次に、3番 林議員の一般質問を許します。
〔3番 林 郁夫登壇〕
○3番(林 郁夫)
通告に従いまして、一般質問させていただきます。
都市計画マスタープランについて質問させていただきます。
まずは、都市計画マスタープランが果たす役割についてお聞かせください。
都市計画マスタープランについては、平成4年の都市計画法改正において、市町村の都市計画に関する基本的な方針として新たに創設された制度で、住民に最も近い立場にある市町村が、その創意工夫のもとに住民意見を反映して定めるものとされ、以来、全国の自治体で策定され、知立市においても平成8年度に、平成22年を目標年次としたプランを策定したところであります。
現在の知立市の都市計画マスタープランでは、「快適生活都市の実現」「みどり豊かなうるおいのある都市の実現」「人と物の交流による活気ある都市の実現」「歴史的文化遺産を初めとする知識・文化を産業とした都市の実現」という4つの大きなテーマを、その理念、目標として掲げており、また知立駅を中核とした南北商業軸と、知立神社と遍照院を結ぶ歴史文化軸という2つの軸を設け、広域的な交流拠点としての形成軸をしっかりと明記しているところであります。
また、目標年次である平成22年の人口は6万8,000人と見込み、宅地については、住宅地660ヘクタール、商業地53ヘクタール、工業地145ヘクタールの合計862ヘクタールをそれぞれ将来都市におけるフレームとし、そのフレームの中で、公園緑地や河川、下水道のあり方、また防災施設整備や自然環境保全の方針など、多岐にわたっての構想が地域別に描かれているところであります。
そこで、現在のこのような都市計画マスタープランが果たしてきた、またこれから果たすであろう役割について、御所見をお聞かせください。
次に、都市計画マスタープランの見直し事務についてお聞かせください。
まず1点目として、見直しの目的、背景、策定スケジュールなどについてお聞かせください。
マスタープランの見直しについては、本年度と来年度で1,500万円の事業費を予定しているところであり、本年度においては500万円の予算が計上されています。
「予算の概要」によりますと、知立市の将来都市像や土地利用について、第5次知立市総合計画との整合性を図ることとあります。現在の都市計画マスタープランの理念が「活気ある緑豊かな交流のまち」ということで、これは第4次知立市総合計画のキャッチフレーズであり、理念そのものの見直しという余地もあろうかと存じますが、そのほか、どんな点を主に見直しをされようとしているのか、見直しの背景、目的なども含めお聞かせください。
また、今回見直す都市計画マスタープランの目標年度はいつに設定をされるのか。
また、本年度と来年度の2カ年をかけて策定を予定されていますが、具体的な策定スケジュールはどのようになっているのかお聞かせください。
2点目として、都市計画マスタープラン見直し策定に当たっての市民参加はどのように行われるのかお聞かせください。
冒頭申し上げましたように、都市計画マスタープランは、住民に最も近い立場にある市町村が、その創意工夫のもとに住民意見を反映して定めるものとされており、住民参加が不可欠であります。
岡崎市では、一昨年にやはり総合計画との整合性を図るために、都市計画マスタープランの見直しバージョンが策定されたのでありますが、市民意識調査を行い、また学識経験者や市民一般公募委員からなる策定委員会や作業部会、意見交換会、シンポジウムも行うなどして、できる限り多くの方の参加機会を設け、市民の関心を高めていきながら見直しバージョンを策定しています。
当市においては、まちづくり基本条例も策定されているところであり、この都市計画マスタープランの見直し作業に当たっても、できる限り多くの市民参加の仕掛けを用意していただき、より多くの方々の関心を高めていくことが必要であると思いますが、現在のお考えをお聞かせください。
次に、都市計画マスタープランの実現化についてお聞かせください。
実現化への方策を考えるに当たっては、現在の都市計画マスタープランについて、達成されているところとそうでないところをしっかりと検証していただく必要があろうかと思います。
そこで、1つ目の質問として、現在の都市計画マスタープランが平成8年に策定されてから、約10年近く経過していることになりますが、マスタープランどおり、まちづくりができているところと、立ちおくれているところ、また全く方向転換がされているところなどについてお聞かせいただければと存じます。
また、達成できていないところがあるとしたならば、その理由は何なのか。それを今回の見直しバージョンでも載せていくのか、あわせてお聞かせいただきたいと思います。
2つ目として、実現化に向けての方策についてお聞かせください。
都市計画マスタープランのプランの実現化についても、やはり市民参加が不可欠であると思います。市民が主体となるまちづくりを進めるためには、まちづくりに関するパンフレットの発行や、ホームページや広報紙などによる広報活動や、市民に対する情報提供を積極的に行い、ボランティアや市民団体が活動しやすい環境整備に努めることが重要であると思います。
また、都市計画マスタープランの実現化に向け、進行管理、調査を行う市役所内の関係各課の相互協力及び連携体制の強化を図っていくことも必要であると思います。
また、国や県からの財源等の支援もいただけるような積極的な姿勢、体制も必要であると思います。
実現化についての市民参加の仕掛け、市役所の体制についての御所見をお聞かせいただき、都市計画マスタープランに対しての質問を終わります。
次に、高齢社会への対応についてお聞かせいただきます。
知立市介護保険・保健福祉アンケート調査の結果報告書が出されました。平成12年にスタートした介護保険制度については、介護保険法の附則第2条で、施行後5年をめどとして制度の全般に関して検討を加え、その結果に基づき、必要な見直し等を行うこととなっており、このアンケートは、介護保険制度スタートから5年目に当たる本年平成17年度において、介護保険事業計画並びに老人保健福祉計画の見直しをするための参考資料とするものであると思います。
この調査報告書の結果を踏まえながら御所見をお伺いしたいと存じます。
まずは、要介護認定者を除いた65歳以上の方の調査結果を踏まえ、健康講座の充実化についてお聞かせください。
健康のために気をつけていることの問いに対しては、食事・栄養が71.1%で最も多く、睡眠、健康診断と続いています。
また、介護予防で取り組んでほしいことの問いに対しても、食生活の改善が第3番目に上がっており、食事に対しての健康面への意識はかなり高いように思われます。
また、介護予防で取り組んでほしいことの中で、高い関心を示したのが、認知度予防教室や筋力向上トレーニング教室ということで、これらのアンケート結果を重視され、現在保健センターが定期的に行っていただいています老人クラブ巡回健康教室等において、食生活、認知度予防教室や、筋力向上トレーニング教室に関しての講義については、より力を入れていただきたいと思います。
また、老人クラブ巡回健康教室については、年1回に限らず、要望があればできる限り要望をかなえていただきたいのですが、いかがでしょうか。御所見をお聞かせください。
次に、老人クラブのあり方についてお聞かせください。
老人クラブへの参加に対する問いに対しては、約7割の方が参加されていないということで、その理由としては、魅力を感じないが26.5%、老人とは思っていないが23.4%、仕事等で忙しいが22.4%となっています。
また、ほかの質問で、近所づき合いの程度はという問いに対しては、困ったときに助け合える近所づき合いができていると回答された方が30.1%あり、この率は老人クラブへの参加率とほぼ一致することから、老人クラブの加入率の増加が、困ったときに助け合える近所づきあいがふえていく1つの要因にもなることも予想されます。
現在の知立市における実際の65歳以上に対しての老人クラブ加入率を見てみますと36.4%で、碧南市54.9%、刈谷市43.1%、安城市49.0%などと比較すると、かなり加入率が低いことがわかり、老人クラブの加入率の増加策もあわせて考えていく必要があると言えます。
しかし一方、生きがいや今後やってみたいことの問いに対しては、文化、教養、学習活動、スポーツが非常に高い比率を占めており、従来型の地域に密着した老人クラブでの活動のみにとどまらず、さまざまな価値観の中でそれぞれが生涯学習活動に参加したいという傾向も見受けられ、生涯学習において築かれる仲間が、困ったときに助け合える仲間となっていくことも期待されます。
そういった意味から考えますと、従来の老人クラブとは違った形の高齢者のコミュニティが市内各地で誕生される、そんな環境づくりも従来の老人クラブの加入率の増加策とあわせて考慮をしていく必要があると思われますが、いかがでしょうか、御所見をお聞かせください。
次に、保健・福祉サービスの周知方法についてお伺いします。
福祉サービスの認知度の問いにおいて、緊急通報装置、日常生活用具給付、寝具洗濯・乾燥サービス等の福祉サービスに対する認知度が、1割から2割ということで、非常にありがたい制度にあるにもかかわらず、余り知られておらず残念です。現在、どのような形で周知をされていらっしゃるのかお聞かせください。
また、保健サービスの認知度の問いにおいて、健康診査やがん検診に対しては、知っている方は70%ほどと高いのですが、健康相談の制度は40%、転倒予防・認知症予防教室10%、保健師の訪問相談指導10%と、認知度がかなり低い結果となっています。
これは、健康診査、がん検診のように、一人一人個別に案内されるものに対してはしっかりと認知されるのですが、広報などで一般にPRされるものに対しては、非常に意識が低くなっているような気がします。
今後、健康に関しての講座等については、可能な限り健康診査通知書などを送付する際に案内するなど、個別に案内が行くような工夫をすれば、より認知度が高まるような気がしますが、いかがでしょうか。今後の周知方法についてのお考えをお聞かせください。
次に、介護保険制度に関しての行政の支援体制について御所見をお伺いしたいと思います。
アンケートの自由意見の中に、介護保険の利用法をわかりやすく説明してくださいや、介護保険についてまだわからない点があるから説明会等を開催してほしい。信頼できるケアマネージャーはどこに相談すればよいのでしょうか。施設への不満や苦情は市のどこに行けばよいかわからない。また、ケアマネージャーからも、市の中の課同士の密な連絡がない、などがありました。
介護保険が実施されてから多くの自治体が高齢者福祉の相談、援助等をほとんど民間のケアマネージャーに押しつけてしまっており、住民の方から自治体の窓口に相談があっても、それは担当のケアマネージャーに相談してくださいといって、自治体側はたらい回しの対応で済ませてしまい、その結果、自治体の高齢者福祉担当が地域の高齢者の実情をつかめなくなってきているという問題点も指摘されていますが、当市においては、今回アンケート結果に添えられました自由意見に対しましては、どのような対応をされているのかお聞かせください。
また、アンケート結果報告書によりますと、在宅で介護している方の年齢は、70歳以上の方が30.3%、60歳代が25%、50歳代が27.4%と、非常に高齢化しています。介護は入浴介助、排泄介助等、体力を要する部分がかなりあり、介護者自身がぎっくり腰になったりなどし、介護を要するようになったということをたびたび耳にいたします。
精神的な苦労と合わせて、肉体的な疲れは大変なものであると思われます。そういった介護者に対する支援体制は現在どのようなものがあるのでしょうか。今後、介護者の高齢化はなお一層進むように思われます。行政の支援をお願いしたいところでありますが、御所見をお伺いいたします。
高齢社会はますます加速していきます。老人福祉法の基本理念であります「老人は多年にわたり社会の進展に寄与してきた者として、かつ豊富な知識と経験を有する者として敬愛されるとともに、生きがいを持てる健全で安らかな生活を保障されるものとする」を行政は常にしっかりと踏まえていくべきであることを申し添えまして、1回目の質問とさせていただきます。
〔3番 林 郁夫降壇〕
○議長(久田義章)
都市整備部長。
○都市整備部長(黒谷 H)
都市計画マスタープランについてお答えします。
知立市のマスタープランは、将来の都市像と土地利用によるまちづくりの基本計画であります。さらに、これを地区ごとにまちづくりの方向性を定め、今後の魅力ある都市計画の総合的な指針としての役割を持っております。
今回の見直しの背景と目的でありますが、平成7年策定以後10年を過ぎていることと、第5次総合計画との整合を図ることを目的としまして、平成28年度に設定していきたいと思っております。
スケジュールでごさいますが、17年度におきましては、現況調査、そして市民参加の検討、また課題の整理、将来の目標の設定などを考えていきまして、次年度におきましては、目標の設定の中で全体構想、そして地区別構想、それから実現化方策の検討をしながらまとめてまいりたいと思います。
また、御指摘の見直しの参加の中における市民参加につきましては、まちづくり条例の趣旨に沿って、多くの市民参加を検討してまいります。
また、平成7年当時から10年経過し、その成果達成はどうであるかということでございますが、これにつきましては、地域別構想の中で、特に市街地整備に関する関係でございますが、面的整備が進行しているところと、また計画的な市街地整備ができていないなど、都市づくりが大きな課題となっております。この未整備地区の検証でありますが、面的整備におきましては、土地価格の下落により、事業費である保留地処分の先行きが定まらないこと、また都市計画道路に対する新規事業の国等の補助がなかなか難しい現状であると思っております。
また、今後の実現化に向けてでございますが、またこれらにつきましては、質問者の言われるように、関係各課の相互の協力体制、また地域の皆さんと相談しながら、国の補助制度を受けれるよう整備プログラムの検討をしながら進めてまいりたいと、こんなふうに思っていますので、よろしくお願いします。
○議長(久田義章)
保健福祉部長。
○保健福祉部長(近藤和正)
それでは、高齢化社会への対応ということで、まず1点目でございますが、老人クラブ等、巡回健康教育でございますが、保健センターでは年度当初の老人クラブの総会におきまして、健康教室開催規模を各老人クラブの会長さんあてにアンケート調査を実施をいたしております。
16年度は19カ所22回開催をいたしております。医師、保健師による健康相談や管理栄養士、健康運動指導士、歯科衛生士、精神保健師を活用して、アンケート希望にあわせた内容で実施をさせていただいております。地域の実情にあわせ、年4回実施をしたところもございます。
また、高齢者の集まります福祉体育館内の老人福祉センターにおきまして、長寿介護課と連携をとりまして、管理栄養士、健康運動指導士を活用した健康づくり講座、これを3回ほど実施をさせていただいております。
平成17年度は25カ所にアンケートを実施し、23カ所で実施を予定をいたしているところでございます。
また、要望のない地域においても、年1回は健康教室の開催希望の有無を聞き、地域での健康教育、健康相談の実施を働きをかけているところでございます。回数は年1回に限らず、年度途中の要望にもこたえていく予定でございます。
それから、御質問の筋力トレーニング事業等の実施につきましては、今後、介護保険、老人保健福祉計画を策定する中で検討をしていきたいというふうに思っております。
それと、老人クラブのあり方でございますが、老人クラブの加入率につきましては、年々低下をいたしております。特に70歳未満の高齢者の加入率が低いようであります。これは、アンケート結果にもありますように、平均寿命が80歳を超えた今日、65歳程度では老人と思わないということであろうと思います。
また、昔と比べまして娯楽もふえ、趣味や価値観も多様化している。こういったことも老人クラブの加入率が低い要因であるかというふうに思っております。
加入率を増加させる対策はないかということでございますが、なかなか妙案はないというのが実態でございます。
また、老人クラブと違った形の高齢者のコミュニティを市内各所に誕生させる環境づくりをとの御指摘に関しましては、今年度から地域のボランティアの運営による宅老所をモデル的に1カ所実施をさせていただいております。
この宅老所が高齢者の閉じこもり防止、地域の高齢者のコミュニティ形成に役立つようであれば、今後こうした宅老所を各地にふやしていきたいというふうに考えております。
それから、福祉保健サービスの周知の件でございますが、まず、保健サービスの周知につきましては、健康診査及びがん検診の周知につきましては、広報、ホームページ、そして今年度から地区の回覧板を使って行っております。
また、年齢の節目に当たる方については個別に通知もさせていただいておるところであります。
それから、在宅福祉サービスの周知につきましては、年1回広報でサービス一覧表を掲載をさせていただいております。そのほか、知立市のホームページにもサービス一覧表が掲載されておりますし、被保険者に介護保険の認定通知書を送付する際に、サービス一覧表を同封をさせていただいているところでございます。
また、市内の在宅介護支援センター、居宅介護支援事業所、それから民生委員さんにもサービスの周知をお願いしているところでございますし、在宅介護支援センターは毎月センターだよりを発行しておりますので、そういった中で、随時サービスの紹介もさせていただいているところでございます。
それから、介護保険制度に関しての行政の支援体制ということでございますが、アンケートの住民意見に関しましては、現在も広報、それからパンフレット、認定申請の際の窓口などで介護保険制度やサービスの利用方法について説明、周知をしているところでございますが、まだまだ不十分なようでございますので、今後は18年度に制度改正もあり、市民の皆様に正しく改正の内容を理解していただく必要もありますので、あらゆる機会をとらえて、幅広くPRしていきたいというふうに思っております。
また、高齢者の相談援助ということにつきましては、介護保険のケアプランに関することにつきましては、制度上、ケアマネージャーに相談していただくことになろうと思いますが、そのほかの相談に関しましては、市の窓口はもちろん、在宅介護支援センターで相談に応じておりますし、ケアマネージャーにそういった相談を押しつけるということはないというふうに理解しております。
また、在宅介護支援センターには、援護が必要な高齢者の実態把握、そういったものをさせておりますし、困難ケースの場合については、地域ケア会議に市の担当者も参加して、在宅介護支援センターと情報を共有しておりますので、高齢者の実態がつかめなくなってきているということはないというふうに認識をいたしております。
それと、介護者に対します支援施策ということでございますが、現在紙おむつの支給、それから家族介護教室、家族介護交流事業、それから徘回高齢者位置情報サービスを実施いたしております。
それと、先ほど言われました老人が老人を介護する老老介護の問題につきましては、こういった問題を解消のために介護保険制度が創設されたという部分もございますので、介護保険サービスを積極的に利用していただき、負担の軽減を図っていただきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(久田義章)
3番 林議員。
○3番(林 郁夫)
ありがとうございます。
それでは、2回目の質問をさせていただきます。
都市計画のマスタープランについては、その役割の重さを十分自覚していただきながら、現在のマスタープランで特に立ちおくれている部分というのもしっかりと検証をしていただきながら全市においてバランスがとれた都市計画をしていってほしいと思います。よろしくお願いいたします。
また、その中で市民参加というのをやはりしっかりと仕掛けとして用意していただきたいというふうに思います。
答弁の中で、まちづくり基本条例の趣旨に沿って市民参加を検討していってくださるということでございます。よろしくお願いいたします。
次に、現在、市民の方を交えて話し合いをしていただいていると思いますが、鎌倉街道や逢妻川、猿渡川などを散歩ができ楽しめるようにしていくこと、事業でございます。この事業については本年度300万円ほど予算が計上をされているかと思います。
また、現在のマスタープランの中にも、河川堤防等の緑化、また鎌倉街道については歴史的イメージを残した歩行者系道路の整備などが載っています。そこで、この事業が着実に実行できるように、今回の都市計画マスタープランの見直しの中にも、例えば、楽しく元気に歩ける散歩道等のおしゃれなネーミングなどを入れるなどしながら、しっかりと位置づけていくべきであると思いますが、御所見をお聞かせください。
また、実現化についての方策についてでございます。知恵を出しながらあらゆる可能性を追求していただきたいと思います。
街路用地の単独買収が難しければ、区画整理、土地改良の事業と並行して進める、また反対に面整備が難しければ、交通安全対策として街路事業を単独で行うなど、市役所内における各課の横の連携をしっかりととっていただくとともに、国・県の財源がいただけるように、国・県の情報を常に入れながら、連絡を密にしておく。そんなことも必要であるかと思いますので、よろしくお願いいたします。
例えば、現在の都市計画マスタープランに位置づけられている駒場牛田線についてでございますが、面整備が進まないから、よって駒場牛田線も手がつけられないというのではなく、隣接する牛田八橋1号線が通学路等にもなっており、また交通量も非常に多いことから、従来の面整備の可能性ともあわせて、交通安全対策として、農住区画整理事業で既に用地確保されている駒場牛田線と衣豊線を連絡する形で街路整備を進めていただくということも、積極的に、より推進していってほしいと思います。
平成6年度に都市計画決定をしている駒場牛田線、この道路は西部と南部の補助整備事業や谷田と八ツ田の区画整理事業、農住型区画整理事業と、長年にわたって数々の事業を着々と推進しながらあわせて整備してきた牛田西中線の先線であり、今回、この農住区画整理部分から衣豊線を連絡させることにより、駒場牛田線の全線開通への道も開け、また牛田西中線とあわせ、知立市における主要環状道路の完成の可能性も期待されます。
都市計画マスタープランの実現化とあわせ、知立の主要な環状的道路である駒場牛田線について、県等に積極的に補助申請確保をしていただきたいと思いますが、御所見をお聞かせください。
次に、高齢社会への対応について再度お聞かせいただきます。
今回、かなり細部にわたってのアンケート結果が出ているような気がします。この結果を十分踏まえられ、今後の高齢者福祉に生かしていってほしいと思います。
その中で、老人クラブにおいては、やはり加入率を上げていくということは考えなければいけない課題であると思います。
また、高齢者のコミュニティづくりとして宅老所への一層の支援もお願いしたいのですが、アンケート結果より、スポーツ、教養など、生涯学習活動への関心も少なくないことから、現在、各地域で行われている地域生涯学習活動のお世話係を老人クラブにも積極的にお願いしていくなどし、生涯学習団体的な色合いをアピールしていくということも、より多くの方が老人クラブに参加しやすいようにつながっていくようにも思われます。
高齢者の方々が、困ったときに助け合える輪が広がっていくような、そんな仕掛けづくりを、老人クラブの加入率の高い市町村なども参考にしながら、考えていただきたいと思いますが、再度、この仕掛けづくりについて答弁をお願いいたします。
次に、行政の支援体制についてであります。
今回のアンケートの自由意見に対しましては、できる限り答えていっていただけるような体制づくりをお願いしたいと思います。介護認定までは市は関与するが、あとは民間任せで関与しないというのではなく、要介護認定者に対しての関心は常に失うことなく、困りごとの相談などに対しては、今後ともしっかりと市の窓口でしっかりと誠意をもって対応をしていただきたいと思いますが、再度御答弁をお願いいたします。
最後に、介護保険サービス提供事業者の第三者評価に対しての現在の県等の動きと当市の現在の動向をお聞きし、また、介護保険事業計画並びに老人保健福祉計画の今後の見直しスケジュールについてお聞きいたしまして、2回目の質問とさせていただきます。
○議長(久田義章)
都市整備部長。
○都市整備部長(黒谷 H)
2問目についてお答えします。
市民参加につきましては必要でありますので、お尋ねの件につきましては、今後煮詰めてまいりたいと思っています。
また、散歩道事業につきましては、昨年に続き今年度も上半期で協議を行いながら進めていくわけでございますが、その中に、逢妻川、猿渡川、鎌倉街道などを通じまして、楽しく元気に歩ける散歩道、そんなようなことを考えながらつくっておりますので、これにつきましてはまだコースができておりませんので、でき上がりましたらまたマスタープランにも入れていきたいと思っています。
また、お尋ねの都市計画道路駒場牛田線でございますが、これにつきましては、東部地区の幹線街路というふうに位置づけしておりますので、お尋ねの八橋農住組合につきましては、当時、その区間だけは既に完成していることは御承知しておりますが、さらにそれからの豊田市地境越えました衣浦豊田線の区間、これを早く事業化できないかというお尋ねでございますが、やはりこの東部地区につきましては、駒場牛田線の早期着工というのが必要でございますので、市としましても、この区間につきましては、国の補助が受けれるようまた努力してまいりたいと考えてございますので、よろしくお願いします。
○議長(久田義章)
保健福祉部長。
○保健福祉部長(近藤和正)
まず、老人クラブ加入率の向上ということでございますが、確かに現在の老人クラブの活動に興味のない高齢者には、老人クラブそのものが魅力のないものに映っているかもわかりません。
御指摘のように、文化、教養、学習活動に関心のある方々もふえてきておりますので、そういった生涯学習教育的活動も老人クラブ活動の中に取り込むことができれば、加入率は上がるということが期待できるかもわかりませんので、一度生涯学習課と協議をしてみたいというふうに思っております。
次に、行政の支援策ということでございますが、アンケートの住民意見は多岐多様でございます。取捨選択して、できるだけこたえていきたいというふうに考えております。御理解をお願いいたします。
それから、介護保険サービスの第三者評価の関係でございますが、介護保険法の改正によりまして、平成18年度から第三者評価にかわるものと都道府県による介護サービス情報の公表が実施されるという予定でございますので、現在、その準備として各都道府県においてモデル事業の実施、調査員の要請、公表システムの整備等が行われているということでございます。
それと、第3期介護保険事業計画の中に、第4次の老人保健福祉計画の策定のスケジュールの関係でございますが、審議会につきましては、5回ほどの開催を予定をさせていただいているところでございます。過去の実績、それから昨年度実施しましたアンケート調査結果、法改正の内容。それを検討しまして、サービスの必要量を見込んだ計画案をまとめ、年明けに計画案をパブリックコメントを行った後、修正を加え、2月末までに計画の策定作業を終えていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(久田義章)
これで、3番 林議員の一般質問を終わります。