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午前10時00分開会
○議長(久田義章)
ただいまの出席議員は22名です。定足数に達していますので、これより平成17年知立市議会3月定例会を開会します。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。
○議長(久田義章)
ここで市長から招集あいさつがあります。
本多市長。
〔市長 本多正幸登壇〕
○市長(本多正幸)
議員の皆様、おはようございます。
平成17年知立市議会3月定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様方には、何かと御多用のところを御出席賜りまして、まことにありがとうございます。
本定例会に御提案申し上げます案件は、報告2件、同意1件、条例等議案16件、予算関係議案17件の合計36件であります。よろしく御審議賜り、御可決くださいますようお願いを申し上げます。
さて、本定例会は、私が市長に就任いたしまして初めての定例会でございますので、初心の一端を申し上げ、御理解を賜りたいと存じます。
地方分権の進展や構造改革の推進など、地方自治体を取り巻く環境は変化の時を向かえ、当市が取り組むべき課題も多岐にわたっております。このような時、私は、皆様の御理解、御協力のもと、第5次総合計画に定められた「輝くまち、みんなの知立」の実現に向け、全力で市政運営に当たらなければならないと決意を新たにいたしておるところであります。そこで、幾つかの点について申し述べさせていただきたいと存じます。
まず初めに、地震対策など「安心・安全なまちづくり」についてでございます。
大規模地震の発生が危惧されている中、市民の安全を確保することは、最も重要なことだと考えております。公共施設等の耐震補強については5カ年の整備計画を策定しておりますので、この計画に沿って、着実に実施してまいりますが、防災活動に関しましては、市民ぐるみの取り組みが重要であると考えております。とりわけ、消防団や自主防災組織の皆さんのお力が欠かせないものと認識をしており、各組織がしっかり機能するよう災害発生時等における活動マニュアルを早期に策定し、役割を果たしていただける体制をつくってまいりたいと考えております。
また、防災行政無線の導入を推進をしてまいります。なお、議員の皆様にも御心配、御要望いただいておりました同報無線でございますが、市内業者の約1カ月にわたる御努力をいただいて、昨日より使用を再開をさせていただきました。そのことも御報告をさせていただきます。
さらに、発生の予測がつかない地震については、スピーディーな対策づくりが求められるわけでありますので、新年度からは町内の防災体制を強化するため、現在の防災係を防災対策室に格上げし、適切に対応してまいりたいと考えております。
また、犯罪をなくし、安心して暮らせるまちを目指し、市民ぐるみで取り組む防犯体制づくりにも意を注いでまいります。
次に、知立連続立体交差事業と知立駅周辺区画整理事業の推進であります。
2つの大型事業につきましては、関係者の御理解により、着々と事業が進んできているわけでありますが、多額の財源を要するこれらの事業を完結するためには、克服すべき課題も多いわけでございます。新年度からは、県職員の派遣をお願いしておりますので、新たな人材を得て、事業費の縮減、県・市の負担割合の見直しなど引き続きの課題に全力で取り組んでまいります。
次に、土地の有効利用についてであります。
限られた地域ではありますが、将来のまちづくりを見据え、土地利用の見直しや新たな産業の誘致策を検討し、まちの活性化やその成果としての財源確保を図ってまいります。
また、新たな区画整理事業にも取り組んでまいりたいと思います。
次に、生涯スポーツの振興であります。
生涯学習活動として、スポーツや文化活動が盛んな当市でありますが、多様な市民ニーズに十分対応できているとは言えない現状があります。特に、多目的グラウンドは長年の市民要望であります。できるだけ、早期に設置構想を策定してまいります。
次に、健康づくりの推進であります。
健康で、長生きと生活の質の向上を実現するため、健康診査事業の充実など生活習慣病予防の推進や女性のためのトータルサポートや、寝たきり予防のための生きがい活動事業を実施してまいります。
また、歩行者ネットワーク構想に基づく「楽しく歩ける散歩道」の整備を進めてまいります。
次に、少子化社会への対応でございますが、本年度策定いたします次世代育成支援行動計画の着実な実施を目指してまいります。
また、さまざまな障害をもつ方々への支援も積極的に取り組んでまいります。当面、障害者団体やボランティア団体等が一堂に会する場の提供、共通の課題を話し合ったり、相互理解を深める機会をつくってまいりたいと考えております。
総合計画に定めるまちづくりの理念は「みんなでつくるまち」であります。市民と行政がよきパートナーとして協働し、それぞれの知恵と責任においてともにまちづくりに取り組んでいくことが大切だと考えております。そのため、まちづくりへの市民参加の機会の拡充、ボランティア団体、市民活動を支援する体制の整備に努めてまいります。
次に、行政改革推進も大きなテーマであります。
国の構造改革が進められる中、さまざまな規制改革、緩和がなされてまいりました。民間の知恵と創意工夫を積極的に活用した新しい行政システムの構築を検討してまいります。とりわけ、公共施設については、住民サービスを低下させない観点と、コストを検証し、それぞれの事業について効率的で効果的な行政運営を目指してまいります。
そのほか、豊かな自然環境を守り、ごみの減量やリサイクルの促進など、自然循環型社会を目指し、環境に優しいまちづくりを進めるため、環境条例の制定も視野に、市民ぐるみで取り組みができる体制を整えてまいりたいと考えております。
最後に、新空港の開港を初め、道路網の整備など交通事情の変化や生活圏の拡大などにより、新たな市民ニーズ、課題もふえてまいります。今後、周辺自治体との連携による広域行政についても、適切に対応してまいります。
また、市町村合併に関しては、当市の歴史的資産、地理的な優位性、将来のあるべき姿などを検証しながら、引き続き調査・研究を行ってまいりたいと思います。
以上、るる申し上げましたが、1つ1つの課題を解決し、事業をなし遂げていくためには、市議会の皆様を初め、市民各位の御理解と御協力がなければなりません。私も、誠心誠意努めさせていただきますので、よろしくお願い申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。
ありがとうございました。
〔市長 本多正幸降壇〕
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○議長(久田義章)
これで市長あいさつを終わります。
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○議長(久田義章)
これより、日程に入ります。
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により議長において、16番 馬場議員、17番 風間議員を指名します。
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○議長(久田義章)
日程第2、会期の決定についてを議題とします。
お諮りします。本定例会の会期は、本日から25日までの23日間としたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(久田義章)
御異議なしと認めます。したがって、会期は23日間と決定しました。
なお、会期中の日程は、お手元に配付しました案のとおりですので御了承願います。
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○議長(久田義章)
日程第3、諸般の報告をします。
まず、会計事務について御報告します。平成16年12月分例月出納検査結果が監査委員から議長あてに提出されています。その写しをお手元に配付してありますので、ごらんいただきたいと思います。
次に、報告第3号、第4号について提出者から順番に説明を求めます。
企画部長。
〔企画部長 清水雅美登壇〕
○企画部長(清水雅美)
おはようございます。
それでは、報告第3号及び報告第4号について御説明を申し上げますのでよろしくお願いをいたします。
まず、報告第3号 平成16年度知立市土地開発公社事業計画変更及び補正予算書(第2号)について御説明を申し上げますので、お願いいたします。事業計画変更及び補正予算書(第2号)をごらんいただきたいと存じます。
まず、事業計画の変更でございます。2ページをごらんください。平成16年度の事業計画の変更でございますが、取得におきまして5,128平方メートルを予定しておりましたが、その他の公共事業用地の取得はない見込みでありますので1,000平方メートルの減といたしました。処分におきましては、知立駅周辺地区事業代替用地を処分するため3,364平方メートルの増といたしました。
次に、補正予算でございますが、4ページから5ページが補正予算となっておりますが、予算に関する説明書の7ページから9ページまでの実施計画書により御説明を申し上げます。7ページをごらんいただきたいと思います。
収益的収入及び支出の補正額といたしまして、第1款事業収益の公有用地売却収益は2億9,631万8,000円の増、賃貸等事業収益は4,000円の増。第2款事業外収益のその他の雑収益は1,000円の減といたしました。
次に、支出の補正額におきましては、第1款事業原価の公有用地売却原価は2億9,631万8,000円の増。第2款販売費及び一般管理費の経費は5万4,000円の減。
次のページをごらんください。
第3款事業外費用のその他の雑損失は8,000円の増といたしました。
次に資本的収入及び支出の補正額といたしまして、第1款資本的収入は、事業計画の変更によりまして長期借入金は1億1,535万6,000円の減。
支出の補正額といたしまして、第1款資本的支出において、公有地取得事業費は1億1,535万6,000円の減、借入金償還金は2億9,431万7,000円の増といたしました。なお、資本的収入が資本的支出に対して不足する額2億9,431万8,000円は、当年度損益勘定留保資金で補てんをいたします。
次に、10ページの公有地等原価計算書でございますが、平成16年度決算見込みといたしまして、1の用地費から4の経費までを足した当年度公有地等原価2億8,271万6,000円と、前年度末未処分公有地等原価4億5,650万5,000円を足しまして、当年度公有地等売却原価2億9,631万9,000円を差し引いた額4億4,290万2,000円を今度末公有地等原価見込みといたしました。
次に、11ページをごらんください。
損益計算書でございますが、事業総利益は5,000円、販売費及び一般管理費は10万2,000円、事業外収益の受取利息は2,000円となり、10万4,000円の当年度純損失を見込みました。
次に、12ページをごらんください。
貸借対照表でございます。この表は、公社の財政状況及び財産を示しており、資産合計と負債資本合計はともに4億6,321万1,000円で一致いたしております。
以上で、報告第3号の説明を終わらさせていただきます。
続きまして、報告第4号 平成17年度知立市土地開発公社事業計画及び予算書について御説明を申し上げます。事業計画及び予算書をごらんいただきたいと存じます。
まず、2ページをごらんください。
事業計画でございますが、取得につきましては、その他の公共事業用地といたしまして1,000平方メートルを予定いたしました。また、処分予定といたしましては、来迎寺保育園用地として2,998平方メートルを予定いたしております。
次に、予算でございますが、4ページ、5ページが予算となっておりますけれども、7ページからの実施計画書により御説明を申し上げます。
まず、7ページをごらんいただきたいと存じます。
収益的収入及び支出といたしまして、第1款事業収益の公有地売却収益は1億6,255万8,000円、賃貸等事業収益1,000円。第2款事業外収益といたしまして受取利息などで3,000円、合計1億6,256万2,000円といたしました。
次に、8ページの収益的支出におきましては、第1款事業原価といたしまして、公有地売却原価1億6,255万8,000円。第2款販売費及び一般管理費15万6,000円。第3款事業外費用1,000円。合計1億6,271万5,000円といたしました。
次に、9ページから10ページの資本的収入及び支出におきましては、収入は、第1款資本的収入として用地取得のための長期借入金3億2,271万7,000円。支出は、第1款資本的支出として公有用地取得事業費2億6,817万7,000円、代行用地取得事業費5,454万円。10ページの借入償還金1億2,965万5,000円で合計4億5,237万2,000円の見込みといたしました。なお、資本的収入が資本的支出に対して不足する額1億2,965万5,000円は、当年度分損益勘定留保資金で補てんするものといたしております。
次に、11ページの公有地等原価計算書でございますが、1の用地費から4の経費を足した当年度公有地等原価3億2,271万7,000円と、前年度末未処分公有地等原価4億4,290万2,000円を足しまして、当年度公有地等売却原価1億6,255万8,000円を差し引いた額6億306万1,000円を、17年度末の公有地等原価と見込んでおります。
次に、12ページの債務負担行為に関する調書でございますが、平成17年度、18年度において、知立市知立駅周辺土地区画整理事業に係る取得費4億2,400万円と、借入金利子及び事務費の合計額の債務負担を設定しております。
次に、13ページの損益計算書でございますが、1の事業収益1億6,255万9,000円、2の事業原価1億6,255万8,000円で、1,000円の事業総利益となります。
また、4の事業外収益3,000円を加え、3の販売費及び一般管理事業15万6,000円と雑損失1,000円を差し引いた額15万3,000円が、17年度の純損失見込みとなります。
次に、14ページの貸借対照表でございますが、資産合計と負債資本合計ともに6億5,612万円で一致いたしております。
以上で、報告第4号、平成17年度知立市開発公社事業計画及び予算書の説明を終わらせていただきます。
〔企画部長 清水雅美降壇〕
○議長(久田義章)
説明が終わりました。これで、諸般の報告を終わります。
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