○議長(坂田 修)
 日程第5、同意第5号 知立市教育委員会委員の任命についての件を議題とします。
 提出者から提案理由の説明を求めます。
 林市長。
〔市長 林 郁夫登壇〕
○市長(林 郁夫)
 平成22年知立市議会9月定例会を招集申し上げましたところ、議員各位には、公私ともに御多用の中を御出席賜り、まことにありがとうございます。
 本定例会は、去る8月8日執行の市議会議員一般選挙後初めての定例会でございますので、提案説明に先立ち一言ごあいさつ申し上げます。
 議員各位におかれましては、例年にも増して厳しい暑さ中での選挙戦を乗り越えられ、市民の期待を担われ、めでたく御当選されましたことを心からお祝い申し上げます。
 知立市政を預かる私といたしましては、一昨年来の経済状況の影響で非常に厳しい財政状況ではありますが、行政の停滞は許されないことから、第5次知立市総合計画に定めた諸事業を着実に実行していく所存であります。
 とりわけ、長年の懸案であります鉄道高架事業は、いよいよ仮線工事に着手し、今後工事が本格化してまいりますので、知立駅周辺整備とあわせて健全財政を維持した上で計画的に事業を進めてまいる所存であります。
 また、市民の安心・安全の確保、子育て支援、高齢化対策などの課題にも、引き続き誠心誠意取り組んでまいります。
 本年度は8年ぶりに普通交付税の交付団体になるなど、非常に厳しい状況にあり、来年度以降こうした状況の改善も見込めない状況であります。こうした厳しい状況ではありますが、市民福祉の向上のため計画的に事業を進めてまいりますので、議員の皆様方の御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
 それでは、ただいま議題となりました同意第5号 知立市教育委員会委員の任命につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
 現教育委員委員であります蔭山英順氏の任期が平成22年11月13日をもって満了となります。
 同氏は、名古屋大学教育学部を初め、多くの大学で御活躍され、平成6年11月からは知立市教育委員会委員として、また、平成14年6月から平成20年11月の間は委員長として当市の教育行政に御尽力いただき、現在に至っております。
 同氏の略歴につきましては、議案の裏面に記載のとおり、就学児童、不登校・いじめ未然防止対策等を初め、当市の多くの教育問題に深い学識と広い視野から御指導いただいております。
 つきましては、人格が高潔で教育、学術及び文化に関し高い識見を有する同氏を引き続き再任いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定に基づき議会の御同意をお願いするものであります。よろしく御審議の上、御同意くださいますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。
〔市長 林 郁夫降壇〕
○議長(坂田 修)
 これで提案理由の説明を終わります。
 これより同意第5号に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(坂田 修)
 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
 お諮りします。同意第5号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(坂田 修)
 御異議なしと認めます。したがって、同意第5号については、委員会の付託を省略することに決定しました。
 お諮りします。同意第5号については、討論を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(坂田 修)
 御異議なしと認めます。したがって、同意第5号は、討論を省略することに決定しました。
 お諮りします。ただいま議題となっています同意第5号 知立市教育委員会委員の任命について同意を求める件は、これに同意することに賛成の議員は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(坂田 修)
 挙手全員です。したがって、同意第5号 知立市教育委員会委員の任命について同意を求める件は、これに同意することに決定しました。
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○議長(坂田 修)
 この際、日程第6、議案第43号 知立市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の件から日程第21、認定第8号
 平成21年度知立市水道事業会計決算認定についてまでの件、16件を一括議題とします。
 提出者から順番に提案理由の説明を求めます。
 林市長。
〔市長 林 郁夫登壇〕
○市長(林 郁夫)
 それでは、ただいま議題となりました諸案件について、提案理由の説明を申し上げます。
 まず、議案第43号 知立市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例につきましては、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部改正により、非常勤消防団員等に係る災害補償の額について、児童扶養手当を受給する父子家庭に対する受給調整規定が加えられたため、条例において同様の改正を行うものであります。
 次に、議案第44号 知立市西丘コミュニティセンターの指定管理者の指定及び議案第45号 知立市有料駐車場の指定管理者の指定につきましては、平成23年3月31日をもって両施設の指定管理者の指定期間が終了することに伴い、知立市西丘コミュニティセンターの指定管理者を引き続き知立市西丘町西丘33番地2、西丘町内会に、知立市有料駐車場の指定管理者を引き続き名古屋市中区栄三丁目31番12号、大成株式会社に平成23年4月1日から平成28年3月31日までの5年間指定するため地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき議会の議決を求めるものであります。
 次に、議案第46号 訴えの提起につきましては、地方税法において準用する国税徴収法第47条の規定に基づき市税滞納処分による過払金債権差押えを行ったものの、第三債務者である貸金業者が差押債権の支払いに応じないため、当該債権の回収を目的として民事訴訟法第157条の規定に基づき提訴するため、地方自治法第96条第1項第12号の規定に基づき議会の議決を求めるものであります。
 次に、議案第47号 平成22年度知立市一般会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ8,908万円を増額し、総額を199億9,908万円とするものであります。
 また、債務負担行為は、住民記録及び各種税関係などの処理を行っています基幹系電算システムを再構築するため、9,450万円を限度として開発に必要な平成24年度までの期間につき債務負担行為を設定するものであります。
 歳入の主なものは、本年度の当市の財政力指数が0.998となることから、普通交付税の交付団体となります。これにより地方交付税を174万3,000円増額するとともに、地域生活支援事業費等補助金などの国庫支出金1,993万2,000円、決算に伴い前年度繰越金5億627万7,000円をそれぞれ増額するとともに、雑入で広域第二次救急医療に係る病院群輪番制病院運営費の関係8市町の負担金を計上いたしました。
 また、県支出金は、子育て支援対策基金事業費補助金、緊急雇用創出事業基金事業費補助金の増額があるものの、一方で、民間事業者が建設を予定していた小規模特別養護老人ホームの建設中止、私立保育園建設事業の一部中止に伴い、その財源である介護基盤緊急整備等臨時特例交付金4,060万円、保育所等緊急整備事業費補助金4,775万8,000円の減額を計上いたしました。あわせて財政調整基金繰入金4億1,900万4,000円、市債1,790万円をそれぞれ減額することといたしました。
 歳出の主なものは、総務費では文書電子ファイル化の委託料、基幹系電算システム再構築のための基本設計委託料、市税還付金。
 民生費では、国保電算システム改修費用の国民健康保険特別会計への繰り出し、地域生活支援事業である日中一時支援事業の利用者増加による扶助費。
 衛生費では、病院群輪番制病院運営費補助金。
 土木費では、市道逢妻町20号線改良に伴う用地購入費など。
 また、教育費では、市史編さん事業に関連して広報電子ファイル化及び文化財等整理撮影委託料を計上したしました。
 次に、議案第48号 平成22年度知立市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ2億2,307万4,000円を増額し、総額を49億8,507万4,000円とするものであります。
 主なものは、レセプト電子化に伴う国保連合会システムの変更などにより国保電算システムの改修、決算に伴う剰余金の一部基金への積み立てなどにより所要の措置を講じるものであります。
 次に、議案第49号 平成22年度知立市老人保健特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ873万5,000円を増額し、総額を1,463万5,000円とするものであります。これは、過年度の清算措置を講じるものであります。
 次に、議案第50号 平成22年度知立市介護保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ4,031万5,000円を増額し、総額を21億7,021万5,000円とするものであります。これは、決算に伴い剰余金の一部を基金に積み立てるとともに所要の措置を講ずるものであります。
 次に、平成21年度の各会計決算について御説明申し上げます。議員の皆様には、配付いたしております平成21年度一般会計、特別会計決算に係る主要施策成果報告書及び基金の運用状況調書により御報告させていただいておりますが、主な事項について御説明を申し上げます。
 まず、認定第1号 平成21年度知立市一般会計歳入歳出決算認定につきましては、歳入総額210億929万7,090円、歳出総額202億7,672万4,902円で、翌年度に繰り越すべき財源2,629万5,000円を除いた7億627万7,188円が実質収支額となりました。
 なお、前年度と比較して歳入2億6,308万円余、歳出9億2,099万円余の増加となりました。歳入を前年度と比較しますと、市税では一昨年来の不況により、法人市民税が8億1,725万円、評価がえに伴い固定資産税が6,598万円減収となるなど、市税全体で9億4,662万円の減収となりました。
 また、自動車取得税交付金が6,197万円、国庫支出金が補助対象事業の減少などにより7,948万円、繰入金では目的基金からの繰り入れ減少により1億5,601万円余が減収となりました。
 一方で、増収の主なものは、地方消費税交付金が3,854万円、県支出金が連続立体交差事業負担金、緊急雇用対策事業などにより2億4,458万円、定額給付金などの繰越金が6億7,063万円、市債は臨時財政対策債の借り入れなどにより6億7,240万円増収となりました。
 歳出では、厳しい財政状況ではありますが、第5次総合計画で目指す将来像、輝くまちみんなの知立の実現に向けて着実に施策を推進しました。
 主な事業では、まず一つ目の柱といたしまして、やさしいまちをめざしてでは、夜間防犯パトロールなどの防犯対策の実施、高齢者いきがいセンター等の建設、日中一時支援施設等建設への助成、父子家庭児童支援手当の支給、妊婦健康診査の拡充、老朽化した防災行政無線子局の整備、小中学校への緊急地震速報システム導入、住宅用太陽光発電施設設置に対する助成などの事業を実施しました。
 次に、二つ目といたしまして、ろまんを語れるまちをめざしてでは、引き続き知立連続立体交差事業、知立駅周辺土地区画整理事業、公園整備事業などを進めるとともに、都市計画道路駒場牛田線の新設改良、市道牛田町20号線を初めとした道路の改良、八橋かきつばた園の整備を図りました。
 また、小・中学校の情報化を進めるため校内LAN、デジタルテレビ、電子黒板、教育用コンピュータの整備を図るとともに、小学校への太陽光発電システム設置、学校給食センターの改築オープン、新林保育園リニューアル、保育料第3子無料化拡大などを進めてまいりました。
 次に、三つ目の柱といたしまして、まなびのまちをめざしてでは、一昨年リニューアルいたしまた中央公民館を中心に生涯学習講座の充実やパティオでの芸術、文化に触れ合う機会の充実を進めるとともに、引き続き市史の編さん事業を進めました。
 次に、四つ目の柱といたしまして、いきいきとしたまちをめざしてでは、ボランティア、市民活動の活性化のため団体の支援強化を図るとともに、まちづくりへの参加機会の拡大を図りました。
 また、市民の皆様方の利便を図るため、税金などの支払いがコンビニエンスストアやクレジットカードでできる制度の導入を図りました。
 次に、認定第2号 平成21年度知立市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定につきましては、歳入総額51億6,028万4,018円、歳出総額48億3,903万4,696円で、実質収支は3億2,124万9,322円となりました。また、単年度収支は6,595万2,709円の赤字となりました。
 歳入におきましては、被保険者数が前年度に比べ357人減少、保険税の収納率は現年度分が87.7%となるなどした結果、保険税収入は389万円減少しました。しかし、歳入全体としては前年度からの繰越金の増加等により3,403万円の増収となりました。
 歳出におきましては、保険給付費が5,808万円増加となるなど全体で9,998万円増加いたしました。
 これら保険税の減収分や給付費の増加分を補うために、基金1億1,642万円を取り崩しており、平成21年度末現在の基金残高は3,712万円余となっております。
 次に、認定第3号 平成21年度知立市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定につきましては、歳入総額16億9,976万3,781円、歳出総額16億7,409万9,416円となり、実質収支は2,566万4,365円となりました。
 谷田弘法処理分区などで幹線管渠等を布設し、約19.4ヘクタールを整備し、供用を開始しました。これにより市全体の下水道普及率は52.1%となりました。
 次に、認定第4号 平成21年度知立市土地取得特別会計歳入歳出決算認定につきましては、歳入総額754万3,413円、歳出総額754万1,000円で、実質収支は2,413円となりました。
 主なものは公共の用に供するため先行取得した上重原町地内の2筆の土地を一般会計に売却した収入と基金利子及び土地賃貸料を土地開発基金に積み立てたものありです。
 次に、認定第5号 平成21年度知立市老人保健特別会計歳入歳出決算認定につきましては、平成20年3月末をもって老人保健制度が廃止されたことから、今年度の決算内容は請求遅れ分と過誤調整分であり、歳入総額2,094万7,341円、歳出総額1,221万1,428円で、実質収支は873万5,913円となりました。
 次に、認定第6号 平成21年度知立市介護保険特別会計歳入歳出決算認定につきましては、歳入総額20億3,878万6,137円、歳出総額20億63万3,825円で、実質収支は3,815万2,312円となりました。
 なお、保険料の現年度徴収率は98.9%で前年度と比較して0.1ポイント改善しました。また、要介護・要支援認定者数は1,312人で前年度比4.1%増加、保険給付費も9.2%増加しました。
 次に、認定第7号 平成21年度知立市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定につきましては、歳入総額4億7,021万1,164円、歳出総額4億6,852万364円で、実質収支は169万800円となりました。
 被保険者数は4,842人で前年度比6.4%増加、保険料も4億2,064万1,000円で前年度比5.5%増加いたしました。保険料の徴収率は99.5%でありました。
 次に、認定第8号 平成21年度知立市水道事業会計決算認定につきましては、上水の安定した供給体制確立のため、西町配水場の建設に向けた敷地造成工事、老朽配水管布設替工事、配水管網整備、八橋配水場の場内改修工事等を実施いたしました。
 収益的収支について見ますと、収入が10億6,440万7,693円、支出が9億9,272万5,096円で消費税を除いた当期純利益は7,168万2,597円となりました。
 以上、それぞれ御説明申し上げましたが、どうかよろしく御審議の上、御可決、御認定をいただきますようお願い申し上げまして提案理由の説明とさせていただきます。
〔市長 林 郁夫降壇〕
○議長(坂田 修)
 これで提案理由の説明を終わります。
ここで、しばらく休憩します。
午前10時47分休憩
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午前10時49分再開
○議長(坂田 修)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 お諮りします。ただいま林市長から議案第51号 工事請負契約の締結について(市営住宅建設(建築)工事)の件が提出されました。
 この際これを日程に追加し、直ちに議題としたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(坂田 修)
 御異議なしと認めます。したがって、この際、議案第51号を日程に追加し、議題とすることに決定しました。この際、議案第51号 工事請負契約の締結について(市営住宅建設(建築)工事)の件を議題とします。
 提出者から提案理由の説明を求めます。
 林市長。
〔市長 林 郁夫登壇〕
○市長(林 郁夫)
 ただいま議題となりました議案第51号 工事請負契約の締結につきましては、仮称市営高場住宅の建設にかかわる市営住宅建設(建築)工事を施工するため、一般競争入札を行った結果、10名から入札があり、刈谷市幸町三丁目7番地1、株式会社伊藤工務店刈谷支店が予定価格税抜きで2億4,768万2,000円のところを1億4,900万円で落札いたしましたので、消費税を含め1億5,645万円で工事請負契約を締結いたしたく、知立市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例の規定に基づき議会の議決をお願いするものであります。
 よろしく御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。
〔市長 林 郁夫降壇〕
○議長(坂田 修)
 これで提案理由の説明を終わります。
―――――――――――――――
○議長(坂田 修)
 以上で、本日の日程は全部終了しました。
 本日は、これで散会します。
午前10時52分散会
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