〔21番 田中信好登壇〕
○21番(田中信好)
 今回、私は林市長の政治姿勢について、若干質問いたします。
 私は3月議会において、連立の財源問題について林市長の見解とその決意をお聞きいたしました。市長は愛知県と知立市の負担割合について、決意を込めて次のように答弁をしております。
 負担割合の見直しというのは、やはり私は最大の懸案事項であり、全力投球で取り組みたい。そして差し当たって今の段階でもできるだけのことを取り組んでいく。こういう力強い決意を表明されたことを、まず申し上げておきます。
 去る8月20日に知立駅周辺整備特別委員会が開催されました。その内容としては、再算定事業費、工事工程、資金計画、再算定に伴う財政検討結果について説明がありました。当初の総事業費499億円に対して、再算定の総事業費615億円、115億円の増額であります。知立市の増額は25億円、総額約130億円の負担になるわけであります。
 事業費の総額に対して物価スライド、これが40億円であります。私はやむを得ない増額であります。自然増だと私は思うわけであります。ところが、残りの10事業の中に駅乗りかえ階の設置、14億5,000万円、駅乗りかえ跨線橋設置20億9,000万円、ATSの増設11億7,000万円など、物価スライド以外で10の事業が新たに加わり、その増加分は82億9,000万円であります。
 再算定の結果116億円の増額が報告があったわけですが、林市長、この結果報告を市長はやむを得ないというふうにお考えでしょうか。見解を伺います。
 ちなみに、この総事業費で県と市の負担割合が2対1になった場合、知立市の負担は86億6,000万円余になります。約44億円の減額となるわけであります。
 林市長、あなたは、私の最大の懸案事項だと、3月議会で声高らかに発表されました。そして全力投球で取り組むと、大きい声で決意を表明されたわけであります。私はこの半年間、市長がどういう行動に移されるのか、どういう汗を流すのか、期待をしておりました。ところが、先日の特別委員会の答弁を聞いておりますと、甚だ裏切られた気持ちであります。
 あなたは市長です。政治家です。この半年間、一番大事な時期をあなたはどういう行動をされたのか。もう一度明らかにされたい。最大の懸案事項と言われた、市長、今度どのような覚悟をもって行動に移していくのか、その決意を伺いたい。
 もう1点は、独自の財源確保について、市長は次のように答弁をしております。やはりできる限り財源を確保したい。その中で自動車関連企業からの財源、そして関連自治体からの財源であります。この三河安城駅ができたときには、知立市も大きなお金を負担したと、こうおっしゃっております。自動車関連企業に対しては、こういうご時世なのでなかなか難しいと思うが、期待をしていきたい。あきらめずにしっかりと取り組んでいくと、こういう表明をされました。
 市長、あなたが言う関連企業とはどことどこの企業なんですか。関連自治体というのはどこの自治体を指すのでしょうか。明確にお示しをいただきたいと思います。
 そして、その財源として、関連企業、関連自治体にどの程度の金額をお願いをされるのか、お示しをいただきたい。ちなみに、近隣都市の平成21年度当初予算では、刈谷市では法人市民税前年度比80.4%減、豊田市425億円減、安城市62億円減、碧南市80.3%減であります。知立市も減であります。
 関連企業については、トヨタグループ主要9社、08年度4月から12月、すべて減収であります。豊田自動織機を除く8社が下方修正をとり、5社が赤字となっております。
 こういう状況の中で、林市長、あなたが言う独自の財源確保のための行動をされたのですか。お聞きいたします。
 次に、総合公園整備事業、このことについて若干お聞きします。
 総合公園整備事業については、3月議会において何人かの議員が質問されております。その質問の中で次のように答弁をしていらっしゃいます。
 私がなぜ一時凍結と申し上げてきたのは、それは知立駅の連続立体交差事業や知立駅周辺土地区画整理事業といった大型事業が待ったなしの状況で進められております。また、工事協定が終了しておらず、総事業費が700億円とも言われており、まだ確定しておりません。一度財政計画で整理をして、今後総合公園をどのように進めていくのか、再度整理をしたいと。また、必ずしも私は総合公園事業は反対ではない。そうした中で、私は白紙はない。こういうふうに断言をしていらっしゃいます。
 そらそうでしょう、林市長、総合公園整備事業は第5次総合計画、また基本計画の中できちっと位置づけられており、林市長、承認をされておるわけですから、明らかに白紙にすることはできません。
 総合公園整備事業は約25億円の予算であります。財源の内訳は国庫補助金10億8,000万円、市債8億1,600万円、基金4億円、今1億5,000万円基金が積み上げていらっしゃいます。一般財源2億7,000万円となっております。
 林市長、今回の連立の再算定の総事業費116億円増、知立市の負担増は25億円、増、この報告を受けましたが、総合公園整備事業への影響をどのように受けとめていらっしゃるのか、市長の見解を伺います。
 来年度4月ごろ、名鉄と愛知県が工事協定やることになっております。その終了後一度財政計画を整理した結果、あなたの任期中に基金の積み立てができるかどうか、できないかもしれない、こういう時期に一度、林市長、判断をされてはいかがでありましょうか。
 大事なのは、あなたの、先ほど私が申し上げた認識がぶれないということであります。今後の景気の動向はわかりませんけど、市民要望の強い総合公園整備事業を中長期的な考えで推進をしていただきたい。強く申し上げておきます。
 もう1点は、連立以外の普通建設事業がこの10年、20年のスパンでどのように影響が出てくるか、私はその問題を懸念しております。景気の悪化で市税の減収と連立の再算定の市負担分25億円増額になり、市の財政運営が厳しい状況が今後10年、20年、30年と続く状況であります。
 特に市民生活に直結した普通建設事業、例えば保育施設、学校施設、福祉施設、公園、道路などに影響が出てくることを私は懸念しております。
 昨日、市長は連立の影響で市民サービスは低下させない、断言されました。財政運営が厳しいときはどうしても投資的経費にしわ寄せがくるのはこれまでの現状ではありませんか。
 担当部長、市民生活に直結した普通建設事業には今後それほど影響はないと認識していいのか、それとも連立の関係で影響が出てくる、こういうふうに認識した方がいいのか、その見解を伺いたい。よろしくお願いします。
 次に、新型インフルエンザの対策についてお聞きいたします。
 厚生労働省は今回の新型インフルエンザによる国内の患者数、年内に約2,500万人、人口の約20%に達すると推計罹患率に基づく流行シナリオを発表しております。患者のうち入院する人、割合は1.5%、約38万人、そして重症化するインフルエンザ脳症などが約4万人と予想を立てております。
 ピーク時で1日当たり約76万人が発症するであろう、新聞の情報でありますが、見通しを立てております。これは、厚生労働省はあくまでも都道府県が参考とするよう試算したもので、地域ごとの具体的な数値を集積したデータではないものと発表しております。
 季節性のインフルエンザは通常空気が乾燥する冬に流行しますが、新型は夏でも発生しております。それは多くの方が免疫を持たないからだと言われております。新型の感染者の発生は6月以降は少なくなりましたが、この7月後半から再びふえ始め、8月20日現在5,000人を超えております。
 感染者の多くが30代以下の若い世代であることから、高齢者には免疫力がある可能性があるとの報告もありますが、その免疫がどの程度効果があるか、それは実証されておりません。
 季節性と同様に、高齢者を中心とした基礎疾患を持った患者に早期診断治療が必要なことが言われております。また、妊婦や乳幼児も重症化しやすいことがわかっており、行政、医療機関などでは情報提供を行う必要があります。
 今一番懸念をされるのは、夏休みが終わり、学校が再開された後、一気にふえることが心配されております。本市においても、4月25日にメキシコよりカナダにおいて、豚インフルエンザの発生から新型インフルエンザ対策会議を中心にしながら、さまざまな情報提供などの対応がされてきました。今後、新型インフルエンザが流行するであろう、そういう危機管理の上から、行動計画の策定が急がれる状況であります。
 いずれにせよ、新型インフルエンザが流行しない方が一番いいわけですが、最悪の状況を踏まえながら今後の対策を取らなければなりません。行政と教育委員会のその対応と対策をお聞きいたします。
 最後に、乳がん、子宮頸がんの無料検診についてお聞きいたします。
 現在、日本では年間1万1,000人を超える女性が乳がんで亡くなっていらっしゃいます。また、子宮頸がんにかかる女性も増加しており、それも低年齢化が進む中、検診による、早期検診、治療が望まれております。
 しかし、現在の受診率はいずれも諸外国に比べて低い、約20%であります。今回の補正予算に計上してありますが、この事業は女性特有のがん検診推進事業として全国でスタートしております。一定年齢の対象者に対し、検診手帳と乳がん、子宮がん検診の無料クーポン券が配付される事業であります。対象者は、子宮頸がんは20歳、25歳、30歳、35歳、40歳の方でいらっしゃいます。乳がんは40歳、45歳、50歳、55歳、60歳の方であります。
 市から配付された無料クーポン券を持参して、指定の医療機関で受診をすれば、その費用は医療機関から直接市の方に請求する仕組みでありますので、安心して検診を受けることができるということであります。
 知立市の平成20年度の乳がん検診の実績は681人、子宮がん検診の実績は702人、まだまだ受診率が低いことから全体的にも受診率を高めていかなくてはなりません。
 全国的にも無料クーポン券の配付は、7月、8月に30市近くもうスタートを切っております。当市においても補正予算が通り次第速やかに対象者に通知案内を出し、クーポン券の配付を進めていただきたいと思いますが、今後のスケジュールとそれぞれの対象者の人数をお示しいただきたいと思います。
 明確な答弁を求めまして、第1回の質問を終わります。
○議長(石川信生)
 企画部長。
○企画部長(竹本有基)
 連立の影響、普通建設事業にどう影響してくるのかというお話でございます。長期的にはこの鉄道高架事業の再算定に伴って公債費が増加するということでございまして、後年の償還費が財政に影響することは避けられないというふうに理解をしておるところでございます。
 昨日もお話をさせていただいたわけでございますが、この連立に伴う費用を公債費に求める、同時にこの今の景気がどうなってくるのかわからんというようなことで、臨時財政対策債をこれからも毎年7億円借りていくと、こういう状況で計算をしてまいりますと、非常に公債費が膨らんでくるということがあるわけでございます。したがって、景気がどうなっていくのかということによって、この公債費も変わってくるだろうというふうに思っておるところでございます。
 また、歳入の方につきましても、歳入につながる、増加につながる施策を積極的に推進していく必要があるというふうに考えておるところでございます。総合計画で予定しております各種の施策を計画的に実行して、歳入の増を図るということも一つの方策であるというふうに考えておるところでございます。
○議長(石川信生)
 保険健康部長。
○保険健康部長(伊豫田 豊)
 それでは、新型インフルエンザの対応、対策でございます。
 まず、新型インフルエンザにつきます情報収集をしっかり行いまして、その結果入手しました情報につきましては、今後とも、広報ちりゅう、ホームページ、回覧などを活用して市民の方にお知らせをしていきたいというふうに思います。
 それから、医師会、保健所とは今後とも連携を密にしまして、インフルエンザ関連情報を共有するとともに、必要なアドバイスをいただきながら状況に沿った的確な判断ができるように努めてまいりたいというふうに考えております。
 それから、市の公共施設でございますけども、感染拡大防止のため、集会、スポーツ大会、催し物につきましては、感染機会を減らすための工夫をしていくとともに蔓延期等におきまして県からの活動の自粛要請があった場合には、関係各方面と協議を行いまして、新型インフルエンザ対策本部において、休館を含めた対応も検討することになります。
 また、市役所等閉鎖することができない施設におきましては、それを感染源としないため、また閉鎖できない施設の業務継続のために、必要な職員を確保するため、来庁者の方の咳等による飛沫感染を防止する目的で、消毒液とマスクを先だって購入し、備蓄いたしました。
 さらに、このたびの新型インフルエンザにつきましては、職員の意識や必要物資の備蓄も全くない状態での対応でございました。今回の経験から関係者による適時的確な情報共有化の必要性、職員の問題意識、対策マニュアル、対応部門の整備の必要性を痛感いたしました。
 このため、現在庁内で関係各部門によるプロジェクトチームを組織いたしまして、知立市新型インフルエンザ行動計画策定のための各課、意見の調整を現在行っておりまして、10月中の完成を目指しております。今後、新型インフルエンザが発症した場合には、これに沿った対応をすることになります。
 行動計画の目的は、感染拡大を可能な限り抑制し、健康被害をできるだけ抑えることと理解しておりまして、市民への情報提供、報道機関との連絡調整、要援護者等に対する感染防止対策等、市施設の感染防止対策、学校及び保健所の感染防止策、物資の備蓄などを主な内容としております。
 それから、次に、がん検診、子宮頸がん、乳がん検診のことでございます。
 今後のスケジュールをということでございます。このがん検診につきましては、今回の9月補正に関係予算を補正で上程させていただきました。今後、予算議決をいただきましたら、速やかに対象となる方々にこの事業実施の通知をお知らせをするとともに、無料クーポン券を10月の中旬には送付し、それぞれ市が契約しました検診機関及び集団検診の応募も取りますので、そこで検診をしていただくことになります。
 それから、対象の人数ですが、先ほど御披瀝のありましたように、子宮頸がんにつきましては、20歳から5歳刻みで40歳までの方、対象人数は2.563人、乳がんにつきましては、40歳から5歳刻みで60歳までの方2.008人でございます。
 以上でございます。
○議長(三浦康司)
 福祉こども部長。
○福祉こども部長(毛受秀之)
 私の方から、新型インフルエンザの保育園での現状と対応ということで答弁させていただきます。
 現在のところ、幸いにも保育園での新型インフルエンザの発症はありませんが、保育園での対応としまして、手洗い、うがい、アルコール消毒などの感染防止対策の徹底を園長会を通して指示しているところであります。
 保護者に対しましては、お子さんが万が一インフルエンザと診断された場合の対応、そして保育園は保護者が働いていて、昼間子供の保育ができない保護者にかわってその子供を保育するところといった特殊事情を考慮し、通園されても、保育園で新型インフルエンザが発症したとしても、今のところ休園しないなど、市としての方針を保護者あてに通知させていただいておるところでございます。
 今後におきましても、引き続き感染予防に全力で取り組んでまいります。
 以上でございます。
○議長(石川信生)
 石原教育長。
○教育長(石原克己)
 それでは、教育委員会としての新型インフルエンザへの対応についてお答えをさせていただきます。
 現在までの対応、対策についてでありますけれども、4月から発生した新型インフルエンザに対する国や県からの情報につきましては、各小中学校に伝え、冷静な対応をお願いしてまいりました。
 学校におきましては、感染防止の徹底と子供たちに、手洗い、うがい、咳エチケット、早めの静養、早めの受診を指導しております。密閉した教室やパソコン室、体育館での授業等には、こまめな換気をするなど、十分な配慮を心がけております。また、登校後体調不良を訴えた場合は、保健室で対応し、早急に保護者と連絡をとり、医療機関への受診をお願いしております。
 保護者に対しましては、新型インフルエンザの対応について、5月、7月、9月に文書を通じ適切な対応をお願いし、また学校では学校だよりや保健だより等でも感染予防を呼びかけております。
 夏季休業中においては、特に中学校における部活動への参加に伴い、手洗い、うがいはもちろんのこと、朝の体温の測定、部顧問による体調チェック、マスクの持参、ドリンクの回し飲みの禁止など、徹底した感染防止を行いました。
 9月1日から学校が始まり、感染の拡大が懸念されておりますので、9月の定例校長会において次の3点について再確認をいたしました。
 一つ目は、児童生徒に対しては、感染防止の徹底と手洗い、うがい、咳エチケット、そして早めの静養、早めの受診を指導すること。
 二つ目は、体調不良の場合は外出を控え、ゆっくりと休養させることを保護者にお願いすること。三つ目は、来校者には玄関、昇降口等にアルコール消毒液を置き、感染防止を呼びかけること。この3点を再確認したところであります。
 今後、小学校においては、修学旅行、昨日ときょう、来迎寺小学校と西小学校が行っております。また、運動会、陸上記録会等、中学校においては、体育大会、文化祭、新人戦等多くの行事が控えております。大勢が集まるため、感染の拡大が予測されます。できる限りの対策をし、感染防止に当たっていきたいと考えております。
 現在、9月から朝の10時時点までに各学校の感染状況を把握し、教育委員会に報告することになっております。教育委員会といたしましては、それを集計し、県あるいは保健所に報告しております。また、その集計を学校へも戻し、その市全体の状況を校医さんにも把握してもらうようにしております。
 これは1校だけにとどまらず、兄弟等がおりまして、それぞれの連絡している学校への感染も予測されていくわけであります。その対応につきましては、8月27日に県教委から臨時休業措置の目安という通知がありました。それに基づき、市教育委員会といたしましては、今後感染者が確認された場合には、今お話しましたように、保健所、学校医、学校と早急に協議し、感染防止、感染拡大防止のための対応をしていきたいと考えております。
 以上です。
○議長(石川信生)
 教育部長。
○教育部長(近藤鈴俊)
 それでは、私の方から、教育委員会につきましては、学校のほかに多数の方を集客する施設を多く持っております。福祉体育館、中央、猿渡公民館、文化広場、図書館、歴史民俗資料館、こういった施設では、現在、市のインフルエンザ対策会議からの指示を受けまして、出入口及び受付窓口に手指消毒液を用意し、利用者、入場者及びここで働く職員に対し感染予防に努めているところでございます。
 また、消毒薬の前にはチラシを掲出し、うがいや手洗いの励行の呼びかけもあわせて行っております。パティオにつきましても、市と同様に実施をしているところでございます。
 今後、これらの施設につきましては、不特定多数の方が出入りするところであり、発症者の状況を把握することはなかなか困難なものがあります。感染者、発症者の特定も難しい点もあり、現時点の発症段階におきましては、閉館までのことは考えていないところでございます。
 しかし、市内でインフルエンザが蔓延してくる、そういった状況が生じた場合の対応については、先ほど保険健康部長が申しました、今後市の定める行動計画に沿って対応してまいりたいと考えております。
○議長(石川信生)
 都市整備部長。
○都市整備部長(神谷幹樹)
 市長へ御質問されたと思っておりました。失礼しました。
 私には、総合公園の基金という話でよろしかったと思いますけれども、総合公園につきましては、昨日も一般質問の中でも、お答えさせていただきましたが、私、連立事業、駅周辺の整備事業、あわせて総合公園を推進していくという複雑な立場におるわけですけども、ただ、総合公園につきましては、現在の経済情勢含めまして、連立事業の大幅な事業費の増加、それを受けました長期の財政計画、こういったところを考えますと、総合公園の財源をきっちり、財源的なところをきっちり担保した中で進めていかなければいけないというふうに考えますと、今一度、やはり、総合公園の財政検討をしていかなきゃいけないというふうに考えている次第でございます。
 昨日も申しましたが、これまで、総合公園の建設のために、平成18年度から市議会をはじめ市民の皆様から、また建設候補地の関係者の皆様に御支援、御協力いただきまして、建設に向けて取り組んできた経緯が、私としては大変重く受けとめております。
 また、スポーツやレクリエーションのできる公園が不足しているという知立市の現状を考えますと、多くの市民の方が総合公園に期待されているということにつきましても、重く受けとめておりまして、総合公園の今後の方向は十分検討した上で決定していきたいというような思いでございます。
 今後、財源的な裏づけをもって事業を進めていくためには、現在の経済情勢、動向、それからさらに財政検討をする時間をいただきまして、今後の方向を引き続き検討してまいりたいと考えております。
 基金のことでございますが、現在、保有しております総合公園の基金、1億5,000万円でございますが、私としましては、総合公園建設の希望をつなぐものであると思っております。この基金がなくなってしまうということは、総合公園建設の火が消えてしまうというふうに思っております。
私としては、今後の事業の方向が決定するまでは、現在のまま存続していただけるようお願いしていきたいと思っております。
 以上です。
○議長(石川信生)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
 まずは、連続立体交差事業の件についてから申し上げたいというふうに思っております。
 前後しますけれども、財源確保の視点であります。自動車関連企業、また地方公共団体はどこなのかという話でありますが、やはり多くの企業の方々にできるだけ助けていただきたいなという思いであります。あと、自治体についても関連するような自治体の方々に支援いただければなという思いであります。
 そして、どの程度の金額をお願いするかということでありますが、これについてはやはりできるだけご支援いただけたらなあという思いであります。そして、行動してきたのかという話でありますが、まだ行動はしておりません。
 この関連企業の話でありますけれども、関連企業については、今のところ、私考えているのは、やはり景気が非常に悪うございまして、もうちょっと拡大してきたときに話を持っていきたいなという、お願いをしていきたいなという思いを今感じております。
 また、関連自治体でありますが、関連自治体個別に当たるということも最初考えたんですけれども、そうではなくて、今度県市負担割合、今、これは一生懸命やらせていただいてるんですけれども、県市負担割合を2対1にしていく、その一つの大きな根拠が、やはり知立駅というのは非常に公益性が高いということであります。
 知立駅におりられる人が3万人、そして乗りかえされる人が3万人で、ほぼ半分の方々が乗りかえをされるということで、非常に公益性が高い。そうしたことをですね、近隣市とも歩調をあわせてお願いをしていく、近隣市にも御協力いただいて、県市負担割合をお願いしていく、そんなことをしていきたいなというふうに思っております。
 あと、半年間どのような行動をしてきたかということであります。そして、もう一つが、今回の増がやむを得ないかということであります。
 私が、今朝の新聞でも書いてあるんですけれども、やはりこの499億円できた中で615億円になった、また期間も伸びてしまったということで、非常に申しわけなく思っております。
 そうした中で、半年間どのような行動をしてきたかということであります。これは昨日とダブルかもしれないですけれども、申し上げたいと思いますが、まずは、愛知県の建設事務所長のところにしっかりと机をはさんで申し上げさせていただいております。また、建設事務所長については、出会うたびに、私、失礼ではないかと思うほどですね、しつこく言わさせていただいております。
 また、県知事のところにも、アポイントをしっかり取って行かせていただきました。県知事のところには、確かに私の市長就任のあいさつなんですけれども、本題はこの県市負担割合であります。これを申し上げたいなという意気込みで出かけたわけでございます。
 そうした中で、以前からこのアプローチの仕方については、都市整備部長とどういうふうに進めていったらいいかなということを話し合っていく中で、逆効果にならないようにということを言われておりまして、果たして県知事とお会いしたときに、2対1というのを、やぶから棒にと申しますか、単刀直入に言うという雰囲気には、私自身ならずに、そのときには、知立市は財政が非常に厳しいので、いろんな面でお助けください、そんなような内容で申し上げたということでございます。
 そうした中で、今後の進め方でありますが、これもやはりこれからもタイミングと、あともう一つは協力体制であります。いろんな方々に協力いただいてやっていく、これをどのように進めていくかというのも、一回スケジューリングしてですね、この県市負担割合の見直しについてやっていきたいなというふうに思っております。
 次に、総合公園の話でありますが、総合公園で、まずは、総合公園の影響でありますが、やはり影響があります。総合公園、非常に厳しい状況であるというふうに思っております。
 基金の積み立てでありますが、私はやはり昨日の議論もあったかと思いますが、私の任期のうちに積み立てるということは難しいという思いであります。
○議長(石川信生)
 21番 田中議員。
○21番(田中信好)
 答弁ありがとうございました。
 林市長ね、交渉でしょ、ね、事業は愛知県かもしれないけど、知立市で連立高架が立つわけですから。今、2対1という、代々の市長が耕してきたわけでありますから、ね、県との交渉、それも直接。
 本多前市長は、それも自分の政治生命をかけてでも、この2対1をやるぐらいの働きをされたんです、実際は。だから、3月議会であなたが議会デビューですよね、そのときに、あなたは最大の私の懸案事項だとおっしゃった。あとはないんだと。この負担割2対1が私の最大懸案事項だとおっしゃったんです、ね。
 今、話聞いたら、どうなんですか。いいですよ、知立市の建設事務所長に、何遍かお会いして、それもいいでしょう。当然あなたが市長になったいうので就任あいさつするのも、それもごく当たり前のこと。本命は、あなたが最大の懸案事項という使命を持ってするならば、ね、さっきから、タイミングがどうの、立場がどうの、人をね、都市整備部長と打ち合わせ、どうのこうの、これね、がっかりですよ。
 今の、これだけ議員、また皆さんの中で関心を持たれた、ましてや近々に再算定の大幅な増額があったにもかかわらず、今の気持ちでもそんな気持ちなんですか。
 交渉はね、人に会うことですよ。それもトップに会うことです。それを避けていながら、このあなたが言う一生懸命努力します、一生懸命頑張りますなんて言っとるのはね、吹っ飛んでしまいますよ、こんなもん。
 具体的に何月中、何日に知事にお願いに行くんだと、畑はもう耕してあるんだから、前の市長で。好きとか嫌いとか自民とか、そんな関係ないの。知立市民の負託にこたえて、あなたが具体的に行動に移せるか、汗を流すかというのが、今後のあなたの決意でしょう。
 もう言い訳いいですよ。きょうからあなたはどうするかということ。
 きのう、議会から帰って、テレビ見ましたら、ちょうどアメリカのオバマさんがテレビに映っとって、議会で演説するというのは珍しいんですけど、今アメリカが医療改革保険と言いますかね、いろいろ問題があって。
 そこで、見てましたら、いろいろ問題あるけれど、ね、今動くことなんだということをおっしゃっておりましたよ。タイミングをねらうとか、何とか、それもあるでしょう、向こうもスケジュールあるから。だけど、こちらの姿勢としてはね、いつでも行けるような、それも連立の2対1の問題で、王道でいったらいいじゃないですか。ねえ、都市整備部長。ね、あなた一人、ちょっと不安だったら、副市長も連れて、整備部長、みんなぼそっと行けばいいじゃないですか。そのくらいの迫力がないと、この問題は一歩も進まないいうことを申し上げておきます。
 次に、独自の財源確保、本気でやるんですか、これ。ね。本気でやるんですか。この半年間、林さん、どこかの自治体にこの話をしたことありますか。どこかの企業にこの話をされた企業ってありますか。教えてください。もう半年もたっとるんです。もう時間がないんですよ。連立の財源の問題は早く手を打たないと。
 あのね、あなたを責めてないですよ。あなたの考え方、あなたの行動、あなたの判断力に言ってるんですよ。何も2対1が今すぐ出るとか出ないとか、どこの自治体がくれるとかくれない、そういう問題、あなた自身の行動が反省をしてもらいたいということで、今、声高々になったんですが、話をしてるんです。
 この自治体と関連企業、本気でやるんですか。具体的に本気に動くんですか。もう一度答弁くださいよ。正しい判断力してください。時期を見る、時を見る、正しい判断、正しい方向性、あなたがそれだけ考えながら命懸けで、ね、働けば、皆さんついてきますよ。あなたはまだ人のせいにしてる。
 私ね、3月議会で申したじゃないですか。トップリーダーは一番苦労して、一番勉強して、一番職員の皆さんの声を真に聞く。その姿を見ながら、あなたは本当の、本当の市長になるんです。まだ、林市長、忘れてることがあるんじゃないですか。
 一度、この財源確保、よく考えた方がいいですよ。ね。
 それと、総合公園、いろいろ厳しいです。きのう、総務部長、ちょっと勇み足みたいな答弁がちょろっとあったんだけど、後で副市長で撤回があったんですが。
 市長ね、このきのうお話あった基金の取り崩しに対してのあなたの考え方、ちょっと聞かせていただけませんか。
 企画部長、ようわからんかった。答弁。どっちにしたって、影響出ますよ。だけど、影響出る中で、市民生活にきちっと直結した、そういう政策というのは外してほしくないわけです。要するに市民サービス、行政サービスがものすごく低下する。低下してくるんですよ。市民の生活に密着したそういう施策は、あなたたちがしっかりコントロールしながら、低下させないような段取りをしながらね、市民の人をリードをしていただきたい、こう思っております。
 あと、インフルエンザ、教育委員会、しっかり頼みますね。行政、これ、どこだっけ、保険健康部長とこ、しっかり頼むで。いつごろできるの、行動計画、マニュアルは。
 それと、さっき言っとった、保険健康部長、この前集会でいただいたマスク、消毒液、防護セット、これもう納品できてるんですか。代表者会議では10月ごろと聞いたものだから、えらい早いなあと思って。納品できたらできたでいいんです。
 教育委員会、臨時休業、学級閉鎖、このマニュアルって、当然愛知県からきてると思うんですが、その処置の目安というのは大体わかりますか。わかったら、後で答弁してください。
 あと、子宮がん、頸がん、乳がん、もう速やかに早く手を打っていただいて、第2問を終わります。
○議長(石川信生)
 保険健康部長。
○保険健康部長(伊豫田 豊)
 備蓄品でございますけども、10月中に納品が終わるということでございますので、でき次第、納品できるものから順番に納品をしていただいております。10月中に全部納品が終わるということでございます。
 それから、がん検診でございます。
 予算可決後、速やかにさせていただきます。
○議長(石川信生)
 企画部長。
○企画部長(竹本有基)
 いろいろな市民生活に関係する事業になるべく影響がないように、計画的に事業を実行していくように努めてまいります。
○議長(石川信生)
 石原教育長。
○教育長(石原克己)
 先ほどお話しました県教委からきました臨時休業等の目安であります。学級閉鎖は同一学級で欠席率が約10%となった場合。学年閉鎖は学級を超えて感染拡大の恐れがある場合。休校は学年を超えて感染拡大の恐れがある場合。措置期間としてはおおむね4日間とし、状況により延長すると。
 これが目安でありまして、私たちは校医だとか、あるいは保健所と相談をしながら対応しております。
○議長(石川信生)
 保険健康部長。
○保険健康部長(伊豫田 豊)
 行動計画の策定の時期でございます。少し遅れておりまして、10月中には完成したいというふうに思っております。
○議長(石川信生)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
 高架事業については、企業からのものが、真剣かということでありますが、今は景気が悪いということで、どんな形で支援いただけるかはわからないんですけれども、お願いをしていきたいなという思いはあります。
 それと、あと、迫力がということであります。で、私も、やはり時期を、やはり言っていく時期であります。そうした中で、本当に思いは熱いわけでございまして、先ほどもタイミングと申し上げたんですけれども、タイミングをですね、考えながらやっていきたい、汗をかくとか、そういうことは、私、本当にできるわけでございます。要は、目的は県市負担割合をいかにしたら2対1に持っていけるかということを考えながら行動をさせていただきたいというふうに思っております。
 次に、基金の取り崩しの考え方でありますが、これは総合公園の基金の取り崩しだというふうに思うということでございますけれども、これはどの基準で、私、取り崩すかというの、今はまだ考えていないわけでございます。やはり、そうした中で、例えば財政調整基金が、市税の割合で何パーセントぐらいになったときとか、あと、市民生活が圧迫してくるときとか、いろいろな考え方があろうかと思いますけれども、やはり積み立てられている基金でありますので、今のところはこういう形で残させていただいているということでございます。
○議長(石川信生)
 これで21番 田中議員の一般質問を終わります。
 次に、4番 水野議員の一般質問を許します。