○議長(三浦康司)
ほかに質疑はありませんか。
23番 本多議員。
○23番(本多正幸)
私も議案第62号について、若干お尋ねをしておきたいというふうに思います。
今やりとりがございましたけれども、なぜ機構をさわっていく、変えていくかというところが、いわゆる基本中の基本は、いかに行政が質の高い市民サービスができるように、それが可能な限り最大限市民サービスができるようにということが私は基本だと思うんですよね。先ほどそういう言葉がなかったけれども、そこを中心にして、そして、今お話があったような、いわゆる人事というのは財政よりも基本中の基本でね、人事の失敗がサービス低下を招くと。あるいは今、論議あったような身体の不具合を招くということにつながってくるわけでしてね、大変重要なことだなというふうに思います。
そして、今回一口に言えば、戻ったという言葉を余り使いたくないんですけれども、いろいろとやってきた、いろいろと研究をしてきたその結果、3年前の形がベターだなということに落ちついたと、私はそういうふうに考えておりますね。そういう点で、やはりまず一言聞きたいのは、この機構改革は何のためになされたのかと。最大の市民サービスが可能な人事配置、機構、そういうものを目指して今回やった結果が、従来型に落ちついたというふうな見方でよろしいのかどうか、まずこの点だけお伺いしておきます。
○議長(三浦康司)
企画部長。
○企画部長(岩田嘉彦)
今、御質問いただきました内容ですが、前御質問者にもお話をさせていただいておるところでありまして、何にしましても、私どもが機構改革と言いますと、その時代、時代に合った機構というものが必要であるというふうに思っておるところでありまして、確かに、13年4月1日にはそれらの機構につきましてコンサルを入れて見直しをしてきたということでありまして、そのときの目的と言いますか、機構の改革の方法につきましては、その時点でそれでベストであるというふうにやってきておるというふうに理解しておるところでありますが、やはり状況等が変わってまいりましたし、今回御質問にもありましたように、市民サービスと言いますのか、市民に対しましては、総合計画等を今回策定しまして、できるだけ市民の方々に市の計画等に参画できるような方法をつくりたいということを大きく考えておりまして、それのために地域振興課という形で今回つくらせていただきまして、地域の方々のコミュニティ活動、あるいは町内会を初めとしました地域の方々の活動にどうしても支援をしていきたい。防災等を含めまして、地域の皆様の活動が今後非常に重要であるということでありますので、その点を今回は強く出して機構改革をさせていただいたということで御理解いただきたいと思います。
○議長(三浦康司)
23番 本多議員。
○23番(本多正幸)
そういうことでやっていただいたというふうに思うんですけれども、冒頭に企画部長は、くどいようですけども、前回の次長制度、そして今回の総務部、市民生活を市民部として、総務部をまた復活させるということで、そのことについて、結局は地震対策ということがぱっと言葉に出てきて、そんなものは、きのう、きょう始まったことじゃないものですからね、私は、そういうことを冒頭に部長がおっしゃるというのは、次長をつくったときに前任者の野畑さんがひいひい言ってということも、もちろん我々議会も全部聞いていますし、そういうことで制度が新たにできたわけですけれども、それよりも何よりも、今の方がもっともっと強いていうならば、広域連合、消防の、このことによってどういうふうに変わったかということにつながっていくんですよね。
そこで私がちょっと伺っておきたいのは、今、広域連合、永田市長が広域連合長なんですが、広域連合の庶務、そして、今回改正前の企画部での消防団に対する取り扱い、これがふくそうしておる。消防と企画部とがふくそうして、面倒見るというとおかしいけれども、そういう部分がありまして、会議がありますと消防署の庶務と消防団に関する事項、事務分掌条例ありますから、それから、企画部にも同様のものがありますね。出ていって会議に参加されておるようですけれども、現実論として、先議会もそうだったけれども、4月広域連合発足ですから先議会のときも、私は林次長さんに消防団関連のことを若干質問させていただいたんですけれども、結局答え切れない。当然ですよね。今までやってないことを、1回、2回会議に出たぐらいですべてが把握できるものじゃありませんので、そういう点からいくと、今私は、4個の消防団があって、消防団の皆さん方によく聞くんですよ、私みずから。火災出動やいろんなことに当たっても、どうも命令で動いていくわけですので、組織上ね。消防団に関することが、どうもこっち側の本庁の3階も出てきて一緒にやっていることそのものにちょっと違和感がある。そういう言葉をよく耳にするんですよ。
具体的に言いますと、例えば、今消防団、第1分団の詰め所、移動せないかんなと、新築移転と。どこがいい。それが私、消防団の分団長に聞きましたよ。会議に参加して場所がおおむね決まってきたのかということを問うたときには、いや、私たちは会議に参加しておりませんと。それじゃあ、だれが決めるんだと。消防署です。広域連合の知立市消防署が決める。それじゃあこちらは何ですかと。会議には出ていますよ。しかし、広域連合消防署が決定権を引っ張っていて、ここでいいんじゃないのかと、こういう答えを安易に出してくる。私は、その中に、いつも言うように、そんな重要なことが、消防団の団員探しも各区長さんにお願いして苦労いただいておるのに、そんな重要なことが地域の皆さん方に何の相談もなくできていってしまう。まだ決定じゃないかもしれませんけどね、話がどんどん先行していくことに、せっかくここに企画部の担当が入られておるならば、こういうことは本庁として地域の皆さん方の意見も聞かないかんのじゃないのかということを言える立場にあるわけですよ。それは言わない。しかし、消防団は両方ともが見ているというややこしい組織上のスタイルになるということを思うんですけれども、企画部長は、そのことについてどう思われるか伺っておきたいのと、それから、もう一つは、これは広域連合長に聞かなあかんのかもしれませんが、5市が消防署、安城市消防署、碧南市消防署、各消防署が消防団を今までどおり把握をし、すべてを見ておるのかどうか。あるいは、知立市のようなスタイルで企画部とか総務の中の防災担当が加わってやっておられるのかね、消防団に関して。これは、何でこんなことを私が言うというと、広域連合をつくるときに、消防団に関しては今までどおりですねという確認をさせてもらったんですね。消防団に関しては、今までどおりだという答えがありましたので、そういう点からいくと、何となく思いとは違うような気がしてならんわけですけれども、その点について、各市の状態と今後、私は、ぜひ消防でいいですよ、消防署で、事務分掌ありますから、消防団に関すること。だから、3階の方は防災やってもらえばいいんですよ。消防団のことについては、消防署できちっと対応していく、これが一つの一本の流れということで、一番気持ちよく私は団員の皆さん方も活動できるんじゃないのかなというふうに思うんですけれども、人事機構の点でどういうお考えを持っておられるかお聞かせください。
○議長(三浦康司)
企画部長。
○企画部長(岩田嘉彦)
今、広域連合の関係だとか消防団の関係のお話がございました。
確かに、組織的に私も詳しく、申しわけございません、内容を理解しておるところでございませんが、何にしましても、組織としてお互いにスムーズに進めていくということが一番大事であるというふうに思うわけでありまして、確かに、消防団につきましては連合というお話もあるわけですが、市の方としましても、消防団は今、市で面倒を見させていただいておるということもございます。組織上の問題もございますので、今後につきましては、できるだけそのあたりを、5市関連がしてくるというふうに思いますので、よくそのあたりにつきましては、研究をさせていただきたいというふうに思います。
○議長(三浦康司)
企画部次長。
○企画部次長(林 義弘)
御質問者の消防団の取り扱いでございますが、確かに、広域連合が発足する時点の基本的な認識については、私も消防団というのは基本的には従来どおり消防署において基本的な事務は見ていくというのが基本的な認識でございました。
ただ、消防団の設置条例につきましては、各市が持っておりますので、その市が消防団にかかわる任命、あるいは予算措置、そうしたものはそれぞれの市において行っていくわけですので、連合の消防署と防災の消防団を所管する課というのは、常に連携を保ちながら、そごのないように行って、消防団の皆さん方には、そうした問題がないように常々心がけておるわけでございますが、残念ながら、御質問者の言われるような問題も若干ではありますが出てきているというのが実態でございます。
実態としては、消防署には庶務消防団係というのが係として設置をされ、その分掌に当たるということになっておりますし、私どもとしては予算、あるいは人事面等においては、私どもが市によって設置をされておる消防団でございますので、そこを所管していくということでございます。
この点につきましては、5市の防災担当課長会議等においてもこういう問題は提議をされておりますので、今後こうしたところで十分連携をとりながら、消防団の皆さんには不便をかけないように我々としても連携をとりながらやっていきたいというふうに考えております。
○議長(三浦康司)
23番 本多議員。
○23番(本多正幸)
財政面からいくと知立市ということになるわけですけれども、仕事上、防災はいつ起きるかわからない地震対策等に備品の準備をしたり、いろんな訓練等を含めて、そういう備品確保なんかをやっているわけでして、消防団というのは、日々起きておる火災出動が主な任務で、もちろん訓練もありますけども、そういうことで出動するわけですけど、今までの消防署と団の一体感というのかな、そういうものが広域連合後、少し疎遠になっておりはせんかと。そういう私が心配するのは、これは団員からの意見を聞いた中でそういう感じがするわけですね。広域連合になったから、知立市じゃないだと。広域連合も一つ自治体ですわ。そこら辺に考え方の中で、これは別に野畑消防長が悪いとかそういうことじゃなくて、そごもやや生まれてきておるなという感じがいたしますので、今、部長も次長も、林次長だってね、正直言って消防団についてここで一般質問やったって、なかなか一遍聞いてみなわからんことがたくさんあると思うんですよ。だから、そういう面からいくと、消防署、広域連合のことについては広域連合議会で質問すればいいんですけれども、消防団に関して質問するときに、本会議ではなかなかどなたが答えてくれるのか、あるいは委員会へ行ってもメンバー一緒でありますので、そうなると、消防署のだれか来てもらって委員会ぐらい出てもらわなあかんのじゃないのかと、消防団に関する質問があったときにそういうことになってくる。
だから、私は、それならそれで広域連合にお願いをして、1名派遣してくださいと。議会中、委員会だけでいいからとかね。そうなると、きちっとした消防団に対する対応や質問を我々もできるわけでして、したがって、私は、もう少し広域連合の知立市消防署がきちっと団を把握をして、今までどおりの面倒を見ていっていただきたいなということを心配しながら思うわけでして、ぜひその辺については、次長、今言われましたけど、一体感を薄れさせないようなそういう消防署に行動というのか、発言も含めてやっていただきたい。ぜひこのことをお願いしておきたいというふうに思います。
それと、先ほど申し上げました1分団の詰め所の関係、消防署が決めきっておるがなという話も漏れ伝わってくるわけですけども、私は、例えば1分団でいきますと7つの行政区が管轄ということになっておりますので、これは一遍、区長さんたちも集まっていただいて、どの位置が一番いいのか、機能的にもですよ。それから、団員の思いもあるんですよ。分団長なんかに聞きますと、消防署の隣というのは、ちょっとねと。ちょっとねというのはどういうことかというと、団は地域に根ざしたそれぞれの組織であって、これからもそうありたいと。消防署の監視下、監視下という言い方は失礼だが、隣にあって、何か消防署と一体、それこそそういうときだけ一体みたいな感じでおることそのものが消防団の意欲や活力というのか、地域に根ざした消防団としてのそういうことから少し離れていってしまうような気がするので、できれば消防署の隣じゃない方がいいなという意見が、これははっきりいって分団長の御意見でした。
それに対して、自分が会議に出て申す場所がなかったということを言っておりましたので、それはまずいよと。少なくとも現役の分団長が会議にも参加せんで場所が決まっていくなんていうことはおかしな話でして、これはぜひ、この機構改革と直接関連はしませんけれども、先ほどからの関連として、私は、地域の皆さん方に一度御意見を仰いで場所選定については進んでもらいたいというふうに思うんですけれども、そういうことでお願いできますでしょうか。
○議長(三浦康司)
企画部次長。
○企画部次長(林 義弘)
消防団の詰め所の件につきましては、今、称念寺の方の用地を借用して設置をされておるわけですが、その期限が切れるということとあわせて、一体のお寺の方の土地利用を図る中での、ぜひ立ち退いてほしいという要請の中で今回こうした第1分団の移転というのが出てきたわけでございます。
この件につきましては、今後、十分消防署、団そうしたものが意見を反映できるような形で、私どもとしては消防署の方にも、また、私どももそういう認識のもとにやっていきたいということとあわせて、あそこにやはり御質問者が言われたように、7町内の方が設置をした思いがあるわけでございますので、当然そうした移転につきましては、区長さんとも十分協議をしながら進めていくということになると思いますので、よろしくお願いをいたします。
○議長(三浦康司)
23番 本多議員。
○23番(本多正幸)
ぜひ、歴史と伝統という言葉を消防すべてがそういう言葉を使いますけれども、今次長がおしっるような対応をお願いしたいというふうに思います。
それから、もう一点でありますけども、今回市民生活部が市民部ということで変わりますね。今まで市民生活で生活の中で防犯に関することがありまして、今回この条例の中ではそういう言葉が出てこないんですけれども、防犯のことについては、どちらにいかれるのかお示しをいただきたいと思います。防犯関係ね。
○議長(三浦康司)
ここで10分間の休憩とします。
午前11時03分休憩
―――――――――――――――
午前11時15分再開
○議長(三浦康司)
休憩前に引き続き会議を開きます。
企画部長。
○企画部長(岩田嘉彦)
それでは、御答弁をさせていただきます。
防犯につきましては、どこで実施するかということでありますが、市民生活課で行っておりますものは、ほとんどが地域振興課でやらせていただくということでございまして、今回防犯につきましても地域振興課の方で実施をさせていただきますのでお願いいたします。
○議長(三浦康司)
23番 本多議員。
○23番(本多正幸)
企画部の地域振興課で防犯に関することをですね、本来防犯というのは警察の任務なもんですから警察にやってもらえばいいんですけれども、各市、当市にかかわらず治安が全国的にも言われておりますけども悪化をしておると、それこそ悪化の一途をたどっておるということで、警察官もふやそうとか、あるいは空き交番ゼロを目指してとかいろんなことが言われておりまして、知立も上重原の駐在さんがなくなったりというようなことで、どちらかと言うと後退的に防犯については進んでおるようですけれども、それも今日的には非常に問題があるなというふうに思うんですよ。
それは、警察の仕事だということじゃなくて、やっぱり私は、さっきの防災じゃないですけども、今日的には防災と同じように並んで暮らしがきっちりかかわってやっていかなきゃならないそういう仕事だと思うんですよ、防犯も。したがって、防犯係というのをつくるかつくらないかということじゃなくて、そのぐらいの気持ちで取り組んでもらいたいなと。
上重原駐在の件も要望が出されるようですけれども、これもぜひ知立市としては、4キロ四方でありますけれども、バランス、先ほどの消防団の詰め所じゃないですけれども、やっぱり狭いながらも地域のバランスを考えた設置、これがこれからは重要なことだと思いますよ。防犯についてはそういうことで、ぜひ取り組みを強化をしてもらいたいなと、市としての。このことについて一言いただきながら、先ほどの消防についても分団の詰め所についても、地域の皆さん方の意見を聞いてくれとお話させてもらったんですけども、私も1分団の管轄に、山町で住んでおりますので、つい先だって、町内で安城知立八ツ田の突き当たり、渡辺産業さんの駐車場になっておったところ、今ほとんどあいておりますけれども、うちの町内の公民館も同様にお寺から期限がだんだん迫っておりまして撤退せないかんということもありましてね、渡辺産業さんに行って、借地でお願いできんかという話を実はさせてもらったんですよ。そうしたら、話に乗っていただいて、一遍相談に乗りましょうということになりまして、その中で、1分団の話が聞こえてきたもんですから、だとしたら南へもっていくんじゃなくて、あそこだってこれは市が買っていただかなきゃならんですけれども、1分団の詰め所を考えてもいいんじゃないのかなということの中から、きょうちょっとお話をさせていただいたということですので、一度私、近々のうちに渡辺産業さん、担当の方とお話をまたしますけども、それを受けて、一遍ぜひ市の方も考えてもらいたいなというふうに思いますね。
強いて言うなら、それこそ連立の代替地の提供者を募集していますと、たよりで出しておるわけですので、それだってトータル的にはそれを考えた中で、公民館はいいですよ、借地でね、借地補助をいただけますからね、これは借地でいいんですけども、市の公共のものであれば買っていただいて、それを分団の詰め所に充てるとか、そういうことも考えられるわけですので、そういうことを考慮に入れるというよりも、そういうことが会議の中の話し合いの中で地域の皆さん方の御意見を吸い上げる機会がないものですから行政の皆さんの耳に入ってこないということなんですよね。
したがって、ぜひ当たり前に消防署の隣があいておるのでいいだなんていうね、失礼ながら余り知恵のないことをおっしゃらずに、1、2、3、4個分団が今までほぼバランスよくね、もともと知立市消防署も消防団の近くにあったんですけど、昔の役場の角っこにあったんですけれども、消防署が向こうへ行ったもんですから、あのときに20何年前かな、称念寺さんに、消防署向こうへ行っちゃったんで、やはりここになきゃならんということでお願いをしてお寺の景観を損なわないという建物であれをつくったんですよ。二十五、六年になりますよ。ですから、そういう意味もありますので、ぜひ余り北を手薄にしないようなそういう設置を考えてもらいたいというふうに思いますが、また具体的にもお話をさせていただきますので、その話も考慮に入れて考えていただけるのかどうか御答弁をいただきたいと思います。
○議長(三浦康司)
企画部長。
○企画部長(岩田嘉彦)
防犯につきましては、先ほども申し上げましたように、地域振興課地域振興係というところで実施をさせていただくということでございまして、当然防犯につきましても、非常に犯罪等減ってきている状況じゃございません。どちらかと言うとふえておるということでありますので、今後とも警察との関連もございますが、市としても市民の安全ということが一番重要でございますので、その点につきましては、十分そのように進めてまいりたいと考えますので、よろしくお願いいたします。
○議長(三浦康司)
企画部次長。
○企画部次長(林 義弘)
第1分団の詰め所の件でございますが、さきに御答弁申し上げましたように、関係町内会、あるいは消防団等の御意見を聞きながら、ただいま御質問者が言われたようなことも含めて、一度検討をしてみたいというふうに思っておりますので、消防署とも連携を図りながら検討してみたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。