○議長(三浦康司)
挙手全員です。したがって、諮問第3号人権擁護委員候補者の推薦についての件は適任であるとすることに決定しました。
この際、日程第7、議案第60号市の境界変更についての件から、日程第19、議案第72号平成15年度知立市介護保険特別会計補正予算(第3号)までの件、13件を一括議題とします。
提出者から順番に提案理由の説明を求めます。
永田市長。
〔市長 永田太三登壇〕
○市長(永田太三)
それでは、ただいま議題となりました諸案件につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
議案第60号市の境界変更についてであります。市の境界変更をする箇所は、本市北部、国道419号線沿いの高岡土地改良区による土地改良事業が施行されている駒場八橋地区であります。事業面積は8万5,000平方メートルで、平成16年度に面整備を完了する予定であり、この新しい区画道路、水路及び国道419号線により、豊田市と知立市との境界変更をするものであります。
次に、議案第61号市の境界変更に伴う財産処分の協議についてであります。議案第60号による市の境界変更に伴い、知立市から豊田市に編入する区域の財産は知立市に、豊田市から知立市に編入する区域の財産は豊田市に帰属するように協議するものであります。
次に、議案第62号知立市事務分掌条例の一部を改正する条例については、現行の組織機構を見直し、第5次総合計画の策定を踏まえ、地域活動、市民活動の支援体制の充実と推進を図ること、また、厳しい財政状況が見込まれる中、計画的な行政運営や行政改革の着実な実施など、総合調整役としての機関である企画部の再編を柱とした見直しをするものであります。
次に、議案第63号知立市乳幼児医療費支給条例の一部を改正する条例については、乳幼児医療費の無料化について、平成15年7月1日より対象年齢を県の補助制度に1歳上乗せし5歳未満児とし実施しておりますが、少子化対策と福祉の増進を図るため、平成16年4月1日より小学校就学前までに拡大するものであります。
次に、議案第64号知立市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例については、プラスチック製容器包装ごみの分別収集に伴い、指定袋のサイズ、小30リットルを加えることにより、その処理手数料の額を改正するものであります。小30リットルは1枚10円として、平成16年4月1日から施行するものであります。
次に、議案第65号知立市有料駐車場条例の一部を改正する条例については、今回、知立市有料駐車場対策協議会で審議いただき、有料駐車場の24時間営業及び周辺の民間有料駐車場と同等の駐車場料金等に改正するものであります。
内容としては、自動車駐車場、自転車駐車場、駐輪場とともに24時間入出庫を可能とすること。自動車駐車場の使用料を最初の30分までは50円とし、以降1時間ごとに150円とする。ただし、24時間までごとに1,200円を上限とするものであります。また、24時間化に伴い、駐車場管理機器による対応と利用拡大を図るためプリペイドカードの販売をするものであります。
次に、議案第66号愛知県市町村職員退職手当組合規約の一部を改正する規約については、平成15年8月20日から赤羽根町を廃し、その区域が田原町に編入され、同日、田原町が田原市に改められたこと及び平成15年10月1日から北設楽郡稲武町の区域が東加茂郡の区域に変更されたことにより組合規約を変更する必要があるためであります。
次に、議案第67号平成15年度知立市一般会計補正予算(第4号)については、歳入歳出それぞれ3億1,348万9,000円を増額し、総額を165億4,789万4,000円とするものであります。
歳入の主なものは、固定資産税1億1,452万7,000円、生活保護費に係る国庫負担金5,461万1,000円、土地取得特別会計繰入金1億1,796万5,000円、臨時財政対策債5億5,600万円を計上しました。また、財政調整基金繰入金4億5,448万円を減額することといたしました。
歳出の主なものは、総務費では地震防災対策として庁舎内の備品転倒防止用資材の購入並びに各公共施設のLPガスボンベ等転倒防止及びガス漏れ防止対策を講じることとしました。
また、庁舎内での受動喫煙を防ぐため喫煙室の設置、市税の滞納整理事務を強化するため、元国税庁職員を臨時職員として採用し、増加傾向にある市税滞納額の縮小を目指すこととしました。
また、民生費では地震防災対策として高齢者や障害者世帯の地震時の家具転倒防止対策を行うこととしました。また、増加している生活保護の実態から扶助費を増額することとしました。
衛生費では、プラスチック製容器包装ごみを収集するための30リットルサイズのごみ袋を作成する費用を計上しました。
土木費では、土地取得特別会計で先行取得していた新林町地内の公園用地及び土地開発公社で先行取得していた上重原町地内の道路改良用地4カ所、河川改良用地1カ所などの購入費を計上しました。
教育費では、地震防災対策として義務教育施設、生涯学習施設の備品類転倒防止対策、知立小学校倉庫新設、中央公民館給排水管等取りかえ、福祉体育館での受動喫煙防止のための喫煙室設置、昭和グランド整備などの費用を計上しました。
公債費は、後年度負担軽減のため繰上償還可能な市債のうち利率の高いものの繰上償還をするためのものであります。
次に、議案第68号平成15年度知立市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)については、歳入歳出それぞれ2億9,134万6,000円を増額し、総額を37億9,761万6,000円とするものであります。これは、療養給付費等の増高に伴う必要額を計上したものであります。
次に、議案第69号平成15年度知立市土地取得特別会計補正予算(第1号)については、歳入歳出それぞれ1億3,000万1,000円を増額し、総額を1億4,746万7,000円とするものであります。これは、市債で先行取得した新林町地内の公園用地を一般会計へ売却するに当たり、市債の未償還残高を繰上償還するとともに、購入時に基金から繰り入れた事務費の精算及び購入時から現在までの市債の償還費用として一般会計から繰り入れた額の精算をするものであります。
次に、議案第70号平成15年度知立市老人保健特別会計補正予算(第2号)については、歳入歳出それぞれ8,081万9,000円を増額し、総額を34億4,503万6,000円とするものです。これは、医療給付費の増高に伴う必要額を計上したものであります。
次に、議案第71号平成15年度知立市有料駐車場事業特別会計補正予算(第1号)については、歳入歳出それぞれ954万9,000円を減額し、総額を9,341万1,000円とするものであります。これは、一般会計繰出金の減額を行うとともに、照明機器の増設工事費、24時間営業に向けた管制機器借り上げ及びプリペイドカード作成費用を計上したものであります。
次に、議案第72号平成15年度知立市介護保険特別会計補正予算(第3号)については、歳入歳出それぞれ184万6,000円を増額し、総額を14億7,582万円とするものであります。これは、国庫補助金を活用し事務の作業環境整備を行うものであります。また、施設介護費から居宅介護・居宅支援費への組み替えを行うものであります。
以上、それぞれ御説明申し上げましたが、どうかよろしく御審議の上、御可決いただきますようお願いを申し上げまして提案理由の説明といたします。
〔市長 永田太三降壇〕
○議長(三浦康司)
これで提案理由の説明を終わります。
―――――――――――――――
○議長(三浦康司)
以上で、本日の日程は全部終了しました。
本日は、これで散会します。
午前10時25分散会
―――――――――――――――