○議長(三浦康司)
お諮りします。ただいま本多市長から、議案第86号 知立市国民健康保険条例の一部を改正する条例の件が提出されました。
この際、これを日程に追加し、直ちに議題としたいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(三浦康司)
御異議なしと認めます。したがって、この際、議案第86号 知立市国民健康保険条例の一部を改正する条例の件を日程に追加し、議題とすることに決定しました。
この際、議案第86号 知立市国民健康保険条例の一部を改正する条例の件を議題とします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
本多市長。
〔市長 本多正幸登壇〕
○市長(本多正幸)
ただいま議題となりました議案第86号 知立市国民健康保険条例の一部を改正する条例につきまして提案理由の説明を申し上げます。
この案を提出するのは、退職者医療制度の見直しに伴い平成21年度より国民健康保険運営協議会委員の定数から被用者保険等保険者を代表する委員を除くものであり、また、平成21年1月1日から産科医療保障制度が創設されることに伴い、被保険者が出産に際して負担する費用の増加が見込まれるため出産育児一時金の支給額を見直すこと等をするものでございます。
よろしく御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。
〔市長 本多正幸降壇〕
○議長(三浦康司)
これで提案理由の説明を終わります。
これより議案第86号に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
19番 中島委員。
○19番(中島牧子)
今、御説明をいただいたわけですが、産科医療保険制度というものができて出産費がかさむことになると。それで、その負担を軽減するために実質的にそれにかわるものということで御本人に38万円というふうになるのかなというふうに認識してるんですが、そのような理解でよろしいんでしょうか。
○議長(三浦康司)
保険健康部長。
○保険健康部長(久米正己)
ただいま御指摘のありましたとおり、産科医療補償制度、一種の保険制度でございますけども、これに産科だとか助産院、こういった分娩機関がその保険制度に加入をいたしまして、その加入した分娩機関で出産をした場合に、通常の分娩にもかかわらず脳性麻痺によって重度の障害が残ってしまったような場合ですね、そうした場合に補償金が出るというものでございまして、この保険制度に加入するにつきまして、一つの出産について3万円掛金が必要になってまいります。それが当然医療機関が3万円を払いますので、妊婦に当然出産費用プラス3万円というのが請求をされます。したがいまして、現行出産育児一時金35万円でございますけども、その3万円分を加算して38万円支給するというものでございます。
○議長(三浦康司)
19番 中島議員。
○19番(中島牧子)
ですから、保険料を3万円本人も負担するという、だからその分をくださるというこういう金額であると、こういうことですね。医療ミスとは言いませんが、医療事故などで裁判が起きたら大変とかいろんなことがありまして、こういう制度が必要じゃないかと、補償する制度がというようなことが背景にあったようですけども、今、脳性麻痺などというふうにおっしゃったんですが、これは保険の適用範囲と言いますか、そういうものが詳しく説明される何かあれば出していただけたらと思うんですが、簡単に口頭で説明できるものか、でなければ委員会までにどういう補償がされるのかということについてのあらかたの情報がいただきたいと思うんですが、いかがでしょう。
○議長(三浦康司)
保険健康部長。
○保険健康部長(久米正己)
補償金の支給の対象となる保険事項といいますのは、通常の分娩、これは出生体重が2,000グラム以上かつ在胎週数33週以上、そういった分娩にもかかわらず脳性麻痺によって重度の障害、身体障害者1、2級程度の障害が残ってしまったというときに支払われると。
ただし、先ほど33週と申しましたけども、在胎週数28週以上の場合は個別審査で対象となることもあるということであります。
それから、これについては分娩機関側の過失の有無は問いません。
それから、先天性の要因であります脳の奇形だとか染色体の異常、遺伝子異常など、それと新生児期の要因、生まれてから感染症などにかかったような場合、こういった場合は対象外ということでございます。
それから、補償の内容ですけども、これは生まれてすぐはわかりませんので、おおむね1年ぐらいたってからの申請になるんですけども、そこでそういった脳性麻痺によって身体障害者1、2級程度の障害が残った場合、一時金として600万円、分割金として年120万円、これを20年間、総額にいたしますと3,000万円補償金が支給されるというものでございます。
○議長(三浦康司)
ほかに質疑はありませんか。
〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(三浦康司)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
ただいま議題となっています議案第86号 知立市国民健康保険条例の一部を改正する条例の件は、会議規則第37条第1項の規定により、お手元に配付してあります議案付託一覧表第5号のとおり所管の常任委員会に付託します。
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○議長(三浦康司)
以上で本日の日程は全部終了しました。
本日は、これで散会します。
午後5時10分散会
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