○3番(杉原透恭)
議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、順次質問をしてまいります。
今回私は、市政運営について、財政計画、鉄道高架に伴う駅周辺区画整理事業、行政改革の3点と、当面する諸課題として商工会の移転と知立中学校区の交番設置の2点、計5点の質問をいたします。内容が多岐にわたっていますので、市長、当局におかれましては、簡潔、的確な答弁をお願い申し上げたいと思います。
まず初めに、財政計画についてお聞きをいたします。
現在、国の2009年度の税収、一般会計分が当初見通しを大幅に下回り、40兆円を切り、24年ぶりの水準に落ち込む見通しです。昨年のリーマンショックから急激な景気悪化で法人税が落ち込み、この穴埋めのため新規国債の発行が過去最大の50兆円とも言われ、借金が税収を上回るのは戦後初めての異例の事態となりそうです。
知立市の財政運営についても同様、トヨタ自動車関連企業の環境や雇用情勢の悪化により法人市民税、個人市民税の大幅な落ち込みが予想されております。特に、今後本格化する鉄道高架及び駅周辺区画整理事業による事業の増加が見込まれることから、限られた財源の中で健全な財政運営を図っていくことが求められております。
ところが、政権交代により次年度からガソリン暫定税率の廃止されることになれば、この道路特定財源が開かずの踏切の解消に活用されているため、知立市の財政運営にも大きな影響が出るのではないかと市民の方より大きな声をお聞きしております。現在の国の状況をお示しください。
そのほか道路特定財源は、橋の点検、補修や歩道のない危険な通学路の整備など安全対策にも活用されておられます。同様、知立市の財政運営に影響があるかもお聞かせください。
今後、限られた財源の中で健全な財政運営を図っていかなければならないわけですが、前議会においても、平成21年度の法人市民税、個人市民税の落ち込みが予想をされておられました。現時点の決算見込みについて御披瀝をいただきたいと思います。
また、先ほど市長が平成22年度市税一般会計につきましては、99億円と予測をされました。平成21年度、平成22年度の対比、特に個人市民税、法人市民税に関してが落ち込むと予測されますので、御披瀝をいただきたいと思います。
この落ち込みに対し、市政の影響を与えないために政策として当局より御見解をお聞かせをいただきたいと思います。
このほか財政基金について、9月末補正時点で9億4,000万円ではありましたが、平成21年度の見込みについても御披瀝をいただきたいと思います。
また、先ほど平成22年に関しましても、市長が99億円の一般財源と言っておられましたが、財政基金に関しても見込みについても御披瀝をいただきたいと思います。
今後の財政基金についても枯渇した際、対策をどのように考えているか、当局に関しても御見解をお聞かせいただきたいと思います。
財政計画について1回目の質問を終わらさせていただいて、2回目以降は自席で行わさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
〔3番 杉原透恭降壇〕
○議長(石川信生)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
お答えをさせていただきます。
平成22年度の税収、また、財政計画についてどのような見込みをされているかという御質問でございます。
今議会の12月定例会にも法人市民税2億5,000万円の減額をさせていただいておる補正を出させていただいておる状況でございます。平成22年度においては、さらに個人住民税にも大きな影響が出てくるものと思っております。平成22年度においては、総税収において平成21年度当初予算対比で11億円強の減収が見込まれるものと予測しております。ゆえに、平成22年度の税収の総額につきましては、100億円程度を見込むものでございます。
個人市民税におきましては、平成21年度50億円から平成22年度には40億円という状況が予測されております。また、法人市民税においても平成21年度当初では6億6,000万円のものに対し4億円程度というような状況になるというふうに見込んでおります。
それから、暫定税率の廃止等に伴いますものが進みますならば、先回9月のときにもお話をさせていただきましたが、2億円ほどの減収ということになろうと思いますが、まだこれについても見えてない部分がたくさんありますので、なった場合にはその程度の見込みがされるかなというふうに思われます。
また、平成22年度以降の見込みにつきましても、なかなか今現在、国の経済対策等も具体化されておりませんし、また、円高の様相も聞こえてくるわけですが、こういった予想がなかなかつかないことから、また平成23年度以降につきましても、どの程度の見込みがされるかというのがなかなかつかみきれません。そんな状況であるということだけお伝えさせていただきます。
平成21年度の財政調整基金につきましては、平成22年度当初予算で基金の繰り入れを約12億円ほど予定させていただきたいなというふうに思っております。
平成21年度末の財政調整基金の残高を15億円ほどを見込んでおります。今回12月議会末の残高が12億円でございますので、若干また平成21年度末にはふえてくるんだろうという見込みの15億円の中で12億円を平成22年度に繰り入れていきたいというふうに思っております。
以上です。
○議長(石川信生)
 3番 杉原議員。
○3番(杉原透恭)
答弁漏れがございましたので、ガソリン暫定税率廃止に関する見込みということを今、答弁いただいてないと思いますけれども、これが廃止になるとですね、私も調べさせていただいたところによりますと、開かずの踏切、今回の踏切事業等々にも使われてるというお話が出ておりましたので、この点に関しては何かお話が財政当局の方にきているか御披瀝をいただきたいんですが。
○議長(石川信生)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
今、暫定税率の廃止に伴います影響額としまして、自動車重量税から揮発税もろもろ交付税が贈与税があるわけですが、総額としまして、9月のときにもお話しましたが、2億円ほどの減収になる見込みであるというふうに踏んでおります。
今、ちょっと補助金という形での廃止になった場合の補助金のアップということについては、ちょっと私、今資料で持っておりませんので、ひとつよろしくお願いいたします。
○議長(石川信生)
 3番 杉原議員。
○3番(杉原透恭)
ありがとうございます。
今回、私自身も過去の財政計画案の中の決算数値を拝見させていただいたところ、平成11年から平成20年、この10年間の中では24億8,000万円市税がふえてきたと。が、しかし、平成20年からこの平成22年、先ほど林市長が言われた一般財源は99億円ということになってきますと、23億円の減と、市民税が。過去10年間で24億8,000万円を上がってきたわけですけども、この2年で同じ額が市税がごんと減ってしまうといったことが今回の財政計画見込みとも含めて考えられるわけですよね。
今後ですね、前議会の中で高橋議員も言っておみえになったわけですけども、まだ今回、議会の始まる最初にお話、意見書を県に出しましょうと。2対1の割合を県の方に出していきましょうと。これをしていかないと財政におきましても、今から20年先、平成40年前後になりますと公債費が20から21億円になって実質公債費も14.6%、警戒水域になっていくということも見込まれるわけですので、まずこの県・市負担割合、これ約40億円近く違ってくるわけですね。今130億円から40億円弱ぐらい違ってくるわけですので、この県・市負担割合に関しては、知立にとっても大きな課題、命題かなというふうに考えております。
また、土地開発基金に関しましても、今4億6,000万円もあると。普通財産、これも先日総務部長答弁されておられましたけども、大きな普通財産としてはアピタの南の3,700平方メートル、御売却した場合は4億円ぐらいになると。給食センター跡地、これも御売却した場合2,500平方メートルが3億円ぐらいになるんじゃないかと。
今このあとに一般質問させていただきますけど、商工会の移転の話もございます。これも商工会も市の普通財産であります。これも1,100平方メートルございますので、もし御売却をしていけば1億3,000万円ぐらいになるんじゃないかということの中で、12億9,000万円、この普通財産売買だけで、これは今後の議論が要るわけですけども、議会の中でももちろん議論を要するわけですけども、そういった中で、やはり今後の知立市の財政のことを考えていきますと、実質上の鉄道高架に関しましては、基金とか一般財源を入れて借金が104億5,000万円というお話になると思いますので、ここの部分に関しては、ぜひ取り組んでいっていただきたいなと思います。
また、今回の議会においても扶養者控除、配偶者控除によって5億7,000万円ぐらい、これは今の民主党政権にもかかわってくるわけですけども、どうなってくるかわかりませんけども、これは期待すべきか期待すべきじゃないかということはわかりませんけども、こういった対策はとっていかなくてはいけないのかなと。もちろん市民の税金からはこの普通財産も買ってきたわけなんで、議論は要すると思います。私自身はそういった形でやっていくべきと思っております。
その中で、こういった財政が大変厳しい折、今回林市長の提案、議会側の提案で議案第85号の知立市特別職員の非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例、これに関して、私自身今回のこの中で、議会提案を出されたことに関してはいかがなものかなと感じております。というのは、近隣市におきましては、安城、刈谷におきましては、もちろんこの小学校3年生に対して市の職員をふやすと。
学校の先生をふやすということに関しては反対ではありませんけども、今のこの財政状況を見た中で申し上げれば、はっきり申し上げて、安城市、刈谷市においては、今、安城市は条例はつくったものの、もう取り組まないと。今の財政状況を見ると何が一番大事かということを見込まれ、私もそう思います。
今議会の中でも佐藤議員、笠原議員、風間議員等が御提案出されてると思いますけど、緊急を要するところに関して予算を使っていくべきだと私自身は考えるわけです。この子供の今の条例をつくって次年度から取り組む。例えば1人当たり600万円かかると。小学校3年生をふやすと2人から3人1,200万円から1,800万円かかります。この部分に関しても、今この子供の小学校3年生に関して35人学級をすることが緊急を要するのかということに関しては、非常に疑問を感じます。まだまだやらなくちゃいけない。
我々議員の方から提案がいろいろあったと思いますけど、ここの部分に関して、ぜひ政治的な見解から取り組んでいただきたいなと思っているわけですよね。その点に関して、市長、今回この提案を出されたわけですけど、どういった形で出されたのか。自分がもちろん公約でもありますから今回出されたのかなという感じもいたしますし、教育長、今回答弁書をいただいてないものですから答弁してくださいということはなってないので、市長、今回どういった見解でこれを出されたということをまずお聞かせいただきたいんですが。
○議長(石川信生)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
少人数学級が緊急を要するか要しないかという話の視点であったかと思います。
これ、ほんとに見解が分かれるのかなという思いがあります。というのは、今回小学校3年生やるわけでありまして、1年待てよという話になると、その子はもう4年生になります。2年待てよというと、もう5年生になっていくわけでありまして、そういった視点からいうと、例えば道路をやられますと10メートルやるところを5メートルにしてくれという話とは私ちょっと違うのかなという思いがあります。例えば刈谷市も今回見送るようなことを聞いてるわけでありますけれども、刈谷市は駅前の開発やっております。どちらが緊急性を要するかとなると、やはり見解が先ほど政治的なということをおっしゃられたんですけれども、私の中ではこの小学校3年生はまずやりたいという思いであります。
○議長(石川信生)
 3番 杉原議員。
○3番(杉原透恭)
市長は、ただやりたいということで見解の違いとおっしゃられましたけど、例えば保育園に関しましても、もうかなり老朽化が進んできて建てかえをしなくちゃいけないと。地震が起きた場合で倒れちゃったらどうなっちゃうのかなと。まずやらなくちゃいけない順番はあると思うんですよね、この当局等々の中でも、はっきり申し上げて。
なおかつ、先ほど川合議員が言っておられましたけど、県の方も今、小学校1年生、2年生、中学校1年生が35人学級をやっております。ほんとはこれ国がやらなくちゃいけないと私自身は思っております、35人少人数学級に関して。
御案内のとおり、愛知県におきましても財政大変苦しいです。800億円ですかね、税収が少なくなっていくとか。行く行くは、ひょっとしたらこの小学校1年生、2年生、中学校1年生やめられるかもしれません。林市長が、例えば次年度から小学校3年生を取り組まれて、川合議員も言っておみえになりましたけど、1、2年生は3年生だけじゃなくやらなくちゃいけないとなった場合、これもう何千万というお金がかかってくるんですよね。現状それを進めるべきなのかということに関しては、いま一度立ちどまって考えていただきたい。我々市民の大切な税金ですから、ぜひともここの部分に関して、我々議員が私の後も続いていろいろこういった政策に関して市民ためにやっていただきたいという政策を言われると思いますけど、もう一度ゼロからこれは考え直していただくべきがあるんじゃないかなと強く私自身は感じております。
鉄道高架におきましても、先ほどお話させていただいたとおり、建設水道委員会におきましてもお話ございましたけど、知立市の1人当たりの負担額がすごく多いんですよね。今回も特にこの鉄道高架が一番多くて今後の知立市を占うのかなという感じはいたしておるわけですよね。ですので、もちろん2対1の割合もそうなんですけど、春日井の勝川、これ村上議員から出ておりましたけど、1人当たりが1万8,000円、東海市太田川地区に関しては6万8,000円、知立市が18万円。ですので春日井の勝川に比べますと10倍高いわけですね。もちろん名鉄本線と三河線、豊田線、碧南線があるわけであって、そこの部分が非常に高架が高くなって中3階構想になってきているということもあるわけですけども、今後のこの対策に関しても財政計画に関してもしっかりこれは考えていただきたい。これはお願いにさせていただきます。見解が市長とかなり今の話によっても違いますので、緊急性を要するのか私がやりたいということなのか、はっきり言ってやりたいのか緊急性なのかといったら、私は緊急性が大事だと思いますけれども、ぜひそもそういった意味で、行政内で一度考えていただきたい。これはもう答弁要りません。
続いて、鉄道高架と駅周辺区画整理事業についてお尋ねをしたいと思います。
まず初めに、鉄道高架について市長にお尋ねをいたします。
先月の11月24日に行われました商工会主催の鉄道高架進捗状況説明会の質疑応答の際、市長答弁について理解できない点がありましたので御説明をいただきたいと思います。
1点目、ある商工会員から、鉄道高架の県・市負担割の見直しについでどうなっているかという問いに関して林市長は、負担割合の見直しです。今やっております。議会だよりを見られた方もいらっしゃると思いますが、議会の中でも、今まで知事、副知事へ行っているのに林郁夫は行っていないということですが、今までも行っていなかったんですよね。ここだけの話ですが。過去4年間も知事、副知事のところへ行ったことがない。一度だけ、五、六年前、記録を見ますと春日井市とかまとめて市長として高架事業の県・市負担割の見直しに行ったことがあるだけなんですよ。前の市長もタイミングを見られていた。担当部長へは行ったりしていましたがと答弁をされていました。林市長の答弁で、記録を見ますととありますが、どのような記録をごらんになられたのかをお知らせいただきたいと思います。
この件につきましては、私自身疑問を感じまして、前市長に確認をさせていただきました。事実無根の話であり、御立腹をされておられました。林市長の本意をお聞かせをいただきたいと思います。
2点目、工事協定が結ばれた後も県・市負担割の見直しはお願いしていく。かなうと思うと答弁をされていました。かなうと思うと思われる根拠をお聞かせいただきたいと思います。
以上、2点に関して、林市長、御所見をお願いします。
○議長(石川信生)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
まず、先ほど私、答弁漏れと申しますか、言葉足らずであった点、一点ですね、少人数学級のところでありますが、やりたいというのは緊急性を要するからやりたいという思いがあります。小学校3年生の子はもう先送りというか、4年生、5年生になっていくわけでありまして、この議会の中でも陳情、請願が出てきたときに全会派一致で少人数学級というのは当然やるべきだという皆さん思いがある。ずっと私、議員もときもそうであったわけです。そのときに国の責任だから、県の責任だから、それじゃあやはり子供はもうそこで卒業していくわけでありまして、それを私はほうっとけないなと。先ほどは、もっと保育園の修繕とかそういうことをおっしゃられました。たしか私も保育園の修繕も大事であります。保育園の修繕と違って保育の修繕は修繕すると変わったな、目に見えるわけであります。そういうのは今まで比較的予算がつきやすかった。先ほども申し上げたんですけれども、そうした中で少人数学級は効果がすぐに出ないだけに、なかなかわかっていただけない。今も杉原議員おっしゃられたんですけれども、ほんとに緊急性を要するのかと、そういう議論がやはり出てくるわけでありまして、そこら辺は御理解をいただきたいなと思っております。
連立の話であります。まず一点目であります。
見直しの県・市負担割合のことであります。資料を私はこれについては担当部長等とどういうふうに前市長はやっておられるのかという形で見ながらやらさせていただいておるわけでありまして、そうした中で、経緯が担当の方がしっかりとつけていらっしゃいます。そうした中で見ていると、商工会で答弁させていただきましたように、平成15年の4月1日に知事あてに春日井市長、蒲郡市長、東海市長、知立市長が要望内容を書面でいっております。それ以降は知事とか副知事に市長が行かれたことはないよと。それは私、前市長が云々というよりもタイミングをみていたんだよということを私言いたいがために申し上げたところでございます。ですから私もこの議会でもさんざん言っているんですけども、やはりやぶからぼうにいってもなかなかこの件は難しい。やはり前市長もタイミング見ながらいっておられたんだなということがそれをお伝えしたかったということであります。
それで、もう一点の質問であります。
かなうと思うという話でありますが、私の中で、当然地道にやらせていただく、そして議会の中でもこうして意見書を出していただける中で、かなうように当然地道にやっていくわけでありまして、かなうと思うつもりでやっているわけでありまして、それがだれかと約束したのかとか、だれかがもう担保したのかとかそういう話ではない。自分の主観として地道にやっていけばかなうじゃないかなということで、これは私は今でもそういうふうに思ってますし、そういうつもりでやらせていただきたいと思っております。
○議長(石川信生)
 3番 杉原議員。
○3番(杉原透恭)
今回、私の知る限り、前市長は現在も神田知事と個人的に会う間柄であるということをお聞きをしております。また、最終的には前市長会のときも副会長されたり、市長選に関してもみずから神田知事がおみえになったりといったようなことがございます。そのような状況を踏まえて、市民からの最終的には本多前市長に関しましては、もう1人の市民となられたわけなんですよね。ああいった公の場で前職のお話を出されるということに関しては、林市長、今後慎んでいただきたいなと思います。これは苦言を呈したいと思います。前市長も前の市長の苦言を言ったり、前の市長のことを比喩して言ったことはございません。市長としての立場をわきまえて、今後これは発言をしていただきたい、公の場で。ぜひこれもお願いです。お願いをしておきます。
2点目。今回、県・市負担割合の見直しかなうと思う。ようやく先月、前回の定例会議会において皆さんが行け行けと。知事の方に行って県の方に行って職員の方に行ってごあいさつをしてきなさいと。ようやく動かれましたね、10月に。ですので叱咤激励の意味で、林市長におかれましては、かなえていただきたいと思いますので、これはお願いをしたいと。何度も足を運んでいただいて、知立市の未来のため、未来の子供たちに負担を負わせないために、ぜひとも何度でも行っていただきたいなと思っております。高橋議員も岩に爪を立ててというような発言もありましたけど、ぜひそういった形で何度も何度も行って、あきらめずに2対1の割合をやっていただきたいなと思います。
次に、駅周辺区画整理事業に関してお尋ねをいたします。
この件は、当初鉄道高架だけでは事業計画が認められず、駅周辺土地区画整理13.3ヘクタールを盛り込み、それでも認められず、駅南区画整理6.7ヘクタールを行うことで国から事業認可を得たとお聞きをしております。現在進んでいる駅北区画整理事業において、平成11年から事業スタートし、都市計画決定され、仮換地指定も終え、現在建物移転なども随分進行し、今年度から一部の道路整備、工事も着手されてますので、今から変更をしろということは容易ではないと感じております。
しかし、駅南の区画整理事業においては、都市計画決定はされているものの、事業計画が実際にスタートできるのが、早くて平成38年、今から17年後となります。
このような中、先日、駅南の市民の方から御相談を受けました。その点で私どもも気づいて驚いたところがあります。現在、駅南地区において、地権者が建物を建てかえをしたいといった場合、木造の2階ないし鉄骨の2階の簡易な建物しかできないということがわかりました。要するに、土地活用の用途が今後20年間拘束されるわけですよね。このことは地権者とっても不便なことであって、老朽化したビルは貸し手が決まらないといった不利益な状態になることが予測、私自身されると思います。結果このまま鉄道高架事業が完成し、駅北土地区画整理事業のまちづくりの発展化、発展整備がされた場合、駅南に関してはゴーストタウンになる可能性があると私自身予測しております。
さらに、今後の財政状況からかんがみても、駅南の区画整理事業を開始する時期、平成40年前後、ちょうど知立市の公債費が21億円前後になるということで、公債費も14.6ポイントということで、非常に警戒宣言、警戒ラインになるといったとき
に、この事業がほんとにできるのかなということを思うわけです。
実質上、今お話させていただいたとおり、鉄道高架をする場合、周りの区画整理、北の方をしてくださいと。でも足りなくて南の区画整理も入れてくださいという形で事業が進んだわけですけども、今の知立市の財政状況の中からいっても大変無理があるなと。もしこれを進めていって、20年後にやっぱりできませんのでどうぞ進めてくださいと地権者の人にもし申し上げたら怒ってしまいますよね、この状況になってしまったら。こんなこともかんがみて都市整備部長、一度答弁をお願いしたいと思うんですけども。
○議長(石川信生)
都市整備部長。
○都市整備部長(神谷幹樹)
 駅南の区画整理の見直しについてということでございますが、駅南の区画整理事業につきましては、鉄道高架事業を前提といたしまして、中心市街地のまちづくりを行うための平成10年に土地区画整理事業を施行する区域として都市計画決定をさせていただいております。
 杉原議員からもお話がありましたとおり、この都市計画制限によりまして、現在駅南地区で建築物を建築しようとしますと、都市計画法53条の規定によりまして愛知県知事の許可が必要となってまいります。この場合、知事が許可をしなければならない建物は2階以下で、かつ地階を有しないもので、なおかつ構造については主要構造部が木造、または鉄骨などの構造に限られております。これ以外の例えば鉄筋コンクリートの構造物、建物でございますが、それと3階以上の建物につきましては、原則許可されないというそういった制限がかかっております。
 こうした制限で駅南地区がゴーストタウンになってしまうんではないかというような御指摘もいただきましたが、制限がございましても一定の規模の建物の建築、また建築物を維持管理していくための修繕工事については可能でございますので、地域の環境が著しく悪化するということはないんではないかなと思っております。
 しかしながら、駅南地区で現在の状況では、この先10年以上はこういった制限がかかってくるということを考えますと、今後建築物を構造利用したいという方にとっては、大変重大な事態になってしまうということは受けとめとる次第でございます。
 駅南地区の区画整理につきましては、こういった建築制限の問題のほか、これまで議会でもいろいろ御指摘、御意見いただいておりますが、連立事業費の大幅な増加によりまして財政的な課題もございます。また、現在予定をしております事業期間、先ほど杉原議員からは、平成38年というようなお話もいただきましたが、私どもとしては、現時点では平成30年というような予定もしておりますが、いずれにしましても、この事業時期で事業の実施が可能かどうか財政的な検討の必要性があると感じているところでございます。
 また、連立事業の事業期間の延伸によりまして、先ほどの駅南地区の区画整理の事業時期につきましてもおくれてくるんではないかということが見込まれます。こうした状況の変化もございます。私どもとしては、先ほどの事業時期の見込み、また、それに伴います建築の制限、それに対する影響、また、財政的な裏づけ、そういった部分、総合的に駅南地区のまちづくりについて再検討が必要であるというふうに感じているところでございます。
 しかし、駅南区画整理につきましては、先ほど杉原議員からもお話いただきましたが、鉄道高架を前提としまして駅周辺区画整理や街路事業とあわせまして、知立駅を中心としました中心市街地のまちづくりということで、お互いに関連をもった一つのパッケージとして整備をしていこうということで計画されている内容でございます。特に駅南区画整理につきましても、連立事業の採択要件ということで、国から南北市街地の一体化を図るまちづくりとして位置づけられておりまして、こうした経緯等も踏まえますと、現在の整備計画を見直していくということにつきましては、国・県の了解も必要であろうというふうに考えております。
 仮に駅南区画整理事業を見直すということでありますと、区画整理手法にかわる駅南地区の新しいまちづくりの提案も必要であろうというふうに考えておる次第でございます。こういった点も踏まえまして、今後少し時間をいただきまして、まず見直しを検討するための条件整理をさせていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(石川信生)
 本日の会議時間は議事の都合により、あらかじめこれを延長します。
○議長(石川信生)
 3番 杉原議員。
○3番(杉原透恭)
 今回政権もかわりまして、今、テレビ等でもありました事業仕分け、昔のあったことを改善もしできるものなら改善していこうという今、世の中の動きがあるわけですよね。林市長におかれましても民主党から出られて、このパイプがあるわけなんですよね。ですので、なかなかこうやって決まってきた。国交省が決めた予算、補助金関係の方も決めてこられて、フルセットになってますので、鉄道高架等北の区画整理と今回の南、南に関しては外してもらうような御提言できないんでしょうかね。
私自身、一度それに関しては、国交省が今までそういった形で進めてきた。国が自民党政権の中でも進めてきたわけですけども、これに関しては、一度改善できる点は、この駅南に関しては、一度市長お伺いをしていただきたいと思うんですけど、いかがですかね。
○議長(石川信生)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
この件は、ほんとに知立市の状況を考えますときに、連立も大変なんですけれども、それ以上に大変な事業だなという。一般財源が年度ごとに必要になってくるわけでありまして、大変だなという思いがあります。
そうした中で、今、杉原議員おっしゃられたように、フルセットパッケージで動いておるわけであります。中で、この駅南が今おっしゃられたように外せるものなのかどうか。また、先ほど部長答弁しましたように、知立市の財政状況等々考えながら見直しをしていくということは必要なのかなというふうに思っております。
とりわけ今この南の区画整理ですね、果たして自分の中でもいつぐらいからというか、いつ完成ができるのかなというのが、完成になるのかなというのがなかなか今の状況でわかりにくいところがあるわけでありまして、杉原議員おっしゃられましたように、しっかりとゼロベースとはいわないにしても、やはりできるところでできる範囲で見直しをしていきたいなという思いは非常に思っております。
○議長(石川信生)
 3番 杉原議員。
○3番(杉原透恭)
林市長におかれましては、この駅南に関してはぜひそういった形で政治主導で県・国に当たっていただきたい、そんな思いでいっぱいであります。
次に、行政改革についてお尋ねをいたします。
本市においては、昭和60年度から昭和63年度にかけて事務事業の見直し、組織機構の簡素化などを柱とする第1次行政改革大綱を策定をされました。その後、平成8年10月から平成14年度にかけても第2次行政改革大綱を策定し、事務事業の見直し、業務委託の推進、時間外勤務の削減、組織機構の見直しなどによって13億円を削減をされてこられました。
また、平成15年の3月からは知立市の第5次総合計画の基本に従って、第2次行政改革大綱を点検を行って、結果、第3次行政改革大綱を策定をして、平成17年度から今の平成21年度のこの5年間で計画期間をつくられまして行政改革の推進をされてこられたわけです。
ここで当局へお尋ねをしたいわけなんですけども、あと残り4カ月ほどでですね、第3次の行政改革大綱が終わりを告げようとしておりますけども、その計画に対しての効果と、今後どうのようにその成果を市民に反映していくか、第4次行政改革大綱の予定などを御披瀝をいただければと思います。
○議長(石川信生)
企画部長。
○企画部長(竹本有基)
 まず、第3次行革の効果でございますが、もともと計画全体で目標にしておりましたのは、額で言いますと約17億6,000万円という予定をしておったわけでございます。これが平成20年度末、昨年度末までですと約15億6,000万円というふうにとらえておるところでございます。率で言いますと88.7%というふうな達成率でありまして、一定の効果を見てきたというふうに理解をしております。あと今年度もわずかでございますが、できるだけのことをやっていくという予定でおります。
次に、次の行革の予定はどうだというお話でございますが、まだ実際に具体的に動いておるということはございませんが、今年度末までに歳入、あるいは歳出含めまして、一度早急に対応できるもの、こうしたものからまずやっていきたいというふうな考え方でおります。
そんな中で、一つ額的にはわずかになろうかと思いますが、有料広告のプロジェクトチームを既に発足をしております。自主財源の確保というような観点から、この有料広告もう少し広い範囲でやっていけないかということを今プロジェクトで検討をし始めておるという状況でございます。
○議長(石川信生)
 ここで10分間休憩します。
午後4時57分休憩
―――――――――――――――
午後5時07分再開
○議長(石川信生)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 3番 杉原議員。
○3番(杉原透恭)
ありがとうございます。
今の企画部長の話によりますと、第3次行政大綱に続いて結果評価をしてから第4次に移っていくということに関して、早目に取り組んでいくということに関して、私も大変評価をさせていただきたいと思いますし、今最終的には税収が落ち込んでおりますので、税収がどうしたら歳入増、歳出減になるかということに関しても取り組みに関しましても、今一つとしては、有料広告事業のプロジェクトチームをつくられたということを言っておられました。これに関しましても大変いいことだとは思いますけども、事業規模が大変少ないです。税収の市税、今100億円ぐらいですか。100億円ぐらいの中の数千万になるか数百万になるかということになるかと思いますので、ぜひこれがいいかどうかということはそこの中でまた御議論をいただきたい部分があるわけですけど、やはりこれ、3年の計画というようなお話もちょっとお聞きはしておったんですけども、企画課長の方からは。期間は短くするということに関しても大変いいことだと思います。
しかし、中長期の計画も行政改革に関しては立てるべきだと感じます。今まで当てにしておりました区画整理事業、私の地元の上重原北部土地区画整理も山町山も宙に浮いたような状況であるわけです。これをほんとは当てにされておられたというところもあるわけですけども、私自身、新規にですよ、これは例えばなんですけど、野田新町駅が今できましたね。その近くといえば西中町、あの西中町の小高いところに一部区画整理事業をやっていくとか、これもちろん地権者の同意も要りますけれども、例えば文化会館の周辺、パティオ周辺、もうすぐこれも2年ぐらいですか、建物が建つというような話も聞いておりますけども、普通に調整区域の白地として建つと新家分等々にも立つという話も聞いておりますけど、ここの中の区画整理。前市長が進めておられた西町本田地区、これに関しても今、徳重という会社がございますが、あそこを調整の白地ということで最先端企業であれば推進できると。特にもちろん農業振興、知立市においては御案内のとおり、16キロ平方メートルの中の10キロ平方メートル、7割が市街化となっておりますので、3割が農地といった問題もございます。もちろんこの農業振興に関してもやっていかなくちゃいけないですけど、今の知立市の財政状況から考えますと、この部分に関しても一つ考えていかなくちゃいけないのかなという私は気はいたします。前も申し上げましたけど、上重原北部土地区画整理だめになってしまいましたけど、もしそちらの方が工業地域として機能するということになれば、公租公課、または法人税、減価償却費、そのほか住民の方々からも移動してくると思いますので、4億円から5億円ぐらい一つの区画整理をするとそんな形で税収の形は知立市としてはふえてくるといったこともありますので、ぜひもちろん今のプロジェクトチームの中の広告に関しては、いきがいの中でも出ておりましたので取り上げていただくことは結構ですけど、中長期プランもぜひ採用していただきたい、そんな思いでありますけども、企画部長、いかがですかね。
○議長(石川信生)
企画部長。
○企画部長(竹本有基)
行政改革につきましては、今、税収が非常に落ち込んでおる。この急場をとにかくしのぎたいという思いから、先ほどちょっと御紹介ありましたが、3年程度の短いもので一遍やってみようというふうに思っております。
しかしながら、やはり中長期ということも大切でありまして、この場が過ぎればいいということではございませんので、長い目で見てむだなものを省いて、また新しいニーズにこたえていく、こうしたことへの取り組みも必要でございますので、中長期の計画も考えていかなければいけないというふうに思います。
そうした中で、区画整理でありますが、市の財源ということにとってみれば財源の確保につながっていく。特に恩田の区画整理については、現在地権者の方たちの意向によりまして進んでないという状況でございますが、調整区域から市街化区域に変わるというようなことが進めば非常に財政的にはプラスになるというふうに思っております。
また、市内の業者の方、なかなか狭くて今のところでは広げれないというような方もおみえになるように聞いておりますので、工場の出ていけれるような区画整理が進めば、また言われるような固定資産税、あるいは償却資産、そうした歳入も見込めるのではないかと、こんなふうに思います。
いずれにいたしましても、区画整理などを含めて長期的な計画が立てれれば歳入の増加につながってくるわけでございますので、ぜひそうした計画も担当のところで進めていただきたいというふうに思っております。
○議長(石川信生)
 3番 杉原議員。
○3番(杉原透恭)
企画部長におかれましては、企画部だけではできないことですので、横のつながり、連携各それぞれ必要になってくると思いますので、その連携をとって前向きに知立市の歳入増になる、もちろん地権者の方も先ほどの区画整理はかかってきますので、そういった連携をとりながら進めていただきたいなと思います。
次に、商工会の移転についてお聞きをいたします。
現在の商工会館は、昭和50年3月28日に落成をされて、早34年が過ぎ、老朽化が進み、雨漏り、ひび割れ、アスベストの問題、耐震補強などの不ぐあいが生じ、修繕または建てかえが必要な時期にきております。そのため商工会は、商工会館建設委員会を昨年の12月より発足し、4回ほど協議を重ね、その結果、不ぐあいを修繕する場合、調査では約1億円ほどかかり、建てかえをした方が合理的という結論にいたりました。
そこで、商工会館建設委員会においては、地域、経済の中心的なシンボルとして新会館を上重原の3号緑地に推奨されまして、本年の10月20日、商工会の理事会において全員一致で議決、賛成をされました。
それを受けて10月28日、商工会館建設に伴なう建設用地借用許可についての要望書を市長あてに提出をされておられると思います。
ここで当局へお尋ねをいたします。
要望書提出から約1カ月ほど経過をいたしておりますけれども、その後の進捗状況に関して御披瀝をください。お願いいたします。
○議長(石川信生)
市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
 商工会館の建設用地借用の要望書が出ております。現在、関係部署と検討を進めております。
 以上でございます。
○議長(石川信生)
 3番 杉原議員。
○3番(杉原透恭)
 大変短い答弁でしたけれども、現在御案内のとおり、東上重原の3号緑地に関しましては、上の公園の管理は都市整備部がされておみえになると思います。下の方の貯水池に関しては上下水道、これから今、市民部の方で今御答弁いただきましたけど、経済課の市民部の市民部長の方が担当になるわけですけども、要は、三つの部署がまたぐわけですよね。この今回の商工会の会館建設に関しまして。今そこの部分に関しては、3者どのようなお話になっているかお聞かせいただきたいんですけど。
 要は、どのように、今1カ月たってますけども、お話をされたのかどうかと。実質上、市民部長だけではできないことでもありますので、どうなっているかの部分も御披瀝をいただきたいんですけど。
○議長(石川信生)
 清水副市長。
○副市長(清水雅美)
 いろんな課にまたがるということでございますので、私の方から若干概要を説明をさせていただきます。
 先ほど市民部長が答弁いたしましたように、商工会からは新しい商工会館の建設、その予定地の候補としてそういったところを商工会としては今、その方向で決めたので、一度検討してほしいというようなことでの要望が出てまいりました。
私どもの方もそれ以前からも少しいろんなお話の中では、そういったお話も伺っておりましたので、それは今後どのような形でそういったものが可能なのかどうかというようなところも内部では検討させていただいております。
少し申し上げますと、あくまでもあれは第三区画整理事業の中での調整池ということでの行政財産ということでございますので、それを他の目的に使うことについての可否はどうだというようなことの検討でありますとか、御承知のとおり、目的はあくまでも調整池でございますので、そういった機能を損なうことのなるようなそういう使用というのはこれは全く問題外でございますので、そういったところの問題点はないのか。
また、あの3号緑地も区画整理を施行するに伴って一定の緑地を確保すると、そういったことでの緑地の復元という部分での機能、そういったもろもろの機能がございますので、そういった機能が損なわれない中で、法的にもそういったものが活用していただけるのかどうかの今、検討をしておるところでございます。
一部その検討の中では、いろんなまだ法的な整備も必要でございますけども、行政財産の目的外使用としてそういう商工会館というようなものも許可の対象になるだろうというようなこと、また、これはまたあとでお話があるのかもしれませんが、上重原の地域、西小学校区内のいろんな防犯上の問題が非常に話題になっておりますので、そういった部分については、私どもの方も市長を初め、警察当局にそういった交番の設置はどうなのか、ぜひ設置をというようなことのお願いをする中で、市としてそういった用地の提供と言いますか、市として確保というような話があれば、そういったものも前提にしたお願いもしていくというようなことを考えておりますので、そういった交番というような建物についてもそこでの使用は許可というのは大丈夫だろうというような今、感触の中で内部で検討をしているというのが実態でございます。
○議長(石川信生)
 3番 杉原議員。
○3番(杉原透恭)
副市長、答弁ありがとうございました。
愛知県に35市だったと思うんですけど、その中で、こういった形の商工会、市町村かもしれませんが、実際こういった商工会館を今の貯水池のところに建てられているという事例があるというお話をお聞きしたことがあって、県の方は、できるという見解を示されてるというお話をお聞きしているわけですけども、この件に関していかがでしょうかね。もしわかりましたら御答弁いただきたいんですが。
○議長(石川信生)
都市整備部長。
○都市整備部長(神谷幹樹)
先ほどお話がありましたとおり、3号緑地につきましては、知立第三土地区画整理事業によりまして調整池並びに緑地ということで用地をあみ出した内容でございますので、そういったものにかかります法令、いわゆる緑地を確保しなきゃいけないというもともとの根拠法令でございますが、それにつきましては県の条例がございまして、自然環境の保全及び緑化の推進に関する条例ということで、これに基づきまして区画整理による開発に対して5%以上の回復緑地を取らなければいけないということで、第三の場合ですと公園、それからこういった調整池用地、点在してます緑地、公園通り線のような植栽をされている通り、こういったものを緑地の対象にさせていただきまして、現実5%をはるかに超えるような緑地の面積がございます。
そういった中で、現時点で県に相談してる範囲の中では、5%の基準の範囲でもともとの取った面積の1割以内という内容であれば土地利用の転換をされても条例に反することではないというような見解もいただいているということで、県がいいと言っているという御質問者のお話の中でも今お答えとなるとそういった条例に基づく内容なのかなというふうに判断して、今御答弁させていただきました。
以上です。
○議長(石川信生)
 3番 杉原議員。
○3番(杉原透恭)
都市整備部長、答弁ありがとうございました。
ぜひこの商工会の移転、先ほども申し上げましたとおりに、今、知立市のそこのところですね、5階のところアスベスト問題、このアスベストの問題があるわけですね。あと老朽化。雨漏りも今してきてるといった問題、耐震の問題等々いろいろ老朽化が進んで、あそこの部分に関しては移転をしたいという商工会の要望書出ておりますけど、ぜひとも前向きに御検討いただいて、各部署それぞれお話、市民部長だけでは解決できない部分があるかと思いますので、副市長、すみませんが入っていただいて、早急に答えを出していただいて、最終的には先ほど申し上げましたけど、商工会館が今現在建ってるところに関しましては1,100平方メートル、333坪ぐらいございます。議論はこれからしなくちゃいけませんけど、普通財産でもありますので、最終的に御売却をすれば今の知立の財産の中にも踏み込んでいってもいいのかなという気はいたしますので、そういったことも含めて御議論いただいて、商工会移転に関してはお願いしたいなと。
先ほど副市長が言っておられた部分ですけど、知立中学校区に交番ということで、後ほどお話をさせていただく部分にもなりますけども、間違いなく上重原町においては、後ほど話をさせていただきますけど、交番がほしい地域でもありますので、この部分に関しては後ほどちょっと触れますので飛ばさせていただきますけど、お願いをしたいなと。
あと、商工会においては、商工会館だけで今ありますけど、商工会だけではなくて各諸団体、いろいろ近隣市に青年会議所とかライオネス、ロータリーとかいろいろ入ってますよね。ああいった諸団体も一緒に巻き込んだ形の中で、各諸団体がどういう御意見になるかわかりませんけども、そういったことも検討したいというお話もされてました。
あとは、地域のコミュニティみたいな形の部分も上重原50ヘクタールの区画整理をされましたけども、結局はあそこに大きな公民館もありませんといった形で、上重原の駅の方に一つ公民館があるだけという話の中で、そういった御意見も商工会の役員の皆さんの中からも出ておりましたので、そういったことを加味して、ぜひとも前向きに御議論いただいて、早急な答えを出していただきたいなと。
今ここで結論が出る話ではないものですから、年をまたぐことと思いますけども、よろしくお願いしたいということで、この件に関しましては閉じさせていただきます。
続きまして、知立中学校区の交番設置についてお聞きをいたします。
この件につきましては、私も自身も何度か御質問させていただいて、市政会のメンバー、また議会の我々の同僚のメンバーもお話をさせていただいているところであります。市長がいつも防犯に関しては、常日ごろ訴えておられて、予算も取っておられる部分でありますので、市長は多分いろいろ資料見られて御存じだと思いますけど、愛知県には中学校区の単位に一つ交番を整備するということに関しては方針があります。
しかし、この知立市、四つの交番があるわけですけども、バランスよく今、交番が配置されてないという問題があると思います。なぜなら、上重原町に以前交番があったのに廃止をされちゃったと。多分人員の問題もあったでしょう。
最終的にこの知立中学校区、特にこの知立西小学校区においては、非常に犯罪が多いですよね。1月からことしの10月までの安城警察署圏内の28小学校区を調べてみますと、重点犯罪発生率一番なんですよね、西小学校区。ワースト1番。360件。ずば抜けて多いです。これを一番少ないところと比べましても、何十倍という形で非常に多い地域にもなっておりますし、昨年に比べますと30%増になってます。県内の35市においても犯罪発生率、人口1,000人当たり、この知立市自体も一番多いんですね。ワースト1番が部品ねらい、車上ねらい、オートバイ、窃盗、空き巣、この4項目が一番です、残念ながら。3位以内に入ってるのが自転車窃盗、ひったくり、居空き、この3項目。それで市長は防犯、防犯と言っておみえになられると思うわけですけど、その中で、この西小学校区が一番多いといったことがあるわけですよね。
ですので、先ほど副市長お話いただいたとおり、今、商工会の1階の部分を交番にしてみたらどうかということで、商工会の役員の中からもお話をいただいております。これは最終的にもちろん理事会決定等々ここの場所でいいよということになれば進んでいくお話になると思いますけど、全国的に見ても愛知県からも見ても商工会の一部建物の中に交番が入ると。入っても問題ないのかなということに関して企画部長、ちょっとお知らせいただきたいんですけど。
○議長(石川信生)
企画部長。
○企画部長(竹本有基)
仮に商工会があちらの方へ移っていったときに、その一部分に交番が入れんかというお話だと思いますが、県警に確認をさせていただきました。県警は交番と他の施設が併設されているところ、現在はあるということだそうでありますが、これから設置していくについては、県警としては単独設置の方針であるというふうに伺っておるところでございます。
○議長(石川信生)
 3番 杉原議員。
○3番(杉原透恭)
できないことはないけど、単独の方が好ましいといったような見解でしょうかね、企画部長。もう一度ちょっと御答弁を。
○議長(石川信生)
企画部長。
○企画部長(竹本有基)
現在、併設されているところもありますが、県警としては単独設置の方針であるというふうに伺ってます。
○議長(石川信生)
 3番 杉原議員。
○3番(杉原透恭)
ありがとうございました。
ぜひこの交番設置に関しては、林市長におかれましても、今一生懸命、犯罪が多いと、先ほど私、申し上げさせていただいたとおり多いといったことがあって、林市長も何度か足を運んでいただいておると思いますけども、今の状況に関して御披瀝をいただければと思うんですが。
○議長(石川信生)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
ほんとに犯罪が多いというのは、私も危惧しております。そうした中で、知立というのは、さんざんいろんなところで申し上げているんですけども、いまだにワーストワンであります。1,000人当たりの犯罪認知件数がワーストワンで、岩倉が2番なんですけども、かなり差が開いてまして、その中でおっしゃるように、西小学校区が非常に悪いわけでありまして、あの地域に交番設置というのは念願でありまして、安城警察署長、前の署長にも申し上げましたし、新しくなれらた今の署長にも真っ先に申し上げております。
そうした中で、考えておくということを今、考えておくというか、頭に入れておくということをおっしゃられておるということであります。それでもう一歩進めてくださいよということで、ちょっと来年度中にどういうふうな形になったかということは教えてくださることになってるんですけど、まだまだ何年につくというところまでは今のところそういうことはいただけないなというところであります。
○議長(石川信生)
 3番 杉原議員。
○3番(杉原透恭)
ありがとうございます。
林市長におかれましては、市長になられてから先ほど鉄道高架、知事の方に行ったかという話もしましたけども、もうそれより何十倍か多分足を運んでいただいていると、この警察、交番に関しましては。私も大変感謝をこの件に関しましてはいたしております。
安城警察関係の各諸団体、交通安全の方、知立市の中で代表でおられる方とか、警察関係のそういう各諸団体の長の方でお話をちょっとさせていただいたところ、市長が非常に行ってはいただいているわけですけども、やはり最終的には住民の方の要望というか陳情を出していただいた方のが強いよと、警察側に。だから、市側の方が一生懸命公安委員会に警察に関しても努力をしていただいても、最終的には住民パワーの方が強いという御見解もいただきましたので、またこの件に関しましては、住民の今そこにおる西小学校区ですね、上重原町、新地、宝町、あともう1町ありますけども、もう西ということで、そういった陳情に関しても行っていかなくちゃいけないのかなと。それとあわせて、もちろん市長、副市長初め担当部局の方に行っていただいてお願いをしていくということを今後推進をしていきたいと。ぜひ私自身も動きたいと、この交番設置に関しましては、御一緒にこの交番設置に関しては動かさせていただきたいなと思いますので、よろしくお願いをしたいと。お願いということで今回この答弁を閉じさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
○議長(石川信生)
これで3番 杉原議員の一般質問を終わります。
次に、4番 水野議員の一般質問を許します。
〔4番 水野 浩登壇〕