○3番(安江清美)
 不透明感漂う経済状況のもとにあって、当局におかれましては、予算の編成に当たり、大変に御苦心をされているものと推察いたします。まずもって、その労をねぎらい、一層充実した無駄のない予算編成をしてくださいますよう要望させていただきます。
 さて、財政状況厳しい折、財政状況に関する緊急アピールにある明日への挑戦予算と位置づけられ、徹底したコストの削減に取り組まれるお覚悟であるものと理解するところであります。
 そこで土木、建設の入札において、同一の組織内企業間でのあたかも申し合わせたかのごとく、持ち回りで不可思議な落札が行われているところの条件つき一般競争入札についてお伺いします。
 初めに、条件つき一般競争入札とは、どのようなもので、また、どのような目的をもって、何ゆえに導入されるに至ったかお答えいただきたいと思います。
○議長(坂田 修)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 条件つき一般競争入札につきましては、平成17年より実施してまいってきております。それまでは主に指名競争入札、設計金額1億5,000万円以上の案件につきましては一般競争入札を実施してきておりました。条件つき一般競争入札につきましては、公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律、また、その同法施行令並びに公共工事の入札及び契約の適正を図るための措置に関する指針、このような中で、公正な競争を促進するための入札及び契約の方法の改善をするよう規定されてきておりまして、そのために入札の公正かつ適正な執行を確保するとともに、入札事務の透明性の向上並びに客観性及び競争性を高めるために導入をしてまいったものでございます。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 もう少し具体的に御説明いただけませんでしょうか。お願いします。
○議長(坂田 修)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 入札につきましては、先ほどの法律等のお話もしましたが、地方自治法においても基本的には、原則一般競争入札ということでございます。そういった観点から、平成17年より随時この一般競争入札を導入すべき段階を追って進めてまいりました。
 よって条件つきといいますのは、設計金額に応じた業者数が定められておりますことから、そういった設計金額に応じた条件、これは業者数並びにランク的には市内業者、管内業者等設計額が上がってまいりますと広範囲なエリアの業者数を確保するという意味からの段階的な条件、これらが条件という制約の中での一般競争入札、これを実施してきたという中身でございます。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 そうすると、地元企業の育成という観点からもそういう条件は当てはまるのでありましょうか。
○議長(坂田 修)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 中小企業者の受注の確保に関する法律というのがございまして、そういった観点からも中小企業者の育成というのが必要な部分も法律的には出ておりますので、また、商工会の方におきましても、そういった要望も出てきております。こういった中身の中での配慮、これもされている中身でございます。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 例えば山屋敷町の桐山公園整備工事のように、平成21年度、平成22年度にまたがって喫緊の要事であるトイレの設置を平成22年度に後回しにしてまでも2年の継続事業にしなければならないというような理由をお聞かせください。
○議長(坂田 修)
 都市整備部長。
○都市整備部長(神谷幹樹)
 桐山公園、現在整備中でございますが、2カ年に工事区間を区切って実施したのはなぜかというふうな御質問でございますけども、桐山公園、昨年、今年度と2カ年にわたっておりますが、実施計画の中での財政的な事情もございますが、私どもとしては、現場的な事情も考慮いたしまして2カ年に分けております。
 といいますのは、桐山公園、今整備に入っておりますが、既に工事前から供用されている公園でございまして、広場そういう場として使っていただいております。こういう中で、桐山公園自体4,600平方メートルという比較的大きな公園でございますので、利用者の方に御迷惑かけないように工事を分散することによって、2カ年に分けることによって全面公園の閉鎖というのを避けるということもございまして、2年にわたって工事をさせていただきました。
 また、トイレにつきましても、そういった工事年度ゾーンの区分に従いまして、2年目にトイレの整備をさせていただいたというような事情でございます。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 同一組織内企業間で三十数年もの間、ほとんどの物件が落札し続けてる事実があることに関して、納税者である市民にとっては到底理解しがたいものとなっていますが、国・県の指針に基づいて長年にわたって築いてこられたシステムであるところのこの条件つき一般競争入札を一概に否定するものではありませんが、あまりにも地元の中小企業の育成と声高に申されますと、過去に6回連続で入札無効との応札企業がありました。およそ緊張感がないように見受けられますが、これに関してはいかがでございましょうか。
○議長(坂田 修)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 今のお話につきましては、平成21年の8月27日に入札をさせていただきました。側溝修繕工事ほか5件の入札のことだと思いますが、これらの工事は予定価格の事前公表の対象工事でありまして、予定価格を事前公表した工事につきましては、入札書の提出時に積算内訳書の提出をすることとなっております。この6件の入札につきましては、電子入札で実施したところでありますが、入札書の添付すべき積算内訳書が添付されておりませんでして、そのために入札書の無効となったものでございまして、したがいまして、業者の電子入札の手続的なものの誤ったものということでございました。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 そんな単純なミスを犯してるんです。電子入札は、きのうやきょう採用されたんではないと思います。これはいつから採用されているんですかね。
 これは当局を冒とくしていると言っても過言ではないと思うんですよね、私は、これは当然指導もされたんでしょうね。
○議長(坂田 修)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 電子入札の導入につきましては、平成19年の4月から導入してまいっております。当初は1億円を超える工事ということでありましたが、年数を重ねるごと対象工事を下げてまいりまして、今現在では130万円を超えるものについては対象だということになっております。
 また、先ほどの誤った入札参加につきましては、市の方からも指導させていただいておる内容でございます。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 公契約条例を定めて地元貢献度の高い地元企業に発注をする。地域経済の租税力の源となる地域内再投資力を強めて地域経済振興策とするあまり、それをもって脆弱で企業努力を怠るような企業が残り、真に競争力のある強い企業は育たないのではという危惧をするところであります。これについては、いかがお考えでしょうか。
○議長(坂田 修)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 公共事業の公共入札でございますので、そういった面につきましては、業者においてはそれなりの緊張感、また、努力をしていただくべきものでございます。そういった意味からしまして、業者の方におきましても最善の努力をしていただいた入札に臨んでいただきたいと、このように思っております。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 工事が実際に行われるとなりますと、当局の担当者により設計書がつくられます。そこにはさまざまな工種により国・県よりの資料に基づく価格が積み上げられ、設計価格、予定価格が決められます。この予定価格は、だれがどのようにお決めになられますか、お答えください。
○議長(坂田 修)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則) 
 予定価格の決定につきましては、知立市の決裁規定の第4条別表1によりまして設計額が1,000万円以上のものにつきましては市長が、それから、300万円以上1,000万円未満につきましては副市長が、100万円から300万円未満のものにつきましては担当部長が、100万円未満のものにつきましては担当課長と設計額により決定権者が区分されております。これは、先ほどの契約規則の中において予定価格というものを定めておる関係でございます。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 そこで提案ですが、決定権者である市長、副市長、担当部長が予定価格をもう少し低く設定していただくことはできないでしょうか。知立市の財政が危機的な状況下にある中、応札企業にもこの際、一層の企業努力をしていただき、市の健全な財政へ寄与していただきたいと思うものであります。企業努力によるコストの削減であります。応札企業の皆様も必ずや快く賛同していただけるものと確信をいたしております。
 明日への挑戦予算、この中で、基本的事項にすべての事務事業を慣例にとらわれることなく積極的に改善することとうたわれております。当局の決断一つで実行可能なことです。いかがでしょうか、お答えください。
○議長(坂田 修)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 知立市の契約規則において予定価格は契約の目的となる物件に対し、取り引きの実例価格、需要の状況、履行の難易度、数量の大小、また、履行期限の長短等考慮して適正に定めるということでありまして、これに基づいて予定価格というのは設定しております。
 先ほどのお話のように、企業におきましては、最大限の企業努力をしていただいた中での入札を期待しているところでございます。
 以上です。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 決定権者である市長、副市長が取り引きの実例価格、需要の状況、履行の難易、数量の多寡、履行期限の長短等を熟知されているとは到底思えないんですが、そこのところをもう一度お答え願いたいと思います。
○議長(坂田 修)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 この予定価格の設定につきましては、その予定価格の決定者が先ほど私もお話しましたが、そういったものを加味して予定価格を設定するということでございまして、それはその予定価格以下で応札を入れていただくということでございますので、今御趣旨のお話で、できる限り企業の方には最大限の努力をしていただいた額を入れていただくということでございますので、予定価格を下げるがゆえに落札価格が下がるとは一概には限らないものでありますので、私どもとしましては、最大限企業の御努力を期待するところでございます。
 以上です。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 続いて、観光行政についてお尋ねします。
 まず、知立市における観光行政について、どのような位置づけをされて、どう感じ、どう考えておられるのかをお尋ねします。
 第5次総合計画にあるようにと抽象的なことではなくて、具体的にお答え願いたいと思います。
○議長(坂田 修)
 市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
 観光協会につきましては、地域内の観光産業の振興を目的とした任意団体でございます。知立市では経済課内に事務局を設けております。市町村単位で構成されている協会でございます。
 観光を振興するため、観光地の整備事業、それから各種事業の企画立案、運営を行っております。また、ホームページを使った情報発信、行事などを雑誌、マガジンに掲載するよう情報発信を努めておる団体でございます。
 以上でございます。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 ちょっと質問と答えが全く違うんですけど、観光行政について当局はどのような位置づけをされて、どう感じて、どう考えておられるかということをお聞きしておるんです。観光協会について伺っておるわけではありませんので、よろしくお願いします。
○議長(坂田 修)
 市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
 観光行政につきましては、当市の文化財が中心になると思いますけれども、そのような資源を有効に利用いたしまして、観光による振興を図ると思っております。
 以上でございます。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 知立市にとっての観光行政について、担当部長はどう感じておられるかということを聞いておるんです。どう考えておられるんですかということも聞いておるんです。ちょっとお答えが的外れではないかなという感じを受けますが、いかがでしょうか。
○議長(坂田 修)
 市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
 私は、知立というところは歴史的にもいろいろなものがありまして、このようなことから、知立市にはこういうものがあるよ。こんないいものがあるよ、皆さん来てくださいというような形で知立のいいところを見せながら知立の発展に寄与していきたいというようなふうに思っております。
 したがいまして、観光行政、これにつきましては、来訪者の方へのおもてなしの心を持って知立を好感を持っていただくというようなことを考えております。
 以上でございます。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 質問を続けさせていただきます。
 かきつばたまつり、花しょうぶまつり、知立まつりに訪れる観光客についての人数の把握はされていると思いますが、その観光客による経済的な波及効果についてはどのようにとらえられていますか、お答えください。
○議長(坂田 修)
 市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
 経済効果については把握しておりません。
 ただ、観光客の数につきましては、県の観光協会へ報告する数字を保存会、育成会、弘法山というような方からいただいておりますので、人数的にはカウントをしておりませんが、大体の把握をしております。
 以上でございます。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 質問の内容は事前に通達させていただいておりますので、答えとしては、効果については期待しておったんですけど、先ほどの最初の質問、それから今の質問で、担当部長は、もう全く知立市の観光については推進しようとか、観光行政に対する思い入れというのが見受けられません。
 続いて質問させていただきます。
 他の地域から、例えば千葉県の住民から知立市への観光、見どころ等の問い合わせがあった折には、現在はどのような対応をされているのでしょうか。その電話に対して交換はどの部署のだれにつなぎ、どのような対応をされているのかお答ください。
○議長(坂田 修)
 市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
 市外の方から電話がありますと、観光協会の事務局の経済課の商工係の方に入ると思います。
 現在のお祭りと見どころの問い合わせがあれば回答させていただきますけども、今電話があるということは、弘法山、八橋のところにできました業平の像と知立神社と、花は咲いておりませんけど文化的なものがあるというような宣伝をさせていただきます。
 以上でございます。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 続いて、観光協会についてお尋ねします。
 平成21年度一般会計、特別会計に係る主要施策成果報告及び基金の運用状況報告書によれば2,021万円の予算が観光行事委託、祭り行事委託料としてのみ計上されております。これは何に使われておりますか、具体的に御説明ください。
○議長(坂田 修)
 市民部長。
○市民部長(蟹江芳和)
 今、決算は持っておりませんけれども、平成22年度予算と大体一緒だと思いますので、答えさせていただきます。
 観光協会の事務局の事業推進費として106万4,000円、ミスコンテスト239万3,000円、かきつばたまつり520万6,000円、知立まつり301万2,000円、花しょうぶまつり183万3,000円、知立よいとこ祭り536万1,000円の平成22年度の予算額でございます。
 以上でございます。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 私としましては、東海道五十三次の39番目の宿場町としての観光資源、財産をもっともっと生かした長いスパンでの年間を通じた恒常的な観光客誘致を図り、観光収入の増加を期し、安定した税収の確保とすべきと考えますが、例えば道しるべの細かい設置やプレミアムがつくほどの独創的・個性的な案内地図の作成などを行い、近ごろ多くなっております団塊世代夫婦のウオーキング熱を取り込むとかをして積極的に観光客の誘致をしたらと思うのでございますが、また、せっかく愛知県の観光協会主催、愛知県観光ガイド東海道トコトコキャンペーンあいちに参加して協賛金を4年ほど前から出しているということであれば、もっともっとその企画に乗り集客を図るべきだと思いますが、いかがでしょうか。
 先ごろ、某電気メーカーが充電式乾電池を利用したロボットで東海道を踏破するという企画が実行され、新聞紙上をにぎわせ話題となりました。
 また、このごろは中国において家康ブームが起きているとかで、お隣の岡崎市では積極的に観光客の誘致に動いておられます。
 今後も何かと東海道を利用した企画が行われ、その折には必ず39番目の宿場町としての知立市を通過して話題を提供していってくれます。山岡荘八の小説徳川家康によりますと、三男の結城秀康、後の福井藩主の母は、歴史ある知立神社の社人氷見吉英の娘ということで家康とはかかわりが深いものがあります。家康ブームによる観光客を呼び込むことも一考かと思います。
 また、弘法山の戒壇めぐり、そして江戸時代から続く松並木の景観、もちろん八橋のかきつばたなど観光都市としての知立をアピールするチャンスととらえて積極的に当局幹部が働きかけるべきだと考えますが、現在は何事にもトップセールスが肝要かと思います。市長の御見解を伺いたいと思います。お願いします。
○議長(坂田 修)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
 観光に対しての私の考えなんですけれども、知立市は今、御紹介いただいたように、かきつばたまつり、はなしょうぶまつり、知立まつり、弘法山等々非常に集客力のあるイベントがあるわけであります。
 ですけれども、この課題としましては、経常的に呼び込むような力と申しますか、例えば京都、奈良というと、いつ行っても見どころがある。ですけれども、知立市においては、季節的には、また弘法山においても命日においてはにぎわうんですけれども、それを何とか線でつなげると申しますか、継続性を持たせるということが課題なのかなというふうに思っております。
 トップセールスというふうにおっしゃられました。例えば私ども、かきつばたが一つのテーマでありまして、せんだって墨田区の方に行きまして、そこは例のタワーが有名になりまして、ゆるキャラでおしなりくんというのが非常にヒットしております。おしなりくんというのは、まさしく在原業平なんですね。あそこら辺へ行きますと、業平町というのがありまして、もうおしなりくんを売りに出してまして、今担当部長の方には、何とかかきつばたまつりにおしなりくんを呼んでみんかということで墨田区の方にもお願いはしてるんですけれども、そんな形でかきつばたもちょっと全国展開できないかな。例えば在原業平サミットというのも担当部長に指示をさせていただいたんですけれども、いろいろな形で、私だけでもあれですもので、いろんな商工会の方とか文化財の保護委員の方とかいろんな方々に御意見とか御指導いただきながら、何とか経常的に有名になるというかですね、観光名所的なものができないかなというふうに考えておりますので、また御指導お願いいたします。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 続いて、保育所整備計画に沿った中央保育園廃止計画及び新施設建設に関しての御質問をさせていただきます。
 当市においては、平成17年保育行政審議会より保育所の数は市の規模から見て多すぎるので統廃合が必要であるとの答申があり、平成20年から平成21年の2カ年の保育行政審議会の意見を取り入れ検討を重ねた結果、中央保育園は廃止への方向となりました。
 当市において、今後は3歳から5歳児は減少傾向にあり、それにひきかえゼロ歳から3歳児の増加が見込まれる今日、この年齢層を受けかねる現状にある中央保育園にあっては、まことに当を得た計画であると思います。
 また近年、医学、科学のさらなる発達により幼児期より発達障がいが感じられるようになりました。支援がより機能強化された中核的な新施設が市の中央部に建設、位置されるということは保育行政、子育て支援にとって、まことに心強いことと確信をいたします。市当局におかれましては、今後ますます多様になるニーズにこたえるべく新施設の建設に邁進していただくようお願いしたいと思います。
 私事ではありますが、5年半にわたり用務員として子供たちと直接触れる機会を得たものとして、とりわけ発達障がいを持たれたお子さまの幼児期からの支援、ケアの必要性を痛切に感じるところであります。
 また、肢体不自由児の精神面での専門スタッフによるサポートが必要不可欠なものとは考えております。そして子育て支援センターにおいては、今子育て世代に問題の児童虐待、そこまでは至らないように保護者の皆様方への適切な支援をしていただきたいと思うところであります。
 そこで、このことも踏まえ、当局におかれては、平成17年、平成20年から平成21年にかけての保育行政審議会の答申をどのように受けとめておられるのかお答えください。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
 先ほどの永井議員での答弁と同様になろうかと思いますが、御披瀝いただきました平成20年、平成21年2カ年にわたっての慎重審議していただいた中での答申ですので、その計画に基づいて、この審議会の答申というのも重く受けとめて実行を計画どおり進めてまいりたいと、かように思っております。
 以上です。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 保育行政に携わられる皆様にとっては、保護者の皆様方より質の高い保育との評価を得ているところの伝統ある中央保育園の廃止計画、その計画に関しては、関係者皆さん断腸の思いを抱かれておられると思いますが、保護者の皆様方には何カ所かで十分な御説明をされてきたと思います。その保護者の方々の思いを真摯に受けとめていただいて、担当部長の今回の事業計画についての御見解を再度伺いたいと思います。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
 やはりこの計画を実行するに当たっては、地元説明会、保護者会での保護者の方の御意見ということにつきましては、大変私自身も重く受けとめております。
 そういったことから、私としては、その気持ちをほんとに真摯に受けながら、この計画が後によかったというふうになるように全力で取り組んでいきたいなというふうに思っております。
 以上です。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 最後に、青少年の育成についてお尋ねします。
 知立市には多くの少年野球のチームがあり、野球というスポーツを通じて明るく健やかな人間形成をはぐくんでおられます。そこで子供たちに、より以上の夢と希望を持っていただきたく提案させていただきます。
 ジャイアンツの阿部捕手に極めてゆかりの深い方が、知立市において教員をされておられました。現在は豊田市にお住みと伺いましたが、ぜひとも阿部捕手に声をかけていただいて、お招きをして少年たちに直接野球の指導をしていただけるよう取り計らっていただきたいと思いますが、子供たちにとっては何事にもかえがたい体験となることを疑いのないことと確心いたします。いかがでしょうか、市長お答えください。
○議長(坂田 修)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
 子供たちに夢と希望を与えるための御提案ありがとうございました。
 それぞれの専門家とか、また、達人を教室などに招き、子供たちに教え、そして語ることで子供たちにほんとに得るものが多かろうと思います。
 そうした中で、一昨年、その道の達人派遣一覧表というのをつくりまして、そこの中にいろんな達人の方々を登録していただいて、そのリストを見ながら各先生方お呼びされているようでございます。
 そうした中で、せんだってはヤクルトスワローズの選手の方々が、これも市民の方々のお取り計らいで来て、少年野球チームの方々100名ほどに教えられました。非常に子供たち、技術のみならず心の持ち方とかを学ばれてよかったなということであります。
 今、阿部選手のことを御披瀝いただきました。また、なかなか知立市呼ぶだけのお金はないですので、奉仕でですね、奉仕と申しますか、ボランティアで来ていただけるようであれば、ぜひともお取り計らいをいただきたいなと思っておりますので、そのときはよろしくお願いいたします。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 もう一つ、科学の方面では、今話題となっておりますイトカワから帰還を果たしましたはやぶさでおなじみのJAXA、ここでH2Aロケットのエンジン開発に携わっておられる方、この方は種子島で皇室の方がたにも説明をされたと伺っております。この方が知立小学校を卒業され、知立小学校での講演をしてもよいとの話を聞いておりました。子供たちの先ほども申しましたが夢と希望を与えるようなお話が必ずや聞けるものと確信いたしております。ぜひとも招聘を実現していただきたいと思います。これは教育長ですかね、お願いいたします。
○議長(坂田 修)
 石原教育長。
○教育長(石原克己)
 今お話のあったのは、水野浩靖君のことでしょうか。今、JAXAでのロケットのエンジン等を開発して、現在はヒューストンにおりますけども、この子、たしか附属岡崎中学校にいたときにも来てもらいました。そして、平成18年度には竜北中学校と知立南中学校でも講演をしてくださり、大変好評であったと聞いております。
 今はヒューストンの方におりましてこちらにはいませんけども、こうした地域に住むすぐれた人材を活用するということは、生徒にとって親近感を感じるものであり、興味や関心を持つとともに、地元への誇りと愛着を感じることにつながります。そして、児童・生徒が地域の一員として地域貢献することや夢や希望を実現するための意欲になると考えております。また日本へ帰って来ましたら、そうした機会があったら、ぜひまた子供たちへ話をしていただきたいと、そんなふうに思っております。
○議長(坂田 修)
 3番 安江議員。
○3番(安江清美)
 ちょっと水野浩靖さんとは違う方で、過去に直接知立小学校の方へ打診をされたんですけど、お断りを受けたということで、再度私の方からお願いをするわけでございます。
 名前は、岡田匡史さん。JAXAのホームページにちゃんと載っておりますので、もう一度確認をしていただいて、ぜひとも呼んでいただければというふうに思っております。
○議長(坂田 修)
 石原教育長。
○教育長(石原克己)
 そういう地元出身の方がみえるということを学校の方へ伝えていきまして、もしそうした機会があれば、ぜひお話を聞いてみたいと、そんなふうに思っております。
○議長(坂田 修)
 これで3番 安江議員の一般質問を終わります。
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○議長(坂田 修)
 以上で、本日の日程は全部終了しました。
 本日は、これで散会します。
午後9時16分散会
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