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○議長(高木正博)
日程第3、諸般の報告をします。
報告第6号について提出者から説明を求めます。
都市整備部長。
〔都市整備部長 杉浦五一登壇〕
○都市整備部長(杉浦五一)
おはようございます。
報告第6号の専決処分について御報告申し上げます。
この専決処分は、市車両における物損事故に関する損害賠償の額の決定及び和解について、地方自治法第180条第1項の規定に基づき行わさせていただきます。
事故の内容につきましては、去る7月10日火曜日、午後5時ごろ、知立市桜木町桜木11番地2、知立市保健センター南の道路上において、区画整理課職員が保健センターでの業務を終了し、市役所へ帰るため当方公用車をバックさせたところ、当方公用車の後方に駐車していた相手方車両の前方下部に当方公用車の後方バンパーを接触させ、相手方車両を破損させたものです。
今回の事故につきましては、市は相手方車両のフロントバンパー取りかえに関する修理費13万2,909円を賠償することで示談し、平成19年8月15日に専決処分をさせていただきました。
なお、この賠償金につきましては、社団法人全国市有物件災害共済会の自動車損害共済から全額補てんされるものです。
このような事故を起こして、まことに申しわけありません。今後においては、車両運転中において事故防止に細心の注意を払うよう毎朝の朝礼時に市職員に注意を促し、再発防止に努めてまいるところであります。よろしくお願いいたします。
〔都市整備部長 杉浦五一降壇〕
○議長(高木正博)
説明が終わりました。
19番 中島議員。
○19番(中島牧子)
少しお尋ねをしていきたいと思うんですが、まず、こういう専決処分ということで職員の交通事故の専決処分、以前よりは頻繁ではなくなったかなという気はするんですけれども、ここ数年、年度ごとにどの程度職員のこういう事故があったのかという実績、実績という言い方は変ですね、これはね。事故数というものが、もし把握されていらっしゃるなら、担当はそちらというよりも総務の方か何かでそういうことってまとめていらっしゃるかどうか、まず伺いたいんですね。
こういうものをなくしていくということを努力されていることはわかるわけですけれども、実績としてはどういうふうに推移してきたのかということを、まずお答えがいただけたらなと思うんですけども、すぐにはおわかりにはなりませんか。
○議長(高木正博)
総務部長。
○総務部長(近藤鈴俊)
ただいまの御質問でございますけれども、確かに今、実数はこちらに持っておりませんけれども、私の記憶する範囲でこちらの議会の方に専決処分等の報告等もさせていただいておりますが、年間で約四、五件もしくは6件ぐらいだと思いますけれども、人身事故につながる事故はございませんけれども、物損という形で大体その件数ぐらいかと把握しているところでございます。
○議長(高木正博)
19番 中島議員。
○19番(中島牧子)
酒気帯びで子供さんを亡くしてしまうような九州の方でありましたけれども、ああいうことはもう絶対あってはいけないという、こういうことでありますけども、今回の物損事故で済んでいるという事故の程度からいうと悪質なものというふうには言いがたいというふうには理解するわけですけれども、毎朝朝礼で指導をしていらっしゃるという中身がどういうものなのかなと思うんです。
この事故でいいますと、例えば都市計画の方から保健センターに出かけて行かれたと。これはどこに駐車をしていたのかと。今のお話、これが文面の説明でいうと、路上駐車をしていたというこういうことになるんでしょうか。中に入っていたんでしょうか。その辺のことが、いまいちちょっとわかりませんね。後方に行ったらバックしてぶつかっちゃったと、路上駐車していたようにも思えるわけですけれども、その点はどういうことであったのか、いかがですか。
○議長(高木正博)
都市整備部長。
○都市整備部長(杉浦五一)
現場の状況としましては、2人で出かけまして、ほんとにわずかな時間で書類を渡すだけであったものですから、路上に1人助手席に残して、回覧の内容としましては、第三の区画整理事業の住所変更に伴う通知文を事務所へ届けると、ほんとにわずかな時間で戻ってくるという形で1人を残して事務室へ行ったあと、バックギアに入った形で後ろへ下がってしまったという内容でございます。
○議長(高木正博)
19番 中島議員。
○19番(中島牧子)
わずかであっても駐車場に入るということはできなかったかどうかということも一つありますね。
前の南側の道は、幅としては6メートルぐらいなんでしょうか。片側駐車ならば、そんなに邪魔じゃないなという感覚はわかるわけですけれども、駐車場が空いてなかったと、こういうことであったのかですね。周りにとめていらっしゃる方というのは、保健センターに見えた方なのか、近所の方だったのか、どうなんでしょう。
保健センターの駐車場の工事が今、行なわれてますけれども、これは工事される前というふうに思うんですけれども、駐車場が工事中でとめる場所が向こうが満員でどうのこうのという背景があったのか、その辺は関係どうですか。
○議長(高木正博)
都市整備部長。
○都市整備部長(杉浦五一)
幅員は6メートルほどの道路だと思います。そして、駐車場が満員だったのかということについては、駐車場は空いていたというふうに思います。
ただ、時間的にほんとにわずかな時間を、5時直前の内容でしたので、できるだけ帰庁を、早く帰りたいということもあろうかと思いますが、片側へとめて出ていったと。
そして、後方にとまっていた車両も保健センターに用事があってとめておられたというふうに聞いております。
○議長(高木正博)
19番 中島議員。
○19番(中島牧子)
5時ぎりぎりで用事があって来られた一般の方というのは、健診に見えた方でもないしですね、健診の時間そんな時間はやってませんけれども、要するに、駐車場は空いてたけども路上にとまったという、これは一つ問題ですよね、やっぱり。いくら短い時間であっても、あの部分で路上駐車をされるということは、市の車にはそぐわない対応であっただろうというふうに思いますね。
その辺、やっぱり公用車が移動する場合に当たっても全く満員で入れなかったという、こういうことでなければ、やはり駐車場にきちんととめて向きを変える、安全性を確かめると、こういう指導がどうしても必要かなと思う。
毎朝皆さんに交通事故を起こさないようにという一般論で言うだけじゃなくて、やはり路上駐車ということは公用車は避けるべきだと、こういうふうに思うんですよね。この点は徹底されていないんでしょうか。
○議長(高木正博)
都市整備部長。
○都市整備部長(杉浦五一)
毎朝朝礼で交通事故ということを含めて、事故のないようにという朝礼を行ってますが、今回の駐車という意味になろうか、停車していたということになろうかわかりませんが、車はとめてあったわけですので、今後そういうことが絶対にないように課員に徹底しておるところでございます。
○議長(高木正博)
19番 中島議員。
○19番(中島牧子)
2人乗ってみえたということで、私は、2人乗ってみえるんだったら、1人が後方確認のための援助をするぐらいの配慮が必要じゃないかと思うんですね。ずっと助手席の人は待ってたとおっしゃってましたね、今。運転手さんが書類を届けに行って助手席の方はずっと待ってみえたということですからね。少なくとも安全確認をするような案内を後ろでバックオーライとかいうような2人いる場合には、そこまでの具体的な配慮がお互いに助け合うという、こういうことをやるべきだと、そういうことも含めて、こういう事故のほんとに思わぬそんなところでというような事故をなくすためには、そういうことも必要ではないかと、こういうふうに思いますね。
これはどこの課の問題でもそうだと、こういうふうに思いますけれども、2人で行ったならば、1人の方は安全確認に援助すると、こういう全体の体制が必要かなというふうに思うわけですね。その点の御意見、これは担当もそうですし、これからの姿勢としてそういう対応をというマニュアル化するぐらいの指導をしていただきたいと。総務部長の考えも伺っておきたいと思います。
○議長(高木正博)
総務部長。
○総務部長(近藤鈴俊)
議員の御指摘のとおりでございまして、例の福岡市の事故以来、副市長の方から全職員に交通安全に対する注意を促しているところでございますが、私も交通安全運転管理者としまして、やはり特にこういった公用車の運転については十分に道交法をしっかり遵守して運転してもらうということを今おっしゃったマニュアルも含めて、今後早急に対応してまいりたいと思っております。よろしくお願いをいたします。
○議長(高木正博)
19番 中島議員。
○19番(中島牧子)
今回の損害賠償の額が13万2,909円というふうになっておりますが、これは当方の損傷ということについてはどういう対応になっているのか、損傷の状況はどうだったのか、このことはここにはあらわれていないように思うんですけれども、含まれているんでしょうか。
○議長(高木正博)
都市整備部長。
○都市整備部長(杉浦五一)
この額には、当方、うちの方の公用車には含まれておりません。
○議長(高木正博)
19番 中島議員。
○19番(中島牧子)
それは、どういうふうな状況になって処理されているんですか。
○議長(高木正博)
都市整備部長。
○都市整備部長(杉浦五一)
現在のところ、まだ修理はしておらないわけですが、走行に何ら支障がないということも含めて修理の中でやっていこうということで今、段取りをしているということでございます。
○議長(高木正博)
19番 中島議員。
○19番(中島牧子)
相手方はバンパーが少し傷ついても全額取りかえということで対応したと。こちらについては、わずかだということですか。それを取りかえる必要もないと。ちょっとした塗装の修理程度のことで済むぐらいのものだったと。
もし取りかえが必要な場合は、この保険で同じようにできるものですか。自損の車両保険といいますか、こういうことはどういうふうにその保険上はなっているんですか。
○議長(高木正博)
総務部長。
○総務部長(近藤鈴俊)
御質問の件でございますけれども、まず、相手方につきましては、先ほど申しましたように市有物件の方で賠償させていただきます。
それから、公用車の部分につきましては、これも過失割合とかいろいろございまして、その部分で、今、市有物件の方で裁定をしてみえるところでございますが、それによって若干でも知立市の財産に損傷を与えたということで、保険に入っておりますので、その部分は補てんされるというふうに今、考えているところでございます。
○議長(高木正博)
19番 中島議員。
○19番(中島牧子)
過失割合は今ないという話でしたから、保険では過失割合、こちらが全部悪いということですから、そういう場合ですと、いくら車両保険でもだめですか、それは対応できるということですか。
今回その必要がないというぐらいの些細なものだということであるならそれはそれでいいんですけども、もし大破したような場合ですと、それは車両保険として入っていれば過失割合は全面的にこちらが悪いという場合、それはどういう対応になるのかということを聞きたいわけですけども。
○議長(高木正博)
総務部長。
○総務部長(近藤鈴俊)
説明不足で申しわけございません。
車両の関係につきまして、公用車損保に入っておりますので、その保険については通常で申しますと100%という形になりますと、私どもの保険でもそうですけども、保険金がこちらの場合は下りないということが十分ありますけれども、一応その部分、今まだ保険会社の方に問い合わせをしているところでございますので、お願いいたします。
○議長(高木正博)
19番 中島議員。
○19番(中島牧子)
100%自分が悪けりゃ出ないというのが保険のものなので、まるきり保険からは出ないという場合の対応はどうかということを最終的には聞いているんですけど、今回は修理の範囲ということで多少するのか、修理費で出すのかね、都市計の方のということを明快にお答えいただきたいという、そういうことです。
○議長(高木正博)
総務部長。
○総務部長(近藤鈴俊)
御質問の件につきましては、現在修理費の方で対応しております。したがって、そういった保険はまずないとした場合は、公費の支弁という形になるわけでございます。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
少しお尋ねしたいんですが、あの事故の状況についてね、保健センターの南側に東西に6メートル程度の道路があります。しばしばこの南側に車の頭を西向きにしてですね、要するに信号機の方に向けて道路左側、南側に車両が時々停車していると、駐車していると、いう状況はわかるんです。
今回の事故は、既に後方に車がとまっていたと、相手方の車がとまっていたと。それで保健センターに駆け込み的な用事があったので、信号から入られたんですか、当方の車は。どういう向きにとめてみえたのかよくわからんけれども、南側に駐車していた車にバックで当たったというんだから、信号から入って来れば、切りかえして西向きにヘッドを向けたということですか。信号から入って来られるのが普通だと思うんですよ。
そしたら空いておられれば、ぱっと保健センター敷地内の駐車場、あの飛び地の駐車場じゃなくて敷地内に駐車場ありますから、そこへすっと入れれば済む話で、路上駐車したということになると、どこに駐車したんですか、これ。相手方の車両というのは、どこにとまっていたんですか。道路の南側ですよね。ということは、信号から入るとUターンして切りかえさなきゃいかんということになるじゃないですか、ちがうんですか。もうちょっと事故の状況を詳しく教えてもらえませんか。
○議長(高木正博)
都市整備部長。
○都市整備部長(杉浦五一)
車の配置した状態というのは、信号から保健センター側の北側の車寄せになっているところの前の市道に西側寄りに車がとまってたその前へ公用車をとめて、そこから走って事務室へ入り、戻って来て、どっちみちそこでUターンしてまた信号へ西側へ出なきゃいけないので、その前へ出るのが逆に後ろへちょっと下がってしまったと、そのために車が当たったということです。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
ああ、そうですか。駐車されたのは保健センター側、つまり道路の北側に頭を東に向けてとまったと。既に1台とまっておったんですか。これはどこにとまっておったんですか、保健センターの入り口の東側なんですか、西側なんですか。信号に近い方にとまってたんですか。だったら、くりっと何でセンターの敷地の中の駐車場に入らないのよ。
センターの西に車がとまっていたわけでしょう、東側をヘッドに。そうすると、当然玄関の入り口がありますので、その入り口の真ん前に車を置かれたんですか。入り口の真ん前の路上にヘッドを東に置いて駐車されたということですか。その前には車はおらんかったんですか。ちょっと状況を教えてください。
○議長(高木正博)
都市整備部長。
○都市整備部長(杉浦五一)
今、お話してるように、北側の道路沿いに西側の入り口に近い方に既存に車がとまっていたと。それを追い越した形で北側の東の方向へ東に向けてとめたと。実際には、そこからもう役所へ帰るわけですから、そこからUターンして信号に出て中央通りを帰ってくるわけですが、そのときに後ろの車に下がってしまったことによって当たってしまったということで、前には車はもうとまっておりません。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
それで、車は2人で運転していたと。書類を届けられたのは運転手が運転台を降りて運転手が届けたんですか、助手席に座っていた方が届けたんですか。運転手ですか、助手ですか、どちらですか。
○議長(高木正博)
都市整備部長。
○都市整備部長(杉浦五一)
運転手が書類を中に届けに行ったと。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
なぜ運転手が届けたんですか。助手席の方が位が高かったんですか、ほんとの話。大事なことですよ、これ。
運転手が路上へとまるんだから、あなたは路上駐車じゃないと、停車だというんなら、運転手はそこへおればいいんですよ。おれば停車ですが、何で運転手が書類持つんですよ。あの助手席の方がうんと近いじゃないですか、今の情景からいったら、玄関に。
しかし、助手席に位が高い人がおったので、運転者が、運転していた人が、わざわざ書類持って走ったということですか。ちょっと位はどうなっておるんですか。職制。
○議長(高木正博)
都市整備部長。
○都市整備部長(杉浦五一)
担当の上司になっております。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
だから、おまえ行って来いということかどうかしらんよ、それは。あるいは部下が気を利かせて、ちょっと待ってて、おれが行って来ると、こういえば話が済むんだわね。そこなんだわね、どうもこの事故の本質は。
それでね、戻って来られて、運転手はちゃっと行かないかんと、5時だもんでね。ちゃっと行かないかんもんで、そこから運転席開けて、運転台に乗ってシートベルトつけて、まっすぐ前に発進すればいいんだわ。何にも障害物がないもんだから。バックする必要は毛頭ないわけでしょう。ギアが、ギアというか、チェンジがバックに入っちゃったということですか。バックする必要は全然ないわけでしょう、技術的にも、スペース的にも。
だから助手席の人が、ぱっと立って後ろ案内するような状況じゃないんだがね、これ。例えばボケットになっておって、前にもおり、後ろにもおると、車が。そしてポケットになっていて、ちょっとバックしないと前へ出れないというならね、それはバック微妙になりますから、助手席に人、案内して、ちょっとてバック、バックとやればいいけども、全然バックの必要がない。すっと東側へ出て、場合によっては知立小学校の脇から入ったっていいんだよ。それがいかなきゃ前へ前進してもう一遍振って切りかえしてくればいいわけで、そこで後ろに振る必要も毛頭ないわけですよ。しかも上司は、書類を運転手に持って行かせてね、自分は横で座っておると。部下が汗だくだくで慌てて、チェンジの入れかえが間違ったのかしらんが、ぽっと下がったときに当たったというわけでしょう。こちらは、向こうは保険が利くから相手さんですからバンパー全部変えてあげましょうなんだけど、こちらは軽微なんで、そんなわーわーいうほどの金額じゃないということですか。
そういう状況で、上司のあり方というのはどうなんですか。運転手に書類持って行かせるということ自身が問題じゃないんですか、これ。路上なんだから。2人とも降りて行くならいいですよ。路上でとめて、しばしの間だから、それはそういうことがあるかもしれません。そのときには、おれが行って来るわといってね、住所変更の書類を持って行くだけだというわけでしょう。何でそういうことができないんですか。そういう状況ですよね、都市整備部長、どうなんでしょうか。
○議長(高木正博)
都市整備部長。
○都市整備部長(杉浦五一)
状況はそのとおりでございまして、ほんとにこういう点は、今後の注意する重要な問題だというふうには理解しておりますので、どうぞよろしくお願いします。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
問題はね、朝の朝礼で口を酸っぱくして言っておるというだけじゃだめなんだわ。今の状況でいうと、何をここから学ぶかということですよ。なぜ運転者に、エンジンかけながらでしょう、多分。ちがうんですか。エンジンかかってたんですか、どうですか。
○議長(高木正博)
都市整備部長。
○都市整備部長(杉浦五一)
ちょっとそこは確認をしておりません。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
エンジンかけて、クーラーかけてやってみえるんでしょう、これ。だったら上司が、おれが行って来ると言えば済むんじゃないですか。もしそうだとしたら、こんなトラブル起きませんよ。そこで部下に行かせるというね、役所の中の不文律というか、慣行というかね、これが最大の問題じゃないですか、今回の場合。そこの反省なり、運転をする者と乗せる者との関係がはっきりしなかったら、何回口酸っぱく言ったって、この慣行は直らんじゃないですか。
一般的に交通安全気をつけましょうって100回言ってたらね、上司と部下が一緒に車両に乗っている場合に、部下が運転すると、これはいいでしょうね。書類届ける場合は、でも今回のように部下が車を降りて届けに行くんだと、路上にエンジンをかけたままでおっても。そういうことを1つ1つ精査して、今回は何が問題だったのかということを掘り下げなかったら、そんなものは言っておるだけという話じゃないですか。どうですか。そういう議論されたんですか。
○議長(高木正博)
都市整備部長。
○都市整備部長(杉浦五一)
そういう詳細に対しての意見交換というのか、そういうことは実際にはなされてなかったと思いますので、今後そういうことを肝に銘じていきたいというふうに思っています。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
いやいや、今後肝に銘ずるなんていう一般論でいかんですよ。
総務部長、そういうことじゃないの。部下の場合に運転をさせて書類を届けさせるのも、隣に上司がおれば部下がエンジンかけっぱなしで届けるなんてことはね、おかしいじゃないですか、交通安全の管理者として。そういうことが横行しておること自身が、やられておること自身が。
若い人が運転するというのは一般論でいいでしょう、それは。上司が横へ座るというこれはいいでしょう。しかし、今申し上げたような状況のときには、上司が、おれが行って来ると、書類届けるだけだからと。君はここで待ってなさいと。あるいは駐車場へきちっと入れさせてね、エンジンとめなさいと。君行ってらっしゃいということはあり得るかもしれない。しかし、今回のこういう状況で、何で上司がそこで気がつかないんですか、おれが行ってくるということを。そういう職員のイロハが事故の誘因になっておるんじゃないですか、これ。教育の問題ですよ、これは、運転技術の問題というよりは。大事な問題含んでいると。そこが全然えぐられない。
報告案件ですから余り詳しくやるのはいかがなものかと思うけども、そこで初めてえぐられたんじゃないですか、問題の本質が。そこを何で皆さん方みずからやらないんですか。そういうことがされない限り事故は直りませんよ、これ。どうですか。
○議長(高木正博)
総務部長。
○総務部長(近藤鈴俊)
確かに議員の御指摘のとおりでございまして、現状は車両公用車に乗る前、そのときに確認事項ということがございまして、免許証の所持、それから車検証の確認、タイヤの状況、ブレーキの状況、そういったものは全部車両同乗前の確認義務がございます。
ただ、今おっしゃった、例えばもちろん道交法を守ってもらうというのが大前提になっておりますので、それは国民である以上、皆さん全部守るという意識で、それは変わりないと思いますが、ただ、こういった同乗者がいた場合の対応というものは、もう少しですね、先ほど御質問もございましたので、きちっと喚起してまいりたいと。やはり1つ1つの事故の中で、原因性を検証して、今後も一つずつ注意を喚起してまいりたいと思います。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
市長、副市長、どうですか。御意見があったらひとつ聞かせてくださいよ。単に道交法の問題だけじゃないんですよ、今回は。どうなんですか。
○議長(高木正博)
田中副市長。
○副市長(田中 勇)
ただいま、ほんとに現場の状況を再現いただくような御質問の中で、確かに2人乗っていて、助手席にいる者が届けるのが常識じゃないかと。確かにそうした常識と行動が不一致しているというところが、今の御指摘の中で見えてきたわけですけれど、そういう点含めまして、日常の業務の中でのありようだと思いますけれど、そういう点含めまして、再度職員の教育等もしていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(高木正博)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
それはね、あなたたちがその実践の先頭に立っておるかどうかということなんだわ。別に市長に書類届けに行けということを言っておるわけじゃない。しかし、市長や副市長の日常ふだんの所作、所作の1つ1つが、それは以心伝心で伝わってくるんだわ。ここは襟を正してもらいたいと思いますよ、私は。
おれが上司だから部下が書類届けて当たり前だと、こういう考え方は、上司の所作、1つ1つの所作や言動がそういう考え方をつくり出す。そういう点では、私は、上司の副市長や市長に書類を届けに行きなさいということを言っておるわけじゃないですよ。考え方、振る舞い、行動、行為、対応、こういうものが役所の中にそういう考え方を醸成していく、よしくもあしくもですね、そういうものだというふうに思うので、ぜひ襟を正す一つの機会にしていただきたいということを申し上げておきたいと思います。
以上です。
○議長(高木正博)
これで諸般の報告を終わります。