○19番(中島牧子)
 私も少しだけ伺います。
 今、アメリカ発の金融危機ということから発した経済状況の悪化ということの中で、国の方の緊急雇用創出事業というものが行われて、先ほども質問がありましたけれども、大筋のところをもう一つ私が聞いておきたいことがあるわけですね。
 まず、これの対象者は失業者だよというお話しがありましたね。雇用する上での前提になる対象者というのはどういうふうになっているのか、どのように確認してやっていくのか、この点をお答えください。
○議長(三浦康司)
 市民部長。
○市民部長(山岡 久)
 今先ほど申し上げた緊急雇用でございますが、例えば知立市が直接雇用する分については、これは例えば外国人の滞納徴収対策事業というのが152万4,000円ありますが、これには2人の方の新規雇用ということですので、これは失業者の現在の人数だろうということでございます。
 それから、例えば夜間パトロールの委託事業については、そのうちの91.5%が緊急人件費に相当するもので、4人の方が採用されるわけですが、4人の方については失業者ということで、これは委託事業ですので、その委託契約の中の条件としてそのものを入れていくということでございます。
○議長(三浦康司)
 19番 中島議員。
○19番(中島牧子)
 一個一個言われましたけども、全体的に失業者ということでやっていくのかということです、聞いてるのは。
○議長(三浦康司)
 市民部長。
○市民部長(山岡 久)
 緊急雇用の条件といたしまして、70%が新規雇用でなければならないと、こういうことが条件でございますので、全体の人件費、従業者数にかかるのが述べ18人の人数を予定をしてまして、そのうちの16人がいわゆる70%を超えるものについて新規雇用、失業者を対象といたしました。
 以上です。
○議長(三浦康司)
 19番 中島議員。
○19番(中島牧子)
 新規雇用という言葉でね、知立市として新規雇用という意味かなというふうに思ったんですけども、今までも知立市でアルバイトで働いていた方も対象としてはいいですよという、こういう意味ですか。知立市が新たな雇用をこの18人行うと。しかも、そのうちの16人は、この間までどこかで働いていたけど失業してしまった方、失業者。あと2人は、今、家計が大変になったので新しく働きたいと、こういうふうにも理解できるわけですけども、知立市としては全部新規と。失業者がその中に7割いなきゃいけないと、こういうふうに私、思うんですけど、違うんですか。
○議長(三浦康司)
 市民部長。
○市民部長(山岡 久)
 12月末からこの3月までにやってます知立市が緊急雇用といいますか、緊急的にアルバイトの方を10人ぐらい雇用創出で出しました事業は、これは一応3月までということでございます。
 それから、もう一つは、国の緊急雇用対策創出事業ということで出ておりますのは、4月以降の平成21年度に向けての部分でございますので、今までの方がそのまま引き続き採用になるということではなくて、また一遍そこでは形としては切っていかざるを得ないだろうなというふうに思ってます。
○議長(三浦康司)
 19番 中島議員。
○19番(中島牧子)
 よくわからないんですね。広報にこれは掲載して、広報で募集するんですか。どういうことですか、これは。広報で募集して、大至急こういう方、採用しますよということでやるかどうかですね。ちょっと具体的にみえてこないんですけど。
 裏方にちょっとすぐ持ってくるように言ってください。
 要するに、直接雇用で緊急的に今困ってる人たちを採用しなさいというのが趣旨だと思うんですね。細かいことはともかくね、趣旨は、仕事がなくて困ってる人に早く仕事を提供しなさいという、これが趣旨なんですね。そこのところをはっきり位置づけてもらいたいなと思うんです。
 もう一つ聞きたいのは、今回の全体予算で18人の方って今、数字が出てきたのであれですけども、これは1年間、先ほど6カ月で一度切ってまた契約と言われましたが、同じ今の出てる事業を6カ月間やって切れて、また違う方が6カ月間やると、こういうものなのかどうか。1年間の雇用という継続雇用ではないということなのか、その辺も確認させてください。
○議長(三浦康司)
 市民部長。
○市民部長(山岡 久)
 まず、直接雇用については、当然広報等で募集していく形になると思いますが、今まだ正式に国からこの事業については認定は受けましたが、その費用的な面まで含めて交付決定通知がきておりませんので、現在できないという状況ですけども、なるべく早い時期に、その緊急雇用ですのでやっていきたいというとふうに思ってます。
 それから、もう一つ、採用の件でございますが、6カ月未満ということでございますので、一応は1年間契約で採用することはできませんので、6カ月未満ごとに一度切ってやらざるを得ないだろうというふうに思ってます。
○議長(三浦康司)
 19番 中島議員。
○19番(中島牧子)
 6カ月ごとということで、再雇用もこれではあり得るということでしょうか。それまた別な人という意味なんですか。
○議長(三浦康司)
 市民部長。
○市民部長(山岡 久)
 事業的な内容から申し上げますと、例えばパトロールですとかそういう事業については、事業全体は1年間になりますので、ただ、人数的に雇用の人数が伸びて計算をして2人とか4人とかいう人数ですので、これが同じ方が再雇用になるのかということについては、そのときの状況に変わってきますが、それもあり得るんではないかなというふうには思ってます。
○議長(三浦康司)
 19番 中島議員。
○19番(中島牧子)
 大体1年間通してこれを使われたら、収入はどのぐらい獲得できるようになるんだろうかと。そういうことは余り計算してないですか。
 つまり、失業者が助かる事業にしなきゃならないということなんですよ。この間の3カ月ぐらいの臨時雇用がありましたけどね、緊急雇用がありましたけども、あそこの中で、最初たくさん応募があったんだけども、3カ月だし、1日に数時間しかなくて、もらえるお金がこんなにわずかなら、とても仕事に生活ができないから、これはほしいけども遠慮させてもらってほかで探さなきゃしょうがないということで、ちょっと間尺に合わないということがありました。
 今回のこの雇用創出ということですから、なるべくその方が、少なくとも生活保護以上の収入がないと困るわけですよ。生活保護よりも満たない収入では。その点で見通しはどうかと聞きたいんです。
○議長(三浦康司)
 市民部長。
○市民部長(山岡 久)
 それでは、外国人の滞納徴収対策事業というのは市で直接採用するわけでありますが、これについては1時間当たりが1,270円ということで、おおむね120日で1日5時間で2人ということで、152万4,000円ということでございますので、これで生活ができるというところまではなかなかちょっと難しいのかなというふうなことは思います。
 それから、ミニバスの利用の市民アンケートについては、940円ということでございます。
 あと、その他委託については、委託事業者が幾らということで見積もりでもって今ここであげてありますが、これで十分生活の可能な部分になるかどうかということについては、なかなか難しい部分があろうかなというふうに思ってます。
○議長(三浦康司)
 19番 中島議員。
○19番(中島牧子)
 実態はそういうことで、何もないよりはいいかなという感じ、焼け石に水かなという感じもします。知立市としては、国からお金がもらえて、そのお金でそれがなくてもやらなきゃならないミニバスのアンケートとかね、それがなくてもやらなきゃいけない事業をこれに充てて、10分の10お金が入るから知立市にとってはありがたいと、こういう色合いが強いなという感じがします。
 そこで夜間パトロールのことなんですけど、これは民間委託にするということであります。これも緊急雇用ということで今回あげておられるわけですれども、そしてまた、市長が安全・安心の大きな目玉というふうにおっしゃっているわけですけれども、総合計画の中にこれ載ってますね。ダイジェスト版の中で夜間パトロール、総合計画。頭の中にないですか。総合計画の中に載ってると。
 つまり、総合計画のような広大なやろうという事業をね、緊急雇用で当てはめるていって、もっといろんな仕事をつくってあげてもいいかなと思うんだけども、それが場所とっちゃうというような当てはめ方もどうかなと思うんですけど、どうですか。
○議長(三浦康司)
 企画部長。
○企画部長(竹本有基)
 緊急雇用の関係で、夜間の防犯パトロールでございますが、これは先ほどからちょっと御説明をさせていただいていましたが、いわゆる青色パトで夜間やっていただくということの内容で、市内で犯罪が多発をしておる。そういうことで、概要を出させていただいて、これならば該当するんであろうということで認めていただいたのが今回のこの防犯パトロールということでございます。
 ただ、言われるように、総合計画ではこういうこともやっていくということではありますが、総合計画の中では、もちろん6年間の計画でありますので、後期計画6年間の計画でありますので、それをいつからやるということまでは総合計画の中では載ってないわけですけども、今回こうした事業に当てはめてやっていきたいということで認めていただいたというふうに思っております。
○議長(三浦康司)
 19番 中島議員。
○19番(中島牧子)
 総合計画の中身を緊急雇用に置きかえて、財源は100%国からくるという方向でね、今回とりあえずやっていこうということですけど、緊急雇用1年間で終わりますけども、夜間パトロールというのは、じゃあこれは、その後どうなるんですか。これは総合計画に載っている中身で、継続的にこれまたやっていこうということなのかどうか。そんな議論してないですか。
○議長(三浦康司)
 企画部長。
○企画部長(竹本有基)
 夜間パトロールにつきましては、もともと犯罪の発生率が高いということで、何とか犯罪を少しでも少なくしていこうということでありますので、今回は緊急雇用ということに該当させていただいて始めていくということでありますけども、この結果を、結果といいますか、パトロールの効果といいますか、こういうものを見ながら、でき得れば継続をしてまいりたいというふうに思っております。
○議長(三浦康司)
 19番 中島議員。
○19番(中島牧子)
 そういう事業だということですね。緊急雇用という色合いがなかなか実際困っていらっしゃる方の立場からいうと、まだまだこの事業は不十分だし、できればまたそういう意味合いの事業を独自でも拡大してほしいなという思いはしております。
 それから、もう一点ですが、一つ考え方を伺っておきます。要保護、準要保護の問題なんですけれども、こういう時期になってお子さんの学校の支払いがとまっちゃうなという人も多くなってくるかなと思うんですけども、国の方は完全に補助金制度はなくなっておりまして、2005年から交付金対応、一般財源化ですね、交付金はもらえません。一般財源化ということになってしまって目に見えないものに置きかわってしまって、補助金がないなという感じを受けてしまうわけですけれども、そういう中で、各自治体がなかなか厳しいということで、ここをぐっと圧縮しようというような動きが全国であるという話なんですが、知立市はその点では、ほんとに困っていらっしゃる方に対する対応としてはきちんとキープしていただけるのかどうなのかというこのところをはっきり聞いておきたいと思います。
 実態あまりつかんでみえないかもわからないですけど、民生委員たちに現状確認をお願いする仕事を学校長の方からいくわけですけども、前回初めて、これはまだ平成20年度の話ですけども、初めて対象地域のお子さんの家庭の全名簿について所得が全部一覧表になってるものを渡したと、こういう指導をされましたか。
○議長(三浦康司)
 しばらく休憩します。
午後4時43分休憩
―――――――――――――――
午後4時44分再開
○議長(三浦康司)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
○議長(三浦康司)
 教育部長。
○教育部長(蟹江芳和)
 今ちょっと資料を取りに行きましたので、ちょっとお待ちください。
○議長(三浦康司)
 19番 中島議員。
○19番(中島牧子)
 資料を取りに行くからちょっとお待ちくださいということなんですが、担当者としてはそういうような指導はしていないということは、あなた担当者でしょう。直接いえば課長、課長補佐ということになりますけども、そういう指示を出したということはないんですか。
○議長(三浦康司)
 教育部長。
○教育部長(蟹江芳和)
 指示は出したことはございません。決裁としてはあがってきますけれども、こうやって判断してるんだなと、こういうふうに思いますけど指示はしておりません。
 以上でございます。
○議長(三浦康司)
 19番 中島議員。
○19番(中島牧子)
 決裁があがってきたというのは、収入が全部書いてある資料があがってくるという意味ですか。何の決裁ですか、それは。今、私が言った趣旨がわかるような決裁なんですか。この方の前年度の年収はどれだけですということが全部書いてあるそういう資料という意味ですか。
○議長(三浦康司)
 教育部長。
○教育部長(蟹江芳和)
 私が大体見てるのは、民生委員の判こが打ってあって、大体準要保護だとそういうのが多かったと思います。
 ただ、年収が幾らというのはちょっと覚えがないですけども、民生委員が判こを打たれて校長が判こを打たれておる書類は見ております。
○議長(三浦康司)
 19番 中島議員。
○19番(中島牧子)
 その書類は申請書類ですね。そして、みんなの印鑑が押されたら受理されてっていうふうでするわけなんですけども、最終受理判断はどこでするんですか。校長が認めてしたら大体いいと、こういうふうになって教育委員会にあがってくるのか、どうですか。
○議長(三浦康司)
 教育部長。
○教育部長(蟹江芳和)
 校長からあがってきますので、それで私どもも決裁をしております。
○議長(三浦康司)
 19番 中島議員。
○19番(中島牧子)
 細かい事情は部長のところではわからないですよね。この方の名前見てもね。顔も浮かんでこないですよね。それを校長先生や民生委員がいろいろするんですけども、その中で、所得の前年収入が一覧表で全部書いてあるものを民生委員がもらったわけですね。担当の子供の家庭のですよ、それを全部もらって、幾ら以上の人ははねてほしいなというような意味合いのことが言われたと、これ正しい方法ですか。
○議長(三浦康司)
 しばらく休憩します。
午後4時47分休憩
―――――――――――――――
午後4時51分再開
○議長(三浦康司)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長します。
 教育部長。
○教育部長(蟹江芳和)
 今、書類見ましたけれども、こちらの事務局で書いてあるのを字だけ見ますと、事務局で調べたそれから出てきたのを調べて検討するというのが本当だと思います。
 ただ、書いてあるのもありましたので、これは民生委員に個人の所得ですので、そこら辺はこちらで調べれば調べることだと思いますので、ちょっとそこら辺が、私もどういう指示でいってなっとるのか、それから、知立に住んでみえる方だもんで所得はわかるはずですので、そこら辺、一遍全然公務員じゃない事務的な人じゃない人が他人の所得を見れるというのは若干あれですので、そこら辺はよく指導していきたいと思います。
 どうも大変失礼いたしました。
○議長(三浦康司)
 19番 中島議員。
○19番(中島牧子)
 そのとおりだと思うんですよ。民生委員も戸惑ってるんです、そんなもんもらってどうするのと。これ返しましょうかといったら、いや、あなた自分の分だけだから持っとってくださいと。家庭訪問なり何なりして活用してくださいというような形だったようでね、ちょっと疑問に感じるということで話がきました。確かにそういう扱いは間違ってる。調べようと思えばそちらで全部調べられるので、そういうやり方までして支出を抑えようということになるというのはいかがなものかというふうに思います。
 民生委員は生活実態がほんとに今、困ってると。去年はこうだったけど今はこうなっちゃったと、こういうありますからね。去年の収入で切れっていうそういう範囲の指導は間違ってると。これ、間違ってるということでいいですね。
○議長(三浦康司)
 教育部長。
○教育部長(蟹江芳和)
 一度そういう指導があったのかどうか調べますけれども、ただ、私としては、そんなパートが幾らだとかいうのを書いてあるのを見るというのが失礼ですので、一遍そこだけは、今私が思うにはそう思います。ただ、法で決まっておるとかそこら辺、私も自信がありませんので、そういう規定がなければそういうことはやらないようにということで指導していきたいと思います。
 以上でございます。
○議長(三浦康司)
 19番 中島議員。
○19番(中島牧子)
 そういう規定はないんですよ。今までそのことはいろいろ出す出さないというもめごとの中でどうだという話があっても、それはないということで実態を重視して、だから民生委員の印鑑が要るんですよ。明確にあるなら民生委員の印鑑要らないということです。そういうことは不勉強では困りますので、そこにお座りになった以上、勉強しといていただきたい。やはり今の不況の中での対応ということで、門を狭めること気持はわからんでもないけど、でも一方では、救ってあげようという気持ちもあるはずですから、誤った指導をなさらないようにしっかりと義務教育の保障をしていただきたいということを申し上げて私の質問を終わります。
○議長(三浦康司)
 ほかに。
 20番 高橋議員。