○議長(久田義章)
これより、議案第5号に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
13番 三浦議員。
○13番(三浦康司)
それでは、議案第5号特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について御質問します。
この中の文化会館の館長の件につきまして、御質問させていただきます。
今回、文化会館の館長の特別職の報酬の廃止でございます。この廃止に関しまして、まずは理由の説明をいただきたいと思います。
○議長(久田義章)
教育部長。
○教育部長(岩田嘉彦)
館長の報酬につきましては、議案説明会のときにも若干御説明をさせていただきました。今回、特別職から外させていただくということであります。館長さんにつきましては、今、文化会館の館長とちりゅう芸術創造協会の総監督という形で2通りの事業をしておっていただけるわけであります。今回、開館5年が過ぎてまいりました。平成17年度につきましては5周年記念という形でなってくるわけであります。この間、館長さんにいろいろと御苦労をいただいているわけでありますが、職員の方も大分いろいろと業務になれてきたといいますか、いろいろと勉強させていただいたということもありまして、ひとつ今回、行政改革の関係もございまして、館長さんか、それとも芸術創造協会の総監督かという形でお話をさせていただいてきたわけでありますが、今回はやはり伊豫田さんのお仕事の関係から考えますと、芸術創造協会の総監督をひとつ今回はお願いをさせていただいて、館長はやはり、館長さんからいろいろと勉強させていただきました創造協会の職員、あるいはうちの市の職員もおりますので、今回は市の一般職の中から館長を指定いたしまして、今後、芸術創造協会の総監督という形で御尽力をいただきたいということで御相談をさせていただいたわけであります。
報酬につきましても、現在月額89万円ということでお願いをさせていただいているところでありますが、これも御相談の上、月額50万円という形でお話し合いをさせていただくことができました。当然、今までは時間数につきましても非常勤ということで、通常ですと30時間以内という形でお願いをするわけですけれども、今までの状況から申し上げれば、やはり例えば9時に出勤されて5時に帰るということはなかなかできない状況もあるわけでして、例えば9時に出勤されて10時ごろまでおられるとか、そういう状況から見せていただきますと、当然30時間での御勤務ではなかったと考えているわけです。やはり報酬の方も下がるわけですので、勤務につきましても、その分若干減らしていただくような形で今後勤務をしていただくということで、今回芸術創造協会の総監督ということでお働きをいただくという形で変更をさせていただいたものでございます。
○議長(久田義章)
13番 三浦議員。
○13番(三浦康司)
今回の5周年という形で見直しと聞きましたけれど、その辺もちょっとわからないのですけれど、館長と創造協会の総監督、これはどのような仕事をしていたのですか。どちらかをとるという形で今後はお願いするというようなことでございますが、今、働く時間の件も御説明がありましたが、そこら辺を含めて、今までの館長の件、そして総監督、これは倍の仕事をしていたのかな、では半分になるのかなと、その辺のことがあるのですが、その辺はいかがでしょうか。
○議長(久田義章)
教育部長。
○教育部長(岩田嘉彦)
伊豫田さんにつきましては、まず一番大きな仕事というのはやはり芸術創造協会の総監督ということで、私どもが芸術創造協会に補助金を出して実施をしていただいています自主事業に対します企画立案というのが非常に大きなウエイトを占めているということでありまして、確かに館長ということで館の運営、あるいは責任者として勤務もいただいていたわけであります。特に館の代表者という形で実施をしていただいたわけです。しかし、館の管理運営につきましては、私ども職員も入っておりますので、やはりそちらの方で実施をさせていただくことは十分できるわけです。そういうことから、今回総監督をお願いさせていただいたということで御理解をいただきたいと思います。
○議長(久田義章)
13番 三浦議員。
○13番(三浦康司)
今回、その館長が不在になり、職員から登用ということを聞きました。どういった形の組織、また、館長はどういう形になるのか、そして、創造協会へ、パティオですね、そういった方の組織といいますか、職員の配置はどうなるのか、わかる範囲でお願いします。
○議長(久田義章)
教育部長。
○教育部長(岩田嘉彦)
まず、職員でございますが、今後館長は文化振興課長で対応させていただくという形で今、考えているところであります。
現在も伊豫田さんにおかれましては、創造協会の総監督という位置におられますので、これは引き続き実施をしていただくということでありまして、職員につきましては一般職員は5名、女性が3名、男性2名という形でおりますし、それから、特別任用職員、嘱託員と同じような職員になるわけですが、これが2名、女性の職員。それから、臨時職員が4名ございまして、今、そんな形で実施をしていただいているという状況であります。
○議長(久田義章)
13番 三浦議員。
○13番(三浦康司)
館長はパティオができたとき、創設、建設以来館長としてきました。前市長が建設と同時に館長を引っ張ってきたといいますか、知立市のために館長を呼んできました。やはりNHKのディレクターということで大変顔が広く、いろんな今まで、開館当時はNHKののど自慢大会、それから、また海外からオペラ、それから名フィルのコンサートとか、いろんなメジャーな催し物をしてきました。また、文化会館においても、ボランティアグループのパティオウエーブ、それから、シアターカレッジ、こういったことが認められ、文化庁の芸術拠点形成事業に指定され、全国で19館のうち愛知県では芸文センターとこの知立のパティオ2館が選ばれた。そして、補助金として毎年500万円ですか、もう3年ぐらいもらっていると。大変館長的には知立市の文化創造にも貢献している。いろんな意味で貢献しております。
今回、市長がかわられ、こういった形でかわられたと同時に館長の方も降格とはいいませんが、そんなような形になっております。現市長がこの件はどう思っているのか、現市長のお考えかと思いますが、その辺の市長の見解、伊豫田館長、知立への貢献度が大変あります。そこら辺も踏まえて御見解をお聞きして、質問を終わりたいと思います。
○議長(久田義章)
本多市長。
○市長(本多正幸)
今、御指摘をいただいた伊豫田氏のことにつきましては、三浦議員さんと同様に私も文化会館ができた経過も含めて知っております。伊豫田氏の貢献度、今日までの知立の文化の向上につきまして本当によくやっていただいた、そのことは重々認めておりますし、ありがたいと思っておりますし、また、一方では自主事業としていろんな他市ではなかなかできないような自主事業も伊豫田氏が力を注いでやってこられた、そのことについても知立の名声を高める、その貢献度については本当に高い評価をするところでございます。
しかしながら、今、部長からも答弁をさせていただきましたように、5年が経過をし、職員の皆さん方も本当によくなれていただいた。行革だから報酬が、給料が下がったと、そういう思いを思っていただくと大変困るのですけれども、そうではなくて、伊豫田氏の年齢も私も知っておりますし、5年間本当に力を注いでいただいたということで、あと、伊豫田氏がこの知立市にとって必要な部分というのは、なかなか今までと同じようなことをしていただくというよりも、一方では少し重い荷物を軽くしてさしあげて、また総監督として頑張っていただく。そういう意味で、一方的に市の方が伊豫田さん、こうですよということではなくて、それは幾度かにわたって伊豫田氏と話をさせていただいて、そして御了解をいただいたということで決着をみたというのか、御理解をいただいている話でございまして、そういう部分でまた引き続き力を発揮していただけると。それが89万円の力なのか、50万円の力なのかというと、金額でそれをはかるものではございませんけれども、伊豫田氏の性格上、仮に報酬が若干下がったといえども、やはり情熱に燃えたあの方の力は発揮していただけると信じております。御理解をいただいて、こういうことになったということでございます。
○議長(久田義章)
ほかに質疑はありませんか。
〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(久田義章)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
ここで10分間休憩します。
午後3時43分休憩
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午後3時56分再開