○議長(杉原元司)
これより請願第1号に対する討論を行います。
まず本件に対する反対討論の発言を許します。
〔「賛成討論」と呼ぶ者あり〕
○議長(杉原元司)
次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。
2番 永田議員。
○2番(永田起也)
請願第1号 出資法の上限金利の引き下げ等、「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「賃金業の規制等に関する法律」の改正を求める請願書について、市政会を代表といたしまして賛成の立場で討論を行います。
請願趣旨の多重債務問題は深刻な社会問題となっております。多重債務問題の大きな原因は高金利にあります。公定歩合が年0.1%、銀行の貸出金利は年2%という超低金利時代において出資法の上限金利たる年29.2%は大変な高金利であります。
出資法の上限金利が引き上げられば、各社とも現行の金利を引き上げることは目に見えており、利用者は、より一層の高金利を負担することになります。出資法附則に定められている日掛け金融については年54.75%という特定金利は、利息制限法に比して略奪的な暴利であり、即刻廃止されるべきであります。国会でも議論されていますが、サラ金大手が大銀行などから1%台で調達した資金を20%台で貸し付け、莫大な利益を上げていることも問題であります。
また、市内でもよく見かけますが、電柱に090金融の広告も張られている現状であり、これも大問題であると考え、請願の趣旨、理由は十分に理解できますので、本請願に対しての賛成討論といたします。
○議長(杉原元司)
次に、本件に対する反対討論の発言を許します。
〔「討論なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(杉原元司)
討論なしと認めます。これで討論を終わります。
本件に対する委員長の報告は採択です。
本件は委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(杉原元司)
挙手全員です。したがって、請願第1号 出資法の上限金利の引き下げ等、「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「賃金業の規制等に関する法律」の改正を求める請願書の件は、採択と決定しました。