○議長(高木正博)
これより議案第65号に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
10番 佐藤議員。
○10番(佐藤 修)
それでは、事務分掌条例の一部を改正する条例ということですけれども、資料の方で組織機構見直し案の概要と、1、2、3という形で行政組織機構見直しの目的と、少子化に対応すると、時代に対応すると、また分権化に対応し、政策立案能力を高めるということを目的として、2番で重点項目があると、改正内容があるということですけれども、そうした点で、新たに今言われた、この副市長などが変更があり、保健福祉部を廃止し福祉子ども部と保険健康部を新設をすると、こんな形でやられるわけですよね。
1部1課増で1係減なんですかね。こういうことですけれどもこの目的と、この重点項目に照らしてそうした見直しがやられるわけですけれども、そうした点での考え方をお知らせを願いたいなというふうに思います。
○議長(高木正博)
企画部長。
○企画部長(清水雅美)
今回のこの事務分掌条例の改正を提案させていただきましたのは、ただいまご質問者もおっしゃいましたとおりでございますが、今回、知立市の組織を時代にあった、時代の要請にこたえる、そういったものにしていきたいということで見直しをさせていただいたものでございます。
一つは少子高齢化を今進んでいるまっただ中でございます。こういった中で、次世代育成の少子問題等々に対応するため。
また、市役所のいろんな事務も複雑になっておりまして、市民の皆さん方もいろいろ手続にいろんな窓口を回っていただかないとなかなか用事がすませられないというようなこともございます。そういうことを解消していきたいということ。
それから、組織の中にははっきりわからないと思いますけれども、組織の、従来から縦割りではなく横断的な対応ということでいるわけですが、そういったものを引き続きといいますか、さらに具体的に進めていきたい。
各部を中心にしたいろんな政策決定でありますとか、いろんな新しい事業等にも横の連携を取りながら、時代の要請に即対応できる、そういった考え方で今回見直しをさせていただいております。
○議長(高木正博)
10番 佐藤議員。
○10番(佐藤 修)
まず一つは、従来、前の事務分掌条例が前市長のもとでやられて、とりわけ、各課の中に企画係、企画担当というものが言われて、政策立案能力を高めると同時に、縦割りをグループ制ということがよく言われて、もっと有機的な機能を果たして市民サービスをあげるというようなことを言われてきたわけですけれども、今、答弁の中で、従来も縦割りのあれをさらに横断的に部としてやっていくんだというようなことが言われましたけれども、それぞれ資料の方には所掌する事務があるわけですけれども、例えば、福祉子ども部と保険健康部と、こういう形でなるわけですけれども、市民にとってどこが利便性が上がるのかという点についてご説明ください。
○議長(高木正博)
企画部長。
○企画部長(清水雅美)
どこが市民にとって利便性が上がるのかという点でございますが、これは組織そのものということと、もう一つは市民サービスコーナー、市民サービス係を置いてできるだけ1カ所でいろんな手続をしていただける、いわゆる総合窓口、そういったものを具体的に進めていきたい。そういったものと関係してくるわけでございますが、今回の福祉子ども部につきましては、やはり先ほども申し上げましたように、次世代育成、就学前の子供さんを持つ家庭等々へのいろんな支援、そういったものが非常に具体的に必要になってきているという背景もございますので、そういったところに知立市としてもしっかりその政策を展開していきたいというものでございます。
また、保険健康部につきましては、やはりこれからは保健予防と言いますか、予防に重点を置いたいろんな国保、あるいはいろんな保険制度の中にもそういった保健予防の視点というのが、非常に大切になってくるということで、そういったもので一つの保険健康部という形にさせていただいて、それぞれの部長のもとにきちっとした施策を行っていただきたいという思いでございます。
○議長(高木正博)
ここで午後1時まで休憩とします。
午前11時57分休憩
―――――――――――――――
午後1時00分再開
○議長(高木正博)
休憩前に引き続き会議を開きます。
10番 佐藤議員。
○10番(佐藤 修)
まず、大きく変わりました、先ほど横断的と、こういう話もあって、その具体的な中身として、例えばこの市民部、市民課の中で先ほど言われた市民サービス係と、これが総合窓口との関係で将来的には総合窓口を展望してと、一般質問の中では2年ないし3年ぐらいですか、猶予をもって準備をしながら総合窓口をつくっていくことも表明されたわけですけれども、実質的には4月1日からですね、来年の。市民サービス係というような形でできるわけですけれども、それはどうした中身、どういう市民サービス係で、何となくイメージとしてはわかるんですけれども、今掲げている重点項目等、目的等を含めてどんな機能を市民にとって果たしていくのか、この辺をちょっとお知らせください。
○議長(高木正博)
企画部長。
○企画部長(清水雅美)
市民サービス係につきましては、今ご質問者もおっしゃいましたように、総合窓口、できるだけ1カ所で市民の方が用事をすませていただけるように、いろんな諸証明もできるだけ1カ所で対応できる、そういった総合窓口を目指していきたいと考えております。
それを具体的に検討していただくのが市民サービス係となります。
この市民サービス係は、これは庁舎全体のレイアウトとの兼ね合いも出てきますけれども、できるだけ窓口の関係の多い福祉保険関係を1階にレイアウトしたい。
そこに市民サービスコーナー、ここではいろんな行政資料とか、いろんな市の発行する資料、そういったこともそういうコーナーで手にとっていただく、また必要なものはそこで交付をさせていただく、そんなことも考えておるわけです。
ただ、4月1日からにつきましてはまだ全体のレイアウトですとか、そういったことも含めてできませんので、その後ということになりますけれども、このサービス係には今まで地域振興課で担当しておりました市民相談、これも市民サービス係で担当していただいて、現在市役所で行っております市民相談と、一部、福祉協議会に委託して行っておりますもろもろの相談事業がございますので、この辺をすべて1カ所というわけにはまいりませんけれども、福祉協議会との打ち合わせ協議の中で、できるだけ市民の皆様に使いやすくなる市民相談、すみ分けを考えていきたいというふうに思っております。
○議長(高木正博)
10番 佐藤議員。
○10番(佐藤 修)
今、2つ話をされたのかなというふうに思いますけれども、具体的には、この市民サービス係というのは総合窓口を目指してこれを2年ないし3年と、これを具体化する、検討する係だということは言われまして、もう1つはレイアウトということで、市民にかかわるこのサービスだとか福祉だとか、また相談活動というふうに2つのことを言われましたけれども、仕事としては、具体的には総合窓口の準備のための仕事をすると。もう1つは、今ある市民相談、地域振興課担当ということで、福祉課の隣にある窓口がありますけれども、あれだとか、福祉協議会でやっている労働相談もそうなのかわかりませんけれども、そうした相談活動をこちらの方にもってくるということでしょうか。
仕事が2つ言われたと思うんですけれども、その辺のところを明確にしてください。
○議長(高木正博)
企画部長。
○企画部長(清水雅美)
この市民サービス係でございますけれども、現在の市民課、市民係、こちらで行っております住民票関係の届け出、諸証明の発行等を行っているわけですが、こういった事務もあわせて行っていただきます。
そのほかに市民相談に関すること、あるいは、先ほど申し上げた総合受付窓口化の推進に関すること、こういったものを事務分掌として掲げさせていただいておりますので、この中でそういった事務の具体化を進めていただくというものでございます。
○議長(高木正博)
10番 佐藤議員。
○10番(佐藤 修)
そうすると、この市民課でやっている仕事、これも市民課ですけれども、市民サービス係ということで住民票、届け出、証明と、今日やっている中身ですよね、はっきり言って。同じですよね。
そこにプラスされるのが市民相談と、コーナーがどうなっていくかはともかくとして、それを受け付けると。
そうすると、実態としては来年4月1日からは市民相談がふえるということだけですよね。
そこに、さらに総合窓口の準備するということでこの係が担当すると、これは企画ではないんですか、総合窓口を準備していくというのは。どうなんでしょうか。
○議長(高木正博)
企画部長。
○企画部長(清水雅美)
今私が申し上げたのは、ここですべてをお任せしてやっていくということではありません。
将来の総合窓口としては、この市民課にかかわる分の諸証明でありますとか、それから税務にかかわる諸証明とか、いろんなものが考えられますので、そういったものがいろんなシステムの問題とかいろいろございますので、そういったものも含めてどこまでやれるかというようなことも含めて、これは全庁的に検討しなくてはいけない問題だと考えております。
○議長(高木正博)
10番 佐藤議員。
○10番(佐藤 修)
具体的には、来年4月1日からは大きく変わるわけではなくて、プラスアルファの市民相談ということだけですね。
あとは総合窓口ということでやっていくという方向で、ここでも準備するし、全庁的にも検討されていくということになりますけれども、そうすると、今わかる範囲の中で、どんな事務をここで総合窓口でやられていくのか、総合窓口にした方が市民にとって1カ所で便利になるということでこの総合窓口にするわけですから、便利になる中身を包括的に、こういうものだということはあると思うんですよね。そうした中身はいかがでしょうか。
○議長(高木正博)
企画部長。
○企画部長(清水雅美)
総合窓口については、過日の一般質問の中でも、例えば佐賀市の例もご紹介をいただきましたけれども、いろんな各市がそういったサービスアップに向けてのいろんな取り組みをしております。
私の方といたしましても、先ほど申し上げましたように、できるだけ1カ所でいろんな申請届け出の手続を、これも市民課関係、保険関係が中心になろうかと思いますけれども、こういったものがどこまで集約できるか。また、証明書の発行もどこまで集約できるか。
そういうことをやることによって、現在の市民サービス係だけで対応ができるのか、まずできないだろうというふうには思っておりますので、そういった業務が扱うものがふえれば、そのようなまた人員体制も取っていかなくてはいけないというふうに思いますので、先ほど申し上げましたように、全庁的にそれは今後検討させていただきたいというふうに思っております。
もう一つは、市民サービスコーナーの環境も少し触れさせていただきますと、市役所、非常にいろんな窓口がありますので、市役所におみえになった方がどこの窓口に行ったらいいのかわからない、それは受付がありますのでお尋ねいただければいいのですが、それ以上の案内をしたり、いろんな届け出、申請をする際に記入方法がわからないとか、いろんなことも出てまいると思います。
こういったことは記入例ももちろん用意はさせていただくわけですが、もう少し言葉で説明するとか、もう少し親切な具体的なサービスを提供していく、そのためのフロアマネジャー、名称はまだあれですけれども、そういった役目の方を配置をするとか、そういうことも具体的に考えていきたいというふうに思っております。
○議長(高木正博)
10番 佐藤議員。
○10番(佐藤 修)
そういう形で総合窓口に向けて準備をされると。
私、佐賀市の例を紹介いたしましたけれども、ぜひ市民のそうした住民票等、申請、証明、特に外国人が知立市は大変多いわけで、この市民窓口の中で、とりわけ言葉が十分、通訳がいないと対応できないと、こういうところであっちこっち行くということは大変なことでありますので、外国人登録を含めて、こうしたところでやってほしいなというふうに思うところです。
それともう一つは、佐賀市では、こうした形で総合窓口を、届け出、それから申請、外国人コーナーつくりまして、もちろんそれなりにコンピューターの導入だとか、ソフト開発だとか、お金もかけたということでありますけれども、実際には、従来より個々の窓口対応していたときよりも人が減ったというようなことから、土日のこうした事務の取り扱いも、サービス向上という面で展開をしてきたということが明らかになっているんですね。
そうした点では、ぜひそうしたところも視野に入れた取り組みをしてほしいと思いますけれども、いかがですか。
○議長(高木正博)
企画部長。
○企画部長(清水雅美)
まず、窓口でのサービスの迅速化、スピードアップということでは、今おっしゃいましたように、例えば外国人の方でありますとか、転入の届け出をされた方、こういった方は時間が手続にようかかります。
ですので、そういった方とそうでない、単に諸証明を取りに来たとか、そういった方々の窓口を分けたり、そういうことで、できるだけ待っていただく時間も短くできるような、そういう窓口のレイアウトといいますか、そういった事務の流れ、そういったこともしっかりいろんな先進事例もございますので、それを十分知立市も検討研究をしてまいりたいと思います。
それから、今、土日の開庁といいますか、そういうご提言でございます。
この辺についても、この隣接も一部そういった取り組みをして市民の方に喜んでいただいているということもお聞きをしております。
そういったことでは、ことしから、納税相談も知立市も第4土曜日に窓口をあけさせていただくというようなことも一部始めさせていただいておりますけれども、今後いろんな働き方が、市民の皆さんの働き方いろいろありますので、お休みも違うというようなことにもなりますので、そういったことも、今後、需要としてどのぐらいあるのか、そういったことも含めて十分検討しなくてはならない課題だろうというふうに理解しております。
○議長(高木正博)
10番 佐藤議員。
○10番(佐藤 修)
ぜひ、フロアマネジャーということで、かつて群馬県の太田市では、総合窓口ではありませんですけれども、こうしたフロアマネジャーがおって、市民に親切な対応をしておったと。
それともう一つは、来年4月1日から福祉子ども部ということで、実際にはこの中に福祉企画係、保護援護係、それから子育て支援係、保育係というような形でやっていくということですけれども、実際には、現在は1階と2階というような形になっていますけれども、どんな方向で検討されて、どのような準備をされて4月1日に間に合わせようとしているのか、その辺はいかがでしょうか。
○議長(高木正博)
企画部長。
○企画部長(清水雅美)
現在、考えておりますのは、それから、もう一つ先にお断りしておきますが、できれば1日でも早くこういった形をというふうには考えておりますが、先ほども申し上げましたように、実際にこの庁舎、それぞれ手狭な中で何とかやりくりをしている状況でございますので、全体のレイアウトを見直す中で考えていきたいというふうに思っております。
そういったことを前提にはなりますけれども、1階には宿直室の改修ですとか、市民相談コーナーをきちっとする。それから福祉課、子ども課、いわゆる福祉子ども部の2課と、それから保険健康部の国保医療課、長寿介護課を1階に、もちろん、今あります市民課と今後検討いたします総合窓口を1階のフロアに配置をしていきたいと。
以下、2階には今の経済課、環境課等々になるわけでございますけれども、先日の一般質問の中でも話が出ておりましたけれども、来年度、中央公民館のリニューアル、耐震工事の実施設計に入るということになっております。
その中で、中央公民館のリニューアルを考えていく中で、そういった中に一部事務室的なことも持っていくことができれば、この庁舎の使い勝手も、もう少し幅の出る中身が考えられるんじゃないかなというふうには思っているところでございます。
○議長(高木正博)
10番 佐藤議員。
○10番(佐藤 修)
1階に市民生活にかかわること、子供にかかわること、そういう形でと。実際には中央公民館のリニューアル、実施設計が来年度ということになると、十分機能するということになりますと、それ以降という話になりますよね、具体的には。
そうすると、それは年度的には再来年ということですか。その辺どうでしょうか。
○議長(高木正博)
企画部長。
○企画部長(清水雅美)
19年度中に一部はそういう形にしたいと思いますけれども、先ほどのいろんな改修等々の必要が出てくる部分もありますし、それを考えますと、来年度具体案をきちっとし、20年度にその工事等を行う。
それが完了後には、今、申し上げたような形にしたいというふうに思っております。
○議長(高木正博)
10番 佐藤議員。
○10番(佐藤 修)
それと、もう1つ聞きたいと思いますけれども、前回の事務分掌条例が、特に上下水道部が上下水管理課とかこういう形に、上下が1つになったような形でなって、今回また元に戻るという形になりました。給与だとか賃金だとか按分するとか、大変面倒くさいことがありまして、ここでも大いに議論になったところですけれども、こういう形で戻すことについてどんな弊害が、あのときはこれがいいんだということでやられたと思うんですけれども、実際的にはこれ戻すわけだから、どんな弊害があって今回戻すことになったのか、その辺一言お願いします。
○議長(高木正博)
企画部長。
○企画部長(清水雅美)
これも平成13年度から実施いたしました大幅な機構改革の際に、上下水道部として上下水道工務課、上下水道管理課というような形にさせていただいて実施をしてまいりました。でありますけれども、今般この案を作成する段階でいろいろ担当課の意見等々もヒヤリングさせていただく中で、やはり、市民の方からも上水道の用件だけれども、それが別のところに電話が回ってしまうとか、結果的にはたらい回しというようなことがあるんだというようなことを上下水道部のヒヤリングの中でも出てまいりましたし、また、実際の業務を担当する方もやはり同じ工事、穴を掘るということでは一緒なのかもしれませんけれども、実際の仕事の中では、やはり少しやりにくいというのは変ですけれども、やはり以前の上水は上水、下水は下水の形の方が事務がスムーズだと。
それから、管理と工務でそれぞれ上下水、上下水道部があるわけですけれども、いろんな決裁も両方にまたがって決裁をしていかなくちゃいけないとか、そういうような事務的なロスといいますか、そういった部分の現時点での支障もヒヤリングの中で出てまいりましたので、この際は13年度の際にも大いに議論があったところはでございますけれども、今回こういった形にさせていただくことになりました。
○議長(高木正博)
10番 佐藤議員。
○10番(佐藤 修)
その当時は、これがとりわけ今言ったような形で心配される、懸念される、これでいいのかということで、私どもの方はこれを問題にし、こうしたあり方は正しくないじゃないかといったことが、残念ながら、今、企画部長の中から担当から聞いた話の中で、元に戻した方が効率的で合理的だという形で戻すと、こういうことのようであります。
そんなことを含めて、この事務分掌については、その時点ではよかろうと思ったことも、経過振り返ってみるとあまりよくなかったということも、結果として今回の改正の中に出てきているということを考えますと、やはり、その辺はいろいろこれが決まればそれでいくわけですけれども、慎重な対応が必要だなということだけ私は申し添えておきます。
以上です。
○議長(高木正博)
ほかに質疑はありませんか。
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
問い始めると複雑多岐にわたる事務分掌なので、最後は一つ委員会でやっていただくということにするわけですが、基本的なことをちょっと聞きたいんですが、今度の事務分掌が時代の要請や市民ニーズにこたえていきたいということをおっしゃっておりまして、市民サービスコーナーを設置したいというふうにおっしゃっているわけですが、私よくわからんわけですが、市民サービスコーナーというのは1階に置かれるというご趣旨ですが、どこにどういう部署がどういう形で配置されることをもって市民サービスコーナーと呼ぶのかということですね。
この辺ちょっと私全然イメージがわかないんで、市民サービスコーナーの設置を前に出してみえるけれども、市民サービスコーナーというのはどういう事務分掌で、何をし、どこに設置されるのか教えてくださいますか。
○議長(高木正博)
企画部長。
○企画部長(清水雅美)
現時点考えております市民サービスコーナーは、庁舎の1階に設置をしたいと思っております。
そこでは、先ほども申し上げたフロアマネジャー、そういった方をそこのコーナーについていただく。来庁者へのいろんな具体的な案内をさせていただくということと、市民相談コーナーでは現在もありますけれども、車いすの貸し出しとか、幼児用の車の貸し出し管理というものとか、あとは市の発行物を販売とか、そういう資料を見ていただくこと、それからもろもろの市役所の情報提供もそのコーナーで扱っていくと。その他、他の公共施設の情報などもここへ来ていただければ、そういった情報が見ていただける。また必要なものは入手していただけるというような形を考えているところでございます。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
それはどこにつくるんですか、1階の。
○議長(高木正博)
企画部長。
○企画部長(清水雅美)
どこにつくるというのは、今、全体先ほど申し上げました、1階に福祉子ども部と健康部の諸課を1階に、それから市民課を配置を最終的にしたいというふうに思っておりますので、具体的には、今、市民の方が待っとっていただくコーナー、ああいうあたりにそういったものを設けるということでございます。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
つまり、1階になるべく頻度の高い市民サービスに直結した部課を置きたいということで、今のお話では、子ども部を1階に持ってくるということですか。
ということは、今、子ども部の1つのウイングは児童課、子ども部というのは児童課の部分と今の福祉の給付係をドッキングしたような形が子ども部、それから教育委員会の幼稚園にかかわる問題をドッキングしたのが子ども部だというように事務分掌の細則を見ると書いてあるわけです。
だけども、そうおっしゃるけれども、じゃあ、児童課を1階へ置くわけですが、どこのスペースにそんなスペースがあるのかという疑問を持つわけね。
じゃあ、税務を2階に上げるのかという、じゃあ税務の納税証明その他は頻度は高くないのかと、こういう話にもなるわけですよ。
そうすると、あなた方が考えてみえるこの市民サービスコーナーというのは、1階フロア全体が市民サービスコーナーということですか。
フロアマネジャー、横文字なもので何か格好いい蝶ネクタイか何か、再任用か何かのおじさんを置くわけでしょ、これ。フロアマネジャーというと格好いいけれども、再任用でちょっと事務に詳しい人を置くわけですよ。
その人は、コの字になっている1階全体をこの窓口で困っている人だと、そういう仕事をするんですか。それらを総称してサービスコーナーと呼ぶんですか。
あるいは、今のいすの置いてあるテレビのあるところ、ここへもうちょっと情報を幾つか置いて、あるいはパソコンで検索できるような装置も置いて、そこに1人再任用のおじさんを置いて、そこをサービスコーナーという程度に考えてみえるのか、何か厳かにサービスコーナー設置でフロアマネジャーとおっしゃるものだから、何か横文字でイメージがわかんわけですが、税務課を上げて何を入れるとか、もうちょっと具体的に言ってください。
それで、どこをもってサービスコーナーというのか。
今とあまり変わらないと思うんですよ、私は。ちょこっと課が入れかわって、1階と2階と。そこへ再任用のおじさんを1人置くという程度の話じゃないですか。
○議長(高木正博)
企画部長。
○企画部長(清水雅美)
表現の仕方にもよるわけでございますが、先ほど申し上げましたように、1階には福祉子ども部と健康部の関係の諸課を持ってきます。
そうしますと、それでは当然入りきりませんので、現在の税務課あるいは収入役室、会計課、これは別のフロアに持っていきたいというふうに思っています。
もちろん、指定金融機関、出張窓口は今のところでないとまずいわけですけれども、会計課でありますとか、収入役室というのは特に1階にある必要はないだろうと今現在判断していますし、税務課におきましても、そういった納税証明などの諸証明等々については、今後検討いたしますその総合窓口の中でどれだけやれるかということもありますけれども、そういうことを検討しながら税務課の課税等の事務については2階のフロアでやっていただくというようなことも考えていかなくてはいけないというふうに思っております。
相談コーナーですけれども、確かにフロアマネジャーなんていう言葉は非常に聞こえがいいということになろうかと思いますが、最終の目的はやはり市民の方が庁舎におみえになって迷わないように、いろんな手続がスムーズにできる、それのお手伝いをする方がフロアマネジャーというふうに理解しておりますし、それプラス市民相談コーナーへお越しになった方へのいろんな資料の説明ですとか、資料を提供する、お尋ねに対して答える、そういった役目を果たしていただくわけですので、それでは十分かどうかというのはわかりませんが、現時点ではそういった方を置いて、そういうサービスをしていきたいというふうに考えていりところでございます。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
いや、だから市民サービスコーナー設置とある市民サービスコーナーというのは、今テレビのある1階ロビーのあの部分をもうちょっと情報が自由に取れるような内容に衣がえすることによって、そこを市民サービスコーナーと呼ぶわけですか。
何が置かれるんですか、今のこの待合室に。
日本語で言えば待合室に、何を置いて市民サービスコーナーとお呼びになるわけですか。
パソコンのいろんな情報だとか、公共施設の空き状況なども一目でわかるような、そういう情報提供もされるわけですか。
何を設置して市民コーナーというんですか、これ。
○議長(高木正博)
企画部長。
○企画部長(清水雅美)
今、ご質問者がおっしゃいましたように、いろんなほかの公共施設のいろんな情報もそこで知っていただく、また必要な資料は入手していただくということにするわけですので、今始まっています公共施設の予約のシステムをそういうところでやっていただくようにするのがいいというふうにも思っておりますし、そのコーナーで何をやるかというのは先ほど来申し上げておりますように、いろんな行政情報を今各課のカウンターでありますとか、通路に非常に雑然と並んだりしているわけですけれども、そういったものも整理しながら1カ所でできるだけたくさんの行政情報を見ていただいたりする、そういうスペースをつくっていきたいということで、具体的には、正面玄関入っていただいた左のコーナーのあたりをそういうものに整備したいというふうに思っておるわけです。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
必ずしも見えてこないですね。
今のフロアに冊子を置く棚を幾つか並べたり、パソコンの1台ぐらい置かれて、それを市民サービスコーナーというふうに呼称として呼ばれるのかなという程度のイメージしかわかないんです。
それで、子ども部を1階に持ってくることによって税務を2階に上げると。
税務というのは、ごらんのように市民税から固定資産税まで奥深く相当なスペースがあるんですよね。
これ、全部1階から撤去して2階その他へ分散されるということでしょうか。
そのあたりが本当にレイアウト的に収納可能なのかどうか、大変私疑問に思いますし、それから福祉課の位置も、裏から駐車場に入りますと、毎月の5日は生保の支給日ですよね。そうなると、あそこへいすが並んでずらっとお客さんがいっぱい待ってござる。
そういう景色を私たちよく目にするんですが、あの位置でいいのかということも含めて考えられているのかどうか。
そのあたりがいま一つ見えないんですよね、そうおっしゃるけれども。
税務課、2階のどこへ置くんですか。そんなスペースあるんですか。
○議長(高木正博)
企画部長。
○企画部長(清水雅美)
私の方としては、今思っております案では現状のスペースの中に、先ほど申し上げたような税務課を2階の南側へ持っていくと。土木建設及び現在の都市整備部、これもできれば4階の同じフロアで建設部と都市整備部をということで、同じ部を同じフロアでできるだけ集約をするというふうに考えております。
それは現時点、物理的に可能だというふうに判断をしているところでございます。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
一面、試行錯誤という面がありますので大いに試行錯誤でやってもらえばいいけれども、何て言うのかな、税務を2階へ上げたときに、その税務の関係、結構お客さん多いですよ。これはどうするかという問題はどうなんでしょうかね。
子ども部というのを打ち出されたために1階へ全部持ってくる、それが理想かもしれませんが、そのかわり、別な人が2階へ上がるということでいえば50歩100歩のような気がしてならないんですよね。
限られたスペースですからそこをどういうふうにするかというのは、そのときの行政の力の入れ方によってウエイトは変わるわけですが、何かそんな範囲でてんびんかけておられて、この移転と移動に徒労の時間を送るようなことがあまりないような改革がいいんじゃないかと、逆にそんなふうに思ったりもしているわけです。
そこは一つこれから掘り下げていただければいいんですが、そんな感じがいたします。きょうの説明ややりとりではね。
もう一つ、さっき上下水道の話が出たんですが、何が根本的に問題かと言いますと、先回はスタッフ部門とライフ部門だという話がありました。
つまり、これからの市政をどうするかというのはスタッフの強化が大事だと。
だから、市長に進言できる政策立案能力、これを磨くスタッフを本当にこの中枢に集めるんだと。
だから当時は、当初は総務部を廃止しましたよね。企画部長が、今で言う総務部長の仕事もやると、もちろん企画部長の仕事もやるということで、人事、計画、財政をすべて握った企画部がいいと。これは永田市長の時代ですよ。
そして、このスタッフ、知恵袋を一点に集約するんだということで話がありましたがね、それは上下水道でも貫かれたんです。
なぜ上下水道工務課、上下水道業務課としたのかというと、上下水というのは1つのジャンルだから、これをスタッフとラインで分けるという考え方なんです。
いいですか、スタッフとラインに分けるという考え方ですよ。上下水という仕事を1つと見て。
だから、上下水工事は一緒にやれと、上下水ともに。これはラインだと。
スタッフを集めにゃいかんということで、上下水道にスタッフ部門を置いたんです。これが当時の改革だったんです。
だから、各課に企画担当を置けと、政策担当を置けということになったんです。
ところがそうはうまくいきません、小さな組織ですから。一つ一つ破綻をしてきました。
当時の企画部長が往生こいちゃって、総務部がまた再編されましたがね、今、総務部長が座ってみえますが。
それは、人事、予算、計画というのはお互いに刺激し合いながらやっていくものだと。1カ所に置くことがかえってうまくないと、お互いに刺激し合いながら干渉関係にあってやるんだと、これでいいということでまた戻ったんです、昔に。
今回はそれが全部チャラになって、下水道も電話による相談がいろいろあるとおっしゃるけれども、元の組織に戻ったわけよ。
スタッフとラインという分け方がやや知立の現状に合わない内容だったんだということに変わっただけの話ですよ、これは。
そこに流れていたのはスタッフとラインという考え方ですよ。だから、3階がいわばスタッフ集団と。
おれは3階からおろされたでこれで、というような議論が当時ありましたがね。
それが今回、私は事実上修正されてきているんではないかと思っておるわけです。
そこなんですよ、今度の事務分掌の重要な変更がそこにあると私は理解しておりますが、どうですか、その点は。
○議長(高木正博)
企画部長。
○企画部長(清水雅美)
確かに上下水道部の、今回、上下水管理課、上下水工務課、これをそれぞれ上水、下水というふうにさせていただいて、そういうことは確かにあります。
スタッフとラインを分ける、スタッフ部門の強化ということですが、この辺につきましては、まず第1点、これからのいろんな業務、今でもそうですけれども、それぞれの課だけではなかなか対応できない問題がすごく多いと思います。
ですから、この組織を考える中でも、それぞれの各部ごとに今の行政需要をきちっと精査して、部内の横断的な協力体制、そういったものを部長を中心に今後、今もやっているわけですけれども、さらにそういうものを強化しなくてはいけないとか、そういう考え方もこの中に入っているというふうにご理解をいただきたいわけですが、そういう各課のいろんな現状のヒヤリングをやる中で、市民の方からいろんな業務の中で、今は上下水道部の話ですけれども、市民の方から少しわかりにくく、電話を結果的にはたらい回しにしてしまったというような、こういう事例があるというふうに上下水道部の方でも振り返っておりますので、そういったところを解消するということも含めて、今回の形にさせていただいたわけです。
でありますので、上下水道部を見ますと、確かにご質問者がおっしゃったように、元の形に戻ったということで、平成13年の機構改革がどうだったんだというようなご趣旨かなというふうに思いますが、この辺につきましては、やはりそれぞれの状況が変わってまいりますので、そういったものを見ながら、ある部分柔軟に対応しなくてはいけないということも今回の見直しの中では議論をしたところです。
そういった中で、上下水道部の上水管理課、工務課もこれだけにこだわるということではいけないということで、今回このような形にさせていただいたということです。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
平成13年にスタートした当時の機構改革の中心スローガン、今申し上げたように、スタッフ部門の強化、そしてスタッフとラインの明確な業務の分離、ありました。
その象徴が企画部長であり、上下水道部の統合だったんです。
しかし、それには矛盾があるんじゃないかと、当時私も質疑をいたしました。
特別会計である下水と、企業会計である水道の職員がどのフロアにどのように配置されているのかわからないと。
当時、この係を色分けして、この係は水道と下水を半々で受け持つ係だなんていって、色分けした組織図をいただいたことがあって、そんなばかな組織図があるかと言って議論をいたしました。
それが行き過ぎたスタッフとライン部門の分離という一つの弊害として私たちは提起したんですが、それが企画部長に象徴された中枢のスタッフ部門は事実上解体されました、その後。
今は企画部と総務部の2部になって、それは解体。そして、上下水も今回の内容によって事実上解体されたわけですよ。
だから、当時の日本経営協会がコンサルに入って提起して、確か1,200万円コンサル料を払って物々しく登場した当時の考え方は、それは当時ははやったかもしれんけれども、実際、知立の組織機構にはなじまなかったというふうには私は考えています。
したがって、いわば、また原点に戻ったっていうわけじゃないけど、そういう経験をしながら、どうやってこの各部署で、ここにありますように、各部門で政策立案能力を向上させるという課題に挑戦していくのかというのが新たに今議論の対象になるというふうに思うんですね。
私は、人員が減る、市の職員が減っていく、それから、07年問題で今皆さんが蓄えていた幹部がざーっと、これでクモの子を散らすようにやめていかれる。残った若手集団が本当にこの知立のこれから大変難しくなるかじ取りをやっていかなきゃならない。行政需要はどんどんふえる一方、これでどう立ち向かっていくのかという点で今度の事務分掌条例が対応できるのかと、機構改革がね、というところが注目点だと思うんですね。
そこで、私、具体的に聞きたいのは、職員が少なくなるわけですから、従来の方針で言えばね。
ここにあるように、A職員の適正配置云々で部内の横断的協力体制を図ると。部内の横断的協力体制を図るというのは格好はいいけれども、そんなことができるのかということなんですよね。
これは具体的に企画部長、部内の横断的協力体制を図るというのは一体どういうことを意味しているのか。
それから、その下、事務処理の迅速化を図らないかんと、スタッフが少ないわけですから。決裁規定や事務手続の見直しを進めるとなっているわけですが、具体的にこれは今どういうふうに進められようとしとるんですか。この2つを明らかにしてください。
○議長(高木正博)
企画部長。
○企画部長(清水雅美)
まず、部内の横断的なという部分ですが、これは今でもいろんな特定の事業についてはプロジェクトというような形で対応しているわけですけれども、やはり、もう少しそれを前進させると言いますか、もっとそれぞれの部内における緊急の課題等については部長がそのためのそういう人を、そういう特別の課題に充てて縦割りの弊害というものをなくすような、そういう横の連携を取った事業の対応をしていただくというところでございます。
それから、もう1点の事務の迅速化と、これについては従来から行政改革の中でも取り組んでいるところでもありますけれども、さらにいろんな権限、専決権を見直しをして、できるだけ課長の段階でいろんな事務が執行できる、そういうことを具体的に検討していきたいということでありますし、事務の中身の見直しについても、そこにいろんな情報化等のそういう手法もありますし、また事務の流れ全体についても見直しをする中で事務手続を簡素化し、手続のスピードアップを考えていくということでございます。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
部内の横断的協力体制を図るというのが事業ごとのプロジェクトなんだと、こういうご説明ですが、私はちょっと違うんじゃないかと思うんですね。
例えば、給食センターを新築したい、横断的に職員に来てもらって知恵を出してもらう。これは今でもやってみえるんじゃないでしょうか。その種の、いわゆるプロジェクト。そういうことを言ってみえるんでしょう、プロジェクトというのは。違うんですか。
例えば総合グランド、多目的広場。これだって1つの部署ではできないから、ある程度いろんなところから来てもらう。
あるいは、前、高場のと屠場跡地どうするとか、収入役大分言ってみえたが、あれもどうなっちゃったのか、ようわからんけれどもね。
この間の答弁では、引き続き広場として継承していきますという答弁で終わったんですが。
プロジェクトとおっしゃるんだけれども、それは外の人が入ってないわけですから、どこでどの程度の議論がどういう形で進んでいるかというのは、さっぱり私たちにはわからない。
これが部内の横断的体制だとすれば、今までとどこが違うのかなというぐあいに思うんですね。
ここをもうちょっと補足説明、私の疑問に答えていただきたい。
それから、この部内の横断的な体制というのは、例えば人が今少なくなってきますから、あるいはこのパートで入ったりしますですね。
例えば、お客さんが2人か3人一遍に来たときにほかの人がちょっと対応すると、そのときに受付ぐらいはできるかもしれません。
しかし、ある人が来てこの案件はどうなっているんですかと、この案件はどうなっているかというと、その職員が今、きょうは、ただいま出張しておりますと、あるいは休んでおりますというと、その案件をかわって説明する人が今なかなかいらっしゃいませんよね。
それは、それぞれのいわば専門的に掘り下げている仕事というのはあるわけだから、その仕事についてどうなんだというレベルで議論がされたときにはちょっと対応できないわけですよ。
単純な受付事務なりちょっとお話を聞く程度のことはできますが、それ以上のことはできないわけで、そういう意味から言うと、ここに述べてある横断的な協力体制というのは一体何を意味しているのか、定かに理解できないわけであります。いま一度ご説明いただきたい。
○議長(高木正博)
企画部長。
○企画部長(清水雅美)
従来から、他都市でも実施されております、いわゆるグループ制という取り組みがあるわけですけれども、私どもの方も平成13年のときにも一部担当制というようなことで、そういったものを試行するということで、企画とそれから上下水道部の方にそういうものをきたわけですけれども、実際にはなかなかそれが、そういったものには、当初の見込み、もくろみのようにはなっていないのが現状でございます。
ただ、今のままの縦割りでいくということは、これからについても、これは全然時代とは違うということで、私どもの方も、将来的にはグループ制という方向性をきちっと出していきたいというふうに思っておりますけれども、これはほかの事例を見ましても、形はそういうグループ制という形にしますけれども、やはりそこには職員一人ひとりの意識とか、そういったものがそれに合致してこないと本当に目立つグループ制というはなかなか難しいということだというふうに現時点理解をしております。
そういうことで、将来はそういうグループ制を部内、あるいは課の中でうまく動かすというところまでいくわけですけれども、その前段といたしまして、今思ってますのは、部長を中心に部長のリーダーシップのもとにいろんな対応をしなくてはいけない課題、そういったものを部内全体で、部内全体というのは変ですけれども、それぞれの担当にこだわらずにそういった特定の事務をその部長の指揮のもとにやるとか、課の人がその時期によっては少し繁忙期、いろいろバランスがありますので、そういったところを、うまく職員を部長が課の人の配置を考えるというようなことも部内の中で今後やっていただきたいというふうに思っておるところでございます。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
答弁聞いて、いま一つ腹に落ちないわけですが、グループ制というのは何か格好はいいんだけれどもね、要するに特定の分野で一人ひとりが今責任を持ってみえますよね。
係の中だって、このことはこの人が責任を持っておると、このことはこの人がやっておると。この人とこの人は多少は知っているけれども、今、仕事がどこまでいっとるかということについてはその人に聞かないとわからないという関係になっているわけです。
グループ制というのはそれをチャラにしてみんなでやるんだと、机の並べ方もたこ部屋のように、お互いが顔を向き合って並べて、グループのように1つの円卓を囲むようにということなんだけれども、しかし、それぞれの仕事は一定の深さと一定の専門性を要するわけですよね。
それを、AさんがいなくてもBさんがこれを補完できるという関係というのは格好はいいけれども、それぞれ相当識見と見識と経験がないとそんなことはできないですよ、そんなことは。一口にグループ制とおっしゃるけれども。
だから、今言うように、こちらの職員がお客さんと対応しているときに、そこと同じその部署のお客さんが来たときに、こちらの部署の人が行ってお話を承ると、こういうことはお互いに乗り合いっこしてやれると思うんです。
ところが、今の1つの係の中にも幾つか分担があるわけですから、そんなことがうまくいくのかという思いがあるんですんね、私は。
それは高橋さん古いよと、私たちはもっと新しい斬新な方法で、あるグループでざっと回っていく経験や教訓を踏まえてやっていくんですというものであるなら、これはぜひご披瀝いただいていいものにしていただきたいと思うんですが、そう単純ではないと。
むしろ専門的に、より深い識見を構築しながらその専門性を生かして問題点を打開していくというところに、今、新しいテーマがあるような気もしますし、そのあたり、もし答弁がぴたっとくるならぜひ私にご説明いただきたい。
それから、決裁規定や事務手続の見直しとおっしゃるけれども、決裁規定も変えられるんですか。
例えば、課長が決裁しないと事が進まない業務は係長でよしにすると。部長まで決裁上げなければ一歩も動かなかったものを課長の決裁でよしにすると。あとは部長が責任を取るよと。こういうふうに決裁を下へおろして、早く小回りよくやろうということだと思うんですよ、この言ってみえることはね。
だとしたら、どういうものをどういうふうな形で下へおろすのかということが、もうちょっと具体的に説明されてしかるべきだと思います。
ありますがね、一覧表が決裁規定という。次のものはどこの部の決裁へと。丸が打ってありますがね、ざっと。あれが下へ下がってくるというふうに理解するんですがね。
だけど、どういう内容をどういうふうに検討したりするのか、これがよく見えてこない。
そうなれば、このことは言ってみえるけれども、実利を伴うのかなと、こういう疑問を持つわけですよ。
具体的に検討されていることがあったら、ちょっとご説明いただけませんか。
○議長(高木正博)
企画部長。
○企画部長(清水雅美)
まず、グループ制の件でございますけれども、これについては、今、ご質問者もおっしゃいましたように、本当に専門的に深くやらなくてはいけない仕事とそうでない、いろいろありますので、すべてをグループ制に移行したらいろんな縦割りが解決しちゃうとか、そんなふうには思っておりません。
業務の中身等も含めて、それはしっかり見ていかなくてはいけないと思います。それを一律に当てはめるというような考え方はもっておりません。
それと、決裁規定、事務の見直しの件でございますが、今回のこの組織を検討する段階では、まだその決裁規定の見直しは具体的には行っておりません。
ただ、今回先ほど来申し上げておりますように、できるだけ部課の段階できちっと政策決定ができて、執行できるものは執行していく。できるだけ迅速にということでございますので、これはいろんな法とか、いろんなこととの関係がありますので、すべてを下にどんどんおろしていうわけにはまいらないと思いますけれども、そこはいろんな、例えば財務の関係でありましたら、もう少し、今、部長で行っているものも、金額等の上限も見直しをしたりとか、そういうことも含めて知立市として適正なという、もちろん大前提でありますけれども、そういう見直しをこれからさせていただくということでございます。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
なかなか、これも言うは易しで行いがたしじゃないのかなと。
部長職もやっぱり細部にわたって承知している必要がありますし、課長においてはなおさらですね。
決裁が下におりるということはいいことなんだけれども、幹部団が実態はよくわからないということにもつながりますし、その2つをどう統一させるのかというのは、これはなかなか至難のわざで大変ではないかというふうに思うわけであります。
今度、子ども部ということでキャッチフレーズで売り物になって、中日新聞も3段組か何かで出たんですが、子ども部というのは子供の申請や子供にかかわる行政を1つの部に集約してやろうと。
きょうのお話では、それを1階に持ってきてやろうと。
端的に言うと、先ほどもお話しされたように、児童課の仕事と福祉課の中での給付の仕事、とりわけ子供に関する問題、教育委員会の幼稚園就園奨励含めて、幼稚園。学校の手続はあくまで教育委員会ということだというふうに理解しておりますから、子ども部では学校の入学その他についてはできないというふうに思うんですね。
そういう理解でよろしいでしょうか。
○議長(高木正博)
企画部長。
○企画部長(清水雅美)
今回の子ども課の関係でございますけれども、今ご質問者がおっしゃいましたが、今、福祉課の給付係でいろんな手当、それから医療関係の給付を障害者から高齢者、それから児童の関係を給付係、福祉課の給付係で今やっているわけですが、この事務がいろいろ国保、医療保険との兼ね合いがありましたり、児童の関係で言いますと、今の児童課との関連が非常に深いというようなことで、なかなか市民の方にもわかりにくかったという部分がありますので、今回については国保医療課を今回つくりまして、医療係をつくりました。
今の給付係の仕事についての中の児童手当の関係については、これは子ども課でやっていただきたい。
医療にかかわる部分については、これは医療係でやっていただく方向で考えております。
それから、当初、子供にかかわる部分はすべて子ども課というようなことが非常にわかりがいいんだろうということでありましたけれども、やはりこれは法令上も学校教育にかかわる部分については、やはり、これは教育委員会の仕事と権限という部分で、市長部局とのなかなか整合の中では難しいだろうと。
知立市は幼稚園については私立の幼稚園でございますので、その辺のことと、それから就園奨励等々の事務については、これは教育委員会じゃなくても市長部局でも対応できるというふうに判断をしておりますので、その部分については子ども課の方で今回やろうというふうに考えておるところでございます。
○議長(高木正博)
ここで10分間休憩とします。
午後2時01分休憩
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午後2時12分再開
○議長(高木正博)
休憩前に引き続き会議を開きます。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
ということなんですが、子ども部。
例えば、赤ちゃんをお持ちで、しかも離婚してしまったと。母子家庭に関する事務、これなんかはもちろん子ども部ではやれないと。
さっき言った医療係ですか、に行かんといかんのですね。
こういうことの問題も起きてきますし、資料の子ども部の中の子育て支援係と保育係を見ますとここに出ているわけですが、例えば、今出た幼稚園に関することと一口に言いますが、これは就園奨励の事務のみということですよね。
だから、これは保育の現場を持たないわけですから保育係に入れることが妥当なのかなと思うし、学童保育のように、事実上保育というジャンルに入る業務については保育係へ入れた方がいいんじゃないか。あるいは子育て支援センターも保育係とは別なところで今度やると。
だから、これは一体どうなっているのかなという具体的な業務。これ、なかなか難しい問題だとは思うんですが、そのあたりの精査について現在こういう内容で進むという提案なんですが、いかがなもんだろうかなというふうに思うんですね。
つまり、給付の業務と保育の業務がこういう子育て支援係と保育係という、こういう分け方でいいのかどうかという点ではいろんな意見があるだろうと思いますが、やや疑問が残るんじゃないかというぐあいに思いますが、いかがでしょうか。
○議長(高木正博)
企画部長。
○企画部長(清水雅美)
具体的な事務の1つ1つになりますとちょっと、私も申しわけありません。
ただ、今の現在の児童課は児童係1係で、保育園から児童センターすべての事務をやっているわけですけれども、これ前々から、もちろん人員の増というのが一番大きな話でございますけれども、やはり係を分けて、それには当然人員の増が伴うわけでありますけれども、そういうことでの希望も担当課からは出していただいていたわけでございます。
そういう中で、今回は大きくは保育園の部分と、それから、それ以外というのは表現が適当ではありませんけれども、児童クラブあるいはファミリーサポートセンターですとか、支援センター、こういった業務と。大きくはこんな形でやっていくというふうにさせていただいたということでございまして、幼稚園の問題につきましても、国の方においては文科省と厚労省が1つの部署を推進室を設けて、いろんな今後の子供についての対応をしていくというような動きになってきているわけですが、まだ私どもの方ではそこまで踏み込んだものにはなっておりませんが、できるだけそういったものも今回の見直しの中で一部取り入れさせていただいたということでございます。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
ぜひ、問題提起として受けとめていただきたいというふうに思います。
もう1つ述べておきたいと思うんですが、それは今回スポーツ課が新たに復活と言いますか、することになりました。
従来は文化振興課ができたことによってスポーツ課が併合されると、今回は文化会館が外へ出ましたので、その分を文化振興課というのをやめてスポーツの方へ軸足が動いたと、こういうことなんですが、私、福祉体育館の貸し館、あるいは体育協会との関連で今仕事をされているんですが、あえてスポーツ課の独立が必要なのかなと、正直言って、いうふうに思っております。
今回、スポーツ課の中で新しい事務分掌を見ますと、スポーツ施設の整備、計画推進に関することというふうにあります。
これは多目的広場のことを意味していらっしゃるんでしょうか。スポーツ課の新設の私の意見とあわせてお答えください。
○議長(高木正博)
企画部長。
○企画部長(清水雅美)
まず第1点でございますけれども、今回スポーツ振興係をスポーツ課ということにさせていただいたわけですけれども、これにつきましては今議会でも総合型地域スポーツクラブ、こういったものを設立をしていくということの方向で、教育委員会が主体性を持って進めていくというようなことでございますので、今回、スポーツ課として課長職を置いて、教育委員会として主体的に取り組んでいくというようなことが主な事由でございます。
それから、事務分掌の中で体育スポーツ施設の整備、計画推進とありますけれども、この辺につきましては、総合グランドにつきましては当然このスポーツ課も重要な役割と言いますか、その検討する中には入っていただくわけですけれども、今思っておりますのは、来年の予算でもそうですけれども、都市計画課の方での総合公園という位置づけで考えていきたいというふうに、グランドについてはそのように考えているところでございます。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
私スポーツの振興やスポーツを軽視して言っとるわけではありませんので誤解のないようにお願いしたいんですが、課として復活させる必要があるのかなという点については疑問を感じます。
また、そういうふうに組織を今緊縮しなくていいんだと、もう一度組織は必要な、膨張とまで言いませんが、拡大してもいいんだと。今回、1部1課がふえるわけでして、全体にはそういう方向が本多市長のもとで、方向性が今度の事務分掌の流れの一つになっているということであれば、それはそういう認識をすることも大事かなというふうに思うんですが。
あそこのスタッフ、現状でいいのか悪いのかはともかくとして、必要なら人を置くということはあってもいいと思うんですが、新しく課として復活させるだけの組織上の位置づけが必要なのかどうか、率直に疑問を持つわけであります。
この点はぜひ真摯に受けとめていただきたい。
それから、もう1つは、体育スポーツ施設の整備というのは、そうなると何を想定されているのかなという思いをするんです。今回、黒印で新しい事務分掌に入っています。
私はもう1つ申し上げたいのは、多目的広場を公園とするか、スポーツ施設とするかは議論が分かれるところですが、この所管は企画課でしばらく所管すべきだというふうに思います。
それは、規模あるいは予算、計画などを含めて、もう少し私は企画でしっかり温めて、企画で基本的なものをつくると。その上で、これが都市計画の公園であるならば都市計画の方へ振ればよろしいわけですが、まだそこら辺が、どんなものが生まれてくるのか目鼻立ちがはっきりしない段階で予算や全体の他の事業との整合性を含めて、そういう見地でもうちょっと位置づけないといけないんじゃないかと。
どこら辺が出口で、どこら辺でどういう程度の金がつぎ込めて、どこら辺でどこまでの顔だちをつくるんだということは、市政全体の中でどう位置づけるかという、今、その段階で事を回している段階の話ではないのかなと思うんですよ。
それをいきなり所管課へ持っていきますと、これはもう目鼻立ちが具体化していくわけですよ。
しかし、その具体化していく、生み出そうとしているものの年度や規模やどの程度お金が入れられるかということについては、しばらくは企画が総務部ともよく協議をされて大所高所の大枠でどうなんだと、こういうものをつくって、市長の意向も必要な意向を反映させていけるということになれば、その基本設計、基本を明らかにして現場の課へ、こういう方向ですからやりなさいというのはあるのかもしれませんけれどんも、まだ私は基本的部分が明確になっていない段階だというふうに理解しておるんですね。
これを企画から離して、いやいやそれは都市計画だというふうにやってしまうのは、さっき言った意味での企画のすべき仕事の枠の中に入るんじゃないかというふうに私自身は思っているわけですが、その点の認識を一つお示しくださいますか。
○議長(高木正博)
企画部長。
○企画部長(清水雅美)
先ほどのご指摘のスポーツ課におきます、この事務分掌についてはもちろん総合グランドを主体的にやっていただくという意味のものではなく、スポーツ施設の整備、計画、今後の社会体育スポーツ施設の計画のことであるというふうに思っております。
総合グランドをもう少し企画課を中心に煮詰めて今後の方向をきちっと出してからというお話でございます。
私どもの方といたしましても、昨年度からこのスポーツ、教育委員会、それから公園、それから防災、それと企画、総務、財政も一部入っとっていただくわけですが、そういう方たちともいろいろ協議をしてまいりました。
いろんな補助金の話も県の方に伺ったりいたしまして、基本的にはスポーツ施設であった場合でも公園であった場合でも、補助金、国の制度としてはあまり、出どころは違いますけれども中身はあまり変わらないというようなことですとかも検討を一応させていただいて、場所についても都市計画のマスタープランの見直しの中での位置づけについても、企画課が担当で各担当の方に集まっていただいて打ち合わせをしてまいりました。
私としては、今、質問者がおっしゃいますように、もう少し具体的にきちっとこの議会の場でも、基本構想というような形できちっとまとめたものを、やはりお示しをしながら来年度の予算、これは現時点、都市計画の方の公園整備の方で調査委託費をあげていただくことに今の時点でなっておりますので、そういうことをきちっとご説明をしながら総合公園としての位置づけとして、皆様に説明をし、ご理解をいただくように今後さらに詰めたいというふうに思っております。
○議長(高木正博)
ほかに質疑ありませんか。
〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高木正博)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
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