○議長(久田義章)
次に建設水道委員長、1番 永田議員。
〔建設水道委員長 永田起也登壇〕
○建設水道委員長(永田起也)
おはようございます。
議長のお許しをいただきましたので、建設水道委員会の審査結果を報告いたします。
本委員会は、平成16年9月22日午前10時より第1委員会室において委員全員出席のもとに開催されました。
本委員会に付託されました案件は7件であります。
初めに、審査の結果を報告申し上げます。
議案第37号 平成16年度知立市一般会計補正予算(第2号)、議案第39号 平成16年度知立市有料駐車場事業特別会計補正予算(第1号)、認定第6号 平成15年度知立市知立第三土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第7号 平成15年度知立市有料駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定については、いずれも討論なく、挙手全員で可決、認定すべきものと決定しました。
認定第1号 平成15年度知立市一般会計歳入歳出決算認定について、認定第3号 平成15年度知立市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第9号 平成15年度知立市水道事業会計決算認定については、いずれも討論なく、挙手多数で認定すべきものと決定しました。
次に、主な質疑の内容について御報告します。
議案第37号では、橋梁維持費の補正の内容についての問いに、知立跨線橋について当初19年度に耐震補強工事を予定していたが、県の指導もあり、今回の補正で設計委託をし、平成17年度、名鉄との協議を実施、国庫補助を要請し、補助を得て、18年度に工事をしたいとの答弁でした。
他市との境界橋の耐震補強はどのような状態か、早めるべきではないかの問いに、刈谷市の重中橋については、19年度に実施予定、豊田市については2橋あり、男橋については12年度既に実施済み。逢園橋については5年後になる。西逢妻橋については知立市管理であり、17年度に予定との答弁でした。
新林町の道路改良工事の内容と、いつ完了するかの問いに、維持費については、新林町北林地内の準市道において、排水設備がないため雨水が宅地内に流れ込む状況であるので、これを解消したい。延長は100メートルとの答弁。
道路新設改良費については、新林地内で1件残っていたが、今回御理解を得たので用地買収、物件補償、整備工事費の補正をし、年内に発注をして3月には完了したいとの答弁でありました。
また、公園の遊具点検業者はどのような業者か。点検内容はどうかとの問いに、年1回の超音波による検査と、年3回の目視による検査及び遊具の調査、注油等を行っている。また、業者は専門業者にお願いしているとの答弁。
公園愛護会に道具の支給は可能か。スコップなどがあれば、ブランコの下のへこみの補修が行えるの問いに、すぐに対応できぬところもあるが、予算範囲内で対応しているとの答弁。
開発行為にて設置する公園の遊具の充実をの問いに、次世代育成支援についてもあり、要望していくとの答弁でありました。
議案第39号では、有料駐車場の階段が暗い、壁が汚いという声があるが、対策は。また、階段に防犯カメラがないので設置してほしいという問いに、壁などの塗装については、3カ年かけ今年度から実施予定。階段のカメラについては検討するとの答弁。
24時間化したことによる利用状況はどうかという問いに、実績として長時間利用すると安くなるということで長く利用している。また、利用台数においては6.3%増、3,400台ほどの増加、収入については3.7減という状況であるとの答弁。
利用増のために駐車場の電光掲示板でのPRの仕方など考えたらどうかという問いに、広報など、今後とも定期的に登載していき、パンフレットも作成し、窓口でのPR、また、電光掲示板でのPRも実施したいとの答弁でした。
需用費で新紙幣対応のための修繕が計上されているが、当初予算借上料と今回の関係について、また、業者とのリース契約の話し合いのもと調査し、きちんと精査し、変更もあり得るということも調査が必要ではないかという問いに、今回の修繕は、今の機械に新紙幣対応のための機能増強ということである。旧のものも使って新しいものも入れると、リース期間も異なるので、今回、修繕ということで補正をしたとの答弁。
業者との話し合いは、市内に自動支払機がほかにもあるということで、これからも調査し、金額、設置時期についても検討していきたいとの答弁でありました。
認定第1号では、平成16年度のコミュニティバスの利用状況、車いすの利用状況、東刈谷駅の乗り入れ状況の問いに、16年度は前年度とほぼ同数で90人ふえている。車いすの利用は今年度2回利用、東刈谷駅乗り入れ状況は8月の実績で3、4コースの降りが300名、乗りが285名とほかの停留所より多いとの答弁でありました。
区長申請について、今年度の実施率は62%ということだが、土木費の割合としてどのぐらいかという問いに、維持管理費は約1億9,200万円実施する予定。土木費などを除いた修繕、工事、委託などの総額で3億4,400万円であるので、率にすると6割弱が維持管理費であるとの答弁でした。
マンション管理の関係で、管理士試験はどうか、難しそうだが公費で受けれるようにとの問いに、現在、資格はありませんが、適切なる指導に努めたい、試験に関しては公費で考えたいとの答弁でした。
放置自転車について、15年度の撤去、移動状況、条例制定の時期や公表の方法、また、保管場所について高架下を利用することも検討したらどうかという問いに、15年度は廃車56台、移動24台、計80台であった。条例については、住民にホームページ、窓口での縦覧を実施し、年内に公表し、意見を聞き、制定したいと考えており、3月議会に諮りたいとの答え。保管場所については、関係機関と協議し検討したいとの答弁でした。
河川の草刈りについて、県管理である川底の草刈りを最近は年1回で、年2回実施し、ごみも一緒に片づけるよう強く要望すべき。また、歩道部分に車が乗り入れている箇所もあり、県に対応してほしいとの問いに、各方面から要望があり、ごみの回収とともに今後も要望していきたい。また、車が乗り入れる状況があることは承知しているので、これも県にお願いしていきたいとの答弁でした。
排水対策について、山屋敷見社の排水路、下流の水干川の改修についてどうなっているか、また、堰の管理はどうなっているかの問いに、水干川の改修については以前から県に要望している。排水路については、田への取水のための堰の整備を実施し、管理については地元の排水管理者にお願いしており、降水時には事前に対応のお願いをしているとの答弁でした。
公園の件で近隣公園について、親子が一緒に遊べる公園整備を考えるべきの問いに、知立市には総合公園がなく、小規模であるが昭和、草刈、新地公園と、運動的な面、多目的に整備してあるが、質問内容を検討していきたいとの答弁。また、下水道未整備地区にて利用度の高い公園トイレについて浄化槽設置を検討すべきの問いに、17年度に弘栄・丁凪公園、18年度は本林、西ノ割公園、19年度は丸坪公園を予定。その他は利用状況を見きわめ行っていくとの答弁でした。
市営住宅家賃の不納欠損、未収金の件で、リストラなどによる収入減は多いと思うが、いつの収入をもとにするのか。今現在、収入のない方は減免対象にすべきではの問いに、前年度所得を基準としている。減免対象は他市の状況などを見ながら考えていきたいとの答弁。
また、八橋住宅の風呂場の湿気がひどく、換気扇などの対策はできないか。生涯学習的に地区内のコミュニティが図れるよう働きかけをの問いに、湿気対策については財政の問題もありますが、担当へ要望していく。また、生活環境面では住宅管理人に話をしていくとの答弁でした。
知立市知立団地内外周道路の平板歩道について改善を検討してほしいとの問いに、一部平板をやめて透水性舗装で実施。全部は相当の費用がかかるため、今回、今後とも研究していくとの答弁でした。
鉄道高架事業、駅周辺事業について、県市負担割合の見直しの見通しがない中、この大型事業が本当に進められるのかの問いに、市にとり厳しい状況ではあるが、県内立体実施の3市から見ても、起債比率が当市より高い状況であるが、財政当局も含め、十分検討し、少し事業の期間も考慮し、公債比率の状況を12月議会で示していき、長年の懸案である事業を進めていきたいとの答弁。
また、この事業、合併を含め、広域での負担で進めたいと言われているがどうなのかの問いに、当市の駅は、豊田、安城、刈谷などの利用者も多く、広域圏での対応も視野に入れ、十分検討していきたいとの答弁でした。
交通安全対策で155号線ガードレール修繕及び1号線沿いのコンテナの安全対策と環境美化との問いに、劣化した155号線のガードレールは国土交通省に今年度取りかえをお願いし、1号線コンテナは一部改善していただいたが、再度お願いをしていく。防護柵は順次取りかえる、古い看板取りかえ等を実施し、環境美化に今後も努めていくとの答弁。
また、横断歩道箇所への街路灯設置はできないかの問いに、現地を確認し、設置すべき箇所であれば検討するとの答弁。
さらに、公用車のライト点灯運動を展開しているが、実施されていないようだがどうなっているのかの問いに、管理担当部局から徹底するよう指導するという答弁でありました。
認定第3号の下水道事業では、15年度末の普及率44.6%と事業費15億弱であったが、今後の投資額と整備方針についての問いに、現在の事業費をベースで進めたく、未整備地区が730ヘクタールあり、今の事業費で考えれば毎年20ヘクタール程度の整備となり、全域整備されるのに30年ほどかかる見込みとの答弁でした。
また、昭和処理分区の接続が95.8%となっているが、なぜ100%ではないのかの問いに、団地だけでなく南陽にも処理分区が入っており、それが接続率を下げる要因となっているとの答弁。
排水設備等改造資金融資斡旋及び利子補給についての利用状況の問いに、16件、5万1,847円の利子補給を行った。15年度に新規に融資を受けた方は2件であったとの答弁。
また、公共マス設置の単価決定はどのような形かとの問いに、それぞれの項目ごとに設計書を作成し、単価を決め、それに基づいて指定工事店各社と単価契約を結んでいる。単価は社会情勢を考慮し、毎年3月改定しているとの答弁。
昭和地区のマンホールふたの取りかえ計画はの問いに、今年度は4丁目を実施予定、すべて完了するのに5年程度かかるとの答弁。
また、耐震対策計画はどう考えているのかの問いに、普及率が70%以上であれば考えられるが、今後、国の補助などの関係もあり、今後の検討課題とさせてもらうとの答弁でありました。
認定第6号では、第三土地区画整理事業の事業終結に向けての今後の工事はどの程度かとの問いに、毎年3,000万円から5,000万円程度の工事費を費やし、部分的な整備工事の予定との答弁。
また、保留地処分を含め今後の事業の見通しはどうかの問いに、早期事業完了に向け、事務手続及び保留地処分の見通しから、17年度末までの事業期間を2年間延長する予定を考えている。保留地処分状況について未処理分保留地は通常一般保留地8筆、130平米以下及び随意契約処分が適当保留地21筆、付保留地13筆、また、今年度上半期処分済が10筆。未処理分保留地は不整形地が多いことから売れ残っているが、現地では大型看板を設置し、PRするとともに130平米以下については、隣接地以外でも使用条件を居住用以外にして、近隣の方にも処分を可能とした処分内規の変更も実施し、また、付保留地は分割納入を進めていき、早期売却に努めていく。また、売れ残った保留地は最終的に知立市名義となるとの答弁でありました。
認定第7号については質疑はありませんでした。
認定第9号について、県水の経営状況の問いに、12年6月に1回目の料金改定をし、14年4月に2回目の改定があったが、14年度からしばらくは黒字経営が続くと予想されるとの答弁。
施設の耐震診断についての問いに、浄水場の管理棟は15年度実施した。配水場の管理棟、配水池については15年度に診断をし、補強の必要ありとの結果が出た。管理棟は16年度設計の17年度工事予定。配水池の補強計画は17年度設計、18年度と19年度で1池ずつ工事の予定。浄水場の配水池及び場内配管については15年度に耐震診断を実施し、池の補強と管路更新の必要ありの結果であり、20年以降の予定であるが1年間稼動停止が条件であるとの答弁でした。
15年度、配水量が減少しているが、今後の見通しと浄水場の今後の維持についての問いに、15年度は長雨と冷夏で結果的に前年比99.93%であった。ことし8月末まで前年比102.91%の状況。人口は年平均700人ほど増加しているが、1人当たりの平均使用量が減少傾向にあるので、今後の見通しは微増の予測を考えている。また、浄水場は現状水量を維持し、自然増による配水量増加分は県水依存で考えるとの答弁でした。
西町配水場の築造の見通しはの問いに、8時間対応の八橋配水池に対し、不足分を西町配水池を築造し、12時間対応するもので渇水、災害などに備えて一層の安定給水に努める。浄水場については8時間対応だが、まず県水から配水施設より12時間対応を考えており、浄水場分については西町築造以降で検討との答弁でした。
また、築造時期をなるべくおくらせてほしい。また、西町の築造容量はどれだけかの問いに、現在八橋配水場の耐震補強を最優先と考えており、浄水場の浄水池耐震補強には1年間稼動停止が伴うということで、西町配水場の稼動後でないと浄水場を稼動停止させて補強工事と管路更新を行うことができない状況である。西町には八橋配水場の8,400立米に対し、不足分4,200立米を1期分として予定している。浄水場配水池は2,266立米とポンプ井134立米、合計2,400立米、西町に築造する4,200立米が稼動後であれば、浄水場の補強時には対応可能である。西町の築造施行年度については今後十分検討していくとの答弁でありました。
以上で本委員会に付託された案件のすべてを終了し、午後8時20分に閉会しました。
これをもちまして、建設水道委員会の報告とさせていただきます。
〔建設水道委員長 永田起也降壇〕