○議長（嶋﨑康治）
次に、ごみ処理・環境対策特別委員会の中間報告を求めます。
ごみ処理・環境対策特別委員長、12番 早川議員。
〔ごみ処理・環境対策特別委員長 早川輝好登壇〕
○ごみ処理・環境対策特別委員長（早川輝好）
それでは、ごみ処理・環境対策特別委員会の中間報告をさせていただきます。
第１回の会議は、平成14年11月19日火曜日午前10時より第１委員会室にて委員９名、欠席２名で開催しました。平成14年度清掃事業の概要について、プラスチック製容器包装の分別についてを議題に協議をいたしました。
その後、豊明市栄町高根、中間処理施設・中西商店、東海市東海町の新日本製鐵株式会社のプラスチックリサイクルセンターを視察しました。平成15年１月27日から28日の２日間にわたって福岡県大野城市へ広域連携による可燃ごみの処理、ごみ減量とリサイクル、エコオフィス推進計画について、２日目、大牟田市ではエコタウンプランについて民間活力の活用、事業の運営方針、事業性についてを視察いたしました。当市としてもごみ減量、環境、清掃事業に対しての対策について大変参考になりました。
第２回は、平成15年５月19日月曜日午前10時より第１委員会室にて委員全員出席のもと開催し、プラスチック製容器包装ごみ収集についてを議題としました。ここで２回の特別委員会について、その主な内容を順次報告させていただきます。
第１回目は、当局から14年度清掃事業の概要とプラスチック製容器包装分別について資料をもとに説明を受けました。知立市が一般廃棄物として収集したごみの流れ、特に家庭系一般廃棄物について説明を受けました。アルミ缶、スチール缶については、直接業者の方へ市が委託、年間トータルで200万前後の収入がある。ペットボトル、瓶関係では業者委託、透明とか茶色が無償、青色、緑色については有償で再商品化、古紙類は業者委託でダンボール関係は逆有償で回収、家電４品目は現在、郵便局ですべて手続ができるよう事務改善をしました。
年度別の可燃ごみ収集量では、11年度3.3％、12年度3.3％、13年度では3.8％、13年度に対し全体の19.7％の増加、年々ごみの内容、人口増加の関係で５年間に19.7％のトータルで増加である。
可燃ごみの組成率の中で一番多いのは、紙類が39.76％、次に、生ごみ類28.17％、木、竹、わら類が9.69％、プラスチック類8.39％、ゴム、皮製品については2.3％、金属類1.5％、ガラス類については0.8％、陶器類、石類0.4％で不燃ごみ収集量で粗大ごみの関係では、９年度から10年度にかけて55％の減、11年度39.1％減で、12年度では32.7％増、13年度では15.4％増加している。家電４品目では、13年度は301個、Ａグループ、Ｂグループへ集め搬出したこの中には不法投棄のもの38個も市の負担で処分した。
不燃物処理埋立灰搬出実績は、10年度100トン、11年度4,000トン、12年度1,000トン、13年度1,500トン、14年度3,000トンの灰を搬出している。残余容量として若干ふえている。衣浦ポートアイランドが搬出をとめられた場合、どうなっていくかというと、約７年から10年の期間しか第２不燃物処理場はもたない。直ちに来年度からでも構想を練っていかなくてはならないと考えていると当局の説明がありました。
また、委員からは組成率をどのように調査したのか、一生懸命減量しても人口の伸びがあるということでふえると言わず組成率を分析し、１人当たりの生活ごみを研究していただきたい。生ごみ堆肥化事業補助金の削減で導入が減ったが復活できないか、布類については第１不燃物処理場で受け付け、その先のリサイクルと、あまりＰＲが行き届いてはいないが等々の質問がありました。主な答弁は環境組合で１回集めたごみをそのまま分析し、どのぐらいの量が入っているのか重量をはかって、それで組成率を出している。分析ですが、社会的な情勢の変化、屋外焼却禁止とか社会的状況があり、今後、年度ごとの資料をつくって研究していきたい。生ごみというのは、クリーンセンターの現状なんかを見ていると解決しなければならない問題だと認識している。生ごみ処理機補助金制度があるとかないとかではなく、市民の方が生ごみという認識を新たにしていただくのが一番大事だと思う。全体的に財源との絡みの中で研究していきたい。
布類については、岡崎の古紙回収業者が布専門で扱っている。例えば年間100トンを持っていけば20トンはリサイクルに回らないものが出てくる。年間２割以内戻ってくるものについては、焼却施設へ送る。もう少し処分先が広くとれるとか、リサイクルにしていただける先が広くなれば大々的にできると考えている。
次に、プラスチック製容器包装の分別について当局の説明を受けました。西中地区では、この件に関して、分別のテスト中ということで２回収集した結果の内容について説明がありました。西中町の実施世帯数、人口として342世帯、1,101名、集積場の数２カ所、西中苑南世帯数130、西中第２公民館前に212世帯で、実際に収集した方法として個別収集を行いました。
第１回目の試行日には、西中苑70袋、うち62個回収し、８個を警告書を張って未回収、西中第２公民館前78袋、うち65個を回収、13個を異物が混入で警告書を張って未回収。未回収の分については翌週回収した。
第２回目の西中苑地区75袋、西中第２公民館前85袋という実績で、２日間の合計総重量214キロ、人数で割ると194.37グラム、１人当たり２週間で１日で13.88グラム、世帯数では625.73グラム、１世帯では１日当たり44.70グラムの量の報告があり、45リットルの袋がほとんどが満杯であった。市民の排出については、不燃ごみ収集日の月曜日、水曜日で第１、第３曜日の２回を考えている。十分間に合うと思う。
委員の質問について、現在トレイをスーパーで回収しているが、引き続きやっていくのか。トレイの色、柄つきとポリ袋、ラップ類について、また、発泡スチロールの大きなものを壊して中に入れる方針であるが、大きなものについては今までどおりにできないか。ペットボトルの表現の仕方が誤解を招きそうであるとの問いに、スーパーの方ではサービスとして実施している。ごみの減量にもなるので引き続きお願いしていく。トレイは、色つき、柄つきもよい。ラップについては、使用用途が違えば取り扱いは違ってくる。ペットボトルについては、誤解を招くおそれがあるので、資源ごみに関し強調し工夫をする。発泡スチロールは、一度研究するとの答弁があり、午前11時48分終了いたしました。
第２回目は、平成15年５月19日月曜日、第１委員会室にて午前10時、委員全員出席のもと開催いたしました。
協議事項として、プラスチック製容器包装ごみ収集について協議を行いました。当局より資料に基づいて説明を受けました。
４月分の実績については、２万674キログラム、燃えるごみが97万4,820キログラムで、燃えるごみに対し2.1％の割合で前年４月の燃えるごみが123万2,580キログラムの収集で比較すると非常に減っている。各町内で４月２日袋数で722袋、742キログラム、４月７日4,626キログラム、４月16日6,080キログラム、４月23日9,226キログラムで分別内容が周知され非常に多く集まっている。
中間処理施設での持ち込まれた内容では、99％が正規のプラスチック製容器包装ごみであった。中間処理については、４月初めに入札を行い、１トン当たり４万3,000円中間処理でかかっている。99％のプラスチック製容器包装ごみ、商品化ということでリサイクル協会の方へ送付され基本金額としてトン当たり７万6,000円かかる。市町村の案分として、そのうち９％、トン当たり6,840円がプラ再生化商品委託料としてかかっている。今現在、477トンの予算化を行っている。
収集の周知方法ですが、パンフレットの作成、ポルトガル語、英語、中国語版を作成し、必要なところに配布し、知立市ごみ出しカレンダーについても全戸配布し、広報でＰＲも行い、住民説明会を実施し、回数34回、参加人数3,277名、全市民の5.1％であった。
委員からの質問に対し実際の負担割合９％で予算を組んでいるが、範囲内でおさまるのか、集積場が狭いところが多く、人口と集積場の分析をすべきではないか。集積場が遠い関係も問題である。店頭回収の拡大、協力を一層お願いしていく。答弁では、毎月40トンの計算で12カ月をかけて480トンの集積量があり、予算上１人20グラムの排出量と計算し、477トンの年間排出量で３トンの差になっている。現状でいけば予算内でおさまる。集積場の数の拡大、場所については毎年予算を組んで、予算内で各町内会と打ち合わせをしながら行っていく。店頭回収については、従来どおりお願いしていく。トレイ、発泡スチロールについては、独自回収、独自処分を行っていただいている。どんどんお客さんの協力をしなさいということはやっていただいている等の答弁があり、午前11時18分に閉会いたしました。
これで、ごみ処理・環境対策特別委員会の中間報告とさせていただきます。
〔ごみ処理・環境対策特別委員長 早川輝好降壇〕