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○議長(石川信生)
この際、日程第5、議案第40号 知立市消防団員等公務災害補償条例及び知立市救慰金支給条例の一部を改正する条例の件から日程第23、認定第9号 平成20年度知立市水道事業会計決算認定についてまでの件、19件を一括議題とします。
提出者から順番に提案理由の説明を求めます。
林市長。
〔市長 林 郁夫登壇〕
○市長(林 郁夫)
皆さん、おはようございます。
平成21年知立市議会9月定例会を招集申し上げましたところ、議員各位には、公私ともに御多用中のところ、御出席賜り、まことにありがとうございます。
議案の提案説明に入ります前に、去る8月20日に開催されました知立駅周辺整備特別委員会の答弁において、平成21年3月定例会における風間議員の連続立体交差事業にかかわる県・市負担割合に関する一般質問への答弁との違いを指摘されました。平成21年3月定例会の答弁において、真意をはかりかねると誤解を招く内容があったことはまことに遺憾であり、反省をしているところであります。
議会における議員の皆様方の御質問は、市民の声を代弁するものであり、その内容は非常に重みのあるものと認識しているところでございます。したがいまして、それぞれの御質問に対しましては、その趣旨を十分しんしゃくし、事実とみずからの考えに基づき、できる限り明快かつ簡潔にこれからも答弁させていただくことを今後も心がけてまいります。どうぞよろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。
それでは、ただいま議題となりました諸案件につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第40号 知立市消防団員等公務災害補償条例及び知立市救慰金支給条例の一部を改正する条例につきましては、消防法の一部改正に伴い同法中の条ずれに対応し、関係する条例の規定を改正するものであります。
次に、議案第41号 知立市保育所保育料等徴収条例の一部を改正する条例につきましては、国の徴収基準額表の改正に伴い、保育料算定の基礎となる市町村民税額及び所得税額について、地方税法、所得税法及び租税特別措置法の規定による控除のうち、保育料徴収基準において適用除外として計算する規定を改正するものであります。
次に、議案第42号 知立市国民健康保険条例の一部を改正する条例につきましては、出産に要する費用の実態を踏まえ、少子化対策の充実を図るための当面の施策として行われた健康保険法施行令の一部改正にあわせ、平成21年10月1日から平成23年3月31日までの期間に出産した被保険者に対し、出産育児一時金の額を4万円増額して支給するものであります。
次に、議案第43号 平成21年度知立市一般会計補正予算(第4号)につきましては、歳入歳出それぞれ7億7,231万5,000円を増額し、総額を210億9,616万2,000円とするものであります。
歳入の主なものは、決算に伴い前年度繰越金を5億6,093万4,000円計上するとともに、生活保護費国庫負担金、地域活性化・経済危機対策臨時交付金などの国庫支出金4億7,558万2,000円、知立連続立体交差事業県負担金、緊急雇用創出事業基金事業費補助金などの県支出金9,939万9,000円を計上するとともに、財政調整基金繰入金3億7,096万4,000円を減額することといたしました。
歳出の主なものは、総務費では同報系防災行政無線設備整備工事費、防犯パトロール業務拡充の委託料、民生費では、新林保育園リニューアル工事費、西児童クラブ増築に伴う実施設計委託料、子育て応援特別手当給付費、生活保護対象者増大に伴う費用、衛生費では、女性特有のがんにかかわる検診費用、住宅用太陽光発電施設設置費補助金、土木費では、公園改修工事費、知立駅周辺土地区画整理事業に伴う明治用水移設負担金、教育費では、学校ICT環境整備のための費用、新学習指導要領に対応した理科教材の購入費用などを計上いたしました。
なお、子育て応援特別手当給付事業に関しましては、事業が年度内に完了しない見込でありますので、全額を繰越明許費とするものであります。
次に、議案第44号 平成21年度知立市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ1億9,798万7,000円を増額し、総額を51億8,298万7,000円とするものであります。これは、決算に伴い剰余金の一部を基金に積み立てるとともに、出産育児一時金、後期高齢者支援金及び国庫負担金等返還金を増額するものであります。
次に、議案第45号 平成21年度知立市土地取得特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ601万9,000円を増額し、総額を781万9,000円とするものであります。これは、土地売払収入を土地開発基金へ繰り出すものであります。
次に、議案第46号 平成21年度知立市老人保健特別会計補正予算(第1号)につきましては、
歳入歳出それぞれ1,195万7,000円を増額し、総額を2,175万7,000円とするものです。これは、過年度分の国庫負担金等の清算に伴い、所要の措置を講じるものであります。
次に、議案第47号 平成21年度知立市介護保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ3,105万5,000円を増額し、総額を20億7,095万5,000円とするものであります。これは、決算に伴い剰余金の一部を基金に積み立てるとともに、国庫支出金等を返還するものであります。
次に、議案第48号 平成21年度知立市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ415万9,000円を増額し、総額を4億7,765万9,000円とするものであります。これは、決算に伴い、後期高齢者医療広域連合への保険料等負担金などを計上いたしました。
次に、議案第49号 平成21年度知立市水道事業会計補正予算(第1号)つきましては、資本的支出を2,592万4,000円増額し、5億7,774万1,000円とするものであります。これは、水源用地購入費などを計上するものであります。
次に、平成20年度の各会計決算について御説明申し上げます。
議員の皆様方には、配付いたしております平成20年度一般会計、特別会計決算に係る主要施策成果報告書及び基金の運用状況調書により御報告させていただいておりますが、主な事項について御説明を申し上げます。
まず、認定第1号 平成20年度知立市一般会計歳入歳出決算認定についてでございます。
歳入総額207億4,620万8,997円、歳出総額193億5,573万5,035円となり、翌年度に繰り越すべき財源6億2,953万9,020円を除いた7億6,093万4,942円が実質収支額となりました。これは前年度と比較して、歳入16億4,109万円余、歳出9億7,046万円余の増額となっています。
歳入を前年度と比較いたしますと、市税は税制改正などによりに個人市民税が1億720万円、固定資産税が1億6,332万円増収となるなど、全体で2億8,032万円の増収となりました。
また、地方特例交付金が6,767万円、国庫支出金が定額給付金事業費補助金などにより8億8,622万円、財産収入が9,542万円、市債が学校給食センター建設事業などにより4億7,020万円増収となりました。
なお、減収の主なものは、企業の減益、株価の下落により配当割交付金が2,430万円、株式等譲渡割交付金が3,339万円などであります。
歳出では、第5次知立市総合計画で目指す将来像、輝くまちみんなの知立の実現に向け着実に施策を推進いたしました。
主な事業の一つ目として、やさしいまちをめざして、防災行政無線設備の整備、知的障害者福祉施設の用地造成及び建設費補助、私立保育園耐震補強事業の助成、子ども医療費助成対象年齢の拡大、橋梁の耐震補強対策、民間住宅耐震改修促進に向けた助成事業、小・中学校の耐震補強工事などを実施いたしました。
二つ目といたしまして、ろまんを語れるまちををめざして、知立連続立体交差事業、知立駅周辺土地区画整理事業の推進、公園の整備、街路、道路の新設改良、コミュニティバスの運行見直し、八橋かきつばた園の整備、来迎寺小学校校舎の増築、学校給食センター改築、放課後子ども教室の拡大などを進めました。
三つ目として、まなびのまちをめざして、中央公民館の大規模改修、八橋古城跡の発掘調査、市史編さん事業などを進めました。
四つ目といたしまして、いきいきとしたまちをめざして、第5次総合計画後期基本計画の策定、親しみやすい市役所を目指して庁舎の改修、コンビニ収納など市税等の収納方法拡大など多くの事業を実施いたしました。
次に、認定第2号 平成20年度知立市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定につきましては、歳入総額51億2,625万2,668円、歳出総額は47億3,905万637円となり、実質収支は3億8,720万2,031円となりました。
また、単年度収支といたしましては1億3,527万4,245円の黒字となりました。
平成20年度の国民健康保険事業は、後期高齢者医療制度の施行により、平成20年3月末現在の被保険者数1万8,603人が、平成21年3月末現在では1万5,431人と3,000人以上の減少がみられました。それにより保険税収入が3億1,502万円減少しましたが、一方で前期高齢者交付金として10億6,684万円の新たな歳入がありました。
歳出においては、老人保健拠出金が7億4,972万円減少しましたが、保険給付費が7,846万円増加するとともに、新たな歳出として後期高齢者支援金5億8,220万円が増加しました。
また、保険税収入の減少と後期高齢者支援金の支出を補うため、基金1億6,240万円を取り崩しており、年度末現在の基金残高は10万2,598円となっております。
次に、認定第3号 平成20年度知立市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定につきましては、歳入総額19億3,251万6,099円、歳出総額18億9,974万2,313円で、実質収支は3,277万3,786円となりました。谷田・弘法処理分区などで幹線管渠等を敷設し、約4.5ヘクタールを整備し供用開始しいたしました。これで知立市全体の普及率は50.4%となりました。
次に、認定第4号 平成20年度知立市土地取得特別会計歳入歳出決算認定につきましては、歳入歳出ともに総額349万4,304円となりました。主なものは、基金利子及び土地賃貸料を土地開発基金に積み立てたものであります。
次に、認定第5号 平成20年度知立市老人保健特別会計歳入歳出決算認定につきましては、歳入歳出ともに総額3億9,098万7,734円となりました。平成20年3月末日をもって老人保健制度が廃止となったため、平成20年3月診療分と請求おくれ分の支払いを行いました。平成20年3月末日の受給者数は、75歳以上の老人の方3,998人、65歳以上75歳未満の障害者272人、合計4,270人であります。
次に、認定第6号 平成20年度知立市知立第三土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定につきましては、歳入歳出とも総額9,756万7,806円となりました。平成19年10月に換地処分を行い、本年度は、車道、歩道などの舗装工事、安全対策としての用水路の暗渠化及び地区内準用河川の清掃等を実施し、区画整理事業としての必要な整備が終了し、事業完了を迎えました。
次に、認定第7号 平成20年度知立市介護保険特別会計歳入歳出決算認定につきましては、歳入総額19億244万2,576円、歳出総額18億7,138万7,049円となり、実質収支は3,105万5,527円となりました。
なお、保険料の現年度徴収率は98.8%で前年度と比較して0.1ポイント悪化しております。
また、要介護、要支援認定者数は全体で1,260人と前年度比2.8%増加、保険給付費も3.7%増加いたしました。
次に、認定第8号 平成20年度後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定につきましては、歳入総額4億3,939万3,020円、歳出総額4億3,550万6,100円で、実質収支は388万6,920円となりました。
後期高齢者医療制度は、75歳以上の方と一定の障害があると認定された65歳以上の方が加入する高齢者の医療制度として平成20年4月1日よりスタートいたしました。被保険者数は4,552人、保険料の徴収率は99.8%となりました。
次に、認定第9号 平成20年度知立市水道事業会計決算認定につきましては、上水の安定供給体制確立のため、老朽配水管布設替工事、配水管網整備、八橋配水場の非常用自家発電設備更新工事等を実施しました。
収益的収支についてみますと、収入が11億4,292万3,815円、支出が10億4,878万266円で消費税を除いた当期純利益は7,378万4,894円となりました。
以上、それぞれ御説明申し上げましたが、どうかよろしく御審議の上、御可決、御認定を賜りますようお願い申し上げまして提案理由の説明とさせていただきます。
〔市長 林 郁夫降壇〕
○議長(石川信生)
これで提案理由の説明を終わります。
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○議長(石川信生)
以上で、本日の日程は全部終了しました。
本日は、これで散会します。
午前10時35分散会
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