○議長(三浦康司)
 23番 本多議員。
○23番(本多正幸)
 時間がきておりますので、一点だけ確認とお願いをさせていただきたいというふうに思います。
 先ほども議論あったんですけれども、今回の補正で、地震による転倒防止器具取りつけということで各課にまたがって補正がされておるわけでありますけれども、先ほどの論議の中で、落ちどころが余りはっきりすっきりせんような気がいたしましたので、再度確認とお願いということでさせていただきます。
 全体的には需用費で、あるいは委託料、あるいは工事費で予算がつけられておるわけですけども、教育でいきますと、工事請負費というような形、そして、総務衛生関係ですね、この辺ですと需用費、それから民生では、先ほど論議あったように委託料と載っておるわけでありますが、それぞれどういう形で、いつまでにこのことをやろうとしておられるのか。民生については、先ほどお伺いしましたけれども、そのほかについてお示しをいただきたいと思います。どなたが、あるいは業者なら業者が、いつまでにこの転倒防止対策を施していただけるのか、取りつけを完了するのかをお知らせをいただきたいと思います。
○議長(三浦康司)
 企画部次長。
○企画部次長(林 義弘)
 今回の12月補正でございますが、家具あるいは落下防止等に係る予算につきましては1,806万6,000円、これは福祉長寿課の先ほど議論にありました要綱に基づく弱者等の家具転倒防止も含めてでございます。
 そして、それぞれ所管において点検をしていただいて、その中で今回予算が出ております。基本的には、教育、生涯学習、文化振興課、保健予防課、こうしたものについては工事費で予算措置がされております。
 そして、総務課におきましては、総務課の方で一括金具と、あるいはOA機器の転倒防止器具等を一括予算をあげまして、それぞれ所管の方に渡して、所管の方でそれぞれ処理していただくということになります。
 それから、それ以外の課につきましては、工事費ということでありますので、この予算が可決したところで、それぞれの工事の契約に基づく執行をしていただいて、速やかにその工事を行っていただくという形になろうかと思います。
 以上でございます。
○議長(三浦康司)
 23番 本多議員。
○23番(本多正幸)
 今、所管というよりも総括で防災担当の次長から御報告をいただいたわけですけれども、速やかにということでね、さっきの論議は民生関係の委託料、老人世帯、そして身体障害者の世帯は、なかなか速やかじゃない中身で伺っておったんですけれども、教育だとか総務衛生、そちらの方の需用費や工事請負費でいきますと、速やかに対策を講じるということになっておりまして、私が何を申し上げたいかというと、今回の補正で老人世帯、あるいは身障者世帯にこういうものを施してやっていくことに対して、ほんとに評価をしておるわけです。ありがたいなと。これ以前から各町内でも議員の皆さん方が耳にされてね、お年寄りから、うち、お父さん亡くなっちゃって一人しかいないけども、だれがやってくれるのかねと、市がやってくれるのかねというような話を承りながら今日に至って補正がされたということで大変評価をするものでありますけれども、公共的な公共施設は、今、林次長がおっしゃるように、速やかにできそうな感じがするんですけれども、民生関係の部分についてはシルバーさん2人しかいないということで、なかなか今回の補正で、それも50件ずつが予算化をされたということで、私は、どちらかと言うと、今回の補正というのはこちらの方に緊急性というのか、ウエートを置くべきではあったんではないのかなということで、シルバーさんが今やられる人が2人しかいないということではなくて、市の職員ではできないんですか。世帯わかっている。民生委員の皆さん方がチェックをしていただいて申請をしていただく、これはいいんですけれども、こちらの方をもう少し速やかにやれる方法、シルバーさんが2名しか今いないとすれば、市の職員で対応できる。部品はしれてますが。シルバーさんに委託料を20万6,000円ということでそれぞれ金額的には大したことはないんですけども、全体的に市民の生命財産を守るという第一段階、第一段階ということじゃないけども、まさにそこが今回の補正の命だというふうに思うんですが、そういう点で保健福祉部長、シルバーさん2人だからゆっくり待っててねということに、私は、そういうことではまずいと。緊急性はこちらの方があるということを思うんですけれども、仏に魂という言葉ありますけどもね、そういう感覚で、せっかくつけていただいたすばらしい緊急性のある施策を生かすためにも、私は、何かほかの方法を、私が今申し上げましたように、職員をしてやるという方法もないのかなと。さっきは、あそこで落ち着いちゃったんですけれども、どうもしくっと落ちてこない今回のせっかくの補正がという感じがするんですけれども、方策はないものでしょうかね。もう一度、御答弁いただけますか。
○議長(三浦康司)
 保健福祉部長。
○保健福祉部長(近藤和正)
 今回の家具転倒防止の取付け事業を行うに当たりまして、やり方として大府方式なのか、蒲郡方式なのかという中で内部的に議論をさせていただきました。
 大府方式におきましては、今回うちがお願いをしていますシルバー人材センター、こちらへ委託する方法でございます。もう一つは、蒲郡方式というものがあるわけでございますが、これは、福祉の方で担当するのではなくて防災担当、そちらの方が所管し、地域の自主防災組織、そちらを使ってやっていると。それが蒲郡方式という方法でございますが、これを自主防災組織にそのまま流した形の中で家具の転倒防止の取りつけができるかどうか、市の職員がそれができるのかどうかというところで議論があったわけですが、やっぱり補強の関係であるとかいろいろなことを考えますと、それなりの知識のある方でないと、なかなか難しいかなと。そういった中で、今回のような方法をとらせていただいたということでございます。
 先ほど来、シルバーの方へ委託するに当たっては、今現在も家事援助サービス、こういった中でシルバーさん、実際に家具の転倒防止の取りつけ、こういったものをやってお見えになります。その実働部隊が2名ということでございますので、今後これをやっていただくに当たって、2名では到底できない部分というのがあるもんですから、シルバーの方にこういうものができる方の育成を含めまして増員の方を要望させていただきたいというふうに思います。
 以上でございます。
○議長(三浦康司)
 23番 本多議員。
○23番(本多正幸)
 部長は、シルバーにこだわられるかもしれんけれども、私は、これをやるときに庁舎内で研究をされて、そして、こういう世帯も対応していこうということも決まったんですけれども、きょうの論議でこういうことを論議すること自体が私はおかしいと思うんですよ。まさに本末転倒でね。もう既にいつまでに、例えば老人世帯でいくと693でしたか、700世帯ぐらいあるという話ですけれども、これがいつまでに完了できるかと、速やかにというためにはどうしたらいいんだと。シルバーも使えばいいですよ、どういう陣容でやると速やかに早く完了できるのかということを考えて予算づけしてこなあかんのじゃない。予算づけして、こちらからどうなっておるんですかと言ったら、今回は50件で20万6,000円で、部品は渡しませんよと、シルバーさんですよと、こういうことでは施策がせっかくのこれが半減しちゃうと、そんな気がしてならんわけですよね。
 したがって、私は、この補正は補正として来年度に向けても、シルバー、シルバーということじゃなくて、シルバーだけに目がいっちゃってますけども、さっき林次長がおっしゃるように、防災面でこの施策が出てきたわけですので、これは来年度に向けてもシルバーということじゃなくて、市の職員がやっちゃいかんのですかね、これ。事務分掌で問題ある。どこかと言いませんけども、職員さんが緊急手立てをね。工事としては大した工事じゃないと思うんですよ。今、我が会派の杉原さん持ってきてくれたんですけれども、こういういろんなグループがあるんですよね、ボランティアグループ。こういうのもボランティアサークルの新友会だとか、住宅修理愛知県連知立支部だとか、いろんなボランティア、団体があるんですけれども、そういう皆さん方に、あらかじめ声をかけたりして、どうだろうなと。速やかにやるためには、こういう人たちにお願いをしてやっていくことを結論を出して、それで予算化をしていくというのが筋だと思うんですよね。とりあえず頭出しで予算化をしていいことだなと、いい施策だなということだけで今回流していくというんじゃなくて、来年度に向けて、私は、こういうグループの皆さん方や地域の町内会の生涯学習の皆さん方でもいいですよ。少し後先逆になりましたけれども、そういう皆さん方に、ぜひお願いをして、やはり公共施設、ほかの所管と同じように、私は、速やかに完了できるような。件数多いですけどね。トータルで二、三千あるんじゃないですかね。でも、金額的には、そんな大きな金額ではないと。強いていうならば、工事請負費で頼んだ方が金かかるんですよ、教育関係なんか。ですから、こういうときに、とにかく災害対策、防災、こういう面でお願いをしていけば、市民団体の皆さん方も耳を傾けてくれて、体も使っていただけるのではないのかなと。緊急を要することなのでね。そういう面で、私は、この12月補正は一定の評価をいたしますけれども、来年度に向けて、ぜひこれは手立てを講じてほしいと思いますね。何か考えていただけます。シルバーさんの陣容がふえるのを待つというだけではなくてね、ぜひこれは御答弁をいただきたい。
○議長(三浦康司)
 保健福祉部長。
○保健福祉部長(近藤和正)
 家具の転倒防止の取りつけの関係につきましては、基本的にはシルバーさんの方へ委託するという形の中で今回予算化をさせていただきました。
 確かに、ほかのボランティア組織等の中で、この家具の転倒取りつけというものが可能ということであれば、またシルバーさんと同額の工賃をもってそれの取りつけが可能ということであれば、一度そのあたりについては、よく研究をさせていただきたいというふうに思います。
○議長(三浦康司)
 23番 本多議員。
○23番(本多正幸)
 工賃とおっしゃるけども、それは話し合いというのかな、最低の金額でやっていただけるような、あるいは、ただというわけにはいかんかもしれんね。しかし、それはそういうことをひっくるめて、そういう団体や町内の組織の皆さん方に、区長を通じてもいいですよ。生涯学習なんか区長さん通じてお話させていただいて結構ですので、ぜひ、今部長おっしゃるように、今回の補正は補正として、来年度当初予算でもちろんこれやっていかないかんわけですから、のんびり3カ年計画でやりましょうという話じゃないもんね。したがって、ぜひ今、部長おっしゃるようないろんなところへ声かけをして速やかに完了できるようにお願いをしていただきたいなということを再度要望させていただいて、来年に向けていい案が出るようにお待ちをしておきたいというふうに思います。