○議長(三浦康司)
次に、22番 馬場議員の一般質問を許します。
〔22番 馬場節男登壇〕
○22番(馬場節男)
今回私は、地球温暖化防止に向けた具体的な取り組みを中心に幾つか提言を申し上げながら質問をさせていただきます。
地球温暖化問題は、その予想される影響の大きさや深刻さから見て、人類の生存基盤にかかわる最も重要な環境問題であります。近年、世界では温室効果ガス濃度が加速的に高まり、その排出量は自然界の吸収量の2倍を超えており、このままでいくと世界の温室効果ガス排出量は、今後数十年にわたって引き続き増加するものと考えられます。この100年間に地球の平均気温が0.74℃上がったことで地球にさまざまな影響があらわれてまいりました。
気温の上昇により、グリンランド氷床やヒマラヤなど世界各地の氷河が溶け出しています。地球の平均気温は、わずかな変化で異常気象を引き起こします。世界じゅうで発生している異常高温で森林火災やゲリラ豪雨による洪水などの異常気象での災害が起こっております。また、気温の上昇により氷河の融解や海水の膨張により、21世紀末には海面が最大88センチも上昇するといわれ、海抜が数メートルしかないマーシャル諸島やフィジー諸島などの島国は海に沈んでしまう可能性もあると言われております。
日本の気候は、この100年で約1℃上がり、世界の平均を大きく上回っています。気象庁資料によりますと、桜の開花日は平均より10日から15日早く、イチョウやカエデなどの紅葉日が約2週間も遅くなっている。雨や雲の量が減っている。冬でも氷が張らなくなったなど、我々の生活の身近なところで気温の上昇による影響を感じております。このまま地球温暖化が進むと生態系の崩壊や干ばつの激化で水不足、食料生産への影響、洪水、高潮の頻発、熱病増加など我々の経済社会活動にさまざまな悪影響が複合的に生じる可能性が指摘されているところであります。
こうした大きな被害をもたらすおそれのある地球温暖化に対処するため、我が国においても地球温暖化防止に向けた取り組みを具体的に推進する低炭素社会づくり行動計画が進められておるところであります。
日本は今、京都議定書での約束に従って温室効果ガス排出量を1990年度比6%の削減に取り組んでいます。2020年度までの中期目標に対して、国内の削減は1990年度比で7%、2005年度比で14%削減目標で、10日にも麻生総理が表明すると報道されております。その目標達成には総力で取り組まなくてはなりません。今こそ経済と環境の調和する低炭素社会の構築に向けた具体的な行動が強く求められているところであります。
そこで今、申し上げた地球温暖化と地球環境への影響、そして知立市の低炭素社会づくりの行動計画、二酸化炭素削減目標について、林市長の見解を伺っておきたいと思います。
知立市は、地球温暖化防止に向けて具体的に進める行動計画については、既に知立市職員によるエコプランとして平成18年度から平成22年度までの5カ年の行動計画が示され、積極的に推進されているところであります。
しかし、エコプランでも述べているように、市庁舎及び公共施設においての取り組みだけでなく、市内の事業者並びに市民の温室効果ガスの排出量に対する意識を高め、もって地球温暖化対策の推進に努めることも重要であるとこれまで再三具体的な指針と取り組みについて申し上げてきたところであります。
知立市は、昨年の3月に環境基本計画を策定しました。環境基本計画や第5次総合計画後期計画で地球温暖化防止に向けた活動推進として、市における推進、市民、事業者の活動促進、協働の指針として市民、団体、事業所の行動指針が示されたところであります。そして、主要な事業としては、エコライフ推進事業、環境家計簿の普及促進、エコマネーの研究、エコ商品購入利用促進などを推進すると述べられております。まずは市民の皆さんがエコライフをしようという決意に立つことが重要であります。
各家庭のエコライフの目標を決めていただく暮らしのエコチェックを簡単に行えるツールとしては、環境家計簿があります。家庭から排出される二酸化炭素の量を環境家計簿にチェックして地球温暖化防止への意識を高めようという取り組みであります。
私は、平成17年の6月議会の一般質問で、岡崎市のホームページで環境家計簿が3カ月分ダウンロードできるようになっていることを紹介し、知立市でも環境家計簿を早急に実施していただきたいと提言してきたところであります。今後、エコライフ事業をどのように具体的に推進していこうとされているのかお聞かせいただきたいと思います。
次に、環境負荷低減活動推進事業について、低公害車普及啓発、公用車のエコカーへの導入については、昨年末で公用車66台のうち30台、45.5%がエコカーであると報告を受けています。政府がこのたびの新経済対策として2009年度補正予算で来年3月までの時限措置としてエコカー導入補助制度が盛り込まれています。この際、公用車のエコカーへの買いかえの拡充を図っていくべきと思いますが、いかがでしょうか。
また、市民へのエコカー普及促進にも力を入れていただきたいと思います。
刈谷市では、電気自動車、天然ガス車、ハイブリッド車の購入に対して、1999年度より補助制度を実施しています。刈谷市では、このたび1台8万円の補助から12万円に拡充されました。豊田市でも実施されております。知立市でもいかがでしょうか。あわせてお考えをお聞かせください。
また、活動推進事業として、自動車利用促進計画の策定と推進を述べられておられます。環境への負荷が小さく、健康にも利点がある自転車の普及促進について、平成19年6月の一般質問でも提言をさせていただきました自転車であります。安全で快適なサイクルシティを目指して、歩行者、自転車、車がそれぞれ安全に通行できるよう環境整備を求めてきたところであります。
全国的に自転車に関する事故がふえているということで、平成20年6月1日より自転車の新しい通行ルールが示されました。
しかし、道路が狭いということもあり、なかなか自転車事故は減ってないのが現状であります。特に市内では歩行者との接触事故も多発しております。歩行者や自転車、車との混在交通を解消し、歩道や自転車道などのカラー舗装や専用レーンの整備、歩道拡幅などの整備、電柱や看板、違法駐車など危険な状況にあります。自転車の利用普及推進として安全に走行できるよう整備を望むものでありますが、いかがでしょうか。子供たちの安全を守るために自転車通学路の点検と整備についてもあわせてお聞かせください。
また、自転車利用の促進としては、レンタサイクル事業の拡充を求めてきたところであります。私ども公明党の提言により、平成17年7月より駅前の市営駐輪場を拠点としてレンタサイクル事業を実施されております。これまでの利用状況をお知らせいただくとともに、ぜひ自転車を置くサイクルポートをふやしていただきながら増車の拡充を再度求めるものですが、いかがでしょうか。お考えをお聞かせください。
次に、自然エネルギー活用支援事業についてでありますが、知立市は、私ども公明党や各会派の提言で住宅用太陽光発電施設設置費補助事業を実施いたしました。当初予算では1キロワット4万円の補助で4キロワットが限度で、最高16万円の補助金で20件分320万円が計上されているわけであります。4月1日からの申請で既に20件の申し込みがあったと聞いております。3月議会で申請件数が予算額より増加するのではないか、補正対応で拡充を求めてきたところでありますが、6月補正では予算化されておりません。9月補正での対応となるのか、住宅用太陽光発電施設設置補助事業の拡充を求めるものでございますが、いかがでしょうか。
次に、政府は、新経済対策、平成21年度補正予算に含まれているスクールニューディール構想は学校施設における耐震化とエコ化、情報化を推進するもので、具体的には公立校を中心に太陽光発電パネル設置や校庭の芝生化などエコ改修を進めるほか、インターネットのブロードバンド化や校内LANの充実など、ICT、学校内の情報通信技術環境を整備しようとするものであり、予定されていた耐震化も前倒しして3年間で集中的に実施しようとするものであります。
国の新経済対策では、二酸化炭素排出の少ない社会を目指す低炭素革命を中・長期的な成長戦略の柱として位置づけております。その代表的な取り組みが、最先端のレベルにある日本の環境関連技術を生かす上でも太陽光発電にかかる期待は大きく、学校施設への太陽光発電パネル設置は、その大きな推進力となるわけであります。
現在、全国で約1,200校に設置されている太陽光発電パネルは、当面10倍の1万2,000校への設置を目指しているわけであります。これは地球温暖化防止や子供たちの環境学習を進める上でも教育的効果も図り知れません。
そこで、知立市の小・中学校全校にも太陽光発電パネル設置への積極的な取り組みを提言するものでありますが、所見をお聞かせください。
次に、学校の校庭や保育園の園庭、地域の公園などの芝生化についてであります。
近年、校庭の芝生化が進んでおります。文部科学省としても教育上の効果として芝生の弾力性がスポーツ活動に安全性と多様性をもたらしている。環境教育の生きた教材として活用できる。環境保全上の効果としては、強風時における砂ぼこりの飛散防止、降雨時における土砂の流出防止、夏季における照り返しや気温上昇の抑制、ヒートアイランド現象を緩和する。地域スポーツの活動の活性化としては、幼児から高齢者までのさまざまなスポーツを安全かつ快適に実施できるなどの芝生化のメリットがあります。
しかしながら、芝生化に対しての一般的なイメージは、施工費が高く、維持管理費が大変で、なかなか取り組みにくいものであります。こうした中、コスト面の問題を解消する芝生化の手法に注目を集めているのが、通称鳥取方式と呼ばれるもので、苗代の材料費が安く、特別な土壌改良も必要のないため、低いコストで施工が可能であり、年間維持管理費は水やり、芝刈りと肥料をまくだけで1平方メートル100円以内ででき、除草剤や農薬を一切使用しないため、低コストで環境にもやさしい芝生化であります。サッカー場等でよく用いられているティフトン芝をフラワーポットの中で育て、1平方メートル当たり4束を田植えのように植える手法であります。約3カ月から4カ月で全面芝生化の完成となるものです。芝生の移植と維持管理作業、水やり、芝刈り、肥料まきなどを協働で行うことで、専門業者だけでなく地域や保育園などでも取り組むことが可能であります。
考案者は、ニュージーランドから鳥取市へやってきたニール・スミスさんです。日本の校庭や運動場が土であることに違和感を持ち、土のグランドが1カ所もないニュージーランドで育ったニールさんは、固くて転んだら出血する日本の校庭やグランドで日本の子供たちは、外で思い切り走り回り、安心して遊ぶことができないのではないかという芝生化を考案し、提案したとのことであります。
鳥取方式での芝生化に取り組むきっかけは、市の中心街にある公園を整備する計画が浮上し、ニール氏の提案を受け、芝生化をすることになったわけであります。
芝生化のモデルとなった弥生公園が非常に好評であることから、鳥取市は、平成20年度は学校の校庭をはじめ、五つの地域の公園でも市内の公園を維持管理する公園愛護会のメンバーを中心に芝生ツアーを実施し、芝生の感触をはだしになって体感し、我が地域の公園でも実施したいとのことで5カ所の公園が芝生化し、平成21年度さらに6カ所の公園と2カ所の空き地で芝生化を実施中で、鳥取市の都市整備部では市内140カ所の公園の芝生化を進めていきたいとの意欲であります。
また、鳥取市の児童課も平成20年度に2カ所の保育園でモデル事業として芝生化を実施し、子供たちが進んで外で思い切り遊ぶようになった。大変好評ということで、平成21年度は三つの保育園で芝生化を実施しているとのことであります。ぜひ知立市においても、学校の校庭や保育園の園庭、さらに地域の公園においても鳥取方式の芝生化事業を実施していただきたいと提案するものでありますが、いかがでしょうか。担当部長の所見をお聞かせください。
最後に、通学路や散歩道の環境にやさしい整備を望むものであります。
2010年までの緑の基本計画では、都市緑化の推進方針として道路などでは景観の向上、沿道の生活環境の保全を図るとともに、道路交通の安全性、快適性を高めるために積極的に道路緑化を推進する。通学路などの歩行者系道路で生活環境の保全、交通安全景観の向上を目指し緑化を推進する。また、河川などでは逢妻川、猿渡川や割目川などの河川改修にあわせて護岸の親水化や緑化を行い、周辺の環境整備を図る。商業系としては、共同化された駐車場やセットバックなどにより確保された空間を緑化し、フラワーポットの活用と壁面の緑化等により緑のボリュームアップ対策を講じ、魅力的な商業空間の創出を図ると述べられております。そのため、民間の参加協力の促進として、住民参加による民有地などの緑化活動を推進し、ボランティアによる公共、公益施設の花壇等の維持管理など、住民、行政が一体となった緑化活動を推進するとなっているわけであります。
知立市では、現在、散歩道協議会を中心に幾つかの河川堤などを利用した散歩道の整備が進められているところであります。散歩道を整備していただいているボランティアの散歩道クラブの皆さんの御努力は大変なものであり、心から感謝を申し上げます。
知立市の関係部局も活動に対しては努力していただいています。これまでも逢妻川の河川敷の整備、さらに堤防の草刈りなども県土木事務所の河川課へも地域の代表とともに要望に行っていただいております。特に河川敷や堤防の草刈りは、全市域にわたってさらに要望していくべきと考えますが、いかがでしょうか。
こうした散歩道に花と緑鮮やかな低木を植栽し、心が豊かになる快適な散歩道整備を望むものであります。子供たちが通う通学路についても沿道の住民の皆様にも理解と協力をいただいて、子供たちが花や緑を通して心豊かになる環境にやさしい通学路の整備を望むものであります。逢妻町の歩道や公園、丸坪の地下道付近の通学路では、ボランティア団体による花と緑の道路緑化が推進されております。こうした活動についても花の苗木や土などの支援をしてくべきと思いますが、いかがでしょうか。所見をお聞かせください。
以上、いろいろ申し上げましたが、積極的な答弁を期待し、初回の質問といたします。ありがとうございました。
〔22番 馬場節男降壇〕
○議長(三浦康司)
市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
それでは、地球温暖化防止に向けてということで、エコライフ事業の具体的推進について、これにつきましては、環境基本計画協働プランでは環境負荷低減活動の促進ということで、市民1人1人が暮らしの中で実現できる環境に負荷をかけない活動を周知し、その取り組みの支援を行うとしております。平成20年度より実施しておりますチャレンジエコファミリーもその一つの事業でございます。これは地球温暖化防止の一環としてごみの減量と電気の節電に3カ月間チャレンジしていただくものでございます。今年度も実施していく予定でございます。
それから、環境家計簿につきましては、速やかにホームページよりダウンロードできるようさせていただきます。大変失礼いたしました。
今後のエコライフ推進につきましては、環境基本計画実施計画策定市民会議において具体的な実施計画を検討してまいります。
それから、エコカーの購入補助ということでございます。
刈谷市、豊田市が補助をしているということを伺っております。予算の伴う制度でございますので、今後とも調査・研究をしてまいります。
それから、レンタサイクル事業の拡大ということでございます。
レンタサイクル事業につきましては、現在、駅前駐車場におきまして10台で実施しております。利用状況といたしましては、平成19年度1,347人、平成20年度1,600人、1日4人の利用でございます。
環境対策といたしましては、環境基本計画協働プランにもありますように、レンタサイクルの拠点を充実し、市民、事業者が日常的に気楽に利用できるような仕組みを環境基本計画実施計画の中で検討してまいりたいと思っております。
それから、太陽光発電パネルの補助でございますが、平成21年度新規事業として住宅用太陽光発電施設を設置する個人に対し、補助を実施しております。6月補正に間に合いませんでしたが、今後も申請がふえると予想されますので、今後の9月補正で増額補正を予定させていただこうと検討をしております。
以上でございます。
○議長(三浦康司)
総務部長。
○総務部長(林 勝則)
環境負荷低減活動推進事業についての中で、公用車のエコカーの買いかえの充実を図っていくべきでないかという御質問をいただきましたので、お答えいたします。
知立市の公用車の買いかえの基準は、過去においては10年間の経過、8万キロの走行距離といったような目安で買いかえを行ってきた時期もございますが、今現在では、できるだけ長く使用しているというのが現状でございます。
エコカーの購入補助制度は承知しておりますが、厳しい財政状況の中、現状では買いかえの拡充を図るというのは非常に困難なことだなというふうに考えております。
なお、買いかえる際には、今後とも低減、低排出ガス、低燃費の基準を満たした車を購入していきます。どうぞよろしくお願いいたします。
以上でございます。
○議長(三浦康司)
教育部長。
○教育部長(近藤鈴俊)
それでは、御質問者の御質問2点につきまして、私の方から答弁をさせていただきます。
まず一点目の低炭素化社会の実現を目指してということで、スクールニューディール構想から太陽光発電パネルの学校への設置ということでございます。この件につきましては、今回当初予算でも来迎寺小学校の太陽光発電パネルの設置をあげさせていただいております。今回、国の平成21年度補正予算が大きく措置されました。その中で、地域活性化経済危機対策臨時交付金というもので、現行の制度の安心・安全なまちづくりの2分の1補助、その裏をまた臨時交付金に充てられると、こういった制度でございます。
したがって、この制度を有効に活用して、できるだけ地球温暖化の環境教育という観点から設置をしていきたいというふうに考えております。
現時点は、校舎のいわゆる防水シート、その時期等の関係もございまして、すべてにぽっといくというわけにはまいりません。そうすると、その部分が大きな財源ということになりますので、現時点、今年度は来迎寺小学校の1校、現時点の2.5キロですが、これが今度の補助金の対象でいきますと、もう少しアップしないと補助対象から外れちゃいそうな感じですので、3キロワットにふやしていく。それから、他の1校に設置していきたいという形で、今後補正を私の方としては市の方に要求をさせていただきたいと思っております。また、上部団体の方にもそのように要望を出しているところでございます。
しかし、市全体の枠というものがございますので、そこら辺は財政並びに企画の方で検討させていただけるものと思っております。
それから、2問目のこれも環境教育の勧めから校庭の芝生化という御提言で、鳥取方式による安価な経費による構想というものでございます。
この件につきまして、学校というところでございますので、芝生化というと当然グランドあるいは中庭と、そういったところが想定されるわけでございます。子供たちが伸び伸び遊び、そしてけがもしにくいという観点からは、大変いいことではないかと思いますが、現在の学校教育の中でのグランドというものは、御質問者がおっしゃったように、サッカーとか陸上競技というだけで、フィールドという形で使う場合だったらいいんですけれども、多種な競技を体育授業並びに部活動で使用しております。そういった関係がございまして、そこら辺を芝生化するというのは、ひとつ課題が残っているのではないかなというふうに思います。
そして、中庭、いわゆるちゅうていと申しますけれども、そこについてはどうかということでございますが、この部分も設置箇所をずっといろいろと学校教育の方で学校も調査させていただきましたが、なかなか適地となるところが現時点そんなに多くはございません。それが実情ですが、大事なことは、鳥取方式では移植後の維持管理、これは先ほど市長が申されたように、市民協働で行うという観点で、各学校のPTA、そういった地域の皆さん方が行っているということで、市が資材調達をしてその後の管理を皆さんがやっていただくというところに大きなメリットというか、考え方があるんではないかと思います。
したがいまして、学校の現状、設置場所あるいは苗の移植、芝刈り機などの初期投資、そして、その後の維持管理、すなわち肥料、除草、砂の補給等そういったものの市民協働による管理運営ができるということがあれば、たとえ一校で検証していくことが必要かと思いますが、そこら辺はもう少しお時間をいただき、調査・研究をさせていただきたいと思います。
○議長(三浦康司)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
私の方からは、保育園の園庭に芝を張ることについてということで答弁させていただきます。
保育園の園庭に芝を張ることにつきましては、先ほど議員より御紹介がありましたように、芝生がクッションの役目を果たし、転倒時でのけがの防止、夏季の温度上昇を抑制する。強風時の砂の舞い上げを防ぐなど、環境教育、環境保全の面からも多くの芝生化のメリットがあることは認識しておるところでございます。
保育園での緑化は屋外活動の促進、子供の情緒安定などの効果が伝えられ、全国で実施する保育園が徐々にふえていると聞いております。
しかし、導入に当たりましては、東海市が今年度から先ほど御紹介がありました鳥取方式の芝生化を保育園で実施するという情報を得ておりますので、一度私ども現地に出向き、状況を十分に調査・研究した上で結論を出していきたいなというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(三浦康司)
都市整備部長。
○都市整備部長(神谷幹樹)
私には、公園の芝生化、散歩道の花や緑の環境整備、そして、ボランティア団体への花の苗などの支援の3点につきまして御質問いただいていると思います。順次御答弁させていただきます。
はじめに、公園の芝生化についてでございますが、御質問者の御指摘のとおり、公園を芝生化することによりまして子供たちがはだしで芝生の上を走り回ったり、また、家族で腰をおろしてくつろいだり、公園がより安心・安全で快適な憩いの場になるということを考えております。
また、地球環境や環境保全、緑化の向上にも大きな効果をもたらすものと認識しております。
しかしながら、公園を芝生化することにつきましては、御質問者からもございましたが、植えつけの工事費や維持管理に多額の費用がかかることや芝生の管理が難しいといった課題もございます。こうしたことから、一般的には大規模な公園では芝生広場などが設けられておりますけども、街区公園などの小規模な公園では全面的に芝生化するということは難しいと考えられております。
知立市におきましても、上重原公園の中央広場を区画整理組合の方で全面芝生にしていただきました。そのほかの一例では、大きな面積の芝生がないのが現状でございます。
しかしながら、御質問者から御提案いただきました鳥取方式でございますが、この芝生化につきいましては、これまでの課題を解消いたしまして、低コスト、低管理により芝生化が実現できるというそういったものであると受けとめております。この鳥取方式の特徴は、御質問者からも御紹介いただきましたが、NPO法人の支援によりますポット苗によります植えつけ方法や地域の住民の方との協働によります水やり、芝刈り、施肥などの管理方法にあると感じております。
鳥取市においては、はだしで遊べる公園づくりということをテーマに取り組んでみえると聞いております。知立市においても、公園の芝生化に対する地域の要望とボランティア団体や地域住民の方との協働によります御支援がいただければ、私は実現の可能性は高いと考えております。
しかし、実施につきましては、今後もう少し鳥取方式などの参考にさせていただきまして、芝生化の調査・研究をさせていただき検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
次に、散歩道に花や緑を植栽し、心が豊かになる散歩道の整備についてでございますが、まず、散歩道でありますが、心や体の健康維持には日常生活の中で歩くということが大切であるといわれております。
こうした中、市民参画によります池鯉鮒散歩みち協議会が平成18年に発足いたしております。この散歩みち協議会では、毎月定期的に会員の方がお集まりなり、散歩を兼ねまして散歩道の清掃や花の植えつけなど散歩道の環境の整備等を行っていただいております。
また、散歩みち協議会では、知立の歴史自然を結ぶ旧ルートの散歩道を定めていただきまして、この散歩道の舗装や案内板、休憩所などの整備に当たりましては、散歩みち協議会の皆さんに御意見をお聞きしながら整備を進めているところでございます。
こうした散歩道の整備や散歩みち協議会の活動の中で、花や緑で心が豊かになる散歩道づくりができないか、散歩みち協議会の皆様とともに検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
次に、ボランティア団体への花の苗などの支援についてでございますが、緑豊かなまちづくりには身近な緑をふやしていくことが大切であると考えております。
こうしたことから、ボランティア団体などできるだけ多くの方が花や緑の緑化活動に取り組んでいただきますよう、花の苗や苗木などの提供をできるだけ支援をしていきたいと考えております。昨年度は愛知県都市緑化基金の緑と花のまちづくり事業に参加をさせていただきまして、約700個の花の苗を希望される公園愛護会、散歩みち協議会へ配付させていただきまして、好評をいただいておりました。今年度も同様に実施してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○議長(三浦康司)
建設部長。
○建設部長(足立光司)
それでは、私の方には、通学路や散歩道の整備推進について関連して御質問いただいてますので御答弁申し上げます。
少し通学路全体が歩道のあるところが指定されておりますので、全体について御答弁させていただきたいと思いますが、現在、私ども市で管理しております歩道がございます。歩道の延長でございますが、約35キロメートル管理しています。そのうち植栽部のある歩道延長が約16キロメートルございます。その歩道について、業者委託になりますが、街路樹の管理、清掃を行っております。
そのような中で、今年度より市と地域住民の協働による道路環境の美化及び保全のため、地域の方々で活動を行っていただく団体を道路愛護会として支援事業の取り組みを始めさせていただきました。現在1地区の登録がございまして、来迎寺小学校前の旧東海道、これの歩道、松並木があるところでございますが、約140メートルを除草、清掃、低木の選定等、環境美化活動に取り組んでいただいているところでございます。
また、その他の地区でも検討中のところがあることも伺っております。
今後も地域の人たちの協力を得ながら道路の環境保全の推進に努めてまいりたいと考えております。
先ほどの逢妻町のボランティア団体がこの道路愛護会としても御登録支援ができるかどうか、一度協議をさせていただきたいと考えます。
次に、冒頭の質問でございましたが、自転車通学路の安全整備についてということでの御答弁でございますが、教育委員会、PTAで作成する通学路安全マップですね、これを参考にさせていただきまして、危険なところからできる限り優先的に整備に努めさせていただきたいと考えております。
次に、河川堤防の草刈りの件でございますが、現在、県管理の河川は年1回草刈りをやっていただいておりますが、やはり環境を考えますと、非常に伸びたという時期もございますので、適正な時期に実施していただきますよう今後とも強く県へ要望していきたいと考えております。
また、猿渡川の改修が御質問で出たんですが、猿渡川の改修、特に昭和地区芋堀橋付近でございますが、環境に考慮した親水護岸というような形で河川整備を今後していただけるように現在県に要望しております。
以上でございます。
○議長(三浦康司)
石原教育長。
○教育長(石原克己)
私からは、子供たちの安全を守るための自転車通学路の点検と整備についてお答えをさせていただきます。
各学校では、毎年年度初めに通学路点検を実施し、通学路の危険箇所の確認をしております。確認されました危険箇所は、各学校で作成する安全マップに掲載しております。そして、学校では児童・生徒や保護者に対して通学路の危険箇所を知らせ、安全な登下校を心がけるために安全マップを活用しております。
また、職員やPTAの交通立ち番におけるチェックポイントとしても活用しております。
今年度各学校が作成しました安全マップによりますと、通学路の危険箇所は10校で、合計で延べ114カ所でございました。114カ所の内訳を見てみますと、多い箇所は車の交通量が多い、延べ45カ所。道路が狭い、延べ32カ所、カーブや建物等で見通しが悪い、延べ23カ所。車がスピードを出して危険、延べ9カ所でありました。
こうした通学路の点検を行いまして、改善すべき点があれば学校から教育委員会に要望が出てまいります。出されました要望については、市民協働課、土木課と協議いたしまして、児童・生徒がより安全に登下校ができるよう努めております。
また、教育委員会といたしまして、各小・中学校の交通安全担当者の会を年2回開催しております。この会には、安城警察署の交通係長、知立幹部交番の署長、各小学校区の交通指導員、そして市民協働課担当者をお招きし、交通安全に対する意見交換を行っております。
また、毎年10月に開催しております第2回目の交通安全対策会では、安全マップに示された通学路の危険箇所について各学校の担当者からそれぞれ説明があり、対策について協議をしております。
今後も市民協働課、土木課及び関係機関と連携をとりながら交通事故から児童・生徒を守る安全対策に努めてまいりたいと思っております。
以上です。
○議長(三浦康司)
林市長。
○市長(林 郁夫)
私には、低炭素社会に向けての私の認識、所見ということでございます。
私もやはり今、議員御披瀝のように、この低炭素社会に向けてしっかりと取り組んでいかなければいけないという思いがあります。そうした中で、経済と環境の調和ということがやはり大きな課題であろうというふうに思っております。
知立市においては、御案内のとおり御披瀝いただいたように、知立市エコプランというものを策定させていただき、平成16年度から6%削減目標を立てて今、実行させていただいております。
例えば、水道使用量、また、コピーの使用料の6%削減、コピーの購入量ですね、あと廃棄物の排出量などの6%削減、また、古紙のリサイクル率の100%の達成化、先ほど御披瀝いただいたように低公害車の導入などであります。
ちなみに、私の市長車においても、以前寄附していただいたプロパンガスで走らせていただいておりまして、やはり低公害に貢献をさせていただいている。おかげさまでと思っているわけでございます。そして、公用車でありますが、これも財源の問題がありますけれども、やはり今後財源と相談しながら、財源と調整をさせていただきながら、今度かえるときには低公害車をやはり購入をさせていただきたいというふうに思っております。
そうした中で、知立市の事業所としてはそういう取り組みであります。また、市全体であります。例えば、昨日させていただきました7万人クリーンサンデーでありますとか、各学校での環境学習で取り組みでありますとか、本年度より事業化させていただきました太陽光発電、来迎寺小学校、給食センターの太陽光発電設置、また、民間住宅の補助事業などなど取り組ませていただいておるわけでございますが、どのぐらいを目標にするのか、また、体系的にどのように実行していくのかにつきましては、先ほど市民部長からも申し上げましたように、実施計画を早急に策定させていただき、そして、その中で着実に実行をしていかなければいけないというふうに思っております。
以上です。
○議長(三浦康司)
22番 馬場議員。
○22番(馬場節男)
一通りの答弁ありがとうございました。
21世紀は環境の世紀であると、こう言われております。それは市民の生活や事業者の事業活動、あるいは行政の政策それぞれが環境に十分配慮した地球における生命活動が持続していくように環境保全を最優先しなければならない、こういうことで、このような社会の実現に主要な役割と責任を担うのは、やはり行政ではないか。自治体の環境行政に課せられる役割と責任というのは非常に大きいものがある。
知立市はエコプランでしっかり市役所でやっていただいておりますので、胸を張って、あとは市民と事業所に対して、また団体等に対してどう協働化していくのかという実行計画がきちっとできておるのかどうなのかというところなんですね。環境基本計画では協働指針としてお示しをいただいておりますけども、それを具体的に1人1人の市民にしたときに、あるいは事業所にしたときにどうなるのか、このことがやはり必要ではないかというふうに申し上げているわけであります。
安城市は環境都市宣言をやっております関係上、既にもう市全体の実行計画20項目を重点推進項目を掲げて目標値もきちっと掲げられて推進をされております。エコライフ推進事業についても具体的な取り組みとしては、地球環境のイベントや環境講座等市民参加の増加を目指しておる。児童センターや保育園でも園児に対する環境学習を取り組んでおると。各地域の環境会議を開催し、あるいは環境アドバイザー派遣制度の実施、また、各家庭の省エネ対策、エコライフ、環境家計簿の実施など、積極的に細かくやっておられるわけなんです。
また、刈谷市でも環境基本計画をもとに刈谷市は地球温暖化対策地域推進計画というのを昨年度3月に策定をしまして、そして家庭における削減目標がきちっと示され、一つはライフスタイル、交通、緑化推進、廃棄物、エネルギー、それも家の中というようなことで具体的に示されております住宅とそういう6項目に分けられておりまして、その中で細かい実施項目をやられておると。もちろん削減の数値目標も示されて、その目標に対して刈谷市全体での削減目標を達成するには市民の方が70%の方が一つ一つの項目を実施しなくては刈谷市の高い目標は達成できないということで、積極的に行っているということであります。
実は、実行計画をつくりなさいということは、昨年の9月に政府から環境省からつくってくださいということで義務づけられておるんですね。政令市、中核市、特例市は地域推進計画を策定をするということで、これはできております。
しかし、そのほかの小さい自治体においては、20万以下の自治体においては実行計画をきちっと市民と協働での実行計画を出すべきではないかということで、これを計画をするようにということになっておりますので、若干知立市は今これから協議会でしたか、実施計画をきちっとやっていきたい。また、市長からもそのような発言がございましたけども、できるだけ早くこのことを出していただいて、そして一つ一つ推進をしていかなくてはならないんじゃないかというふうに思いますので、その点について、刈谷市、安城市、またほかのところにもですね、環境省のホームページを開けると出てきますので、実行計画マニュアルというのもございますので、そうしたことも参考に、ぜひ導入していただきたいというふうに思いますが、もう一度再度その辺の答弁をお願いいたします。
それから、環境家計簿すぐやっていただきますということですが、なかなか返事はよくても実施されないというのが実態でございますので、よくきちっと行政と議会は協働で、ともに車輪のごとくやっているわけですから、その答弁に対しても積極的に取り組んでいただきたいなということを私は感じます。
今、実は環境家計簿なんていうのは中部電力のホームページや東京電力のホームページで簡単で登録も無料でやりますので、チェックやアドバイスもきちっとしていただけるんですね。そういうことも参考にして、知立市でもダウンロードできるようにということでございますので、その点もひとつ早急にやっていただきたいなというふうに思いますので、副市長、その辺のことは一遍再度お願いしたいと思います。
それから、エコカーへの補助制度、簡単にふっと切られましたけども、確かに財源の問題がありますからね、大変だということが思いますが、環境基本計画では環境にやさしい自動車利用のまちづくりの中でエコカー試乗会とかエコドライブ推進とかアイドリングストップ運動を実施するとか書かれておるわけですけども、環境基本計画が去年の3月にできて実施されているわけでありますけども、今年度そういうような計画があれば伺っておきたいなというふうに思います。
公用車のエコカーについては、45.5%だからということじゃなくしてね、せっかく国の補助制度があるわけですから、これはもう基本計画の中でもきちっと言っておるじゃないですか。平成29年度までに90%導入を目指すというふうで数値目標出ておるんですよ、これね。確認していただきまして、計画をつくっていただきたいなというふうに思います。せっかくの国の補助があるのに、これで一台も来年度ないなんていくことのないように、補正でも結構ですので、お願いをしたいなというふうに思います。
それから、自転車の利用のまちづくりについては、確かに知立市は狭いという地域もございまして、自転車専用の道路とかなかなか難しいところというのは理解できるわけでありますけども、林市長、自転車の活用の中のこの知立一新、これよく出ておるんですけど、この中でもおっしゃってますよね。環境への負荷が小さく健康にも利点がある自転車の普及促進を図るべく市民、職員への自転車活用の奨励策を検討するとともに、自転車専用道路の整備を図りますというふうで公約をされております。まず私は、歩行者と自転車、車が安全に走行できる歩道整備、歩道拡幅、段差の解消、そういったものの整備を望むとともに、その上で自転車のレーンも考慮していただきたいなというように思います。
レンタサイクルはね、ぜひお願いしますよ、これもね。これも約束しとって、きちっと答弁で答えておるのに、担当部長がかわったということもありますが、市長もかわったということもありますけども、きちっとやっていく。どこでどういうふうにやるのかということぐらいは示してもらいたいと思いますよ。この点、ひとつよろしくお願いします。
それから、住宅用太陽光発電パネル設置補助事業、これちょっと聞こえなかったんですけど、9月補正でやってくれるということ。安城市が新聞に載ってましたね、中日新聞に。1キロワット2.8万円から10万円の補助にしたら国の補助1キロワット7万円を合わせると4キロワットで68万円の補助をがあるということで、もう既に107件、6月補正で早急にやらないといけないということで、すぐ実施されておるんですね。せっかく国の補助があるわけですから、私は早く対応していただきたいなというふうに思っておりましたけども、6月もう議会始まっておるものですから、9月補正でも結構でございますので、ぜひこのことも含めてお願いをしたいなというふうに思いますが、もう一度その点をはっきりとお聞かせいただきたいと思います。
それから、スクールニューディール構想での全小・中学校での太陽光発電パネル設置、国は3年間集中的にやるよということですからね、今年度来迎寺小学校でやられておるので、中学校で補正でもいいですから1校で何とか追加していただけないかなということであります。
先ほど屋根が老朽化しとるで、その辺のつけるのに費用がかかるのじゃないかという話がありましたが、これ、体育館でもいいんじゃないですか。新しく体育館ありますので、体育館でつけていただいてもいいんじゃないかなというふうに思いますので、それはもう工夫をしていただいて、できるところからお願いをしたいなというふうに思いますので、これはもう財政の方にも要求しとるということですから、総務部長ね、その辺のことについてしっかり対応していただきたいなというふうに思います。そして来年度、再来年度、計画をもって設置していく。設置していくのかどうかということがみそなんだわ。ここはやっぱり再度答弁をお願いしたいなというふうに思います。
それから、学校の校庭、保育園の園庭、公園の芝生化、これね、確かに研究する必要があります。というのは、芝生化の工程というのがありましてね、これは2月にポットに苗を植えて、大体5月から6月、今時期に田植えのように芝を植えると。そして3カ月から4カ月で全面芝生化されるというこういう工程になっておるわけですから、今すぐやれということには難しいかと思いますので、よく今先ほど保育園の東海市の話がありましたが、愛知県でも公園、あるいは学校で芝生化されているところもありますので、そうしたところを現地を見ていただく。あるいはもしできたら鳥取に行っていただいてもよいのではないかと思いますので、そういった団体の皆さんにも芝生化ツアーというかね、そういった補助制度も実施していただいて、ぜひこれは子供たちにやさしい環境学習として生きた教材になるわけでございますので、しっかりとこの辺についても取り組んでいただきたいな。まずはモデル事業をきちっとやっていく方向でお願いしたい。例えば、知立小学校の中庭とかね、そういうところのお話がございましたけども。
それから、もう一つ気になったのは、グランドはほかにサッカーだけじゃないよと。みんな使っておるよと。だから砂のやつも要るんだみたいなことを言いましたが、それはそれで真ん中だけ砂にして、あと周辺を野球場みたいに芝生にすればいいわけですからね。遊具があるところの下なんかもできるわけですから、やってみるというね、そういう姿勢が私は大事じゃないかなというふうに思います。
最後に、公園愛護会が散歩みちクラブの皆さんや学校ボランティアの方にもお話をしていただいて、子供たちの環境にやさしい芝生化を進めるとともに、この通学路や散歩道の美化活動にも力を入れていただきたいな。
散歩道のこの美化活動につきましては、市長、安城市が市内の美化活動の推進として平成13年度からアダプトプログラム制度というのを導入しとるんですね。御存じのことと思いますが、アダプトプログラムというのは、市民が道路や河川などの公共施設の里親となって我が子のように愛情と責任を持って定期的に清掃や美化活動を行う制度ということであります。現在28の登録団体があって市内の美化活動を実施している。中でも安城市の北部の井畑町内で井畑花の道サークル、写真入りの資料をお渡ししましたけども、猿渡川の堤防がほんとにごみ捨て場のようになっておったけども、2003年から環境の美化活動をやって花の遊歩道になり、住民の心をはぐくむ地域となって、いまや東海市や知多市とも交流をして研修視察などもやっているそうでございますので、そうしたことを知立市でもぜひ美化活動の団体もあるわけですから、アダプトプログラムの登録制度を設けて環境にやさしい美しいまちづくりを進めていただきたいというふうに思いますが、最後に林市長の見解をいただきまして質問を閉じます。ありがとうございました。
○議長(三浦康司)
ここで午後1時まで休憩します。
午後0時02分休憩
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午後1時00分再開
○議長(三浦康司)
休憩前に引き続き会議を開きます。
総務部長。
○総務部長(林 勝則)
公用車のエコカー購入への買いかえのことについて御質問がございましたので、お答えさせていただきます。
厳しい財政状況の中でありますことから、買いかえには慎重にならざるところがございます。公用車は環境省から出されている公用車購入取り組みガイドラインというのも出ておりますことから、低排出ガス、低燃費の基準の車の買いかえについてローリング計画を一度組まさせていただいて検討を加え、順次買いかえの方へ取り組みをつめさせていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(三浦康司)
市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
知立市の二酸化炭素の削減目標についてということで答弁させていただきます。
本市におきます二酸化炭素の削減目標については、現在は設定されておりません。環境基本条例、それから環境基本計画の基本理念にのっとり、環境基本計画実施計画策定市民会議において具体的なプランを検討し、策定していきたいと考えております。
それから、レンタサイクルにつきましては、今現在行っておりますレンタサイクルとは別に、環境対策といたしましてレンタサイクルの拠点を充実、市民、事業者が日常的に気楽に利用できるような仕組みを環境基本計画、これも実施計画策定市民会議の中で検討していきたいと、こう思っております。
それから、太陽光発電の関係でございますが、今の状況ですと次回の議会で補正をお願いしていく予定でございます。
以上でございます。
○議長(三浦康司)
教育部長。
○教育部長(近藤鈴俊)
それでは、学校における太陽光発電パネルの設置の今後の継続性という御質問でございますが、市の教育委員会といたしましては、平成21年度を含めて、できれば5カ年で全校に同程度の太陽光発電パネルを設置していきたいと思っております。
したがいまして、今後実施計画の中でそれを要求してまいりたいと思っております。
以上です。
○議長(三浦康司)
清水副市長。
○副市長(清水雅美)
環境家計簿のお話でございますけども、先ほど市民部長も御答弁申し上げましたけども、これは早く市民の皆様にダウンロードしていただくような環境整備を図ってまいりたいと同時に、こういった取り組みを広く市民の皆様にも広報等を通じて周知をさせていただきたいというふうに思っております。
それから、もう一つ、なかなか市民会議の立ち上げ、それの結果としての実施計画の策定、こういったものが隣接市に比べましてややおくれているというようなことでございまして、大変申しわけなく思っているわけでございますが、こういう言い方すると大変申しわけありませんが、そういった環境の中でありますので、この隣接の各市のいろんな先進事例も先ほど御紹介がいただきましたようにたくさんあるわけでございます。そういったものをよく検証をして、知立市なりに取り組めるもの、こういったものをよく精査してきたいと、こういうふうに思っております。よろしくお願いいたします。
○議長(三浦康司)
林市長。
○市長(林 郁夫)
私には二つの質問であろうかというふうに思っております。
まず一点目であります。自転車促進をさせるための考え方であります。
エコサイクルシティということで、そうした自転車を推進しているところも多々ございます。そうしたところをやはり参考にさせていただいているわけでございます。そうした中で、ハード面の話とソフト面の推進というのが二つがあろうかというふうに思っております。そうした中、知立市においてもハードについては先ほど来、御指導いただきましたように、レンタサイクルの場所が今、駅前にしかないんですけれども、これを以前の議会にも御指導いただいているんですけれども、どこかもう一つレンタサイクルの拠点ができないものかということで、今、担当の方にも言っているわけでございます。また、そういったことも先ほど市民部長答弁させていただきましたように、市民会議の中でもしっかりと練っていただきたいなと思っております。
また、もう一つ、これも御指摘いただきましたように、自転車専用道であります。自転車専用道、当市の場合、やはり当然自転車専用道も見つけていきたいなというふうに思うわけでございますが、さしあたり歩道を拡幅していく。何かの工事をやるときに歩道を拡幅していって自転車、そして歩行者の方々が安心して通れるような歩道拡幅をしっかりとやっていかなければいけないなというふうに考えております。
あと、ソフト面でありますが、やはり意識づくりが大事であろうかというふうに思っております。そうした中で、自転車を乗ることが健康にもなり、そして環境にやさしくなるということをもっともっとアピールしていきたいなというふうに思っております。
二つ目の質問であります。
安城市がやられていらっしゃいますアダプトプログラムであります。これも馬場議員よりせんだって資料を送っていただきました。ありがとうございます。
このアダプトというのは、養子にするということでありまして、里親制度ということであろうかというふうに勉強させていただきました。河川敷を里子にして市民が里親になって河川敷を育てていくということであります。今、御案内のように猿渡川一部は県の方がアダプトプログラム、正式名称はちょっとわからないんですけども、里親制度をやっていて、一部のボランティア団体がやっていらっしゃるだろうと思っております。それは草刈りに限定されているのかなというふうに今思っておりますけども、そうではなくて、安城市のやつの例を見てますと、草刈りに限らず花を植えたり、あと自分の庭のように地域を育てていただくということであります。私もこの知立を家庭のように、家族のように感じていただけるまちを目指しているわけでございまして、ぜひともこの安城市、東京では稲城市とかいろいろやっているわけでございます。アダプトプログラムですね、今、御指導いただいた河川敷にかかわらず、歩道とかいろんなところに何かこういった事業が展開できたらいいなというふうに思っておりまして、前向きに検討をしていきたいなというふうに思っております。
○議長(三浦康司)
これで22番 馬場議員の一般質問を終わります。