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午前10時00分開議
○議長(石川信生)
 ただいまの出席議員は22名です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。
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○議長(石川信生)
 これより日程に入ります。
 日程第1、一般質問を行います。
  質問の通告がありますので、順次発言を許します。
 2番 永井議員。
〔2番 永井真人登壇〕
○2番(永井真人)
 おはようございます。
それでは、議長のお許しがありましたので質問いたします。
知立駅前の広場は汚れています。平日の朝はシルバー人材センターの方々が清掃活動をされ、一たんはきれいになりますが、それも午前中まで。夕方には食べ物の空き袋、ジュース、ビールなどの空き缶、カップ酒の空き瓶、そして、たばこの吸い殻で、まるで駅前広場そのものがごみ箱の様相です。
駅前広場を利用される方々のマナー、モラルに頼るのだけでいいのでしょうか。去る5月14日、知立青年会議所の主催で公開例会、向こう三軒両隣から始まるまちづくり、地域コミュニケーションの未来に向けてが開催されました。講師は、神戸市野田北部地区ふるさとネット事務局長、河合節二氏。その一部を紹介させていただきます。
ハード面のまちづくりがほぼ落ちついた2002年に地域内の団体が連携した野田北ふるさとネットをスタートさせ、活動の場を広げていきました。当初の課題は、まちの美化で、震災復興で町なみは美しくなったのに不法駐輪やポイ捨てなどのマナーの悪さが目立ったのがきっかけでした。
さまざまな美化活動や定例会、ワークショップを開催し、2004年6月に野田北部美しいまち宣言をまとめ、2005年6月には第1号となるパートナーシップ協定を市と締結しました。
地域の取り組みは多岐にわたり、震災復旧で美しく舗装された路地のまる洗いやクリーンパトロールなどの美化活動を実施しています。またJTに依頼して地域内に灰皿を設置し、ポイ捨て防止に効果を上げています。このような内容がありました。
かつては美化活動の一環として公園内等のごみ箱灰皿を撤去し効果を上げていました。しかし、現在の駅前広場では全く効果がなく、ポイ捨ては一向に減りません。ここは時代の流れには逆行するようですが、野田北地区の成功例を参考にし、駅前広場へのごみ箱灰皿の設置をお願いしたいと考えますが、いかがでしょうか。大いなる決断をお願いします。
 ただし、例えば駅前の交差点の角にあるたばこ屋さんの前には灰皿が置いてありますが、そのほんの一歩先にたばこの吸い殻が落ちていることもあります。ここは駅前広場の一部範囲を限定して、ごみ箱灰皿を設置した上で、駅周辺のポイ捨て禁止条例を作成し、そこに罰則規定を盛り込むことを提案させていただきます。知立の顔である駅前広場が、清潔で過ごしやすい環境であることを望んでおります。
駅前広場に落ちているのはごみ、吸い殻ばかりではありません。相変わらずムクドリのフンが落ちています。ムクドリ対策は、かつてはまちづくり委員会の方々がその対策に御尽力され、一定の効果があったとは理解しています。現在では、ムクドリの宿であるけやきの木の枝葉を伐採し、その上でネットをかぶせていますが、いっときは効果がありますが、新緑の時期になりますと青々とした枝葉が栄え、ネットを越えてしまうものですから、ムクドリが宿を求めて集まってきます。まるでイタチごっこであります。
連続立体交差事業により平成30年までこのような状態が続くのかなと思っていましたが、さきの駅周辺整備特別委員会での発表よりますと、事業は平成35年まで延伸。ムクドリとのイタチごっこも今後14年も続くのでしょうか。ここは抜本的な解決策が必要と考えます。
例えば、けやきの木をネットではなく金網で覆うとか、また、乱暴な意見ではありますが、けやきの木の伐採も視野に入れなければならないと思います。市民の皆さん、駅前広場を利用される皆さんの御意見を十分取り入れて、ごみなどのポイ捨て対策、ムクドリ対策を抜本的に考えていくようお願いさせていただきます。
何と言いましても知立の顔である駅前広場のあり方に関する案件でありますので、市長にもお考えを御披瀝していただきたいと思います。
 次に、学校庭の芝生化について質問いたします。
6月議会におきまして、馬場議員から学校の校庭や保育園の庭園、地域の公園などの芝生化について質問がありました。そこで馬場議員から、通称鳥取方式と呼ばれる、材料費が安く、特別な土壌改良も必要がないため、低いコストで施工が可能であり、年間維持管理は水やり、芝刈りと肥料をまくだけで1平方メートル100円以内ででき、除草剤や農薬を一切使用しないため、低コストで環境にも優しい芝生化の紹介がありました。
この件で学校の校庭に関しましては、教育部長から、学校の現状、設置場所あるいは苗の移植、芝刈り機などの初期投資、そして、その後の維持管理、すなわち肥料、除草、砂の補給等そういったものの市民協働による管理運営ができるということであれば、たとえ一校でも検証していくことが必要かと思いますが、そこら辺はもう少しお時間をいただき、調査、研究をさせていただきたいと思います。こう答弁がありました。
このことを受け知立小学校では、おやじの会がぜひ知立小学校の中庭に採用していただきたい。市が予算を提供していただけるなら、苗の植えつけ、維持管理などはおやじの会でやっていきたいとうれしい御提案がありました。
おやじの会は御案内のように、親子共同作業で学校の環境整備を趣旨に活動しています。知立小学校おやじの会の趣旨と御提案を御理解いただき、ぜひ知立小学校中庭の芝生化に対しての予算を要望させていただきますが、いかがでしょうか。
 以上、駅前広場の環境美化、知立小学校の中庭の芝生化、この2点に対し前向きな答弁を期待いたしまして、1回目の質問を終わります。ありがとうございました。
〔2番 永井真人降壇〕
○議長(石川信生)
 都市整備部長。
○都市整備部長(神谷幹樹)
 それでは、駅前広場のごみポイ捨て対策についてお答えをさせていただきます。
 まず、私どもが現在行っております駅前広場の清掃管理につきましては、御質問者からもお話いただきましたが、年間を通じまして週5日、年間240日の清掃をシルバー人材センターに委託しておりまして、広場にポイ捨てされましたごみやたばこの吸い殻などを片づけております。
 現在駅前広場では、多くの方が利用する公共広場でございますので、禁煙をお願いしております。また、ごみ箱や灰皿も置いてございません。これはポイ捨てをなくすために平成18年度に知立市まちづくり委員会から、ごみ箱やたばこの灰皿の撤去の提案をいただきまして実施してまいったものでございますが、一定の効果が得られていると思っておりましたが、しかし、現状では御質問者がおっしゃるとおり、まだまだポイ捨てをする人がみえておりまして、後を絶たない現状でございまして苦慮をしております。
 御質問者からも御紹介いただきました神戸市野田北部地区を参考に、ごみ箱、灰皿を駅前広場に設置したらどうかという御提案でございますが、野田北部地区のお話をお聞きしました範囲では、地域の皆様がまちの美化に取り組まれ、美化活動が活発に行われたことが成功の大きな要因ではないのかなと感じました。知立市の駅前広場におきましても、このような背景が整いましたら、ごみ箱の設置について検討してまいりたいと考えておりますが、現在のところ管理をする立場からは、ごみのポイ捨てをなくす効果的な手法がないのが現状でございまして、引き続き地道に啓発活動に努めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 次に、ムクドリ対策についてでございますが、こちらにつきましても、私どもしましても非常に苦慮している現状でございまして、頭を抱えている状況でございます。
 駅前広場に集まるムクドリは、毎年6月ごろに飛来しまして、昼間は市街地の電柱などにとまり、夕方になりますとけやきの木をねぐらとしまして集まってまいります。現在のムクドリ対策は、毎年6月から7月にかけまして、けやきの木を剪定しましてから4本の木にネットを張り、ムクドリがとまれないようにしております。
これまでいろいろな対策を行ってまいりましたが、実は、平成16年以前はスズメ対策ということでスズメの追い出しということでやっておりましたが、なぜか平成16年からムクドリがスズメを追い出しまして、ムクドリ対策に変わっております。これまでのムクドリ対策は、ムクドリが怖がる猛禽類の目に似せたミミズクのような模型やカラスの模型を設置したこともございます。また、ムクドリが逃げ出すような声のテープの放送を流したこともございます。しかし、これらの対策は、一たんは逃げていくわけですが、なれてきますとすぐにまだ舞い戻ってくるということで、持続的な効果がなかったというふうに思っております。
そうした中で、平成18年から現在のネット張りを行っておるわけでございますが、この案は、知立市まちづくり委員会の提言と協力をいただきまして行っておるわけですが、これまで行ったものと比較しますと、ムクドリ対策としては一定の効果が出ているのではないかと感じております。
しかしながら、このネット張りには多くの問題もございまして、大変苦慮しております。費用的な面もございますが、一番大きなことは、けやきの木が枝葉を落としましてネットをかぶった状態で、木本来の美しい形が緑の色彩などが木の本来の命が失われているというふうに感じております。
御質問者からもございましたが、あの状態であれば切った方がいいんではないかといった御意見もほかからもいただいております。しかし、駅前広場のけやきは知立市の玄関口のシンボル的な木でございます。また、緑化を推進していく現状から逆行するというような考え方もございまして、非常に苦慮をいたしておる次第でございます。
知立市の玄関口でございますので、何とか木来のけやきの木に戻した形でムクドリ対策ができないかということで効果のある方法ということで研究はしておりますが、なかなか方法が見つけられないということで、今後も情報収集に努めまして、けやきの木をもとに戻せるムクドリ対策の研究をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
○議長(石川信生)
 市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
 ごみ等のポイ捨て対策につきましては、知立市空き缶等散乱防止条例によりまして、空き缶、空き瓶、紙くず、たばこの吸い殻等の散乱防止を義務づけております。また、クリーンサンデー等で環境の美化を図るようにしております。
 現在ごみ等のポイ捨て対策を強化するため、条例で規定しております空き缶等散乱防止推進員が未設置になっておりますので、設置に向け検討しております。
議員御提案の罰則につきましては、市長からも言われておりますので、地区指定を含め罰則規定を研究していきたいと考えております。
以上でございます。
○議長(石川信生)
教育部長。
○教育部長(近藤鈴俊)
 それでは、永井議員の御質問に対して答弁をさせていただきます。
 学校庭の芝生化につきましてということで、知立小学校の中庭の芝生化についてという御提言でございました。
 御質問者のとおり、先回の議会におきまして、馬場議員の方より地球温暖化、そして環境教育、そして並びにエコ回収という観点から御提言をいただいたところであります。私も答弁として永井議員がおっしゃられたとおりの答弁をしております。
 そして、私も何とかそういったモデル校ができるといいなということで現場を調査させていただきまして、その中では、まずは知立小学校か猿渡小学校か来迎寺が中庭としては試行ができるかなというふうにとらえていたんですけれども、そういった中で、議員が今回おっしゃっていただきましたその件につきまして、早速学校長にお話を伺いまして、そしたら学校長の方も、おやじの会である今のPTAの会長の方からもお話を伺っているということでございまして、早速現地を調査をさせていただきました。
 その中身といたしまして、学校協議の中では、知立小学校の中庭、約900平方メートルでございますけれども、そこが適地ではないかということで、予算的にも試算をさせていただいているところでございます。ここをできればモデル校として検証をしていきたいなということで、ありがたい御提言だと感謝をいたしております。
 学区のこういったボランティアの団体が役務の提供をしていただくということであれば、そういった資材並びに消耗等の関係につきましては、先ほど、るる説明していただいた中身等を十分に予算化をしていきたいと思います。そういった会が速やかにできていけば、私の方としては、平成22年度でも予算の要求をしてまいりたいと思います。
 導入につきましても、先回の馬場議員が提言していただいたように、通称鳥取方式、これはポット苗の移植法というものが正式名称でございますが、これはおっしゃられたように、草取りや除草剤が必要ないこと。また、踏まれても丈夫な品種であること。成長も早く、横に伸びることが特徴の芝でございます。移植の方法も田植えのように一定間隔にポットで移植をしていけば、6月に植えると8月には中庭が全面的に芝生化になっていくのではないかということで使用可能になるのではないかという予想をしているところでございます。
 初期費用といたしまして試算をしておりますのは、まず、そこの整地の工事、そして下土と肥料、ポット苗、これは鳥取より購入することになると思いますが、あとは散水の器具、水道代、そしてスコップ等並びに芝刈り機と、こういったものを含めて全体で約100万円ぐらいの初期投資でできるんではないかというふうに思っております。
2年目以降は役務の提供をしていただけるということでありましたら、冬芝の購入並びに若干の肥料、水道代等を加えますと約10万円前後でできるんではないかというふうに思っております。
したがって、ここで検証できていけば継続的な維持管理を行っていただく団体が出てまいりましたら次の体制のところに踏み込んでいきたいと思っております。
ちなみに、民主党のマニフェストを見ましても、その中で学校の芝生化ということが載っております。具体的な中身はわかりませんが、そういった国策が出てきたら、それらの特財も十分活用していく中身になると思っております。
以上です。
○議長(石川信生)
林市長。
○市長(林 郁夫)
 私からも答弁させていただきます。
 ごみのポイ捨て、そしてムクドリ対策、いずれも特効薬がないというのが現状であります。
 そうした中で、ごみのポイ捨てについては、今、担当部長申しましたように、そして永井議員が御提案いただいたような罰則規定を一度前向きに考えてまいりたいというふうに思っております。
 ムクドリ対策でありますが、ムクドリ対策につきましては、やはりいろんな情報を取り入れる。今もいろんないい案というのを全国からもインターネット等を見ながら研究してるわけでございますが、今後もいい案というのがあれば取り入れていきたいなというふうに思っております。
○議長(石川信生)
 2番 永井議員。
○2番(永井真人)
 一通りの答弁ありがとうございました。
 それでは、2回目の質問を少しだけさせていただきたいと思います。
 駅前広場のポイ捨て等、予想どおりの御答弁かなと思っております。前回の中央公民館の改修のところでもありましたけど、愛煙家には非常に冷たいのが行政なのかなと思っておりますが、しかし、そんな中、野田北地区の成功例と、それと私の思いつきだけで今回この御提案させてもらったわけではなくて、実際に私は駅前広場見に行ったときに、お会いする方々も、いっそのこと灰皿置いたらどうって言われるんです。いっそのことというのは、そういうことが世間の風潮と違うということは十分皆さん御存じなんですよ。でもいっそのこと、ここは灰皿置いてみたらちゃんとマナー守ってくれる人が出るんじゃないかなという御意見を伺っております。やはりこれは愛煙家の方じゃなくて、たばこ吸わない方からもそういう案が出ておりますので、一度チャレンジ的に置いてみて、それでやはりそういうなかなかモラルが守られないということであれば、その罰則規定も私も必要なのかなというふうに考えて今回御提案させていただきました。
そんな中で、駅前広場のいすがあって憩いの場みたいなところがありますけども、そこに確かに張り紙で、禁煙に御協力くださいというふうに書いてあると思います。思いますけど、なぜ思いますかというと、あの千杜札みたいな小さな張り紙で、しかもちょっとはげてきちゃってるんですね。禁煙まではわかるんですけども、1枚1枚私も検証してないのですので、ひょっとしたらちゃんと書いてあるやつもあるかもしれませんけど、禁煙までは読めるんです。あれでは十分な効果がないと思っておりますので、ここはもう少し大きくわかりやすく禁煙に御協力くださいとかそういった野立てみたいな看板で結構ですので立てていただいて、2カ所あるいは奥にも1カ所ありますので、そのうちの一部をですね、ごくごく一部で結構ですので、野田北地区がやっているんですね、喫煙憩いの場というのを灰皿を設けてはいかがかなと思っております。分煙ですね、分煙化を進めていきたいなというふうには思っております。
やはり例えば駅前広場というのは、当然、駅を利用する方が一番多く往来するところだと思っております。そんな中で、今から電車に乗るんだという方にちょっと一服してから電車に乗ろう、あるいは30分、40分電車に乗って来た方が知立駅で降りられて、ほっと一息する場所、そういった愛煙家の方々の御意見もですね、ほんのわずかで結構ですので考慮していただくという、そういう行政であっていただきたいと思いますし、また、これは愛煙家の方のぐちでしょうけども、おれら市税払っておるのになと。何でこんな肩身の狭い思いするんだという意見もこれは実際に私がたまたま市会議員という立場でしょうか、あちらこちらから聞かされますので、ぜひですね、今まで例がないことかもしれません。あるいは他の市に反発するかもしれませんが、ここは大いなる決断あるいはチャレンジ的に挑戦として一度灰皿を置いてみるということをお試しになっていただきたいと思っております。
私もよく視察のところで行かさせてもらったときに、駅で電車待ってる時間も何ですので、駅前広場をぷらぷら見に行くんですけども、やはりまれにあるんです。喫煙場所がちゃんと設けてある駅がですね。そういうところは、やはり吸い殻のポイ捨ては非常に少ないです。ただ、ごみ箱の設置というのは、さすがに例がないものですから、あちらこちら行かさせてもらっても。吸い殻は少ないですけど菓子袋などのごみは結構ありますので、やはり意識ってそういうものなのかなと。ごみ箱があればごみを捨てる、灰皿があればそこの吸い殻を捨てるというですね、そういうふうに意識がやっぱり皆さん方少しずつ変わってきたのかなと。ないからポイ捨てするというふうなものなのかなと。これは私もはっきりとここで自信持って言えませんが、そんな感覚じゃないのかなというふうに思っております。
 また、以前子供議会でですね、これはちょっと駅前公園の話ではなかったんですが、今から2年ぐらい前の子供議会だったでしょうか、公園に落ちてるごみなんかを拾ってどこかに捨てようと思っても捨てるごみ箱がない。ごみ箱設置の要望がそういうふうに子供たちからありましたので、この子供たちのこういった純粋な心を持った子供たちに期待してもいいのかなというふうに思っております。
やはり一概に性悪説ではなく、たばこを吸うのを禁止すればポイ捨てがなくなるんだという考えではなく、憩いの場を設けて、そこに必ずたばこの吸い殻を捨てていただくと、そういった市民のモラル、マナーを求めてもいいんではないかと思っておりますので、今の私の話を聞いて心変りがあったら、ぜひ御答弁をお願いしたいと思っております。
それと、ムクドリ対策であります。
かつてはムクドリ、いっときおさまったかのように見えました。あれは週に1回とか2回とか、まちづくり委員会の方たちが来ていただいて、猫の模型というか看板とか置いていただいたり、あるいは先ほど言われたフクロウですかね、フクロウの模型があったり、あるいは時には長いさおか何かで木を突いてムクドリを追い払ったりと、そういった活動をしていただいて効果があったのかなということは考えてます。
先ほど私、抜本的な改革で木を切ったらどうかという御提案も申し上げましたが、私もこれは基本的には反対です。やはりけやきというのは、なぜあそこにあるかというと、知立の木でもありますし、やはりけやきはすくすく育ちますからね、すくすく育つという意味での知立のシンボルとしてあそこに植わっているというのを切るというのは、正直言って反対です。
しかし、そんなことも言っておられない。実際近隣の市民の皆さん、あるいは近隣の商店の皆さんがですね、例えば飲食店の目に前にも鳥のフンがいっぱい落ちてるとか、そういうことが苦情が出ておることも事実でありますので、抜本的な改革がないのかなと。
これは知立だけに限ったことではないです。先ほど視察の話もしましたけど、視察市に行っても夕方ネットがかぶってある木とか見ます、確かに。どこの市も苦慮しているというのはわかります。ムクドリ対策というのは、ある方に聞くと、野鳥の研究されてる方でもですね、ムクドリを研究している方というのは非常に少ないらしいんですね。ムクドリはお金にならないものですから、ムクドリを真剣に調査している方が少ないということも伺っております。
イタチごっこを続けていかないかんのか、抜本的な改革を求めないかんのか、この辺はちょっといろいろ議論があるところですが、網ですね、寄ってこないように、というかけやきの木に入れないようにする網、例えば動物園なんか行くとよく木を中心にドーム型の網なんかあるじゃないですか。あれは当然、中の鳥が逃げないように網が張ってあるんですけど、それを逆パターンですね。鳥が入ってこないような網を一度検討というかですね、お金もかかることかもしれませんけども、一度考えてもいいのかなと思います。それか、先ほども申しました、やはり継続的な対策、一年中ムクドリはいるわけじゃないですので、ある程度の期間いるわけですから、知立には各種ボランティアの団体の方いっぱいいます。そういう方たちに、例えば当番制でもいいですからムクドリ対策をですね、例えば以前ですとまちづくり委員会の方たちが、しょっちゅうしょっちゅうやっていただきましたけども、なかなか人数に限りもありますし、毎日毎日のことが大変でありますので、いろんな団体の方に声をかけていただいて、そこでいいよと、そういう駅前のことだったら協力しようという意気込みのある団体の方たちに日がわり、あるいは当番制でその対策を練っていただくというのも必要なのかなと思っております。いろいろなことが考えられると思うんですけども、ほんとにいろんなことを考えてですね、なるべく木をばさっと切って済むんではなくて、考慮した結果、14年過ぎていってしまったのかなと。これでもいいと思っておりますので、やはり例年どおり枝葉を切ってネットをかぶせて、また8月ぐらいになると新芽にどんどんムクドリが寄ってくると、このパターンだけは崩していきたいなと、そういうふうに考えておりますので、今後の調査、研究をぜひお願い申し上げたいところであります。
それと、もう一問の学校校庭の芝生化につきましてですけど、これは一発回答をいただいたと思いますが、この一発回答という理解でよろしいのかどうなのかだけ確認をお願いします。
それで、どうしてあそこを芝生化したいかというと、やはり雨上がりの翌日なんか校庭がぬかるんで自由に遊ぶことができないものですから、芝生を張ると多少靴は汚れますけど、雨上がりの翌日でも子供たちが校庭で遊ぶということができます。まさか学校のほんとの校庭に芝生化してあると、また運動会等々で支障がありますから、あの中庭で少しでも子供たちが雨上がりでも遊べる、あるいは初期の目的であった伸び伸びと子供たちがかけずり回ったり、転んでも痛くないような、そんな芝生化をお願いしておりますが、一つの目的としては、やはり雨上がり対策ということも考えておりますので、ぜひ芝生化、おやじの会たちにも御協力をお願いしまして進めていって、来年の6月には芝生が青々と茂っていると、そういう理解をしていきたいと思っております。
そんな中で、今、校庭の雨上がりの話ですけど、以前からいろんな議員が御提案申し上げてますですね、校庭自体のグリーンサーフェイス化、これに関しては、きのうちょっと市長の方からお考えがありましたけども、グリーンサーフェイス化にはどこまで調査、研究がなされているのか、途中報告でもいいですから御披瀝願えればと思っております。
以上で、2回目の質問を閉じさせていただきます。
○議長(石川信生)
都市整備部長。
○都市整備部長(神谷幹樹)
 それでは、2回目の御質問にお答えします。
 まず、たばこの灰皿を駅前広場に設置したらどうかということでございますが、私も以前はたばこを吸っておりましたので愛煙家の皆さんの気持ちは十分わかるわけですが、ただ、現在の社会的な取り組みとしましては、喫煙による健康被害、受動喫煙、そういった部分で公共的な場においてはたばこは禁煙というのが社会的な状況でございますので、駅前広場につきましては、特に人の往来も激しく、私どもとしては禁煙場所とさせていただいたという経過でございます。
 また、分煙というような御要望もございましたが、スペース的なところもございまして、屋外でございますので、そういった意味で禁煙という形をさせていただいております。
 次に、禁煙マークが非常に小さくてかすれて見えないなということで、もっとわかりやすく表示したらどうかということでございますが、もともと私の方の期待としては、たばこを吸われる方、灰皿のないところではたばこを吸われないんじゃないかというマナーを期待しまして、表示もできるだけ質素な形で表示させていただいておりますが、今の現状で見ますと、そういった形の中のたばこのポイ捨ても結構あるということで、もう少し視覚的にわかるような禁煙マークを表示をしていきたいというふうに考えます。
 あと、ムクドリ対策でございますが、網にかえて金のかごみたいな形のそういった形で覆ったらどうかというような御提言でございますが、いずれにしましても私の方としましては、何とかけやきの木が自然な状態の中で育ってる中のムクドリ対策というのを検討していきたいということで、現在のネットとかご含めて景観的なところからするといずれも問題があるということで、もう少しそういった部分で本来のけやきの命が戻せるようなそういった対策を研究をしていきたいというふうに考えております。よろしくお願いをしたいと思います。
 また、地域や市民の方、いろんな団体の方に支援をいただいてムクドリ対策をやったらどうかということで、それについても御協力いただきながらできる対策方法があるかというところについても研究をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(石川信生)
 教育部長。
○教育部長(近藤鈴俊)
 それでは、2問目につきまして答弁をさせていただきます。
 まず、芝生化につきましては、これは1問目で答弁いたしましたとおり、私、一発の回答に2問目でも変わりございません。
 それから次に、グリーンサーフェイス化ということについてのお尋ねでありますが、これにつきましては、たしか平成6年に知立中学校に当時としては住環境の変化に伴いまして、住宅密集地の中における学校の砂塵対策、そして雨天後の運動場の使用が早くできるという排水対策の点で施工させていただいたということでございます。
 その当時からですね、できれば順次、中学校単位から行っていきたいということで進めているわけでございますけれども、なかなかそういったいろいろかの諸事情等がございまして、今のところまだ予算化には至っておりません。
 しかし、今回総合運動公園の問題等もいろいろ提起されている中で、そうした中では、既存のグランドとかそういったものに対して一定の投資をしていくことは、それは市民にとってはその間にとっては必要なことではないかということも私としては思うわけでございます。
そういった意味で、仮に進めていくとした場合に、ざっと小学校ですと約1校当たり1,000万円、中学校ですと約2,000万円、今の換算で申しますと、その程度の予算が必要ではないかと思います。これらについては、教育部としては、できるだけさきに申し上げたような問題点を含めて、なるべく実施計画の中にしっかりと位置づけをして進めていきたいという要望をしてまいりたいと思っております。まずは中学校からかなと思っております。
○議長(石川信生)
これで2番 永井議員の一般質問を終わります。
次に、3番 杉原議員の一般質問を許します。