○議長(久田義章)
これより議案第37号に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
16番 馬場議員。
○16番(馬場節男)
それでは、補正の方で少しお聞かせいただきたいと思います。
所管の委員会に私ども委員がおりませんので、市民福祉の関係で、2点ほどお聞かせいただきたいというふうに思います。
1点は、19ページにございます合併処理浄化槽、この設置の整備事業補助金というのが、今回、当初予算よりも大幅に2,112万3,000円が補正をされたということで、当初予算では2,024万7,000円で、当初予算のときに私はその内訳を聞きました。そうしたら、5人槽が35基、7人槽が37基、そして10人槽が5基というようなことで、はっきりは決まっておりませんが、そうしたことで予算を組んだというようなお話がございました。大変好評で、こういった補正を組んでいただいたと思いますが、現在までの当初予算からの、今、述べましたそれぞれの5人槽、7人槽、10人槽の実態と、そしてまた今回補正を組んでいただきましたが、その内容を教えたいただきたいというふうに思います。
○議長(久田義章)
市民部長。
○市民部長(兼子弘高)
9月補正の浄化槽の関係でございますけれども、16年度の当初予算の中では77基という予想を立てました。これは、14年度中の確認申請件数を参考にいたしまして、そしてまた下水道の認可区域内の浄化槽の設置だとか、あるいは建築主が業者名の建売住宅などを対象外といたしまして、一応試算をいたしまして、5人槽が35ぐらい、それから7人槽が37ぐらい、10人槽が5ぐらいというようなことで、77基というような予想を立てたわけでございますけれども、今、言われましたように大変補助額もいいということもありますでしょうけれども、好評でございまして、7月の半ばぐらいには既にそちらの方の、予定の方の数になってしまいました。そのために私の方といたしましては、当初は、この16年度の当初予算の中で、予算の範囲内ということでカットするつもりでいたんですけれども、余りにも申請の数が多いというような事情もございまして、とにかく申請者の意思にこたえていかなければならないということで、再度、15年度中の建築の確認申請の数を調査いたしましたところ、確認申請に占める個人住宅の申請割合が、14年度が74%でございましたけれども、15年度が79%に増加をいたしまして、そのうちの補助対象となる個人住宅の割合も、53%から68%に増加をしているということが判明をいたしました。それで、新しい資料をもとに、今回、9月補正ということで、当初予算よりもかなりの大幅な額の増額補正を提案させていただいたものでございます。
○議長(久田義章)
16番 馬場議員。
○16番(馬場節男)
それで、この当初予算の実態は、これまでどうなのかと。5人槽、7人槽、10人槽それぞれ77基ですか、それぞれ予想していただきましたが実態はどうなのか。
そして、またこの補正ではどのような予想をされているのか。実際、もう既に要望が来ているのかどうなのか、その辺ことを教えてくださいということです。
○議長(久田義章)
市民部長。
○市民部長(兼子弘高)
まず、交付決定されている数でございます。これは、7月の中旬の現在の数でございますけれども、5人槽につきましては42基、それから6人槽から7人槽につきましては60基、それから8人槽から10人槽につきましては10基というようなことで、7月の中旬に既に交付決定を見ております。そうした中で満杯になりまして、現在、保留中といいますか、仮受付という格好で7件ございますけれども、そんなような状況でございます。
そして、補正予算の見込みといたしましては、5人槽が55基増、それから6人槽から7人槽が23基増、それから8人槽から10人槽が一応5基増ということで、計83基増ということで補正予算の要求の基礎をつくっております。
○議長(久田義章)
16番 馬場議員。
○16番(馬場節男)
ありがとうございます。
大変好評で、市民の皆さんに対して、やっぱり合併処理浄化増のこうした制度は大変ありがたい制度であって、進んできたなということで評価をさせていただいているところでございますが、問題は、私も当初予算のときにいろいろ要望しました。というのは、1つは公共下水道の認可区域ですね。要するに、二重投資になる可能性があるので、したがいまして公共下水道の認可と、公共下水道課とよく打ち合わせをして、横の連携をとってやってくださいよと。とっていらっしゃるというふうに思いますが、今、公共下水道の認可計画というのは、16年で一応終わりということですが、この4年から5年ぐらいと思いますが、延びてしまうというようなことで、17年の4月1日から22年の3月31日までの分、5年間だと思いますが、この計画が、認可区域が延期されるということがあります。それから、その次の22年4月1日から、つまり5年間ずついきますから27年の3月31日までの分、そうしますとこの計画がどこの地域になるのかということも含めまして、区画整理事業が終わったところの地域というようなことがありまして、22年度以降につきましては決定はまだしませんけれども、予想としては、この広見、それから新池、東栄、この近辺ですね、こうしたところが対象になるのではないかというようなことが、以前の答弁でなされているわけでありますけれども、そうしますとこの合併処理浄化槽の耐用年数というのは、大体15年というふうに言われているわけです。
したがいまして、その地域を対象にいたしますと、要するに、今度公共下水道が引かれたときに、なかなか引いていただけない。合併処理浄化増を設置したばかりで、まだ要するに耐用年数に至らないというところについては、それがこの補助金の対象になりまして、要するに公共下水道を引いたときに、なかなかつなげていただけないという問題が起こるのではないかということを指摘させていただきましたが、この認可予定区域といいますか、こういうところについて、今、補助金を出して設置されているところがあるんじゃないかというふに心配しているわけですが、その点についてはいかがでしょうか。
まず上下水道部長に、今の認識でよろしいのかどうなのか。認定予定区域というか、これからの認可ね、このことをまずお聞きして、市民部長にさっきの質問の答えをお願いしたいというふうに思います。
○議長(久田義章)
上下水道部長。
○上下水道部長(田中正秋)
公共下水道の認可区域ということでございます。現在の認可区域は462ヘクタールで、今年度末、17年3月31日が完了という計画になってございます。そして今年度、再認可、変更認可をとるということで、現在、作業を進めているわけですが、まだ正式に申請はしてございません。スケジュールとしましては、この9月末から10月の初めに県の方へ申請を出すという計画にはなっております。そして、一応、県が受理していただくのが年内ということで、年明けには国の方からの認可もおりてくるというふうな考えは持っております。
そして、その認可の区域ということでございますが、まちづくりを基本にした面整備が完了している地域というのが基本になりますので、現在、考えられているのが上重原処理分区、それから谷田処理分区、それと弘法処理分区ということで、5年間の延伸部分について462ヘクタールプラス30ヘクタールということで、この5年後、22年3月31日までの変更認可としましては、492ヘクタールということで考えているわけでございます。
○議長(久田義章)
市民部長。
○市民部長(兼子弘高)
今、御質問者が言われましたように、下水道の認可区域であって、なおかつ浄化槽を設置すると、近い将来に供用開始にもなるというようなことにつきましては、言われますように二重投資になってきますので、私どもの方の申請者の方に対しまして具体的に地図で、そこら辺のところを当たりまして、申請者の意向もありますし、それからこういうようなリスクといいますか、いろいろな問題を示した上で、この交付決定をしておりますので、その辺については余り申請者の意向と、うちの方の考えと違うようなことはないとは思っております。
○議長(久田義章)
16番 馬場議員。
○16番(馬場節男)
そうあっていただきたいというふうに思います。ないということですね、今の段階ではないと。問題は、耐用年数15年です。そう言うと、もう切りがないわけでありますけれども、次の段階、つまり22年4月1日から27年3月31日までの分、これが非常に補助対象の二重投資になるのではないかという、そういう実は危機感があるわけです。そこは、やっぱりある程度予定といいますか、そういうものもきちっと予測というものもして、次はこういう地域が認可をされますよというようなことを想定されて、補助金の対象地域にするべきではないかというふうに思うわけであります。
もう1つは、市政懇談会がございました。その中で、西丘の地域を含めて逢妻地域でございますけれども、公共下水道をぜひ早く引いていただきたいが、どういうふうになりますでしょうかという質問がありまして、当局が答えたのは、平成20年以降でありますと。こういうふうでしたら、聞いている人は、いつになるのかな。20年だったらあと4、5年でできるのかな、こういう実は思いをしてしまうわけです。そうしますと、今、あの地域は建てかえの地域になっていますので、どうしようかなという悩みを抱えて、非常にそういう悩みがある。
したがって、そういう場合に、やっぱりある程度予測して、いや21年以降になっておりますけれども、大体あそこの地域はこういうふうになりますよと言えば、その合併処理浄化槽の補助金を使って、そして15年間、浄化槽を設置しようということに私はなるのではないかというふうに思うわけでありますが、その辺のちょっとあいまいさといいますか、あいまいにしなくちゃいけないのかもわかりませんが、やっぱりそういった希望を想定されて、お答えしていたただきたいなというふうに思うわけでありますが、その点についてもお聞かせいただきたいと思います。
○議長(久田義章)
市民部長。
○市民部長(兼子弘高)
私どもも、特に下水道の整備の問題と、それから浄化槽の補助の問題というのはリンクしておりますので、具体的な状況につきましては、下水の方の担当者ともよく協議をいたしまして、とにかく二重投資にならないように、これからも交付決定に当たっては十分注意してまいりたいと、こんなふうに思っております。
○議長(久田義章)
上下水道部長。
○上下水道部長(田中正秋)
ただいま御質問者の方より、市政懇談会においてお答えした内容についての御質問がございました。逢妻地区の市政懇談会におきまして、私の方からお答えした内容としましては、一応下水道の計画というのは、5年をサイクルに認可を取り直していくということで、逢妻地区の整備状況は、今後、平成25年度以降になる予定ですというお答えをしたというふうに記憶しておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(久田義章)
16番 馬場議員。
○16番(馬場節男)
区長さんから、その回答が町内に回覧で回ったわけでありますけれども、ここに書いてあるんですが、この答弁では20年という、こういう回答をいただいたということだったものですから、きょうは確認をさせていただきました。そのように、ひとつ誤解のないようにお願いしたいというふうに思います。
それで、来年度の当初予算で、やはりこのことは、これだけの好評なことがあるわけですから、当初予算できちっとまた予算を確保して、合併処理浄化槽の補助金制度というものを、しっかり充実していただきたいなというふうに思いますが、その辺の見通しについてはいかがでしょうか。
○議長(久田義章)
市民部長。
○市民部長(兼子弘高)
いろいろな景気の動向もあろうかと思いますけれども、先ほどお話をしましたように14年度と15年度の確認申請の件数なんかのチェックをいたしましても、知立市につきましてはふえているというような状況でございますので、私としましては、何とかこの16年度と同様な額を17年度ぐらいも要求をしてまいりたいと、こんなふうに思っているところでございます。
○議長(久田義章)
16番 馬場議員。
○16番(馬場節男)
ぜひ、ひとつ前向きにお願いをしたいなというふうに思います
次に、20ページのクリーンキャンペーンちりゅう事業ごみ収集運搬委託料というのがございます。その前に、消耗品費で80万3,000円が計上されております。これは、歳入の方では15ページでございますが、愛知県の環境美化推進事業交付金というのが94万2,000円計上されているわけですが、その目的と、そして実施計画については、どのようなものなのか内容を教えていただきたいと思います。
○議長(久田義章)
市民部長。
○市民部長(兼子弘高)
クリーンキャンペーンちりゅうでございます。初めて15年度にも使用させていただきましたけれども、万博絡みの、いわゆる市内一斉清掃とでもいいますか、外からお客さんが見えるというようなことで、環境美化のために、こうした運動をやっていこうといった事業でございまして、県の方から交付金という格好で、ほぼ全額入ってきます。
したがいまして、それに見合うような事業ということで、歳出の方も同程度の予算を計上させていただきました。
収集運搬委託料につきましては、現在、市内の7小学校を集積場というふうに考えておりますので、そちらの方からごみを集めて、クリーンセンターの方に持って行っていただく、こんなような委託料でございます。
それから、消耗品につきましては、いろいろな掃除道具といったらおかしいんですけれども、そうした清掃関係の道具、あるいは来られた方の志といいますか、寸志といいますか、そんなようなことで少し消耗品の方も購入して、この推進事業を広めていきたいというふうに考えているところでございます。
一応、期間といたしましては、来年の1月か2月ぐらいの休日を、また御提案をさせていただきたいと、こんなふうに思っております。
○議長(久田義章)
16番 馬場議員。
○16番(馬場節男)
私は、そのクリーンキャンペーンの内容、計画、どういう形でやるのか。クリーンサンデーのような形なのか、あるいはその消耗品費の中身。チラシか何なのか、こういうことを聞いているわけであります。これは、県の環境美化推進事業ということで「散乱、ごみのない清潔で快適なまちづくりを進めます」ということで、県ではクリーン愛知推進費として計上されております。今、言われたように愛知万博の開催に向けて、県民、事業者、各種団体、行政が一体となってクリーンキャンペーンを推進し「散乱、ごみのない清潔で快適なまちづくりを進めます」ということで、実施としては、まず1つは9月に行うと、それから1月を中心に県内全域で清掃活動を実施しますと、こういう実は内容になっているかというふうに思うんですが、今、部長の方からは、1月から2月に実施するんだというようなお話を聞いたわけですが、これで間違いございませんでしょうか。
○議長(久田義章)
市民部長。
○市民部長(兼子弘高)
まず、経費の関係でございますけれども、ごみ収集の運搬委託を除きまして、啓発用のチラシであるとか、それから消耗品として軍手、ゴム手袋、ガムテープだとか、それから参加者の記念品ということで、シャープペンシルの2本セットであるとか、そんなようなものを消耗品として買っていきたいと、こんなふうに思っております。
一応、市内全域が対象でございますけれども、一応集積場を市内の7小学校に設けたいと思っております。いわゆる、ミニクリーンサンデーといいますか、6月にやっているもののミニ版という御理解をいただきたいと思いますので、どうしても各小学校に来る通学路なんかが中心になろうかと思いますけれども、そういう格好で今回もやらさせていただきたいというふうに思っております。
それから実施につきましては、今、お話ししましたように1月から2月ぐらいのいずれかの休日にやっていきたいと、こんなふうに思っているところでございます。
○議長(久田義章)
16番 馬場議員。
○16番(馬場節男)
では、実施は1月から2月ぐらいということになるわけですね。
それで、こうしたごみのない清掃活動、こうした環境美化運動というのは大変重要なことだというふうに思うんですが、これはこれで環境美化運動としていいわけですけれども、環境美化という観点からいきますと、ほかにもごみ以外に、もう少しきれいにしていただきたいというような、そうしたことがあるんじゃないかというふうに思うんですね。
したがいまして、これは市の事業になるのかどうかわかりませんが、私どもが要望として聞いているのは、せっかく万博の会場になって、知立にもお客さんが来ていただく、そうするとやっぱりごみのないそうしたことも大事だが、実はその周辺の環境美化についても、ぜひとも積極的に推進していただきたいという要望をいただいております。
1つは、具体的に申し上げますと、これは建設部長にもお願いしておきましたが、155号線のイーグルボウルの名鉄の高架下ですね、この西側でございますが、両サイドのガードレール、これはもうずっと前からさびだらけになっているわけです。だれが見てもみっともないと、こういうような今状況になっておりまして、したがいまして、この趣旨はやっぱり万博を含めた清掃活動でありますけれども、市としてもやっぱり環境美化運動にも力を入れていくべきではないかというふうに思うんですが、この辺についての御回答をお願いしたいというふうに思います。
○議長(久田義章)
建設部長。
○建設部長(丹羽 毅)
155号線のガードレールの件につきましては、お話をいただきまして、即岡崎の方へ連絡をとりまして、今年度、何とか対応していただけないかということの一応お願いをしております。ただ、いつやるかということについての御返事をいただいておりませんけれども、いずれにしても現地を見て調査し、研究してみるという話は聞いております。
○議長(久田義章)
16番 馬場議員。
○16番(馬場節男)
ぜひ、そうした市内の環境美化運動にも、やっぱり積極的にやっていただきたいなというふうに思うわけであります。
やっぱり景観といいますか、そうしたことも含めて常に景観チェックをやるぐらいの、そうしたことで臨んでいただきたいなというふうに思います。そうしますと、普段やっている6万人クリーンサンデー、同じことをミニ版でやるわけでありますけれども、それも必要でありますが、それ以外のところで、実は散乱しているというようなことがございますので、例えば河川の中とか、そうしたところもございます。
したがいまして、そうしたところもみんなできれいにしていこうというようなことで、私は、市内全体を環境美化ということで、景観チェックをされてはいかがかなというふうに思うわけであります。もう既に東京都で、そういったことが実施をされておりまして、ここも本当に市内の環境美化運動としては必要だなということを、特に万博ということもございますので、お客さんもたくさんいらっしゃるということで、しっかりお願いをしたいなというふうに思いますので、要望しておきます。よろしくお願いいたします。
以上です。