次に、23番 嶋ア議員の一般質問を許します。
〔23番 嶋ア康治登壇〕
○23番(嶋ア康治)
 議長の指名をいただきましたので、青少年の健全育成と住みよいまちづくりについて、通告に従って質問をしてまいります。
 まず最初は、新学習指導要領移行についてお尋ねいたします。
 小・中学校は、新年度から移行期間に入り、新学習指導要領の総則などが完全に前倒しされます。これから4月までのほぼ1カ月間は、移行年度に備えて、各学校が来年度の教育計画を作成する重要な時期であります。移行期間は、算数、数学、理科が大きく変わります。本年度まで使用していた年関指導計画や教科書がそのまま使えないのであります。それは新年度使用する教科書は、現行の学習指導要領に基づいて編集されているからであります。これらの教科については、指導計画の根本的な見直しと新たなる教材の準備が必要となります。
 文部科学省は、補助教材として、理数ノートを3月末日までに各学校に配付すると言っています。各学校が新年度の年間指導計画を達成するためには、確定した補助教材が教師の手元になければならないと思います。現在のところ、補助教材の内容は伝えられてないと聞いております。小学校は、各学校の判断で高学年で外国語活動を実施することが可能とされています。当市も実施すると考えております。
 英語ノートは、目下作成中、試作版は公表されていますが、完全な補助教材はまだ学校に届いていないと聞いております。現場から、製作が遅い、新年度からの準備ができないなどの声が出されています。これらの教材に使用義務はないが、指導に当たって重要な補助教材であることは確かであります。今、教師は、目の前の子供たちの指導に日々追われています。3月には卒業式、修了式など、重要な行事があり、通信簿や指導要録などの記載もある。本年度の教育活動をまとめる重要な時期であります。
 小学校にあっては、多くの場合、来年度に担任する学年がまだ確定していない。他の学校に異動予定の先生もある。このような時期に、新年度のことを考える余裕などないかもしれない。しかし、1カ月後は新しい年度が必ずやってきます。新年度からは、算数、数学、理科などの教科を中心に多くの内容が前倒しされます。総則を初め道徳、特別活動、言語力の育成、総合的な学習が完全に先行実施されます。来年度4月を迎えるまでに行わなければならないことを抽出し、整理し、それらをいつまでに行うか、だれが、どの組織が行うか、整理した作業スケジュールを作成し、一つ一つ実施していかなければならないと思います。
 教育委員会の役割は大切であり、重要であります。その中に文部省から配布される補助教材について、教材研究する機会を織り込んでいかねばなりません。春休み期間中は、理数ノートや英語ノートの内容を理解し、活用の仕方について研修する絶好の機会であります。学年会、教科部会など、指導計画を策定し、補助教材を使って模擬授業をやってみる方法もあると思います。春休みを有効に活用して、これからの教育活動や授業のあり方や方向に対して理解を深めるとともに、新しい教育への見通しと自信を持って、移行年度1年元年を迎えてほしいものであります。
 そこで、9点ほど伺います。
 1点目に、3月5日の時点で補助教材は間に合うのか。
 2点目に、担任をする学年はいつわかるのか。
 3点目に、移行される授業を進める上の教材、教具の予算措置はどこでされるのか。十分な措置がされるのか。
 4点目に、教育委員会はどのような指導、援助、協力を行うのか。
 5点目に、短期間の中、教師が子供たちと向き合う時間をどのように確保するのか。
 6点目に、体力向上のために部活動が奨励されているが、施設の設備、指導者の配置は確保できているのか。
 7点目に、来年度実施される武道を授業で進める上で、竜北中学校の武道館のトイレが設置されていないが、今のままでよいのか。知立中学校、南中学校には設置されている。
 8点目に、広島市で開催中の日教組の教育研究全国集会で、小学校で英語を導入すると英語嫌いがふえると現場の報告があったと聞くが、見解をお示しください。
 9点目に、教員の病気休職がふえているが、知立市の実態はいかがなものでしょうか。
 次に、学校事務職についてお尋ねいたします。
 学校の自主性、自立性が求められる中、学校事務職員の職務が重要視されてきました。平成20年度に実施市町村が680に達し、今や全国的な普及の段階を迎えています。事務長の制度化は20年3月に事務長設置の方針が出されました。
 そうした中、4点、伺います。
 1点目に、当市の学校には事務長が何人いるのか、またその理由はどのような理由なのか。
 2点目に、学校には、主事、主査、主任、事務長とあるが、仕事の内容は違うのか。学校毎に違う役職の名称は統一できないものであろうかと思います。統一できないのかということです。
 3点目に、学校によって、主査、主任、用務員が1人のところと複数のところがあるが、その理由はどのような理由でありましょうか。
 4点目に、事務職員の職域は、教員の手助けはできないものでありましょうか。
 次に、教員免許更新についてお尋ねいたします。
 学校は、社会の変化を正しく理解し、また認識し、家庭、地域の期待にこたえる教育を推進することが求められております。その使命にこたえる教員の指導育成が必要であります。そのためには、教員免許更新は必要であるとされている。教育委員会は、教職員へのこの制度の周知と理解の深化、対象者への連絡や指導、対象者への校内の支援体制づくり、関係書類の整理・保管などが必要になると聞く。
 4点伺います。
 1点目に、当市の受講する必要の教員は何人なのか。
 2点目に、受講免除者となる教員は何人いるのか。
 3点目に、受講に関する予算措置はできているのか。
 4点目に、10年経験研修との違いをお示しください。
 次に、食育について、3点お尋ねいたします。
 1点目に、学校給食の主食に米飯を出す頻度は、文部科学省で週3回としている目標があります。全国的には今2.9回、ほぼ到達していることを受け、目標引き上げを検討するという。米飯給食を週平均何回ぐらい導入するのが好ましいのか、市としての数値目標はあるのか、お伺いいたします。
 2点目に、新保育所保育指針に、食育の計画を保育の計画に位置づけるように示されました。保育現場では、今食を営む育成が重要度を増しています。当市の保育園に栄養士は何人いるのか。保育士と栄養士の身分待遇はどのようになっているのか、お聞かせください。
 3点目に、給食センターの完成に伴い、栄養士は何人確保されるのか。
 4点目に、早寝、早起き、朝ごはんの朝ごはんの推進はどのようになっているのか、お聞かせください。
 次に、学習習慣性についてお尋ねいたします。
 学力向上のためには、授業改善とともに、家庭でも学習習慣を確立することが重要と考えます。この観点から、学校では、授業、宿題、点検、補習、授業の学習サイクルの確立などが必要ではないか。子供が家庭で勉強しやすい環境をつくったり、親が子供の学校での様子や勉強を教える様子に関心を持つことが大切であります。
 4点伺います。
 1点目に、学校以外で子供が今何時間学習しているでしょうか。
 2点目に、学校は、学校の学習時間は何時間が理想なのか、お示しください。
 3点目に、学校は、保護者に子供の学習環境整備をどのようにお願いしているのか。
 4点目に、現在、携帯電話は生活学習習慣のじゃまをしていると聞く。教育委員会はどう対応されているのか、お示しください。
 次に、住みよいまちづくりの電線地中化についてお尋ねいたします。
 国土交通省は、道路整備の指針を見直し、都市部に新設する国道は無電柱化を基本とし、県道などの地方道は裏道に配線を集めると聞く。当市の駅周辺整備計画では、当然無電線化はされると思うが、計画に入っているのか、伺います。
 次に、AEDについて、4点お尋ねいたします。
 新聞に、AED部品が期限切れと報道されました。神奈川県は、4月7日、県施設にある自動体外式徐細動器AED133台を点検をした際に、31台の電極パットが使用期限切れになっていたと発表しました。これでは使い物にはなりません。電気パットは、電気ショックを与えるため、患者の胸に張り付ける部品、使用期限を過ぎると、ジェル状の部分が水分を失って張りつきにくくなり、正常に作動しない可能性があると聞いております。1年半から2年程度の期限と聞く。
 そこで、4点お伺いいたします。
 1点目に、今までのAEDの講習修了者は何人いるのか。
 2点目に、現在までに何台設置し、電気パットの保守点検はされているのか。今後の設置の見通しは。
 3点目に、各町内の対応に5台と予算はあるが、たくさんの申し込みがあった場合どうするのか、補正で対応されるのか。
 4点目に、校庭開放の使用者に貸し出しはできるのか。
 次に、遊具についてお尋ねいたします。
 国土交通省の調査では、遊具4割が設置20年を経過、8万基が設置時期不明と報道されております。全国の公園にあるブランコなどの遊具40万基のうち、43%に当たる19万基が2007年度末時点で設置から20年経過していることが判明し、1月9日に発表いたしました。国土交通省は、遊具について、10年、15年を使用期間の目安とする方針、書類がなくなっているなどして設置時期の不明も8万基もあると聞く。安心・安全の遊具整備に向けて、3点お伺いいたします。
 1点目に、当市の点検についての現況はいかがなものでしょうか。
 2点目に、公園、学校、保育園の遊具は大丈夫でしょうか。
 3点目に、遊具基本台帳は所轄で管理されているのか。
 以上、当局の明快で簡潔なる答弁を期待して、1回目の質問を閉じます。ありがとうございました。
〔23番 嶋ア康治降壇〕
○議長(三浦康司)
 石原教育長。
○教育長(石原克己)
 青少年の健全育成について、幾つかの御質問をいただきましたので、お答えをさせていただきます。
 初めに、新学習指導要領の移行についてであります。
 教育委員会といたしましては、本年度当初に教務主任をメンバーとする教育課程研究推進委員会を立ち上げ、新学習指導要領の内容や移行措置について確認し、一部前倒しの学習内容も含め、実施方法等の検討を進めてまいりました。そして、各学校で学習会を開き、それらの内容を確認してきております。また、教職員だけでなく、保護者への啓発として、保護者向けリーフレットを作成し、年度内に中3を除く全児童・生徒に配布する予定であります。新1年生につきましては、次年度当初に配布してまいります。これがそのリーフレットであります。表紙には、小・中学校の教育が変わります。小学校では23年度から、中学校では24年度から全面実施、そして、主な改善事項、改定の要点、そして、中は、片方が小学校の内容がこう変わります。もう片方は、中学校の学習内容はこう変わります。そして、最後のページが移行措置についてということであります。こうしたものをこれは先生方がつくる。一つは、先生方がこれを作成することによって、確認をするという作業、そして、それを保護者にも伝え、情報を提供し、共通理解のもとに進めていく、そういう観点に立って作成したものであります。
 9点ほど御質問いただきました。
 まず、1点目の3月5日の時点で補助教材が間に合うかという御質問でありますが、初めに申し上げましたように、教育課程研究推進委員会において、移行内容等は確認しておりますので、3月中に届けば心配はないと考えておりますが、3月上旬には、文科省から教育委員会に送付される予定になっております。実は算数と数学については、きょう届きました。移行措置の補助教材のCD−ROM、これが届いております。各学校で事前に研究するところは、それをコピーで活用してもいいことになっております。
 次に、担任についてでありますが、担任は、初任者、転任者等を含めて、全員がそろう4月1日に校長が発表します。移行する内容は一部であり、年度当初からの移行はありませんので、4月になってから、担当学年が決定しても困ることはないと考えております。
 次に、予算についてでありますが、増加した内容に関する教師用指導書及び理科で新たに必要となる実験器具、あるいは英語活動に係る教材・教具については、教育庶務課で予算措置をしております。
 次に、教育委員会の役割についてでありますが、初めに述べましたように、年度当初より教育課程研究推進委員会を立ち上げ、新学習指導要領の内容や移行措置について学習会を行い、計画的に進めてまいりました。また、この委員会は、3年計画でありますので、平成21年度、22年度の研究を推進し、新学習指導要領への移行が確実に実施できるよう支援していきたいと考えております。
 次に、時間の確保についてでありますが、御指摘のように、この3月は本年度のまとめをする重要な時期であります。諸帳簿の整理等に時間が必要でありますが、子供たちが登校してから下校するまでの朝の会や授業、給食、掃除、帰りの会などできちんと子供たちと向き合うことが大切であると考えております。そうすることで、厳粛で思い出に残る卒業式や修了式を行うことができると思っております。
 次に、部活動施設の整備についてでありますが、生徒たちが力いっぱい安全に活動できるよう、今後も整備に努めてまいりたいと考えております。
 また、指導者の配置につきましては、教員異動の際にできる限り配慮をしております。また、学校の要望により、現在は、剣道、柔道、バスケットボール、ハンドボール等で外部指導者を依頼をしております。
 次に、竜北中の武道場のトイレについてでありますが、御指摘のように、建設時期の違いから竜北中だけトイレがありません。しかし、生徒たちは、事前にトイレを済ませ、授業や部活動に参加しております。もしトイレに行きたくなった場合は、隣接する体育館のトイレを使用しております。トイレがあるにこしたことはありませんが、学校から特別困っているという話は聞いておりません。私も竜北中学校に勤務しておりましたけども、不便を感じたことはありませんでしたが、いま一度学校の状況を聞いてみたいと思っております。
 次に、小学校の英語活動についてでありますけども、本市では、来年度から全小学校の5、6年生でそれぞれ年間35時間の英語活動を行っていきます。そこで、子供たちが楽しんで学習できるように、全小学校、全学級に英語活動指導助手を配置し、先ほどお話しました教育課程研究推進委員会において、年間35時間分の指導計画を作成してもらいました。これが子供たちの英語指導資料であり、これは6年生用であります。中には、それぞれの学習指導案、学案でありますけども、これが35時間分あります。1時間おきに指導案AとBというのがありまして、担任のみでやる場合、ALTが入る場合、それぞれの指導案をつくってあります。これを活用して、先生方が毎時間毎時間研究するのも大変ですので、それぞれの小学校の英語活動担当教員が集まって作成したものであります。これを活用して進めてまいりたいと思っております。
 また、来年度からは、2年間にわたり、知立小学校を英語活動の研究校に指定し、各学校の担当者を対象に授業研究会を行うなどして指導法の研究を進めていきたいと思っております。
 次に、休職についてでありますが、本市の休職者は現在2名であります。
 次に、学校事務職員についてお答いたします。
 まず、1点目の事務長についてでありますが、現在本市には3名の事務長がおります。事務長は一つの職名であり、県から配置されるものです。過去には1名あるいは2名のときもありました。
 次に、事務長などの職名についてでありますが、御指摘のとおり、市内には、事務長が3名、主査が1名、主任が4名、主事が4名、合計12名の事務職員がおります。仕事の内容につきましては、知立市学校管理規則第4章第23条に規定されておりますが、職名によって大きく違うことはありません。わかりやすくお話すれば、事務長は、事務職員の経験が豊富で、主事は経験が少ないということであります。また、これらの職名は、県から任命されるものでありますから、市で統一することはできません。
 次に、複数配置についてでありますが、事務職員は、知立中学校と知立小学校に2名配置されております。知立中学校は、中学校の基準は20学級になっております。その基準を超えた大規模校ということで2名となっております。知立小学校は、事務の共同実施の研究指定を受けて2名になっております。この研究は、本年度から始まり、県内で6地区が指定されております。
 なお、この指定を受けているのは、三河地区では本市のみであり、加配された1名は、市内10校の事務の共同実施に係る研究の中心となっております。用務員つきましては、3校、猿渡小学校、東小学校、八ツ田小学校、この3校が半日の臨時職員で対応しておりますので、午前勤務と午後勤務の2名配置となっております。
 次に、事務職員の職域と教員の手助けについてでありますが、事務職員の仕事は、文書処理や給与、福利厚生などの事務が主なものであり、言ってみれば、縁の下の力持ち的な存在であります。しかし、最近は、多忙な教員を助ける切り札という期待も高まってきております。
 本市では、先ほどお話しましたように、加配していただきました事務職員を中心にして、教員の多忙化を少しでも解消しようと研究を進めております。具体的には、知立市立学校文書取扱要綱を作成し、また、出席簿、給食実施簿の統一した電子化を図り、文書事務の効率化を目指しております。
 次に、免許更新についてお答えをいたします。
 まず、1点目の受講を必要とする教員数についてでありますが、昭和30年4月2以降に生まれた教員がすべて対象になります。本市におきましては、各小・中学校323名と教育委員会4名を合わせた327名のうち247名が対象となります。247名の受講対象者のうち、受講期間が平成21年4月1日から平成23年1月31日までの最初の2年間に該当する受講対象者は27名であります。
 次に、受講免除の対象になる教員でありますけども、受講対象者のうち、校長、教頭、主幹教諭、教育委員会における教育長、指導主事等の教員を指導する立場にある者、そして、文部科学大臣優秀教員表彰及び愛知県教育委員会教員表彰を受賞した教員が免除の対象となります。
 なお、来年度の本市の受講免除者は、異動もあり、不確定であります。
 次に、予算措置についてでありますが、教員免許更新講習は自己負担で実施することになっておりますので、予算措置はいたしておりません。
 次に、10年経験者研修との違いについてでありますが、教員免許更新制は、そのときどきで教員として必要な資質、能力が保持されるよう、定期的に最新の知識を身につけることで、教員が自信と誇りを持って教壇に立ち、社会の尊敬と自信を得ることを満たすものであります。
 一方、10年経験者研修は、在籍期間が10年を経過した全教員を対象に、現職研修の一環として研修を実施し、教員の資質向上、使命感の養成、専門性の向上、得意分野の伸長を図るものであります。
 なお、10年経験者研修につきましては、平成21年度から研修領域と研修項目の見直しがされ、校外研修日数が16日間から11日間に、選択研修は1日間から3日間になり、合計17日間から14日間の研修に短縮されております。
 次に。食育についてお答えをします。
 まず、米飯給食についてでありますけども、平成20年度におきましては、給食実施日194日のうち140日が米飯でありました。割合を計算いたしますと、72.2%になりますので、週5日のうち、およそ3.6回が米飯であります。本市といたしましては、文部科学省の目標である週3日は超えており、今の回数を維持していきたいと考えております。
 次に、栄養士についてでありますが、給食センターが完成し、調理の民間委託が始まったといたしましても、県費負担の栄養職員は、栄養教諭1人、学校栄養職員2名、合わせて3名で現在の体制に変わりはありません。
 次に、朝ごはんの推進についてでありますが、市内の各小・中学校では、保健の授業や学級活動の時間等で朝食の大切さや規則正しい生活について学習をしております。また、学校保健委員会で、食をテーマにした会を開き、朝食の大切さについての認識を深めている学校も数多くあります。また、すべての学校で学校だよりや保健だよりに朝食や食習慣について取り上げ、保護者への啓発を図っております。
 教育委員会では、朝ごはん推進の目安として、毎月19日の食育の日に朝食調べを市内全小・中学校に対して行っております。これは平成19年9月から継続して行っているものであります。そして、朝食を食べてきた子供の割合の結果は、毎月行う定例校長会で伝えるとともに、成果のあった取り組みを紹介しております。
 例えば、1月も2月も100%であった来迎寺小学校の2年生、4年生、5年生、6年生の次のような取り組みを紹介しております。学校全体として、日ごろから担任が声をかけて、知立西小学校の研究で成果のあった食まるファイブの歌を今月の歌とし、毎朝、朝の会で子供たちが歌っている。その結果、きょうの朝食はベジまるがいなかったというような子供たちの会話が聞こえると、このようなお話をさせていただいております。
 各学校では、その効果のあった取り組みを受講の実情にあわせて取り入れ役立てております。そして、先月19日の調査では、市内小・中学校で、平均しますと98.6%、中学校では97.6%の児童・生徒が朝食をとってきております。
 次に、学習習慣についてお答えをいたします。
 まず、学校以外での学習時間についてでありますが、小学校6年生では、1時間以上2時間未満が28.5%で一番多く、次いで30分以上1時間未満が27.9%、3時間以上が8%というような調査結果もあります。中学校3年生では、1時間以上2時間未満が30.5%で一番多く、次いで2時間以上3時間未満が27.2%、3時間以上が12.2%、こうした調査結果もございます。
 次に、学習時間の理想についてでありますが、家庭で過ごす時間の使い方については、ノーテレビ・ノーゲームデーのように、親子で触れ合う時間、習い事に行く時間、お手伝いの時間など、それぞれの家庭で生活環境が違いますので、一概に学習時間を示すことはできないと考えております。学校によっては、家庭での学習習慣を身につけさせるために、毎日決まった時間、机に向かって学習する時間の目安を示している学校もあります。
 例えば、八ツ田小学校では、10分間×学年数、これを目安に呼びかけております。また、竜北中学校では、1時間×学年数、これを目安として呼びかけております。
 次は、保護者へのお願いについてでありますが、子供たちの指導において、保護者との連携、共通理解が大切ですので、そのために各学校ではさまざまな取り組みをしております。例えば、学校だより、学年だより、学年保護者会、学級懇談会、三者懇談会などを通して、ノーテレビ・ノーゲームデー、携帯電話のマナー、好ましい生活習慣、よりよい学習方法などについて発信をしております。
 次に、携帯電話の対応についてでありますが、平成21年1月30日付で、文部科学省から、学校における携帯電話の取り扱い等についてという通知がありました。その内容は、次の2点であります。学校における教育活動に直接必要でないものであるので、持ち込みは原則禁止する。2点目が、特別な理由により、保護者から校長に持ち込み申請があった場合は、その理由により例外的に認める。ただし、校内での使用や一時的扱いなど、学校での教育活動に支障がないよう配慮していくこと、この2点でありますけども、これは本市がこれまでとってきた対応と同じであります。教育委員会といたしましては、携帯電話が生活学習習慣にマイナスとならないように、そして有効に使用活用できるように、今後も情報モラル向上に努めてまいりたいと考えております。
 以上であります。
○議長(三浦康司)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(野々山敏雄)
 保育園の栄養士についてでございますが、それぞれの保育園には栄養士は配置をしておりませんが、平成18年度から管理栄養士を子ども課の方に1名配置をしております。身分についてでございますが、保育士の身分は正規職員と臨時職員でございます。管理栄養士の身分は、臨時職員で今対応をしておるところでございます。
 次に、遊具の点検でございますが、保育園では、常に園長や主任等が点検をして安全確保に努めているところでございます。また、従来から業者による目視検査や音響点検を年5回実施しており、さらに今年度より専門業者による超音波により、金属疲労を検査するための非破壊検査を実施しております。
 遊具の基本台帳につきましては、子ども課で管理をしております。今後とも引き続き安全確保に努めてまいりたいと考えております。
 以上です。
○議長(三浦康司)
 都市整備部長。
○都市整備部長(杉浦五一)
 それでは、電線地中化について、特に駅周辺の地区で電線地中化を実施する考えはないかという御質問でございます。
 電線の地中化については、道路上の電柱、電線による疎外されている交通安全というのか、歩行者の空間の確保というものが地中化によって確保できる。また、防災対策、良好な環境、景観の形成、都市環境の観点から、大変効果的な事業であるということは認識をしております。これまでも市街地の幹線道路を中心に全国的に実施されているという状況は御存じのとおりでございます。知立市においても、電線の地中化に対する具体的な計画等はまだ持ってはおりませんが、今後、知立駅周辺の区画整理事業等にあっては、南北線幹線道路があります。そういうものを基本に電線の地中化を今後検討してまいりたいというふうに思っております。
 それから、遊具についての公園の方の関係を少しお話をさせていただきたいと思います。
 都市計画で管理している公園遊具について、遊具設置公園は、現在のところで71公園で、総遊具数は327基ございます。遊具以外では、砂場が44カ所あるわけですが、昭和40年代のものも含めて、昭和年代に設置したものが166基という状況でございます。先ほどのお話のように、相当の期間、設置がされておるということで、塗装が剥離しているだとか、ロープの破損、落書き、ベンチ、ブランコの板の破損だとか。チェーンの摩耗というようなもの、そういうものは、指摘があるごとに、部品の交換や部品の修繕をしているのが今現状でございます。
 点検方法につきましては、業者委託をしておりまして、非破壊安全検査を年1回、内容としては、超音波によるもの、それから音響検査、目視によるもの等を行っているのが現状でございます。定期保守点検というものは、年3回行っておりまして、ボルト、ナットの締め付け、給油、さび止め等、危険箇所に応じて応急的に実施を行っていると。また、それにあわせて、その点検以外では、公園の愛護会の方たちからも情報を得て、そういう危険なものや破損が出ているものは直しているというのが現状でございます。特にことしの2月からは、緊急雇用対策で、外国人の方ですが、2名の方が毎日公園のパトロールをしていただいて、いろんなごみの捨てているところだとか、ベンチの破損だとか、そういうものを直せるところは直しているというのが今現状でございます。
 3点目に、遊具の基本台帳の所管はどういうふうにされているかという内容でございますが、都市計画課としては、表管理のシステムの中で、公園名、遊具番号、遊具名称、構造及び規模、個数、設置年度、それから塗装の状態等を把握させていただいておりまして、今後にありましても、お話のありました遊具の履歴書ですか、そういうものも管理できるように整備していきたいというふうに思っております。
 以上です。
○議長(三浦康司)
 総務部長。
○総務部長(近藤鈴俊)
 それでは、AEDにつきまして、4点の質問がございますが、そのうち3点につきまして、私の方より答弁をさせていただきます。
 まず、1点目の今までのAED講習修了者数は何人かという件でございますが、平成15年から現在までで衣浦東部広域連合の知立消防署開催によりまして、1,946人、うち市の職員が336人、教員が132名でございます。市内の在住者においては、そのうち1,319人でございます。
 次に、2点目、設置数と電気パットの保守点検は、そして今後の設置見通しはという件でございますが、現在、市内の公共施設18施設に設置しております。パット、バッテリーにつきましては、パットは2年、バッテリー5年、それぞれ耐用年数をめどに交換をしております。
 今後の設置見通しにつきましては、平成21年度予算対応につきまして、私立、公立の保育園14施設、そして昭和グランド、それから3番目の質問でございますが、町内公民館5施設、それぞれ予算の中で対応をしております。
 なお、町内公民館につきましては、事前に区長を通じて周知をさせていただきまして、区長の方から要望をいただいている部分を予算をしておるものでございます。今後も町内会からの要望に基づき対応していくという考えでございます。
 以上です。
○議長(三浦康司)
 教育部長。
○教育部長(蟹江芳和)
 AEDの4点目の校庭開放の使用者にAEDを貸し出す件でございますが、学校に設置されているAEDの活用や、ことし体育協会が一つ買われるという予定でございます。そこら辺も含め今後とも検討してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。
 それから、学校の遊具の1点目と2点目の点検と学校遊具の御心配の件でございます。事故を未然に防止するため、専門業者による安全点検を年5回、それから非破壊検査を年1回実施しております。また、各学校におきましても、毎月1回安全点検をし、必要に応じて使用方法の注意等安全の確保に努めております。
 3点目の遊具台帳は、平成19年度に作成し、教育庶務課で保管しております。
 以上でございます。
○議長(三浦康司)
 23番 嶋ア議員。
○23番(嶋ア康治)
 ただいま一通り御答弁いただきました。ありがとうございます。
 時間の許す範囲で再質問をさせていただきたいと思います。
 まず最初に、新学習指導要領の移行についてというところで、3点目に、移行される授業を進める上の教材教具及び予算措置はどこでされるかということで、教育庶務課で行われるということですけども、できれば、ぎりぎりの線ではなしに、十分な予算措置をしていただくことを願うわけです。
 次に、6点目に、体力向上のためという形で部活動を奨励されているが、施設の設備、指導者の配置は確保できているかということで、お答えがあったのは、外部指導者で対応したいというような形だったかと思います。部活動について、外部指導者をお願いするのはいいんですけども、学校の教員の顧問というのは、私はセットでなければいけないと思うんですけども、今現状ではセットでやられておるかということを1点お聞きしておきたいと思います。
 次に、7点目に、来年度実施される武道を授業で進める上で、竜北中学校の武道館にトイレが設置されていないのかというお話の中で、お話をお伺いしてみますと、今まで何ら不都合がなかったからいいではないかなというようなお言葉、また教育長自身が竜北にいましたけれども、そのようなことは感じておりませんでしたというお話です。これ、非常に大変な問題だと思います。といいますのは、これから部活動の範囲は、時間的に制約というのは余りないわけですね。担当の顧問がそれでいいよという形でいけば、一番遠くのトイレへ行っても別に構わないわけです。ところが、これから必須化される武道については、時間が50分ということになるわけです。その50分の間に、竜北中学校の体育館を出て、ぐるっと回って、入口から入って、北のトイレまで行って、用を足してまた帰ってくるということと、もう一つは、その服装なんですね。例えば、武道館自身に入って授業を受ける方は、柔道をやる場合、柔道着を着ていますね。剣道をやる場合は剣道着を着ています。そうすると、その柔道着だけにしましょう。この前からの御質問では、柔道だというお話ですから。そうすると、柔道着については、ズボンについては前があいていません。そういう点、また、いろんなことを加味しながら、それを作業をして、実際に授業に戻ってこれるのは何分かということ、また、そういう形で生徒がトイレへ行こうとした場合、男子はまだ私はいいと思います、冬場についても、夏場についても。ところが、女子の場合はどうかということを考えたことがあるのかなというふうに思います。ただ単に、不便、不平が出てなきゃ何でもOKだという考え方、これが非常に私は、これから必須として、授業としてやられる武道については、認識が甘いのではないかなという考えを持っております。現在、調べましたら、知中にはあります。南中にもあります。竜北中学にはない、それは御承知してみえるんです。承知してみえるんですけども、学校管理者としては、ないということは、不的確ではないかと思います。不便だ、困ったという声が報告がなければ、それに対応しないという姿勢、これは直していただきたいなと思いますので、いま一度答弁をいただきたいと思います。また、この件について、竜北中学校のトイレ、今後どうされるかよくわかりませんけども、市長にもそういう施設管理者としての責任について、一言コメントをいただきたいと思います。
 全体的に教育委員会でお答えいただくのは、教育委員会のPRをどんどんしていただくわけですけれども、実際に私の問うている答えには答えていただいていない部分があります。例えば、この問題、またAEDについてもそうだと思います。AEDについては、昨年の9月に一般質問でやらさせていただいて、部長答弁はしっかり載っています。それは前向きに検討、またはそれに沿うような形で行うという答弁をいただいております。ところが、今回の答弁は、体育協会が購入されるだろうとか、学校にあるかぎのかかっている状態のものを使えるようにどうしてやるのかと、それができないから、先回の9月のときにはああいう答弁をされたと思うんですけども、そこらあたり、これも前進どころか後退をしています、答弁としては。いま一度教育部長からその件について答弁をいただきたいと思います。
 それから、遊具について、遊具基本台帳が学校または保育園、施設管理者のところにはあるんだけども現場にない。現場になければ、どうやって点検するのかということが考えられます。学校の先生は、いつも回っていますというお話をいつも聞くんですけども、基本台帳と同じものが学校にあるのかないのかということです。あればいいんです。あって、それでやって管理していけば、耐用年数何年、どういう点検をした、どういうあれがしたというものが出てくるわけです。ところが、台帳は教育庶務課にある、学校にはありません、どうやって点検するのかということです。その点も踏まえてお答えいただきたいと思います。
 後は、いつも答弁でこういうことが出ております。学校管理規則第4章23条にというようなお話とか、学校文書取扱規則、要綱というような言葉が時折出てまいります。そのものがどんなものか、できれば、私に知らしめていただきたいと思います。これは要望しておきます。
 余りたくさんお聞きすると、またありきたりの答弁になると思いますので、その何点かの答弁を前向きに答弁していただきたいと思います。
 以上です。
○議長(三浦康司)
 石原教育長。
○教育長(石原克己)
 まず、移行措置に係る予算について、十分な措置がされているかということであります。学校の先生方に聞きながら、これも行っているわけでありますけども、後からつけ加えたのは、英語活動の方からいろいろこういう要綱をつくっている中で、これだけでさらにいろんな掛け軸のようなものも自分たちでつくるのは大変なので、それもぜひ欲しいということで、それも入れたわけであります。今後移行措置をしていく中で、どういうものが必要だということ。理科の実験器具につきましては、もうあらかじめわかっておりますので、それは購入していくわけであります。ただ、現在、その移行措置のものがそんなに膨大なものが要るかというと、そんなには今のところは要らないのではないかということであります。学校からの要望があれば、それにこたえていきたいと思っております。もちろんこちらの方で十分できるものがあれば、予算化していきたいと思っております。
 それから、竜北中学校のトイレについてでありますけども、柔道、これから男女とも武道で柔道を行っていくわけであります。知立市の場合は、剣道を授業の中で行っておりませんけども、柔道を行っております。あそこにトイレがないわけでありますけども、今言われましたように、トイレに行きたくなったら、体育館、またはこちらの校舎の方へ行かなければいけないということでありますけども、私が余り困ったことがないということでお話しましたのは、ほとんどトイレに行く子がいなかったということでありますけども、それは中には当然いるわけであります。時たまそういう記憶がなかっただけなのか、だけども、いるわけでありますので、その辺のところを一度竜北中学校の現状等を一回お聞きしまして、どのような先生たち、あるいは子供たちの意見も聞きながら一度考えていきたいと思っております。
 それから、部活動の外部指導者、顧問の件です。顧問という呼び方をすると、何となく、何々の顧問というと、何か上の方におって、直接指導してない。だから、今、顧問という呼び方は教育委員会ではしておりません。顧問会議というのをやっているわけですが、指導者会議ということで、部活動の指導者で、顧問というのはなんとなくおるだけで、そういうことであります。その指導者を教員異動の際に、中学校の方は教科で先生が決まってきますので、それを部活動優先の人事はなかなかできないわけであります。新任の先生方にはかなりの特技を持った方がみえます。そういう先生の教科も生かせて、自分のそういうのも生かせる、そういうものをいろいろ調整をしながら、学校の要望を聞きながら、できる限りやっているわけであります。ただ、ここで、剣道、柔道、なかなかこれは専門のものが必要であるわけであります。特に柔道については危険も伴いますので、そういったところは専門、もちろんそこには指導者は当然おります。この外部指導者というのは、いわゆる指導助手的なものを持った人であります。
 以上であります。
○議長(三浦康司)
 教育部長。
○教育部長(蟹江芳和)
 それでは、AEDの関係でございますが、来年度、昭和グランドに1個つけました。21年度予算で対応させていただきました。したがいまして、今、校庭開放の貸し出しについては、本当に私どもも内部で考えておりますので、もうしばらく検討させていただきたいと思います。
 それから、もう一つ、学校の遊具でございますけれども、私も学校の先生が月1回というようなことで聞いております。委託する業者はこちらが委託しますけれども、やはり学校の方も持っていった方がいいのかな、今現在、学校の方にもあるのかなとちょっと私もそこら辺、わかりませんけれども、私どものある台帳は学校の方にもあってもいいのではないかなというふうに思いますので、一度教育庶務課が持っているのが学校にあるのかないのか確認させていただきまして、学校の方にも渡せるように、なければ、渡していきたいと思っております。
 以上でございます。
○議長(三浦康司)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(野々山敏雄)
 保育園の遊具の点検の関係でございますが、遊具の基本台帳は子ども課の方で管理をしているところでございますが、ほとんど毎日ですが、園長、主任が子供が使う前に点検をしているということを含めまして、どの程度その点検台帳に記録を載せていくかということも含めまして、一度園長会等にも諮り、検討していきたいというふうに思っております。
○議長(三浦康司)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
 竜北中学校の武道場のトイレでございます。知立中学校と南中学校にあって竜北中学校にないという現状であります。その経緯を調べ、そして、また、なぜ場所的な、位置的な関係等も一回勉強させていただき、そして、教育長が言われましたように、子供たちの御意見も聞きながら、一度検討をさせていただきたいと思っております。
 以上です。
○議長(三浦康司)
 これで23番 嶋ア議員の一般質問を終わります。
 ここで10分間休憩します。
午後6時20分休憩
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午後6時31分再開
○議長(三浦康司)
 休憩前に引き続き会議を開きます。