○議長(三浦康司)
次に、本案に対する反対討論の発言を許します。
21番 田中議員。
○21番(田中信好)
今回の同意案について反対の立場で討論をさせていただきます。
私は、今回の人事についての対応のまずさが幾つかあったのかなと、こういうふうに感じております。正式には1月16日、議会運営委員会の場で発表をされております。これが人事の鉄則だと思っております。
しかし、今回提案された岩堀氏の名前が1カ月前ぐらいからその名前が市民の中で飛び回っておりました。そして、議会運営委員会開催、要するに発表以前、1週間か10日前ですか、市民クラブの水野議員から私に電話があり、訪問ではありません。電話があり、岩堀氏に決まったのでよろしくお願いしたいと、こういう電話での依頼がありました。そのあとわかったんですが、他の会派の議員宅に訪問されたり、電話の依頼をされたというふうに聞いております。
その後、林市長からも電話があり、岩堀氏をお願いをしたいと、こういう電話での依頼がありました。いずれも議会発表前でございます。私は今、何年か議員という仕事をさせてもらいますが、今回人事の件でこのような対応を受けたことは、まずございません。基本的には電話一本で済む話ではないと、そういう気持でいっぱいであります。
なぜ林市長は、堂々と各会派、各議員との直接会って、相手の目を見ながら説得をしなかったんでしょうか。ものすごく疑問に思うわけであります。もう少し私たちに理路整然とお話をいただいて、行政の長として話を聞きたかったと、これが今の気持ちでございます。しっかりと行政の長として指揮をとっていただきたい、これが私の今の思いであります。
今回提案された岩堀氏の件でありますが、彼は約四十数年にわたって行政の仕事に専念され、そのキャリアは認めます。しかし、一番感じているのは、4年前の市長選のとき、また今回の副市長の人事のときも私はわかりますように、彼の理念とか信念を貫き通すような情熱は、私は残念ながら感じておりません。林市長は知立一新という大テーマを掲げてさまざまな政策を実施しようということで副市長の人事案を提案されております。私は、その政策の是非は別として、市長のサポートしていくナンバー2として市民の方々にどれだけ奉仕をしていく姿勢がどこまであるか、甚だ私は疑問符をつけるわけであります。
林市長、もっと広く人材を当たっていただきたい。しっかりと理念と信念を持った人材を起用していただきたいと申し上げて反対の討論を終わります。