○議長(坂田 修)
 日程第3、議案第52号 損害賠償の額の決定及び和解についての件を議題とします。
 提出者から提案理由の説明を求めます。
 林市長。
〔市長 林郁夫登壇〕
○市長(林 郁夫)
 皆さん、おはようございます。
 平成22年知立市議会10月臨時会を招集申し上げましたところ、議員各位には公私ともに御多忙の中を御出席賜り、誠にありがとうございます。
 ただいま議題となりました議案第52号 損害賠償の額の決定及び和解につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
 本議案につきましては、市道上において発生いたしました自動車事故に係る車両の損傷について損害賠償の額を決定し及び和解するため、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定に基づき議決をお願いするものであります。
 当該事故につきましては、平成22年9月1日午前10時5分ごろ、知立市広見一丁目1番地先の市道上において発生したもので、生涯学習課職員が市役所での文書収受を終え、知立市歴史民俗資料館に戻るため公用車を運転し、信号機のない相手方優先の道路に当方車両が一時停止し左折しようとして進入した際、右側方向への確認不足により相手方車両の左側面に衝突したため、公用車のフロント部分及び相手方車両の左側面部分を大破したものであります。
 その後、相手方と示談交渉を進めてまいりましたが、相手方車両の左側面部分の修理代金71万4,000円に知立市の過失割合95%を乗じた額、金67万8,300円を知立市の損害賠償の額とし、同額と相手方責任額である3,250円とを相殺した額、金67万5,050円を知立市が相手方に対して支払うことで和解協議が整いました。
 相手方は、この事故に起因する頚部、腰部挫傷等の人身部分につきましては現在も治療中であります。
 今後におきましては、本件事故の解決に向けて知立市として誠意を尽くしてまいりたいと思っております。
 なお、この人身部分に係る損害賠償の額の決定等についても、和解協議が整い次第、議会にお諮りしていく予定であります。
 このような重大な過失のある事故を起こし、まことに申しわけございません。今後一層、職員の交通安全の徹底に努めてまいりますので、どうかよろしく御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
〔市長 林郁夫降壇〕
○議長(坂田 修)
 これで提案理由の説明を終わります。
 これより議案第52号に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 本日は、あまり時間がないということで、当局におかれましては簡潔に明快に、また、誠実な御答弁をしていただきますようお願いいたします。
 まずは、このたびの事故を我が知立市の職員が起こしてしまったことに対し、被害者の方に市民の一人としておわび申し上げるところであります。
 さて、いただきました資料によりますと、事故の責任割合が95対5となっています。限りなく100%に近く、全面的に当方に責任割合がある、まれにみる事例ではないかと思います。
 事故が起こったところは、一時停止の折には右側は大変に見通しのよいところで、ここで左折しようとしたときに、弘法通りを北側から南進してきた車の左側面に衝突したということは、いかに注意力を欠いた運転をしていたかが伺えるところであります。この気の緩み、これこそが市職員全体に蔓延しているのではと苦慮するところであります。
 ここのところ市職員が一枚岩となっていないように見受けられるのは、私のみでしょうか。一々具体的には申しませんが、このことが要因となって職員に緩みが生じているように思われて仕方がないのであります。
 市長におかれましては、議会に対し、議員定数の削減に言及されることよりも市長が強いリーダーシップを発揮していただき、職員が一丸となってこの未曾有の危機的な財政状況に対峙していただきたいと思うのであります。担当部長、市長の御所見をお願いいたします。
○議長(坂田 修)
 教育部長。
○教育部長(近藤鈴俊)
 このたびは教育委員会所管の職員が重大な過失割合に基づきます公用車による交通事故を起こしまして、大変申しわけなく、心より陳謝を申し上げたいと思っております。
 職員も仕事上では一生懸命、精励努力してきておりますけれども、今後につきましても所属並びに部署一丸となって市民の負託にこたえるべく気を緩めることなく一生懸命邁進してまいりたいと思っておりますので、よろしく御理解のほど、お願い申し上げます。
○議長(坂田 修)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
 改めまして、ほんとに今回は非常に大きな事故だったなというふうに思っております。これは私も今、安江議員おっしゃられましたように、一職員の起した事故ではありますが、これが今の職場の今おっしゃられましたような空気を反映しているんじゃないかという御指摘であります。そのあたりも私自身も今改めて心にとめて、二度とこういうような事故を起こさないような職場環境づくりに努めてまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 示談成立までに多くの時間が要されておりますが、被害者の方に対して当局はどのような誠意のある対応をされたのか、また、示談に至るまでに多くの時間がかかってしまった原因等をわかっている範囲で結構ですのでお示しいただきたいと思います。
○議長(坂田 修)
 教育部長。
○教育部長(近藤鈴俊)
 今回の事故につきましては、当日、議案にもございますが、9月1日の10時5分に事故が発生をいたしまして、職員から連絡を受けまして私どもの課長と係長が10時10分には現場に到着をいたしました。そのときには、まだ事故直後の状態でございましたので、2台の車が停車しておりまして、職員は車外におりましたが、相手方は事故車の中に乗車したままでございました。
 当該職員は、そのときにはすぐに救急と警察の方に電話をしておりまして、後で確認しまして、相手方の女性も車内から救急の方に電話をされておりました。
 私どもの課長と係長が現場に行きまして、ほどなくしますと救急と警察の方がまいったわけですけれども、そのときには私どもの教育委員会の方も総務の方に連絡を取りまして、総務の課長と総務課の職員2人が現場にまいりまして、警察のこちらの職員は若干状況の説明を受けまして現場確認等を行いまして、相手方が腰部、頚部等を痛めているのではないかということでございまして、救急車によりまして秋田病院の方に搬送ということになりました。私どもの職員も当該職員と係長が秋田病院の方に行きまして、相手の検査、すなわちレントゲン等の結果を見守って、そして警察と一緒に相手方の事情聴取を受ける間、待機をしておりました。
 その結果、秋田病院ではレントゲン等の結果によりまして入院の必要はないではないかということで通院という形で、とりあえずそこでは話は終わったわけでございますけれども、私どもの職員も、その後相手方とコンタクトを取りまして、お会いするべく努力をさせていただきまして、9月の初めの2日に相手方に連絡を取りながらお会いする日を話しました。
 相手方もたまたまぶつかったときは住所はみよし市に在住の方だったんですけれども、新しい住所をもう既に決められる状況でありまして、当日も不動産業者の方にかぎを取りに行くということで、ちょうどそこを通られた形になりまして、その後もですね、話が長くなって大変申しわけございませんが、何度となく私どもの職員と課長、係長が相手方とのコンタクトをさせていただき、その状況は話をさせていただきましたが、いずれにしても、示談の中身につきましては、私どもの財団法人の全国市有物件災害共済会の方にこちらとしては委任をしておりまして、相手方の物損の保険会社との示談になっておりました。
 長くなってしまった理由でございますけれども、これも市有物件の方にもお伺いしておりますが、今回は、物損だけでなく人身が入っているということで、通常で申しますと大体2週間ぐらいで物損が解決していって、そして修理が済むと、およそ人身絡みですと一月ぐらいはかかるのが一般的であるということでございます。
 今回特に、この物損部分が長くなってしまったわけですけれども、こちら側の主張と相手側の主張に若干の過失割合にずれがございまして、優先道路に狭い道路から車が進入して追突した場合の一般的な過失割合が90対10という形が一般的にされているそうで、相手方は、これは一時停止は私ども職員したと警察にもやはり話しておりました。そう言っておりますが、しかし、気づかない見落としがあって出たということでぶつかったわけですので、そこら辺で、しかし、相手方も前方を走ってくれば、そんなにぼんと出てきたわけではないので、クラクション等で回避義務もあったのではないかということを含めて、こちらの方から90対10でどうかということをですね、その中で最終的にはマイナス5になりまして95対5という結果に及んだのが長くかかったというところでございます。
 相手方も車が大破してしまっておりますので、あれは私どもの車両もそうですけども、修理して使うというような状況ではありませんので、その示談金をもとにしながら新車の購入にも充てて日常生活の車の足にしていきたいと、こういう御希望もございまして、今回の形になったわけでございます。
 答弁漏れがありましたら、よろしくお願いいたします。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 私事ながら、この事故の報告を受け、自身、車の運転する折には気を引き締め、細心の注意を喚起しなければと思った次第であります。
 そこで今後このような事故が起きないようにするために当局としてはどのような方策を講じられたのか、また、被害者の方に対して速やかに物損事故に関する示談を成立させ、当方の誠意をお示しし、残る人身に対する示談を一刻も早く成立させることが肝要かと思います。答弁をお願いしまして、私の質問を終わりとします。
○議長(坂田 修)
 教育部長。
○教育部長(近藤鈴俊)
 まず、職員の交通安全の遵守につきましては、常日ごろから職員には交通安全に対するきちっとした対応と法令に対する遵守というものを職員としては常に秘書課の方から、副市長の方からも文書、メールでいただいております。
 今回につきましても、部長会で市長、副市長の方から再三にわたりますこの交通事故に対する職員の安全運転の遵守というものをいただきまして、全部長、各所属長を通じて再度職員の交通安全の遵守ということをさせていただきまして、私ども教育委員会としましても、そのような対応をさせていただきました。大変申しわけなく思っております。
 また、被害者に対しましては、向こうの御両親あるいは市内の谷田に住んでみえるお姉さん、そういった方々等もお話もできておりまして、私どもの職員と相手方との中身につきましては、感触としては悪い感触を受けているところではございません。
 今後も誠意ある対応をしていきたいと思います。何せ相手方の人損がございまして、腰部がまだちょっと雨が降ったりすると痛みがあるというようなことで、御職業がビルメンテナンスという清掃のお仕事をしてみえますので、腰に負荷がかかる状態ではまだいけないということで、現在は通院加療してみえる状態ですので、そこら辺も本人としては、なるべく早く仕事に復帰したいということもお話もしてみえます。また、つき添いの相手方の会社の上司の方も治療だけはきちっとさせていただきたいということを申しておりますので、誠意ある対応で、できるだけ早くこういった示談が成立すればいいかなというふうに思っております。
○議長(坂田 修)
 ほかに質疑はありませんか。
 20番 中島議員。
○20番(中島牧子)
 この事故について、今経過が報告をされていたわけでありますけれども、9月1日ということで、起きた時期がね、9月議会開会日前ということですが、この件について、議会へのこういう事故があったということについての報告そのものが全くおそかったというこの点について、私は遺憾に思うわけですね。
 教育委員会、学校等でも何かあった際にはファクスですぐにこういうことがありましたよとか御報告いただくこともあるわけですけれども、職員の事故ということでね、今回については速やかな報告がなかったと。これはきっちりとやるべきではないか。示談とかそれは今後の問題であるにしても、頻繁に全員が集まっている議会が開かれている最中ということですから、この点は速やかに代表者会議を開いて報告すると、こういうようなことがやられるべきだと思うんですが、この点について、私は何か隠ぺいとは言いませんけれどもね、きっちり早く報告するべきことを怠慢であったんじゃないかと、このことは大変遺憾に思うわけですけれども、どんな御所見ですか。
○議長(坂田 修)
 教育部長。
○教育部長(近藤鈴俊)
 その件につきましても大変申しわけなく思っております。本件につきましては、9月1日という事故でございましたので、私どもといたしましても、これは当然のことながら、当初入院ということもございませんでしたし、診断書もそんなような状態ではございませんでしたので、早期に物損と人身をあわせての示談が成立していくと。そうなれば会期中にこれを議案としてあげていくという段取りで私ども内部的にはすべて進めさせていただいておりまして、そういった交通事故の起きたときからずっと議会の方にあげさせていただく、いわゆる示談が成立するまでにつきましても職員の方には逐次経過を概要でまとめておくということも指示をさせていただきまして、そのように対応させていただいておりましたが、どうも人身と先ほどの物損の関係が私どもが予想していたよりも長引いてしまったという背景がありまして、大変このようなことになってしまいまして、議会に対する説明ということは、もちろん私はそんな軽んじておるわけではございませんが、上司にもきちっとお話をし、議会の対応も話し合ってまいっておりましたので、まことに申しわけございませんでした。
○議長(坂田 修)
 20番 中島議員。
○20番(中島牧子)
 結論が出る前にもね、こういうことが起きたんだという途中経過という形ででも報告をすべきではないか。特に自動車についても現場に行って、一目でこれは大破で、もう買いかえなければだめだろうというふうに直感的に判断されるほどのものであるならば、少なくともそういうこと。人身についてはまだ十分な見通しがわからないということであったとしても、きっちり報告すべきだと思うんですね。
 そのことは今後の問題でもありますので、結局臨時議会を開く手順にしても報告があればもっとみんな心構えを持って速やかにということがスムーズにできたんだろうと思うんですけれども、そういったことにも影響したわけですので、もっともっと早くに事故の起きたことについては報告すべきと、こういうことですが、市長の方からもそういったことについては教育委員会ときっちりと話し合ってやろうということにはならなかったんですか。
○議長(坂田 修)
 清水副市長。
○副市長(清水雅美)
 ただいまの御質問の件でございます。
 まず、今回の事故を起こしましたことにつきましては、改めて私からも深くおわびを申し上げたいと思います。特に相手方の方には、大変な心痛等含めまして、申しわけなかったというふうに思っております。
 ただいまの御質問でございますが、先ほど教育部長が答弁させていただきましたとおりでございます。今になってでございますけれども、私といたしましても、そういったいろんな報告を逐次受けておりましたので、そういったところの判断等が少し見込みも含めてちょっと甘かったなということで、今回このような臨時議会をお願いするという中でのいろんなことについても議会の皆様に対しても非常に御迷惑をおかけしたということで、改めておわびを申し上げたいと思います。
 今後こういった二度とあってはいけないわけですけれども、日常のいろんな業務を通じて、またいろんなことがある可能性もなきにしもでございます。そういった部分では議会に対しましても、しっかりそういった報告等々怠りのないように進めてまいりたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
○議長(坂田 修)
 20番 中島議員。
○20番(中島牧子)
 議会にも迷惑をかけたとおっしゃるんですが、相手先に迷惑がかかるわけですよ、遅くなれば。補償金を払っていくというものが遅くなっていくので、相手方に一番迷惑がかかる話になるので、もっと速やかな対応をしていくべきだというふうに思うんですね、私どもというよりもね。おくれた原因がそういうことにつながるんじゃないかということで、それを私は大変遺憾に思い、これからの対応については十分に教訓にしていただきたいと、こういうふうに思うんです。
 確認ですが、示談の成立は何月何日ということでした。
○議長(坂田 修)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 全国市有物件災害共済会の方から連絡を受けましたのが、10月4日に示談の方が整ったという連絡を受けました。
 以上でございます。
○議長(坂田 修)
 20番 中島議員。
○20番(中島牧子)
 10月4日が示談ですからね、それから相当時間もたつというこういうことが明らかになったわけですが、今後の対応の仕方、速やかな報告をして、なるべく早い処理が対応ができるように努めるということが相手に対する誠意だというふうに一番思いますのでね、その点はぜひお願いしたい。
 相手方は入院は必要ないよという形で今日まできて、まだ腰痛いろいろあると言われておる。仕事復帰はされているのか明らかにしてください。
 車を買いかえなきゃならないと、こういうことで、仕事復帰であれば通勤にも相当困られるということにもなるというふうにも思うんですが、その辺の実態、現状をお知らせください。
○議長(坂田 修)
 教育部長。
○教育部長(近藤鈴俊)
 まず、御本人の方は仕事の方は現在は行っておりません。現在は治療に努めてみえるという段階でございます。
 ただ、日常生活につきましては御本人は通常問題なく何でもできるわけですけれども、先ほどちょっとお話ししたように、天候が悪かったりすると何か腰部に違和感があるということで、当初秋田病院でしたけれども、居所を刈谷の方にかえられましたので、それはちょうどその事故の前後のときでしたので、その居所に近い病院に転院をされまして、そこには通常自宅から通えるということで通ってみえます。
 もう一つ、やはり腰部で名古屋の方に紹介されたマッサージの医院があるということで、そちらの方に1週間に一遍近く通ってみえるという話ですが、御本人は、できるだけ早く仕事に復帰をしたいということで、今回もこの示談を受けて車両購入でそれに向けて考えてみえるということでございます。
○議長(坂田 修)
 20番 中島議員。
○20番(中島牧子)
 わかりました。
 職場復帰というところまでにまだ少し時間がかかるとすれば、人身の治療部分と就労補償というここの部分との補償がまた今後出てくると、こういうふうに認識しておきます。
 これも相手が治療をここまでというふうな今度は向こうの申し出に沿って速やかにやると、こういうことであると思いますが、お願いいたします。
 それから、職員の問題ですが、これは歴史民俗資料館に戻る途中というふうにあります。歴史民俗資料館の職員ということでいいんですか。
○議長(坂田 修)
 教育部長。
○教育部長(近藤鈴俊)
 生涯学習課の職員で、所属が文化係ということでございますので、そちらの所管の職員でございます。
 当然私ども体育館も図書館もそうですけれども、文書の収受につきましては市役所の方に郵便局から持って来ますとそれを集配しますので、ほとんど毎日のように定期的に職員が市役所の方に文書の収受にはまいります。そのとき事故当日も当該職員が市の方に定期的な文書の収受のために来て、そして帰路の途中でございました。
○議長(坂田 修)
 20番 中島議員。
○20番(中島牧子)
 代表者会議の方で図書係というふうに文書が出ていたわけですけれども、それを私どもコピーもらいましたけれども、それは報告がこれは間違っていたという、こういうことでいいんですか。間違ったんですか。
○議長(坂田 修)
 教育部長。
○教育部長(近藤鈴俊)
 大変申しわけございません。そのときの概要で書かれておった部分ですね、それは所属の方が違っておりました。申しわけございません。
○議長(坂田 修)
 20番 中島議員。
○20番(中島牧子)
 私どもも犯人探しということではないんですけども、図書係の主査といったら1人しかおみえにならないですねというようなことでね、勘違いするわけですよ。今回は図書係とは書いてないし、歴民に帰ると書いてあるので、大変首をかしげていたわけですが、遅い報告であったにもかかわらず、不正確な報告があったということなんですね。大変どこがどう間違えたのか、現場も見に行って職員のお顔もちゃんと見ていらっしゃるし、どこの係かわかるだろうし、何でこんな間違いになったのか。議会には間違ったという報告は全く出てませんよ。
○議長(坂田 修)
 教育部長。
○教育部長(近藤鈴俊)
 大変申しわけなく思っております。
○議長(坂田 修)
 20番 中島議員。
○20番(中島牧子)
 これは、いつどこで正確な認識ができたんですか。
○議長(坂田 修)
 教育部長。
○教育部長(近藤鈴俊)
 私は、大変申しわけなく思っておりますけれども、代表者会のその当日にその文書の所属職員が係名が違っておるということで、そのときに気づきました。申しわけございません。
○議長(坂田 修)
 20番 中島議員。
○20番(中島牧子)
 そのときに気がつかれたなら、その後、なぜ訂正されなかったんでしょうか。
 議運はきょう朝ありましたけども、1週間以上前にもあったんですよ。そのときにもこれ説明ですからね、その代表者会議に出したときにわかったなら、なぜ速やかな訂正がされなかったんですか。だれが責任を持ってこれ報告、総務部長、これ報告されたんですか、事故の関係。向こうですか。どっちが責任を持ってこれつくったんですか。訂正は、なぜされなかったですか。
○議長(坂田 修)
 教育部長。
○教育部長(近藤鈴俊)
 代表者会に出させていただきました書類につきまして、当然のことながら教育委員会でそれを確認きちっとしまして出させていただくということでございますので、その辺、大変配慮に欠けていたという部分では、まことに申しわけなく思っております。
○議長(坂田 修)
 20番 中島議員。
○20番(中島牧子)
 間違ったまま今日までずっときていて、指摘をされなければそのままこれが生きてるんですよ。きちっとした訂正をしないと。なぜみずから訂正をお願いしますということでやられなかったんですか。担当のミス。1人しか人がいないので、完全に汚名を着せられちゃった方がいるんですよ。このままで質問されければ、そのまま済んでいってしまうと、こういうことで、こんなんでいいですか。だれが責任持ってこれ答えてくれるの。みんなで知ってたけども、まあいいかと、こういうことで済ませようとしているわけですか。個人プライバシーだから名前は出さないというふうにね、事故のことについては議会報告に名前は出さないというふうにはなったんですけども、ほんとに身を引き締めてやろうということであれば、そのぐらいの出す覚悟だっていいと思うんですけど、私は。でも間違った報告があって、そのままになったら大変なことじゃないんですか。名前は書いてないけど、1人しかみえないのでわかるんですよ、名前が。だれがこれはどう責任とって、その報告について行うのか。間違ったら、だれが責任をとるのかはっきりしてくださいよ。
○議長(坂田 修)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
 今の一連の話を聞かせていただいて、ほんとに改めて私も今の流れを今のお話を聞きながら、初めて、ああそうだったのかということで、非常に申しわけなく感じております。
 とりわけ初期の間違い、代表者会に出させていただいた資料が間違えたことはそれはあったにしても、その後、代表者会、そして議運という形で事務が進めていく中でもそれが明確にならなかったということは、ほんとに手続的にもいけなかったなというふうに反省をさせていただいております。
 今後、二度とこういうようなことがないようにさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
○議長(坂田 修)
 20番 中島議員。
○20番(中島牧子)
 ほんと教育部長らしくないと言いますかね、非常に厳密に仕事をやられるというふうに私は信じていたわけですけれども、これについては、ほんとに遺憾に思いますね。
 今、市長が言われたとおりで、みんなが知らなかったと、ほかのところは気がつかなかったということですから、担当部長がしっかりとやっていかなきゃいけないなというふうに思います。
 それから、この文書の収受で頻繁に毎日のように市役所に来ると。これはいろんな部署がそうであろうというふうに思いまして、公務中にこういう事故があったわけですから、みんなが気をつけなければいけないというこういうことであります。
 特に今度起きたあたりですね、前も市長の公用車が交通事故をやっているんですね、あれは永田市長のときでしたけれども、道を急ぐためにこちょこちょと狭い道を入って行ってしまって事故を起こしたという経過もありました。
 やはり急ぐということがこういうことにつながるんだろうなというふうに思います。毎日毎日こういう文書を取りに来るという仕事があるんでしたらね、なおさらのこと、その辺は関係部署に全部にきちっとした対応をしなければならないし、私は、図書館であれば自転車でなぜ来ないのかなと、こんな気もしました。そういった指示とか方針とか内部的に話し合うことはないんですか。
○議長(坂田 修)
 教育部長。
○教育部長(近藤鈴俊)
 文書の収受につきましての交通の機関につきましては、公用車によるのか自転車によるのかという部分は職員の判断ということになりますけれども、通常の場合は、文書の収受というのは何かのバッグに入ってきちっとしておるものではございませんので、ぱらぱらしてはいけないので、それ以外にもまた市役所の用務で来ますので、公用車が多いかなというふうには思っております。
 通常は、大体各施設が市役所に来る場合の経路というのは、ほとんど皆さん決まってるんですけれども、たまたま事故のころは、今現在もちょっと行われておりますけれども、市役所の前と中学校との境が工事を行っているときでございましたので、通常南陽通りにおきまして、じゃらおけ屋もしくは市役所の前で市の駐車場に入ってまいりますけれども、そこが通行どめになっておりましたので、職員はそのとき、じゃらおけ屋から曲がったら中学校の南側を東進してくるんですけれども、裏の北側の桜道のところを東進して北側からの市役所の駐車場に入りました。
 したがって、帰路もその経路で行くところですが、たまたま昔の資料館のところをじゃらおけ屋までまっすぐ南進しなくて、そこを右折したということで、若干こういう工事の状況があったので、ちょっといつもとの経路等が変わってしまったなということがございますが、今後も公用車か自転車かという決めはきちっとないんですけれども、できるだけ適宜で安全で間違いのない方法で行いたいというふうに思います。
○議長(坂田 修)
 20番 中島議員。
○20番(中島牧子)
 突然工事があってというような話もあるわけですが、行きと帰りは違ってと。結局少し早道しようかなというところが感じられますね。信号一つ抜こうというようなことがありますので、そういった急ぐということが原因だったなというふうに思います。
 ですから、職場も多分忙しくなってくることも考えられますので、そういうことの中で急いだんだろうと、早く帰ろうということだったのかもしれませんが、やっぱり市が安心・安全のまちということを大々的に言ってる中で、職員が交通事故の加害者になっているということは目も当てられない話でありまして、1分急ぐために危険な道を通るということがないように、その辺は徹底しなきゃならないというふうに思います。
 文書の収受は決まった方が必ずやられると、こういうようないろんな任務分担も明確になっていた方がいいかなというふうに思いますが、その点もどうなっていたのかわかれば、今後そういった担当というのを明確にして、きちっとなれたルートで、なれた仕事をされるということが安全になるんじゃないかと思いますので、その辺お願いしたいなと思いますが、今後の今言ったことも含めて、副市長、外部からも保健センターであったり、各小中学校であったり、保育園の方からもしょっちゅう来ますよね、本庁へ。こういった一連の交通安全ということにも非常につながる問題だというふうに思いますので、その点だけきっちりと配慮されないとだめだと、こういうふうに思います。その辺を明確にしていただきたいと思います。
○議長(坂田 修)
 清水副市長。
○副市長(清水雅美)
 今回の事故も含めまして、そういった施設から市役所への往復も含めてですが、実際には土木、建設いろんな職員も毎日公用車で市内をたくさんの職員が出かけているわけでございます。そういった意味では、交通安全につきましては、再度改めて注意を喚起してまいりたいと、このように思っております。
 それから、先ほど御提案、御指摘のありました施設と市役所間の文書の収受の問題等、これもそれぞれ職場で決めていただければいいわけですが、それぞれ職員もそれぞれの担当ごとにまた直接市役所に来る用事とかいろんなことも含めて、そのときに一緒に文書を取って来るとか、そういったようないろんな状況もございますので、一概にはなかなか難しいのかなという思いはありますけども、少しでも安全を確保するということでは、例えば市役所と図書館あるいは体育館、通常のルート、これはどういうふうにしようとか、そういったところは一度各職場で話し合って、できるだけ安全な、できるだけ信号のある交差点を使うとかそういったことも含めて、各職場で一度再点検をし、話し合っていただくのがいいのかなというふうに思います。
 これは、今言いました施設のほかにも各保育園でありますとか、各学校の先生方も含めていろいろあると思いますので、そんなことも含めて、一度改めてその辺のことについては各職場ごとにおいてしっかり話し合っていただくようにまた私の方からもそんなお願い、お話もさせていただきたいと、このように考えております。
○議長(坂田 修)
 ほかに質疑はありませんか。
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 1点だけお願いします。
 和解の内容のところで67万5,050円を相手方に支払うと書いてありますので、この支払い方法はどういったものでしょうか。
 たしか以前このような同様な案件があったときは保険で支払うと明記されていたような気がするんですけども、今回はどのような支払い方法でしょうか。
○議長(坂田 修)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 この差し引きになりますが、この費用を市の方から払っていく形になりますが、私どもの方は、全国市有物件共済会に加入しておりますので、その保険の方からまず手続的にはやっていただくという形になります。
 そして、収入と支出これを計上した中で、保険の方で対応をすべて終えるという形になると、こういうことでございます。
○議長(坂田 修)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 以前から私、市民の皆さん何人からこの市の公用車の保険のあり方というのを尋ねられているんですけど、正直言って具体的な内容を知らないものですから、我々が市の公用車の自動車保険の契約内容を知りたいのですが、それは何かどこの窓口に行けば資料を出していただけるのか、それともその共済に入っている契約内容の提示を求めれば提示していただけるのか、お願いします。
○議長(坂田 修)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 公用車の保険につきましては、今、総務部総務課管材用度の方で一括して市有物件共済会の方に加入しておりますので、そこへお越しいただければすべて保険の中身の内容等お出しすることができるかというふうに思います。
○議長(坂田 修)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 じゃあ、またそこに行きます。
 何でこんな質問をしたかというとですね、宅配業者の多くの業者は、実は一々保険なんか入ってなくて、万が一の事故のための賠償よりも常日ごろの保険料の方が費用が多額にかかってしまうという意味で保険に入っていないということをお聞きしましたので、市の場合、支払い保険料は幾らで、事故発生はゼロが一番いいんですけども、過去どれぐらいの事故発生があるのか一度検証したいと思いますので、また総務課に寄らさせていただきます。
 以上です。
○議長(坂田 修)
ほかに質疑はありませんか。
〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(坂田 修)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
お諮りします。議案第52号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(坂田 修)
 御異議なしと認めます。したがって、議案第52号については委員会の付託を省略することに決定しました。
 これより議案第52号に対する討論を行います。
 まず本案に対する反対討論の発言を許します。
〔「討論なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(坂田 修)
 討論なしと認めます。これで討論を終わります。
 これより議案第52号 損害賠償の額の決定及び和解についての件を挙手により採決します。
 本案は原案のとおり決定することに賛成の議員は、挙手願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(坂田 修)
 挙手全員です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
―――――――――――――――――――
○議長(坂田 修)
 以上で、本臨時会に付議された案件の審議は終了しました。
 これで平成22年知立市議会10月臨時会を閉会します。
午前10時51分閉会