○議長(高木正博)
これより議案第7号に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高木正博)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
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○議長(高木正博)
これより議案第8号に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
10番 佐藤議員。
○10番(佐藤 修)
それでは、議案第8号についてお聞きいたします。
霊柩車の使用料を現状の9,400円から1万4,000円に改めると。要するに5,000円の値上げをするわけですね、1.49倍になるかと思いますけれども。まずこれは下の方の理由を見ますと、諸般の情勢によりこの必要があるという形であるわけで、お隣に9号で火葬場の使用料も大幅に値上げになっているとこういう関係の条例ですけれども。
諸般の情勢ということで値上げをするわけですけれども、具体的には何をもってこの値上げをするのかということについてちょっとお知らせください。
○議長(高木正博)
市民部長。
○市民部長(兼子弘高)
今の議案は霊柩車の料金でございますけれども、今佐藤議員が言われましたように、次の議案と連動するわけでございますけれども、今までこの霊柩車とそれから逢妻浄苑の使用料につきましては、前回が平成7年の7月からの適用でございまして、ここで料金改定をしておりますけれども、それからかなりの年月がたちまして、実際の経費とそれから現在の料金と比較をいたしますと、随分乖離が生じてきたというようなことで、とりあえず今回は市外料金でございますけれども、そういったものを乖離を少しでも減らすという目的のために料金のアップというものを提案させていただいたものでございます。
○議長(高木正博)
10番 佐藤議員。
○10番(佐藤 修)
平成7年の7月に改定して以来、値上げをしておらんとそういうことで、経費と。例えば霊柩車ですよね、ここの8号については。経費との乖離があるという形で言われましたけれども、その乖離というのは値上げしなければならないような乖離なのかどうかという点はどうですか。
○議長(高木正博)
市民部長。
○市民部長(兼子弘高)
実際に実績を見てみまして、霊柩車1台が稼働するのにどれぐらい費用がかかっているのかということと、それからこの市外の市民の方からいただいておる料金を比較いたしますとずいぶんの差が出ております。霊柩車でございますと実際に1件当たりの経費を計算をしてみますと、3万2,000円ほどいただくと料金的にはペイできるのかなということでございますけれども。霊柩車については民間の霊柩車もございますので、そういうところを斟酌をいたしまして、そのままという格好ではなくて、民間の霊柩車も考慮に入れながら今回の1万4,000円というような格好の料金にさせていただきました。
○議長(高木正博)
10番 佐藤議員。
○10番(佐藤 修)
今部長は霊柩車1台に1件につき3万2,000円にしないとペイできないということで、要するにそのままの考えを延伸していけば、独立採算と、そこの中だけでやるために値上げをすると、ずっと延伸していけばそうなるわけですけれども、実際この利益を受ける人たちが使用料を払うわけですけども、大幅な値上げということでどこと線を引くかということで見たときに、民間を考慮したらこの程度が適当ではないかということを言われましたけれども、実際にそういう民間との関係では調べてみたんですか。
○議長(高木正博)
市民部長。
○市民部長(兼子弘高)
民間のバン型の霊柩車でございます。これもある葬儀屋さんの例でございますけれども、これはキロ数によって区別がしてありまして、10キロ未満だと1万2,550円、それから20キロ未満だと1万4,960円、それから30キロ未満というと1万8,430円というような料金体系になっております。私どもといたしましては、市外の中の豊明市とか東郷町の利用がかなり多いわけでございますので、そこら辺を考慮いたしましてこの市外料金を1万4,000円という格好で設定をさせていただきました。
○議長(高木正博)
10番 佐藤議員。
○10番(佐藤 修)
要するに知立市は、何と言いますかね、民間業者であって市内の方は従来どおりだけれども、市外の方は民間並みに扱うという改定になるわけですよね、そういう発想でいきますと。で、今回そういう値上げをして、できるだけ経費の一部に充てるとこういう考え方だと思うんですけれども、そういう考え方で豊明市やとりわけ豊明市とは将来計画も含めて話し合っている中でこうした値上げが妥当なのかというここですけれども、市外だということをもって一律にこれをぽんと上げることはいかがなものかと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(高木正博)
市民部長。
○市民部長(兼子弘高)
先ほど申しましたように、霊柩車1台を置きますと3万2,000円ほどの費用がかかるわけでございますけれども、知立市民というのは予算の中で、経費の中でこれを負担をしているわけでございまして、それが市民の方についてはそうした負担がないというようなことでございますので、そういう条件の中で今回は市外料金だけを上げさせていただいたとこういうことでございます。
○議長(高木正博)
10番 佐藤議員。
○10番(佐藤 修)
知立市民はこの予算上の措置があってやられていると。市外の方はそれがやられていないから民間並みで妥当だとこういうことを今述べられたかなというふうに思うんですけれども。
実際に値上げを今回提案されているわけですけれども、確かに部長の言われるような物差しで見ればそういう言い方ができるかと思いますけれども、とりわけ豊明市とはこういう関係の中で今日まで関係を築いてきたと。こうした中で向こうの方ではこういう議論はなされているんですか。知立市の条例だけで決めて当然だろうと思いますけれども、納得できるこういう話し合いやそういうことがやられて今回ここに来たのかということですけれども、その辺はどうですか。
○議長(高木正博)
市民部長。
○市民部長(兼子弘高)
料金につきましては知立市だけの条例でできるわけでございますけれども、この辺の問題につきましては、すでに担当者の中ではそういうお話がしてありまして、ただ、3月議会の議決ということが必要でございますので、最終的にどうなるかわかりませんけれども、現在、担当の方としてはこういう原案でもって3月議会に臨みたいとこういうようなお話はすでにしてありますので、そこら辺のところをトップの方とどういうお話をされているかわかりませんけれども、一応私の方としてはそういうお話はしてありますので、3月議会に議決がありましたらきちっとした格好でまた該当する市に対しては説明に赴きたいと思っております。
○議長(高木正博)
10番 佐藤議員。
○10番(佐藤 修)
確かに知立市だけの条例で決めることができると。しかし、先ほど申したような中でお話はさせてもらって納得ができるかできんかという話はあるけれども、一応そういう値上げの提案をさせてもらいますよという話は向こう側に伝えたと。それだけで本当にこの間の関係の中で十分なのかどうか。値上げの幅を含めて、もちろんこれは知立市が決めることでありますけれども、行政と行政との付き合いの中で、向こうの市民の負担を考えたときに、もう少し詰めた話やそういうことがあってしかるべきかなというふうに思いますけれども、その辺どうですか。
○議長(高木正博)
市民部長。
○市民部長(兼子弘高)
最近の火葬場の問題に関しましては、以前から言われておりますけれども、老朽化の目立つ中でのこういう事業でございますけれども、前々からお願いをしておりますけれども、火葬場の更新にあたって豊明市の方にはとりわけ申し入れをしてあります。そうした中で豊明市の方では総合計画の中で火葬場の問題について取り上げていただきました。10年間のスパンの中の後半の方で結論がどうも出るようでございますけれども、そんなお話がしてありますけれども、私どもといたしましては、今回新年度の予算の中で逢妻浄苑の耐震性能のアップということで工事をやるわけでございますけれども、そういったような費用負担もございます。これをすべてを知立市民が税金という格好でかぶるのではなくて、かなり多くの部分を利用してもらっている関係する市町にも市民負担という格好でお願いをしたいというこういう意図でございますので、ひたすら知立市民の方の経費の軽減を図るとこういうのが主目的でございますので、決して関係を悪くするとかそんなような意図でもってやっているわけでございませんので、御理解いただきたいと思います。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
今霊柩車の問題で議案ですが、議長、9号も関連しているんでね、ちょっと踏み込んで議論した方がいいと思うんですが。
今火葬場と霊柩車の最大の問題は、料金をどのように設定するかということではなくて、私の理解している範囲では。人生終焉の地として火葬場をどのような形で運営していくのか。将来の21世紀のこの将来にわたってしっかり見据えてどういうふうに対応していくかというのが最大の問題だというふうに理解していますし、本件は前市長のころから豊明市との関係を含めてどうするんだということが最大の焦点になっています。
したがって、今当局が市民に対してもっとも早急に、しかも的確に示さなければならないのはその方向性であります。私はその点が一番本件について重要な案件だというふうに考えております。
その方向性をはっきりさせていかれる中で、いいですか、中で使用料の問題が両市で十分合意されて、今回のような提案になっているとすれば、これは今市民部長がおっしゃるように、市民の血税で運営する逢妻浄苑と霊柩車が豊明に対して大変安いと、応分の負担をしていただくということについては一定の理解を示したいと思うんですが、問題の本質であるこの火葬場、霊柩車の活用について一体どうなっているのか。この点について踏み込んだ話し合いや方向性や結論は今お持ちになっているわけですか。そこが一番の問題ですよ、本件について。条例8号、9号については。どうなんですかそこは。
○議長(高木正博)
市民部長。
○市民部長(兼子弘高)
お話の中で将来を見据えてというようなお話がございましたけれども、今回の料金アップに関しましては、確かに自治体としての例えば豊明市あるいは東郷町に負担をしてもらうものではございません。両市町の市民、町民の方に負担をしていただくものでございますので、そういう面では非常に心苦しいところもあるわけでございますけれども、この後市外料金のアップというこういう時代の中でこの豊明市と東郷町がどういうふうに考えていかれるのか。恐らく方法としてはそうした利用者に関しては何らかの負担軽減を図る方法を考えられるのかわかりませんけれども、そういったことを次の形としてやられるのではないかなというふうに思っておりますけれども、今回の場合には知立市民の方の税金という形を通じての負担の軽減というのが一番大事なことでございますので、それは多分理解いただけただろうとこんなふうに思っております。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
知立市民の税金でつくったものですから、この負担の軽減は必要だとおっしゃるけれども、私はもっと大事なことは、行く末長く終焉の地であるこの火葬場がどういう形で担保されるのかと、このことの方がはるかに重大で、かつまた当局が知恵を絞らなければならない課題じゃないですか。例えば知立の逢妻浄苑がいつまで使えるのか。今回は耐震補強をやるわけですが、もうなかなかこれは困難と、あそこで拡張、拡大し、新設するのは。だから豊明市にお願いしたいということで一度駒を送るような事態がありました。その経緯については今紹介があったとおりです。そこの道筋をどうつけるかというのが行政当局の最大の仕事なんですよこれは。行政当局の、現時点の。
そして21世紀、我々団塊の世代も含めて十分終焉の地が保障されていくんだという実りをしっかり握った上で、握った上で、じゃ、それまでの間逢妻浄苑を使っていただくんだけれども、応分の負担をこの際もう一度協議していただきたいという形の中でこれが出てきておれば、それはそれで理解いたしますよ。だけども一番大事な問題については、相変わらず従来の域を出ていないという先ほどの答弁に聞こえるわけですね、私は。そこなんですよ聞きたいのは。市外料金は市外の人だからそれは公正に取りたい。これはこれでいいっでしょう。原則論で。しかし、それが逢妻浄苑の現在の最大の問題ではないと思うんですよ。
どうなんですか。それは目途がついているんですか。今の答弁ですと、高い料金をこちらが設定すれば、いわば経済制裁的にはっきりさせないと料金を上げるぞと、また上げたぞと、こうやれば向こうはそれなりに反応してくるんじゃないかと。日本と北朝鮮の拉致問題の議論をやっているわけじゃないですから、誠心誠意、まごころ込めて、豊明市としっかりそこを担保することが、料金を引き上げる以上に最大の課題じゃありませんか。そこの見識と理解を問うとるわけですよ。どうなんですか。見通しができたんですか。
○議長(高木正博)
市民部長。
○市民部長(兼子弘高)
新しい火葬場の問題に関しましては、先ほど言ったとおりでございまして、知立市からの申し出に対して豊明市につきましては総合計画に載せていくというような形で文書化をされておりますので、私の方はそういう点では1歩も2歩も前進したのかなとこんなふうに思っております。
ただ、今回の料金改定の問題が平成7年の7月に改定されてずいぶん日がたっていて。なおかつ知立市の市民の方が負担していただける、ずいぶん経費が高いというようなことでございますので、そういったものを少しでも解消するために今回提案させていただくものでございます。担当の方にはそういったお話もしてありますので、それがどういう認識をきちっと本音として持ってみえるかわかりませんけれども、私どもといたしましては、背景については御理解いただけたものだとこんなふうに思っております。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
いや、声を荒立てておっしゃるけれども、おっしゃるけれども、これはこれ、あれはあれで別なんですよという答弁ですよ。私は今回の料金改定が例えば豊明市にどういうふうに響いているか知りませんよ。せっかく知立市と協議をしているのになんだと一方的に料金を上げてきたと。例えばね、そんなふうに思われないと思いますけれども、何だと、知立市は。一生懸命これから逢妻浄苑にかわる施設をつくろうと思っているのに、余りにも一方的じゃないかと。知立が施設を持っていますから、知立市から料金を上げたいと言えば豊明市や東郷町ではそんなばかなことはないとは言えないですよ。お互いにコスト論はわかりますから。しかし、今そこのところに神経を使うよりは、神経使うよりは行政が全力投球して市民に示すべきは、逢妻浄苑にかわるもう少し快適で、しかも恒久的な浄苑をどのような形で担保するのか、見通しをつけるのかというのがいわば最大の課題じゃありませんか。両市議会から一部事務組合はどうなんだといろいろな提案もあるわけでしょう。それについての答弁は向こうの総合計画にうたわれたから一歩前進だと。後退とは思いませんが、だから何だとおっしゃりたいんですか。見通しはついたんですか。私はそこをワンセットで豊明市と話し合って局面を打開することこそ今市民部に与えられた最大の課題だと。そこの回答なしにコスト論だけで知立市民から関係ないから豊明からもらうんだと。これはこれで理屈かもしれませんが、行政の軸がちょっとぶれておるんじゃないですか。申しわけないけれども。軸がぶれていますよ。
市長、豊明との話し合いはどうなっているんですか一体。ちゃんと担保できるんですか。担保できるならあなたの責任でちゃんとしてあると、間違いないと高橋さん、心配してくれるなと。だからこの際上げさせてくれと。だから担保はしてあると、了解済みだと、これは政治的にも金額的にも、ここなんですよ。聞きたいのは。どうなんですか。
○議長(高木正博)
本多市長。
○市長(本多正幸)
豊明市との関係につきましては、私が就任してからも幾度となく、事務レベルでの話は私は直接タッチしておりませんけれども、豊明市の市長とは何度かこの話はしてまいりましたし、助役とも直接豊明行って2回ばかりお話をさせていただきました。この料金改定ではなくて、将来の火葬場のことにつきまして。そのことにつきましては、2年前のときは何とかこの辺でいけるじゃないかという話もあったんですけれども、豊明地内でね。今回、今現状に立っては今部長答弁をさせていただいたように、少し何か場所が変わるのかなということを助役もおっしゃっていましたけれども、変わるにしてもいずれにしても、知立も火葬場そのものはもう手一杯と、これ以上拡張もできないし、何ともならないということは目に見えておりますので、豊明とのセットでできるその方法についてはうちとしてもお願いしていきたいということは一定ございますけれども、ただ豊明市がそれを受けていただけるか確認はとっておりません。しかし、知立市も隣接に安城あるいは刈谷に斎場が結構大きなものを持っておりますので、仮に知立の火葬場が今パンクをして利用できなくなった場合、そういう場合は刈谷や安城に求めていけるのかどうかということも事務的には確認をさせていただいております。
そういう中で今まで、今回のこの料金改定が私も最小限に抑えた市外料金改定だというふうに自分自身では認識をさせていただいておりますし、この料金改定についても直接豊明市長にもお話を私もさせていただきましたし、その後、事務的にも相談をさせていただいて、相談をして上げてくださいと向こうが言うということはなかなかないかもしれませんけれども、当市と違いましてやっぱり火葬場を持っていない豊明市は、市民の皆さん方は知立の回数でいきますと同じぐらいの数の利用をいただいているわけですけれども、豊明市そのものは市民負担のみで行政負担はないわけですので、今日までずっとそういう方向で参りましたので、是非その辺も市は、私どもは火葬場や整備や、あるいはこういう霊柩車で相当の費用をかけてきた、このことも理解してほしいということで、後は、そうすると、これは豊明市の市長の言葉ですけれども、そうか、うちもそう言えば市民が払っておるだけだなということは御認識をされておられましたので、その辺は今後豊明市の火葬場をつくる段階でお考えになっていかれると思いますけれども、私どもは今の知立の火葬場ではどこかでストップになりますので、豊明市が新しいものを建設するべく年度が目途が何とか立っていくということの中で協議にさせていただきたいということは申し上げておりますので、ここで絶対豊明市と一部組合を組んでやっていくというお約束も今できませんけれども、そういう方向で今お話をさせていただいているところです。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
ちょっと脇が甘いんじゃないですか、市長。脇が甘いし、市民の切実なニーズがどこにあるのかしっかりと掌握されていないんじゃないかというふうに思います。
これは懸案事項で、前市長のころからあそこで本当にやれるのかどうか、逢妻町の皆さんの声、西丘町の皆さんの声もそしゃくしながら青写真をかいたこともあるんですよね。それがうまくいかんと。じゃ、どうするんだと。それは豊明市の広大な用地の中でどこかできんのかと。一部事務組合提起したらどうだということもありまして、議論が進んできた話です。
今の市長の答弁ですと、お話はしてあると、トップで、二度か三度ね。何とかいけるんじゃないかと。しかし、時期はわからないと。しかし万が一いけん場合でも、刈谷、安城が近いから受けていただけるんじゃないかとこういう心もとない御答弁ですよ。正直申し上げて。私は刈谷、安城が近くにあるからいいじゃないかと。それはもちろん持ち込みたいということを申し上げられればそれは余裕があってもなくても火葬場に関する法律によって拒否できないということも明確になっています。しかし、現に逢妻浄苑があり、そしてもっとこれを使いやすく、待っていても安気に人生のしめの地にふさわしいような地に何とかしてほしいというのは、いわば党派を超えた共通の願い。それをどう市長がさばかれるのかということがいわば市長の最も中心的な政治課題になっているんじゃないでしょうか。
ところが担保されていないと、残念ながら豊明には。話はしていると。担保されていない。一部事務組合でいくのか単独でやってこちらが持ち込むのか、もちろんそういうこともしたがってわからない。最悪の場合は刈谷があるの、安城があるのというふうに言われた日にはね、こんな心もとないことで果たして人生終焉の地が担保できるのかなと。コスト論とは別ですよこんなことは。私はコスト論はコスト論でこれは知立市民にかかる問題じゃない、豊明市にかかる、しかも豊明の市にお金を負担させる問題じゃないからということをおっしゃるけれども、豊明市は市民の苦しみは市長の苦しみですよ。市民の苦しみは市議会議員の苦しみですよ。市民の苦しみは行政当局の官僚の方々の苦しみじゃないですか。何で一遍にこんなに上がるんだという声に対して、いやいや待てと、知立と豊明とこういうふうに紳士協定ができていて、やがて知立の仕事を豊明でさせてもらんだ、そのときにはしっかりお返しさせてもらうと、料金で、そういう話もできておるんだというような形でワンセットで事態が進んでいるならば、これはコスト論の一部を私たちが論ずることはそれは必ずしも悪いと思いません。何でそこのこの努力抜きにこうした問題が先行するのかということについては、政治的にちょっとぼけていらっしゃるのじゃないかなと。正直申し上げて。ピントがはずれているんじゃないのと、皆さん。こう思いたいんですよ。
市長、どうなんですか。安城へ行ったり刈谷へ行ったり、場合によっては行く場所がなくて困るような事態が想定されているわけでしょう。そうじゃないですか。担保できているんですか。どうなんですか。はっきりさせてほしいと思いますよ私は。
○議長(高木正博)
本多市長。
○市長(本多正幸)
将来計画とこのことをワンセットでということでございますけれども、料金改定がたまたま私は先ほど申し上げたとおり、料金的には他市の市外料金、あるいは霊柩車も一緒ですけれども、いろいろ研究をさせていただいて、なるだけ抑えた市外料金に改定させていただいたわけですけれども、いただくわけですけれども。ただ、改定をするという中で将来計画、豊明市との将来計画をセットでやっていきますと、私は多分改定というのは難しいのかなということは思っておりました。
ただ、担保の話になりますと、将来担保の話になりますと、残念ながら今ここで間違いないということは申し上げませんけれども、できませんけれども、ただ、豊明市と先ほどもくどいようですがお話をさせていただいた中で、今回豊明市も市長がどうもお代わりになるようでございますけれども、代わられたらすぐその話を出させていただいて、いわゆる向こうの総合計画の中で知立市も本当にきちっと位置づけていただけるのかどうか、この確認はやっぱりさせていただかなければならんというふうに思っておりますので。
刈谷や安城の関係はいつもやっぱり心配でございますので、そういう話を事務レベルの中でさせていただいたということでございます。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
私はね、この条例は一刻も早く廃止すべきだと、市外料金の設定そのものを。そういうふうに考えているんです。豊明が市外料金を設定し、いつまでも使っていただく関係をなくすべきだと。むしろ豊明が知立の市外料金を設定をするような時期を早く迎えることを願っているから言っているわけですよ。私は市長に申し上げたいんですが、率直にいかれて、頼むわと頭を下げて、何とか総合計画にうたわれているという話だけれども、煮詰めてほしいと、正直言って。知立も今回耐震補強をやるけれども、やるけれども、金もかかるし、いつまでも放置できないと。何とか早い段階で私の任期中に目鼻をつけたいと。いいですか、私の任期中に目鼻をつけたいので、どうか事務当局が詰めて話をさせていただくので、そういう土俵をつくってくれと、何でそういう土俵づくりをされないんですか。
私はこの市外条例がコスト論で議論されているけれども、そんないとまじゃなくて、市外料金そのものが設定できないような関係の逢妻浄苑の代替え措置が1日も早く顔出すことこそ、今市長がやらなければならない課題じゃないかと思っているんですよ。任期中に目鼻をつけたいと、私も。だから頼むと、一部事務組合でも結構。一部事務組合ならつくること自身からお金を出すわけですから、あるいは知立方式で豊明が使ってもらったような形でも結構。一遍詰めて話をしてくれと、市長どうだと、ここまであなたがやられて、市長わかったと、じゃ、一遍事務当局の会議をやらせてもらいたいと。話が進んでいる、進んでいるが、おおむね了解をとっているけれども、年度までは明確じゃないというんならね、市長、それはわかったと、そういう方向で頑張ってくれというんだけれども、まだそんな土俵も用意してなきゃね、トップで話はしたと。話をしたことになるのかどうかということですよ。立ち話で、ちょっと頼むでと、どういう話をされたか知らん、そんなことはトップ同士の話し合いというふうに言っていいのかどうか。トップ同士の話し合いというのはもっとガチンコできりっとやるべきじゃないですか。事務当局の話し合いができる土俵をあなたつくらないかんですよ。そこまでやられて初めて市長の職責を果たしたということになるんじゃないですか。本当の話。心もとないねこれ。今のような姿勢では。
私はこの条例の市外料金の審議がしなくてもいい時期を早急に迎えたい、そういう点でワンセットだというふうに申し上げているわけですが、私の思いが響かないんでしょうか。市長もう一回答弁をしていただきながら、任期中に目途をつけると、運動公園も大事ですが、この本件はそれとは違う意味で重要ですよ。前任者からの。どうなんですか。明確な決意を表明してください。
○議長(高木正博)
本多市長。
○市長(本多正幸)
私の任期はあと2年弱ですけれども、先ほど申し上げましたように市長が今度新しく代わられますので、代わられた市長とすぐ話をさせていただいて、いついわゆる用地確保からいろいろなことを含めて、いつの段階でまず前もって私どもと正式な話し合いの場を持っていただけるか、これをすぐつくることが大事だというふうに思っておりますので、4月の選挙だと思いますけれども、この選挙が終わり次第、まず市長にお話をさせていただいて、是非当市も一体的に一部事務組合であろうとどういう形になるかわかりませんけれども、一緒にやっていきたいということは申し上げて、市長の言葉を待って、向こうの市長が、いやいや、うち単独でやりたいんだとこうおっしゃるのかもしれません。しかしそういうふうに言われないようにきちっと話をして、事務レベルの土俵ができるように是非早急に詰めたいというふうに思っております。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
少しは私の思いが響いたのかなという気がいたします。これは永田市長のときにもこれはわたしばっかりじゃなくて、よその会派の方からもかなり深刻な議論があったというふうに理解しております。そういう方向の打開こそ今浄苑と霊柩車問題の根本的解決の道なんですよ。これね料金を上げたと、コスト論だとおっしゃるけれども、さっきのように3万2,000円かかるわけでしょうこれ。上げたって上げたって再精算には間に合わないじゃないですか。そういう議論で言えば、今よりは少しいいというだけのこと、そういう議論で言えば。私は市民部長に申し上げておかなければいかんけれども、市長に対して事務当局としてもどういう進言をしているのか。市外料金が安過ぎるから市長上げましょうなんていうそういうレベルの本件については、市長いいですかと、いつまでもこれ放置できない、本当に今回耐震補強して事を済ました方がいいのか、耐震補強を待たずに豊明に結論を出してもらうように努力してこの耐震補強の投資をせずに目鼻がつくような方向で努力していただくというようなことを含めた進言こそ求められているんじゃないかと思いますよ私は。それは20年までに耐震補強せないかんわけですから、公共施設は。そういう大方針でやっていますから逢妻浄苑だけ抜かすわけにはいきませんよ。しかし、問題の本質、一番力を尽くさなければならないのは、ここで耐震補強のためのお金を投じるよりは、むしろ豊明市に早い段階での担保を政治的につくる。だからこの施設は残念だけれども、早く終われれるように行政も努力するんだと。この流れがわっと出たときに、本条例はおのずと消滅していくんですよ、こんなことは。そこにこそ事務当局は市長に進言せないかんのじゃないですか。私はそこを言いたいんですよ。どうですか部長、そう思われませんか。
○議長(高木正博)
市民部長。
○市民部長(兼子弘高)
私も事務担当者としてずっと過去の改定の経過を見てみますと、前回が平成7年でございまして、ずいぶん前回の改正から日がたっております。そうした中で今回耐震補強工事をしなければならないというようなことで臨時的な経費もかかってきます。また、年度年度ではいつも火葬炉なんかの耐震性の向上というようなことで更新もしておりますけれども、そういった全体的な背景の中で今回は応分の負担を市外の方にしていただこうと。知立市民の方はずっと負担をしておるわけでございますので、私はこれ以上市民の皆さんに負担を強いるというんじゃなくて、むしろ市外の方に今回についてはお願いをしていこうというようなことを考えております。もともと火葬場とか霊柩車なんかについては、例えば刈谷市だとか安城市なんか見てみますと、市内の方に関しては無料でございます。ただ知立の場合はまだそこまで至っておりませんけれども、本来であるならばそういうふうにしたいわけでございますけれども、そういうことができませんので、少し今回については臨時的な経費の増ということもございまして、今回要求をさせていただいたわけでございます。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
そんなこと聞いてないですよ。ピントがずれているんじゃないかということを言っているんです、さっきから。あなたは色をなして答弁をされたけれども。市民のことを思われるならもっと安定的にきれいなところで終焉を迎えるような努力をしなさいよ。今ああいう施設があり、暫定的にお互いに努力しながら壊れないように、壊れないようにお互いに思いをいたしながらやっていることは事実ですよ。耐震補強も必要ですよ。だけど一番の問題はあれに代わる新しい施設をどう担保するか、これが最大の行政の仕事じゃないですか。私はそういう点で部長のスタンスが少し違っているんじゃないかということを申し上げているんですよ。それにはお答えにならずに、色をなして反論をされている。大変残念です私は。
市長に申し上げたように、今大事なことは、知立がやる仕事でないだけに大変なんですよ、豊明に頭を下げて、政治的に根回ししながら、どうなんですかと。大変な仕事になぜ汗をかこうとしないのですかということですよ、私が言いたいのは。一斉選挙で市長も代わられるか知りませんけれども、本多市長、辛うじて新しい市長にその一つ体当たりしていこうという答弁がありましたので、ぎりぎりのところ今日のところは納めておきますけれども、そういう方向で努力していただきたいということだけ強く申し上げておきたいと思います。
○議長(高木正博)
他に質疑ありますか。
〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高木正博)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
ここで10分間休憩します。
午後2時02分休憩
―――――――――――――――
午後2時13分再開
○議長(高木正博)
休憩前に引き続き会議を開きます。
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