次に、5番 池田議員の一般質問を許します。
〔5番 池田滋彦登壇〕
○5番(池田滋彦)
 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い質問をさせていただきます。
 6万8,000人を超える知立市民の中で、スポーツを楽しみ愛する人たちが数多く見受けられます。そのスポーツ、運動する人たちによい施設、よい環境で元気にスポーツをしていただくために、施設の整備や環境をつくることが市民サービスの一つと考えます。
 スポーツ、運動される市民の中から要望として幾つか質問をさせていただきます。
 知立市で学校を除いて屋内スポーツ施設は福祉体育館が主であります。平成18年度福祉体育館利用者は6万1,616人と言われます。しかし、昨年は耐震工事がなされ、約半年間利用されていないので、例年で考えるなら、おおよそ12万人以上の市民が利用していると言われます。このように福祉体育館は多くの市民に利用されているわけであります。その利用者の中から、行事や大会があるたびに言われることは、体育館アリーナにエアコンを設置してくれませんかと再三言われます。スポーツをするのだから汗をかくのは当然かもしれません。しかしながら、真夏の暑い日にスポーツをしているとわかりますが、まるでむし風呂のようになるのも現実でたまらないものと思います。福祉体育館にエアコンを設置していただきたいと願うわけですがいかがでしょうか。市民にわかりやすい答弁をお願いします。
 また、現在、知立中学校グランドだけが試験的にグリーンサーフェイスになっています。12月議会でほかの小・中学校のグランドもグリーンサーフェイスにしていただきたいと質問されておられました。当時部長の答弁は、平成6年に施行されたものですが、当時と状況が変わってきているので、一度検討するとのことでした。いかがなものでしょうか。私もグリーンサーフェイスを是非実現していただきたいと願うものですが、どのようにお考えなのでしょうか、お聞かせください。
 今年5月26日に知立小学校で運動会が開催されました。連日の土砂ぶりで開催が心配されましたが、当日、何とか雨も上がり、先生方やPTAの方々が早朝より必死に整備された努力により、何とか開催されました。その苦労は大変だったと思います。もしグランドがグリーンサーフェイスになったら、それだけ苦労せずにできたものを思います。予定した行事が予定どおり行うことが何よりと考えます。グランドが少なく取りにくい現状では確実に利用でき、効率よく使用できれば、市民に喜ばれます。風でほこりも立ちません。是非実現していただきたいと思いますが、前向きな回答をお願いします。
 次に、私は委員会で何度も端的に質問させていただきました総合型地域スポーツクラブ設立についてお尋ねいたします。
 12月議会において、ほかの議員からも一般質問でお話がありました。当時教育部長の答弁で、市としては指導、支援が必要不可欠で、体育指導員にお願いしてありますとのことでした。平成12年9月文科省がスポーツ振興基本計画の中で2010年までに全国市町村に総合型地域スポーツクラブの設立、育成を目標としたものであります。それを受けて知立市ではまちづくり指針である第5次総合計画の中で、まなびのまち実現のため生涯を通して学習できるまちを目指し、市民の自主的活動を応援し、スポーツ活動を通し、幅広い交流をし、活気あふれる生涯学習のまちをつくりますと述べております。その上で、平成17年に市は設立のスケジュールをつくられ、平成18年度中には発起人を設定し、発起人への依頼を済ませ、発起人会開催まで予定されていました。しかしながらいまだに何も動いてないのが現状です。
 隣、安城市では体育館指導でそれぞれの地域に説明に回り、スポーツ関係に限らず、協力していただける人を探し、その方たちでスポーツ育成、指導者にお願いしていただき、そこから組織をつくって、実際に設立した地域があります。知立も2010年まであと3年しかありません。前向きに行政主導で動くべきと考えますが、当局はどのように考えられるのかお答えをお聞かせください。
 次に、市の職員研修はどのように行われているのかお伺いします。
 平成19年5月8日、9日の一泊二日で第1回地方議員特別セミナーが千葉県市町村アカデミーで財団法人全国市町村振興協会市町村職員中央研修所で行われ、私たち新人議員5人が自主的に自費で参加してまいりました。すばらしい施設と研修内容、そして施設がよかったので市も是非この施設を利用してはと提言いたします。
 1日目の研修が終わって交流会が開催され、全国から参加された議員との交流は大変有意義だったと感じます。本年63科目、108クラス予定されているとのことですが、研修をお考えなら是非この施設を利用してはと思いますがいかがでしょうか。
 最後に、市長にお伺いいたします。
 議員特別セミナーに参加させていただきました。アカデミーの市町村職員中央研修所嶋津昭学長より歓迎のあいさつの中で、昭和62年に開講されたこの施設、本年10月に開講20周年を迎える。その20周年記念事業としてそれぞれの市町村の首長にふるさとの森づくりを進めておりますので、是非市のケヤキの木を植樹していただきたいとお話しくださいと申されました。学長のかわりに私からお願いし、是非実現していただきたいと思いますがいかがでしょうか。市長のお考えをお伺いしまして1回目の質問とさせていただきます。
〔5番 池田滋彦降壇〕
○議長(高木正博)
 教育部長。
○教育部長(鈴木民男)
 それでは、福祉体育館の利用についてのことで、エアコンの関係でございます。
 市民体育館については主競技場、剣道場、柔道場など、利用者が少しでも快適に運動できるように、空気の循環をさせるための換気設備がございます。必要に応じて吸気だとか排気を行って、室内の空気を循環させておりますけれども、主競技場を利用して行う種目、特に卓球だとかバドミントンなどにつきましては、空気の流れの影響を受けるものもあり、出入り口の開閉にさえ注意を払って、換気もしない状態で行うこともあります。
 冷房が欲しいとかいう声とか、先ほど話が出ましたスポーツで汗をかきたいから必要でないというような意見もございます。利用者によってさまざまな意見が体育館がオープンした当時からあったようでございますが、屋外や学校体育館などで利用することも考え合わせて現在に至っておるわけでございます。
 冷房装置の導入の可否につきましては、周辺の体育施設の事情等も調査をさせていただいて、より利用者の立場に立って研究させていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
 次に、小・中学校グランドをグリーンサーフェイスにということでございます。前の議会、先議会でも質問が出ておりますけれども、同じような答弁になって申しわけございませんけれども、最近の学校周辺の状況も変わってきております。農地等も少なくなってきておりますので、こうした中、いま一度地域の状況を見ながら、学校の意見も聞きながら検討させていただきたいと思っております。よろしくお願いします。
 次に、私の総合型スポーツクラブということでございます。これにつきましては、平成12年9月に文部科学省が策定したスポーツ振興計画の基本指針として示されるもので、全国の市町村の中学校区を単位としておおむね1カ所以上創設するというように提唱されているところであります。
 知立市におきましても、この基本指針を検討し、創設に向けて平成18年2月から準備を進めておりまして、同年9月に小・中学校及び老人クラブにアンケートをお願いし、進むべき道を探る段階に来ております。
 国の指針は画一的なものであり、その人口規模、スポーツ人口、志向、地域の特性等が余り考慮されていないため、知立市で創設する場合にはこういった点を十分に考慮に入れながら進めていく必要があります。
 中学校区を単位として創設する場合には、人口規模的に国の指針どおりおおむね2万人程度にはなりますけれども、町内会の分断や小学校区の混在など、地域での連携がうまく取れにくいものと考えられますので、当面は小学校区を単位としたクラブの創設に向けて検討しているところでございます。
 クラブ創設に当たりましては、地域での取り組みが第一であります。その機運を高めていくためには行政をはじめ活動拠点、施設となる学校、体育指導員、現に活動するスポーツ関係者との積極的な関与が重要でありますので、モデル地区の選定等もこういったことを考慮しながら進めてまいりますのでよろしくお願いいたします。以上です。
○議長(高木正博)
 企画部長。
○企画部長(清水雅美)
 それでは、職員の研修についてでございます。
 職員の研修の体系につきましては、いわゆる新規採用職員等を対象にいたします一般研修、それから接遇、あるいはメンタルヘルス、こういった特別研修、また市町村職員研修センター、あるいは自治大学校、西三河ブロック研修会等への派遣研修、それから職場での研修、また自主研修というような体系付をしておるわけでございますが、御質問者が御指摘のありましたいわゆる市町村アカデミーにつきましては、私どもの方、自治大学校等とあわせて派遣研修として例年職員の派遣をさせていただいているところでございます。おっしゃいましたように今年が開講20年ということのようでございますが、昭和62年に開講されまして、多い年ですと9名、少ない年でも3名ないし4名程度の派遣をさせていただいておりまして、前年度まで延べ94名がこの研修会に参加をさせていただいております。
 御質問者もおっしゃいましたけれども、非常に研修施設も充実をしておりますし、研修の内容、カリキュラムも非常に職員にとって意義のある研修だというふうに理解しております。また、全国からいろいろな職員が集まってまいりますので、そういったところでの交流会でありますとか、そういった職員間のいろいろな研修後の連絡等も含めて非常に意義のある研修だというふうに考えておりますので、今後も引き続き継続して派遣をしてまいりたいというふうに思っております。
○議長(高木正博)
 本多市長。
○市長(本多正幸)
 市町村アカデミーの開講20周年ということで、ふるさとの森づくりということでございますけれども、研修所から直接依頼がないものですから、私は知りませんでしたが、議員の皆さん方が行かれて、そういう話があったということでございますれば、是非当市も市のケヤキで参加をしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(高木正博)
 5番 池田議員。
○5番(池田滋彦)
 御答弁ありがとうございました。
 体育館のエアコンにつきましては、なかなか難しい話かもわかりませんが、それぞれに考えがありまして、これは市民から聞いた以上は一度は話ししてほしいという要望がありましたので、私の方から言わせていただきました。
 それから、グランドについては将来的に是非前向きに検討していただければと思います。というのは、他市を利用するのもいいんですが、やっぱり市のもちものをしっかり整備されて、市民にサービスするのも私はいいのではないかと思いますので、是非しっかりした計画を立ててやっていただければありがたいと思いますので、今後ともなくならずに計画を進めていただければありがたいかなと思います。
 それから、職員研修については、わかりましたので、これでありがとうございます。
 最後に、市町村アカデミーに参加した点でもう一つ言わせていただくならば、全国から集まった議員との交流がすごくよかったものですから、是非職員も同じ環境で研修を受けられたらと感じましたので言わせていただきます。
 11月にもう一度議員研修がございます。行ったメンバー全員出席することに決めましたので、もし市長が許されるなら、植樹を私の方で代理でやらせていただければと思いますが、いかがなものでしょうか。無理なら送っていただいても植えていただけるそうですので、どうかそこら辺もお考えをお答えいただければと思います。
 以上をもちまして、私の質問を終わります。
○議長(高木正博)
 企画部長。
○企画部長(清水雅美)
 市町村アカデミーへの職員の派遣につきましては、今年も計画では4つの講座に4名派遣をさせていただきたいというふうに研修計画を立てさせていただいておりますので、そんな形でやらせていただきたいと思っております。
 それから、ケヤキの木の件でございますけれども、お聞きいたしますところが開講20周年の記念何か10月に行われるやにお聞きしておりますので、もしそういうことでありましたら、それ前に送らさせていただいて、記念式典のときに知立の木というのがあるといいのかなということも思っておりますので、もしそういうことであるのなら、今おっしゃいましたように宅配も可能だというふうに事務局の方でお聞きいたしましたので、そんな手配をさせていただくのがいいのかなというふうに現時点で今考えているところでございます。
○議長(高木正博)
 教育部長。
○教育部長(鈴木民男)
 グリーンサーフェイスの関係でございますけれども、先ほどお話ししましたように、学校の意見も参考にしながら、一歩でも前進できるように検討していきたいと思っています。よろしくお願いします。
○議長(高木正博)
 これで5番 池田議員の一般質問を終わります。
 ここで10分間休憩します。
午後2時44分休憩
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午後2時54分再開