○6番(永井真人)
 議長のお許しがありましたので、質問をいたします。
 9月定例会でありましたとおり、中央保育園の廃園についての地域説明会が10月16日山町、19日中山、22日新地、11月19日山屋敷と4回開催されました。私も4回中3回出席させていただきました。
 当局の説明、地域のお母さん方の意見を聞くことができ、その中で私が今まで聞いてきた以上の当局の考え、地域のお母さん方の考えを知ることができました。
 そこで今回は、保育所整備計画にある新施設、仮称中央子育て支援センター建設について、そして中央保育園の廃園計画についての2点について質問いたします。
 まず初めに、新施設の建設計画について質問いたします。
 まずもって、説明会でも説明がありました新施設の事業概要を御披瀝ください。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
 それでは、新施設についての概要ということで御報告させていただきます。
 仮称ですが、中央子育て支援センターの内容ですが、子供と家庭に関する総合的な支援を目指し、育児不安の相談など、子育て支援活動の推進を図ることを目的として知立市の子育て支援センターの中核施設として平成26年度建設、平成27年4月開所という計画でございます。
 また、近隣市には整備され、当市には整備されておりません発達障がい児等の通所施設としての機能をあわせもった3階建て施設として整備したいと考えております。
 この施設の内容でございますが、大きく分けまして子育て支援センター事業、二つ目が発達障がい児療育事業、三つめ、肢体不自由児療育事業の3事業を行う親子通所施設として予定をしております。
 もう少し細かく申し上げますと、子育て支援センター事業として現在の子育て支援センター事業事業継続とファミリーサポートセンター事業を含む事業の機能拡大を図り、また、相談事業の充実を図るほか、保護者同士の交流を図る施設としてまいりたいというふうに思っています。
 次に、二つ目でございますが、発達障がい児療育事業ですが、現在、発達障がい児療育事業として南児童センターで間借りをして行っているという状況のひまわりルームを事業を移転させ、専用施設とすることで利用時間の拡大を行い保護者ニーズをこたえていくものでございます。
 次に、三つ目でございます。この療育事業を新たに実施するものです。身近に通園できる施設として保護者の負担軽減を図り、これは他市に行かれている保護者の負担軽減ということで大いに期待されるものというものでございます。
 以上、簡単ですが、事業概要というふうに報告させていただきます。
○議長(坂田 修)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 ありがとうございました。
 新しい施設には三つの機能があると。子育て支援センターの事業、そして発達障がい児の療育事業、そして肢体不自由児の方の療育事業と、この三つがあるということでありました。
 それでは、1つ1つ聞いていきたいと思います。
 まず、子育て支援センター事業の件であります。先ほど答弁にありました今までの支援センターの機能拡大を図るんだということでありますが、この現状と予定されている支援センターの機能拡大で期待できる効果は何を期待してますか。よろしくお願いします。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
 現状と期待できる効果という御質問ですが、現在の支援センターは、御存じのとおり大変狭い状況になっております。日々プレイルームとして開放しておるわけですが、その部屋も育児講座、約年間100日程度ですが、それを実施する場合には使用できない状況にあるわけです。そうした問題も解消されること。また、専用施設ということで、利用者、利用時間の拡大が可能になること。また、そういったことで保護者ニーズにこたえることができるようになりますので、効果は大変大きいものというふうに思っております。
 以上でございます。
○議長(坂田 修)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 新しい施設ということで時間も拡大されるということでありますが、ちょっと内容的に一時預かりの考えはどうでしょうか。
 私、ことしの4月に視察に行ってまいりました宮城県仙台市の子育てプラザ、のびすく泉中央というところは、ここの大きな特徴はあるんですけども、これは乳幼児、また中高生もここは通える施設であるということ。また支援者の方も丸ごと支える施設である。そして、いつ来ていつ帰ってもいい、居場所としての機能。それと自分がやりたいことを応援する施設。自分再発見という名称がついています。
 こんな中で私がほんとにこういうのが知立にあればいいなという機能は、一時預かりです。この一時預かりというのは、子育ての中で不安やストレスを持ったお母さん方が、例えば名古屋にちょっと買い物に行くよと。2時間、3時間子供を見てほしいなというそんなときにお子さんをそこののびすく泉中央に預けて買い物に行けるという非常にいい事業だなふうに感じてます。こんな事業は今回の新施設には検討されるのでしょうか。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
 今現在の計画しておりますその施設には、一時預かりという計画はございません。永井議員が述べられましたお母さんのリフレッシュということへの対策ですが、それは一時保育ということで現在行っております。現在では5園の保育所で行っておりまして、今後南保育園の建設時にもその1園も加えまして6園で最終的には行えるかと思います。
 一時預かり保育ということでは、今回の予定施設には考えてはおりませんので、よろしくお願いします。
○議長(坂田 修)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 ほんとはこういう専用の施設ということでつくるわけですので、一時預かりやってほしいなという思いがあります。子育て支援センターの名目は子育てを支援するということですので、一時預かりやっていただいて、お母さん方のリフレッシュ、その専用の施設でやっていただきたい。あっちの保育園、こっちの保育園じゃなくて、ここという場所でやっていただきたいなというふうに思っております。
 2番目の言われた発達障がい児の療育事業についてであります。
 この件に関して、発達障がい児の子たちのために特に必要性が感じられるというのはどの部分でありましょうか。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
 発達障がい児の療育事業ということでございます。この事業につきましては、きょうの議論の中にも説明させていただきました。保健センターでの健診時にお子さんに少し障がい、発達おくれといったような診断をされたお子さんに対して、それを専門的な臨床心理士等専門な方への育児相談、また保育士と一緒に遊んだりして集団の中でのかかわりをもって子供を最終的には保育所の方に入所をスムーズにいけるようにしていくという支援策ですので、これは大変重要だと私どもは思っております。
 今現在、先ほども言いましたが、南児童センターは間借りしておるわけでございまして、午前中は使えるわけですが、午後になりますと児童クラブ等で利用する小学生が参りますので、必然的に午後のそういう療育事業ができないという現状があります。
 そして私どもの今考えておる建設のところには、そういった問題も解消されるということで、私どもしては大いに期待できる事業というふうに思っておりますので、よろしくお願いします。
○議長(坂田 修)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 私も、この発達障がい児の療育施設というのは大変重要な今後必要であるというふうに強く感じておりますので、賛成したい部分であります。
 その中でちょっとお聞きしたいんですが、この今回の新施設では、どれぐらいの面積、先ほど3階建てだというふうにおっしゃいました。この面積的に発達障がい児の子たちにはどれぐらいの面積が与えられるのか。
 また、受け入れ定員は何人ぐらいを想定しているのかお答えください。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
 今回計画しております施設につきましては、保育園のように園庭が多く取らなければならないという状況でない施設であります。また、先ほど3階建てということですが、当然ながらエレベーターもつけるということになるわけですが、今現在としては、3階建ての中で先ほど申しました三つの事業をフロアごとに整備していきたいなというふうに考えております。
 それから、まだ具体的に詳細についての決めというのはまだないわけですが、私ども事務局的には建築面積としては900平方メートルほど考え、また、利用が可能年齢は2歳からとして60人程度を見込んでおります。これは、あくまで今現在のところということで御了解していただきたいと思います。
○議長(坂田 修)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 ちょっとトータル的には後ほどまた質問しますが、もう一つの事業、肢体不自由の子たちの療育事業であります。
 これは全く知立に今現在ないということで、知立市の肢体不自由の子たちの現状、現状というのはこういった施設を今必要としているという子供は何人ぐらいいるのか。そして、その必要としている子、今知立にはないわけですので、今どうしているのかお答えください。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
 今現在ですが、私ども把握しているのは4人の子供ということで、刈谷にあります社会福祉法人の施設に通っておみえになります。今回これが実現ということになれば、保護者の方への負担というのは相当軽くなるのではないかというふうに思っております。
 以上です。
○議長(坂田 修)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 ちょっと今聞いておけばよかったんですけど、何歳の子までを受け入れる考えですか。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
 年齢としては2歳から就学前の子供ということで考えております。
○議長(坂田 修)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 こういった施設ほんとに必要だと思います。一時預かりをやらないというのはちょっと私にはひっかかるんですけども、大変必要な施設だという認識は持っておりますが、これがこれだけの3階建ての施設が今の中央保育園の場所でほんとに面積的に十分なのかと。特に先ほど発達障がいの子たちは60人程度受け入れるんだというお話です。この分の駐車場の確保等も含めて、私は少し今の中央保育園の場所だけでは面積的に狭いんではないかというふうに考えますが、どうお考えでしょうか。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
 先ほども答弁させていただきましたが、園庭を確保、保育所のように大きく確保しなくてもいいということもあるわけですが、今のところ私どもとしては、四、五十台は確保できるというふうに思っております。
 以上です。
○議長(坂田 修)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 四、五十台確保と。あそこの中央保育園の今ある位置ですね、あそこを全部中央保育園を壊してフラットにして、まだ当然設計図なんかできてないと思うんですけども、どういうふうに構想を持っているかわからないですけども、3階建てとなると今保育園のある職員室側に3階建て建てちゃうと隣のうちが日が当たりにくくなる。考えているのは、やっぱり南向きが一番いいでしょうから、あの敷地の中の北側か南側にどんと建てると。
 そんな中で、駐車場を確保するという中で、私は、多分北側は田んぼしかないですので、北の道に面したところに3階建てを建てればどこのうちにも今のところ支障はない、日陰等の日照の問題はないと思うんですが、そうなると車が入ってくる方が南側からになる。南側は御案内のように、少し盛り上がってますのでね、あそこは。だから中央保育園を挟んで北側の道と南側の道が激しい段差があるところであります。そんなところで上手に建設ができるのかなという非常に疑問があるんですけども、それは当然後々考えていくとして、私は、こういった施設はほんとに今の中央保育園の場所、今駐車場が40台から50台は確保できるというふうにおっしゃいましたが、やはりもっと広々とした場所あるいは駅周辺ですね、駅前近辺のわかりやすいところの方が本当に保護者の方たちの利便性、行き来の楽さから考えれば適当ではないかなと考えますが、そういうお考えはございませんか。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
 今、永井議員の方から駅周辺ではどうかという御提案ですが、やはり肢体不自由等のお子さんの療育をするということも考えますと、やはり駐車場とその施設は近距離でないとまずいというふうに思われますので、現在のところは駅周辺ということは考えておりません。
○議長(坂田 修)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 私はそうは思わないですけどね、その近辺駐車場確保する、立体駐車場でもありますしね、そうは思ってませんが、逆にもっと広いところの用地を確保してつくった方がいいのかなという気もいたしております。
 肢体不自由の療育施設、先ほど4名の方が刈谷の社会福祉法人のところにお世話になっているということでありましたが、当面これで十分なわけですよね、今のところ。
 というのは、この施設ができるのが平成27年4月ですよね。今から4年半後にできるわけです。今この4人の方を受け入れようと思っても、もう就学しちゃうからね、この人数は参考資料かなというふうに思っておりますが、実際この子たちを受け入れようというところが平成27年、先ほど川合議員の質問にもありました。私は、ほんとにこういうふうに施設をつくろうという計画が出たなら、やはり早急に建設すべきだと。この中央保育園の廃園とは分けて建設すべきではないのかなという気がいたしますが、そういうお考えはありませんか。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
 やはり私どもとしましては、いろんな要素と言いますか、土地の問題が大きくかかわるわけですが、今現在のところ、最短でということで私の方は廃園を考えた上での計画ということで御理解いただきたいなというふうに思います。
○議長(坂田 修)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 必要性を大変感じていて、そして、最短で4年半後というのが私は理解に苦しむところであります。
 つまり、南保育園をまずつくっておいて、それでその後に中央保育園を廃園したら壊して建てる。そうするとこのスケジュールでいくと平成27年の4月に開所となるということですが、ちょっと視点変えて、そうすると、この計画どおりにいくと、今中央保育園で行っている子育て支援センターは一時なくなってしまうわけですよね。この子たちはどうすればいいんですか。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
 その中央保育園を廃園ということと建設のことを考えますと、今、永井議員が御指摘された一時的に中央子育て支援センター機能がなくなるのではないかという御指摘だと思いますが、今私ども考えておりますのは、平成25年4月には南保育園が建設オープン、開所されますので、一時的ではございますが、そのまま南保育園のセンターを活用ということになろうかというふうに考えています。
○議長(坂田 修)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 特に発達障がいの子たちとかそういう子育てで敏感になっているお母さん方に、あっち行け、こっち行けというような、何かつくることはとても大切で温かい事業だと思うんですけども、それまでの過程がひとつ納得できないなという感じがいたします。
 私は、これは中央保育園の廃園とはまるきり関係なく、こういう施設をつくっていただきたいということを常に望みながら、その中央保育園の廃園の方にお話をさせていただきたいと思います。
 先ほども申しました中央保育園の今回の廃園計画は、各町内4カ所で説明会がありました。私も3回ほど出席いたしました。改めまして、その場でどのような方が参加して、説明はそのとおりなんでしょうけども、そのお母さん方あるいは地域の方々からどのような御意見があったか御披瀝ください。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
 保護者会、そして今、永井議員御紹介いただきました4町内の公民館等で地元説明ということでやらさせていただきました。
 参加者の人数等を御報告させていただきますが、保護者会の説明会では38名の方、それから、地元説明会の方ですが、保護者の方が10名、それから町内の役員と一般市民の方が11名、それから永井議員も御出席いただきましたが、市議会議員の方が8名の参加がございました。
 その中でいろんな御意見があったわけですが、総じて今回の廃園については反対であるという方の御意見でございました。その中での、これはあくまで一部でございますが、どのような御意見があったかということを少し御披瀝させていただきますが、まず、この計画はもう既に決定事項なのかという御質問。それから少人数が少ない小規模の保育所だからこそ残すべきである。それから中央保育園のようにのんびりして人数の少ない園でないと通えない子供がいるんですといった内容。中央保育園がなくなれば障がい児の子供は大きな園に分散され、今までのように平等に偏見なく伸び伸び育つのかが心配である。それから最後になりますが、人数が少ないから廃園と決めてよいのかと。小さい園だから必要な場合もあると、こういったこれは一部でございますが、そういった御意見を伺いました。
 以上でございます。
○議長(坂田 修)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 私がお聞きしたのも、たしかそんなような意見が多かったのかなと思っております。こういった意見を聞いて、担当と部長と課長と係の方が2名みえたわけですけども、もう一人筆記されている方がみえたわけですけども、その皆さん方、担当部課局の5名の皆さん方は、この意見を聞いての所見はどうですか、教えてください。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
 私もすべて出席させていただきました。保護者の先ほど報告させていただいた内容についても理解はさせていただくものであります。確かに今まで身近にあった保育園がなくなるということは、その近くにお住まいの方にとってのやはり負担はふえる。また、障がいのある子供ということについてのお母さんのお話を聞きました。確かに先ほど申しました障がいのある子の大規模のところへ行ったときの心配、不安ということにつきましては、そういった気持になるのも当然かなというふうには思いますが、やはり私ども保育士、その場でも指導保育士が言っておりました。障がいのあるお子さんについては、適切に加配の保育士もつけております。それから指導保育士の言わんとすることは、みんな保育士は一生懸命見ますので信頼してくださいということもそのお母さんにも説明させていただきましたので、そういった意味からいけば、私どもとしては、そういった不安は必ず解消できるように、また私もそういった指導をしっかりしていきたいというふうに思います。
 以上です。
○議長(坂田 修)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 これだけの意見を聞いても、確かに私も別に保育士の方を信頼していないわけでも何でもないです。
 ただ、こういった発達障がいを持った子、その子のお母さんたちに理屈で物を言ったって、そんなもの聞くわけないんですよ。感性の問題ですから、これは。大きい保育園が、もうちょっとその子が大きい保育園に行ってパニックになっちゃうというのは、これは理屈でその子に言ったってどうしようもない話なんですね。だからこそ知立が多様な保育ニーズにこたえれるように、確かに大きな保育園があって、のびのびと大きな園庭で駆けっこしたりするそういった施設も私は必要だと当然思っております。
 ただ、そんな中でも中央保育園のように小さくてそういう障がいを持った子も健常児の子たちと打ち解けて遊べる、遊戯ができる、そういった施設も私は必要だと思うんです。こういった意見が多分お母さん方の意見だったというふうに思っております。その説明会の中で。この声を聞いても中央保育園の今のあり方、この中央保育園自体が全く必要ないと。やはり廃園は粛々といくんだと、そういうお考えなんですか。全くこの意見は反映されずに理解、理解、説明、説明でこの件は進んでいくんですか。私それちょっと納得できないんですけど。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
 市としましても、先ほど答弁させていただきましたが、保護者の方への開所は十分その辺は責任を持って当たらさせていただき、また、保育所の廃園ということにつきましては、大変重いものという認識があるわけですが、私たちの行政を携わっていく者としては、いろんな要素の中、また一定の限られた予算のこの厳しい中では一定の統廃合ということもやはり考えていかなければならない側面もあるわけですので、確かにお母さん方のお気持ちというのは、私どもとしては十分心にとめて進めさせていただきたいというふうに思っております。
 以上です。
○議長(坂田 修)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 今、部長の方から、限られた予算というお話が出ましたので、ちょっと観点というか、視点変えたいんですけども、南保育園が当初は用地の確保とかそういうことは一切関係なく、その場で建てかえるんだ。だから1年間休園なんだというお話であったところが、議会の意見等とも取り上げていただいたと思うんですけども、南保育園はやはり用地を購入してちゃんと建てかえようというふうに決まって今年度予算もつきました。
 総務部長、この予算、確認ですけども、幾ら予算を計上し、そしてこの予算を計上するに当たって何か財源の工面というかですね、そういうのはどういう御苦労があったんですか、教えてください。
○議長(坂田 修)
しばらく休憩します。
午後8時03分休憩
―――――――――――――――
午後8時05分再開
○議長(坂田 修)
休憩前に引き続き会議を開きます。
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 予算書の方を今取りに行っておりますので、もうしばらくお時間をいただきたいと思いますので、もしよろしければ、次の方へ展開していただいている間に用意してまいりますので、お願いいたします。
 今年度平成22年度におきましては、用地を確保した中身でございますので、財源的には一般財源を多く使ってきておりますので、補助とかそういったものが入っておりませんので、そういった意味では苦労してきたという状況はございます。
○議長(坂田 修)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 用地の購入費は多分6,000万円ぐらいだったと思うんですけども、一般財源であるということです。これを中央保育園の関係者の方が、多分苦労されたでしょう、今財政が苦しい。
 しかし、苦しい中でも南保育園は6,000万円のお金が出てきたんですよ。その話を聞いて、中央保育園のお母さん方関係者は、これから中央保育園のに通わせたいなと思うお母さん方が、何で南保育園ができて中央保育園できないんだと。当たり前の感覚じゃないですか、これ。だから財源、財源というのはあまりここでは議論にならないと。
 財源のことは、だって中央保育園廃園になるんだから財源の問題、まだ進めようがないですもんね。皆さん方が少しでも中央保育園廃園、いや、廃園じゃなく建てかえで考えようかという気があれば財源はみんなで頑張って考えればいいじゃないですか。そういう財源の話だけで中央保育園の廃園というのも全くおかしなお話だなというふうに思います。
 もう一回また今度は視点を変えます。
 中央保育園このまま粛々と廃園計画ということになれば、議会決議ということであります。この廃園にするという議案は、いつ提出されるのですか。何年の何月議会に提出されるんですか。予定として教えてください。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
 今のところ、私どもとしては来年の3月の定例議会の方に上程していきたいなというふうに思っております。
○議長(坂田 修)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 つまり次の定例会ですね。それまでに今これだけ議論がなされていて、ひょっとしたらこの議案が廃案になる可能性もあるわけですよね。議案ということですから。何の議案でもそうなんですけどね。何の議案でも反対が多ければ反対になっちゃうんですけど、それまでこの今から3カ月間も市民の皆さんには廃園ですと、廃園で決定ですと。あとは議会決議だけですと、そういうふうに説明をしていって募集等々も、また来年の1月募集かけるんでしょうけど、そういうお話で市民の皆さんには説明されていく、そういうふうな考えですか。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
 私どもとしましては、地元説明、保護者説明等も行ってきたという経緯がありますので、今後新たな動きということは今のところ考えていない状況であります。
○議長(坂田 修)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 説明会を開いて、ほとんどのお母さん方、関係者の方たちが廃園に反対されて、そして、その反対の理由も、うちの子はこうなんだと、現状知ってください。中には泣きながら訴えているお母さんもありましたよね。現状を知ってくださいというお話を聞いてでもこの計画が粛々と進んでいくというのが、私は本当にこれがいいのかなというふうに疑問に思います。
 ちょっともう一度観点を変えます。
 きょうの一般質問の中でも連立に係る駅周辺区画整理のお話がありました。知立市は山町も区画整理事業を今計画しております。この区画整理事業、山町の区画整理事業あるいは駅前の駅周辺の区画整理事業、こういうもので駅北に何かができるとか、西新地にできるとかそういう計画がなされておりますが、こういった区画整理等々で知立はほんとは人口増を期待してるんですよね。ここで何とか所得税を少しでも上げようと。1人当たりの単価を上げるんじゃなくて、多くの人に住んでもらってそうやって税収を潤わそうと、そういう計画がある中で、今その区画整理事業としては大体ざっと何世帯ぐらいを知立に新たに呼ぶというか、引っ越して来られるようなそういった器ができるというふうに考えていますか。都市整備部長お答えください。
○議長(坂田 修)
 都市整備部長。
○都市整備部長(神谷幹樹)
 現在事業中、それから計画をしております駅周辺の区画整理事業と駅北地区の再開発による住宅というところで将来人口というのを御説明をさせていただきますと、この将来人口の予測というのは、今開発に係る予測ですので、将来の土地利用のあり方によりまして高層化がどれぐらい図られるかによっても大きく変わってまいりますので、今後の土地利用によって流動的でございますが、今私どもが想定をしておりますのは、駅周の区画整理と駅北再開発両方合わせまして将来想定人口930人程度というふうに見ております。戸数にして392戸という想定でございます。
 増加そのものの差し引きを考えますと、現在の地区内人口が443人という数字を確認しております。戸数にして206戸ということでございますので、増加数は人口として約500人、戸数にして約190戸ぐらいというような伸びかなというふうに見ております。
 ちょっと山町の方については、具体的なデータ持っておりませんので、申しわけございません。
○議長(坂田 修)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 先ほどの用地の予算でございますが、4,274平方メートルの6,496万円余の予算を計上させていただいております。
○議長(坂田 修)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 地域の方たちが反対しているこれから902戸と206戸、最後ちょっと聞き取れなかったんですけど、戸数がふえたからといって皆さんが皆さん園児を抱えているかどうかこれはわからないので、一概に園児が何人ふえるという計算は全くつかめない数字だと思うんですが、少なくとも今、世間一般でいうコンパクトシティなんていう言葉もあるように、知立はまち部に人口をふやそうという計画があるところで、そしてまた、将来人口もある程度の数を見込んでいる。そんな中で、真ん中にある中央保育園、中央だから中央保育園という名前なんでしょうけど、今定員70人、今現在50人ぐらいの子が通ってますが、そこからしたってこの廃園計画矛盾してると思いますが、そうはお感じになりませんか、横のつながりの中で。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
 中央保育園への通園のお子さんにつきましては、実施と私的で半々でございました。そこで通園範囲としましては、やはりいろんな町内からお見えになってる実態もあります。確かに山町あの周辺のお子さんが多いのも事実ですが、そういうふうで御意見としては矛盾ということで言われますと、やはり私どもとしては、先ほど申しましたいろんな観点から最終的に総合的に判断の中での決定事項でございますので、確かに先ほど言いましたが、お近くの保護者の皆さんには御不便をかけるということは事実あると思いますが、どの今、園でも約ですが8割以上はもう車での通園という事実もあるわけでして、昔のようにお母さん、子供を会社に行く前に子供を保育所に預けて、そのまま仕事に行くという方が8割以上、違う保育所に行きますともっと多くなるというふうには思いますが、そういったことでいけば、確かに近くの方には申しわけございませんが、市としてはそのようにさせていただきたいということですので、御理解いただきたいというように思います。
○議長(坂田 修)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 いろんな観点から考えたっていったって、いろんな観点の中で欠落している部分が随分あるなと思います。
 例えば今、僕たちがわざわざ都市整備部長に通告までさせてもらって人口増はどういうふうに期待してるんだと聞いたのは、コンパクトシティという観念の中から駅周辺の人をふやしたいんだと。区画整理によって、何年先か知りませんよ、この議論は別にやりますけども、やりたいんだと言ってる中で、その方たちに車で子供を送れというんですか。こういうのを矛盾というんですよ。駅周辺に住みたい方たちは、会社まで電車で通いたいんですよ。だから駅周辺に住むんですよ。今回でもそういう区画整理やった場合ね。それで子供を車で送っていけという、そういうのを矛盾というんですよ。
 だからこういう観点もいろんなほかの議員も指摘したように、いろんなことが考えられるから今回の中央保育園の廃園問題は少し偏った意見であるので、もう一度考え直す気はありませんかということを最大限の今回の私のテーマです。議案提出以前にこの計画自体、見直す考えは全くないんですか。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
 先ほど私、答弁としては漏れていたかなというふうに思います。中央保育園のエリアということでいきますと、今現在でも近くの徳風保育園、少しは中央よりも遠くにはなりますが知立保育園、今度定員も増予定しております猿渡保育園等のエリアの中でのカバーはできるというふうに思っております。
 それから、計画自体はという御質問ですが、私どもとしては、この計画を何とか計画どおりに実施していきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。
○議長(坂田 修)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 こっちも何とかお願いしたいと言いたいんですけどね、中央保育園のエリアは徳風保育園のエリアですよね。うちの町内会は徳風がいいと言って徳風に通っている子も確かにおります。
 だから、さっきも言いましたけども、駅周辺の人口が爆発的に増加するというこの将来的な見込みを考えても知立保育園に行って、猿渡保育園に行って、中央保育園があればなというふうに私はどう単純に考えても思うんですけども、福祉子ども部長では多分この場で何か発言変えるわけにはいきませんから、ちょっと市長にお聞きしたいと思います。
 市長ね、今までの私と福祉子ども部長とのやりとり、そして福祉子ども部長から御披瀝がありました中央保育園の説明会でのお母さん方、ほんとの地域の皆さん方の切なる思い、願いをお聞きになって市長はどのようにお考えですか。
○議長(坂田 修)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
 地域の方々の声、私の耳に入ってくる声、そして部長からその地域の方々の声を聞く中で、三つおおむねありますね。家庭的な雰囲気をつくり出している保育園がなくなるのは寂しい。近くに保育園がなくなるのは寂しい。卒園した園なのでなくなるのは寂しいという、おおむねこの三つが当たるのかなというふうに思っております。
 やはり地域の方々にとっては、その思いは十分わかるわけであります。私、子育て環境日本一を標榜してる市長として非常に私もそうした中で今の知立市を考えたときに、よりベターなのは何かということで考えたときに、やはりこの保育施設整備計画を着実に実行していくことだなというふうにあえて決断をさせていただき、こうして御理解をいただいているということでございます。
 では、先ほど永井議員がおっしゃった、偏った意見じゃないかということをおっしゃられました。やはり行政としても、それはいかんなという思いは大事なことであります。廃園ですから。この保育施設整備計画というのは保育行政審議会が名古屋学院の最初は伊藤会長でありました。そしてその後、中部大学の準教授、日比野会長、それぞれこの子供に対する造詣の深い方、また、この数年の間にはそれぞれPTAの方が入ったり、子供会の方が入ったということをお聞きしまして、必ずしも私、偏った政策じゃないなと思っております。
 私、この市民の負託を受けた市長といたしまして、やはり地域の声も大事にするわけでありますけれども、市全体を考えたときに、市はいろいろなことを当然やるわけであります。この保育施設整備計画の中でもまだまだやらなければいけない修繕工事等々あります。また、この保育園のみならず児童クラブはどうだという話も当然あるわけであります。また、先ほど来出てました学校もこれから施設計画をつくっていくわけであります。これは先ほど川合議員がおっしゃっていただきました。これも財源を何とかしながらやるよということであります。やはりそうした課題をこれから知立市は着実にそれぞれ実行していく中で、この保育施設整備計画があり、それの着実な実行こそがやはり私は、長い目で見て知立市民のためになるというふうに私は確信をさせていただいております。
○議長(坂田 修)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 長い目で見て知立市民ためにならないという説明をさせていただいたつもりです。知立はこれから人口増を期待している中で保育園を廃園する。しかも地域にほんとに根づいた環境のよい保育園を廃園するというほんとに寂しい答弁しか聞こえてきません。
 市長は、10月30日に知立青年会議所主催のシンポジウムで市長のマニフェストを検証するというのが大きなテーマのシンポジウムのときに、市長は、こう発言されております。
 これは子育て支援のことに関してですけども、知立市の現状は、本当に子育てがしやすくなっています。ちょっと中略ね。ここは学校についてのくだりがありましたので。
 保育園の数が公私立合わせて14、幼稚園が4、未就学児の方が通う施設が18あるというこれも西三河の中では断トツに充実されている施設的に充実されております。公園のくだりが入りましたので、ここは割愛させてもらいます。
 ですから、本当に子供がすくすくと育つと申しますか、施設的には非常に充足感があるということです。また、ソフト的にも今、待機児童は知立ゼロであります。全国では待機児童の問題があると思うんですけど、知立市はゼロであります。また、あわせて認定子ども園、私やりたい認定子ども園と申しまして、どなたでも未就学児の方が通えるええもんを考えているんですけど、現在知立市では実際上どなたでも通えます。保育園でも私的契約という制度がありますので、どなたでも保育園に通えますし、もちろん幼稚園にも通える状況であります。ちょっと中略です。ここの後は放課後子ども教室にくだりが入りました。
 このことをもっともっとPRをする、宣伝をすることによって、ああ、知立は子育てがいいなということで広がっていけば知立に若い世代がどんどん入ってきて活気が知立に生まれていく、そんな思いを込めてですね、日本一の子育て環境をつくる、そんな政策目標を掲げさせていただいております。決してですね、今でも統計を取れば悪い数字じゃなくてベストの方に上がっていく指標が出るんじゃないかな、そんなふうに私は思っております。
 市長は、今知立の充実した施設を自慢されておるんですよ、ここで。知立はいいまちでしょうどんどんPRして、ほかの若い世代にどんどん入ってきてくださいと。なのに1園なくしちゃうんですか。非常に矛盾しているというか、このときのこの発言は大うそということになりますけども、この整合性ちょっとどうお考えですか、市長。
○議長(坂田 修)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
 この知立市の未就学の通われる充実度というのは18園、今あります。保育園、幼稚園合わせて。これが17園になってもこの西三河で調べたところ、5市の中でナンバーワンというのは変わりはないわけであります。
 私は、先ほど申し上げましたように、やはりベターなよりいい形というのは求めていかないけない。例えば今、知立市において、何遍も繰り返しになっちゃいますけども、さまざまな課題の中で、よりよい形でやっていくその一念であります。何も私がこの廃園をして大喜びを、やれやれという話じゃないわけでありまして、その辺は永井議員も地域の方々にやはり御理解をいただくという、やはり私もそうであります。永井議員も知立市民に負託を受けられた方でありますので、そうした保育行政審議会の思い、また、知立市にこれからのあるべき姿、また、知立市の財政事情等々をしっかりと御説明いただきながら、知立市はだけど子育て環境いいんだよということを永井議員から御発信いただけるとありがたいなというふうに思っております。
○議長(坂田 修)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 私は当然林市長はね、廃園計画を出して喜んでおるなんて、そんなこと思ってないですよ。確かにどこかに断腸の思いがあるんです。
 ただ、私、逆に言うと、林市長は市長になられた2年前、この保育所整備計画の一番最初の答申は、平成17年の保育行政審議会の中で保育所の数は市の規模から見て多すぎるので統廃合は必要であると、こういう答申があったということがあったと。その後に平成22年から保育所整備計画をつくるに当たって、平成20年、平成21年の2カ年でいろいろ検討したと。そのとき市長じゃないんですよ、まだ。私は、この子育て日本一、そして先ほど披瀝させてもらいましたJCのシンポジウムの中でのあなたの発言、私はこちら側の方がすごくいいと思うんです。あなたが市長になられたときに、おれは子育て環境日本一なんだと。ちょっとこの保育行政審議会もう一回やり直してもらえんかと。おれの意見も聞いてくれと、この方が格好いいんじゃないですか。これだけ言っても市長は、保育行政審議会、じゃあ保育行政審議会もう一回やり直していただきたい。この件に照準を絞って。保育行政審議会をもう一度開いていただける考えをぜひ持っていただきたいと思いますが、お答えください。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
 保育行政審議会につきましては、平成20年、平成21年2カ年にわたって現地調査、現地も見ていただき、計6回の会議を真剣に議論していただいた中での答申を受けましたので、今の段階では再度開催という予定は今のところ持っておりません。
 以上です。
○議長(坂田 修)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 平行線であるということであります。でも私は、この保育行政審議会が決めたことを言い悪いと言っているのではないです。こういう計画が前の9月議会のときも言いましたけど、3月に発表されて、そしてこんな計画かと言って中央保育園の関係してる方たちが、おかしいじゃないですかという意見が出た。でも計画を知らないうちに何か物を言うチャンスがなかったわけですよ。お母さんたちは。
 だからこの発表を聞いて、どうなっておるんですかと中央保育園は廃園なんですかという話が出た。それを受けたら、やはりもう一度検討し直す。こういう意見も出てるんだよと検討し直すに十分価値のある議論だと思いますけども、もう一回議論し直してください。保育行政審議会臨時に開いて、こういう意見が出ていますよと、皆さん方に現状を知ってもらいたい、委員のメンバーの方たちに。もう一度答弁をお願いします。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
 先ほどの答弁と同様になろうかと思いますが、私どもとしては、2カ年にわたって慎重審議をしてまいりましたので、この答申、最終的には市が決定しておるわけですが、そのようにさせていただきたいというふうに思いますので、御理解いただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(坂田 修)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 私はね、このやりとり、当時の保育行政審議会のメンバーの方が聞いたら、かえってその方たちに失礼だと思うんですよ。あのときに計画を渡されて、ああそうですかというふうに言っちゃた。しまった。何てことしてしちゃったんだろうという考えのある方もいると思います。だって私、聞くところによりますと、メンバー出ていた人に聞くんですけども、もう既にこの段階で決定事項かなと思ったというんですよ。当局が出してきたそういうこれでどうですか、こういう案でいきたいんですけどといったのは、中央保育園なくなっちゃうんだというそういう認識だったというんですよ。でも違うんですよね。これはあくまでも計画であって、議会を通さないと、これは廃園にはなるかならないかというのは議会を通さないといけないんだと、そういうこと知らなかったというんですよ。だったら、そういうことを知ってもらった上で、もう一度保育行政審議会を臨時で開いていただき、こういう意見がありました。皆さんどうお考えですかと、そういうふうに図るのも必要だと思いますが、これだけ言ってもまだ開いてもらえませんか。検討してもらえませんか。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
 同じ答弁で申しわけございませんが、この計画どおり進めていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。
○議長(坂田 修)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 堂々めぐりになるという、とても議論ではないですよね、これね。こちらがこれこれこれでこういう意見があって、こういう意見があってと言っても、変えません、変えません。議論じゃないですよ、こんなの。ほんと議論がしたかった。こういう事情があるからという議論がしたかったけど議論になってません。私もこの辺で質問は堂々めぐりやってもしょうがないから閉じますけども、御案内のとおり、これはあくまでも議会決議であるということだけ、ぜひ私は、ほんとはそんなところで反対なんてやりたくないんですけども、議会決議であるということだけ念頭においていただきたいということをお願い申し上げて、私の質問はここまでにしときます。
○議長(坂田 修)
 これで6番 永井議員の一般質問を終わります。
 次に、3番 安江議員の一般質問を許します。
○3番(安江清美)
 不透明感漂う経済状況のもとにあって、当局におかれましては、予算の編成に当たり、大変に御苦心をされているものと推察いたします。まずもって、その労をねぎらい、一層充実した無駄のない予算編成をしてくださいますよう要望させていただきます。
 さて、財政状況厳しい折、財政状況に関する緊急アピールにある明日への挑戦予算と位置づけられ、徹底したコストの削減に取り組まれるお覚悟であるものと理解するところであります。
 そこで土木、建設の入札において、同一の組織内企業間でのあたかも申し合わせたかのごとく、持ち回りで不可思議な落札が行われているところの条件つき一般競争入札についてお伺いします。
 初めに、条件つき一般競争入札とは、どのようなもので、また、どのような目的をもって、何ゆえに導入されるに至ったかお答えいただきたいと思います。
○議長(坂田 修)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 条件つき一般競争入札につきましては、平成17年より実施してまいってきております。それまでは主に指名競争入札、設計金額1億5,000万円以上の案件につきましては一般競争入札を実施してきておりました。条件つき一般競争入札につきましては、公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律、また、その同法施行令並びに公共工事の入札及び契約の適正を図るための措置に関する指針、このような中で、公正な競争を促進するための入札及び契約の方法の改善をするよう規定されてきておりまして、そのために入札の公正かつ適正な執行を確保するとともに、入札事務の透明性の向上並びに客観性及び競争性を高めるために導入をしてまいったものでございます。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 もう少し具体的に御説明いただけませんでしょうか。お願いします。
○議長(坂田 修)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 入札につきましては、先ほどの法律等のお話もしましたが、地方自治法においても基本的には、原則一般競争入札ということでございます。そういった観点から、平成17年より随時この一般競争入札を導入すべき段階を追って進めてまいりました。
 よって条件つきといいますのは、設計金額に応じた業者数が定められておりますことから、そういった設計金額に応じた条件、これは業者数並びにランク的には市内業者、管内業者等設計額が上がってまいりますと広範囲なエリアの業者数を確保するという意味からの段階的な条件、これらが条件という制約の中での一般競争入札、これを実施してきたという中身でございます。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 そうすると、地元企業の育成という観点からもそういう条件は当てはまるのでありましょうか。
○議長(坂田 修)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 中小企業者の受注の確保に関する法律というのがございまして、そういった観点からも中小企業者の育成というのが必要な部分も法律的には出ておりますので、また、商工会の方におきましても、そういった要望も出てきております。こういった中身の中での配慮、これもされている中身でございます。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 例えば山屋敷町の桐山公園整備工事のように、平成21年度、平成22年度にまたがって喫緊の要事であるトイレの設置を平成22年度に後回しにしてまでも2年の継続事業にしなければならないというような理由をお聞かせください。
○議長(坂田 修)
 都市整備部長。
○都市整備部長(神谷幹樹)
 桐山公園、現在整備中でございますが、2カ年に工事区間を区切って実施したのはなぜかというふうな御質問でございますけども、桐山公園、昨年、今年度と2カ年にわたっておりますが、実施計画の中での財政的な事情もございますが、私どもとしては、現場的な事情も考慮いたしまして2カ年に分けております。
 といいますのは、桐山公園、今整備に入っておりますが、既に工事前から供用されている公園でございまして、広場そういう場として使っていただいております。こういう中で、桐山公園自体4,600平方メートルという比較的大きな公園でございますので、利用者の方に御迷惑かけないように工事を分散することによって、2カ年に分けることによって全面公園の閉鎖というのを避けるということもございまして、2年にわたって工事をさせていただきました。
 また、トイレにつきましても、そういった工事年度ゾーンの区分に従いまして、2年目にトイレの整備をさせていただいたというような事情でございます。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 同一組織内企業間で三十数年もの間、ほとんどの物件が落札し続けてる事実があることに関して、納税者である市民にとっては到底理解しがたいものとなっていますが、国・県の指針に基づいて長年にわたって築いてこられたシステムであるところのこの条件つき一般競争入札を一概に否定するものではありませんが、あまりにも地元の中小企業の育成と声高に申されますと、過去に6回連続で入札無効との応札企業がありました。およそ緊張感がないように見受けられますが、これに関してはいかがでございましょうか。
○議長(坂田 修)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 今のお話につきましては、平成21年の8月27日に入札をさせていただきました。側溝修繕工事ほか5件の入札のことだと思いますが、これらの工事は予定価格の事前公表の対象工事でありまして、予定価格を事前公表した工事につきましては、入札書の提出時に積算内訳書の提出をすることとなっております。この6件の入札につきましては、電子入札で実施したところでありますが、入札書の添付すべき積算内訳書が添付されておりませんでして、そのために入札書の無効となったものでございまして、したがいまして、業者の電子入札の手続的なものの誤ったものということでございました。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 そんな単純なミスを犯してるんです。電子入札は、きのうやきょう採用されたんではないと思います。これはいつから採用されているんですかね。
 これは当局を冒とくしていると言っても過言ではないと思うんですよね、私は、これは当然指導もされたんでしょうね。
○議長(坂田 修)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 電子入札の導入につきましては、平成19年の4月から導入してまいっております。当初は1億円を超える工事ということでありましたが、年数を重ねるごと対象工事を下げてまいりまして、今現在では130万円を超えるものについては対象だということになっております。
 また、先ほどの誤った入札参加につきましては、市の方からも指導させていただいておる内容でございます。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 公契約条例を定めて地元貢献度の高い地元企業に発注をする。地域経済の租税力の源となる地域内再投資力を強めて地域経済振興策とするあまり、それをもって脆弱で企業努力を怠るような企業が残り、真に競争力のある強い企業は育たないのではという危惧をするところであります。これについては、いかがお考えでしょうか。
○議長(坂田 修)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 公共事業の公共入札でございますので、そういった面につきましては、業者においてはそれなりの緊張感、また、努力をしていただくべきものでございます。そういった意味からしまして、業者の方におきましても最善の努力をしていただいた入札に臨んでいただきたいと、このように思っております。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 工事が実際に行われるとなりますと、当局の担当者により設計書がつくられます。そこにはさまざまな工種により国・県よりの資料に基づく価格が積み上げられ、設計価格、予定価格が決められます。この予定価格は、だれがどのようにお決めになられますか、お答えください。
○議長(坂田 修)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則) 
 予定価格の決定につきましては、知立市の決裁規定の第4条別表1によりまして設計額が1,000万円以上のものにつきましては市長が、それから、300万円以上1,000万円未満につきましては副市長が、100万円から300万円未満のものにつきましては担当部長が、100万円未満のものにつきましては担当課長と設計額により決定権者が区分されております。これは、先ほどの契約規則の中において予定価格というものを定めておる関係でございます。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 そこで提案ですが、決定権者である市長、副市長、担当部長が予定価格をもう少し低く設定していただくことはできないでしょうか。知立市の財政が危機的な状況下にある中、応札企業にもこの際、一層の企業努力をしていただき、市の健全な財政へ寄与していただきたいと思うものであります。企業努力によるコストの削減であります。応札企業の皆様も必ずや快く賛同していただけるものと確信をいたしております。
 明日への挑戦予算、この中で、基本的事項にすべての事務事業を慣例にとらわれることなく積極的に改善することとうたわれております。当局の決断一つで実行可能なことです。いかがでしょうか、お答えください。
○議長(坂田 修)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 知立市の契約規則において予定価格は契約の目的となる物件に対し、取り引きの実例価格、需要の状況、履行の難易度、数量の大小、また、履行期限の長短等考慮して適正に定めるということでありまして、これに基づいて予定価格というのは設定しております。
 先ほどのお話のように、企業におきましては、最大限の企業努力をしていただいた中での入札を期待しているところでございます。
 以上です。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 決定権者である市長、副市長が取り引きの実例価格、需要の状況、履行の難易、数量の多寡、履行期限の長短等を熟知されているとは到底思えないんですが、そこのところをもう一度お答え願いたいと思います。
○議長(坂田 修)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 この予定価格の設定につきましては、その予定価格の決定者が先ほど私もお話しましたが、そういったものを加味して予定価格を設定するということでございまして、それはその予定価格以下で応札を入れていただくということでございますので、今御趣旨のお話で、できる限り企業の方には最大限の努力をしていただいた額を入れていただくということでございますので、予定価格を下げるがゆえに落札価格が下がるとは一概には限らないものでありますので、私どもとしましては、最大限企業の御努力を期待するところでございます。
 以上です。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 続いて、観光行政についてお尋ねします。
 まず、知立市における観光行政について、どのような位置づけをされて、どう感じ、どう考えておられるのかをお尋ねします。
 第5次総合計画にあるようにと抽象的なことではなくて、具体的にお答え願いたいと思います。
○議長(坂田 修)
 市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
 観光協会につきましては、地域内の観光産業の振興を目的とした任意団体でございます。知立市では経済課内に事務局を設けております。市町村単位で構成されている協会でございます。
 観光を振興するため、観光地の整備事業、それから各種事業の企画立案、運営を行っております。また、ホームページを使った情報発信、行事などを雑誌、マガジンに掲載するよう情報発信を努めておる団体でございます。
 以上でございます。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 ちょっと質問と答えが全く違うんですけど、観光行政について当局はどのような位置づけをされて、どう感じて、どう考えておられるかということをお聞きしておるんです。観光協会について伺っておるわけではありませんので、よろしくお願いします。
○議長(坂田 修)
 市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
 観光行政につきましては、当市の文化財が中心になると思いますけれども、そのような資源を有効に利用いたしまして、観光による振興を図ると思っております。
 以上でございます。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 知立市にとっての観光行政について、担当部長はどう感じておられるかということを聞いておるんです。どう考えておられるんですかということも聞いておるんです。ちょっとお答えが的外れではないかなという感じを受けますが、いかがでしょうか。
○議長(坂田 修)
 市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
 私は、知立というところは歴史的にもいろいろなものがありまして、このようなことから、知立市にはこういうものがあるよ。こんないいものがあるよ、皆さん来てくださいというような形で知立のいいところを見せながら知立の発展に寄与していきたいというようなふうに思っております。
 したがいまして、観光行政、これにつきましては、来訪者の方へのおもてなしの心を持って知立を好感を持っていただくというようなことを考えております。
 以上でございます。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 質問を続けさせていただきます。
 かきつばたまつり、花しょうぶまつり、知立まつりに訪れる観光客についての人数の把握はされていると思いますが、その観光客による経済的な波及効果についてはどのようにとらえられていますか、お答えください。
○議長(坂田 修)
 市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
 経済効果については把握しておりません。
 ただ、観光客の数につきましては、県の観光協会へ報告する数字を保存会、育成会、弘法山というような方からいただいておりますので、人数的にはカウントをしておりませんが、大体の把握をしております。
 以上でございます。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 質問の内容は事前に通達させていただいておりますので、答えとしては、効果については期待しておったんですけど、先ほどの最初の質問、それから今の質問で、担当部長は、もう全く知立市の観光については推進しようとか、観光行政に対する思い入れというのが見受けられません。
 続いて質問させていただきます。
 他の地域から、例えば千葉県の住民から知立市への観光、見どころ等の問い合わせがあった折には、現在はどのような対応をされているのでしょうか。その電話に対して交換はどの部署のだれにつなぎ、どのような対応をされているのかお答ください。
○議長(坂田 修)
 市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
 市外の方から電話がありますと、観光協会の事務局の経済課の商工係の方に入ると思います。
 現在のお祭りと見どころの問い合わせがあれば回答させていただきますけども、今電話があるということは、弘法山、八橋のところにできました業平の像と知立神社と、花は咲いておりませんけど文化的なものがあるというような宣伝をさせていただきます。
 以上でございます。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 続いて、観光協会についてお尋ねします。
 平成21年度一般会計、特別会計に係る主要施策成果報告及び基金の運用状況報告書によれば2,021万円の予算が観光行事委託、祭り行事委託料としてのみ計上されております。これは何に使われておりますか、具体的に御説明ください。
○議長(坂田 修)
 市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
 今、決算は持っておりませんけれども、平成22年度予算と大体一緒だと思いますので、答えさせていただきます。
 観光協会の事務局の事業推進費として106万4,000円、ミスコンテスト239万3,000円、かきつばたまつり520万6,000円、知立まつり301万2,000円、花しょうぶまつり183万3,000円、知立よいとこ祭り536万1,000円の平成22年度の予算額でございます。
 以上でございます。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 私としましては、東海道五十三次の39番目の宿場町としての観光資源、財産をもっともっと生かした長いスパンでの年間を通じた恒常的な観光客誘致を図り、観光収入の増加を期し、安定した税収の確保とすべきと考えますが、例えば道しるべの細かい設置やプレミアムがつくほどの独創的・個性的な案内地図の作成などを行い、近ごろ多くなっております団塊世代夫婦のウオーキング熱を取り込むとかをして積極的に観光客の誘致をしたらと思うのでございますが、また、せっかく愛知県の観光協会主催、愛知県観光ガイド東海道トコトコキャンペーンあいちに参加して協賛金を4年ほど前から出しているということであれば、もっともっとその企画に乗り集客を図るべきだと思いますが、いかがでしょうか。
 先ごろ、某電気メーカーが充電式乾電池を利用したロボットで東海道を踏破するという企画が実行され、新聞紙上をにぎわせ話題となりました。
 また、このごろは中国において家康ブームが起きているとかで、お隣の岡崎市では積極的に観光客の誘致に動いておられます。
 今後も何かと東海道を利用した企画が行われ、その折には必ず39番目の宿場町としての知立市を通過して話題を提供していってくれます。山岡荘八の小説徳川家康によりますと、三男の結城秀康、後の福井藩主の母は、歴史ある知立神社の社人氷見吉英の娘ということで家康とはかかわりが深いものがあります。家康ブームによる観光客を呼び込むことも一考かと思います。
 また、弘法山の戒壇めぐり、そして江戸時代から続く松並木の景観、もちろん八橋のかきつばたなど観光都市としての知立をアピールするチャンスととらえて積極的に当局幹部が働きかけるべきだと考えますが、現在は何事にもトップセールスが肝要かと思います。市長の御見解を伺いたいと思います。お願いします。
○議長(坂田 修)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
 観光に対しての私の考えなんですけれども、知立市は今、御紹介いただいたように、かきつばたまつり、はなしょうぶまつり、知立まつり、弘法山等々非常に集客力のあるイベントがあるわけであります。
 ですけれども、この課題としましては、経常的に呼び込むような力と申しますか、例えば京都、奈良というと、いつ行っても見どころがある。ですけれども、知立市においては、季節的には、また弘法山においても命日においてはにぎわうんですけれども、それを何とか線でつなげると申しますか、継続性を持たせるということが課題なのかなというふうに思っております。
 トップセールスというふうにおっしゃられました。例えば私ども、かきつばたが一つのテーマでありまして、せんだって墨田区の方に行きまして、そこは例のタワーが有名になりまして、ゆるキャラでおしなりくんというのが非常にヒットしております。おしなりくんというのは、まさしく在原業平なんですね。あそこら辺へ行きますと、業平町というのがありまして、もうおしなりくんを売りに出してまして、今担当部長の方には、何とかかきつばたまつりにおしなりくんを呼んでみんかということで墨田区の方にもお願いはしてるんですけれども、そんな形でかきつばたもちょっと全国展開できないかな。例えば在原業平サミットというのも担当部長に指示をさせていただいたんですけれども、いろいろな形で、私だけでもあれですもので、いろんな商工会の方とか文化財の保護委員の方とかいろんな方々に御意見とか御指導いただきながら、何とか経常的に有名になるというかですね、観光名所的なものができないかなというふうに考えておりますので、また御指導お願いいたします。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 続いて、保育所整備計画に沿った中央保育園廃止計画及び新施設建設に関しての御質問をさせていただきます。
 当市においては、平成17年保育行政審議会より保育所の数は市の規模から見て多すぎるので統廃合が必要であるとの答申があり、平成20年から平成21年の2カ年の保育行政審議会の意見を取り入れ検討を重ねた結果、中央保育園は廃止への方向となりました。
 当市において、今後は3歳から5歳児は減少傾向にあり、それにひきかえゼロ歳から3歳児の増加が見込まれる今日、この年齢層を受けかねる現状にある中央保育園にあっては、まことに当を得た計画であると思います。
 また近年、医学、科学のさらなる発達により幼児期より発達障がいが感じられるようになりました。支援がより機能強化された中核的な新施設が市の中央部に建設、位置されるということは保育行政、子育て支援にとって、まことに心強いことと確信をいたします。市当局におかれましては、今後ますます多様になるニーズにこたえるべく新施設の建設に邁進していただくようお願いしたいと思います。
 私事ではありますが、5年半にわたり用務員として子供たちと直接触れる機会を得たものとして、とりわけ発達障がいを持たれたお子さまの幼児期からの支援、ケアの必要性を痛切に感じるところであります。
 また、肢体不自由児の精神面での専門スタッフによるサポートが必要不可欠なものとは考えております。そして子育て支援センターにおいては、今子育て世代に問題の児童虐待、そこまでは至らないように保護者の皆様方への適切な支援をしていただきたいと思うところであります。
 そこで、このことも踏まえ、当局におかれては、平成17年、平成20年から平成21年にかけての保育行政審議会の答申をどのように受けとめておられるのかお答えください。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
 先ほどの永井議員での答弁と同様になろうかと思いますが、御披瀝いただきました平成20年、平成21年2カ年にわたっての慎重審議していただいた中での答申ですので、その計画に基づいて、この審議会の答申というのも重く受けとめて実行を計画どおり進めてまいりたいと、かように思っております。
 以上です。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 保育行政に携わられる皆様にとっては、保護者の皆様方より質の高い保育との評価を得ているところの伝統ある中央保育園の廃止計画、その計画に関しては、関係者皆さん断腸の思いを抱かれておられると思いますが、保護者の皆様方には何カ所かで十分な御説明をされてきたと思います。その保護者の方々の思いを真摯に受けとめていただいて、担当部長の今回の事業計画についての御見解を再度伺いたいと思います。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
 やはりこの計画を実行するに当たっては、地元説明会、保護者会での保護者の方の御意見ということにつきましては、大変私自身も重く受けとめております。
 そういったことから、私としては、その気持ちをほんとに真摯に受けながら、この計画が後によかったというふうになるように全力で取り組んでいきたいなというふうに思っております。
 以上です。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 最後に、青少年の育成についてお尋ねします。
 知立市には多くの少年野球のチームがあり、野球というスポーツを通じて明るく健やかな人間形成をはぐくんでおられます。そこで子供たちに、より以上の夢と希望を持っていただきたく提案させていただきます。
 ジャイアンツの阿部捕手に極めてゆかりの深い方が、知立市において教員をされておられました。現在は豊田市にお住みと伺いましたが、ぜひとも阿部捕手に声をかけていただいて、お招きをして少年たちに直接野球の指導をしていただけるよう取り計らっていただきたいと思いますが、子供たちにとっては何事にもかえがたい体験となることを疑いのないことと確心いたします。いかがでしょうか、市長お答えください。
○議長(坂田 修)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
 子供たちに夢と希望を与えるための御提案ありがとうございました。
 それぞれの専門家とか、また、達人を教室などに招き、子供たちに教え、そして語ることで子供たちにほんとに得るものが多かろうと思います。
 そうした中で、一昨年、その道の達人派遣一覧表というのをつくりまして、そこの中にいろんな達人の方々を登録していただいて、そのリストを見ながら各先生方お呼びされているようでございます。
 そうした中で、せんだってはヤクルトスワローズの選手の方々が、これも市民の方々のお取り計らいで来て、少年野球チームの方々100名ほどに教えられました。非常に子供たち、技術のみならず心の持ち方とかを学ばれてよかったなということであります。
 今、阿部選手のことを御披瀝いただきました。また、なかなか知立市呼ぶだけのお金はないですので、奉仕でですね、奉仕と申しますか、ボランティアで来ていただけるようであれば、ぜひともお取り計らいをいただきたいなと思っておりますので、そのときはよろしくお願いいたします。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 もう一つ、科学の方面では、今話題となっておりますイトカワから帰還を果たしましたはやぶさでおなじみのJAXA、ここでH2Aロケットのエンジン開発に携わっておられる方、この方は種子島で皇室の方がたにも説明をされたと伺っております。この方が知立小学校を卒業され、知立小学校での講演をしてもよいとの話を聞いておりました。子供たちの先ほども申しましたが夢と希望を与えるようなお話が必ずや聞けるものと確信いたしております。ぜひとも招聘を実現していただきたいと思います。これは教育長ですかね、お願いいたします。
○議長(坂田 修)
 石原教育長。
○教育長(石原克己)
 今お話のあったのは、水野浩靖君のことでしょうか。今、JAXAでのロケットのエンジン等を開発して、現在はヒューストンにおりますけども、この子、たしか附属岡崎中学校にいたときにも来てもらいました。そして、平成18年度には竜北中学校と知立南中学校でも講演をしてくださり、大変好評であったと聞いております。
 今はヒューストンの方におりましてこちらにはいませんけども、こうした地域に住むすぐれた人材を活用するということは、生徒にとって親近感を感じるものであり、興味や関心を持つとともに、地元への誇りと愛着を感じることにつながります。そして、児童・生徒が地域の一員として地域貢献することや夢や希望を実現するための意欲になると考えております。また日本へ帰って来ましたら、そうした機会があったら、ぜひまた子供たちへ話をしていただきたいと、そんなふうに思っております。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 ちょっと水野浩靖さんとは違う方で、過去に直接知立小学校の方へ打診をされたんですけど、お断りを受けたということで、再度私の方からお願いをするわけでございます。
 名前は、岡田匡史さん。JAXAのホームページにちゃんと載っておりますので、もう一度確認をしていただいて、ぜひとも呼んでいただければというふうに思っております。
○議長(坂田 修)
 石原教育長。
○教育長(石原克己)
 そういう地元出身の方がみえるということを学校の方へ伝えていきまして、もしそうした機会があれば、ぜひお話を聞いてみたいと、そんなふうに思っております。
○議長(坂田 修)
 これで3番 安江議員の一般質問を終わります。
―――――――――――――――
○議長(坂田 修)
 以上で、本日の日程は全部終了しました。
 本日は、これで散会します。
午後9時16分散会
―――――――――――――――