次に、17番 三浦議員の一般質問を許します。
○17番(三浦康司)
 通告に従いまして、質問させていただきます。
 私たち市政会は、去る10月31日、知立市長に19年度に向けた市政の要望と市民の方々よりいただきました貴重な要望及び御意見を118項目にまとめた平成19年度予算要望書を提出をいたしました。
 来年度は、当市において大きく動き出す年であります。知立連続立体交差事業においては、いよいよ仮線の着工となり、現実に姿をあらわしてきます。当市政会としましては、事業推進に当たって、事業費削減に努めるとともに、国及び県に対しても積極的に支援を要求し、事業展開されることを要望いたします。
 また、駅周辺土地区画整理事業の推進に当たっても、地元の意向、そして幅広い市民の声を反映した知立市の顔とした駅舎及びまちづくりに努めていただきたいと思います。
 そういった市政会の要望書の中から、幾つか質問させていただきます。
 初めに、1番の市営駐車場を含む西新地地区の再開発について質問をいたします。
 駅北地区の区画整理が現在進行しておりますが、市営駐車場を含む西新地地区の再開発も、当市の積極的な推進を願うものであり、同時進行を期待をいたします。
 地元の地権者においては、周辺地区の区画整理に取り残されないかと危機感と防犯、防災に関しても中心市街地においては、最も危険度の高い地区であり、早急な対応を望むところであります。
 また、連続立体交差事業の完成時においても、駅正面という最も重要な位置にある地区であり、現在、進行している駅周辺土地区画整理事業と非常に関係する地区であります。
 駅周辺地区の地区計画が示されてきましたが、一連の計画には含まれず、立ちおくれが心配されます。
 現在、西新地地区の所管は、TMOの関係で市民部経済課です。駅前の再開発、市営駐車場の位置づけという観点からも、包括した考えで都市整備部が今後は担当すべきではないでしょうか。
 いずれにしましても、当市の積極的な支援を期待しております。
 そこで、1番の質問であります。
 現在、西新地地区の再開発は、商工会振興事業のTMOの補助金にて行われているとお聞きしています。今後のTMOの動向と再開発事業の現状、そして当市としてどのように変わっていくのかお伺いをいたします。
 次に、2番の知立幹部交番と交番、そして派出所のあり方について質問をさせていただきます。
 愛知県の犯罪発生数がこの10年で約2倍に増加し、治安の悪化が問題になっています。当市においても犯罪率が刑法犯で5位、街頭犯で6位となっており、12月に入り、街頭における犯罪もますますふえようとしております。
 街頭犯罪の中でも最も多いのが自転車の盗難、次に多いのが車上ねらい、そして自動車の部品ねらいと続き、現在もその発生率は上昇しております。
 10月1カ月の犯罪の発生状況としましては、安城署管内では280件の発生で、県下では8位、安城署管内の28校区では、西小学校が26件の発生で2位、知立小学校学区が23件で3位、八ツ田小学校が14件で5位、以下、来迎寺小、猿渡小、東小、南小学校学区と続きます。
 このように県下、また安城署管内でも、当市は非常に発生率が高くなっております。そのような中、当市では、地域ボランティアによる防犯パトロールなど、活発な活動となり行われ、高齢者や子供、女性たち、また大切な財産などを守るため、自主防衛活動として立ち上がってきております。
 そういった中、当市も市民や事業者とともに責務を明らかにするための知立市安全で住みよいまちづくり防犯条例を制定しようとしております。
 その条例の中においても、当地区を管轄する警察署や交番の役割も大きく、現状の体制に対して不安を持つところであります。6万8,000市民の当市において、警察機関は、現在、知立幹部派出交番を本部として、知立駅前交番、昭和交番、谷田駐在所と4つの交番、駐在所であります。
 手狭な幹部交番や常駐でない交番などで、果たして十分なのでしょうか。幹部交番においては、バリアフリー化をしていない老朽化した建物であり、現在、改善をお願いをしております。
 Aの質問をいたします。
 安全で住みよいまちづくり防犯条例の制定においても、警察署への昇格も視野に入れ、中学校区に一つずつなど、適正な交番設置を公安委員会等に要望するとともに、当市として交番設置に関し、最善の対策をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。今後のまちづくりを踏まえ、お答えをお願いをいたします。
 次に、3の生涯学習の拠点としての中央公民館のリニューアル計画についてお伺いをいたします。
 以前にもこの件につきましてはお伺いをいたしました。その時点では、20年度の耐震補強工事、アスベスト撤去工事にあわせてリニューアルを検討したいとの回答でしたが、Bの質問としましてお伺いをいたします。
 現状において19年度施設リニューアルを含めた計画をし、20年度工事着工という計画でよろしいのでしょうか。
 また、生涯学習センターという位置づけで進まれているのかお伺いをいたします。
 また、来年度の機構改革に伴い、現状の中央公民館内の所管の事務所など、変化があるのかあわせてお伺いをいたします。
 次に、4の小中学校の運動場をグリーンサーフェイスで整備をという件に関し、お伺いをいたします。
 平成6年に知立中学校の屋外運動場に緑の砂、グリーンサーフェイスが施工されました。この運動場を改修した目的は、1、住宅街に隣接する運動場なので、砂ぼこりが起こらないようにする。2、水はけをよくし、雨上がりでも即使えるようにするなどであります。
 当時は、知立中学校の運動場で、市民盆踊り大会などが毎年開かれて、雨対策の一つでもありました。施工当時は、生徒がけがをしないかとか、木が枯れてしまわないかとか言われました。しかし、思ったより被害はなく、現在では使い勝手のいいグランドになっていると思います。
 当市の小中学校は、いずれも住宅密集地に設置されて、砂ぼこりによる迷惑の話を聞くところであります。
 また、水はけのよしあしは、授業にも響くことであり、設置が望まれるところであります。
 知立小学校でも、砂ぼこりと水はけの問題があがっております。また、市民大運動会も知小で行われているため、水はけのよいグリーンサーフェイスのグラウンド施工が学校からの要望もされております。
 現在、近隣市では、グリーンサーフェイスが主流となっております。そこで、4の質問としましては、再度、小中学校のグランドを順次グリーンサーフェイスに施工する計画をいただきたいと思いますが、いかがでしょうか、お願いを申し上げます。
 次に、5の中学校の学校選択制について質問させていただきます。
 学校選択制とは、通常は住所により指定された学区の学校しか行けなかったが、条件の緩和により市町村の教育委員会が許せば、指定された学区以外でも保護者や子供が通う学校を選べる仕組みのことであります。
 この制度は、1997年の文部省通知、通学区域制度の弾力的運用により、それまで身体的な理由やいじめの回避などに限られていた相当の理由の条件を緩和し、保護者の意向に十分配慮するようになった。それにより、ほぼ無条件で保護者の希望にこたえるようにした形が、現在、各地で導入が進んできた理由であります。
 文部科学省の調査では、17年度現在で学校選択制を実施した小学校は227団体、中学校では161団体で、実施可能な自治体の約1割を上回ったそうです。
 まだまだ、学校選択制は学校の序列化を招くとか、生徒数のバランスが悪くなるとか言われていますが、一定の学区は残し、ある程度の希望による自由選択制をとれば、当市の環境には適した制度ではないでしょうか。
 学区の線引きのために、近くに学校はありながら、遠くの学校に通わなければならない場合とか、また選択制を導入することによって、各中学校の特徴を生かし、専門校的な運営し、レベルアップを図ることもできるのではないでしょうか。
 家庭の事情や教育方針に適した学校を選べるとか、選んだ責任により、学校活動への参加意識が高まるなど、メリットもある反面、施設や環境で選んだり、平等・均等の義務教育的教育の原則が崩れるという批判もあります。
 しかし、検討に値すると思います。
 そこで、5の質問としましては、当市の教育実態、環境など、まだまだ研究する現状とは思いますが、保護者や子供たち、そして地域の意見を十分に聞き取り、全国的な動きの中、学校選択制に関し、調査研究をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。お伺いをいたします。
 最後に、6の逢妻浄苑の将来計画についてお伺いをいたします。
 現在、逢妻浄苑の耐震補強工事が予定されていますが、今後においての浄苑の方向性についてお伺いをいたします。
 逢妻浄苑の利用に関しては、約半数が市外であり、またそのほとんどが豊明市であります。以前より豊明市との一部組合の話があり、市長レベルで進められていたと思います。しかし、ここに来て、豊明市の第4次総合計画の中で、火葬場についての項目が設けられ、主要事業として位置づけ、単独での火葬場建設に踏み切るのではないでしょうか。そういった事実が本当であれば、当市の浄苑運営も将来を見据えて考えていかなければなりません。
 そこで、6の質問でありますが、現状の豊明市との状況、今後の浄苑運営の考え方について、お考えをお聞かせをいただきたいと思います。
 以上、6点につきまして、当局の明確なる回答をお願いし、第1回の質問とさせていただきます。
〔17番 三浦康司降壇〕
○議長(高木正博)
 市民部長。
○市民部長(兼子弘高)
 まず、私の方から、西新地地区の再開発問題についてお答えをさせていただきます。
 もともとこの事業につきましては、商工会のTMO事業がそのきっかけでございました。この事業の当初の事業は、一定の成果を上げまして、終息を迎え、平成15年7月からは、西新地開発を新たなテーマに据えて取り組んでまいりました。
 何度かの勉強会を経て、改発予定区域の地権者による発起人会ができている段階に至っております。
 今までは、TMO構想の一環ということで、市役所においては、経済課が窓口となっておりましたけれども、ここに至り、今後は別の視点から人的支援が必要ではないかと思っております。商工会と協議を重ねながら、周りの事業の総括を行い、新しい支援窓口について予算の組み替えを含んだ内部協議を重ねてまいりたいと思っているところでございます。
 次に、逢妻浄苑の関係でございますけども、淨苑につきましては、昭和27年に設置されて以来、約半世紀、今日まで火葬炉等の改修を行いながら、火葬業務をやってまいりました。
 19年度には、耐震診断結果によりまして、耐震の改修工事を計画しておりますけども、何分にも古い施設でございまして、施設の老朽化は否めません。したがいまして、今後、市民要望にこたえるためには、施設の整備が必要になってくるかと思っております。新しい火葬場の建設につきましては、財政負担とともに近隣住民の方の同意を得ることが非常に難しい、こんなふうに思っておるところでございます。
 そのために、これからの火葬業務については、引き続き逢妻浄苑の火葬炉の整備によります延命化を図るとともに、先ほどお話ございましたような豊明市などの市外市町との協議を重ねてまいりたいと思っております。
 お話がありましたように、豊明市の方では、第4次の総合計画に火葬場の建設が新たな課題として明記をされました。これからの運営をどうするかにつきましては、こうした関係市町と協議を重ねまして、よりいい方向にもっていきたいと、現在のところではそういう段階でございます。
○議長(高木正博)
 企画部長。
○企画部長(清水雅美)
 それでは、知立幹部交番派出所のあり方について、御答弁させていただきます。
 御質問者も御指摘のように、知立市の犯罪の発生状況を見ておりますと、防犯対策は当市にとっても大変重要な施策だというふうに考えておりますけれども、やはり、市民の皆さんの安心・安全の確保ということでは、やはり警察機関の施設、人員を含めた整備、拡充が最も必要だろうというふうに考えているところでございます。
 お話の知立幹部交番につきましては、昭和56年に建設をされ、既に24年が経過しているということでございます。そういった建物でございますので、御指摘のようなバリアフリー化、そういった対応もされておりませんし、また、免許更新で訪れる方も多い。そんな中で駐車場が不足している、そんなようなことで非常に苦慮されているというようなこともお伺いしているところでございます。この点につきましては、私どもの方も過去にも警察に対し、その辺の改善についてお願いをさせていただいておるところでございますが、警察といたしましても、県内にこういった環境の交番等が数多くある。その中で計画的にそれを進めていくということになりますと、知立の幹部交番の順番がいつになるのか、現時点、なかなかめどが立たないというのが現状であるというようなこともお聞きしているわけでございます。
でありますけども、私どもの方としては、警察当局の御努力、来年の4月からは、谷田駐在所が交番に格上げされて、勤務態勢の強化等々がされるというふうに伺っておりますが、さらにお話の知立幹部交番の建てかえ等々の問題につきましても、今後も引き続きお願いをしてまいりたいと思っております。そういった際には、やはり用地の問題でありますとか、どこにするとか、いろんなさまざまな諸問題があろうかと思いますが、そういったことに関しましても、知立市としても地元のそういった機関の整備、そういったことについては、きっちり協力をしていかなくてはならない。そんなような思いもあるわけでございます。
 いずれにいたしましても、機会ある事に、また文書等でもそういった要請を今後も行ってまいりたいと考えております。
○議長(高木正博)
 教育部長。
○教育部長(岩田嘉彦)
 それでは、中央公民館のリニューアル計画について、御答弁をさせていただきます。
 御質問者も言われましたとおり、現在、中央公民館につきましては、耐震補強工事、あるいはアスベスト撤去工事を実施する予定をしておりまして、それに合わせまして、リニューアル計画も考えておるところであります。
 平成19年度、来年度におきまして、実施設計、平成20年度におきまして工事をする予定で現在、進んでおるところであります。
 工事の内容につきましては、耐震補強、アスベスト撤去を中心に実施をさせていただきます。その関係、講堂等の扉の改修だとか、あるいは調光器、照明、音響、つり物等の改修もその関係で実施をさせていただく予定であります。
 それと、一つは、庁舎、事務室の手狭なところを解消するために、若干、事務所とする改修も考えておりますし、研修室への改修だとか、あるいは1階に生涯学習情報センター等の設置など、いろいろと現在、考えておるところでありますが、何にいたしましても、来年度、平成19年度設計の中で、どういう形に持っていくか決定をさせていただきたいと考えております。
 もう1点、御指摘の中央公民館の名称を生涯学習センターという位置づけというお話もございます。そういう位置づけも一つはあるわけでありますが、公民館の名称そのままにいたしまして、1階にパソコン等を設置いたしまして、だれでも利用できます生涯学習情報センター等を設置すること等も考えておるわけでありまして、一度、その点につきましては、来年度の設計の中で十分検討をさせていただきたいと考えておるところでございます。
 続きまして、4番目の小中学校の運動場のグリーンサーフェイスで整備をというお話でございます。
 グリーンサーフェイスにつきましては、今、御質問者が言われましたとおり、知立中学校で平成6年度施工をさせていただきました。これにつきましては、施工させていただいた当時、塩害による樹木だとか、農作物への影響が心配されたわけでありますが、御質問者もいわれましたとおり、余り大きな被害が出てなかったということもございます。
 また、最近、学校の周辺等の状況を見てみましても、農地等が少なくなって、状況が変わってきておる状況でございます。こうした中、今後一度、地域の状況を見ながら、検討をさせていただきたいと考えておりますので、ひとつ御理解いただきたいと思います。
 以上であります。
○議長(高木正博)
 石原教育長。
○教育長(石原克己)
 それでは、学校選択制について、お答えをいたします。
 各学校では、それぞれの地域の実態を生かして、特色ある学校づくりを進めております。それらの学校の特徴を見きわめて、自由に学校を選べるということは、ある面、保護者にとりましては魅力的なことであると思われます。
 しかし、本来、子供は地域で育つものであり、学校と地域の連携は、子供たちの豊かな成長にとりまして、欠くことのできないものであると考えております。
 したがいまして、生活している地域から離れた学校に通うことが、子供たちにとってよいことなのか、十分に考える必要はあると考えております。
 西三河地区で学校選択制を導入しているのは、岡崎市と一色町の2地区であります。岡崎市のある小学校では、マンモス学校になったために、それを緩和するため、学区の小学校か、隣接する小学校のいずれかを選択することができるということになっております。
 また、一色町では、児童生徒数が少なくなっている佐久島へのしおかぜ通学を認めるなど、それぞれの学区の実情によって、選択制の理由もいろいろであります。
 知立市におきましては、児童生徒や保護者、地域の皆さんの声を聞きながら、今後、調査研究をしていきたいと考えております。
○議長(高木正博)
 17番 三浦議員。
○17番(三浦康司)
 ありがとうございました。
 それでは、2回目の質問をさせていただきます。
 初めに、市営駐車場を含む西新地地区の再開発についてであります。
 この問題は、今ありましたTMOの補助金事業ということで、今まで商工会が絡んでいたということでございます。しかし、TMOの方も補助金の方も、カットと言いますか、そこからまた移行していかなければいけないという段階ではないかと思っております。
 先ほどから話しております区画整理事業の関連において、知立駅周辺地区の計画で、先ほど、特別委員会でありましたが、北地区でございますが、景観誘導地区、また高度利用地区と隣接しており、知立の方は玄関としての顔でもあります。そういった場所でありながら、この地区がその計画の中に入っていないということでございます。
その意味におきましても、今後、経済課の方から都市整備部の方に移行してやっていってはどうかという形で、今回の意見も出させていただきました。都市整備部との関係について御意見の方をお伺いをしたいと思います。
 続きまして、知立幹部交番と交番、派出所の件でございます。先ほどから出ております知立幹部交番、大変老朽化して、施設的にも手狭な交番でございます。6万8,000市民の警察にしては、少し貧弱ではないかという気がしております。
また業務的にも大丈夫かということで、バリアフリーの件も指摘いただいていますように、公安委員会の方へまた話をしていただきまして、一日でも早くこのバリヤフリーも解消していっていただきたいと思っております。
 今、策定しようとしています知立市安全で住みよいまちづくり防犯条例、この中のこの8条にも、警察署なり交番を適材適所に配置し、機能を強化すべきだと思っております。そんなことを含めまして、今後この交番に関しましては、知立警察署への格上げはなかなか難しいと思いますが、やはり中学校区に一つというような位置づけ、そんな意味において、知立市を包括して、全体的な意味でその交番、今後の展開といいますか、計画において考えがあれば、お伺いをしたいと思っております。
 そして、3番目、生涯学習の拠点地として中央公民館のリニューアル計画、この件につきまして、前回の答えとほぼ一緒であります。設計に今から入っていきます。そんな意味において、中のもう少し具体的な案といいますか、改造をお願いしたいと思っております。
 例えば、図書室の件、それから視聴覚室、そして講堂をどうするか、この辺もやはりこの機会に大きく変えていただいて、学習センターとして少しでも利用勝手のいい施設にしてほしいと思っております。
 先ほど、その生涯学習センターという名称について、まだ決まっていないということでございます。生涯学習情報センターというような形の位置づけとかありましたが、知立市も生涯学習都市宣言を行っております。そんな意味においても、やはりセンター的なものが一つは欲しいということが一つ、私は必要であります。施設を箱物をつくるのではなくて、やはり既存の施設を上手に利用して学習センターをつくるという意味合いにおいても、やはり名称を中央公民館から生涯学習センターという形に直していただければ、知立市にとってもやはり大きくまた前進するのではないでしょうか。そんなことを思っております。
 それから、小中学校運動場をグリーンサーフェイスの整備という問題であります。
 これも、先ほどから話がありました。平成6年に実験的に知立中学校の運動場をグリーンサーフェイスで施工しました。それから12年にたっております。これも実験的に行い、結果がよければ順次やっていくというような最初の計画であったと私は思っております。そんな意味において期待していたわけでございますが、なかなか話が出ていない。現場の方からは、早くやってほしいという話があがっております。そんな意味で、今までネックは、やはり経費的なものだと思います。1グランドをやはり3,000、4,000万円かかると聞いておりますし、しかし、これは、住宅環境もよくなりますし、授業においてもスムーズな授業運営ができると思っております。そんな意味において、実計にでも入れていただき、中学校からでも順次やっていただければ、幸いかなと思っております。ひとついい方向で結果の方の回答を求めたいと思います。よろしくお願いします。
 それから、中学校の学校選択制の研究、これはことしまだ研究でいいと思っております。先ほど、バルチャー制度の件も出ました。こちらの方の選択でございます。やはりこの4キロ四方、大変狭い知立市であります。中学校が3つ、どこからでも通えるような区域であります。知立の環境には私は適しているんじゃないかなと思っております。さっき、自転車通学の件もありましたが、半分が自転車で通っているというふうな形でございます。そんな意味で、4キロ四方であれば、どこの中学校も通えるということで、ぜひこれも地域、それから保護者、子供さんの意見を十分聞いて、研究を進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
 最後に、逢妻浄苑の将来計画でございます。
 私も、豊明市との一部組合に期待していたわけでありますが、豊明市が突然、第4次の総合計画の中に入れてきたということで、豊明市としては、知立市に頼らなくても自分の市につくってしまおうと。ありがとうございましたとこんな簡単に言われちゃうのかなと、どうも納得がいかないわけであります。知立市の場合、浄苑のメンテナンスはすべて今まで知立市が行っていたということで、半分利用している豊明市さんが、安い料金で使っていただいていたということであります。この周辺の火葬場を見ましても、やはり他市が利用する場合は、大変高い料金をとっております。10倍ぐらいの料金をとっております。そんな意味においても、今後、知立市としてこのままでいいのかということも考えます。大変老朽化した施設、浄苑の火葬場でございますが、知立市としても、やはり豊明が離れるということになれば、やはり自分のところ独自でやっていかなきゃいけないとすると、やはり、施設面も今ありましたように、整備して延命をしていくという回答がありましたが、そんな意味においても、今後、料金的にもまた考えていかなきゃいけないだろうし、その意味において豊明市が切れるという今、切れるというのは本当かどうかわかりませんが、そういった意味においてはやはり、今後の将来設計をしっかりしていかないといけないと思いますが、その辺ももう一度お伺いして、質問とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(高木正博)
 田中助役。
○助役(田中 勇)
 西新地地区の再開発について、お答えさせていただきたいと思います。
 この地区は、今の駅周辺区画整理事業を計画する時点におきましても、地区の現状から見て、ここを含めるべきじゃないかという御意見も結構あった地域でございます。
 しかし、市の体力的に言っても、なかなか厳しいということから、入れることができなかったというエリアでございます。それから以前、この議会におきましても、そういう話が出た中で、私申し上げたんですけれど、今ここをやはり都市開発課の方で、今、商工会を中心にやっていただいているわけですけれど、それを引き継いでやっていくというのはなかなか厳しいのかなという思いがしております。当時もお話をしているんですけれど、地区の現状から見ると、それ本当にすぐにでもやっていかないといかん地域だということは間違いない地域でございますということで、私どもとしては、商工会中心で今まで進めて、せっかく5年、6年とやってきてお見えになりますので、そういう地区で権利者の方々がどうしても進めたいという強い意志で来れば、市として拒否をするということは、当然できないだろうと。苦しくてもおつき合いをしなきゃいかん地区だろうという思いでおります。
○議長(高木正博)
 本多市長。
○市長(本多正幸)
 幹部交番の件で御答弁をさせていただきます。
 知立市は、既に愛知県の方には、交番移設のことにつきましては、文書で要望が出ております。11月の県市懇談会がございまして、そのときに私も要望書というのか、知立市の要望として書いて出させていただきまして、自分自身で説明をさせていただきました。その説明の中身は、今、質問者おっしゃいますように、知立市は約7万人になろうとしているにもかかわらず、警察署というのはないと。新城なんかは山の方ということもあるかもしれませんけれども、かなり昔からちゃんとした警察署があったという中で、安城署管内で知立はやっているわけでありますけれども、質問者おっしゃいますように、1中学校区に1交番というのが県の基本でございまして、そういうことから考えますと、竜北中学校区には今の幹部交番があります。南中校区には今度は谷田が交番に昇格をするということでいいわけでありますけれども、知立中学校区はどうなっているかと申しますと、駅前の交番があるじゃないかという話もありましたけれども、あれは駅前ということで特殊な部分があると。そして、昭和も一応交番と申しますけれども、その体を100%なしているとかと言うと、なかなか人員の配置等でなっていないということで、今、第三土地区画や、とにかく駅の南の方に住宅が発展をし、質問者もありましたように、発生率が犯罪の、非常にこの西小学校区にも多いということもございまして、ぜひ、土地の問題だとかいうことは、市もできることは対応させていただきますので、ぜひ話に乗っていただきたいということを要望をさせていただいておりますので、県の当局の方は、担当者来ていただければ、一応話は聞きますよということをおっしゃっていただきましたので、早急に担当してできれば早い時期に、駅の南、いわゆる第3の中のどこかで一つあるといいなというのが私の希望でございますので、その希望をかなえていただくように、今、一生懸命を力を入れておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(高木正博)
 教育部長。
○教育部長(岩田嘉彦)
 それでは、再度、御答弁をさせていただきます。
 まず、中央公民館でございます。この点につきましては、既に何度か御質問をいただきました。なかなか具体的な御答弁ができなくて申しわけないと思っておりますが、何にいたしましても来年、すぐ設計に入らせてもらいますので、その中で早急に決めさせていただいて、また、お話をさせていただきたいと思いますので、御理解いただきたいと思います。
 それから、グリーンサーフェイスでございます。確かに知立中学校やらせていただきまして、一時メタセコイアが危ないじゃないかというようなこともあったわけですが、今現在、メタセコイアも元に戻っております。知立小学校にも以前、そういうお話がございました。あの知立小学校につきましては、やはり下の方、北側でございますが、農地が非常にたくさんあったということもございまして、ちょっと若干塩害を心配しておったんですが、最近、農地等もなくなってまいりました。そういう状況がだんだん変わってきますので、そういうものを踏まえまして、さっきも言いましたように、地域の方々との状況を見ながら、一度検討をさせていただきたいということで御理解いただきたいと思います。
○議長(高木正博)
 市民部長。
○市民部長(兼子弘高)
 逢妻浄苑の問題でございますけれども、豊明市さんにおきましては、私どもの方から申し入れをいたしまして、約半世紀にわたりまして知立市が火葬場については、豊明市さんだけじゃなくて、ほかのまちもございますけれども、そうしたところでやってきました。
 その中で、老朽化が進んでいって、あとあの場所で新しくつくるということはとても住民同意が得られないということで、今回、豊明市さんの方で何とか土地の手だても、施設なんかもいろいろ考えてもらえないだろうかということで申し入れをして、今回の総合計画の中に載ったわけでございますので、私の方はそういう意味では、組合とははっきり申し上げられませんけれども、少なくとも運営については、同じような方向でもっていけるものだというふうに考えておるところでございます。
 また、当然、もちろん、場所が知立から随分遠くて、とても知立の方の利用が不便であるということになればまた考えなくてはなりませんけれども、今の段階では、私どもの申し入れに対して、あのような総合計画の中に位置づけをしてもらったということで、一歩前進という格好で受けとめております。
 それから、市外料金の問題でございます。確かに市外料金につきましては、若干、ほかの市の火葬場よりも安いわけでございまして、来年度、多額の予算をかけまして、耐震補強工事をやっていきますので、市外料金については一度検討して、アップする方向でもって調整がつけば、できたら3月議会の方に提案をさせていただきたいとこんなふうに思っております。
○議長(高木正博)
 これで、17番 三浦議員の一般質問を終わります。