○20番(高橋憲二)
一般会計予算についてお尋ねしたいと思います。
先ほどの質疑の中で、連立の実施事業費について、ことしの6月ごろには実施事業費が明らかになると。たまたま間に合わなかったので県議会の債務負担行為はできなかったということですが、ことしの6月ごろに実施事業費が出るんですが、どの程度になろうかということについては大方の方向は掌握されているんでしょうか。
○議長(三浦康司)
都市整備部長。
○都市整備部長(杉浦五一)
6月ごろに出るということで県の方から聞いておるわけですが、全体の事業費に対する額というのはまだお示しはいただいてないものですから、数字としてはつかんでいないというのが現状でございます。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
私は、一般質問で2割増という前提で議論を組み立てさせていただきました。2割増、つまり総事業費600億円ですね、今500億円ですから2割増ということでローンを組み立てさせてもらいました。担当からは、そんなに大きくはなりませんよという否定の声もありませんでした。むしろもう少し大きくなるんじゃないかという観測さえあります。
申し上げたように、もともとは平成21年度に工事協定をやって、仮線の準備工を含めてやると。名鉄が手を出すためには債務負担行為がなかったらできませんからね。協定がなかったらできません。そうなると協定ができない限り、名鉄が直接手を出せないという環境にありますから早くしたいと。その早くしたいという県当局が、ここで足踏みをしたというところに実施事業費の大きさのほどがあるんじゃないかと、こういうふうに思っています。相当大きくなるというふうに私は聞いていますが、はっきりした数字はもちろん出ておりますが、相当大きくなるというようなニュアンスとして受けとめてよろしいですか。
○議長(三浦康司)
都市整備部長。
○都市整備部長(杉浦五一)
ニュアンスだけでひとり歩きしてはいけませんので、額については、ほんとにまだ知れてない状況ですのでお願いしたいと思います。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
額は言えないからちょっとわからんでしょうが、県の態度の変更を見ると、相当大きな量と。100億円総事業費がふえれば知立市の負担額は23億円、200億円ふえれば46億円ですよ。借金8割とシフトして残った分は一般財源と、もう基金はそれほどにはありませんから。こういうこの状況が一方で今、予想されてるわけです。これ6月になれば、間もなく6月ですよ。桜の花が散り初夏になれば6月ですが、これは私ども市議会には直ちに実施事業費が明らかになれば教えていただくことになると思うんですが、いいですか。
○議長(三浦康司)
都市整備部長。
○都市整備部長(杉浦五一)
県の方から示される、なおかつ、うちの方も財政含めての全体の長期財政は毎年出しておるわけですが、そういうことを含めた中での検討もあわせてやらせていただきますので、でき次第それは報告させていただく予定でございます。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
ぜひ報告してもらわんとこれは困るわけですが、いずれにしても、数億円という程度の増大ではないということは理解されます。
そうなると林市長ね、ここはひとつ重大な決断が求めれる時期になるんではないかというふうに思うんですよ。仮に100億円ふえた、200億円ふえたというときに、あなたは市長として先ほどから2対1の負担割合、あるいは近隣都市に寄附を要請するという何か明確でない方向を出してみえるんですが、仮に大幅に増額になったときは、あなたは立っておられるんですか。あなたが立っておられるためには、財源を含めて明確な道筋を示さん限り立っていられないんじゃないかと思うんですが、いかがですか。
○議長(三浦康司)
林市長。
○市長(林 郁夫)
高橋議員おっしゃられますように、財源があっていろいろな市民サービスがやれるわけでございます。そうした中で、やはり執行部と議会は車の両輪であります。そうした中で、今、部長申し上げましたように、情報はしっかりとお示しできるときになればしっかりとお示しさせていただき、そして、この財政のぐあいというのをやはり共有化を常にしていかなければいけないというふうに思っております。
そうした中で、私が立っていられるかどうか、やはりそうした中で、私も今、高橋議員御指摘のように、その財源の中でどのようにいろいろな市民サービスをどのような優先順位をつけてやっていくのかということをしっかり道筋をつけていかなければいけないというふうに思っておりますし、また、再三この議会でも御指摘いただいてますように、負担割合の見直しについても、今どういう経過で、どういう私が動きをしているかということも逐一話させていただきながら、この議会の皆様方と、そして執行部が常にこれから情報を共有化をしていくということが大事なところだというふうに思っております。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
一般論で御答弁いただく必要ないんでね、他の市民サービスをどうするかはともかくとして、大幅に実施事業費がふえた場合に立っておれないというのは、今のようなレベルの決意では、まず判断ができないんではないかと、新市長としていうぐあいに私、思うから立っておれないというふうに申し上げたんですよ。
念のために総務部長に聞いておきますが、臨時財政対策債が4億円から7億円になりました。これは限度いっぱい借りておられるんですか。
それから、市債が今回16億4,000万円から18億円、1.5億円ふえておりますが、なおやりくりによっては市債をふやせるような制度的な余地を残して今回予算編成をされているというふうに理解したらよろしいんでしょうか、その点いかがでしょうか。
○議長(三浦康司)
総務部長。
○総務部長(近藤鈴俊)
まず一点目の臨時財政対策債ですけれども、7億円につきましては、地方財政計画で見まして、前年度のいわゆる交付税上の発行可能額の伸び率が示されております。それを伸ばした数字で申しますと、限度額は試算では8億5,000万円というふうに見ておるわけですけれども、ただ、その伸び率が現実的になるかどうかというのがありますので、昨年も4億円の段階では、試算では5億4,900万円でした。したがって、若干落とし目で組んでいるということが事実です。
それから、市債の部分につきましては、臨財債がこうやってふえてきたという兼ね合いで、今回は17億8,000万円でしたかね、ふえております。これは今申しましたのが大きな影響額でございます。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
臨時財政対策債、今回7億円ですが、限度いっぱいではなさそうだと。まだ一億二、三千万円はいけそうだと。しかし、留保してあるというふうに理解をいたします。これも必要なら限度いっぱい借りないと対応できないような事態になるかもしれない。そういうフリーハンドは残っているということなんですが、しかし、これは6月になれば明確になる話なんで、今からどうのこうのということは必ずしも的確ではないかもしれませんが、ただ、財源の見通しは、言葉と実態とでは相当開きがあるし、努力した後づけを皆さんに報告するというふうなことも今おっしゃったんですが、そんな報告は要りませんよ。努力の後づけ、こうやって努力しました、ああやってやりましたなんてことは要りません。要するに、きちっと知立の身の丈に合うような財源を用意していただければね、我々も努力しますけども、そういう環境ができればいいわけでして、後づけして頑張ったよということを言ってほしくはありません。
そこでずっと突きつめていきますと、林市長の合併論に行きついてしまうんです、私は。今言ったように、わかりませんよ、6月。私はそういうことでおどすつもりはありませんが、6月になってぼんとふえたときに立っておれないと。さあ財源はあるのかといろいろ言われたけども、頑張りますと。臨財債その他若干の保留資金があるにしたってね、最終的には市長はお逃げになるつもりで合併論言っておられるのではないのかなというぐあいに私、思えてしまうですよね。
これはね、一国の当主、親方様がその国をおさめるのに合併ありきということで国がおさまるのかということです。私が言いたいのは。合併というのは、下から声が上がってきて、今のようなやり方で年貢ばかり取られちゃかなわんのだと。国がえを含めてやってほしいということならばともかく、新しく抱負を語らなきゃいかん市長が、合併を正面にした公約を掲げて、だから私は合併推進だということの本質論の中に、私は今言ったような財政的に立っておれない事態を考慮された逃げを既に打っていらっしゃるのではないかと。そうでなかったら、同僚議員からも意見が出ましたが、頭の方が、トップの方がこれからこの国を、このまちをよくしようという方が合併論を大前提ではね、こんなものはついていけんということになるじゃないですか。林市長どうですか、あなたの合併論というのはそこに行き着くんじゃないですか。
○議長(三浦康司)
林市長。
○市長(林 郁夫)
私は、合併をやはり推進する立場というか、推進をしたいという思いがあります。そうした中で、知立の財政が立ち行かなくなったとかそうした逃げの合併と申しますか、それじゃなくて、私はこれもずっと申し上げてきてるのは、広域行政の一つの発展形かなという意味で合併を申し上げております。広域行政のメリットというのは、まさしく先ほどこれも答弁させていただいておるんですけれども、行政改革の一つの大きな手段であるというふうに認識をさせていただいております。
やはり市民サービスを落とさないで、そしてコストをかけずにできるだけ市民サービスを落とさない手段の一つが行政改革であり、その大きなまた手段が合併である広域行政、そして、その発展形が私、合併というふうに考えておりますので、そうした思いであります。
ですから今、高橋議員が御指摘いただいたような立ち行かなくなっちゃったから合併というのは、むしろ私はそういう合併というのは好ましくないなというふうに思っております。
合併論については以上でございますけども。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
結局そこへいくんですよ、立っておれなくなるから財政的に。じゃあ、立っておれる方途をお示しくださいよ。なるほどそういう財源構成があったのかと。口で言われてもそれぞれ展望がでない今日、鉄道高架の大波がきたときに立っておれない。これは合併論でこの難局をお逃げになろうとしている。だから近隣市町村の寄附の要請もそういう流れを考えれば一つの流れとして合流できるわけでしょう。だからね、こういうことを言われない方がいいなと私は思うんですよ。これは市長が言いたければね、市長の口に私は戸を立てることはできませんからあれなんですが、そういうことを余りおっしゃるとね、結局は破産の知立市を腹の中でえがきながら、合併論へかじを切るようなタイミングも検討されることになる、そういうニュアンスを私は感ずるので、これは答弁結構ですが、あなたと合併論やるつもりはありませんので答弁結構ですが、そういうふうにあなたの軽い存在としての象徴になるということだけはひとつ頭に入れて、これからは合併についての御発言をされた方がいいということを私、申し上げておきます。
都市整備部長、今回、駅周辺の区画整理事業予算化されておりますが、9億3,500万円余ですね。それで2008年度が14億6,000万円ですよ。途中で減額その他ありますがね。相当この平成21年度は駅周の区画整理事業の事業費そのものは減ってきておるというふうに理解します。今申し上げた9億3,563万2,000円というのは、これは実施計画の予算満額なんですか。
○議長(三浦康司)
都市整備部長。
○都市整備部長(杉浦五一)
実施計画の予算総額よりも5,000万円ほど切れてるという内容は現実でございます。
ただ、事業費が相当落ち込んだという内容につきましての内容は、明治用水の移設管の関係がありますので、事業費が去年よりも落ち込んでいるということです。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
明治用水の落ち込みはいいんですよ。もちろんそれも実施計画はそのことを承知して、平成21年度の駅周辺区画整理事業の実施計画のこの予算額を決めてるわけですから。
今回御提案の平成21年度の当初予算における駅周辺区画整理事業は、実施計画のそれに比べて5,048万9,000円予算減額なんですね。この事実をどう見るかというんですが、都市整備部長どういうふうに理解されてますか。
○議長(三浦康司)
都市整備部長。
○都市整備部長(杉浦五一)
駅周辺自体の区画整理、今、集団移転ということで、ことしも3月では結構補正減をさせていただいたわけですが、平成21年度においても集団移転で3ブロックぐらいに分けて実施をしていこうと思ってます。その中で、1年間の全体を見ますと、実際にはまだ交渉しながら進めなければいけないということで、当初の中ですべてを完成できるというところまでちょっと踏み込めないということから、5,000万円を減じてそういう見通しが全体の集団移転の結果も見ながら補正対応もお願いをしてまいりたいというふうに思っております。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
ということは、部長ね、実施計画が甘かったということを意味しておられるですか。もともとやりもせん事業量を実施計画で抱えていたんだから、またいつもそれは減額になるんだから、今回5,000万円減らされたのは至極当然であって、実施計画は実態を反映していないんだというふうに聞こえたんですが、そういう理解でいいですか。
○議長(三浦康司)
都市整備部長。
○都市整備部長(杉浦五一)
実施計画は3年間のローリング的に予定を組んで進んでいく形で予算確保を常々してるわけですが、やはり集団移転、また密集地での移転ということで、ほんとに厳しい移転交渉が続いておるということも含めて、平成20年の実績から見ると平成21年も厳しい状況にあるということを思って当初では5,000万円を減じて予算化をさせていただいたということで、この年度中の中で解決が図られるような状況になれば、当然これは実施計画の5,000万円も復活してやっていきたいというように思っております。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
正確にお答えいただきたい。5,000万円減ったのは、事業ができる見通しがないから減ったのか、財政的事情で5,000万円が減らされたのか、どちらなんですか。
○議長(三浦康司)
ここで10分間休憩します。
午後5時16分休憩
―――――――――――――――
午後5時24分再開
○議長(三浦康司)
休憩前に引き続き会議を開きます。
都市整備部長。
○都市整備部長(杉浦五一)
今回の5,000万円のカットの内容につきましては、やはり全体の物件移転補償費自体も6億6,000万円という大きな数字を年間でこなしていく。なおかつ、平成21年度にありましても22件の方の移転をお願いしていくということの中で、どうしても年度内で全体が把握していく中では、ある程度の額の実計との刷り合わせの中では違いも出てくるということもありました。
また、先ほど来出てるように、全体の実計を組んだときとは少し状況も変わってきたこの経済状況、そういうこともあわせもって今回の平成21年度予算の駅周の額については5,000万円ほど切らせていただいたという状況ではございます。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
どの段階の査定でカットされたんですか。
○議長(三浦康司)
都市整備部長。
○都市整備部長(杉浦五一)
市長査定のところまで一応きた段階でのカットであったと思います。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
市長査定でカットされたと。私、鉄道高架駅周辺事業、大きな仕事なんで、福祉、暮らし、教育、生活関連事業とどちらを優先するかということであれば、個々のケースを具体的にあげてそれぞれ深い検証がいると。大型事業だから規定方針どおり突っ走ればいいというふうに思っておりません。
ただし、ここで駅周が5,000万円減額になるということは、確かに部長答弁のように厳しくなってきている、平成21年度予算はね。それは私が申し上げるわけだ。だけど、この段階で5,000万円削減ということになると、来年度はさらに厳しい財政状況は、これは明瞭なわけですから、駅周も十分この一般財源が充当できないその走りが当一般会計の当初予算で既に明確になったと、こういう理解をせざるを得ないと思うんですが、こういう理解でいいですか。
○議長(三浦康司)
都市整備部長。
○都市整備部長(杉浦五一)
実施計画自体は均等割的な実施予算を組んでおるわけじゃなくて、計画的に集団移転を含めて積み上げておりますので、来年度いけば8億3,500万円というような数字を今とらえておりますけど、確かに全体の経済状況を含めて厳しくなることは間違いないのかなというふうに思いますが、やはり権利者の皆さんのある程度の移転時期の問題、そういうこともありますので、その辺は事業課としては強く予算要求をしながら実施に努めてまいりたいというふうに思います。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
今回の予算は、財政状況を勘案して市長査定で5,000万円カットされたというわけですから、これは担当としてはやっていきたいんだと、実施計画どおりということだと思いますよ。査定の切った瞬間からいうと。
だから、そういう意味でいうと、財政的な事情によって5,000万円の切り込みが行われたというふうに理解するのは当たり前でしてね、そうなると来年度は平成22年度は議論しませんが、さらに落ち込むことは今の時点で明確ですよ。そうなると、連立駅周、特に駅周がさらに踏み込んだ削減があるというふうに類推するのは至極当然の形じゃないですか。
私は申し上げたいのは、それは必要ならば切らざるを得ないし、切ればいいんですよ。ただし、事業の延伸ということをもってそれを対応するわけですが、延々とやっていっていいのかというね、南北線の50年問題というのを私、出したんですが、この連立事業の駅周事業は、現在の事業計画、事業認可の範囲では平成27年完了ですね。6年延伸で平成33年、これはまだ正確には事業認可をされておりません、この数字は。さらにそれに合わせた実計が5,000万円おくれ、来年は幾らおくれるかしらんが1億円おくれとこういうふうにおくれていけば、平成33年度完了という目標もさらに遠い目標になるというふうに言わざるを得ないんじゃないですか。そういう方向性が平成21年度当初予算でそういう方向性も第一歩が始まったというふうに理解すべきなんでしょうか。もう一度お答えください。
○議長(三浦康司)
都市整備部長。
○都市整備部長(杉浦五一)
今、質問者おっしゃるように、平成27年の事業認可期間が連立との絡みの中で平成33年というふうに目標値を持っております。今回の5,000万円がそれに伴って、また2年だ、3年だというおくれというのが出てくるんじゃないかということについては、うちとしてはその目標を持った中で終わりたいという気持ちでいっぱいなんですが、このような世界的な不況を含めた経済状況の中で、ほんとに二、三年、また三、四年で復帰できるのかどうかということも不安材料にはあるわけですけど、計画の中では、何とか平成33年の中へおさめながら事業を進めたいというふうに思う次第です。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
担当部長のその思いはわからんじゃないが、私が聞いているのは、平成21年度当初予算を見る限り5,000万円の切り下げがあり、次年度以降財政的に厳しくなれば、さらに切り込まれるそういう可能性を秘めた当初予算だというふうに言わざるを得ませんよね。切られたのは新市長らしいけども。
林市長、私、今申し上げている次年度以降さらに切り込みが激しくなるというふうになる可能性否定できないというふうに思うんですが、あなたはどういう御所見ですか。
○議長(三浦康司)
林市長。
○市長(林 郁夫)
高橋議員おっしゃられますように、やはり財源がこうした情勢の中で、より一層厳しくなってきますと、そうした中で、福祉やら安心・安全といった教育になるなどいろいろな市民サービスを低下させないように進めていくという視点から考えますと、この事業につきましても切り詰めざるを得ない部分が将来的にも出てこようかということは今、考えております。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
市長は否定されんかったですよ、これからさらに切り込んでいくということをね。そうなると、この今、平成33年完了というのがひとり歩きしてますよ。これ正式決定じゃないけどね。財政的に逆算したら平成33年までかけざるを得ない。それでもなおかつ財源不足があるということも明らかですね。それで今のやりとり。
私ちょっとはっきりさせてほしいのは、事業計画の変更行為をきちっとおやりになって、事業年度をいつまでにするのかということをきちっとされることがもう一方では必要ではないか。平成27年というのは絵にかいたもちで、もはやそれは完了しないんだと。平成33年だと。これもまた決めていない。そしたら既に今のやりとりでさらに延伸する可能性が明らかになってきた。
鉄道高架の申し上げたように事業協定では、事業費の総額、名鉄と都市側の負担の金額、そして事業年度を明らかにするんでしょう。だから鉄道高架の名鉄との協定のときにあわせて私は駅周の事業年度についても、もう一回明確な事業年度を明らかにして、それで事業計画変更をとられるべきだと思うんだけども、いかがですか。そうしないと際限なく延伸されていくというふうに言わざるを得ないというふうに思うんですね。
もちろん必要ならばお金が充当できなきゃ延伸せざるを得ませんけどね、それぐらい大きな相手なんですから得ませんけども、どうなんですか、部長。
○議長(三浦康司)
都市整備部長。
○都市整備部長(杉浦五一)
駅周の区画整理事業にありましては、連立事業とほんとに一心同体で進んでる事業ですので、今回の連立事業の事業費並びに事業期間、これも実際にはまだ変更されてなくて、平成12年から平成26年というのが事業認可上は期間ととして定めてます。これも今からの残事業を含めて、うちなりに仮線をあの規模で考えれば、もう10年あるいは12年というような期間がかかるんではないかということもありますが、正式にはまだ県がそれを示してません。だからそこで出てくれば、当然駅周辺の区画整理事業も最終的には仮線で使った軌道敷が抜けなれば区画整理が終えれないということでえすから、今も3年プラスしてあるわけですから、そこを見きわめた中で事業計画変更はせざるを得ないということを思ってますので、その時点に最終的なものを積み上げて期間もお示ししたいというふうに思っております。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
そういうことなんですが、当初予算で見る限りさらに延伸必至と、市長もそれを否定しないということは、きょうの段階で明らかになったと思います。
それでね、実施計画に盛り込まれながら予算措置をされない。先ほど言った西児童クラブの増設の問題がその顕著な例でね、市長は、暮らしや福祉、教育の水準を下げちゃいかんのだと。だから必要によっては大型事業の対応も変えるいうようなことをおっしゃったんだけども、今回は、先ほど中島議員発言したとおりカットであります。金額的には3,700万円ほどカット。
これは私、林市長に一言申し上げておきたいのは、歴史的に学童保育所を充実しようじゃないかということで、各小学校区に学童保育所ができました。が、しかし、施設が小さい。ニーズに合わないということで、南児童センターの建設がありました。その後、来迎寺児童センター、あなたの学区の児童センターができました。八ツ田学童クラブの増築が行われました。そして、きょう議論があったように、平成20年度で猿渡学童クラブの増築が予算化されました。そして、最終年度の増築として平成21年度に西児童センターの西学童保育所の増設が日程にのぼっていたんですね。そのワンパックで、ワンセットで一応増築工事が完了すると。なお花山の児童センターについて、部長答弁のように、1人当たりの面積が小さ過ぎると、だから何とかしたいと、こういうワンセットなんですよね。それを無慈悲にあなたはすぽんと切ってね、財政が厳しいんだと、そんなことがあっていいのかということですよ。
これは市長こそ違いますが、本多市長、永田前市長、長い歴史的な議論がありました。そして、お互いが議会と当局が信頼関係のもとで、あなたのおっしゃる車の両輪ですよ。与野党超えてそのことをお互いが合意しながら実計という手続を経て一つ一つものにしてきた歴史的な経緯があり、歴史的な産物なんですよ。杉原議員も先ほど御指摘になった、そんなものを切っていいのかと。いくら林市長が、あなたの任期が始まったからといって、こういう歴史的な、しかもあなたのいう子育て日本一に貢献できる内容をいとも簡単に切り込むというのはどういうことなんですか。あなたね、子育て日本一なんてしゃらくさいこと言わないでくださいよ。もしそうなら。子育て日本一を掲げながら、返す刀で子育て日本一を保障する大事な経緯的にも約束されたものをずばっと切り込むなんていうのはどういうことなんですか。お答いただきたい。
○議長(三浦康司)
林市長。
○市長(林 郁夫)
今、るる御説明いただきましたように、歴史的な経緯の中で実施計画に載ってきたということでございます。そうした中で、私、今回このなかなか厳しいなという話の中で、今回予算計上させていただかないということでございます。
しかしながら、今御説明いただきましたように、この歴史的な経緯というのをもう一度しっかりと踏まえていかなければいけないということを改めて思っております。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
歴史的な経緯はおわかりいただいた。西児童センター、西クラブまでやって初めてワンローテーションの終了なんですよ。これ、1年分断して、来迎寺はいいわ、立派な児童センターができてね。あなたの地元は喜んでみえるかもしれんけども、西小学校は分断されるんですよ、林市長のせいで。そして、さっき都市整備部長が言いました。もし事業料が間に合うようだったら補正を組ませていただいて対応するんだと、5,000万円減らされたけども、こういうふうにおっしゃいました。
私は、3,700万円の今言った子育て日本一の、しかも安心・安全とあなたおっしゃるけど、安心・安全と学童クラブの増設というのはリンクしてるんですよ。子供たちが放課後に安心・安全の居場所をつくるということは、夜間のパトロールやるのも大事ですが、安心・安全の居場所をきちっと確保するということは子育て支援と安心・安全が同時に履行できる、まさに日本一のあなたが子育ての市だとおっしゃるなら欠かせない事業じゃありませんか。このことを切っておいてですよ、歴史的な先ほど言ったような経過を、それで子育て日本一なんてことをおっしゃいますな。私から言わせれば。何たることだということですよ。これは補正対応を含めて、できれば夏休みまでがいいですよ、当然。補正対応も含めてやるという御答弁ください。
○議長(三浦康司)
林市長。
○市長(林 郁夫)
子育て日本一ということで、本年度につきましては、御案内のように新しい事業といたしまして第3子以降の無料化ですね、あと父子手当が新しくなりました。予算計上させていただいたところでございます。そうした中で、そうした側面もあって、私、この子育て支援の中の一つの事業について、予算の見送りということで決めさせていただいたわけでございます。
しかしながら、今、高橋議員おっしゃられましたように、歴史的な経緯がある、また、このワンパックで放課後の児童クラブ等と動いているわけでございます。そうしたことをいま一度再検討してみたいなというふうに思っております。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
前段はいいんだわ。再検討してみたいなで終わってはいかんのですよ。再検討してどうするんですか。予算化を約束していただけませんか。聞きたいのはその一点ですよ。前段結構だ。それを切っといて子育て日本一なんてことは言わせないですよ、私はあなたに。
○議長(三浦康司)
林市長。
○市長(林 郁夫)
今、私申し上げましたように、今回未曾有の経済不況というのがありまして、まさしく未曾有でありまして、そうした中で、従来のいろいろな形で予算カットで御迷惑をおかけしているなということは感じるわけでございますが、しかしながら、そうした中でも子育て支援については、第3子以降の無料化、そして父子手当等々、限りある財源の中で新たにつけさせていただいたわけでございます。そうしたこともあるわけでございます。そうした中で、しかしながら、今、高橋議員のおっしゃられたこともるるわかるわけでございます。そうしたことも総合的に懸案しながら担当部等々交えて一度検討してみたいなというふうに思っております。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
副市長、市長悩んでみえる。そして、この今、市長がおっしゃった施策というのは、申しわけないけど、前本多市長が議会と約束され、あるいは条例をつくられて予算を担保されたんでしょう。本多市長は、子育て日本一なんてことは言わんかったんですよ。私たちは、愛知県一ぐらい言ったらどうだと、そのぐらいの気持ちでやれといったら、彼は言わんかったんだ。あなたは子育て日本一として登場して、格好よく本多市政を攻めた。攻めて攻め込んで子育て日本一の方が出てきて何をやったかといったら、本多市長と我々が議会と両輪のごとく合意し、ローリングプランできちっとうたわれてきた最終年度の西小の児童クラブを切り捨ててだね、そして安心・安全子育て日本一が大事なんて、何をおっしゃってるんですか。ピントのずれも激しいですよ、あなた。
副市長、修正してくださいよ、そういうピント外れの市長を。それがあなたの仕事じゃないですか。どうですか。
○議長(三浦康司)
清水副市長。
○副市長(清水雅美)
高橋議員のお話、十分理解をしております。また、児童クラブの整備計画についてもわかっておるわけでございますが、先ほど来説明がされてますように、その重要性については十二分認識をしておりますので、今回当初予算の中ではそういったものが反映されてないということで、大変申しわけなく思っておるわけでございますけども、今後、財政部局あるいは福祉子ども部を交えまして、十分その辺対応について検討してまいりたいと思います。
ただ、繰り返しになるかもしれませんが、今ここで何月の議会、補正でぜひというところまでは言及をさせていただけないというのが非常に私自身もじくじたるものがございますけども、ひとつ十分な検討をさせていただくということで御理解をいただければと思います。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
副市長ね、もうひとつあなた踏み込まないとね、この市長を支えられませんよ。初の答弁で市長との距離を図ってみえるかもしれませんが、今のような答弁のレベルですと、この市長を支えられません、多分。
市長が長年の歴史と議会との関係で、こんなことを切ってはいけないと。切ったときにあなたは会計管理者ですからね、それは切った張本人だとは私は申し上げません。だからこそ言っとるんです。市長の切りがちょっと激しかったんだということについて、あなたも多分認識されとるからそういう答弁されてる。だとしたら、副市長が市長をさとして、わかりましたと、言葉はそういうふうに言えんかもしれんが、さとして、ここは議会の主張に耳を傾けようじゃないかと。今、一生懸命そのことをおっしゃったかもしれん。そのことは入っておるかもしれん。しかし、それは明確ではなかったんですよ。しかしね、そこをあなたが踏み込む女房役でないと、多分この市長はこれからも大変苦労するでしょう。議会との関係も部下との関係も。
一方では、杉原議員がいいことおっしゃいましたがね。馬場議員も年功でやさしくおっしゃったけども、300万円の100戸の防犯灯を上からばらまいてやると。要求はあるのかと。いやいや、これからつくってもらうんだと。2本に1本のおきの電柱じゃあかんのだといって、要求がまだ構築されてないようなところについてはつかんで、要するにもち投げのごとくこの300万円の金使われる。片や、今言ったような歴史的な経緯で紳士的にお互いが成就するのをね、満願成就を確認しながらやってきたことを、いとも簡単に切って捨てると。こんな市長でついていけるのかということになるでしょう。担当だって、私は立腹されとると思いますよ。部長だってね、私の顔に泥を塗るのかと、そのことはおっしゃらんけどね、私だったらそう思いますがね。大概にしとかないかんよというふうに思いますがね。市長査定で何で切られないかんのかと。もち投げの300万円もいいけども、おれたちはもち投げじゃないんだと。営々として積み重ねてきたニーズがあり、そこの子供がおり、児童がいるんだと。到達点だと、我が市の。これを投げ捨てて何が日本一だなんていうことじゃないですか。余分なことも解説しましたけども、そういう実態が今おっしゃった切るということですよ。
副市長どうですか、補正で何とか私の申し上げていることについて補正で何とか成就させたいというニュアンスをもうちょっと踏み込んだ答弁お願いします。
○議長(三浦康司)
清水副市長。
○副市長(清水雅美)
確かに平成21年度からの実施計画の中でそういった計画があるということは十分認識しておりますけども、これは昨年秋以来の財政状況等々、これは各市の状況を見ましても、二度、三度といろんな歳入の見込みについても訂正をしながら当初予算が組まれているという状況、これは当市にとっても同様でございます。そういった意味では、大変重要な施策が実施計画に盛られているということは十分認識しておるわけでございます。
当然市としては、今後実施すべき事業だというふうには認識しておりますが、そういった財政状況の見込みの中で、十分その査定もいろんな議論の中で行われてるなというふうに私は理解をしておりますので、この児童クラブの整備計画についても早い時期にそれを実現するということだと思います。そういう意味で、今後さらなる検討といいますか、実現に向けて努力をさせていただきたい、そんなふうに思っております。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
歯切れが悪いですね、副市長ね。極めて悪い。ちょっとあなたも感度悪いんじゃないの。あなた、議会が全員エールを送って副市長になっていただいたんだよ。それは林市長のどたばたの中で、清水副市長ならば林市長の幾つかある弱点や欠点をフォローしながら市政が円滑にいくだろうという思いが与野党超えてあったから、あなた選任されたと思いますよ。あなたは、確かに林市長に声をかけられたかもしれんけれども、議会全体で選任されたということを忘れちゃいかんですよ、あなた。そして、議会と当局のお互いの合意の中で、前市長もいろいろ苦労されて、そしてつくり上げてきたきずなをぶった切ろうとする林市長に対して、しかも子育て日本一を掲げる市長に対して、今回ぶった切ったことに対して、あなたは進言するという立場なんだわ。それを一緒になってだね、それは厳しいで厳しいでなんて言われた日にはね、これはもちませんよ、林市政。
きょうのところはその辺にしときますけども、だんだん時間もきましたからね、ここからがほんとはいいとこなんだ。ぐっといくところなんだよ、これ。議会運営委員会で何かいろいろ決められるのか、佳境に入ったとこだわ。そのことだけは副市長、説くと申し上げておきますので、ぜひ履行されるように注視していきたいというふうに思います。
最後に私ね、退職金の問題ちょこっとふれたいと思います。
予算書の75ページに総務費一般管理費退職手当組合負担金3,419万6,000円というのが計上されていますが、林市長の退職金の分担金はここに入っているわけですか。
○議長(三浦康司)
企画部長。
○企画部長(竹本有基)
特別職の分につきましては、その下のところに出てまいりますが、613万9,000円、これが市長と副市長の退職手当組合の負担金でございます。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
今のは一般職と。これは就任以降、4月満額平成21年度も負担するという形で計上されとるという理解でいいですか。
○議長(三浦康司)
企画部長。
○企画部長(竹本有基)
おっしゃるとおりです。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
それでね、退職金の問題は、私も一般質問やりましたし、各会派から出ました。市長は、最終的には市町村退職手当組合の条例が変わるように要望書を出してると。しかし、変わらない場合は退職金2,000万円に匹敵する給与の額をカットすることによって対応したい旨を答弁されました。中日新聞がべた記事で載りましたね。あの心境は今も変わりませんか、どうですか。
○議長(三浦康司)
林市長。
○市長(林 郁夫)
私は、あの心境は変わらないです。
以上です。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
そうすると、いつ判断をされるんでしょうか。つまり、退職金の全額カットという公約を投げ捨てて、給与のカットでこれを穴埋めをしようということですよね。迂回、これはどの段階であなたは判断されるんですか。
○議長(三浦康司)
林市長。
○市長(林 郁夫)
私は、この退職手当組合の方に岩倉市長とともに、今、文書等でお願いをさせていただいております。
そうした中で、判断の時期ですけれども、今それちょっとまだこの時期ということが明確には言えないんですけれども、できるだけ早い時期にですね、早い時期というのは、もう岩倉市長とともにいろいろな形で働きかけるんですけれども、成就が難しいなというふうに思ったときには、早い時期にその月額給料から差し引きをさせていただきたいという思いでございます。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
難しいと思ったときとおっしゃるけど、はい、難しいと思ってみえるから迂回を既に表明されたんじゃないんですか。
企画部長、この愛知県市町村退職手当組合の議会といいますかね、一部事務組合の議会の定例会はいつあるですか。
○議長(三浦康司)
企画部長。
○企画部長(竹本有基)
次回の定例会は6月というふうに聞いております。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
6月の定例会は、林市長はまだ理事なんですか、理事じゃないんですか。
○議長(三浦康司)
企画部長。
○企画部長(竹本有基)
その6月の定例会のときには、うちの市長は議員から外れておるということでございます。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
そうすると、6月定例会で要望書についての、今要望書は検討されるという話を聞いておりますから、その6月定例会で方向性が出るという理解でいいですか。いや、6月には出ないよということなんですか。
○議長(三浦康司)
企画部長。
○企画部長(竹本有基)
今回うちの市長の方から出させていただいた要望書がどういうふうに取り扱われるのかということはちょっと定かではありません。ただ、4月に入りますと、うちの市長が参加をして全員協議会の場で、いわゆる趣旨をうちの市長あるいは岩倉の市長が説明する機会を設けられるというようなお話は聞いておりますが、それが即議会に諮られるのかということになりますと、それは定かではございません。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
そういう経過なんですが、岩倉市長も知立市長と同じ趣旨で、同一の行動をとろうということなんですか。要するに盟友ということなんですか。
○議長(三浦康司)
林市長。
○市長(林 郁夫)
今、私はそういう認識でおります。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
6月定例会にはその前には説明をされるということなんですが、どこで判断するんですか。退職手当組合が受け入れてくれるかくれないのか、難しいか、いやいや、これから努力の方向として努力の対象になるのかどうかというのは、いつどうやってあなた判断するんですか。
○議長(三浦康司)
林市長。
○市長(林 郁夫)
今、部長申し上げましたように、全員協議会ですか、この3月、4月にある、そしてそんな中で意見を言わせていただき、この6月に退職手当組合の議会があって、その中で全然可能性としてだめだということになれば、その時点で判断したいというふうに思っております。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
ちょっとやってみて、全然だめだと思ったらやめちゃうよと、こういうことなんですが、私ね、一色の町長はけなげだと思うんですよ。頑張ってるもん、まだ今も。論理はちょっとおかしいですよ。二重給与をつくってみたりね、いろいろ論理はちょっと妙だけども、何とか退職手当組合に退職金が下がらんかしらと思って行動されてるわけでしょう。ところがうまくいってない。だから掛金を全額出せといって言われている。だったら訴訟をやってでもこれはね返すんだということを言われた。一色の町議会はだめだと、こう言った。そして林市長と岩倉市長が登場されたんでね、あなたたちとも協議されて退職手当組合に要望書を出した。けなげだと思いせんか、一色町長。あなた以上に困難さを味わっている一色町長が、いまだ公約の旗を高く掲げて頑張っていらっしゃるというのは、けなげじゃないですか。私はそこに退職金を下げる公約がよかったかどうかはともかくして、その公約の忠実たらんとする政治家の、あるいは地方自治体の長の姿を見たときに、何とか成就させてあげたいなという思いが働くんですよ。これ一色町長の姿勢、あなたどう思われますか。それが公約に対する忠実な姿勢だというふうには思われませんか。
○議長(三浦康司)
林市長。
○市長(林 郁夫)
高橋議員おっしゃるように、やはりこの退職手当をカットを公約にしたからには、やはりそうしたことに全力投球すべきであろうという思いはございます。
一方で、現実問題この負担金が出ていくということもあるわけでございまして、そうした中で、税金のこの有効活用という視点から退職手当がカットできなかったときにどういうふうにやっていくかということは早く判断した方がいいのかなという思いでございます。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
今ね、だれもあなたの2,000万円を当てにしようなんて思ってないですよ。早くその実行をあらしめなんてことはだれも要求してない。あなたは自前で、自作自演で早く2,000万円の効果を上げたいなんてことをいう必要は全くありません。私は、4年間かけて公約というのは実現されればいい。さっき佐藤議員も凍結は4年間凍結しなきゃだめだよと、公約というのは。この退職金カットについては4年間努力されて、そして満願成就をするようにおやりになればよろしいじゃないですか。何も即やってくれなんてことだれも言ってないです。
市長はそういう点で、給与への切りかえをやりたいとおっしゃった。企画部長、給料と退職金は違うでしょう、性格は。
○議長(三浦康司)
企画部長。
○企画部長(竹本有基)
給料というのは、いわゆる生活給でありますので、毎日を暮らすそういうものに充てられるというふうに思いますし、退職金につきましては、それまでに勤務したいわゆる報償的な意味、それと退職後の生計保障という意味から支給される一時金ということでありますので、その意味合いとしては若干の違いがあるというふうに思います。
○議長(三浦康司)
林市長。
○市長(林 郁夫)
さすが企画部長だ。それなりに勉強されたわね。給料というのは労働の対価ですよ。公務員の勤務の対価として支払われる金銭給付のことであると。これは行政用語。要するに労働力を我々は資本に売ると。マルクスの主張はね。だけど公務員だから労働の対価ですよ。それで生計を維持するかどうか、だからもっとベースアップせよと、こうなるわけですが、労働の対価。
退職金はそうではありません。退職後の生活保障の意味で支給される金銭給付であると。もちろん労働してきたことに対する報償と退職後の生活保障の給付であると、こうなっています。私たち市会議員は、退職後の給料保障はありません。退職金なしですから。まさに端的にわかります。だから私はね、退職金という老後の保障を主に重きを置いたものをカットしようという市長の考え方と、月々の生活給、労働の対価である給料を下げようというものとの間にはセオリーの上で重大な違いがあると。それをあなたは2,000万円というお金というツールでそれをイコールに読みかえて、早く実行せしめたいとおっしゃるのは、まさに詭弁中の詭弁だと思わなきゃいかん。言わざるを得ないと思うんですよ。市長、退職金と給与の違い、企画部長言いましたが、そのとおりですね。異論はないですね。どうですか。
○議長(三浦康司)
林市長。
○市長(林 郁夫)
異論はございません。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
異論がなかったら、それを差しかえるという手法は御法度じゃないですか、基本的に。あなたの公約を実行したことにはならないんじゃないですか。
○議長(三浦康司)
林市長。
○市長(林 郁夫)
この退職金のカットですね、公約がこの目的の一つが、やはり税金の有効活用というところがあうわけでございます。そうした意味で、この退職金と給料が性格が違うわけでございます。そうしたこともあるわけでございますけれども、この税金の有効活用は果たせるじゃないかなという自分なりの思いであるわけでございます。そうしたこともあるわけでございますがということで御理解いただきたいと思っております。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
生活給である市長の給料を下げることをもって退職金のカットをよしとするという考え方に立ちますと、幾つか矛盾が生まれてきます。あなたは94万3,000円の月給なんだが、これを2,000万円を差し引いて満年4年間支払うとすると、あなたの給料は71万4,214円になります。そうするとね、副市長を下回ります。副市長は78万2,000円、副市長78万2,000円に対して市長は71万4,214円の給料になります。労働の対価として受け取るべき給料が、副市長より市長が少ないということになるんですが、それでいいですか。
○議長(三浦康司)
林市長。
○市長(林 郁夫)
今、計算をですね、私が幾らになるかということが今教えていただいた額になるということでございます。そうした中で、副市長より下回るのでいいのかということでございます。
そうした中で、私自身はそれでいいかなという思いがあるんですけれども、今のところはそういう思いがあります。
以上です。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
答弁しどろもどろでね、多弁な市長が物を言えないと。私、この質問したくないんだけど、副市長ね、あなたの性格からいったら、市長が給料下げた場合、あなたの方が高いサラリーになる。副市長の性格からいったら、市長より高い給料もらってよしとされることはないでしょうね、あなた。そういう話になってくるから聞いとるんですがね。私がそんなこと要求しとるんじゃない。市長が、おれよりおまえの方が給料が高いぞという制度にしようというわけでしょう。それを副市長のような人格者が黙ってぼんぼんとこのサラリーもらうんですか、78万2,000円。どうですか。市長をたしなめなさいよ。
○議長(三浦康司)
清水副市長。
○副市長(清水雅美)
私の件でございますけども、現実まだそういう状況ではないので、今ちょっとお話については何とも申し上げようがございません。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
いや、それは私が設定した設問ではなくて、市長が設定した設問ですがね。私、議会人として聞かないかんがね、そういうふうに市長が振ってきたら。だって早々に見限ってですよ、退職金全額カットの旗を見限って下ろしてね、給与の減額でやってきたいと。そのことが効果があるとおっしゃると、今の矛盾に嫌が応でもぶち当るじゃないですか。だったら副市長をしてなぜ市長は、あなたを苦しめるんだと。もともとこの仕事は大変な仕事を受けてあげたのに、早くも私を苦しめるんですかあなたは、こういうことになるじゃないですか。78万2,000円の副市長が、71万4,000円の市長より高くなるんだが、この矛盾についてどう思われますか。
○議長(三浦康司)
清水副市長。
○副市長(清水雅美)
現時点、今高橋議員がおっしゃったそういう思いというか、心境は今持ち合わせておりませんけれども、先ほど申し上げましたように、今すぐにというか、今この場でどうだという件につきましても何とも今は申し上げようがないということが本心でございます。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
教育長、あなたにこにこしてみえるけど、あなたもバッティングしますよ。確かにあなたは70万7,000円、市長が71万4,000円、カットの場合。だけどもう既に月日がたってみえますから、もっと切り込まなきゃいかなくなるんですよ、月々。4年間12カ月4で71万4,000円ですから、もう既に何カ月かたってみえますから月々切り込みが多くなりますね。そうすると、70万7,000円のあなたと並ぶんですよ。いいですか、その給料をさらにあなた便々としていただいていて。ちょっと聞かせてくださいよ。
○議長(三浦康司)
石原教育長。
○教育長(石原克己)
今、市長の給料と教育長の給料がほとんど変わらないという状況でどうだということでありますけども、そういったことは考えたこともありませんので、今そういうことになるのかなというような思いをしておるわけでありまして、それについてどうだというコメントは今、出てきません。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
企画部長、こうやって三役の給料が下がれば、当然部長職を含めて給料が高いじゃないかという議論が起きてくるんじゃないですか。ひょっとすると林市長それを望んでみえるかもしれない。そのために2,000万円の退職金のカットを言われたというふうに見ざるを得なくなってきますよ、今の論理を市長が続ける限り。
企画部長どうですか、そういうふうなことになってくるんじゃないですか。私は望んでないですよ、全然。やがて議員もということになるかもしれませんね。それは話の違う話ですから、吟味しながら慎重に検討することは私やぶさかではないけれども、林市長のさいの振り方が副市長や教育長の歳費を給料を決め、やがて一般職の皆さん方の給料の引き下げにそういう流れに大きく一歩を踏み出す流れとしたら心配だから聞いてるんです。企画部長どう思われましたか、今この事態になると。そういうことになるんじゃないですか。
○議長(三浦康司)
企画部長。
○企画部長(竹本有基)
ちょっと何とも申し上げれないというのが実際でありまして、もう少しこの事実がどういうふうに進んでいくのかというふうなことを見てみないと何とも申し上げようがございません。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
林市長、こういうことになるんですよ。今シミュレーションをやってみたんだけどね。困り果ててみえる。副市長、あなたが頼みたてまつって難局を助けてくれた副市長初め、教育長、そしてこれから頑張ってもらわなきゃいかん企画部長、困る果てるような方向にあなたはさいを振ろうとしてるんだがね。だから私が申し上げている。一色町長がけなげだと思いませんか、あなた。公約というのはそうやって通すところにその首長や人間の価値というのがあるんじゃないですか。どうですか。
あくまであなたの公約は、市長の退職金全額カット。その退職金というのは老後の生活保障をもって対応するそういう性格のもので、月々の生活給、労働の対価のサラリーとは根本的に違う。そういうものであるがゆえに、退職金の全額カットはあくまで退職金の全額カットという公約を掲げて履行するところに公約実現のあなたの価値があるんではないでしょうか。給与に振ることについて以上の点で撤回をしていただきたいと思うんですが、いかがですか。
○議長(三浦康司)
林市長。
○市長(林 郁夫)
退職手当全額カットという公約です。この大きな目的の一つが、市税の有効活用にあるということで私、思いの中で、できるだけ早い時期にというふうに申し上げました。しかしながら、今おっしゃられましたように、そうした問題点もはらんでいるわけでございまして、そうした中で、やはりこの退職金カットという公約に向けて全力投球をさせていただきたいというふうに思っております。
しかしながら、そうしたこともやはり何度も申し上げますけれども、この市税の有効活用という意味から、歳費のカットということもいつかの時点では考えていかなければいけないという思いがあります。しかしながら、くどいんですけれども、退職金の全額カットについては、やはりしっかりやって今後も進めていきたいというふうに思っております。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
だれも財政当局も、私たちもあなたの2,000万円を財源に充てて何か事業をしたいんだと、その事業効果を念願してあなたにお願いをしているわけでも何でもありませんよ。2,000万円あなたいただければいいですよ。あなたのその2,000万円を私たちは財源にして、何か事業効果を上げようなんてことは全く考えてません。あなたがみずからの政治理念として、余りにも庶民生活とかけ離れているのではないかと、2,000万円というのは、4年で。私もその限りはそう思います。したがって、あなたの掲げた退職金全額カットは私は賛成であります。そして、そう思われた市民はたくさんおられた。だからあなたにそのことを判断の基準として一票を投じられた方があることも紹介しました。そして、それは生活給である給与とは本質的に異にする金額だと、手当だということでありますから、私はあくまで退職金の全額カットを公約として掲げて、そのために努力されるべきだということを先ほど重ねて申し上げたんですが、それに相違ありませんか。それでいいですか、そういう理解で。あなたの2,000万円を予定してません。当局も私も。それほどさもしくはありません。麻生氏流にいうとね。だから心ゆくなくあなたの公約を実現するために戦ってください、退職手当組合と。その限りでは応援することもやぶさかじゃありません。しかし、旗を下ろして、さっき言われたような迂回をされるということになると、私は、あなたと対決しなきゃならんことになるかもしれません。あなたの公約を掲げて、退職手当組合と戦ってください。改めて決意を求めます。
○議長(三浦康司)
林市長。
○市長(林 郁夫)
退職金カットに向けて、全力投球で頑張ってまいります。
○議長(三浦康司)
20番 高橋議員。
○20番(高橋憲二)
ということは、企画部長たちを心配されるような給与への2,000万円の置きかえはしないということでいいですね。
○議長(三浦康司)
林市長。
○市長(林 郁夫)
全力で戦っていくわけでございますが、しかしながら、市税の有効活用、この2,000万円というそうした中で、全力投球で戦ってまいります。
○議長(三浦康司)
ほかに質疑ありませんか。
〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(三浦康司)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
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