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午後1時00分再開
○議長(久田義章)
休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、19番 笠原議員の一般質問を許します。
〔19番 笠原晴美登壇〕
○19番(笠原晴美)
通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。
学校二学期制についてお伺いいたします。
11月12日、知立市教育委員会は、来年度から全小中学校に二学期制を導入すると発表しました。平成15年度から八ツ田小学校で試行的に進められ、知立市教育委員会は「二学期制研究委員会」を発足し、さらに市内全小中学校での二学期制実施を視野に入れ、検討をされました。平成16年度からは、南中学校で試行研究に取り組み、市教育委員会も二学期制研究推進委員会を発足させました。メンバーは学識経験者、全小中学校の校長、小中の保護者代表で構成され、そのもとに3つの作業部会、教育課程部会、評価評定部会、啓発活動部会を設け、二学期制実施の具体的検討を行い、発表に至ったことだと思います。
平成14年度から、小中学校の新学習指導要領の全面実施、完全学校週五日制の実施、絶対評価の導入、総合的な学習の実施がこの間行われてきたことは御存じのことと思います。
しかし、ゆとりある学校生活の実現、みずから問題を解決する力、「生きる力」の育成、特に授業時数の削減などで、子どもたちの学力低下を懸念する声も多くあり、その解消のために二学期制導入のねらいもあったと思われます。
そして、八ツ田小学校、南中学校の両校の試行を踏まえ、日々の授業の充実と基礎の確実な習得や、長いスパンの中でじっくりと学習に取り組み、一人一人の子どもに指導でき、ゆとりある学校生活が送れるなどのよい効果が得られたという感触のもとでの導入ではないでしょうか。
発表に当たり、メリットを6点。
1つ、学習期間の長期化で、児童生徒にとって充実した学校生活が実現できる。
2、教育活動を見直し、新しい時代に対応し、地域の実情に合った特色ある学校づくりを進めることができる。
3、大きな学習単元を構成でき、研究意欲を大切にした学習にじっくり取り組め、また、授業時数の少ない教科、音楽、美術、技術、家庭では、子どもの表現力や創造力をはぐくむよう、これまで以上に学習ができる。
4、長期休業期間を取り込んで、各教科の継続的な学習ができ、長期休業の有効活用で個別指導や学習指導ができる。
5、学期の長期化で生徒にとってゆとりある充実した学校生活ができる。
6、これまでの教育活動を見直し、授業の改善や学校運営の前進につながるなど、二学期制の利点を挙げられました。
しかし、利点もありますが、一方では不安材料というか、デメリットもあると思います。年5回だった通知表が4回になります。二学期制では、長期休業前に個人懇談会での個別指導用の学習内容を評価をする簡易な通知表を作成するということで、これでは教師の仕事量はふえます。また、このような状況は二学期制ではなく、四学期制ではという声も聞かれます。さらに、長期休業中に自主参加ではありますが、「わかりタイム」を設け、一人一人に応じた学習に取り組めるようにということですが、長期休業中に参加できる生徒はよいとしても、参加できない生徒をどうするのかなどの不安も残ります。また、子どもたちはせっかくの長期休業を伸び伸びと過せないのではの心配もあります。このような不安材料をどのように克服していくのか、お考えがあればお答えをいただき、また、メリット、デメリットがほかにもあれば、お答えいただきたいと思います。
そして、二学期制導入に当たっての準備として、保護者や地域社会に向け、基本的な考えを理解していただく方法、また、先生方への啓発などをどのようにしていくのか、準備が必要と思われます。あと4カ月ほどの短い期間でのスケジュールですが、お聞かせいただきたいと思います。
次に、安心、安全なまちづくりについて質問させていただきます。市民の皆さんからは、何点か質問をいただいております。
交通事故のないまちづくり、歩行者の安全確保、道路や危険箇所の改善など、細かくなりますがお尋ねをいたします。
まず、防犯灯の設置を2点お尋ねいたします。1つは、山屋敷町男橋から逢妻男川沿いを富士塚、コネハサマ方面を散歩する人が大変ふえています。男橋のたもと付近には工場が何軒かありますが、夜間ともなると暗くなります。
また、2つ目ですが、やはり、川沿いです。駒場橋から御手洗川沿いを、知立市不燃物処理場を通り、御手洗橋までの道路です。住宅がないということもありますが、大人の散歩はもちろんですが、子どもたちも通るということで大変心配をされており、ぜひ明るくしてという声が届いています。ぜひ、防犯灯の設置を要求します。また、知立市の現在の防犯灯を持続性のあるナトリウム灯などを導入して、現在設置されているものについても、順次、持続性のあるナトリウム灯に交換するなどして、安心なまちづくりをしていただきたいと思います。
次に、道路照明を3点お尋ねいたします。衣浦豊田道ができ、側道を走る車が多くなったと同時に、歩く人もふえました。上は高速道路ですから明るいのですが、下は大変暗いです。1つは、アピタのところから西へ新林方面に向かう猿渡川沿いの第1番目の交差点にある橋のところ、そして同じく、2番目の交差点のところは車が通れないようにポールは立っておりますが、歩行者は通れます。姿が暗くて見えにくいということであります。いずれも暗いので、工夫をして明るくしていただきたいと思います。
3つ目に、個人名ではございますが、マルツネ豆腐屋さんの横から大流に向かう道路は結構長いです。この場所は、大流から来る人で旧国道に出る人は必ず通ると思います。ここは、現在既に利用されておりまして、上からの自然の光りも日中だけであり、夕方から夜にかけての照明がどうしても必要ではないでしょうか。また、ここの道路のことから言えば、県の方針もあるかと思います。どのようになっているのか、対策もお聞かせください。
次に、交通安全面での質問を6点ほどさせていただきたいと思います。
衣豊線との関連で、旧国道1号線に大型車進入禁止の看板を掲げていただいたわけですが、いまだ進入する車があります。よりよい対策を求めたいと思います。
2つ目に、やはり同じ路線での交差点近くにできたコンビニに入ろうとする車による渋滞と、渋滞解消にと牛田山屋敷1号線の改良です。これら右折による渋滞の解消が解決できるのか。また、今後の見通しについてお答えください。
3つ目に、国道1号線の交差点名、知立団地入口の交差点改良の件であります。右折帯の問題については、既に中島牧子議員が問題提起もさせていただいております。ラッシュのときは観光道路にまで続いています。その後の進捗状況と完成はいつごろになるのか、お聞かせをいただきたいと思います。
4つ目に、南陽通り線の知立団地西交差点から農協に向かう道路の歩道植栽の高さの調整を以前からお願いをしています。なぜなら、南陽2丁目方面からバス通りに出るとき、植栽が邪魔になり、じりじりと前に出ていかなければ右折も左折も大変しにくいということです。宿根草などに変更するなど、交通安全対策をお願いしたいと思います。
次に、子どもたちの交通安全です。衣豊道路の側道ができたところから開通をしております。八ツ田小学校区になりますが、新池3丁目と南陽2丁目の間の衣豊道路に子どもたちが飛び出しかねないという心配があります。マンション、戸建て住宅もふえ、心配の声が挙がっています。今までは、スピードを出して走る車は余り多くはなかったことと思いますが、側道開通もあり、また、今後1号線のところも開通すればもっと交通量もふえます。学校の登下校は通学路を使っての登校、下校になりますが、下校後は学校もここまでは目が届かないと思います。子どもの動作は予測できないものがたくさんあります。学校は何かこういったものに対して、対策を考えているのか、お考えがあればお聞かせいただきたいと思います。
次に、最後になります。東小学校は平成16年度末をもって、昭和6丁目の児童が八ツ田小学校へ通学してもよいという暫定期間が終わります。これに伴い、現在封鎖されている正門を使っての登下校に切りかえたいと考えています。そして、団地内市道に新たに3カ所の横断歩道を新設していただきたいということであります。東小学校、PTA、知立団地自治会が一緒になって交通安全施設設置の要望書を出させていただきますが、児童が安全で安心して登下校できるよう、御配慮いただきたいと思います。東小学校と教育委員会、そして、土木交通課との連携をしっかりととっていただき、交通事故のないように今年度中に結論を出していただきたいと思います。
以上、大変たくさんの要望を出させていただきましたが、いずれも市民が安全で安心して暮らせる知立市を願ってのことです。御答弁をよろしくお願いいたしまして、第1問目の質問を終わります。
〔19番 笠原晴美降壇〕
○議長(久田義章)
石原教育長。
○教育長(石原克己)
学校二学期制についてお答えいたします。
まず、メリットについてでございますけれども、今、6点挙げていただきまして、そのとおりでございます。もう少し具体的に、少しお話をさせていただきます。
長期休業の前の7月、12月、これは、先生方にとっては授業、通知表、大変多忙な時期であります。そういう時期にも、子どもとじっくりと接することができると。つまり、通知表作成に取られる時間がなくなり、子どもとも接する時間がふえ、充実した授業の展開ができるということであります。また、その期間に、長期休業に向けての児童生徒一人一人に応じた指導もできます。
また、先ほどお話もありましたように、美術、技術家庭のような時間数の少ないもの、主に作品をつくっていくわけですけれども、そういうものにつきましては週に1回の授業、年間35時間の授業でありますので、その中で、例えば、1日休んだり、2日休んだりしますと作品がどうしてもできない。それも、今までですと7月の終わり、7月末、7月のときに一生懸命で子どもたちはつくっているわけです、授業後に。そういうものも長期休業が活用できるということ。
また、3学期の慌ただしさ、これがなくなり、充実した学習ができる。このように、年間を通じて、ゆとりの中で充実した教育活動が展開できると思っております。
また、大きなスパンの中で大きな単元構想ができて、児童生徒の意欲を大切にした学習にじっくりと取り組めるではないかと思います。つまり、みずから課題を見つけて考え、判断し解決していくという、いわゆる問題解決的な学習が進めやすくなっていくということ。
それから、体験を通した学習。特に、今後これから重要になってくるわけでありますけれども、そうした体験を通した学習が取り入れやすくなってくると。これは、授業時数の増加ということでもかかわってくるわけであります。そうした学習を通しまして、確かな学力だとか、豊かな心といった生きる力をはぐくんでいきたいと、こんなふうに考えております。
それに対するデメリットということでございますけれども、今までの実践等を踏まえ、現在、デメリットというとらえ方はしておりません。しかし、保護者の方々が不安に思っていることは確かにございます。今、御指摘がありましたように、通知表が1回減るので、子どもの状況がつかみにくいのではないかとか、入試への影響があるのではないかとか、あるいは教師の負担が増加するのではないか、あるいは今も言われましたけれども、長期休業中の子どもの負担がふえるのではないかというようなこともあります。通知表、1回減るので子どもの状況がつかみにくいという点でありますけれども、通知表が1回減るわけでありますけれども、授業、単元ごとの授業を行い、それをきめ細かく本人、あるいは保護者にも知らせていくと。そういった大きな通知表というものは減りますけれども、きめ細かな通知はできていくわけであります。
また、個人懇談や、あるいは個人相談日などで学習の状況を知らせていくということ。また、授業参観の回数をふやすということ。こうしたことも各学校で取り組んでいるところであります。
また、入試への影響があるかという、これ、中学3年生の保護者の皆さんの不安でありますけれども、公立学校の入試というのは学年末の評定をもとに実施されるので、今までと何ら変わることはありません。私立学校や専修学校については、3学期制における2学期の評定をもとに行われますので、二学期制になった場合、3年生のみ12月までの評定を出して、それに基づいて進路指導を行っていきます。したがいまして、入試への影響はないと考えております。
また、教師の負担がふえるのではないかという不安もあるわけでありますけれども、やはり、教師がゆとりを持ってやらなければ、子どものゆとりは生まれてこないと思っております。教材研究や日々の評価を細かく行う絶対評価、評価と指導と一体化などは、負担の増加というより、やはり、教師として必要な業務であると考えております。
ただ、先生方にとりまして、7月、12月、ここのあたりでかなりの心のゆとりができてくるのではないか、通知表を持って家に帰るとかということもなくなってくるのではないかと、そんなふうに考えております。そして、子どもとの触れ合いをふやすこと、それは先生方のゆとりにもつながってくると、そんなふうに感じております。
今後の啓発活動についてでありますけれども、これまで、教員向けの「知立市学校二学期制研究推進だより」を2回発行しております。そして、今後、1月中に児童生徒用のパンフレット、それと保護者向けのリーフレットを配布する予定であります。また、市の広報紙ちりゅうへの記事の掲載も行っていきます。さらに、学校教育課のホームページにも掲載をしていきます。1月末から3月にかけまして、各学校で保護者の皆様や地域の皆様を対象にした説明会を開催していく予定であります。
以上であります。
○議長(久田義章)
都市整備部長。
○都市整備部長(黒谷 H)
衣浦豊田線関係の道路照明についてお答えさせていただきます。
高架下につきましては、県と協議いたしまして、主要な箇所については、横断歩道、そして、道路照明ということで協議をしております。地区におきましては、六反地区に1カ所、それから、南陽通りにつきましては、南陽交差点下と、それから、南陽通りから県道安城八ツ田知立線の間に1カ所、それから、南陽通りから名鉄本線までにおきましては、中央に1カ所ということでございまして、特に南陽区におきましては、その2カ所のみで、そのほかにつきましては、指定方向のみということで、横断はできないというふうに聞いております。
御指摘の猿渡川の堤防通りにつきましては、市道にも接してなく照明はついておりませんが、いま一度現場等を見させていただきながら、県と協議をさせていきたいと思っております。
それからもう1つ、牛田地内の、この下、通学路になっております。高架下を横断する市道11号線の関係だと思いますけれど、これにつきましては、高架の部の上の照明が下に照らしておるということで、比較的上の高架のところにインターの照明、幾つかついておるということで、現状としては高架部の間接照明で通学路の方も見えるではないかということで、これにつきましては当初に要望したわけでございますが、現時点的には高架の照明で一定の明るさが保たれているというふうに聞いておりますので、いま一度、またこれについても現場を見させていただきますが、現在はそのような計画となっております。
○議長(久田義章)
企画部長。
○企画部長(清水雅美)
ただいま御質問がございました山屋敷地内におきます防犯灯の設置2カ所の件でございますけれども、1カ所、不燃物処理場につきましては、私も十分承知しておりますが、他の一方につきまして、大変申しわけありません。十分なちょっと認識がございません。いずれにいたしましても、ここの状態が、例えば、電柱等がございますれば非常に今の従来型の防犯灯を町内の方にお願いをしてつけていただく、また、管理をしていただくというようなこともありますけれども、場合によっては、そこにそういった適当な電源、電柱等がない場合には、そういうところからの電源を引っ張ってくる、そういったようなことの経費もかかるということが予想されるわけでございます。そういったことで、一度、御指摘の箇所につきましては、十分、現場を確認いたしまして、地元の区長さん等ともお話をさせていただきたいと、こんなふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
それから、現在、市が補助金の交付要綱でもって防犯灯設置をお願いをしておりますことにつきましては、白熱灯、あるいは蛍光灯、それから、水銀灯ということでお願いをしておるわけでございます。ナトリウム灯などの、そういった照度の高いものというようなお話もございました。現在、先ほど申し上げました蛍光灯、あるいは水銀灯というようなもので対応していただいております。少し照度の高いものが必要という部分については、蛍光灯の2灯式というようなものもございます。そういったものをお考えをいただくというようなことで、当面、対応してまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○議長(久田義章)
建設部長。
○建設部長(丹羽 毅)
交通安全という問題について、一応4問だったと思います。お答えさせていただきます。
まず、市道山町来迎寺線、旧東海道でございます。これにつきまして、大型車両の進入禁止ということで、私どもも衣浦豊田線が開通というと同時に、こんな形の形でどうかということで地元とも協議した結果、大型車両進入禁止ということを計画させていただいて、公安と協議させていただいて決定したものでございます。
当初、公安委員会が設置しました看板につきまして、大型進入禁止ということだけで規制していったわけでございますけれども、やはり非常に大型車両が進入が多いということで、我々の方でそれなりの看板を立てさせていただきました。それで、なおかつ進入が多いということで、警察の方にお話をさせていただきまして、交通規制というような中で取り締まりをやっていただいたというものでございます。
そういうことで、現在もなおかつ多いという話でありますと、再度、警察の方にお願いをしていこうというふうに思います。よろしくお願いします。
それから、2つ目でございますけれども、山町来迎寺線、旧東海道と衣浦豊田線の交差点に新しくコンビニができたということでございます。ここへの右折の車が非常に多いという話の中で、交通規制が何らか対応できないかという話でございますけれども、この辺につきましても、我々としては、余りにも交差点に近いという話の中で、実質は非常に難しいことでございます。規制が何かないかということでございますけれども、道路構造上、今現在は交差点からすぐ右折という中身でコンビニに入っていくような状態ですので、現実、規制としては非常に難しいんではないかなというふうに思っております。
それから、3つ目でございますが、国道1号線と牛田20号の交差点、ここは再三、質問で聞いていただいておりますが、今現在も国土交通省岡崎事務所とお話をさせていただいておりますけれども、交差点改良としては、やはり全面的な改正が必要であるというのが国土交通省の考え方です。そうしますと当然ですが、用地交渉を含めまして根本的にやらなければならないという話になりますもんですから、再度、国土交通省の岡崎事務所の方と協議していきたいというふうに思っております。
それから、4つ目でございますが、南陽通りの植栽帯で見通しが悪いという話がございました。ここにつきましても、今現在、低木につきましては、60センということで剪定をさせていただいています。特にまた、見通しが悪いという話であったとするならば、二段構えで交差点については、例えば、45センというようなカットの仕方の中で一度検討してみたいなというふうに思っております。よろしくお願いします。
以上です。
○議長(久田義章)
教育部長。
○教育部長(岩田嘉彦)
では、御答弁させていただきます。私の方、2点あったというふうに思います。
まず最初に、419号線側道の開通に伴いまして、児童生徒への交通安全ということであります。まず、通学路ということでございますが、これにつきましては、信号機のついたコースを設定をさせていただいておりますので、安全面には十分配慮しておるというふうに理解をしておるところでありますが、しかし、日常生活の中で子どもたちが遠い横断歩道を通らずに近い道を横断するということも十分考えられます。こういうことから、常に、学校では交通安全に対する指導を行っておるというところでありますが、また、より安全な状況をつくり出してやるということも必要と考えます。今後とも、この地域の子どもたちの安全のために、指導や対策により研究をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。
もう1点、東小学校の関係であります。6丁目の子どもたちが正門から入るということで、通学路を変更するということであります。これにつきまして、横断歩道が1点変更、2カ所の新設という形で聞いておるところであります。これにつきましては、警察、あるいは公安委員会等の関係もございます。また、よく交通安全課とも協議をさせていただきながら努力をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上であります。
○議長(久田義章)
19番 笠原議員。
○19番(笠原晴美)
学校二学期制の問題については、先ほど、メリットと言いますか、二学期制に踏み切られた点についてのお話は理解をしていただきまして、それで、デメリットはないよと、そういう話をいただいたわけであります。
しかし現実、やっぱり、このように、子どもたちにとっては夏休みという楽しい場面で、「わかりタイム」ということで出ていかなければいけないと。そういう1つの、先ほどのお話にもありましたように、これでは、本当のゆとり教育になるのかという問題だと思うんです。中には、伸び伸びと遊びたいなと思っていても、何で勉強しなければいけないんだと。小さいときから将来何をやろうとか、そういうことをしっかりと持っている子どもさんはいいですけれども、そうでない子どもさんですと、こういう問題については、すっとなじんでいかない。
それから、自分がどういう問題がわからないのかということも1つあるかと思うんです。勉強に対して意欲のある子どもさんは、すっと夏休みになっても「わかりタイム」の授業に、授業と言いますか取り組みについていけれるかもしれないけれども、そういう点においては、保護者と子どもたちの間に乖離があると思うんです。お母さんたち、保護者の方々は、個人懇談会のときに学習内容だとか、それから、評価、そういうものについてはきめ細かな通知をいただくということで、自分の子どもがどういうものがわからないのかとか、そういうところはわかってみえて、八ツ田小学校でも約8割方の保護者の方々がこういう「わかりタイム」のことや、それからまた、月1回の学校公開日だとか、それから、学校だよりの情報だとか個人面談、こういったもので理解は何とかできると、そういうふうに言われてはおりますが、子どもたちにしてみれば、せっかくの夏休み。本当に伸び伸びとできない、何か背負わされているものがあるという、こういう不安材料は出てくるかと思うんです。
それで、先ほどもありましたように、先生方もこの夏休みの間出て、「わかりタイム」には対応し、子どもの状況が、通知表は1回減っても状況がつかみやすいとか言われてはおりますけれども、この、いわゆる通知表がこのように減ったといっても実際は回数がふえると、そういうことと一緒だと思うんです。
それから、いわゆる二学期制になったといっても夏休みの前に1回切られ、それから、10月の二学期制の本当の終わり、そういうふうにして区切っていくと4学期制みたいだと、こんなような評価も聞いております。これでは、本当に、先ほど、ゆとりができてと言われたけれども、本当のゆとり教育になるのかというのが心配をされます。そして、単元ごとにやっていくというふうで言われました。しかし、単元ごとに児童の自己評価表をつくらなければいけないわけですし、つくって、子どもにそれを持たせて家庭に持たせるわけですから、そういう作業というものが、今まで三学期制ではなかったものが二学期制になってふえてくるということではないかと思うんです。
それで、今後、こういった面が全部がメリットでは私はないと思いますし、デメリットというものはないとは言われたけれども、先生にも生徒にも、やはり負担がかかっていく問題ではないかと、そんなふうに思っております。
それと、授業参観だとか、そういうものもふやしていくというふうではありますけれども、お勤めをしている御父兄の方も大変多くなってきているわけですから、今、学校では、例えば、防災訓練なども保護者の方と一緒にやりましょうなんていうこともやっている中で、働いているお父さん、お母さんが、子どもと一緒に出てこられないという、そういう人たちも結構いるわけですから、仕事を休んで学校に通う回数が多くなるということも1つ大変な問題になるかと思います。
それで、今回、この二学期制に移るに当たって、もう既に二学期制やりますよというふうで発表されたわけですけれども、啓発活動を一番やっていかなければいけないことだと思うんですが、あと4カ月あるかなしかの中で、保護者の皆さんや地域の皆さん、こういった方々のところで啓発活動をやっていかなければいけないわけですけれども、12月は無理でしょうし、1月入っても冬休みもありますので、大体が2月、3月にかけて保護者の方、地域の方たちへの説明会、こういうものが持たれるのではないかと思うんですけれども、そんなところはどうでしょうか。余りにも二学期制になる直前で説明会というものが開かれるのではないか。もうちょっと早くに説明会というものが、便りだけではなくて、やられるといいかと思うんですけれども、その点はいかがですか。
それから、教師の方々が7月、12月、今までは大変、通知表をつけなければいけないという多忙なときに、このときをじっくりと子どもたちに勉強を教えることもできるし、また、一人一人の指導もできるというふうにおっしゃられました。それで、今、美術などは年間35時間だけれどもというふうにお話がありましたけれども、これで、約何時間ぐらい、例えば、始業式だとか、そういうものもみんな減っていくわけですので、何時間ぐらいこれがふえていくのですか。もしかしたら、20時間ぐらいでしょうか。こんなふうに、全体として授業時数というんですか、そういうものがふえていくのか、その点もお聞かせをいただきたいと思います。
それから、単元ごとにと言われましたけれども、小学校と中学校、ここでは、休み前で、いわゆる教科の評価基準、そういうものが、学年便りみたいなもので報告されるんですか。それともまた、中学校は5教科だとか、それから、小学校は国語、算数だけだとか、そんなぐらいに児童の自己評価表、そういうものがつくられるのか、その点もお聞かせいただきたいと思います。
聞くところによりますと、国語、算数、理科、社会の4教科が評価基準を毎月、学年便りで知らせていくと、そんなふうでお聞きしたんですけれども、児童へ渡す、家庭に渡す児童自己評価表、こういうものは小学校と中学校は何教科なのかもお聞かせいただきたいと思います。
それから、交通安全の方につきまして、同じ学校関係ですが、今、あそこの南陽のところと新池のところが、一番子どもたちが危ないというふうには言われておりますけれども、通学路については、子どもたちは通学するとき、登下校はきちんと通学路を使って行くと思いますけれども、ただ、下校後、どんな行動に出るか、子どもたちの行動というのは予測できないものがいっぱいあるわけで、先ほども、今後考えていくということですけれども、ここのところはもっと早くその指導をしていかないと、時間がこれは待っている場合ではないと、こういうふうに思います。学校の交通安全指導、こういうものをするというふうに先ほど言われまして、そして、考えていくというふうに言われましたけれども、本当に、マンションや、それから、戸建て住宅も大変多くふえてきております。ある方がこんなふうに言われたんです。その方は重原の方から通っていらっしゃるんですけれども、アピタのところを通って変電所のところから渡るときにもう大変怖いと。橋脚などもありますから、結構陰になったりして見にくい、そういう中を渡っていかれる方なんですけれども、子どもたちもやはり、そういう陰からひょっと出るということは予測できるような問題ではないですけれども、予測できない行動をとると、そういうことになりますので、考えるというだけではなくて早くそれを答えを出していただいて、事故のないように対策をとっていただきたい、このように思います。
それから、東小学校ですが、あと、これもう新学期までにはやっていただかなければいけない問題で、教育委員会と小学校で協議していかなければいけない問題かとは思いますが、現在、6丁目からの子どもさんたちが、来年度から約60名ぐらいですか、今は55名ほどだと思うんですが、今度、60名ぐらい予定をされておりますし、それから、児童センターの方から、今度、正門として使う方に歩いてくる子どもたちが約100名近くですね。その子たちの安全ということで、ここは児童数の少ないところですけれども、早くにこれを新設をしていただかないといけないと思うんですが、できる方向にはあるんでしょうか。そのことをお聞かせいただきたいと思います。
それから、ちなみに東小学校の児童数、来年度はどのくらいになるのかおわかりであれば聞かせていただきたいなと思います。
それから、新しく設置するところは御存じですよね。それから、変更するところ、ここのところを御存じだと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
それから、防犯灯の問題ですが、山屋敷町の方なんですが、これは山屋敷町のことであって、町内からここに防犯灯をつけてくださいという、そういうお願いがあって、本来ならつけるべきものだとは思いますけれども、余り人家のないところですと、見落とされると言いますか、そういうふうだと思いますが、これは豊田地との問題もあります。そういう問題もありますけれども、その点はきちんと協議をしていただきたいと思うんですが、よろしくお願いをいたします。
それで、こういったところにつきましては、町内から、優先順位というんですか、たくさんつけていきたいというところがあったとしても、優先順位があって、こういうところがだんだんとおくれていくのかもしれませんが、市もこういったところには十分、目を向けていただいてつけていただきたいと、このように思います。本当の実態に合ったものにしていただきたいなと思います。
それで、今、ナトリウム灯のお話がありましたけれども、将来、こういうものを導入をしていかれる上で、大体、どのぐらいの経費なんですか。それから、この将来計画と言いますか、そういうものがあったら聞かせてください。特に、人家の少ないところについては、白熱灯よりはナトリウム灯は、白熱灯よりも明るくて、それから、持続性もありますので、こういうものがつけられるのが一番いいかと思います。それで、こういうところについて、設置費、補助要綱では設置費が3万円ですか、そういうふうですけれども、先ほど、電柱があればという話でしたが、電柱がなかった場合、この設置についてはどういうふうになりますか。地元でこういう電柱の問題、このことが心配されますので、お聞かせいただきたいなと思います。
それから、道路照明であります。衣豊道路のところでありますが、インターのところの照明ですが、高架のところの照明で一定の明るさが確保できるということでありますが、現在、もう夕方ぐらいから相当暗くなりまして、夜もそう明るくはないと思うんですが、この点、もう一度考えていただきたいなと思います。
それから、コンビニに入るところの右折、実質、難しいと、そういうことですね。それで、そのところの同じ交差点と言いますか、牛田山屋敷1号線、この改良は3年計画というふうで聞いておりますが、どのようにされていくのか。そして、そのことによって、ここの交差点の渋滞がうまく解決できるようになるのか、その見通しがありましたら聞かせてください。
それと、国道1号線のダイアナパチンコ店の、あそこのところの交差点改良ですが、全面改良していかなければいけない、岡崎事務所とということですが、用地交渉で難航しているように言われました。それで、まるっきりだめなのか、それとも、何とか見通しがあるのかどうか。そうでなければ、この全面改良ができないわけですので、そこの点、岡崎事務所といろいろ相談するというふうには言われておりますが、見通しについて聞かせてください。まるっきりだめなのかどうか、お願いしたいと思います。
それと、植栽については、今もう刈り込みの方は全部終わられたのでしょうか。それとも、今年度、何とか間に合うんでしょうか。その点をお聞きして、2問目を終わりたいと思います。
○議長(久田義章)
石原教育長。
○教育長(石原克己)
二学期制についての2問目についてお答えいたします。
夏休みの過ごし方、子どもの負担にならないかということであります。伸び伸びと遊びたい子どもたちもおります。今までの夏休みと言いますと、学校から夏休みの課題を与え、終わったら持ってきなさいということが多かったわけですけれども、今、八ツ田小学校、南中学校の夏休みは、自分でつくる夏休みということを行っております。7月の夏休み前に、指導の会というんですか、子どもたちとの話し合いの場を設けながら、夏休みをどう過ごしていったらいいかという話し合いをもって、自分でつくる夏休みをやっております。
例えば、ある程度の課題でも、家で自分でできる子はそれでいいわけでありますけれども、なかなか自分ではできない子どもたち、学校へ来て、先生に聞きながらやる子どもたちもおると思います。すべての子どもたちに「わかりタイム」だとか、学習の時間を設けたときに、強制的に来させるものではないわけであります。自分でつくる夏休みを送らせたいと思っております。
それから、先生方の負担についてでありますけれども、絶対評価に変わりました。すべての子どもたちに基礎的な学習を身につけさせると。そうしますと、私たちは授業、指導をして、それで評価をし、それでまだ不十分な子どもたちは、さらに指導を加えていかなければいけない。それで、できた子どもたちは発展的な学習をしていく。つまり、指導し評価し、また指導をしていくという繰り返しが必要なわけであります。そのための評価の仕方、それは、やり方はいろいろあるわけでありますけれども、それなりの評価をして次へ進んでいくという、これが一時間一時間やっているととても大変な作業ではありますけれども、1つの単元の中で行っていくということ、それであれば十分にできていくのではないかということを思います。
それから、四学期制になってしまわないかと。これは、10月のところ、3日の休みがあるわけでありますけれども、これをさらに延ばしていくと、今言われたような四学期制というような言葉が出てくるわけでありますけれども、そういうことがないように、大きなスパンで学期を考えていくというふうにとらえております。
それから、啓発活動はどのようになっているかということであります。4月まで、余り時間がないわけであります。現在、保護者向けのリーフレットはもうできて印刷所へ渡すということになっております。4月早々には配布できると思っております。
また、説明会でありますけれども、学校によっては、学区によって差がありますけれども、1月から3月の間では、どの学校でも行われると聞いております。
それから、授業時間の件でありますけれども、授業時間はどのぐらいふえるかということでありますけれども、これも、今の教育課程、学校によってちょっと違いますので、ほぼ20時間ぐらい。しかし、これは授業時間がふえるということと同時に、授業時間というよりも教科に充てる時間と言った方がいいでしょうか。例えば、行事に充てていたのが教科の時間に変わるというようなことがありまして、そういうものを含めて20時間ふえていくというふうにとらえております。
それから、自己評価表だとか評価基準について、どの程度知らせていくかということであります。これ、八ツ田小学校でやっていることと、今後、各学校でどのように取り組んでいくかということであります。市内一斉にこういうことでやるという方向はないわけであります。各学校の取り組みであります。
以上であります。
○議長(久田義章)
教育部長。
○教育部長(岩田嘉彦)
それでは、再度御答弁をさせていただきます。
419号線側道の開通に伴ってでございますが、確かに、学校とも、現在、協議をさせていただいておるところですが、具体的にどうするという状況ではございません。今後とも、先ほども申し上げましたように、子どもたちの交通安全に対する指導、また、対策について十分研究をしていきたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。
それから、2点目の東小学校の横断歩道の変更でございます。先ほども答弁をさせていただきました。時期がいつになるかということでありますが、警察、あるいは公安委員会との関連がございますので、努力はさせていただきたいというふうに思います。
それから、今、児童生徒の数でございますが、現在、ことしの5月1日現在で291名でございます。今後につきましては、若干ふえていくというふうに予想しておりまして、310名を超えるのではないかというふうな予想はしております。
以上であります。
○議長(久田義章)
企画部長。
○企画部長(清水雅美)
山屋敷町内の地内の2カ所と言いますか、2路線と言いますか、の防犯灯の設置の件でございますけれども、先ほどもちょっと申し上げましたけれども、一応、現場の方、よく確認をさせていただきたいというふうに思います。
既に、御指摘をいただきました箇所につきましては、一部、防犯灯が設置されているところもあるようでございます。一度、地元町内会長さん、区長さんにも、このお話をさせていただく中で、どのようにできるのか、一度、相談をさせていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。
それから、防犯灯にナトリウム灯というお話でございますが、その経費がどのぐらいだというようなお尋ねもあったわけですが、ちょっと私、大変申しわけありません。そのナトリウム灯というのは、いわゆる高速道路とかそういうところに使われているオレンジ色のそういうものでしょうか。当面、私どもといたしましては、そういったもの、ちょっと経費がわかりませんが、当面、先ほども申し上げましたように、町内で設置をしていただく防犯灯につきましては、白熱灯、それから、蛍光灯、それの1灯式、いわゆる2灯用というふうにはございますけれども、そういったもの。それから、水銀灯、こういったもので、それぞれのその現場に合わせた形で設置がいただければというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
○議長(久田義章)
都市整備部長。
○都市整備部長(黒谷 H)
衣浦豊田線のインター下の照明でございますけれども、これにつきましては、高架部の道路照明を一部角度を変えて、その高架下の方にも照らすということで、当時の話としては間接的な照明で、インターのところはできないかというようなお話でございました。猿渡川のこともありますので、一度、県には協議させていただきたいと思っております。
○議長(久田義章)
建設部長。
○建設部長(丹羽 毅)
衣浦豊田線と旧東海道との交差についての、コンビニについての入り口は難しいという話はさせていただきました。
それで、山屋敷の入る道路についての計画をということにつきましては、御質問者も言われましたけれども、一応3カ年という計画の中で、今年度当初、松並木を同時にやってしまおうというふうに思ったわけですが、やはり、今年度につきまして松並木の移植ということを考えたんですが、移植ということにつきましては、やはり、あれだけの大きな松については、根をいじめないと移植はちょっと考えられないということですね。移植した後、必ず根がつくかということについて、これもやっぱり保障ができないということの話もありまして、文化財保護の方ともちょっとお話はさせていただいておりますけれども、最終的には伐採、補植というような方向で、今ちょっと事務局の方と打ち合わせをさせていただいております。
ただ、書類的にはまだ提出しておりませんもんですから、できるだけ早い時期に文化財保護委員会の方へ書類を提出させていただいて、協議していこうということで今現在は計画しております。
ただ、この3カ年の計画の中、ことしは時たまできません。あと2カ年の中でやっていきたいというふうに思っております。
それから、ダイアナ前の交差点改良。ここは、先ほど、先生も言われましたけれども、たびたび御質問いただきます。国土交通省の方と協議しておるわけでございますけれども、やはり最終的には、先ほど言いましたような道路改良というのが必要になってくるわけです。そうしますと、やはり、南も北も道路の拡幅というようなことが問題になってくるわけです。当然ですが、片方だけ広げるという話になりますと、道路のセンターがずれてしまうということになりますもんですから、相当大幅な事業になるということなんです。この辺につきましても、再度、国土交通省岡崎事務所と協議していきたいというふうに思っております。
それから、南陽通りの剪定の件ですけれども、一応、今年度一通り剪定の方、終わっております。一応、来年度について、今現在ツツジが植わっております。あのツツジは、花の咲いた後に剪定をやりますもんですから、もう6月、7月に剪定という形になりますもんですから、その時点での剪定ということについて、一応、再度、45センという形の中で交差点付近につきましては検討していきたいということでございます。
以上です。
○議長(久田義章)
これで、19番 笠原議員の一般質問を終わります。