのはないかと思います。恐らく一般家庭から出る埋立ごみが中心でございますので、そこら辺のところでは、この辺のところが持ち込めるのか、あるいは持ち込めないのかというのがちょっと私もはっきりわかりませんけども、何にいたしましても、もう少しこれからははっきりしていきたいというふうに思っております。
それから、知立衛生に依頼をした埋立ごみはどこにいくのかというようなことでございますけれども、先ほど御案内のありましたごみの問題がございまして聞いたところでございますけども、一応埋立ごみにつきましては、半田市の方の業者の方に今搬入をしているというような話をしておりますので、この辺については、そちらの方で処理をされているものと考えております。
それから、ごみの中身でございますけれども、クリーンセンターでは現在、家庭系のごみと、それから事業系のごみと、こういうものが処理をされているわけでございます。家庭系につきましては、路線収集というような収集の形態をとっておりまして搬入をされております。また、事業系のごみにつきましては、許可業者がクリーンセンターの方に搬入をしている状況でございます。
これにつきましては、それぞれ計量のカードがございまして、それを使って、これは事業系のごみ、これは有料になるわけでございます。家庭系のごみについては無料というようなそういうカードを使いまして搬入をしておりますので、そうした中では混載はないと、こんなふうに思っております。ただ、実際現場の方に私の方が行って、これが事業系のごみとか、これが家庭系のごみとかいうような調査は今までしておりませんので、クリーンセンターの話だとか、それから、業者の方で聞き取りをして、そんな把握をしているのが現状でございます。
一応以上かと思います。
○議長(嶋ア康治)
企画部長。
○企画部長(岩田嘉彦)
複数業者による収集業務の検討をということでお答えをさせていただきます。
当市のごみの収集運搬業務につきましては、指名審査会において審査をさせていただいておるわけですが、業者の決定につきましては、地方自治法施行令第167条の2第1項第4号、これにつきましては競争入札に伏すことが不利と認められるものということで随意契約をしておるところであります。
このごみ収集につきましては、やはりごみの収集形態あるいは分別方法、路線の数だとか収集日数、こういうものがいろいろございます。そのために車両の保有あるいは人件費、人の問題もございまして、新規参入する業者よりもやはり業務を執行するのは利便性が高いという形で理解をしておるところであります。隣接します市の中には、地域を分けて複数業者で随意契約というところも聞いておるところでありますが、当市につきましては、面積の問題等いろいろ状況が違いますが、ひとつは研究する余地はあるであろうというふうには理解しておるところであります。
○議長(嶋ア康治)
田中助役。
○助役(田中 勇)
このごみの収集につきましては、かねてから議論のあるところでございますけれども、市と知立衛生との今までのかかわりの中でやってきておると。入札をしていこうという中で、やはり他市の例の中で見ても、例えば刈谷市においても、2つの業者が入っているわけでして、それぞれを随意契約で決められてみえるというようなこともあるわけですね。ですから、そういう例えば刈谷なんか一体的な入札ができるような仕組みだとかいうような形というのが今後やはり研究していく必要があるのかなというふうに思うわけですけれど、御指摘の点、これからの研究課題にしていきたいというふうに思います。
○議長(嶋ア康治)
19番 中島議員。
○19番(中島牧子)
事業系ごみの可燃系のごみの搬入という点で、ちょっと具体的に私は述べさせていただいわけですね。今、答弁では家庭系と許可業者、事業系は許可業者が運び込むということですが、これのカードがそれぞれあって、それを使うんだから間違いはないと。混ざって積み込む混載はないと、業者の聞き取りはないけれども、混載はないというふうに断定をされたんですけど、断定の根拠は何ですか。私、何回もクリーンセンターへ行って搬入される現場もながめさせていただいたし、また、去年の暮れから6月になるまでの記録が10センチぐらい分厚かったんですけども、主なところをずっと見させていただいてびっくりしたという報告をしたわけですけれどもね、例えば時間のことは、先ほど言ったとおりで、不可能ではないかと疑問を感じないわけですかね、あなたは。1時間はかかるという収集業務を終えて、32分に到着するということは、マジックですよね。これはどういうふうにあなたは解釈されるのか、お聞かせをいただきたいと思いますけれども、ずっと見ていてですね、要するに家庭系専用の車両、それから、事業系の許可業者としての専用のカード、車両、さっき台数も言いましたけれども、これがあるにもかかわらず、家庭用の車で事業系を運んだり、または、許可業者の事業系の車で家庭用のものを運んだり、そういうデータも出てくるんです。これは、カードはないわけだから、どうしてこれができるんですかと、コンピュータ処理されて。これは、運転手さんが、事業系の車ですけれども、家庭系ですよというふうに口頭でおっしゃれば、手入力で家庭系と、本当は許可業者のナンバーの車なんだけれども、家庭系と打ち込んで、その処理をすると、こういうこともやっている。だから、出てくるのは登録どおりの車両が使われるということよりも、随分それも入り乱れた使い方がされているという実態がわかるんですね。非常に入り乱れている。そこのところを私は、先ほどは全然調査したことがないとおっしゃったけれども、一度見ていただきたいと思うんですね。
それから、ことしの1月から6月までずっと調べて、1番と2番目に入る車をずっと調べたんです。要するに、早い時間に入る車、その3割が家庭系でも事業系でもいい両用型の車が3割使われております。家庭系の車で運んでこないんですよ。家庭系専用の車がロータリーローダー車は9台あるんですね。専用の車が登録に9台あるにもかかわらず、1番、2番で搬入されてくる車の3割は両用型の車で搬入されている、こういうこともデータでわかりました。これは、単なる状況的なことですので、これが中身が偽りであるという断定は私はするものではありませんけれども、状況として、いかにもおかしいとは思われませんか。このような状況について、どう思われるのか伺いたいと思います。
調べたことはないと、こういうふうにおっしゃいましたけれども、収集運搬、この仕事を委託をしているということは、その運搬したものを運び込むクリーンセンターでの搬入というところにまで責任を持ってもらうということではないんですか。これは明らかにしてくださいよね。だったら、そこを調査する義務が担当にもあるんではないか。毎日毎日やるということができるかどうかわかりませんけれども、チェックできるシステムがきちんとされなければならないというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。まぎらわしいような搬入のされ方ができるというシステムを見直すということをきちんとやるべきだと思うんですが、いかがですか。
市民から、どうも事業系のごみを半分入れたまま家庭系のごみをすすっと回収して、いち早くクリーンセンターまで行ってしまうというような疑問が出ているんです。そういうことを私、見てきたら裏づけられるのかなというふうにも感じました。だから、委託業者に対するあとは全部お任せでね、最後はそのごみがどこへ行こうと知らないというそういうことは、市としてはあってはならない無責任な態度だというふうに思うわけでありますけども、この委託ということに対する市の責任をもう一度明らかにしていただきたい。
そして、随意契約でなければなかなかやりにくいということで、企画部長からもお話がありました。確かにそのとおりだと思うんです。ですから、多くの市が随意契約をしているかなと、こういうふうにも思いますけれども、少なくとも刈谷市のようなクリーンな感じで契約されていればこのような疑問は起こらないわけですよ。2社であるということ、また、事業系一緒にやってない業者だということからね、こういうような問題は一切出てこない。二枚看板であるなら、どういう歯どめをきちんと担保するのか、そのことも明確にこちらの方針として持たなきゃならないと思いますし、地域を分けて2業者がより収集をうまくやっているという競争、変な競争していただかなくていいんですけども、やはりそこには相手を意識しながら、きちんとした仕事をしようというプライドをもって競争するというような形があってもいいんじゃないですか。単純な競争入札というものがあわないならば、少なくとも地域で2社分ける、こういう形でもいいんではないか、このように思いますので、この点では従来からの私どもの提案でありましたけれども、このような不明朗な事態が指摘を市民からされたということで、私は、はっきりさせるべきだというふうに思うわけでありますが、この点の検討をしていただけるかどうか、市長にもきちんとお答えをいただきたい。基本的なことですから。いかがでしょうか。
市の基本計画の中ですが、この中で、先ほど冒頭に述べましたけれども、処理がどういうふうにされたのかをね、最後届け出をするような制度を検討するというふうにありましたよね。これはどういうふうですか。先ほど質問したけど答弁なかったんですよ。この基本計画で書かれていることについて、どの程度検討しているのかということを私は述べたわけですけども、全然返事がない。産業廃棄物について言うと、マニフェストという仕組みがとらえておりますね、法律で。業者が出した産業廃棄物をどの業者が中間処理業者へ持って行って最終処分はどうなったんだという8枚つづりでその行方が全部わかるようなマニフェストという仕組みを今は法律で義務づけられております。私は、そういうようなイメージでね、知立市も事業系の一般廃棄物等についてもやっていくのかなとこの基本計画を見て思ったわけですが、そういうことではないんですか。部長、基本計画に書かれているその点ちゃんと意識しておられますか。この点をお答えくださいね。
事業者からのごみの処理についての届け出制、資源化をどうするのか、減量をどうするのか、処理はどうするのか、この届け出制度を検討するってこの基本計画にきちっと明記してありますので、これがあるならばね、大分その辺がすっきりするんではないか、こういうふうにも思いますので、事業系のそのようなごみを減らすという大きな目標を持つ意味でもそれは必要ですし、適正な処理がされるという意味でも必要ですし、この届け出制というものを私は条例の中できちんと位置づけたらどうかというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。
それから、埋立処分のことで山屋敷の方では一切受けないと。知立衛生は、半田にある埋立場の方に全部持って行っているんだと、これは事業系の埋立ごみはそこへ持って行くと、これは調査をどのように行ったんですか。町内から、集積所から、周辺事業者から出されるごみ、これは市民のごみとして無料で引き取るという現在の状況は、そのままでいいのかどうか、これについても答えをいただきたい。
刈谷市は、事業系可燃ごみを登録制で毎月このぐらい出ますという登録制でクリーンセンターの方に処理料を支払う、こういうことをやっておりますね。知立市民でもやっております。埋立ごみについても、刈谷市は同じように申告制度でやっていらっしゃって、地域収集でそれを受けているんです。こういう方法もあるのかなと思いますけれども、埋立場が残りわずかなので、知立の場合は、事業系は一切お断りという方針をとるのか、刈谷市のような方法でいって受けていくのか、この点については、先ほどよくわからないという担当部長の答弁でありまして、大変事業系のごみの受け入れという通告をしている以上、私はそういう答弁はいただきたくなかったわけですけれども、やはりその辺は、少なくともこの質問の中で明らかにしていただきたいと思うんです。受けるんならば処理の手数料が要るし、これもないですからね、受けないなら徹底してほしいし、この点をきちんと明らかにしていただきたい、このように思います。
それから、プラスチック系のごみの問題から他の減量の問題ということで再質問いたしますけれども、51カ所の集積所で4カ所は大変困難だということでありまして、場所をふやすことを考えているけれども、確保が難しい、こういうふうに言われました。今のままだと若い方でも車でどんどん持ち込むという状況があります。車の持ち出しを前提にした集積所が正しいかどうかですね、いろんな意味で、この点についての考えを伺います。
地域の実情の中で設置されているので、あまり口出しはできないというようなニュアンスの答弁もありましたけれども、今のままでは車での持ち出しが条件になっているところありますけども、このままでいいのかどうかですね。私は、もう少し身近なところでなければ高齢化、こういう社会の中では無理が出てくる、こういうふうに思いますので、場所の確保については公園や、また公的な場所、目的に支障のない範囲で提供をして増設するという方向で私はどんどん計画をつくっていただきたい、このように思います。これも年次的に計画をすればいいと思うんですね。先ほど言った4カ所、5カ所、非常にたくさん集まっているところについては、大至急計画をすべきではないかと思いますが、この先ほど言いました5カ所、計画はありますか。
また、収集方法については、週1回ということで考えていくと、こういう方向はもってみえるということですのでね、それも含めて集積所の大きさ、今後の見直し、これは十分に検討をしていけばいいというふうに思うわけであります。
ごみ袋の代金問題については、ごみの経費がかかるからということで一貫した態度を変えておられないですけれども、手数料の本来の姿から逸脱したということについては矛盾のままいくんだと、これでいくんだというこういう答弁でしたね。私どもは、多量ごみについては有料化でいいじゃないかと、こういうふうに考えておりますので、そういうことをさらに検討していただくようお願いをしたいと思います。
生ごみの堆肥化については、プラスチックの定着があってからというような言い方でありますけれども、プラスチックの収集で今、熱が上がっている最中に私は何からの取り組みを始めてもいいんじゃないかと。例えばシルバーセンターですね、あそこでは、ぼかしの菌をいかにしたらできるだろうかといって大変研究をされて、あそこで実践をされておりますので、ああいう皆さんに正式にコンポストアドバイザーみたいな形で指導をしていただけるような体制をつくっていただくと、町内へ出向いていただいて、指導していただくと、こういうことができますよという体制をとったらどうかなというふうに思いますが、その点はいかがでしょうか。これはそんなにお金かからなくてもできる、こういうふうに思いますので、ぜひ進めていただきたい。
コンポストについては、今まで補助をしたけれども、その行方はどうなっているのかさっぱりつかんでいない、こういうふうにおっしゃいましたが、こういう補助金の出し方は問題があるのではないか、こういう立場から私は、コンポストアドバイザーなどの提案をさせていただいているわけであります。何度も何度も言わせていただいているわけですが、大きなごみ減量につながる施策になるという確信のもとに私、提案をさせていただいておりますので、ぜひ前向きに早急に取り組んでいただくことをお願いをいたしまして2問目を終わります。
○議長(嶋ア康治)
永田市長。
○市長(永田太三)
御指摘の点、ごみ収集業者の違法性について大変驚いておりますが、まさかというふうに思っております。
何にいたしましても、こんな疑惑は許されることではありません。しかるべききちっと解明をさすべく仕事の指示をしてみたいと、こういうふうに思います。
○議長(嶋ア康治)
市民生活部長。
○市民生活部長(兼子弘高)
まず、混載の問題でございますけども、確かに1つの車でカードという有料のカード、無料のカードがあるわけでございますけども、そういうものをどう使うかによって可能性はあるわけでございますけども、結局最後のところは企業モラルにいきつくわけでございます。
ただ、システムの中でどういうふうに改善をしていけば少なくとも現在よりも少しでも明瞭になるかというようなことで少し研究をしてみたいと思っております。
それから、処理の関係で届け出でございますけども、各市も恐らくいろんなことの中で対応していると思いますので、各市の経験を聞きながらも明確化を少しでも図っていきたいというふうに思っております。
それから、先ほど知立衛生の埋立ごみはどこで確認をしたのかというようなお話でしたけれども、今回の問題の中で聞きましたところ、そういうような御返事がございましたので、埋立ごみについてはそちらの方へ持って行っているんだなというようなことで把握をしてわけでございます。
それから、ごみの出し方の問題の中で集積所の整備でございますけども、やはり市民の中にある集積場所というのは、基本的には車ということではなくて、やはり歩いてという言い方もおかしいんですけども、身近なものを使って割りと簡単に出し入れできるようなそんな場所が一番ふさわしいかと思いますので、車での搬入というのは基本的にはよそに置いておいて、できるだけ簡単な方法でできるような身近にある集積場所を整備していきたいというふうに思っていうふうに思っております。
また、先ほどほんとに困難な場所も何カ所か行ったわけでございますけれども、現に現在設計を起こしているところもございますで、予算の中で少しずつ整備をしてきたいというふうに思っております。
それから、ごみの有料化については前にも述べましたとおりでございますので、しばらくはこんな格好でごみの方の費用に助けていただきたいというふうに思っております。
それから、ごみのアドバイザーの関係でございます。確かにシルバーさんではそういう実績がございますので、どういったことがこれからその人たちを活用してできるか、また検討してみたいと、こんなふうに思っております。
○議長(嶋ア康治)
これで19番 中島議員の一般質問を終わります。
ここで10分間休憩いたします。
午後4時36分休憩
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午後4時46分再開