○15番(永田起也)
議長のお許しを得ましたので、3項目に分け、市民要望と当面する諸課題について一般質問を行います。
お題を見ていただいたとおりわかりますように、既に同じような内容が出ておりますので、なるべく同質問は割愛をしながら進行してまいりますので、よろしくお願いいたします。
まず初めの1点目、学校施設面についてお伺いをいたします。
当市の学校施設は小学校7校、中学校3校ということは御承知であります。おおむね平成20年度にはすべての学校校舎、または災害避難場所である体育館の耐震補強工事を完了しました。また、そのほかに不審者対策としての門の扉、フェンスの整備をしていき安全・安心が確保される学校づくりを推進するほか、小学校校舎等の増築など少人数学級に対応した施設整備を実施し、教育環境の整備、充実に努めてまいりました。
しかし、学校施設そのものが老朽化している状況でございます。全体的に見ても建築年度が昭和40年代のものが多く、建造して40年を超えた、もしくは40年近く経過しているわけでございます。それは校舎だけではなく、校内の体育館、プール場、それに伴うトイレ、洗面所をも含まれております。これはそれほど遠くない将来、膨大な量の整備の需要が発生してしまいます。耐震補強をいたしたので地震には耐えられるのかもしれません。
しかし、校内の大型設備、例えば放送器具等一部の修繕ではもう既に追いつかない場合もございます。そういった理由もあり、新しい箇所でいえば知立中学校の体育館、平成16年に知立小学校の体育館の建てかえが完了したものだと察するところでございます。
先ほどの質問にもありましたけども、猿渡小学校のことを私も触れさせていただきます。
私が在住している小学校区、猿渡小学校の体育館やプールの老朽化による設備等の傷みが大変激しい状況でございます。外見はもとより、トイレの手洗いは一部使用できない。雨漏りがして床が傷み出し、釘が露出してくるなど、ガムテープ等で応急処置をしておりますが、とても危険な状態であります。幕をおろすどんちょうなど、危険で現在は使用できない。国旗の裏のカーテン、重いカーテンでございますけども、そのカーテンが落下するなど、まだまだこの体育館にとって老朽化の原因がたくさんございます。
また、猿渡小学校のプールでは、プールの水を張った翌日にはほとんど抜けている状態というようなこともお聞きをいたしました。
これまで耐震化工事、また、校舎増築終了後であっても施設の老朽化に対応する必要があると考えられるわけでございます。全面改装となれば市の単独では大変厳しい面がある、それは承知の上で質問をさせていただいているわけでございますが、現状はこのようなひどい状況でございます。
今後は学校施設の整備計画等つくり整備すべきであると考えます。先ほどの川合議員の答弁でもございましたように、今整備計画をつくっている状況ということをお伺いしました。まず、この猿渡小学校の今現状を少し触れさせていただいたわけですけども、このような状況をもって当局の方はどのように感じられておるのか見解をお聞かせください。
○議長(坂田 修)
教育部長。
○教育部長(近藤鈴俊)
御質問の猿渡小学校の体育館とプールの現状でございますけれども、おっしゃったように、猿渡小学校の体育館は昭和45年に設置されました。築40年ほど経過しておりまして、耐震補強を行いましたけれども、まだそのときはそれと同時に構造体以外のものも本来だったら外装を含めてやりたかったと思うんですが、何せ耐震補強をまず最優先ということで進めましたので、そのときの外装、内装設備が老朽に対する改善がきちっと思うように進んでいないというのが現状であります。
市の教育委員会としましては、その体育館につきまして耐震補強を終えて、まず躯体については問題がないというふうにはまずなりましたので、現時点は外装の塗装の塗りかえ及び議員が御指摘になりましたそれぞれの建具等の改修それらを実施計画に要望しているところでございます。体育館を建てるとなりますと、知小で試算してみても約3億円はかかるわけでございますので、とりあえずこの修繕関係を進めてまいりたいと思っております。
それから、プールにつきましては、先ほどちょっと議員の方が御指摘になりましたけども、あのプールも40年の経過をする施設でございまして、プールサイドの床というか、平面ですけどもそれもちょっとでこぼこというか、床陥没がみられる状況でございます。
先ほどの水位の件につきましては、そのようなことがございまして、あれはいろいろと調べてみますと水の循環のバランス調整が非常に難しい状態になっておりまして、それが原因で起きたものでございますが、平成22年度につきましては、それらはきちっと落ちついている状況にあります。
したがいまして、この二つの施設は両方とも40年ほどたっているわけでございまして、恐らく今後はこのプールも全く新しくつくりかえるということになりますと、大体試算では2億円ほどかかるわけでございますので、これらは移設ということも十分検討の視野の中でやっていくということになると思います。そうなるとプールが上に上がってくれば校地面積が少なくなるわけで、それはやっぱり校地面積をきちっと確保するということはグランドですね、大事なことになってまいりますので、その今現在ございます松並木の坂のところはもう少し擁壁等で運動場等になるかということも検討しなくてはなりませんし、あるいはプールをもってくると、どうしても水のしぶきのはねる音が子供たちは敏感ですので、授業に集中できない環境ではいけません。どこに設置していくことがいいかということも体育館の老朽化とあわせて、今後の先ほど議員おっしゃいましたが、まだ策定はしておりませんが、整備計画の中でそういったものもきちっと落とし込んでいきながらやっていくことになろうかと思いますが、当面は当面の修繕で賄っていくという思いでございます。
○議長(坂田 修)
15番 永田議員。
○15番(永田起也)
答弁ありがとうございます。
年度を見ると大体どこの小学校も体育館と校舎しか書いてありませんけども、昭和47年、48年、50年と新しいところで、そんなような状況でございます。
ですから、いつまでもこれをほかっておくかというわけにもほんとにまいりませんので、これは予算がかかる、国の補助金、先ほども他の質問者でもありましたけども、国の補助金のそういったものを見定めてやらなければならないなというようなこともありますけども、一応計画を立てるという上では、やっぱり目標数字というのは必ず必要になると思いますので、そういった場合は、いかに財源の確保というのは先ほど来、出ておりますけども、なるべく計画的に遂行していただければなというふうに思います。
でも猿渡小学校の今の現状というのは今お伝えできたものですから、今こういうような状態だということで、まだ一部しか言ってないんですけども、体育館であればまだ窓が開かない箇所がいくつもあったり、音響設備が時折、もう古いものですから機械自体が、途切れて音が悪かったり消えたりしている状況でございます。例えば体育館のお手洗いの方の手洗い場ですか、あれも修繕来てもらって直してくれるかなと思ったら、逆に使えないように全部カバーしちゃったというようなね、そういった例もありますので、それは修繕じゃないだろうという感じで、そんなような業者もお手上げのような状況でございまして、そういったことがお聞きしておったものですから、計画自体は今後立てられるということでありますけども、何とか猿渡小学校の体育館の方を優先的にやっていただければなというふうに、年度数で言えばちょうど一番古い体育館でございます。その次は東小学校になるわけでございますけども、東小学校の方もかなり建物自体は古いですけども、まだ傷み自体は猿渡小学校よりかはひどくはないというふうに伺っておりますので、よろしくお願いいたします。
次いきます。続きまして、自転車の安全対策についてお伺いをいたします。
平成21年7月施行の道路交通法改正により自転車の安全ルールがふえました。その代表的なのは、傘を差し、物を担ぎ、物を持つなどの視野を妨げ、または安定を失うおそれのある方法で自転車を運転してはいけない。また、携帯電話で話をしたりメールをしながら運転はしてはいけない。罰則として5万円以下の罰金を伴うなど、今日の自転車による交通事故事情によるこういった改正が行われてきました。
昨年の自転車の乗用中の交通事故件数は全国15万6,373件で、10年前の平成11年と比較いたしますと、ほぼ同数になっております。近年は交通事故全体の件数が減少している中で、全体に占める自転車事故の割合は増加しており、平成21年には21.2%と3年連続で続けて2割を超えている統計になっております。この年の自転車乗用中による死傷者数は15万6,000人、交通事故全体の死傷者数に占める割合は17.1%を占めており、自転車事故の死傷者は増加傾向を示しております。
そのうち年齢別順では16歳から24歳が21.2%と最も高く、続いて15歳以下が19%、65歳以上の高齢者は18.4%、この水準となっております。そしてことしの最重要課題である愛知県下の交通事故死傷者数の連続減少とワーストワン返上を達成するため、交通安全教室が広報活動などの各種取り組みを強化しておりますけども、依然として自転車の交通事故が発生をしております。
当知立市内では交通死亡事故が、ことし、一昨年とゼロで大変よいわけでございますけども、人身事故及び交通事故は決して減少しているわけではございません。それは自転車による事故も多くあると推測をいたします。当市の状況、また改正に伴って自転車による交通安全指導がどのように行われておるのか、学校教育ではどうなのか、また、高齢者による自転車安全指導はどのように行われているのか、各担当部局より答弁をお願いいたします。
○議長(坂田 修)
企画部長。
○企画部長(竹本有基)
交通安全の立場から自転車のルールと言いますか、マナーの関係でお答えをさせていただきます。
まず、小学校でございます。七つの小学校の主催によりまして自転車の乗り方教室、こうしたものを毎年開いております。内容といたしましては、乗車中のルール、マナー、こうした指導を行っておるわけでございます。
平成22年度、今年度も小学校を中心に実施をしてまいりました。中には2回実施をしておるような学校もございます。
また、高齢者につきましては、安城署の指導で町内の公民館などを利用いたしまして交通安全教室を実施をしておるところでございます。ことしは8回開催をいたしております。おおむね1回当たり少ないと20人ぐらい、あるいは多いと100人近くの方も参加をいただいておるというような報告をいただいております。
以上でございます。
○議長(坂田 修)
石原教育長。
○教育長(石原克己)
小・中学校の指導についてであります。各学校では児童・生徒の交通安全意識を高めるために、学級活動の時間や集会時などに交通ルールや交通マナーについての指導をしております。
その中で、お話がありました平成20年6月1日に施行された道路交通法の自転車の新しい通行ルールも周知をしております。特に子供に関係するところ、一つは、自転車は18歳未満が運転する場合や車道通行が危険な場所も歩道を通行できる。車道通行が原則、歩道の車道寄りを通行。歩行者優先も指導、こういったことをまず指導します。
また、自転車は歩行者用信号機のある横断歩道を通行できるということ。ただし、小学校では押して渡るように指導しております。
また、これは子供たちに直接は関係ないわけですけども、保護者の義務があるわけであります。13歳未満の子供を自転車に乗車させるとき、保護者はヘルメットを着用させるよう努めなければならないわけでありますので、子供たちにはヘルメットをかぶって自転車に乗りなさいということ。それから、ながら運転の禁止。携帯電話、ヘッドホン等であります。
また、小学生、今企画部長の方からありました自転車乗り方教室、中学校ではそういう教室は行っておりませんけども、自転車通学が許可されている生徒に対しましては、年度初めに交通安全指導と自転車整備指導を行うとともに、必要に応じて自転車通学者指導会を開いて交通ルールやマナーの向上を図っております。
○議長(坂田 修)
15番 永田議員。
○15番(永田起也)
ありがとうございます。
もともと気軽に乗れる自転車というのは教え込むというのはなかなか難しいんですけども、今回道交法改正で、僕も調べて初めてわかったんですけども、結構罰則だとかそういうのがあるんですね。罰金だとか、例えば2人乗りは2万円以下の罰金、または科料だとか、飲酒運転だとか信号無視なんかはだれでもわかるんですけども、結構自転車というのは私もふだんは気兼ねなく自転車乗っとるわけでございますけども、割とこういうルールというのはなかなか守られていないんじゃないかなというそういった懸念があります。
そういった今まで乗る自転車と、こうやって交通事故が多発している状況の中で、車以上に厳しくなってきたんではないかなと、そんなような感じもいたします。例えば自転車は車と違ってスピード違反したらとっ捕まるだとか、車のようにはそういうような重い処罰がありますけども、どうしても出会いがしらの事故というのは、ほとんどでございます。自転車と車の事故というのは。その際、どうしてもそういった場合は車が悪くなってしまうんですけども、ほんとに理由聞くと、やはり自転車の一時停止だとかそういったことが現状徹底されてないもので、ほんというと7割ぐらいが自転車の前方不注意も含まれているような結果が出ております。ですから、自転車乗る側にも責任というものを自覚してもらう必要があるんじゃないかなと。なかなか大人になってからそういったものを覚えるというのは頭がかたくなってしまいますので難しいかなとも思うんですけども、やはり児童・生徒の子供の頭がやわらかいうちにそういったことを教え込むというのが大事だと思います。今後とも自転車安全利用の御指導よろしくお願い上げる次第でございます。
そして、ちょっと次に質問を変えさせていただきますけども、3人乗り自転車の件をお伺いさせていただきたいと思います。
これについては、警視庁が一時3人乗りを禁止するそれを取り締まることを徹底する方針だったけども、子育て中の母親らが一斉に反発があったため、条件つきで容認するような形に変更されました。この自転車の3人乗りが解禁されたのにあわせて、各自転車メーカーは幼児2人乗車対応の3人乗り自転車を販売しました。一時ニュースでも話題となりましたけども、最近ではところどころ町なか道路で見かけるようになりました。
しかし、この3人乗り自転車、実際値段の方がすごいネックになっているわけでございます。3人乗り自転車には幼児2人を同乗させても安定性や操作性が損なわれないための厳しい安全基準をクリアした上、各メーカーはさらに安全に運転できるようさまざまな工夫をしております。
したがって、この自転車、量産されている一般の自転車より、どうしても価格の方が上がってしまいます。今のところ安いもので5万円、また電動アシストがついた機種などになると15万円を超えてしまうものもございます。一般の自転車に比べて安いとは大変言いがたい値段になってしまい、3人乗り自転車を必要とする家庭は2人以上の子 供を養育していると考えられます。
つまり、子育ての手にも費用もかかる時期に高額な自転車購入は安全性を考え、法律を厳守したいと思っても、なかなかちゅうちょしがちでございます。それで事故を減らすために安全性をふやした3人乗り自転車を合法としても普及しなければ、これは意味がないという見地から、群馬県の前林市は早速3人乗り自転車の購入者に対する助成をしております。
近隣市においては、隣の刈谷市、豊田市、安城市が上限4万円ほどの助成を出しており、これがまた非常に好評であると伺っております。当市の場合は、自転車の無料貸し出しでございます。期限が1年、台数が20台と限定されておりますけども、この3人乗り自転車の使用状況をお聞かせ願えますか。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
議員御披瀝のとおり、平成21年の7月に道交法改正に伴ってですが、3人乗り自転車につきましては安全性が確保されたものについては認めるということになったわけであります。
そうした中、当市におきましては、現在3人乗り自転車のレンタル方式ということで子育て支援をしておるわけですが、この内容でございますが、この事業は昨年度のレンタル方式が全額補助という条件で実施、創設された子育て支援対策基金事業費補助金、いわゆる子ども基金というものを活用させていただいて現在実施しております。現在は20台をレンタルということで、20人の方にレンタルをしているわけです。
また、9月議会にも県の方からも話がありましたので、追加で20台の追加補正予算もさせていただいて来年4月1日には計40台ということで進めていきたいなというふうに思っております。
以上です。
○議長(坂田 修)
15番 永田議員。
○15番(永田起也)
今20台やって、20台ともレンタルされているということですかね。ほかに借りたいという方はいらっしゃらないんですかね。ちょっとその辺お答えください。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
広報等で一般の公募をさせていただいて、20名の台数だったんですが、全体では26名の方が申し込みをされまして、立ち会いのもとに抽せんで行いました。
ですので、残念ながら6名の方は漏れてしまったということで、今現在の20名の方については一応アンケートも取らさせていただきましたけども、大変好評を得てるという状況であります。
以上です。
○議長(坂田 修)
15番 永田議員。
○15番(永田起也)
これも名古屋市が有料なんですけども、結構全国最多の600台ですね、レンタルという形で月に1,000円取って貸し出してるんですけど、これもすごい殺到されて、2週間で定員オーバーしちゃったと、そういう例もありますし、刈谷市は補助という形なんですけども、これも予定よりも130件超える申請があったわけでございますので、来年度は40台となりますけども、これ1年ですよね。1年でほんとに一回返ってくるのか、その辺。まだ1歳が2歳になるわけですから、それで一度戻してまた抽せんするというような感じになるわけですか。その辺ちょっと教えてください。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
条件としましては、議員おっしゃいました1年ということでございます。来年度4月ということで40台でいくわけですが、やはり広く多くの方には利用していただく、広く門を開くというか、そういう形で抽せんという形になりましたので、続けてということに必ずなるということにはならないかなというふうに思います。
○議長(坂田 修)
15番 永田議員。
○15番(永田起也)
これレンタルですので、もし何か過失があった場合は市の責任になるわけですので、例えば一回戻ってきたものをまた貸し出すというのは、一度再点検しなきゃいけないわけですよね。その辺ずっと貸しっぱなしですと、その辺がおろそかになっちゃうんじゃないかなというそういう懸念があるわけですけども、その辺ちょっと答弁願えますか。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
今現在は、1年間の保証期間ということで貸し出ししております。また、消耗品的な例えばパンク等した場合は本人負担ということはあるわけですが、今現在のところ、そういったお話も聞いてませんので、まだ新しいところですけども、今後だんだん古くなっていったときの対応は私ども何とか考えていかないかんなというふうに思っています。
○議長(坂田 修)
15番 永田議員。
○15番(永田起也)
それはそうですよね。パンクとかじゃなくても盗難だとかそういうこともあり得ることですから、僕はレンタルよりも一層のところ補助にした方がいいじゃないかなというふうに考えておったわけなんですけども、その辺一度検討する余地ありますか。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
私どもとしては、今の現在のところレンタル方式をしていきたいなと。また、この補助制度がいつまで続くかというのはちょっと未確定ですが、やはり全額補助ということでありますので、それは市としては活用していきたいなというふうに思っております。
以上です。
○議長(坂田 修)
15番 永田議員。
○15番(永田起也)
わかりました。
愛知県の状況ですと刈谷、安城、豊田だけです、補助出しているのは。あと、県内では知立市入れると10件ですか、無料。名古屋、豊橋四つが有料という形になっています。そういった形であるんであれば、貸し出すにも貸し出す責任がございますので、その辺だけはちゃんとしていただければというふうに思います。3人乗り自転車云々どうのこうのという議論もあるかと思いますけども、これは一応法律の範囲内で許されたことですので、その辺しっかりやっていただきたいなというふうに思います。よろしくお願いします。
それで、次の質問なんですけども、ちょっと自転車ついでにレンタサイクルの話をお伺いしたいと思います。
このレンタサイクルですね、これの本来の意味は中心市街地の活性化、市内観光施設等への移動手段の確保を目的としておる、これがレンタサイクル事業のほんとの意味でございますけども、この自転車を利用して市内散策を楽しみいただく事業でありますので、これ何でレンタサイクルは大人の自転車しかないのかという。もちろん通勤、通学に使ってもらっては困るわけでございますけども、何で大人用の自転車しかないのかなというのがちょっと疑問に思います。ましてやチャイルドシートつきの自転車でもいいですし、はたまた3人乗り自転車のチャイルドシートでもいいですし、その辺ちょっとお聞かせください。
○議長(坂田 修)
市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
レンタサイクル事業でございます。一応観光事業ということで経済課でやらさせていただきます。
なぜ子供のがないかというようなことでございます。やはりレンタサイクルということで、小さい方ですと、なれた自転車でないと危ないというようなこともあると思いますけども、とりあえずは観光、それから通勤、通学以外というふうなことですので、図書館行ったり病院行ったりというようなことでも使われると思います。子供につきましては、今後の状況を見る中で、ちょっと検討していきたいなと思っておりますけれども、今の現状を見ますと、やはり小さい方、ヘルメットまで着用義務がございますので、そこら辺ですね、交通安全上、子供のレンタサイクルについてはちょっと今後検討していきたいと。今すぐできないと思っております。
以上でございます。
○議長(坂田 修)
15番 永田議員。
○15番(永田起也)
検討してください。観光であれば子供は使っちゃいかんのかというような感じになりますので。もちろんヘルメットの貸し出し義務、かぶる義務ありますので、ヘルメットの貸し出しもできるような形でやっていただければいいじゃないかなというふうに。需要があるかどうかはわからないですけどね。まだ始まってもないし、まだレンタサイクルをあまり知らない人も結構おられるみたいなものですから、その辺はタイミングよく見計らってやっていただきたいというふうに思います。
それでは、次に移らせていただきます。
最後に、新ホームセンターについての質問でございます。
先ほど来、さっき高橋議員がたくさん質問していただいたものですから、あまり聞くことなくなっちゃったんですけども、概要の方も丁寧に説明していただいたので多くは申し上げませんけども、私も含めて長篠の区長、11月19日に説明会がございました。その事前にも東高校の校長先生が、お話ししたいということで区の役員と説明会の後も打ち合わせして、大変やはり心配しておられます。
先ほども朝の通勤時間帯にがち合うと。先ほどもおっしゃっていただいたんですけども、知立東高校の生徒は1,000名近くというふうに書いてあるんですけども、ほとんど生徒の9割方が自転車通学なんですよ。すごく朝、私もほぼ毎日のように見るんですけども、すごい自転車が通る。そんな状況の中で、確かに知立電子のときも朝トラックが行き違いし入ったりなんかしとったものですからね、ある程度危険は危険だったんですよ。今回こういった大型の店舗ができるという形で、大変校長先生、教頭先生も心配しておられます。
先ほど市としての交通安全面での対応というふうに答弁いただいたかと思うんですけど、ちょっといまいちよくわからなかったものですから、もう一度説明できますか。
○議長(坂田 修)
建設部長。
○建設部長(佐藤勇二)
ホームセンターコーナンの出店についてでございますけども、先ほど説明させていただきましたように、メーン道路としまして東高校の前の道路、東西に走っておる道路ですね、この道路を419号線から入ってきて東高校の前で店舗に入るというものがメーンで考えていきたいなと、指導していきたいなというふうには思っております。
まず419からのぼりまして、アピタの前の道路に出たT字交差点、ここの部分で歩道が切れておりますので渡ることになりますので、ここでの誘導等が交通量によってはですね、またあるいは開店時間等の通学時間等のバッティングということがございますので、こういう部分では細かい部分で検討していかないかんのかなと思っております。
それから西側の道路、これにつきましても私どもは長篠の交差点で立ち番をやっておりますと、かなり駅の方から東高校の生徒が自転車に乗って学校方面へ向かっておると、そういう状況の中では、生徒はみんな西側の道路を通って東高校へ行っておると思います。
せんだっても話いただきまして、直ちに現場の方の調査に行ったときにも高校生が帰っていく高校生等で片側に西側に歩道がありますけども、なかなか歩道を通ってくれないという状況もございます。それが今度、来店のお客さんの車が来る。生徒も朝は集中して来るというような状況がありますので、少しでも安全確保する意味で東側、いわゆる新たな店舗側にも歩道が要るのかなと。
今回出店場所の北側にまだ半分近く敷地があいています。ここをまた利用されるときにも同じような歩道の検討をしていただくことによって東側にも歩道が何とか確保できないかなというふうに思っております。
一方で、先ほど説明しなかったんですが、当時ヤオハンをつくったときに、興和紡績からかなりの敷地をセットバックしまして道路を広げたという経緯もありますので、その辺との兼ね合いも含めて、今回出店者は借地でいきます。敷地の所有者は興和紡という絡みがございますので、その辺含めてお話させていただきたいなと。
それから、北側の東西の道路これにつきまして、私も時々利用するような形になるんですが、アピタへ行きますと売り出しのときにアピタは北門を開けまして、この北側の道路へ出して和菓子屋のところへ車を出すということがございます。
ですから一方でアピタがそこに出すのに今後の新しい店舗は出せないのかということもありますけども、基本的には誘導までしてほしくないなと。来店者がみずから北側を選んで出てくる分についてはとめることは難しいのかなと思っておりますので、教育の方からも話がありましたように、交通安全の観点から北側にも歩道ができれば一番いいんですが、アピタのところにはもう既に歩道をつくる余裕はありません。そういう意味で、交差点、交差点を何とか安全を少しでも図る意味で、カラー標示等をして注意喚起を図っていきたいなというような考え方がございます。
それから、長篠町市内の生活道路につきましては、これちょっと道路改良云々ということになりますと相当な住宅も建っておりますので、拡幅は非常に難しいのかなと。例えば側溝のふたを設置をしたりして少しでも拡幅ということも考えられますが、かえって中途半端なところへ車を誘導するようなことにもなってもいけませんので、少し交通の流れを見た上で町内会とも御相談させていただくと。もちろんできるだけ生活道路だから進入しないようにという看板とかそういうものは設置していかないかんと思っております。
以上です。
○議長(坂田 修)
15番 永田議員。
○15番(永田起也)
区長は特に長篠の生活道路に入ってくるのが非常に心配されております。僕もそうなんですけど、そこら辺に住んでますので。長篠1号線ですか、長篠幼稚園のとおり、あそこは一通なんですよね。でもたまに間違えて入ってくるんですよ。逆走してくるんですよ。あそこが北の弘法広見線よりも広いものですから、今でさえもそんな状況ですので、この店舗ができるとどうなっちゃうのかというのが非常に不安でございます。
説明会にも私は反対だって言っておった人が、もうすぐそばの人ですわ。気持ちはすごいわかります。こういった今まで知立電子ではそういった苦情はなかったわけでございます。でもこういった商業店、しかもアピタに次ぐ大型店という形でできて、生活環境が変わってしまうおそれもありますので、非常に気持ちはわかります。
また、先ほども部長言いましたけども、ホームセンターの北の方にどういった施設ができるかというのがまたこれも不安なんですよね。また同じような大型ショッピングセンターができるのか、飲食店ができるのかよくわからないですけども、よくぞこういう路地裏に大きいのをつくったなというふうに思うわけでございますけども、その都度やはり実際できてみないと交通の流れというのがわからないと思いますので、そういったところも出てくると思いますので、そういったところはすぐ区長申請なんかして対処していただくようお願いいたします。
この長篠、先ほどの高橋議員の質問にもありましたとおり、衣豊をくぐらないと出られないですよね。これがメーンの道路になるわけでございますので。この公安の関係もあると思うんですけども、今使用されてない封鎖されている道路ありますよね。あれを出口専用という形で左折しかできないというような南陽通りからも入れないというような方法もないこともないと思うんですよね。それができるのかできないのかちょっと別として、そういった車の交通の流れによって状況を柔軟に考えていただきたいなと思います。
最後に、僕もこれ今説明会でもらった資料で、こういう矢印書いてありますけど、こんなふうにうまくいくわけないじゃんというようなふうに思います。そういった今回こういう大型店ができるものですから、そういった交通面の対処、区の申請、柔軟な対応してもらうとお約束していただきたいというふうに思いますけども、よろしいですかね。
○議長(坂田 修)
建設部長。
○建設部長(佐藤勇二)
ただいまの東高校、東交差点のところへ出ております封鎖された市道がございます。これが当時東高校をつくるときに市道として築造したものが国道419号線を整備するに当たり変則交差点になるというところで封鎖されたもので、ここには中部電力の新池に変電所がございますね。ここへ引っ張るための電気ケーブルが入っておる関係で、あの道路が廃止できないと。歩道として利用できるということで今現在残っておるわけですけども、この部分を左折オンリー、出口オンリーで開けてみんな守ってくれれば交通事故は起きませんというふうに警察は言われます。もし右折するばかがおったらどうしますかということになりかねません。アピタの中にも正面の信号出入り口以外に2カ所の左折というふうに私は認識しておりますが、出口があります。ここをちょくちょく右折で出る車がございます。そんなようなことで、信号交差点の中に信号無視とか、少しでもよけてというような車が出て来ますと非常に危ない交差点になりますので、これにつきましては、私もちょうど419築造のときにかかわっておりまして、一切開放はできないというふうに認識しております。
ですから、柔軟に対応という中身がありますけども、非常に難しいというよりも、できませんと言わざるを得ないのかなと。それよりも何とか高架下に信号機を連動させたものができないだろうかというものを交通の流れ、交通量等を今後見ていきながら強力にお願いしていくお話が出てくるのかなというふうに思っております。
○議長(坂田 修)
15番 永田議員。
○15番(永田起也)
ありがとうございます。
最後にしますけども、何にしましても事故がないようにしてもらえればいいんですよね。事故あってから、犠牲が出なきゃやっぱり行政動かないのかというふうに言われると、また行政の方も気分がよくないと思いますので、またその辺をしっかり。できないものはできないで仕方ないですけども、またそういった細かい分、柔軟な対応をしていただければ。できるかできないかは別として、柔軟に対応していただければと思いますので、この件はよろしくお願いいたします。
以上でございます。
○議長(坂田 修)
これで15番 永田議員の一般質問を終わります。
次に、19番 風間議員の一般質問を許します。
○19番(風間勝治)
まず1問目は、商工業振興と地域活性化についてであります。
11月24日、愛知県商工会連合会と、そして知立市商工会からの連名で平成23年度に向けた各政策充実に向けた陳情書と予算要望書が知立市に出されました。ここにはリーマンショックから始まりました経済不況の特にこの最近の急激な円高や株安など中小企業と取り巻く厳しい環境、状況をかんがみて地域商工業振興に対する支援体制の拡充の切実なる陳情内容となっております。
あえてこの内容は部長もお持ちだと思いますので説明はしませんが、地域商工業振興に対する支援体制の拡充という内容で、るる中小企業への経営的支援強化やら企業政策の充実あるいはまちづくりに対します名鉄知立駅周辺整備事業の早期推進の要望等々が明記されているわけでございまして、まず最初に担当といたしまして、この要望書を見て全体的などのような所見を持たれておるのか、まず感想をお聞かせいただければと思います。
○議長(坂田 修)
市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
今、中小企業にとりましては、なかなか大変だと。今まで大企業の発展を支え、地域の経済と雇用を担ってきた、こんなふうに中小企業の認識をしておりますけども、そのためにこれからの活力と雇用というような形での切実な陳情だと思っております。
以上でございます。
○議長(坂田 修)
19番 風間議員。
○19番(風間勝治)
商工業振興の重要性は、あるいは中小企業の切実な状況は部長も理解していただいておると当然のことながら思っております。
ただ、この思いをどう具体化して推進していくか。特にこの事業自体を後退させることのないようにしっかりと予算を組んで、そして維持、運営していく必要が私はあると思うんです。
いつもくどいように申し上げるんですが、商店街や商工業が衰退しますと、まちづくりに対する影響は、はかり知れないものがあるわけでございますし、元気がそがれて将来のまちづくりに対しましても暗雲が立ち込めるわけでございます。だからこそ第5次総合計画にも産業振興や起業家の支援の方針を明確に位置づけておられるわけでございます。
ただ、残念なことは、市の商工振興の事務に関しましては、非常に限定的に少ないわけでございまして、多くがその国や県、こういう範疇に入ってしまっているわけで、そういう状況下の中で市独自の政策展開をやるというのは、なかなか骨のあることであることは私も認識をしているわけでございますが、しかし、大きな市の柱として、また商工業の持つまちづくりに対する大きな影響、底力、こういうものを認識した場合には、やはり商工業振興や中小企業育成に市としても側面的な力を注いでいただきたいなというふうに思っているわけです。
ただ現状、来年度の予算編成における先般総務部長よりいただいた財政状況に関する緊急アピールとか、予算編成方針等々を見ますと、あるいは先ほど高橋議員との大型事業との予算状況等々考えますと、非常に知立市の財政運営状況は厳しい状況であるなと。そういう中で、この商工予算の予算確保は可能なのか、維持、運営は可能なのか、予算が死守できるのか、こういうところが私、非常に懸念しているわけでございます。
商業団体補助事業や商工振興事業補助金あるいは信用保証料補助事業、振興資金の預託金事業等々ね、例年どおりのことはやっていただけるものと思っておりますし、また、若手後継者育成事業とか空き店舗対策事業の強化とか、そして私は従来から強く要望しております利子補給制度ね、こういうのの再復活とか、あるいは2年にわたりプレミアム商品券事業等々やっていただいておるわけですが、こういうものが果たして来年度もこういう景気の状況を見て経費の2分の1補助という助成制度が実現可能なのかどうなのか、そういう部分を総括的に今の現状も踏まえて御解説いただければありがたいなと思うんですが。
○議長(坂田 修)
市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
まだ査定の方には来年度入っておりませんので、何ともはっきり言えませんが、私どもといたしましては、今までやっておりました電気料補助、それから商工会への補助、信用保証料補助、中心市街地活性化補助、それから地元の経済活性化のためにプレミアム商品券補助、ここら辺をそれから振興資金の預託金、これは県との契約もありますので例年どおりやっていきたいと思っております。
したがいまして、今のところ前から御要望のありましたマル経小規模事業者経営改善資金融資、ここら辺を復活していきたいなと考えております。
それからあと、空き店舗対策の関係でですが、今のちりふ家以外に何かそのほか市内の商店街の空き店舗でどなたか起業したいというような方がおられましたら若干補助していきたいなというような考えもございます。まだまだ査定もついておりませんので、しっかりしたことは言えませんけども、若干金額的には少ないですけども、市独自としたものを少しずつやっていきたいなと考えております。
以上でございます。
○議長(坂田 修)
19番 風間議員。
○19番(風間勝治)
ひとつよろしくお願いしたいと思っております。
それで利子補給制度は、今の御答弁ですと多分復活いただけると。実施計画を見ましても3年で429万円ですね、計上されておりますので私も評価しておりますが、その具体的内容といたしまして、平成15年、平成16年に実施されたマル経融資、これを復活させるという部長の御答弁だとは思いますが、再確認させていただきたいんですよね。当時は1,500万円限度で運転資金が7年、設備資金10年の借入資金の利子30%、上限10万円の補助要綱を作成して行われていたと。それで好評を博しておった。利用率も大変高いものがあったんですが、平成17年以降、少々新規創業融資制度に移行して非常にこれが使い勝手が悪くて、全く利用者がゼロというような状況でね、結果的にその後3年で廃止になってしまったというあしき過去の経緯がありますから、この一番好評を博した平成15年、平成16年のこういう利子補給制度をやっていただくと、今非常に資金繰りに苦しんでおられる中小企業の皆様方も現存しておられますから、そういう部分で少しでも運転資金を借りやすくして、そして商工業がうまく維持して、またまちの活性化につながる、そういう体制の制度づくりに向けて努力していただきたいというふうに思っておりますので、これはぜひともよろしくお願いしておきたいと思います。
それから、経営改善普及事業とか一般商工振興の事業ですね、この今、補助金交付要綱があるわけなんですが、この50%補助あるいは一般振興事業30%補助になっていますが、この補助率の見直しなんていうのは今やられてないですね。これは現状で維持していくという解釈でよろしいですね。これは非常に気になるところですから。
○議長(坂田 修)
市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
50%以内というようなうたい方で書いてあります。前年も40%でございましたので、この率で要望しているところでございます。
以上でございます。
○議長(坂田 修)
19番 風間議員。
○19番(風間勝治)
よろしくお願いします。
50%以内、30%以内と書いてありますからね。以内ですからね、極力これ御配慮をお願いしておきたいと思います。
少々わかりにくかったのは、プレミアム商品券の再々実施はどんな状況なんですか。
○議長(坂田 修)
市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
今、実施計画の提出日、これにはまだ載っておりませんでした。したがいまして、実施計画には載ってないかと思いますけれども、予算要望としてはさせていただきました。
以上でございます。
○議長(坂田 修)
19番 風間議員。
○19番(風間勝治)
予算要望はしていただいたということですね。副市長、これどういう方向で今、来年度に向けて考えておられますか。予算要望はしたということですが。
○議長(坂田 修)
清水副市長。
○副市長(清水雅美)
いろんな商工振興事業の市の単独事業に関しましては、先ほど来、市民部長が御答弁申し上げているところでございますけども、私も今、御質問者の御披露のありました要望の場にも同席をさせていただいておりまして、十分その辺のことは認識をしているつもりでございます。
そんな中でのプレミアム商品券事業の補助という部分でございますが、一昨年、昨年ですね、これは定額給付金との関係の中で実施をされ、非常に皆さん好評いただいたということの中で今年も実施をされたということでございます。ことしの場合においても、非常に利用者、応募者がたくさんおみえになったということもお聞きしておりますので、こういった事業の本年度のまた実績等々もお話を伺う中で、先ほど担当部長も申し上げましたけども、そういった御意向も含めて検討してまいりたいと、このように考えております。
○議長(坂田 修)
19番 風間議員。
○19番(風間勝治)
ちょうど今、プレミアム商品券はその期間中なんですね。10月1日から1月31日までの4カ月間と。
それで頼むばかりじゃいかんもんですからね、やはり商工業者の基本は自助努力です。自分たちでまず頑張るというここなんですね。それでプレミアムに関しても加盟率も前回2年間を上回っている今状況でもありますし、まだ商工会の方は執行率等々は当然途中段階ですから集計はされてないようですが、相当地元商店街は独自施策、独自事業を打ち出してね、検討しとるような状況も聞いております。ですから、多分データ的にも市民の皆さんも御理解いただけるような地域商店街が結構奮闘してるというような状況もあると思いますので、これはデータが出てからも含めてまだ遅くはないと思いますので、来年度に向けて検討していっていただければというふうに思います。
それで、今後ともこういう商工振興事業に対する市の最大限のサポートをお願いをしておきたいと思うんです。
それで、この商工業を担う中小企業ですね、これは日本の地域経済社会に重要な経済的・社会的役割を担っていると。それで、日本の全企業数の99.7%、これ1次産業や個人事業主を含むんですが、従業員の69.4%を占めていると、こういうデータがあるわけですね。日本社会に大きな比重を持っているわけでありまして、だからこそこの公的な支援を行う合理的根拠があると言えるわけであります。
経済団体の一つであります中小企業家同友会は、2003年より日本商工会議所や全国商工会連合会などの賛同を得て中小企業憲章の制定運動に取り組んできております。これは日本の経済社会、文化及び国民生活における中小企業の役割を高く評価し、豊かな国づくりの柱に据えることを国民共通の認識として、その根本になる中小企業憲章の制定を国会で決議し、現行の中小企業基本法を初めとする諸法令を整備充実させる指針となるそういうものを目指して運動をされてきたわけでございます。
その運動の成果によりまして、本年2010年6月18日に中小企業憲章が閣議決定されたという喜ばしい情報がきておるわけでございます。この悲願であります国会決議にはいまだ至ってはありませんが、政府の最高機関決定であります閣議で決定されたことは、非常に大きな意義があるわけでして、大きな前進とされておるわけでございます。
市担当もこの中小企業憲章の専門書をお渡ししてると思います。だから読まれていると思いますが、この憲章の閣議決定についてどのような所見をお持ちか、まずお聞かせをいただきたいと思います。
○議長(坂田 修)
市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
中小企業憲章のそのままでございますけども、やはり意欲ある中小企業が新たな展開を切り開けるよう中小企業政策の基本的な考え方、方針を明らかにするということでございます。この中で基本理念等えがいておるわけですけれども、今の時期真剣に考えなければいけないという、いいときの閣議決定だと考えております。
以上でございます。
○議長(坂田 修)
19番 風間議員。
○19番(風間勝治)
中小企業から言えば、中小企業のいろいろ今後の指針の憲法となるべきそういうものができたということで、大変大歓迎であるわけです。
それで、るるそういう細かいことは紹介はしませんが、中小企業の今後の展開方針とか、地域との連携とかそういうことがうたってあるわけですが、それで、特にこの憲章の理念に沿って中小企業基本法等があるんですが、それよりもかなり先進的な内容の目的理念がうたわれておるわけでして、そういう法整備などもしていなきゃならないというような指摘もあるわけでして、そしてまた、政策を実施するに当たっては、中小企業や経済団体がより一層いろいろな経済団体あるわけですが、協力をしながら、そして国と一体となって取り組むという位置づけ、そして地方自治体との一層の連携を強めると位置づけられているわけですが、知立市もこういう憲章の中身に触れられて、やはりこういう方向に目を向いて今後も中小企業政策充実に向けて取り組んでいく必要があると思うんですが、まずその認識論を確認させていただきたいんです。
○議長(坂田 修)
市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
私どもも中小企業憲章が6月18日に閣議決定されたときには、いろんな資料が国から送られてました。その中で、今回も商工会の方から要望がございました。真剣に考えていきたいと思っております。
以上でございます。
○議長(坂田 修)
19番 風間議員。
○19番(風間勝治)
これは市でやれ云々ということは私は言っておりませんからね、そこはお間違いのないように。これはこの理念をしっかりと認識していただいて、今後の商工振興や中小企業育成に対して市ができる限りでのサポートをしていただければということであります。
ただ私が一番今回言いたいのは、その次なんですね。中小企業憲章の制定の今日までの取り組みは、中小企業憲章、これは国レベルでの制定を目指しておったわけで、その地域版である中小企業に対する、あるいは商工振興に対する振興基本条例の制定、これを同時に進めていこうじゃないかという運動であったわけです。
それで、そちらの方はまだまだ全国的には制定はできてない状況ですが、先進的なところはやっている状況はあるわけでして、特に今、地域の経済が衰退して将来不安が増大している中で、中小企業と行政や地域の関係者とともに地域での効果的なまちづくり、こういう部分も考え合わせて、それを的確に進めていく上での旗印となれる。要は商工振興だけじゃないと。まちづくりも含めてね、この地域のまちをどうするんだというね、そういうものを含めての内容のある条例制定の重要性が認識されているというそういう部分からの制定運動がずっと続いているということなんです。
それで、地方自治体が地域の中小企業の役割をそこにはより一層重視して、その振興を自治体行政の柱として明確化して、それでこの地域から中小企業振興による多様な経済振興が、あるいは地域の活性化やよりよいまちづくり、こういうものにつながるように相乗効果を考えるためにもね、こういう条例制定の必要性は必要ではないかと、こういう考え方で制定運動がきておるんですが、そういう考え方に基づく条例制定運動に関する認識はどのようにお考えなのかお聞かせください。
○議長(坂田 修)
市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
商工業振興条例ということでございますが、私どもも商工業の振興に関する基本的な事項を定めることにより、その基盤の安定と地域経済の活性化を促進し、商業の振興を通じて地域社会の発展と市民生活の向上に寄与する、このような条例を商工会ともよく調整をとりながら、陳情でもございましたので検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(坂田 修)
19番 風間議員。
○19番(風間勝治)
現在100以上にのぼっておるんですね、先進市。お隣では三重県、県レベルもそこそこありましてね、地域産業振興条例、奈良県中小企業振興基本条例、市レベルですと岐阜県の中津川市の中小企業の振興に関する基本条例や北広島市商工業振興基本条例、また、友好都市伊那市でも伊那市商工業振興条例等々制定しています。だからこれらの先進事例をしっかりと調査、分析されて、それで知立市でも制定に向けてその第一歩のかじを切る必要があると思うんです。
それで、くどいようですが中小企業は地域に密着したそういう存在でありまして、それで中小企業は元気でなければ地域も元気にならない、こういう離れることのできない一体の関係にあるということが言えるわけです。
それから、もう一つは、少子高齢化や経済社会
の停滞などによりまして経済不安が増大している中で、不安解消のかぎとなる医療や福祉分野での変革の担い手、こういう部分が中小企業は力を発揮することによって新しい将来像がえがけると、こういうこともいい部分で言われているわけでありまして、また、中小企業がやはり元気になれば、その振興によって働く人の収入がふえまして、消費が活発化して雇用が創出されると。そして、そなれば当然市の税収が増加して福祉や教育などの市民サービス、こういう部分に再配分できて政策が充実してまちづくりが発展する、こういう好循環が生み出されるということが言われているわけでございまして、そういう部分でもこの条例化というのは非常に重要で、やはり条例化のもとに安定的な商工振興策あるいは中小企業育成策を打ち出していくと、こういうことが重要だと思いますが、商工会でも検討してそういう方向でいくということですが、どれぐらいをめどにいかれようとしておりますのか、その辺をお聞かせください。
○議長(坂田 修)
市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
商工業振興条例というようなことで、ちょっと調べさせていただきましたけども、豊田につきましては商業振興条例、半田につきましては、これも商業振興条例、それから春日井市につきましては商工業振興条例と、こうなかなか何でだろうということで、まだ内部まで見ておりません。伊那市は商工業振興条例ということで、このような県内でも三つの大きな市でございますけども、あるということを研究しながら商工会の事務局ともよく調整をとりながら、いつまでということではありませんけども、慎重に検討してまいりたいと思っております。
以上でございます。
○議長(坂田 修)
19番 風間議員。
○19番(風間勝治)
実は、古い話でありますがね、平成7年にお隣の高橋議員がね、中小企業振興条例の制定を一般質問で強く要請されております。それから15年、検討するという答弁があったんですよ。それで15年放置されてきたんです。確かにその後なかなかこの議論はね、やっぱり商工業は自助努力というこういう概念がありますからね、なかなかそれを市民に理解する条例化までというそういういろいろな、また社会背景も景気もよかったというような状況もあって、だから放置されておったというふうに今いうように解釈しますけど、私はね。
しかしね、私が2カ月ぐらい前に、もう既に今回はメーンとしてやりますでという話をした。そのときは全く過去の状況とかね、本来なら検討しますだもんで引き継ぎ引き継ぎで、確かにその部長も退職されてるし、2代、3代かわっていますわ。しかし、そういう重要なものは引き継いで、それは検討中ですかね。それがやっぱり切実なる、特にこんな不景気になったらこういう話が出てくるというのは想定して、それでやっぱり前もって準備しておくということが、それで先ほど言ったように、だから先ほど中小企業憲章の話もくどくど申し上げたわけですよ。そういう必然性があるというね、今そういう状況にあるということをね。だから非常に心外な部分もあるんですけど、今後的確にやっていただければよろしいかと思います。
それでちょっと市長にね、ちょっと心配な先ほど答弁がありまして確認させていただきたいと思うんですが、川合議員がまちづくり基本条例について、ここに商工振興や文化振興も入れるべきだという指摘がありました。企画部長は、当然これは総花、一応基本になるまちづくりの知立市のそういう条例であるから、そういう条例化は各々いろんな政策分野でそれは考えていく分野であるという答弁、これは当然の話です。これはまちづくり条例にそんなものを入れるというのはね、いささかすべての政策を入れんといかん話になっていっちゃいますので、到底不可能な話です。だからまちづくり基本条例はこれでいい。商工振興や文化振興や観光、そういうものはその政策分野で条例化の検討を深めればいいと思うんです。
ただ、市長はそこで一歩踏み込んでね、要綱要領に沿って商工振興もきちっとやってるという答弁を先ほどされたわけです。確かに商工振興はこういう補助要綱とかいろいろあります。こういうのに沿ってやってるんですが、市長も議員のときん、たしか要綱要領行政というのはほんとの意味での市民の信託を受けてないわけです。しょせんは内規ですよ。だから、ある日突然つくったり、あるいはある日突然改正してぽいっと議会の事務局に改正しましたという後日報告があるだけですわ。だから要領要綱行政というのは、真の市民の負託を受けたそういう政策ではない。要は行政主導の一番やりやすいようなそういうそのバックボーンであるだけの話であると。だから真の本当の政策を充実させるその基本になるものはやっぱり条例なんですよ。
だから、そういう部分で確かにしっかりやっていただいてるのは私も認めますが、より一層それを安定的に中小企業が地域における役割とかそういうものを考えた場合、こういう分野はやはり条例化でしっかりと安定的、そして将来のまちづくりを見据えた上での的確な政策を実現するためには条例化という形でね、これは自然な形でそういう発想になって来ると思うんですが、その辺は市長いかがですかね。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
先ほどの川合議員のときの回答は、現在は要綱要領でこの商業振興は一定程度はやっているという回答をさせていただきましたが、そこにとどまらず、この条例については検討課題とさせていただきたいということを申し上げました。
やはりこの条例化するについては、私自身もしっかりと心に込めてしっかりと勉強させていただいて、魂を込めてやはり条例化をしていかないかんという意味で検討課題という答弁させていただきまして、決して条例化しないというのではなくて、この要綱要領を踏まえて、より一層商業振興をさせていくにはどんな形がいいかということを含めて検討課題にさせていただきたい、そんな旨の答弁でありますので、御理解いただきたいと思います。
○議長(坂田 修)
19番 風間議員。
○19番(風間勝治)
市長、要綱要領の情報公開をやられました。それで、そういう形で今準備を進められている。私も評価しているんですが、もう一点だけ確認させてもらいたいのは、以前の幹部連でこういう答弁を私、記憶しているんですが、要綱要領があるからそれでいいんだと。それで的確にやっていますという答弁は非常に気になるんですよ、市民の側から言いますとね。要領要綱というのはね、なぜ情報公開されたんですか、市長。それはやっぱりそういうものをオープンにして、そういう微々細々の情報もあるんだというのを市民と共有して、そして市長言われておるとおりの市民協働のまちづくりとか行政に対する市民の参加を促す、そういう効果をねらっての情報公開という側面もあるわけでしょう。だから要領要綱行政に頼っておってはまずいと思いますね。市長はそういうのを改革するために出て来られたんでしょう。だから、即刻条例化を検討しますと、早急にね、こういう答弁でなければなかなかね、今そのような答弁されましたが、そうは伝わってないんですよ、私にはね。要領要綱で的確にやっていると、それぞれの政策はね、このように伝わっておる。だから、そこは打破してもらわんとね。しょせん要領要綱なんですよ。やっぱり条例化が基本なんですよ。そこの認識論の違いがあってはね、この議論は水かけ論になってしまいますから、そこは再度確認させていただきたいと。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
決してこの要綱要領で満足しているというじゃなくて、やはり商業振興をさせていくことの重要性というのをしっかりと踏まえて、条例化については検討課題とさせていただきたいというそういうことで御理解をいただきたいと思います。
○議長(坂田 修)
19番 風間議員。
○19番(風間勝治)
今回はたまたま商工振興で私やってますけど、すべてにおいてそういう要望、先ほど川合議員、文化振興の条例化とかね、いろんな分野で切実性はあるわけですね。以前は条例ばかりになっちゃうなんていうちょっと幹部連の答弁もあったんですよ。それは失敬な話でね、市民の皆さんに対して。条例ばかりになってもいいんですよ、それは真の地方行政の基本になるわけですからね。だからそこだけは全体的にそういう形で常に市長はオープンな形で市民の理解いただけるそういう政策のバックボーンとなるこういう条例、こういうものを尊重した行政運営にトライしていっていただければというふうに思います。
2問目です。文化行政についてでございます。
まず、市指定の文化財の推進についてであります。
第5次総合計画にも地域文化の保存と伝承としてこれを進めていくに当たり、多くの市民が地域に伝わる歴史文化に触れ合い、学ぶ機会を提供し、地域文化への理解を浸透させていきます。
さらに市民の理解と協力、参加を促しながら、先代が築き、現代までに継承されてきた文化や伝統芸能を市民1人1人の手によって次世代に伝える活動を支援していきますと明記されています。また、政策の内容として文化財保存活動への支援や発掘保存活動の推進も明記されております。
知立市文化財保護条例では、1条の目的において、この条例は文化財保護法第182条第2項の規定に基づき、市の区域内に存在する文化財のうち、重要なものについてその保存及び活用のため必要な措置を講じ、もって市民の文化向上に資するとともに、我が国文化の進捗に貢献することを目的とすると規定もされております。
明治40年に知立神社の多宝塔が国指定有形文化財の建造物に指定され、平成2年には知立の山車文楽とからくりが国指定無形民俗文化財にと、国には2件指定されております。
また、愛知県指定では昭和38年に八橋方厳売茶関係資料のうち、竹製の笈が県指定の工芸有形文化財に指定、昭和40年には池鯉鮒宿本陣御宿帳が県指定有形民俗文化財に、八橋伝説地が県指定名勝に指定されるなど10件が指定されています。
また、知立市指定では知立神社の獅子頭が昭和40年に市指定工芸に、昭和57年に丸山古墳が市指定史跡に指定など82件が指定され、国・県・市指定文化財の合計は94件となっております。これは総合計画の前期計画のデータに載っておりますが、確認させてください。
そこでまず私が指摘をさせていただきたいことは、市指定の文化財保存のための登録指定が平成5年に荒新切遺跡が市指定の史跡に指定されて以来、以後何の指定もされていない点であります。これは非常にこの総合計画との整合性を見ても少々気になる点でございますが、どのような理由で指定がされてないのか、この辺の経緯、理由をお聞かせください。
○議長(坂田 修)
教育部長。
○教育部長(近藤鈴俊)
御質問のとおり、平成5年以降指定がなされておりません。理由としましては、最初に昭和40年の1月1日に当時知立町ですけれども、そういった指定を始めました。そのときに全体で75件の指定をその1月1日にぽっとしております。6件は指定解除になりましたので、現在それで残っておるのは69件ということであります。
その後、少しずつ指定されてきたわけですけれども、おっしゃったように、平成5年の10月1日をもって17年間新たな指定がなされておりません。これらにつきましては、私もまだそのときのことはちょっとはっきりわかりませんけれども、その後、知立ではいろいろかの遺跡の発掘がどんどん持ち上がってまいりました。その中でも八橋、そして西中遺跡群といったところが当然ほ場整備とかいろいろかの中身が入ってまいりましたので、そちらの方にぐっとシフトしていったというのが事務局サイドの多分内容であったかと思います。
指定に当たっては、市が調査をしていくということもなかなかあるわけですけれども、大変なところがありまして、それはやっぱり文化財保護委員からこういったものがあり、これについてはこういう状況だよということで指定に向けてもう少し突っ込んだ調査をしていくことが必要ではないかと、こういう御意見も賜っていくことが大事ではなかったかなと、そんなような感想を持っております。
○議長(坂田 修)
19番 風間議員。
○19番(風間勝治)
それはそうですね。市から積極的にあれはどうだ、これはどうだと。結構文化財一覧表を見ますとね、民間で所有されておるものもたくさんありますから、要らんお世話だと。やっぱり縛りがかかっちゃいますよね、そういうこともありますから、それは民間の側あるいは文化財保護委員の側、いろんな形からそういう意見がきて、そして最終的にこういう貴重な歴史資源、文化財を指定していくと、こういう結果になっていくと思うんですよ。
そこでね、今、文化財保護委員の中でも指定候補としては、例えば八橋在原寺の薬師如来、これ鎌倉時代か平安時代にできたものと言われている。あるいは八橋古城跡、これ戦国時代、あるいは重原城跡、あるいは長照寺の文書、これは平安時代の源家のことが書かれているものとかね、新地町の善光寺堂の十王像、これは江戸時代のもの、内藤家文書、江戸時代福島県家老内藤家の文書、こういうものが候補としてあるということは文化財保護委員から伺っておるんですよ。そういうものを指定の対象にする議論等々は行われておるのかどうなのか、一遍お聞かせいただければと思うんですが。
○議長(坂田 修)
教育部長。
○教育部長(近藤鈴俊)
せんだって文化財保護委員の方から、今、風間議員が御質問された中身のように要望がまいってまいりました。その中に今述べられたような文化財的なものを御指摘をされました。ここらにつきまして、今後それが市のものだったら県の指定に働きかけができるもの、あるいは新しくこれが市の指定にいけるんではないかというもののリストがございました。そこら辺も文化財保護条例に基づきまして、文化財委員の皆様方の知識と経験を十分意見としていただきながら、そして市としても学芸員が中心になって、そして専門家の方々にそれについての調査をしていただくと、こういうことになりますが、ちょうど今、時を同じくして知立市史の新編知立市史がようやくスタートを始めまして、非常に古く、六つの部会に分かれておりますので、ほんとに古代から近代という形でさまざまな、あるいは民俗とかいろいろ別れて学術的にもひも解いていただいておりますので、これはやっぱりこの機に乗じて大学の先生方あるいは協力員の方がみえますので、その方々にも十分その問題について協力していただいて、できるだけこの御指摘のあったものについても何とか指定書というものが書けたり、あるいは調書がとっていけて、そしてそれが県の方に、あるいは市として教育委員会が市長と協議をして指定をしていくという形にもっていきたいというふうに思っております。
○議長(坂田 修)
19番 風間議員。
○19番(風間勝治)
指定の流れを再確認させていただきたいんですが、まず学芸員とかいろいろ調査せんといかんですね。民間からも例えば要望が来たときに。それで文化財保護委員会にまず諮問答申を図るですが、それは最終的に教育委員会で決定していくと、こういう流れでいいんですか。
それで、その指定基準とかそういうものがあるならば、あわせて御紹介ください。
○議長(坂田 修)
教育部長。
○教育部長(近藤鈴俊)
指定基準は市ではもっておりません。それは物によってその指定の中身というものが全く変わってまいりますので、他市にもお伺いしてみましたが、指定基準というものをもっているものはございませんでした。
流れとしては、今、風間議員がおっしゃったように、候補となる文化財のまず選定があります。そしてそれを調査をします。そしておっしゃられた文化財保護委員へ諮問をしていきます。そして文化財保護委員の方から承認という形がまいります。そして同時に、所有者、公ではございません方が多いわけですので、それらの方の同意書ということで同意を求め、教育委員会が協議をして承認ということになりますが、そのときに重要なもの等につきましては市長との協議ということになりまして、そのあと告示をし、所有者への指定書の交付、そして県教委への報告と、こういった手続になります。
○議長(坂田 修)
19番 風間議員。
○19番(風間勝治)
はい、わかりました。
それで文化財保護委員会の重要性が問われると思うんですね。今どんな開催状況でやられておるのかね。それでどういう方が委員なのか、一度お知らせください。
○議長(坂田 修)
教育部長。
○教育部長(近藤鈴俊)
年2回開催されておりますけれども、文化財保護委員会では大体当初に今年度の計画、そして前年度の実績、そういったものが事務局から報告され、そして今後取り組んでいく内容についてを説明をしていくと、こういう中身になっております。
委員につきまして会長が前の清水さんからかわられて、今度、西中の藤井かなゑさんがなられまして、それ以降、清水さんと中町の加藤敞三さん、それから八橋の松井さんとか、5名の方が今委員として活躍してみえるというふうに思っております。
○議長(坂田 修)
19番 風間議員。
○19番(風間勝治)
わかりました。
この文化財行政に関しては、この委員会が非常に重要なことがわかりましたので、ここがしっかりと機能するように、しっかりとこういうところで議論して、よりよい文化財行政に向けた対応を教育委員会と協力してやっていっていただければというふうに思います。
それで先ほども部長の方から若干ありましたが、今、市指定文化財をより一層充実させる意味で、県の文化財に指定してほしいという声も強くあるわけです。それで前々議会に私も観光行政の充実から申し上げた市指定の八橋にあります長線ね、これは方厳売茶関係資料の一つであります。それで、その中の竹製の笈、これが県指定になってるんですよね。しかし、その長線とか南紀紀行の独健帳とかね、徳川治宝直筆の書物とかね、こういう方厳売茶関係資料、こういうものは一括して県の方にね、笈がなっとるなら関係資料として格上げできるじゃないのかと。あるいは知立神社の獅子頭、これは鎌倉時代、現在県指定になっている一宮の真清田神社というんですかね、獅子頭よりもすぐれていると言われていると。それから知立の松並木ですね。国指定の御油の松並木に次ぐもので県指定に値するとかね、こういう切実な格上げ要望というのも来てるんですが、その辺は県に対してどのようなアクションをやっておられたのか、過去の経緯あるいは今後の方向性を含めてお知らせいただければと思います。
○議長(坂田 修)
教育部長。
○教育部長(近藤鈴俊)
今おっしゃった中身が要望の中で出てまいりましたけれども、過去には今おっしゃった知立の松並木、これも県の方への働きをしておりました。残念ながらそのときは、働きをしましたけれども県の方からは指定というようなことはございませんでした。こういったものは、それがだめだったからだめということではなくして、そのときの年にもございますし、そのときの松並木の状態というものもございます。ここはやはり今立派な松並木があるわけで、再度それらが県の方に指定になるように働きかけをしていく材料にはなると思います。
それから、先ほどおっしゃった知立神社の獅子頭、これも保護委員の方は、おっしゃったように一宮の神社のものよりもいいではないかと、こういうことをおっしゃってみえます。そういったものが、なぜいいということを文化財保護委員おっしゃられるんですかというところをもう少し委員もそこら辺をきちっと、あなたの学識とあなたの知ってみえる範囲できちっとちょっと出していただきますと、それらについて今度は行政の学芸員がそれを踏み込んでいくという中身で、売茶翁の件もそうです。あるいは長線もそうですが、私も風間議員も恐らく手に持たれたか見られたと思うんですけども、どうしても弦を張る部分と胴体の部分にもくぎを打ち込んじゃっているというような状態ですと、もう少し現状維持の原則に基づいたきっちりしたものにしていくことがまず先決でありますし、それがほんとにそういうものかということを、その道の方にやっぱり検証していただくということから働きかけていくということで、先回も答弁しましたが、まずレーザー等で当ててその内容も調査していきたいと、こういう中身になっております。
○議長(坂田 修)
19番 風間議員。
○19番(風間勝治)
確かに私も観光行政の充実という見地から先々議会に長線とか松並木を生かした観光ルートの設定、こういうものも求めたわけでして、先般も沖縄から八橋の歴史資料館に長線を見に沖縄の御座楽復元演奏研究会のメンバー20人が訪れてね、非常に長線を見ていっていただいたと。これはくどいようですが、首里城で宮廷音楽を演奏する楽器で、徳川美術館と水戸徳川家、そして知立の八橋の資料館、この3カ所の現存するという貴重なものであるということは明らかになっているんですね。だからそういうものを生かさん手はないわけですね。だから、それでその追い風は売茶の笈は県指定になっておる。この件もようわからないんですが、これどういう経緯で笈は県指定になったんですか。昭和38年になっておると。古い話ですけどね。これは相当な歴史的価値が認められたということですよね。参考までにちょっと。
○議長(坂田 修)
教育部長。
○教育部長(近藤鈴俊)
ちょっとその単体についてどういう経緯でなったかということは、ちょっと私も掌握してないんですけれども、昭和40年1月1日のときは、できるだけ文化財がそのまま埋没になったり、あるいはそれが外に出ていったり、あるいはそれが壊されていくということがないように、できるだけそのときにたくさんのものを文化財保護委員を中心にしてまず出していただいたと。出していただいて指定をまずしていこうということで恐らくやられたというような私が自分なりに読んでみると、そんな感触をしております。
そのときに、これはやっぱり重要だなという位置づけの中で、県指定という形へあがっていったんではないかなというふうに理解できるところでございます。
○議長(坂田 修)
19番 風間議員。
○19番(風間勝治)
いずれにしても、この歴史的文化財というのは、やはり重要な部分がありますので、そういう部分を積極的に保存して、そして今後のこういう文化の進展につなげる、そういう要素を持っているわけですね。
それで温故知新という言葉がありますように、古きをとうとび新しきを知るということですか、それで先ほど市長もにぎわい文化論というようなお話をされました。新たな文化創造による、よりにぎわいが実現できると、なるほどと思うような一節を私も拝聴させていただいたんですが、やはり古くから学んで、それからまた新たな創造も出していけれるわけですよね。そこに人が集い、活力が生まれ、地域も向上していくと。あるいは観光行政の充実、まちづくりの進展にもつながると、こういうことが言えるわけですから、そういうものの基礎となるこういう文化財の保存というのは非常に重要な部分であると思うんですが、市長、その辺はいかがお感じですかね、所見をちょっとお聞かせください。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
この文化を大切にするというのは、私どもの第5次知立市総合計画の四つの柱のうちの三つ目の柱にあります学びのまちづくりの柱の一つでありますけれども、とりわけ文化財の保存・継承というのは、私たちの責務、生きている者の責務じゃないかなというふうに思っております。
この文化財における保存・継承に私、三つのよさというか、長所というか、メリットというのがあろうかというふうに思っております。
一つは、この長い歴史の中で、私たちが生かされているということを認識して、命の大切さというのを改めて感じさせていただく機会というのが一つの大きな特徴なのか、メリット、長所なのかなと思っております。
また、同じようなことになるんですけども、この文化財を継承・保存していくということで物の大切さを改めて感じるということもこの文化財保存継承の大きな意味かなと。
もう一つは、先ほど風間議員おっしゃられたように、まさしく温故知新ということでありまして、古いものをしっかりと見ていくことによって、そこから新しいものを創造していく、つくっていく、そんなことがやはりこの文化財の保存・継承には意味としてあるんじゃないかなというふうに思っております。
これからもしっかりとこの文化財保存と継承をしていく所存でございます。
○議長(坂田 修)
19番 風間議員。
○19番(風間勝治)
では最後に、この継承活動の充実、ここに対しては教育委員会はどのような形できょうまでやってこられて、今後どういう形でこの重要な文化財の保護や継承伝承活動を進めていくか、そこをお聞かせいただいて私の質問は終わります。
○議長(坂田 修)
教育部長。
○教育部長(近藤鈴俊)
教育長の前に、先ほど答弁させていただきました文化財保護委員でございますけれども、委員5名で委員長を含めますと6名になります。
○議長(坂田 修)
石原教育長。
○教育長(石原克己)
文化財の重要性の伝承についてであります。
知立市民の誓いは、出だしはかきつばたの花、街道の松並木、歴史と伝統にはぐくまれた明るい住みよい知立市の発展を目指して、これで始まりまして、誓いの一つに教養を高め、文化の向上に努めますとうたわれております。文化財は先人の理想や創意工夫、生活様式が込められており、それを保存し、伝承することは、風間議員言われました温故知新の精神の示すとおり、当初の人々の残したものから現代に生きる我々に足元を見つめさせるとともに、今後の生活への示唆を与えてくれるものであると考えます。そうした意味から、文化財の重要性はしっかりと伝承していく必要があると思います。
まず、子供たちについてであります。文化財をどのように学んでいくかということでありますけども、小学校では社会科の授業で副読本ちりゅうを使っております。3年生、4年生で使うわけであります。そこの中で、昔の暮らしという単元で歴史民俗資料館の見学を初め、昔の生活の様子や使われた道具から当時の人々の生活様式や工夫について学習しております。
また、昔から続いている行事、これについても江戸時代から続き、国の重要無形民俗文化財に指定されております山車文楽と山車からくりを含む知立まつりについて、祭りを受け継ぐ人々の苦労と努力について学習しております。
また、特色ある地域の人々の暮らし、ここでは三河仏壇を取り上げ、仏壇づくりに携わる人々の伝統、継承への工夫と努力について学習しております。小学生はそういうところで学習しているわけであります。
また、中学生になりますと、副読本変わりゆく知立というのを1年生と2年生で使っております。その中には、知立の伝統工業としての三河仏壇づくりの現状と課題について学習しております。
また、歴史教材として古代では知立の遺跡や出土品について、近世では宿場町として栄えた知立の繁栄の様子や役割について当時の資料をもとに学習しております。こうした学習をしております。
具体的な活動をいたしましては、竜北中学校では山車文楽部というのを行っております。平成2年度から行っております。私もこれをずっと顧問をやったこともあります。それは今までも続いているわけであります。
今、歴史のことについて、先ほど部長からも答弁しましたけども、市史編さんとあわせましてそれぞれの学校、学校にはいろいろなものがあります。それの悉皆調査をやる必要があるのではないかということを新行先生から御指導いただきまして、ことしから5年間かけて10校の学校展を行っていく予定であります。
今年度は一番新しい学校、知立南小学校と南中学校の学校展を先週の土曜日、日曜日に行いました。2,000人を超える方が来ていただいたということであります。来年度は八ツ田小学校、西小学校、そして東、竜北、猿渡、来迎寺、最後は知立小学校と知立中学校であります。こうしたものを通して学校の歴史というものを学んでいく。そういうものを通して歴史と伝統にたくさんある恵まれた知立の文化財を保護していくことが大切だということを学ばせていきたいと思っております。
そうした学習を通して文化財の重要性を理解し、伝統・伝承していくことは知立市の発展にもつながることと考えております。
○議長(坂田 修)
これで19番 風間議員の一般質問を終わります。
ここで10分間休憩します。
午後7時21分休憩
―――――――――――――――
午後7時32分再開
○議長(坂田 修)
休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、6番 永井議員の一般質問を許します。
○6番(永井真人)
議長のお許しがありましたので、質問をいたします。
9月定例会でありましたとおり、中央保育園の廃園についての地域説明会が10月16日山町、19日中山、22日新地、11月19日山屋敷と4回開催されました。私も4回中3回出席させていただきました。
当局の説明、地域のお母さん方の意見を聞くことができ、その中で私が今まで聞いてきた以上の当局の考え、地域のお母さん方の考えを知ることができました。
そこで今回は、保育所整備計画にある新施設、仮称中央子育て支援センター建設について、そして中央保育園の廃園計画についての2点について質問いたします。
まず初めに、新施設の建設計画について質問いたします。
まずもって、説明会でも説明がありました新施設の事業概要を御披瀝ください。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
それでは、新施設についての概要ということで御報告させていただきます。
仮称ですが、中央子育て支援センターの内容ですが、子供と家庭に関する総合的な支援を目指し、育児不安の相談など、子育て支援活動の推進を図ることを目的として知立市の子育て支援センターの中核施設として平成26年度建設、平成27年4月開所という計画でございます。
また、近隣市には整備され、当市には整備されておりません発達障がい児等の通所施設としての機能をあわせもった3階建て施設として整備したいと考えております。
この施設の内容でございますが、大きく分けまして子育て支援センター事業、二つ目が発達障がい児療育事業、三つめ、肢体不自由児療育事業の3事業を行う親子通所施設として予定をしております。
もう少し細かく申し上げますと、子育て支援センター事業として現在の子育て支援センター事業事業継続とファミリーサポートセンター事業を含む事業の機能拡大を図り、また、相談事業の充実を図るほか、保護者同士の交流を図る施設としてまいりたいというふうに思っています。
次に、二つ目でございますが、発達障がい児療育事業ですが、現在、発達障がい児療育事業として南児童センターで間借りをして行っているという状況のひまわりルームを事業を移転させ、専用施設とすることで利用時間の拡大を行い保護者ニーズをこたえていくものでございます。
次に、三つ目でございます。この療育事業を新たに実施するものです。身近に通園できる施設として保護者の負担軽減を図り、これは他市に行かれている保護者の負担軽減ということで大いに期待されるものというものでございます。
以上、簡単ですが、事業概要というふうに報告させていただきます。
○議長(坂田 修)
6番 永井議員。
○6番(永井真人)
ありがとうございました。
新しい施設には三つの機能があると。子育て支援センターの事業、そして発達障がい児の療育事業、そして肢体不自由児の方の療育事業と、この三つがあるということでありました。
それでは、1つ1つ聞いていきたいと思います。
まず、子育て支援センター事業の件であります。先ほど答弁にありました今までの支援センターの機能拡大を図るんだということでありますが、この現状と予定されている支援センターの機能拡大で期待できる効果は何を期待してますか。よろしくお願いします。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
現状と期待できる効果という御質問ですが、現在の支援センターは、御存じのとおり大変狭い状況になっております。日々プレイルームとして開放しておるわけですが、その部屋も育児講座、約年間100日程度ですが、それを実施する場合には使用できない状況にあるわけです。そうした問題も解消されること。また、専用施設ということで、利用者、利用時間の拡大が可能になること。また、そういったことで保護者ニーズにこたえることができるようになりますので、効果は大変大きいものというふうに思っております。
以上でございます。
○議長(坂田 修)
6番 永井議員。
○6番(永井真人)
新しい施設ということで時間も拡大されるということでありますが、ちょっと内容的に一時預かりの考えはどうでしょうか。
私、ことしの4月に視察に行ってまいりました宮城県仙台市の子育てプラザ、のびすく泉中央というところは、ここの大きな特徴はあるんですけども、これは乳幼児、また中高生もここは通える施設であるということ。また支援者の方も丸ごと支える施設である。そして、いつ来ていつ帰ってもいい、居場所としての機能。それと自分がやりたいことを応援する施設。自分再発見という名称がついています。
こんな中で私がほんとにこういうのが知立にあればいいなという機能は、一時預かりです。この一時預かりというのは、子育ての中で不安やストレスを持ったお母さん方が、例えば名古屋にちょっと買い物に行くよと。2時間、3時間子供を見てほしいなというそんなときにお子さんをそこののびすく泉中央に預けて買い物に行けるという非常にいい事業だなふうに感じてます。こんな事業は今回の新施設には検討されるのでしょうか。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
今現在の計画しておりますその施設には、一時預かりという計画はございません。永井議員が述べられましたお母さんのリフレッシュということへの対策ですが、それは一時保育ということで現在行っております。現在では5園の保育所で行っておりまして、今後南保育園の建設時にもその1園も加えまして6園で最終的には行えるかと思います。
一時預かり保育ということでは、今回の予定施設には考えてはおりませんので、よろしくお願いします。
○議長(坂田 修)
6番 永井議員。
○6番(永井真人)
ほんとはこういう専用の施設ということでつくるわけですので、一時預かりやってほしいなという思いがあります。子育て支援センターの名目は子育てを支援するということですので、一時預かりやっていただいて、お母さん方のリフレッシュ、その専用の施設でやっていただきたい。あっちの保育園、こっちの保育園じゃなくて、ここという場所でやっていただきたいなというふうに思っております。
2番目の言われた発達障がい児の療育事業についてであります。
この件に関して、発達障がい児の子たちのために特に必要性が感じられるというのはどの部分でありましょうか。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
発達障がい児の療育事業ということでございます。この事業につきましては、きょうの議論の中にも説明させていただきました。保健センターでの健診時にお子さんに少し障がい、発達おくれといったような診断をされたお子さんに対して、それを専門的な臨床心理士等専門な方への育児相談、また保育士と一緒に遊んだりして集団の中でのかかわりをもって子供を最終的には保育所の方に入所をスムーズにいけるようにしていくという支援策ですので、これは大変重要だと私どもは思っております。
今現在、先ほども言いましたが、南児童センターは間借りしておるわけでございまして、午前中は使えるわけですが、午後になりますと児童クラブ等で利用する小学生が参りますので、必然的に午後のそういう療育事業ができないという現状があります。
そして私どもの今考えておる建設のところには、そういった問題も解消されるということで、私どもしては大いに期待できる事業というふうに思っておりますので、よろしくお願いします。
○議長(坂田 修)
6番 永井議員。
○6番(永井真人)
私も、この発達障がい児の療育施設というのは大変重要な今後必要であるというふうに強く感じておりますので、賛成したい部分であります。
その中でちょっとお聞きしたいんですが、この今回の新施設では、どれぐらいの面積、先ほど3階建てだというふうにおっしゃいました。この面積的に発達障がい児の子たちにはどれぐらいの面積が与えられるのか。
また、受け入れ定員は何人ぐらいを想定しているのかお答えください。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
今回計画しております施設につきましては、保育園のように園庭が多く取らなければならないという状況でない施設であります。また、先ほど3階建てということですが、当然ながらエレベーターもつけるということになるわけですが、今現在としては、3階建ての中で先ほど申しました三つの事業をフロアごとに整備していきたいなというふうに考えております。
それから、まだ具体的に詳細についての決めというのはまだないわけですが、私ども事務局的には建築面積としては900平方メートルほど考え、また、利用が可能年齢は2歳からとして60人程度を見込んでおります。これは、あくまで今現在のところということで御了解していただきたいと思います。
○議長(坂田 修)
6番 永井議員。
○6番(永井真人)
ちょっとトータル的には後ほどまた質問しますが、もう一つの事業、肢体不自由の子たちの療育事業であります。
これは全く知立に今現在ないということで、知立市の肢体不自由の子たちの現状、現状というのはこういった施設を今必要としているという子供は何人ぐらいいるのか。そして、その必要としている子、今知立にはないわけですので、今どうしているのかお答えください。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
今現在ですが、私ども把握しているのは4人の子供ということで、刈谷にあります社会福祉法人の施設に通っておみえになります。今回これが実現ということになれば、保護者の方への負担というのは相当軽くなるのではないかというふうに思っております。
以上です。
○議長(坂田 修)
6番 永井議員。
○6番(永井真人)
ちょっと今聞いておけばよかったんですけど、何歳の子までを受け入れる考えですか。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
年齢としては2歳から就学前の子供ということで考えております。
○議長(坂田 修)
6番 永井議員。
○6番(永井真人)
こういった施設ほんとに必要だと思います。一時預かりをやらないというのはちょっと私にはひっかかるんですけども、大変必要な施設だという認識は持っておりますが、これがこれだけの3階建ての施設が今の中央保育園の場所でほんとに面積的に十分なのかと。特に先ほど発達障がいの子たちは60人程度受け入れるんだというお話です。この分の駐車場の確保等も含めて、私は少し今の中央保育園の場所だけでは面積的に狭いんではないかというふうに考えますが、どうお考えでしょうか。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
先ほども答弁させていただきましたが、園庭を確保、保育所のように大きく確保しなくてもいいということもあるわけですが、今のところ私どもとしては、四、五十台は確保できるというふうに思っております。
以上です。
○議長(坂田 修)
6番 永井議員。
○6番(永井真人)
四、五十台確保と。あそこの中央保育園の今ある位置ですね、あそこを全部中央保育園を壊してフラットにして、まだ当然設計図なんかできてないと思うんですけども、どういうふうに構想を持っているかわからないですけども、3階建てとなると今保育園のある職員室側に3階建て建てちゃうと隣のうちが日が当たりにくくなる。考えているのは、やっぱり南向きが一番いいでしょうから、あの敷地の中の北側か南側にどんと建てると。
そんな中で、駐車場を確保するという中で、私は、多分北側は田んぼしかないですので、北の道に面したところに3階建てを建てればどこのうちにも今のところ支障はない、日陰等の日照の問題はないと思うんですが、そうなると車が入ってくる方が南側からになる。南側は御案内のように、少し盛り上がってますのでね、あそこは。だから中央保育園を挟んで北側の道と南側の道が激しい段差があるところであります。そんなところで上手に建設ができるのかなという非常に疑問があるんですけども、それは当然後々考えていくとして、私は、こういった施設はほんとに今の中央保育園の場所、今駐車場が40台から50台は確保できるというふうにおっしゃいましたが、やはりもっと広々とした場所あるいは駅周辺ですね、駅前近辺のわかりやすいところの方が本当に保護者の方たちの利便性、行き来の楽さから考えれば適当ではないかなと考えますが、そういうお考えはございませんか。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
今、永井議員の方から駅周辺ではどうかという御提案ですが、やはり肢体不自由等のお子さんの療育をするということも考えますと、やはり駐車場とその施設は近距離でないとまずいというふうに思われますので、現在のところは駅周辺ということは考えておりません。
○議長(坂田 修)
6番 永井議員。
○6番(永井真人)
私はそうは思わないですけどね、その近辺駐車場確保する、立体駐車場でもありますしね、そうは思ってませんが、逆にもっと広いところの用地を確保してつくった方がいいのかなという気もいたしております。
肢体不自由の療育施設、先ほど4名の方が刈谷の社会福祉法人のところにお世話になっているということでありましたが、当面これで十分なわけですよね、今のところ。
というのは、この施設ができるのが平成27年4月ですよね。今から4年半後にできるわけです。今この4人の方を受け入れようと思っても、もう就学しちゃうからね、この人数は参考資料かなというふうに思っておりますが、実際この子たちを受け入れようというところが平成27年、先ほど川合議員の質問にもありました。私は、ほんとにこういうふうに施設をつくろうという計画が出たなら、やはり早急に建設すべきだと。この中央保育園の廃園とは分けて建設すべきではないのかなという気がいたしますが、そういうお考えはありませんか。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
やはり私どもとしましては、いろんな要素と言いますか、土地の問題が大きくかかわるわけですが、今現在のところ、最短でということで私の方は廃園を考えた上での計画ということで御理解いただきたいなというふうに思います。
○議長(坂田 修)
6番 永井議員。
○6番(永井真人)
必要性を大変感じていて、そして、最短で4年半後というのが私は理解に苦しむところであります。
つまり、南保育園をまずつくっておいて、それでその後に中央保育園を廃園したら壊して建てる。そうするとこのスケジュールでいくと平成27年の4月に開所となるということですが、ちょっと視点変えて、そうすると、この計画どおりにいくと、今中央保育園で行っている子育て支援センターは一時なくなってしまうわけですよね。この子たちはどうすればいいんですか。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
その中央保育園を廃園ということと建設のことを考えますと、今、永井議員が御指摘された一時的に中央子育て支援センター機能がなくなるのではないかという御指摘だと思いますが、今私ども考えておりますのは、平成25年4月には南保育園が建設オープン、開所されますので、一時的ではございますが、そのまま南保育園のセンターを活用ということになろうかというふうに考えています。
○議長(坂田 修)
6番 永井議員。
○6番(永井真人)
特に発達障がいの子たちとかそういう子育てで敏感になっているお母さん方に、あっち行け、こっち行けというような、何かつくることはとても大切で温かい事業だと思うんですけども、それまでの過程がひとつ納得できないなという感じがいたします。
私は、これは中央保育園の廃園とはまるきり関係なく、こういう施設をつくっていただきたいということを常に望みながら、その中央保育園の廃園の方にお話をさせていただきたいと思います。
先ほども申しました中央保育園の今回の廃園計画は、各町内4カ所で説明会がありました。私も3回ほど出席いたしました。改めまして、その場でどのような方が参加して、説明はそのとおりなんでしょうけども、そのお母さん方あるいは地域の方々からどのような御意見があったか御披瀝ください。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
保護者会、そして今、永井議員御紹介いただきました4町内の公民館等で地元説明ということでやらさせていただきました。
参加者の人数等を御報告させていただきますが、保護者会の説明会では38名の方、それから、地元説明会の方ですが、保護者の方が10名、それから町内の役員と一般市民の方が11名、それから永井議員も御出席いただきましたが、市議会議員の方が8名の参加がございました。
その中でいろんな御意見があったわけですが、総じて今回の廃園については反対であるという方の御意見でございました。その中での、これはあくまで一部でございますが、どのような御意見があったかということを少し御披瀝させていただきますが、まず、この計画はもう既に決定事項なのかという御質問。それから少人数が少ない小規模の保育所だからこそ残すべきである。それから中央保育園のようにのんびりして人数の少ない園でないと通えない子供がいるんですといった内容。中央保育園がなくなれば障がい児の子供は大きな園に分散され、今までのように平等に偏見なく伸び伸び育つのかが心配である。それから最後になりますが、人数が少ないから廃園と決めてよいのかと。小さい園だから必要な場合もあると、こういったこれは一部でございますが、そういった御意見を伺いました。
以上でございます。
○議長(坂田 修)
6番 永井議員。
○6番(永井真人)
私がお聞きしたのも、たしかそんなような意見が多かったのかなと思っております。こういった意見を聞いて、担当と部長と課長と係の方が2名みえたわけですけども、もう一人筆記されている方がみえたわけですけども、その皆さん方、担当部課局の5名の皆さん方は、この意見を聞いての所見はどうですか、教えてください。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
私もすべて出席させていただきました。保護者の先ほど報告させていただいた内容についても理解はさせていただくものであります。確かに今まで身近にあった保育園がなくなるということは、その近くにお住まいの方にとってのやはり負担はふえる。また、障がいのある子供ということについてのお母さんのお話を聞きました。確かに先ほど申しました障がいのある子の大規模のところへ行ったときの心配、不安ということにつきましては、そういった気持になるのも当然かなというふうには思いますが、やはり私ども保育士、その場でも指導保育士が言っておりました。障がいのあるお子さんについては、適切に加配の保育士もつけております。それから指導保育士の言わんとすることは、みんな保育士は一生懸命見ますので信頼してくださいということもそのお母さんにも説明させていただきましたので、そういった意味からいけば、私どもとしては、そういった不安は必ず解消できるように、また私もそういった指導をしっかりしていきたいというふうに思います。
以上です。
○議長(坂田 修)
6番 永井議員。
○6番(永井真人)
これだけの意見を聞いても、確かに私も別に保育士の方を信頼していないわけでも何でもないです。
ただ、こういった発達障がいを持った子、その子のお母さんたちに理屈で物を言ったって、そんなもの聞くわけないんですよ。感性の問題ですから、これは。大きい保育園が、もうちょっとその子が大きい保育園に行ってパニックになっちゃうというのは、これは理屈でその子に言ったってどうしようもない話なんですね。だからこそ知立が多様な保育ニーズにこたえれるように、確かに大きな保育園があって、のびのびと大きな園庭で駆けっこしたりするそういった施設も私は必要だと当然思っております。
ただ、そんな中でも中央保育園のように小さくてそういう障がいを持った子も健常児の子たちと打ち解けて遊べる、遊戯ができる、そういった施設も私は必要だと思うんです。こういった意見が多分お母さん方の意見だったというふうに思っております。その説明会の中で。この声を聞いても中央保育園の今のあり方、この中央保育園自体が全く必要ないと。やはり廃園は粛々といくんだと、そういうお考えなんですか。全くこの意見は反映されずに理解、理解、説明、説明でこの件は進んでいくんですか。私それちょっと納得できないんですけど。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
市としましても、先ほど答弁させていただきましたが、保護者の方への開所は十分その辺は責任を持って当たらさせていただき、また、保育所の廃園ということにつきましては、大変重いものという認識があるわけですが、私たちの行政を携わっていく者としては、いろんな要素の中、また一定の限られた予算のこの厳しい中では一定の統廃合ということもやはり考えていかなければならない側面もあるわけですので、確かにお母さん方のお気持ちというのは、私どもとしては十分心にとめて進めさせていただきたいというふうに思っております。
以上です。
○議長(坂田 修)
6番 永井議員。
○6番(永井真人)
今、部長の方から、限られた予算というお話が出ましたので、ちょっと観点というか、視点変えたいんですけども、南保育園が当初は用地の確保とかそういうことは一切関係なく、その場で建てかえるんだ。だから1年間休園なんだというお話であったところが、議会の意見等とも取り上げていただいたと思うんですけども、南保育園はやはり用地を購入してちゃんと建てかえようというふうに決まって今年度予算もつきました。
総務部長、この予算、確認ですけども、幾ら予算を計上し、そしてこの予算を計上するに当たって何か財源の工面というかですね、そういうのはどういう御苦労があったんですか、教えてください。
○議長(坂田 修)
しばらく休憩します。
午後8時03分休憩
―――――――――――――――
午後8時05分再開
○議長(坂田 修)
休憩前に引き続き会議を開きます。
総務部長。
○総務部長(林 勝則)
予算書の方を今取りに行っておりますので、もうしばらくお時間をいただきたいと思いますので、もしよろしければ、次の方へ展開していただいている間に用意してまいりますので、お願いいたします。
今年度平成22年度におきましては、用地を確保した中身でございますので、財源的には一般財源を多く使ってきておりますので、補助とかそういったものが入っておりませんので、そういった意味では苦労してきたという状況はございます。
○議長(坂田 修)
6番 永井議員。
○6番(永井真人)
用地の購入費は多分6,000万円ぐらいだったと思うんですけども、一般財源であるということです。これを中央保育園の関係者の方が、多分苦労されたでしょう、今財政が苦しい。
しかし、苦しい中でも南保育園は6,000万円のお金が出てきたんですよ。その話を聞いて、中央保育園のお母さん方関係者は、これから中央保育園のに通わせたいなと思うお母さん方が、何で南保育園ができて中央保育園できないんだと。当たり前の感覚じゃないですか、これ。だから財源、財源というのはあまりここでは議論にならないと。
財源のことは、だって中央保育園廃園になるんだから財源の問題、まだ進めようがないですもんね。皆さん方が少しでも中央保育園廃園、いや、廃園じゃなく建てかえで考えようかという気があれば財源はみんなで頑張って考えればいいじゃないですか。そういう財源の話だけで中央保育園の廃園というのも全くおかしなお話だなというふうに思います。
もう一回また今度は視点を変えます。
中央保育園このまま粛々と廃園計画ということになれば、議会決議ということであります。この廃園にするという議案は、いつ提出されるのですか。何年の何月議会に提出されるんですか。予定として教えてください。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
今のところ、私どもとしては来年の3月の定例議会の方に上程していきたいなというふうに思っております。
○議長(坂田 修)
6番 永井議員。
○6番(永井真人)
つまり次の定例会ですね。それまでに今これだけ議論がなされていて、ひょっとしたらこの議案が廃案になる可能性もあるわけですよね。議案ということですから。何の議案でもそうなんですけどね。何の議案でも反対が多ければ反対になっちゃうんですけど、それまでこの今から3カ月間も市民の皆さんには廃園ですと、廃園で決定ですと。あとは議会決議だけですと、そういうふうに説明をしていって募集等々も、また来年の1月募集かけるんでしょうけど、そういうお話で市民の皆さんには説明されていく、そういうふうな考えですか。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
私どもとしましては、地元説明、保護者説明等も行ってきたという経緯がありますので、今後新たな動きということは今のところ考えていない状況であります。
○議長(坂田 修)
6番 永井議員。
○6番(永井真人)
説明会を開いて、ほとんどのお母さん方、関係者の方たちが廃園に反対されて、そして、その反対の理由も、うちの子はこうなんだと、現状知ってください。中には泣きながら訴えているお母さんもありましたよね。現状を知ってくださいというお話を聞いてでもこの計画が粛々と進んでいくというのが、私は本当にこれがいいのかなというふうに疑問に思います。
ちょっともう一度観点を変えます。
きょうの一般質問の中でも連立に係る駅周辺区画整理のお話がありました。知立市は山町も区画整理事業を今計画しております。この区画整理事業、山町の区画整理事業あるいは駅前の駅周辺の区画整理事業、こういうもので駅北に何かができるとか、西新地にできるとかそういう計画がなされておりますが、こういった区画整理等々で知立はほんとは人口増を期待してるんですよね。ここで何とか所得税を少しでも上げようと。1人当たりの単価を上げるんじゃなくて、多くの人に住んでもらってそうやって税収を潤わそうと、そういう計画がある中で、今その区画整理事業としては大体ざっと何世帯ぐらいを知立に新たに呼ぶというか、引っ越して来られるようなそういった器ができるというふうに考えていますか。都市整備部長お答えください。
○議長(坂田 修)
都市整備部長。
○都市整備部長(神谷幹樹)
現在事業中、それから計画をしております駅周辺の区画整理事業と駅北地区の再開発による住宅というところで将来人口というのを御説明をさせていただきますと、この将来人口の予測というのは、今開発に係る予測ですので、将来の土地利用のあり方によりまして高層化がどれぐらい図られるかによっても大きく変わってまいりますので、今後の土地利用によって流動的でございますが、今私どもが想定をしておりますのは、駅周の区画整理と駅北再開発両方合わせまして将来想定人口930人程度というふうに見ております。戸数にして392戸という想定でございます。
増加そのものの差し引きを考えますと、現在の地区内人口が443人という数字を確認しております。戸数にして206戸ということでございますので、増加数は人口として約500人、戸数にして約190戸ぐらいというような伸びかなというふうに見ております。
ちょっと山町の方については、具体的なデータ持っておりませんので、申しわけございません。
○議長(坂田 修)
総務部長。
○総務部長(林 勝則)
先ほどの用地の予算でございますが、4,274平方メートルの6,496万円余の予算を計上させていただいております。
○議長(坂田 修)
6番 永井議員。
○6番(永井真人)
地域の方たちが反対しているこれから902戸と206戸、最後ちょっと聞き取れなかったんですけど、戸数がふえたからといって皆さんが皆さん園児を抱えているかどうかこれはわからないので、一概に園児が何人ふえるという計算は全くつかめない数字だと思うんですが、少なくとも今、世間一般でいうコンパクトシティなんていう言葉もあるように、知立はまち部に人口をふやそうという計画があるところで、そしてまた、将来人口もある程度の数を見込んでいる。そんな中で、真ん中にある中央保育園、中央だから中央保育園という名前なんでしょうけど、今定員70人、今現在50人ぐらいの子が通ってますが、そこからしたってこの廃園計画矛盾してると思いますが、そうはお感じになりませんか、横のつながりの中で。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
中央保育園への通園のお子さんにつきましては、実施と私的で半々でございました。そこで通園範囲としましては、やはりいろんな町内からお見えになってる実態もあります。確かに山町あの周辺のお子さんが多いのも事実ですが、そういうふうで御意見としては矛盾ということで言われますと、やはり私どもとしては、先ほど申しましたいろんな観点から最終的に総合的に判断の中での決定事項でございますので、確かに先ほど言いましたが、お近くの保護者の皆さんには御不便をかけるということは事実あると思いますが、どの今、園でも約ですが8割以上はもう車での通園という事実もあるわけでして、昔のようにお母さん、子供を会社に行く前に子供を保育所に預けて、そのまま仕事に行くという方が8割以上、違う保育所に行きますともっと多くなるというふうには思いますが、そういったことでいけば、確かに近くの方には申しわけございませんが、市としてはそのようにさせていただきたいということですので、御理解いただきたいというように思います。
○議長(坂田 修)
6番 永井議員。
○6番(永井真人)
いろんな観点から考えたっていったって、いろんな観点の中で欠落している部分が随分あるなと思います。
例えば今、僕たちがわざわざ都市整備部長に通告までさせてもらって人口増はどういうふうに期待してるんだと聞いたのは、コンパクトシティという観念の中から駅周辺の人をふやしたいんだと。区画整理によって、何年先か知りませんよ、この議論は別にやりますけども、やりたいんだと言ってる中で、その方たちに車で子供を送れというんですか。こういうのを矛盾というんですよ。駅周辺に住みたい方たちは、会社まで電車で通いたいんですよ。だから駅周辺に住むんですよ。今回でもそういう区画整理やった場合ね。それで子供を車で送っていけという、そういうのを矛盾というんですよ。
だからこういう観点もいろんなほかの議員も指摘したように、いろんなことが考えられるから今回の中央保育園の廃園問題は少し偏った意見であるので、もう一度考え直す気はありませんかということを最大限の今回の私のテーマです。議案提出以前にこの計画自体、見直す考えは全くないんですか。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
先ほど私、答弁としては漏れていたかなというふうに思います。中央保育園のエリアということでいきますと、今現在でも近くの徳風保育園、少しは中央よりも遠くにはなりますが知立保育園、今度定員も増予定しております猿渡保育園等のエリアの中でのカバーはできるというふうに思っております。
それから、計画自体はという御質問ですが、私どもとしては、この計画を何とか計画どおりに実施していきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。
○議長(坂田 修)
6番 永井議員。
○6番(永井真人)
こっちも何とかお願いしたいと言いたいんですけどね、中央保育園のエリアは徳風保育園のエリアですよね。うちの町内会は徳風がいいと言って徳風に通っている子も確かにおります。
だから、さっきも言いましたけども、駅周辺の人口が爆発的に増加するというこの将来的な見込みを考えても知立保育園に行って、猿渡保育園に行って、中央保育園があればなというふうに私はどう単純に考えても思うんですけども、福祉子ども部長では多分この場で何か発言変えるわけにはいきませんから、ちょっと市長にお聞きしたいと思います。
市長ね、今までの私と福祉子ども部長とのやりとり、そして福祉子ども部長から御披瀝がありました中央保育園の説明会でのお母さん方、ほんとの地域の皆さん方の切なる思い、願いをお聞きになって市長はどのようにお考えですか。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
地域の方々の声、私の耳に入ってくる声、そして部長からその地域の方々の声を聞く中で、三つおおむねありますね。家庭的な雰囲気をつくり出している保育園がなくなるのは寂しい。近くに保育園がなくなるのは寂しい。卒園した園なのでなくなるのは寂しいという、おおむねこの三つが当たるのかなというふうに思っております。
やはり地域の方々にとっては、その思いは十分わかるわけであります。私、子育て環境日本一を標榜してる市長として非常に私もそうした中で今の知立市を考えたときに、よりベターなのは何かということで考えたときに、やはりこの保育施設整備計画を着実に実行していくことだなというふうにあえて決断をさせていただき、こうして御理解をいただいているということでございます。
では、先ほど永井議員がおっしゃった、偏った意見じゃないかということをおっしゃられました。やはり行政としても、それはいかんなという思いは大事なことであります。廃園ですから。この保育施設整備計画というのは保育行政審議会が名古屋学院の最初は伊藤会長でありました。そしてその後、中部大学の準教授、日比野会長、それぞれこの子供に対する造詣の深い方、また、この数年の間にはそれぞれPTAの方が入ったり、子供会の方が入ったということをお聞きしまして、必ずしも私、偏った政策じゃないなと思っております。
私、この市民の負託を受けた市長といたしまして、やはり地域の声も大事にするわけでありますけれども、市全体を考えたときに、市はいろいろなことを当然やるわけであります。この保育施設整備計画の中でもまだまだやらなければいけない修繕工事等々あります。また、この保育園のみならず児童クラブはどうだという話も当然あるわけであります。また、先ほど来出てました学校もこれから施設計画をつくっていくわけであります。これは先ほど川合議員がおっしゃっていただきました。これも財源を何とかしながらやるよということであります。やはりそうした課題をこれから知立市は着実にそれぞれ実行していく中で、この保育施設整備計画があり、それの着実な実行こそがやはり私は、長い目で見て知立市民のためになるというふうに私は確信をさせていただいております。
○議長(坂田 修)
6番 永井議員。
○6番(永井真人)
長い目で見て知立市民ためにならないという説明をさせていただいたつもりです。知立はこれから人口増を期待している中で保育園を廃園する。しかも地域にほんとに根づいた環境のよい保育園を廃園するというほんとに寂しい答弁しか聞こえてきません。
市長は、10月30日に知立青年会議所主催のシンポジウムで市長のマニフェストを検証するというのが大きなテーマのシンポジウムのときに、市長は、こう発言されております。
これは子育て支援のことに関してですけども、知立市の現状は、本当に子育てがしやすくなっています。ちょっと中略ね。ここは学校についてのくだりがありましたので。
保育園の数が公私立合わせて14、幼稚園が4、未就学児の方が通う施設が18あるというこれも西三河の中では断トツに充実されている施設的に充実されております。公園のくだりが入りましたので、ここは割愛させてもらいます。
ですから、本当に子供がすくすくと育つと申しますか、施設的には非常に充足感があるということです。また、ソフト的にも今、待機児童は知立ゼロであります。全国では待機児童の問題があると思うんですけど、知立市はゼロであります。また、あわせて認定子ども園、私やりたい認定子ども園と申しまして、どなたでも未就学児の方が通えるええもんを考えているんですけど、現在知立市では実際上どなたでも通えます。保育園でも私的契約という制度がありますので、どなたでも保育園に通えますし、もちろん幼稚園にも通える状況であります。ちょっと中略です。ここの後は放課後子ども教室にくだりが入りました。
このことをもっともっとPRをする、宣伝をすることによって、ああ、知立は子育てがいいなということで広がっていけば知立に若い世代がどんどん入ってきて活気が知立に生まれていく、そんな思いを込めてですね、日本一の子育て環境をつくる、そんな政策目標を掲げさせていただいております。決してですね、今でも統計を取れば悪い数字じゃなくてベストの方に上がっていく指標が出るんじゃないかな、そんなふうに私は思っております。
市長は、今知立の充実した施設を自慢されておるんですよ、ここで。知立はいいまちでしょうどんどんPRして、ほかの若い世代にどんどん入ってきてくださいと。なのに1園なくしちゃうんですか。非常に矛盾しているというか、このときのこの発言は大うそということになりますけども、この整合性ちょっとどうお考えですか、市長。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
この知立市の未就学の通われる充実度というのは18園、今あります。保育園、幼稚園合わせて。これが17園になってもこの西三河で調べたところ、5市の中でナンバーワンというのは変わりはないわけであります。
私は、先ほど申し上げましたように、やはりベターなよりいい形というのは求めていかないけない。例えば今、知立市において、何遍も繰り返しになっちゃいますけども、さまざまな課題の中で、よりよい形でやっていくその一念であります。何も私がこの廃園をして大喜びを、やれやれという話じゃないわけでありまして、その辺は永井議員も地域の方々にやはり御理解をいただくという、やはり私もそうであります。永井議員も知立市民に負託を受けられた方でありますので、そうした保育行政審議会の思い、また、知立市にこれからのあるべき姿、また、知立市の財政事情等々をしっかりと御説明いただきながら、知立市はだけど子育て環境いいんだよということを永井議員から御発信いただけるとありがたいなというふうに思っております。
○議長(坂田 修)
6番 永井議員。
○6番(永井真人)
私は当然林市長はね、廃園計画を出して喜んでおるなんて、そんなこと思ってないですよ。確かにどこかに断腸の思いがあるんです。
ただ、私、逆に言うと、林市長は市長になられた2年前、この保育所整備計画の一番最初の答申は、平成17年の保育行政審議会の中で保育所の数は市の規模から見て多すぎるので統廃合は必要であると、こういう答申があったということがあったと。その後に平成22年から保育所整備計画をつくるに当たって、平成20年、平成21年の2カ年でいろいろ検討したと。そのとき市長じゃないんですよ、まだ。私は、この子育て日本一、そして先ほど披瀝させてもらいましたJCのシンポジウムの中でのあなたの発言、私はこちら側の方がすごくいいと思うんです。あなたが市長になられたときに、おれは子育て環境日本一なんだと。ちょっとこの保育行政審議会もう一回やり直してもらえんかと。おれの意見も聞いてくれと、この方が格好いいんじゃないですか。これだけ言っても市長は、保育行政審議会、じゃあ保育行政審議会もう一回やり直していただきたい。この件に照準を絞って。保育行政審議会をもう一度開いていただける考えをぜひ持っていただきたいと思いますが、お答えください。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
保育行政審議会につきましては、平成20年、平成21年2カ年にわたって現地調査、現地も見ていただき、計6回の会議を真剣に議論していただいた中での答申を受けましたので、今の段階では再度開催という予定は今のところ持っておりません。
以上です。
○議長(坂田 修)
6番 永井議員。
○6番(永井真人)
平行線であるということであります。でも私は、この保育行政審議会が決めたことを言い悪いと言っているのではないです。こういう計画が前の9月議会のときも言いましたけど、3月に発表されて、そしてこんな計画かと言って中央保育園の関係してる方たちが、おかしいじゃないですかという意見が出た。でも計画を知らないうちに何か物を言うチャンスがなかったわけですよ。お母さんたちは。
だからこの発表を聞いて、どうなっておるんですかと中央保育園は廃園なんですかという話が出た。それを受けたら、やはりもう一度検討し直す。こういう意見も出てるんだよと検討し直すに十分価値のある議論だと思いますけども、もう一回議論し直してください。保育行政審議会臨時に開いて、こういう意見が出ていますよと、皆さん方に現状を知ってもらいたい、委員のメンバーの方たちに。もう一度答弁をお願いします。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
先ほどの答弁と同様になろうかと思いますが、私どもとしては、2カ年にわたって慎重審議をしてまいりましたので、この答申、最終的には市が決定しておるわけですが、そのようにさせていただきたいというふうに思いますので、御理解いただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(坂田 修)
6番 永井議員。
○6番(永井真人)
私はね、このやりとり、当時の保育行政審議会のメンバーの方が聞いたら、かえってその方たちに失礼だと思うんですよ。あのときに計画を渡されて、ああそうですかというふうに言っちゃた。しまった。何てことしてしちゃったんだろうという考えのある方もいると思います。だって私、聞くところによりますと、メンバー出ていた人に聞くんですけども、もう既にこの段階で決定事項かなと思ったというんですよ。当局が出してきたそういうこれでどうですか、こういう案でいきたいんですけどといったのは、中央保育園なくなっちゃうんだというそういう認識だったというんですよ。でも違うんですよね。これはあくまでも計画であって、議会を通さないと、これは廃園にはなるかならないかというのは議会を通さないといけないんだと、そういうこと知らなかったというんですよ。だったら、そういうことを知ってもらった上で、もう一度保育行政審議会を臨時で開いていただき、こういう意見がありました。皆さんどうお考えですかと、そういうふうに図るのも必要だと思いますが、これだけ言ってもまだ開いてもらえませんか。検討してもらえませんか。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
同じ答弁で申しわけございませんが、この計画どおり進めていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。
○議長(坂田 修)
6番 永井議員。
○6番(永井真人)
堂々めぐりになるという、とても議論ではないですよね、これね。こちらがこれこれこれでこういう意見があって、こういう意見があってと言っても、変えません、変えません。議論じゃないですよ、こんなの。ほんと議論がしたかった。こういう事情があるからという議論がしたかったけど議論になってません。私もこの辺で質問は堂々めぐりやってもしょうがないから閉じますけども、御案内のとおり、これはあくまでも議会決議であるということだけ、ぜひ私は、ほんとはそんなところで反対なんてやりたくないんですけども、議会決議であるということだけ念頭においていただきたいということをお願い申し上げて、私の質問はここまでにしときます。
○議長(坂田 修)
これで6番 永井議員の一般質問を終わります。
次に、3番 安江議員の一般質問を許します。
○3番(安江清美)
不透明感漂う経済状況のもとにあって、当局におかれましては、予算の編成に当たり、大変に御苦心をされているものと推察いたします。まずもって、その労をねぎらい、一層充実した無駄のない予算編成をしてくださいますよう要望させていただきます。
さて、財政状況厳しい折、財政状況に関する緊急アピールにある明日への挑戦予算と位置づけられ、徹底したコストの削減に取り組まれるお覚悟であるものと理解するところであります。
そこで土木、建設の入札において、同一の組織内企業間でのあたかも申し合わせたかのごとく、持ち回りで不可思議な落札が行われているところの条件つき一般競争入札についてお伺いします。
初めに、条件つき一般競争入札とは、どのようなもので、また、どのような目的をもって、何ゆえに導入されるに至ったかお答えいただきたいと思います。
○議長(坂田 修)
総務部長。
○総務部長(林 勝則)
条件つき一般競争入札につきましては、平成17年より実施してまいってきております。それまでは主に指名競争入札、設計金額1億5,000万円以上の案件につきましては一般競争入札を実施してきておりました。条件つき一般競争入札につきましては、公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律、また、その同法施行令並びに公共工事の入札及び契約の適正を図るための措置に関する指針、このような中で、公正な競争を促進するための入札及び契約の方法の改善をするよう規定されてきておりまして、そのために入札の公正かつ適正な執行を確保するとともに、入札事務の透明性の向上並びに客観性及び競争性を高めるために導入をしてまいったものでございます。
○議長(坂田 修)
3番 安江議員。
○3番(安江清美)
もう少し具体的に御説明いただけませんでしょうか。お願いします。
○議長(坂田 修)
総務部長。
○総務部長(林 勝則)
入札につきましては、先ほどの法律等のお話もしましたが、地方自治法においても基本的には、原則一般競争入札ということでございます。そういった観点から、平成17年より随時この一般競争入札を導入すべき段階を追って進めてまいりました。
よって条件つきといいますのは、設計金額に応じた業者数が定められておりますことから、そういった設計金額に応じた条件、これは業者数並びにランク的には市内業者、管内業者等設計額が上がってまいりますと広範囲なエリアの業者数を確保するという意味からの段階的な条件、これらが条件という制約の中での一般競争入札、これを実施してきたという中身でございます。
○議長(坂田 修)
3番 安江議員。
○3番(安江清美)
そうすると、地元企業の育成という観点からもそういう条件は当てはまるのでありましょうか。
○議長(坂田 修)
総務部長。
○総務部長(林 勝則)
中小企業者の受注の確保に関する法律というのがございまして、そういった観点からも中小企業者の育成というのが必要な部分も法律的には出ておりますので、また、商工会の方におきましても、そういった要望も出てきております。こういった中身の中での配慮、これもされている中身でございます。
○議長(坂田 修)
3番 安江議員。
○3番(安江清美)
例えば山屋敷町の桐山公園整備工事のように、平成21年度、平成22年度にまたがって喫緊の要事であるトイレの設置を平成22年度に後回しにしてまでも2年の継続事業にしなければならないというような理由をお聞かせください。
○議長(坂田 修)
都市整備部長。
○都市整備部長(神谷幹樹)
桐山公園、現在整備中でございますが、2カ年に工事区間を区切って実施したのはなぜかというふうな御質問でございますけども、桐山公園、昨年、今年度と2カ年にわたっておりますが、実施計画の中での財政的な事情もございますが、私どもとしては、現場的な事情も考慮いたしまして2カ年に分けております。
といいますのは、桐山公園、今整備に入っておりますが、既に工事前から供用されている公園でございまして、広場そういう場として使っていただいております。こういう中で、桐山公園自体4,600平方メートルという比較的大きな公園でございますので、利用者の方に御迷惑かけないように工事を分散することによって、2カ年に分けることによって全面公園の閉鎖というのを避けるということもございまして、2年にわたって工事をさせていただきました。
また、トイレにつきましても、そういった工事年度ゾーンの区分に従いまして、2年目にトイレの整備をさせていただいたというような事情でございます。
○議長(坂田 修)
3番 安江議員。
○3番(安江清美)
同一組織内企業間で三十数年もの間、ほとんどの物件が落札し続けてる事実があることに関して、納税者である市民にとっては到底理解しがたいものとなっていますが、国・県の指針に基づいて長年にわたって築いてこられたシステムであるところのこの条件つき一般競争入札を一概に否定するものではありませんが、あまりにも地元の中小企業の育成と声高に申されますと、過去に6回連続で入札無効との応札企業がありました。およそ緊張感がないように見受けられますが、これに関してはいかがでございましょうか。
○議長(坂田 修)
総務部長。
○総務部長(林 勝則)
今のお話につきましては、平成21年の8月27日に入札をさせていただきました。側溝修繕工事ほか5件の入札のことだと思いますが、これらの工事は予定価格の事前公表の対象工事でありまして、予定価格を事前公表した工事につきましては、入札書の提出時に積算内訳書の提出をすることとなっております。この6件の入札につきましては、電子入札で実施したところでありますが、入札書の添付すべき積算内訳書が添付されておりませんでして、そのために入札書の無効となったものでございまして、したがいまして、業者の電子入札の手続的なものの誤ったものということでございました。
○議長(坂田 修)
3番 安江議員。
○3番(安江清美)
そんな単純なミスを犯してるんです。電子入札は、きのうやきょう採用されたんではないと思います。これはいつから採用されているんですかね。
これは当局を冒とくしていると言っても過言ではないと思うんですよね、私は、これは当然指導もされたんでしょうね。
○議長(坂田 修)
総務部長。
○総務部長(林 勝則)
電子入札の導入につきましては、平成19年の4月から導入してまいっております。当初は1億円を超える工事ということでありましたが、年数を重ねるごと対象工事を下げてまいりまして、今現在では130万円を超えるものについては対象だということになっております。
また、先ほどの誤った入札参加につきましては、市の方からも指導させていただいておる内容でございます。
○議長(坂田 修)
3番 安江議員。
○3番(安江清美)
公契約条例を定めて地元貢献度の高い地元企業に発注をする。地域経済の租税力の源となる地域内再投資力を強めて地域経済振興策とするあまり、それをもって脆弱で企業努力を怠るような企業が残り、真に競争力のある強い企業は育たないのではという危惧をするところであります。これについては、いかがお考えでしょうか。
○議長(坂田 修)
総務部長。
○総務部長(林 勝則)
公共事業の公共入札でございますので、そういった面につきましては、業者においてはそれなりの緊張感、また、努力をしていただくべきものでございます。そういった意味からしまして、業者の方におきましても最善の努力をしていただいた入札に臨んでいただきたいと、このように思っております。
○議長(坂田 修)
3番 安江議員。
○3番(安江清美)
工事が実際に行われるとなりますと、当局の担当者により設計書がつくられます。そこにはさまざまな工種により国・県よりの資料に基づく価格が積み上げられ、設計価格、予定価格が決められます。この予定価格は、だれがどのようにお決めになられますか、お答えください。
○議長(坂田 修)
総務部長。
○総務部長(林 勝則)
予定価格の決定につきましては、知立市の決裁規定の第4条別表1によりまして設計額が1,000万円以上のものにつきましては市長が、それから、300万円以上1,000万円未満につきましては副市長が、100万円から300万円未満のものにつきましては担当部長が、100万円未満のものにつきましては担当課長と設計額により決定権者が区分されております。これは、先ほどの契約規則の中において予定価格というものを定めておる関係でございます。
○議長(坂田 修)
3番 安江議員。
○3番(安江清美)
そこで提案ですが、決定権者である市長、副市長、担当部長が予定価格をもう少し低く設定していただくことはできないでしょうか。知立市の財政が危機的な状況下にある中、応札企業にもこの際、一層の企業努力をしていただき、市の健全な財政へ寄与していただきたいと思うものであります。企業努力によるコストの削減であります。応札企業の皆様も必ずや快く賛同していただけるものと確信をいたしております。
明日への挑戦予算、この中で、基本的事項にすべての事務事業を慣例にとらわれることなく積極的に改善することとうたわれております。当局の決断一つで実行可能なことです。いかがでしょうか、お答えください。
○議長(坂田 修)
総務部長。
○総務部長(林 勝則)
知立市の契約規則において予定価格は契約の目的となる物件に対し、取り引きの実例価格、需要の状況、履行の難易度、数量の大小、また、履行期限の長短等考慮して適正に定めるということでありまして、これに基づいて予定価格というのは設定しております。
先ほどのお話のように、企業におきましては、最大限の企業努力をしていただいた中での入札を期待しているところでございます。
以上です。
○議長(坂田 修)
3番 安江議員。
○3番(安江清美)
決定権者である市長、副市長が取り引きの実例価格、需要の状況、履行の難易、数量の多寡、履行期限の長短等を熟知されているとは到底思えないんですが、そこのところをもう一度お答え願いたいと思います。
○議長(坂田 修)
総務部長。
○総務部長(林 勝則)
この予定価格の設定につきましては、その予定価格の決定者が先ほど私もお話しましたが、そういったものを加味して予定価格を設定するということでございまして、それはその予定価格以下で応札を入れていただくということでございますので、今御趣旨のお話で、できる限り企業の方には最大限の努力をしていただいた額を入れていただくということでございますので、予定価格を下げるがゆえに落札価格が下がるとは一概には限らないものでありますので、私どもとしましては、最大限企業の御努力を期待するところでございます。
以上です。
○議長(坂田 修)
3番 安江議員。
○3番(安江清美)
続いて、観光行政についてお尋ねします。
まず、知立市における観光行政について、どのような位置づけをされて、どう感じ、どう考えておられるのかをお尋ねします。
第5次総合計画にあるようにと抽象的なことではなくて、具体的にお答え願いたいと思います。
○議長(坂田 修)
市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
観光協会につきましては、地域内の観光産業の振興を目的とした任意団体でございます。知立市では経済課内に事務局を設けております。市町村単位で構成されている協会でございます。
観光を振興するため、観光地の整備事業、それから各種事業の企画立案、運営を行っております。また、ホームページを使った情報発信、行事などを雑誌、マガジンに掲載するよう情報発信を努めておる団体でございます。
以上でございます。
○議長(坂田 修)
3番 安江議員。
○3番(安江清美)
ちょっと質問と答えが全く違うんですけど、観光行政について当局はどのような位置づけをされて、どう感じて、どう考えておられるかということをお聞きしておるんです。観光協会について伺っておるわけではありませんので、よろしくお願いします。
○議長(坂田 修)
市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
観光行政につきましては、当市の文化財が中心になると思いますけれども、そのような資源を有効に利用いたしまして、観光による振興を図ると思っております。
以上でございます。
○議長(坂田 修)
3番 安江議員。
○3番(安江清美)
知立市にとっての観光行政について、担当部長はどう感じておられるかということを聞いておるんです。どう考えておられるんですかということも聞いておるんです。ちょっとお答えが的外れではないかなという感じを受けますが、いかがでしょうか。
○議長(坂田 修)
市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
私は、知立というところは歴史的にもいろいろなものがありまして、このようなことから、知立市にはこういうものがあるよ。こんないいものがあるよ、皆さん来てくださいというような形で知立のいいところを見せながら知立の発展に寄与していきたいというようなふうに思っております。
したがいまして、観光行政、これにつきましては、来訪者の方へのおもてなしの心を持って知立を好感を持っていただくというようなことを考えております。
以上でございます。
○議長(坂田 修)
3番 安江議員。
○3番(安江清美)
質問を続けさせていただきます。
かきつばたまつり、花しょうぶまつり、知立まつりに訪れる観光客についての人数の把握はされていると思いますが、その観光客による経済的な波及効果についてはどのようにとらえられていますか、お答えください。
○議長(坂田 修)
市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
経済効果については把握しておりません。
ただ、観光客の数につきましては、県の観光協会へ報告する数字を保存会、育成会、弘法山というような方からいただいておりますので、人数的にはカウントをしておりませんが、大体の把握をしております。
以上でございます。
○議長(坂田 修)
3番 安江議員。
○3番(安江清美)
質問の内容は事前に通達させていただいておりますので、答えとしては、効果については期待しておったんですけど、先ほどの最初の質問、それから今の質問で、担当部長は、もう全く知立市の観光については推進しようとか、観光行政に対する思い入れというのが見受けられません。
続いて質問させていただきます。
他の地域から、例えば千葉県の住民から知立市への観光、見どころ等の問い合わせがあった折には、現在はどのような対応をされているのでしょうか。その電話に対して交換はどの部署のだれにつなぎ、どのような対応をされているのかお答ください。
○議長(坂田 修)
市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
市外の方から電話がありますと、観光協会の事務局の経済課の商工係の方に入ると思います。
現在のお祭りと見どころの問い合わせがあれば回答させていただきますけども、今電話があるということは、弘法山、八橋のところにできました業平の像と知立神社と、花は咲いておりませんけど文化的なものがあるというような宣伝をさせていただきます。
以上でございます。
○議長(坂田 修)
3番 安江議員。
○3番(安江清美)
続いて、観光協会についてお尋ねします。
平成21年度一般会計、特別会計に係る主要施策成果報告及び基金の運用状況報告書によれば2,021万円の予算が観光行事委託、祭り行事委託料としてのみ計上されております。これは何に使われておりますか、具体的に御説明ください。
○議長(坂田 修)
市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
今、決算は持っておりませんけれども、平成22年度予算と大体一緒だと思いますので、答えさせていただきます。
観光協会の事務局の事業推進費として106万4,000円、ミスコンテスト239万3,000円、かきつばたまつり520万6,000円、知立まつり301万2,000円、花しょうぶまつり183万3,000円、知立よいとこ祭り536万1,000円の平成22年度の予算額でございます。
以上でございます。
○議長(坂田 修)
3番 安江議員。
○3番(安江清美)
私としましては、東海道五十三次の39番目の宿場町としての観光資源、財産をもっともっと生かした長いスパンでの年間を通じた恒常的な観光客誘致を図り、観光収入の増加を期し、安定した税収の確保とすべきと考えますが、例えば道しるべの細かい設置やプレミアムがつくほどの独創的・個性的な案内地図の作成などを行い、近ごろ多くなっております団塊世代夫婦のウオーキング熱を取り込むとかをして積極的に観光客の誘致をしたらと思うのでございますが、また、せっかく愛知県の観光協会主催、愛知県観光ガイド東海道トコトコキャンペーンあいちに参加して協賛金を4年ほど前から出しているということであれば、もっともっとその企画に乗り集客を図るべきだと思いますが、いかがでしょうか。
先ごろ、某電気メーカーが充電式乾電池を利用したロボットで東海道を踏破するという企画が実行され、新聞紙上をにぎわせ話題となりました。
また、このごろは中国において家康ブームが起きているとかで、お隣の岡崎市では積極的に観光客の誘致に動いておられます。
今後も何かと東海道を利用した企画が行われ、その折には必ず39番目の宿場町としての知立市を通過して話題を提供していってくれます。山岡荘八の小説徳川家康によりますと、三男の結城秀康、後の福井藩主の母は、歴史ある知立神社の社人氷見吉英の娘ということで家康とはかかわりが深いものがあります。家康ブームによる観光客を呼び込むことも一考かと思います。
また、弘法山の戒壇めぐり、そして江戸時代から続く松並木の景観、もちろん八橋のかきつばたなど観光都市としての知立をアピールするチャンスととらえて積極的に当局幹部が働きかけるべきだと考えますが、現在は何事にもトップセールスが肝要かと思います。市長の御見解を伺いたいと思います。お願いします。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
観光に対しての私の考えなんですけれども、知立市は今、御紹介いただいたように、かきつばたまつり、はなしょうぶまつり、知立まつり、弘法山等々非常に集客力のあるイベントがあるわけであります。
ですけれども、この課題としましては、経常的に呼び込むような力と申しますか、例えば京都、奈良というと、いつ行っても見どころがある。ですけれども、知立市においては、季節的には、また弘法山においても命日においてはにぎわうんですけれども、それを何とか線でつなげると申しますか、継続性を持たせるということが課題なのかなというふうに思っております。
トップセールスというふうにおっしゃられました。例えば私ども、かきつばたが一つのテーマでありまして、せんだって墨田区の方に行きまして、そこは例のタワーが有名になりまして、ゆるキャラでおしなりくんというのが非常にヒットしております。おしなりくんというのは、まさしく在原業平なんですね。あそこら辺へ行きますと、業平町というのがありまして、もうおしなりくんを売りに出してまして、今担当部長の方には、何とかかきつばたまつりにおしなりくんを呼んでみんかということで墨田区の方にもお願いはしてるんですけれども、そんな形でかきつばたもちょっと全国展開できないかな。例えば在原業平サミットというのも担当部長に指示をさせていただいたんですけれども、いろいろな形で、私だけでもあれですもので、いろんな商工会の方とか文化財の保護委員の方とかいろんな方々に御意見とか御指導いただきながら、何とか経常的に有名になるというかですね、観光名所的なものができないかなというふうに考えておりますので、また御指導お願いいたします。
○議長(坂田 修)
3番 安江議員。
○3番(安江清美)
続いて、保育所整備計画に沿った中央保育園廃止計画及び新施設建設に関しての御質問をさせていただきます。
当市においては、平成17年保育行政審議会より保育所の数は市の規模から見て多すぎるので統廃合が必要であるとの答申があり、平成20年から平成21年の2カ年の保育行政審議会の意見を取り入れ検討を重ねた結果、中央保育園は廃止への方向となりました。
当市において、今後は3歳から5歳児は減少傾向にあり、それにひきかえゼロ歳から3歳児の増加が見込まれる今日、この年齢層を受けかねる現状にある中央保育園にあっては、まことに当を得た計画であると思います。
また近年、医学、科学のさらなる発達により幼児期より発達障がいが感じられるようになりました。支援がより機能強化された中核的な新施設が市の中央部に建設、位置されるということは保育行政、子育て支援にとって、まことに心強いことと確信をいたします。市当局におかれましては、今後ますます多様になるニーズにこたえるべく新施設の建設に邁進していただくようお願いしたいと思います。
私事ではありますが、5年半にわたり用務員として子供たちと直接触れる機会を得たものとして、とりわけ発達障がいを持たれたお子さまの幼児期からの支援、ケアの必要性を痛切に感じるところであります。
また、肢体不自由児の精神面での専門スタッフによるサポートが必要不可欠なものとは考えております。そして子育て支援センターにおいては、今子育て世代に問題の児童虐待、そこまでは至らないように保護者の皆様方への適切な支援をしていただきたいと思うところであります。
そこで、このことも踏まえ、当局におかれては、平成17年、平成20年から平成21年にかけての保育行政審議会の答申をどのように受けとめておられるのかお答えください。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
先ほどの永井議員での答弁と同様になろうかと思いますが、御披瀝いただきました平成20年、平成21年2カ年にわたっての慎重審議していただいた中での答申ですので、その計画に基づいて、この審議会の答申というのも重く受けとめて実行を計画どおり進めてまいりたいと、かように思っております。
以上です。
○議長(坂田 修)
3番 安江議員。
○3番(安江清美)
保育行政に携わられる皆様にとっては、保護者の皆様方より質の高い保育との評価を得ているところの伝統ある中央保育園の廃止計画、その計画に関しては、関係者皆さん断腸の思いを抱かれておられると思いますが、保護者の皆様方には何カ所かで十分な御説明をされてきたと思います。その保護者の方々の思いを真摯に受けとめていただいて、担当部長の今回の事業計画についての御見解を再度伺いたいと思います。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
やはりこの計画を実行するに当たっては、地元説明会、保護者会での保護者の方の御意見ということにつきましては、大変私自身も重く受けとめております。
そういったことから、私としては、その気持ちをほんとに真摯に受けながら、この計画が後によかったというふうになるように全力で取り組んでいきたいなというふうに思っております。
以上です。
○議長(坂田 修)
3番 安江議員。
○3番(安江清美)
最後に、青少年の育成についてお尋ねします。
知立市には多くの少年野球のチームがあり、野球というスポーツを通じて明るく健やかな人間形成をはぐくんでおられます。そこで子供たちに、より以上の夢と希望を持っていただきたく提案させていただきます。
ジャイアンツの阿部捕手に極めてゆかりの深い方が、知立市において教員をされておられました。現在は豊田市にお住みと伺いましたが、ぜひとも阿部捕手に声をかけていただいて、お招きをして少年たちに直接野球の指導をしていただけるよう取り計らっていただきたいと思いますが、子供たちにとっては何事にもかえがたい体験となることを疑いのないことと確心いたします。いかがでしょうか、市長お答えください。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
子供たちに夢と希望を与えるための御提案ありがとうございました。
それぞれの専門家とか、また、達人を教室などに招き、子供たちに教え、そして語ることで子供たちにほんとに得るものが多かろうと思います。
そうした中で、一昨年、その道の達人派遣一覧表というのをつくりまして、そこの中にいろんな達人の方々を登録していただいて、そのリストを見ながら各先生方お呼びされているようでございます。
そうした中で、せんだってはヤクルトスワローズの選手の方々が、これも市民の方々のお取り計らいで来て、少年野球チームの方々100名ほどに教えられました。非常に子供たち、技術のみならず心の持ち方とかを学ばれてよかったなということであります。
今、阿部選手のことを御披瀝いただきました。また、なかなか知立市呼ぶだけのお金はないですので、奉仕でですね、奉仕と申しますか、ボランティアで来ていただけるようであれば、ぜひともお取り計らいをいただきたいなと思っておりますので、そのときはよろしくお願いいたします。
○議長(坂田 修)
3番 安江議員。
○3番(安江清美)
もう一つ、科学の方面では、今話題となっておりますイトカワから帰還を果たしましたはやぶさでおなじみのJAXA、ここでH2Aロケットのエンジン開発に携わっておられる方、この方は種子島で皇室の方がたにも説明をされたと伺っております。この方が知立小学校を卒業され、知立小学校での講演をしてもよいとの話を聞いておりました。子供たちの先ほども申しましたが夢と希望を与えるようなお話が必ずや聞けるものと確信いたしております。ぜひとも招聘を実現していただきたいと思います。これは教育長ですかね、お願いいたします。
○議長(坂田 修)
石原教育長。
○教育長(石原克己)
今お話のあったのは、水野浩靖君のことでしょうか。今、JAXAでのロケットのエンジン等を開発して、現在はヒューストンにおりますけども、この子、たしか附属岡崎中学校にいたときにも来てもらいました。そして、平成18年度には竜北中学校と知立南中学校でも講演をしてくださり、大変好評であったと聞いております。
今はヒューストンの方におりましてこちらにはいませんけども、こうした地域に住むすぐれた人材を活用するということは、生徒にとって親近感を感じるものであり、興味や関心を持つとともに、地元への誇りと愛着を感じることにつながります。そして、児童・生徒が地域の一員として地域貢献することや夢や希望を実現するための意欲になると考えております。また日本へ帰って来ましたら、そうした機会があったら、ぜひまた子供たちへ話をしていただきたいと、そんなふうに思っております。
○議長(坂田 修)
3番 安江議員。
○3番(安江清美)
ちょっと水野浩靖さんとは違う方で、過去に直接知立小学校の方へ打診をされたんですけど、お断りを受けたということで、再度私の方からお願いをするわけでございます。
名前は、岡田匡史さん。JAXAのホームページにちゃんと載っておりますので、もう一度確認をしていただいて、ぜひとも呼んでいただければというふうに思っております。
○議長(坂田 修)
石原教育長。
○教育長(石原克己)
そういう地元出身の方がみえるということを学校の方へ伝えていきまして、もしそうした機会があれば、ぜひお話を聞いてみたいと、そんなふうに思っております。
○議長(坂田 修)
これで3番 安江議員の一般質問を終わります。
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○議長(坂田 修)
以上で、本日の日程は全部終了しました。
本日は、これで散会します。
午後9時16分散会
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