○6番(永井真人)
 今、稲垣議員のほうから、燕子庵という名前について質問もありました。ほんとにこの趣のある名前だなと思います。つばめの庵、つばめというのは人の集まるところに巣をつくりますし、また、当然、八橋という場所がらを考えての名前だと思います。回りくどい聞き方かもしれませんが、燕子庵と命名されたのはいつですか。
○議長(永田起也)
 市民部長。
○市民部長(竹本有基)
 大変申しわけございませんが、ちょっと存じておりません。
○議長(永田起也)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 この新しい燕子庵の前身があったわけですけども、それが築造されたのはいつだっていうことをほんとは聞きたかったんですけど。いつつくれらましたか、前の観光施設は。この燕子庵という命名はだれがしたんですか。
○議長(永田起也)
 市民部長。
○市民部長(竹本有基)
 現在の燕子庵が建つ前の施設も燕子庵という名称であったということは承知をしておるわけですが、その名前の由来というものについては、ちょっと申しわけございません。承知しておりません。
○議長(永田起也)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 つまり長い間、市民には開放されてなかった。かきつばたまつりの時期だけだったということなんですけども、どうして開放されなかったんですかね。この1年間だけのことでもいいですけども、できてすぐ開放されたほうがいい。何かかきつばた観光施設として利用している施設みたいな市民に開放するんだと。この1年間だけでもいいですけど、どういう支障があって開放されなかったんでしょうか。
○議長(永田起也)
 市民部長。
○市民部長(竹本有基)
 これは先ほど御答弁させていただいたわけですが、平成22年度までに検討したメモといいますか、こんなものを持っておるわけでございますが、先ほど言いましたように、すぐお隣の文化広場にも茶室がある。新しく文化会館にも茶室ができた。それと公民館には正式な茶室ではございませんが、茶室機能を備えた和室があるというようなことで、こうしたところの利用状況が減るといいますか、そんなことも懸念をしておったようでございます。 そんなところが大きなところかなというふうに思います。そんなところで時間をとってしまって今回の条例の上程まで時間がかかってしまったということでございます。
○議長(永田起也)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 確かに文化広場にも立派な茶室がありますのでね、競合するんじゃないかという危惧があったということです。
 でも、今回開放されてよかったなと思いますけども、具体的にこの10月1日からこの条例が施行されて、利用したい方は窓口をどこですか、申込窓口は。
○議長(永田起也)
 市民部長。
○市民部長(竹本有基)
 これは市役所の経済課のほうで受け付けをしたいというふうに思っております。
○議長(永田起也)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 市民の利用される方は、まず市役所の経済課に行って申し込みをして、当然、申請許可書なんかをもらうと思うんですけども、その使用する当日が来ました。当日その使用者はこの時間帯の9時なら9時に行けば、かぎはだれかがあけてくれるんですか。
○議長(永田起也)
 市民部長。
○市民部長(竹本有基)
 この燕子庵のかぎのあけ閉めというのは、掃除なども含めて、かきつばた保存会のほうへ委託をしていきたいというふうに思っております。これは使われる方がある日については連絡をとって事前にあけておいていただくようなそんなふうな取り扱いにしていきたいというふうに思っております。
○議長(永田起也)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 その際、保存会の方にお手間をかけさせるわけなんですけども、その保存会の方に対して今回これに対しての報酬とかはあるんでしょうか。
○議長(永田起也)
 市民部長。
○市民部長(竹本有基)
 今回、補正予算を出させていただいておりますが、委託料として10月から来年3月までの6カ月間分、月額で1万5,000円の6カ月分を今回補正予算出させていただいております。
○議長(永田起也)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 利用についてですけども、何か制限はあるんしょうか。というのは、ここに施設の目的外使用のところのですね、第12条の、施設はこれを目的外に使用してはならないと書いてあります。この目的というのは、いわゆる目的内は何になるのか。目的外というのはどういうなのか、この観念を教えてください。
○議長(永田起也)
 市民部長。
○市民部長(竹本有基)
 今回のこの燕子庵の利用については、お茶の練習といいますか、そういうものに使っていただこうというふうに思っております。
 したがって、例えば会議などで利用するというものについては想定をしておりません。例えば机も用意はしてございませんし、そうした設備はございませんので、あくまでもお茶専用で使っていただくという予定をしております。そんなところです。
○議長(永田起也)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 ちょっとそこなんですよね。私、せっかくここまで開放するなら、お茶の道具もそろってないと先ほどのお話でしたので、お茶が優先なんでしょうけど、例えば会議ではなくて1,200円払ってそこでちょっと集いをしたいとか、八橋の近辺の方たちが集まりをしたりとか、そういう方たちにも開放したほうがより利用状況がふえると思いますが、ほんとにお茶だけじゃないとだめですか。例えばそこで仲間うちでサークルでお弁当食べるとかそういうことはだめなんでしょうかね。
○議長(永田起也)
 市民部長。
○市民部長(竹本有基)
 今回この貸し出しをしていくに当たりましては、今言いましたように、お茶の専用ということで貸し出しをしていこうというふうに思っております。
 これは条例の改正案で第4条の第1項でございますが、燕子庵は前条第2項の規定する期間のうちの日及び規則で定める日を除き専用して利用することができるものとすると、こういう言い方をさせていただいております。これは第3条の表の中でも茶室燕子庵という表現をさせていただいておりますが、この茶室として使っていただくんだということに特化をしていこうというふうなことを思っております。
 確かにいろんなものに使えたほうのがいいんではないのかという御意見もあろうと思いますが、先ほど言いましたように、いろんな設備が通常の例えば公民館、あるいは文化広場と違いましていろんな施設がそろっておりません。仮に机や何かを用意をしようと思いますと、机をまず置いとく場所もないとか、ほんとの茶室でございますので、ほかの利用をしていただくについては、ちょっと難があるのかなというようなことから、お茶専用で利用をしていきたいというふうに思っております。
○議長(永田起也)
 ここで10分間休憩します。
午後2時00分休憩
―――――――――――――――
午後2時10分再開
○議長(永田起也)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 確かに茶室という構造になっていると今、休憩中に中島議員から指摘を受けましたけど、ほんとに茶室、茶室になってるということで、私、実は、かきつばたまつりのとき見に行こうと思ったら、いっぱいで入れんかったものですから、まだ中見てないもんで、憶測で物を言ってはいかんと思いますけど、例えば市長はどうですか、八橋のお地元ですので、八橋の皆さんが小さいながらも1,200円払ってあそこでくつろげるということは不可能なんですかね。市長の考えをお伺いします。
○議長(永田起也)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
 非常にいい提案というか、八橋憩の家がちょっとあれでということでと例えば考えたときに、そういうことを考え出すと、ほかの施設も多目的にすべて活用させていくというような形になると、やはりそれはそれでふぐあいが出てくる。
 例えば燕子庵でも本来の茶室という形ではなくて打ち合わせ、憩の場で使っていたときに、ほんとに茶室として使いたい人が使えなくなってしまうとか、先ほど部長が申し上げましたように、打ち合わせ、また、会議をするについては茶室としての造りになってますので不自由なところがあるなということもあります。そうしたことを考えますと、やはり目的どおりに活用させていただくということが大事なことかなというふうに今は思っております。
○議長(永田起也)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 わかりました。今回は理解しました。茶室として活動していくと、活躍していくということでありました。
 ただ、今後の利用状況を見て、また、市民の声を聞いて柔軟に対応していきたいなというふうに思っておるということだけお伝えしておきます。
 それから、もう少しだけ、時間帯以外の利用というのがあって、その中に市長が許した場合に限ると書いてます。この時間外利用というのはどのようなときに認められるのでしょうか。
○議長(永田起也)
 市民部長。
○市民部長(竹本有基)
 これについては、うちのほうで想定をしておりません。先ほど言いましたように、午前4時間、午後4時間と、この間で利用していただくということを想定をしておりまして、何かの都合でどうしても延びちゃったということがあれば別でございますが、基本はその4時間、4時間の中で利用していただくということしか想定をしておりません。
○議長(永田起也)
 6番 永井議員。
○6番(永井真人)
 先ほど夜間も暗くて、とてもじゃないけどいけないよというお話もあったので、それはそうなのかなというふうに理解させていただきました。
 最後に、この燕子庵開放するということによって総合的に期待するところ、例えば中学校でも売茶翁の部活があったり、いろんな活動をしている生徒もみえますし、いろんなお茶の先生方が知立には多くみえます。総括的にこの燕子庵で期待するところをお聞きして私の質問を閉じます。
○議長(永田起也)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
 これで茶室が4カ所になったわけでありまして、この知立市の面積からいってもなかなか充実してきているな。今、子供たちのお茶の教室をお茶の先生方やってくださっております。非常に若い世代からお茶をたしなんでいただくという習慣をお茶の先生方やっていただいております。
 また、先ほど永井議員御披瀝いただきましたように、売茶翁という方がいらっしゃったわけでありまして、そうした意味からも、この知立からお茶の文化を育てていくこれの一つの大きなきっかけづくりが今回の観光施設としての茶室の開放でもあるのかなというふうに思っております。
 これからは、先ほど来話がありました、どんどんこの燕子庵をPRをして、多くの方々に寄っていただいて使っていただく、そんなことをしていかなければいけないと思っております。
○議長(永田起也)
 ほかに質疑はありませんか。
 12番 佐藤議員。
○12番(佐藤 修)
 これはいろいろ議論がされてまいりましたけれども、お休みの日も規則のほうに月曜日だとか年末年始、そして、かきつばたまつりというところが休みだという規定で、それ以外は先ほどの話だと307日間開館すると、こういうお話ですけれども、そこで茶室ということでね、これは観光施設だということで規定がされて、その開放されるということですけど、先ほど教育部の所管する施設もあるわけでね、そうしたところと横並びじゃないよというところがほかの茶室との違いだと思うんだけど、その辺はどうですか。
○議長(永田起也)
 市民部長。
○市民部長(竹本有基)
 先ほど御答弁させていただきましたように、今回は、お茶の席として利用していただくということを念頭に置いた貸し出しをしていこうということでございます。
 利用時間も若干職員を置いて利用しておる施設、文化広場ですとか、あるいは公民館、パティオ、こうしたところとも若干違う時間帯に設定しておりますし、また、これも先ほど申しましたが、職員が管理をしておれば夜間も利用していただけることができるんだろうというふうに思いますが、ここについては通路の照明もないということでございますので、昼間しか使っていただけないことになっておると。
 また、文化協会のお茶の先生方もここの茶室については、いわゆる正式なつくりになっておるといいますか、そんなことも言っておみえになりますので、ぜひこのお茶のお手前というんですかね、こういうものに利用していただいて、ぜひ観光で皆さんに寄っていただけるようなこんな燕子庵の名前が広がっていくといいなと、そんな思いから今回、提案をさせていただいております。
○議長(永田起也)
 12番 佐藤議員。
○12番(佐藤 修)
 今、最後に部長が観光で使ってもらえるようにというふうに言われました。一般的に観光といいますと、私どもが知立市内のいろいろ施設を利用したり、もちろんかきつばたまつりを見に行ったりそれも観光ではありますけども、一般的に考えることは市外の人が、いかに知立に来てもらう、知立のよさを知ってもらう、そうした文化観光資産を享受してもらう、そういうことが一般的に想定されてると思うんですけども、観光といった場合、これは観光施設条例ということでありますので、その点でどんな認識をお持ちかということなんです。
○議長(永田起也)
 市民部長。
○市民部長(竹本有基)
 今、言いましたように、これは観光施設条例の中の燕子庵という位置づけでございますので、先ほど言いましたように、これを使っていただくことによってこの燕子庵の名前が広がって知立の八橋かきつばたの地には燕子庵があると、そうしたことを発信をしていただいて市外から、あるいは県外から知立へ寄っていただくようなこんな利用をしていただくことが最善ではないかなと、こんなふうに思っております。
○議長(永田起也)
 12番 佐藤議員。
○12番(佐藤 修)
 そうですね。部長が言われたことは県内各地、県外ということで来てもらうということが観光のメーンになると思うんですよね。
 しかしながら、先ほど池田滋彦議員が議論ありましたけれども、市外の方は4倍と、こういう規定になっているのはおかしいじゃないかという議論がありました。私は、他の施設のことで何倍か、何倍かということはともかくとして、少なくとも例えばスポーツの施設、テニス場ありますよね、そうすると市内の人も使うけれども市外の人がちょっと料金高くてもスポーツ愛好家はたくさんおるわけだから、市外の人が使って市内の人がなかなか取れんという問題もかつてここで議論がありましたけれども、ちょっとそれとは性質が違うと。これは観光施設だということなんですよね。
 例えば八橋の知立の観光施設としては、かきつばたが有名で、その期間にこれまではかきつばたまつりということでお手前をやってたわけですよ。そういうこともかきつばたの花、お茶含めて、もっとたくさんのリピーターなり、また新たな観光客が来るということを想定していたのではないかなというふうに思うんですけど、その辺どうでしょうか。
○議長(永田起也)
 市民部長。
○市民部長(竹本有基)
 おっしゃるとおりで、花だけというよりもいろんなおもてなしをして楽しんでいただく、そしてまた、二度、三度と足を運んでいただく、そうしたことからこんな茶室もできておるのかなというふうに思います。
○議長(永田起也)
 12番 佐藤議員。
○12番(佐藤 修)
 かきつばたまつりのときに市外、県外来られる方もみえるでしょう。そこでお茶をいただいた方もみえるでしょう。だとするならば、この観光施設ということは市内の人たちに利用してもらうことはもちろんだけれども、花の咲かない、花が終わった、花の盛りの前後においてもそういう人たちが、かきつばたよかったと、あのときかきつばたまつりで一服いただいてほんとによかったと。いい施設だなということでもって、その方たちが県外から来るかはともかくとして、市外の方たちが利用したいというそういう気持ちになるということもあり得る話なんですよね。リピーターなりそういう方たちは。
 だとするならば、今言ったように、4倍という値段が観光施設として先ほどの話でいくとね、使用料の決め方が耐用年数と面積割ということを基準にして単価をはじき出して設定はしてるけれども、そのことの議論はともかくとして、この4倍にするなんていう料金設定が観光行政と逆行する措置じゃないかと私は思うんですよ。市内の方も使いたいので、よそから来た人たちが競合するという側面はあるでしょう。その点での歯どめは必要かもしれません。競合したときはどうするかというルールを決めるとか、若干の料金差はあるだとかね、それはあるかもしれんけれども、基本的な考えとして4倍に設定して観光客は来てもらいたくないですよというこの設定の仕方はね、観光施設としてどうかというふうに私は疑問を持つんですけども、その点いかがですか。
○議長(永田起也)
 市民部長。
○市民部長(竹本有基)
 確かにおっしゃいますように、いろんな人に使ってもらって広めていただければ、またリピーターがふえるということにつながっていくのかなというふうに思います。
 そういうこともあるわけでございますが、一方では、先ほど言いましたように、この施設を建設するに当たっては、知立市民の税金が使われておるということでもあるわけでございます。そうしたことも考えて、他のいわゆる社会教育施設と同様な歩調をとらせていただいておるということでございます。
○議長(永田起也)
 12番 佐藤議員。
○12番(佐藤 修)
 一般的に市民の税金使ったから受益者負担分は50%であると言われました。市外の方たち税金は負担してないから市が50%もつことについてだめだよと。フラットならまだいいわけで、それが4倍だときてるわけですよ。それだとするならば、観光施設としての機能を果たさないじゃないですか。そうじゃありませんか。例えば一般的な観光行政ありますよね。それは市の税金は使ってないんですか。使って、よその人に来てもらうということをやってるわけでしょう、今現在も。そうじゃないですか。そこの茶室は市民の血税でつくったものだから、よそから来る人は税金を負担してないから高くて当たり前と。しかし、かきつばたまつりだって保存会がやってるか何か知りませんけど、その整備に市の税金使ってやってるわけじゃないですか。入場料取るんですか、あそこのかきつばた園で。取ってないでしょう。だとするならば、かきつばたまつりも市の税金で整備をしてるんですよということで入場料取ればいいじゃないですか。どうですか。
○議長(永田起也)
 市民部長。
○市民部長(竹本有基)
 観光というのは、中には観光施設で入場料などを取って観光者を入れるという方法もあるでしょうし、無料で見ていただく、利用していただくということもあろうと思います。
 今回は、先ほど言いましたように、ほかの社会教育施設、文化広場にあります茶室、あるいは公民館、パティオにあります茶室機能をもった施設、こんなところと整合性を保ったということでございまして、決してこの衣東以外の人に使わせないという話では決してございません。そこら辺のことは御理解をいただきたいというふうに思います。
○議長(永田起也)
 12番 佐藤議員。
○12番(佐藤 修)
 私はね、かきつばた園に入るのに入場料取れということじゃなくて、市民の税金を使った施設だから、この血税を出してない人たちが来ることは余分な料金取らなきゃいかんというその考え方があい矛盾するんじゃないですかと、そういうことをするならば入場料も取ったらどうですかと、これだと整合性が出るわけですよ。
 だけども、これは観光施設だということでね、他の施設とのバランスが云々ということを今言われましたけれども、そういう位置づけじゃないでしょう。だとするならば、何も観光施設をうたわなくても燕子庵を観光施設から外して、茶室を同じ扱いのレベルにしてやればいいじゃないですか。だけど観光施設ということでやられるわけでしょう。だとするならば、4倍もの値段取って最初から来れないような状況じゃなくて、もっとそれをフラットにする。若干高いというレベルでどれだけ来るかわかりません。わかりませんけれども、考え方としては、観光行政というんだから、そうした考え方を持たなければならないじゃないですか。どうでしょうか。
 副市長、私、今そのように思うんですけれども、観光行政で知立の目玉は何ですか。
○議長(永田起也)
 清水副市長。
○副市長(清水雅美)
 観光の目玉は何ですかという問いに対しては、八橋のかきつばたはそのうちの有力なものの一つだというふうに考えております。
○議長(永田起也)
 12番 佐藤議員。
○12番(佐藤 修)
 堂々めぐりの議論をしとってもしょうがないですけども、この4倍なんていう設定の仕方は観光行政としては間違いですよ。かきつばたまつりに来てもらった。ああ、いいかきつばただったと。何年か不調な時期もあったけれども、あそこでお手前いただいてね、本格的ないい茶室だったということで、かきつばたの花の咲かない前後の期間について一遍私たちも使えるものなら使って利用してみようかと。市外の方や愛好会やそういう方たちがみえるかもしれないじゃないですか。
 今、知立の観光は、かきつばたがあります。花しょうぶ、知立公園あります。しかし、花の咲く時期だけの観光なんですよ。それを何とかせないかんという発想で観光行政やらないかんじゃないですか。その時期が終わったら終わりだということじゃなくて、連たんして知立市内の中でね、資源があれば別ですけれど、連たんして観光行政が年がら年じゅう通して継続されて、なおかつ人が市外に来てくれると、また、お金も落としていってくれると、こういう方向を観光行政で目指さないかんじゃないですか。
 だとするならば、今回せっかくこうした条例で祭りの期間以外も開放するわけですので、そうした視点に立って4倍という料金を見直すことも必要じゃないですか。例えば2倍にするとかね、1.5倍にするとか、そうじゃなかったら観光行政じゃないじゃないですか。どうでしょうか。市長どうですか。
○議長(永田起也)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
 佐藤議員のおっしゃられることは理解ができるわけであります。この目的、観光施設にあるということで、一つには部長申し上げましたように、使っていただいた方々に燕子庵を知っていただくと。もう一つが、やはりかきつばたまつり期間中に温かくお迎えをするということがあります。あれまだ新しくできたばかりということで、まず、市内の方々にお茶の先生方にしっかりと燕子庵をなじんでいただくということは大事なことかなというふうに思っております。
 その後に、今、佐藤議員おっしゃられましたように、やはりほんとに燕子庵をもっと県外の方々にもどんどんと燕子庵を使ってくださいという形にもっていくことができるかどうかはちょっと検討していくところかなと思います。
 いずれにしましても、まずは市内の先生方に燕子庵をしっかりなじんでいただいて、かきつばたまつり期間中、温かく皆様方お迎えをしていただく、そんなことがやはりやっていただきたいことかなというふうに思っておりますので、また御理解をいただきたいと思います。
○議長(永田起也)
 12番 佐藤議員。
○12番(佐藤 修)
 先生方はもうベテランでね、ほかの施設を使っていよいよ本格的な施設も使えるということであるならば、そんなにアイドリング期間が長くは要らないわけですよ、もしも市長の説に立ったしても。そうじゃないですか。あなたはその後に広く使ってもらえるようにする。広く使ってもらえる策はどういうものですか。
○議長(永田起也)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
 結局、県外とか市外の方々に使っていただくとしたら料金体系の見直しも一つの手段なのかなという思いがあります。
 今、私、先生方と申し上げましたけれども、すそ野を広げていきたいなというふうにあります。今、先生方何人いらっしゃるか私、存じておりませんけれども、お茶をたしなむ方々をどんどんと広げて、かきつばたまつり期間中はそうした方々がその燕子庵で皆様方をお迎えをいただく、そんなことになればいいのかなというふうに思っております。
○議長(永田起也)
 12番 佐藤議員。
○12番(佐藤 修)
 かきつばたまつりにたくさん来てもらえるようにこれをやるわけじゃないでしょう。広く門を広げるということでしょう、これは。今言った料金体系の見直しと。アイドリング期間がどれぐらいか市長考えてるかわかりませんけれども、一定期間たったらこれを4倍を一定期間、例えば市長の考える一定期間というのはどのぐらいのスパンなのか、この4倍をどのように見直すのか、今の考え聞かせてください。
○議長(永田起也)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
 今この燕子庵をこれで10月1日から開放したときに、どれだけの果たして利用率が知立市、衣東圏域の中で出てくるのかなと、そこはちょっと見きわめていかなければいけないなと思っております。
 その後に、今、佐藤議員おっしゃられたこと含めて研究、検討していかなければいけないというふうに思っております。
○議長(永田起也)
 12番 佐藤議員。
○12番(佐藤 修)
 ちょっと同じ茶室ということで教育部長にお聞きしますけれども、現在それぞれパティオ、文化広場、中央公民館、この稼働率はどのような実態でしょうか。
○議長(永田起也)
 教育部長。
○教育部長(野村清貴)
 稼働率でございますが、パティオの茶室が70.4%。
 しばらくお待ちください。
○議長(永田起也)
 ここでしばらく休憩します。
午後2時34分休憩
―――――――――――――――
午後2時36分再開
○議長(永田起也)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 教育部長。
○教育部長(野村清貴)
 まず、中央公民館でございます。中央公民館は今、年間で使われてる回数が569回でございまして、ちょっと今、前年対比のがございませんので、前年比で123.97%と伸びております。
 次に、文化広場の茶室でございますが、年間で使用回数が116回、前年対比でちょっと下がっておりまして98.3%と、このようになっております。
 以上です。
○議長(永田起也)
 12番 佐藤議員。
○12番(佐藤 修)
 わかりました。
 稼働日数ですので、午前、午後、夜の部が現在の茶室があるわけで、それが1日どの時間帯でもあれば稼働率にカウントされるという関係でありますよね。そういうことですので、必ずしもこの割合が高いからといって空きがない状況ではないという状況ですよね。新たに茶室、この茶をたしなむ人たち、人口が底上げするということも先ほど市長も言われましたけれども、そうだとしても年がら年じゅう307日間午前、午後すべて埋まるなんてことは今の状況では想定されないと思うんですけども、その点、担当部長どうですか。
○議長(永田起也)
 市民部長。
○市民部長(竹本有基)
 おっしゃるとおりで、今回の歳入予算補正を出させていただいておるのは使用料1万2,000円でございます。これもなかなかこれからの申し込みの状況というのはつかみにくいということでありますが、今回は、この1万2,000円をのせさせていただいておるということですので、それほどの利用ということは当初は見込めないのではないかなというふうに思っております。
○議長(永田起也)
 12番 佐藤議員。
○12番(佐藤 修)
 そういうことだろうというふうに思うんです。ですから、私が言ってることは一つの考え方としてどうかということを言わさせてもらって、その点では、今回、条例提案を4倍という形も盛り込んだやつが出てるから、そう簡単に当局としてそれを今この場で練ってきたものを引っ込めるとか、今、修正するなんてことは言えないかもしれんですけれども、私の言ってることは観光行政のあり方の一つとして間違いではないと思うんですけど、副市長どう思われます。
○議長(永田起也)
 清水副市長。
○副市長(清水雅美)
 東山動物園が名古屋市民と私たちと料金が違うかというと、多分違わないと思います。大人、子供の違いぐらいしかないかな。
 そういった意味では、観光施設、市内外、県外からたくさんその施設を活用していただくと、そういう御質問者の御趣旨でいけばできるだけ使用料はないわけほうがいいでしょうし、市民の皆さんと同じでもいいのではないか、そういうことになってくるかなというふうに思います。
 ただ、今般のこの件に関しては、そういったことも将来はそういうことが大いに期待されるわけですが、現時点では他の茶室等は今ありますけども、燕子庵というきちっとしたそういう本格的な茶室として茶を今やっておられる方にそういった本格的な茶室としての活用をまずはしていただきたい。そういうことで、観光施設ではありますけども、今回、条例を改正させていただいて一般の方にも一定の使用料をいただく中で御利用いただきたいと、そういうことがまずもっての大きな目的でございます。
○議長(永田起也)
 12番 佐藤議員。
○12番(佐藤 修)
 副市長のまずもってはと、それはそれでそのとおりだというふうに私も思います。
 しかしながら、私の言ってることも、そう間違いではないので、ある一定期間の中で、やっぱり見直しをこの4倍というのは、いかにも観光施設としては妥当ではないということで見直しをぜひ進めてほしいなと。期限を区切ってという話は難しいわけですけども、観光行政に対する考え方がやっぱり位置づけということを見るならば、そうだろうというふうに私は思うんです。
 それで、もう一点だけお聞きしますけれども、備考のところで、1番目はそのとおり今の議論ありましたけど、2番目で、この表の定める時間帯以外の時間に利用する場合と、使用料は1時間につき600円と、こういうふうにいろいろ書いてますけれども、これは1時間600円ということでありますけれども、これは市外というよりも圏域を超えた人たちについての4倍ということにはならないわけですよね、おかしな話になりますので。ですから、圏域外の方も市民も1時間につき600円と、こういう理解でよろしいでしょうか。
○議長(永田起也)
 市民部長。
○市民部長(竹本有基)
 ここには特に定めがございませんので、一律に600円と。
○議長(永田起也)
 ほかに質疑はありませんか。
〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永田起也)
 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
 これより議案第48号に対する質疑を行います。
 質疑はありませんか。
 2番 明石議員。
○2番(明石博門)
 では、少し勉強させていただきます。
 1款1項3目のページでいきますと21ページ、地番台帳電子化業務委託料、これは当初予算にはあがっておりませんでしたけども、これは県のほうからも503万1,000円補助が出てきておりますが、この内容を教えてください。
○議長(永田起也)
 企画部長。
○企画部長(清水清久)
 この地番台帳と申しますのは、知立の町名、字名、これが長い歴史の中でいろいろ変わってきたわけですけども、そういう履歴の台帳みたいなものを今、企画のほうでもっております。
 市民の方から結構問い合わせが多くて、例えば知立市広見3丁目1番地、これは昔の何年だったか、どういう字名でしたかとか、特に不動産屋の方が多いんですが、登記簿からこの住所地番は現在の住所だとどうなりますか、あるいはその証明をしてください、こういう仕事が結構まいりまして、その台帳も結構古うございまして、相当な劣化が進んでおります。今回、この緊急雇用の補助金をいただいて電子化を進めるということでございます。
○議長(永田起也)
 2番 明石議員。
○2番(明石博門)
 簡単にいえば新旧の対比表というふうに考えてよろしいですか。
○議長(永田起也)
 企画部長。
○企画部長(清水清久)
 字名の新旧対照表みたいなものでございます。
○議長(永田起也)
 2番 明石議員。
○2番(明石博門)
 それで、この委託ということなんですけども、例えばこれを委託先の業者、これは地元の業者を予定しているんでしょうか、この503万1,000円。
○議長(永田起也)
 企画部長。
○企画部長(清水清久)
 地元と申しますと、市内業者ではありませんで、通常のコンピュータ関係の委託ができる業者を想定しております。
○議長(永田起也)
 2番 明石議員。
○2番(明石博門)
 ということは、地元の業者でも手を挙げれば参加できると、資格があれば参加できるというふうでよろしいでしょうか。
○議長(永田起也)
 企画部長。
○企画部長(清水清久)
 特に地元だけという選定を今考えておるわけではございませんが、もちろん参加できるような形にはしたいと思います。
○議長(永田起也)
 2番 明石議員。
○2番(明石博門)
 わかりました。
 続いていきますが、その下の13目の防災費、ここにある同じく21ページの防災費、防火水槽撤去費補償金、申しわけありませんが、ここの場所が私わかりませんので、場所とこれが発生した原因をお知らせ願います。
○議長(永田起也)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 今回、防火水槽の撤去の場所でございますが、西町落合43の2という所在になります。
 それから、この防火水槽でございますが、昭和52年のときに借地ということでお願いができ、無償借地ということで防火水槽をつくらさせていただきました。6月の段階に今回その場所に防火水槽がちょっとそのまま継続できないという地主からの申し出がございました。34年という経過をたっている防火水槽でございますが、ここの撤去についての補償を今回あげさせていただいたものでございます。
○議長(永田起也)
 2番 明石議員。
○2番(明石博門)
 としますと、撤去はわかりました。そうしますと、そのあとをこの条件をどういうふうにこの周辺、特に北側のほうには結構住宅が密集してるかと思いますけれども、その地域住民の方たちに対しての防火という意味からみて、そのあとのことはどのように考えてみえるんでしょうか。
○議長(永田起也)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 市内には多くの防火水槽がありますが、そのうちの一つということで貴重な消火活動をする上での水槽ということでございますが、今回、撤去を補償してきた過程の中で、次のものといいますか、代替にかわるものというのを新たにつくれれば非常によろしいわけですが、今現在そういった候補地もありませんので、今回につきましては撤去のみという形になるという考え方でございます。
 当時、昭和52年のころ、水道管網もまだまだいきついてなかったことがあると思いますが、今現在は全市域に水道管もあり、なおかつそれに伴う消火栓というのも多く設置されてきております。 市内には951基の消火栓がありますが、こういったもので対応できるだろうというふうに思っております。
 以上でございます。
○議長(永田起也)
 2番 明石議員。
○2番(明石博門)
 ということは、防火水槽じゃなくて消火栓でとりあえず対応をしていくということでよろしいですね。
 続きまして、3款1項2目のページでいきますと23ページ、介護基盤緊急整備事業費補助金、これは当初予算の概要のところの42ページにありますスプリンクラーの整備というふうに載っておりますが、これはこのときのスプリンクラーの整備がこれではまだ不十分であったけども予算がこれだけしかつかなくて総事業費の中に539万1,000円をのせたということで県から補助がおりたので、この補助を使って増設しようというそういう意図でこれはのせたというふうに理解してよろしいでしょうか。それとも、ほかにまた理由がほかにあるんでしょうか、説明をお願いします。
○議長(永田起也)
 保険健康部長。
○保険健康部長(清水辰夫)
 ここの23ページの介護基盤緊急整備事業補助金につきましては、ずっと問題になっておりました小規模特養の建設の部分の補助金がここに1億1,600万円の補助金額が含まれておりまして、なおかつそのスプリンクラー以外にグループホーム2棟ありまして、1棟は火災報知機がちゃんとついておるんですけども、もう一棟に火災通報装置というものがついてないということで、県のほうもそれに対して130万円改めてスプリンクラーを当初つける予定だったグループホームのところにこの火災通報装置も130万円つけてやっていただけるということになりましたので、あわせて1億1,730万円という額になっております。
○議長(永田起也)
 2番 明石議員。
○2番(明石博門)
 わかりました。
 続きまして、3款1項3目の障害者福祉のところですね、自立支援システム改修委託料が273万円計上されておりますが、これは同じ予算書の中の119ページに自立支援システム、支援システム保守点検委託料というふうになりますが、内容的にはどのような違いがあるんでしょうか。
○議長(永田起也)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(毛受秀之)
 今回の自立支援システムの改修委託料でございますが、この補正は、実は昨年の12月に自立支援法の一部改正がございました。その中身で申しますと、グループホーム、ケアホームに入居する障がい者の方に対する月額1万円、これは限度ですが、家賃補助的なものですが、そういった助成が創設されたこと。また、重度の視覚障がい者が外出する際の必要な移動援護サービス、いわゆる同行援護ですが、そういったサービスが自立支援法による給付の対象になったことによるシステム改修、こういった事業所からのサービスに対する支払い関係すべて国保連合会を通じて支払いのすべてを行っておりますので、こういったサービスが新たに行われたことによってシステム上の互換性を合わせる意味でのシステム改修でございまして、先ほど明石議員、前に言われたあのシステムとはそこら辺、大きな違いがございます。
 以上です。
○議長(永田起也)
 2番 明石議員。
○2番(明石博門)
 よくわかりました。
 それから次に、4款1項6目環境衛生費、住宅用太陽光発電施設設置補助金1,200万円、これが既にこれでいきますと49ページに予算の概要にありますけども、今1世帯当たり最高で16万円の補助金があるかと思いますが、これでいきますと割り算すると簡単に最高16万円を使用しますと75件分に相当しますが、現在のこの補助金どの程度、残高ゼロなのかまだあるのか、その辺の現状をちょっとお知らせ願います。
○議長(永田起也)
 市民部長。
○市民部長(竹本有基)
 住宅用の太陽光発電でございます。今までに今年度は8月末でございますが、累計で145件の申請がございます。全体でこれは若干全額補助という、全額といいますか、16万円するものということでない方もおみえになりますが、当初予算では150件を見込んでおったということでございますので、残りがわずかということでございます。
○議長(永田起也)
 2番 明石議員。
○2番(明石博門)
 ということは、今私、簡単に75件分といいましたけど、中には8万円の方もみえましょうし、わかりませんが、この1,200万円の出した根拠はどこからでありましょうか。本年度これで十分だというふうなお考えでしょうか。
○議長(永田起也)
 市民部長。
○市民部長(竹本有基)
 今回の9月補正の締め切りといいますか、その時点で試算をしておりましたのは、先ほど言いましたように当初予算150件を見込んでおったわけでございますが、4月から6月までちょっと期間が随分前のお話になってしまいますが、この4月から6月までで96件の申請がございました。その伸びというのが昨年度の1.5倍という状況でございました。昨年度の7月から3月までが103件ございましたので、こうしたものをこの4月から6月の伸びで伸ばしまして、結果的に補正を今回75件分の1,200万円、こうしたものを組まさせていただいたということでございます。
○議長(永田起也)
 2番 明石議員。
○2番(明石博門)
 昨年度は昨年度、ことしはちょっと状況が違っておりますので、一概に昨年度の実績といいますか、そういうものはあまり参考にならないかと思いますが、これはとりあえずこの1,200万円計上しまして、ややもするとひょっとしたら12月の補正でもまたあげてもいいというようなお考えでしょうか。
○議長(永田起也)
 市民部長。
○市民部長(竹本有基)
 これは先ほど申しましたように、今までの伸びが昨年の1.5倍ということでございますので、昨年の後半の申請を1.5倍したものを今回トータルで1.5倍になりようにということで補正を組まさせていただいております。
 その状況に応じてこれからということでございますが、今、質問者がおっしゃいましたように、東北の震災と、こうしたものを受けて非常に関心が高まっておるということであろうと思います。これは財政との関係もございますので、今ここでもし足らなくなったらということは申し上げられませんが、その状況を見てまた対応をしてまいりたいというふうに思います。
○議長(永田起也)
 2番 明石議員。
○2番(明石博門)
 ありがとうございました。
 では続きまして、10款5項9目の市史編さん費、古文書電子データ化事業委託料644万2,000円、これが当初予算にはございませんでした。ですが、県のほうから同じく644万2,000円支出金が出ております。この突然の事業のわけを説明願います。
○議長(永田起也)
 教育部長。
○教育部長(野村清貴)
 まず、今回補正のあげさせていただいたというのは、これも県の緊急雇用創出事業基金、こちらのほうがいただけるということで、まずこちらの歳入がございます。
 そして、その事業の内容でございますが、今、知立市内に現存する歴史的な資料、区有文書だとか内藤魯一関係文書、知立神社関係文書、また、うちの歴史民俗資料館が保存している資料と、こういったものを約1万5,000コマを写真撮影をいたしましてデジタルデータ化するということでございます。こういったことによって貴重な資料を電子保存、また今後の市史編纂事業に生かすという、こういった事業の内容でございます。
 以上です。
○議長(永田起也)
 2番 明石議員。
○2番(明石博門)
 といいますと、これは行く行くは県の補助がなくてもこの事業はやっていく予定があったということでよろしいですか。
○議長(永田起也)
 教育部長。
○教育部長(野村清貴)
 これにつきましては、今現在も例えば知立市の広報の創刊号からずっとデジタル撮影をしておりまして、今もやっております。たまたま今回、補正に出したのは、先ほども言いましたように、緊急雇用のほうからお金がいただけるということで補正にあげたということでございます。
 以上です。
○議長(永田起也)
 2番 明石議員。
○2番(明石博門)
 わかりました。
 続きまして、10款6項の4目学校給食センター費、排水処理施設維持管理委託料、これが463万2,000円、この理由をお知らせ願います。
○議長(永田起也)
 教育部長。
○教育部長(野村清貴)
 これは学校給食をつくる際に出る排水処理施設維持管理委託料というものでございまして、これは処理施設にたまる汚泥を定期的に引き抜いて処理をしておるわけでございますが、その処理方法を若干変えたことによりまして、現予算の中では10月いっぱいまでの契約しかできなくて、残り5カ月分を補正要求をさせていただいたというものでございます。
 以上です。
○議長(永田起也)
 2番 明石議員。
○2番(明石博門)
 といいますと、本年度の予算の最初に481万8,000円これが出ておる、これに対してこの方式が変わったということで、そういうふうな理由でということでよろしいですね。
○議長(永田起也)
 教育部長。
○教育部長(野村清貴)
 そのとおりでございます。方法を変えたことにより現予算の中では1年分を賄えなかったということでございます。
 以上です。
○議長(永田起也)
 ここで10分間休憩します。
午後3時02分休憩
―――――――――――――――
午後3時12分再開
○議長(永田起也)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 ほかに質疑はありませんか。
 4番 田中議員。
○4番(田中 健)
 それでは、議案第48号、補正予算について幾つか質問させていただきます。
 先ほど明石議員のほうから緊急雇用創出事業基金事業について質問がありましたが、もう少しそこの部分でお聞かせいただきたいと思います。
 今回、補正であがっています企画費の地番台帳電子化業務委託料500万円余と市史編纂事業の古文書電子データ化事業委託料640万円余ですが、内容については理解させていただきました。
 これまでにもこの事業に関しまして、当初予算補正あがってると思いますが、確認の意味で、平成23年度当初予算から6月までの補正までの間の緊急雇用創出事業基金事業の事業内容、所管部署、金額についてお聞かせください。
○議長(永田起也)
 市民部長。
○市民部長(竹本有基)
 平成23年度の当初予算と6月補正で計上しております緊急雇用創出事業でございます。
 まず、外国人滞納者の徴収対策事業、これは税務課でございますが、金額では152万4,000円を計上しております。それから、夜間防犯パトロール委託事業、これは安心安全課でございます。金額は当初予算では1,614万9,000円であったと思います。それから、道路河川施設管理保全適正化事業と、これは土木課でございますが、金額は442万1,000円、公園パトロール、これは都市計画課でございます。675万5,000円。日本語翻訳通訳業務、これは学校教育課でございますが、東小学校で外国人の子供への通訳と、こんなことだと思いますが、金額が209万7,000円、これは6月補正でございます。案内標識等点検調査委託業務、これは総務課でございます。金額が707万5,000円。不法投棄防止監視業務、これは夜間の不法投棄のパトロールでございますが、環境課でございます。金額が528万6,000円。6月補正になりますが、畜犬管理システム構築事業、やはり環境課でございます。これが1,457万円。
 以上でございます。
○議長(永田起也)
 4番 田中議員。
○4番(田中 健)
 ありがとうございました。
 今ので8点ありますね。合計で3,600万円余だと思いますが、ちなみにこの緊急雇用創出事業基金事業に関しましては、平成20年度国家予算第2次補正で1,500億円が計上されて基金が創設されました。その創設されてから先ほど御披瀝いただきました平成23年当初以前までの平成22年度までの知立市における事業内容、同じく所管部署、金額を御披瀝ください。
○議長(永田起也)
 市民部長。
○市民部長(竹本有基)
 まず、平成21年度でございます。外国人滞納者徴収対策事業、これは税務課でございます。先ほどもありました。ミニバスの利用者市民アンケート、これは当時の市民協働課でございます。金額は25万6,320円、これは実績になっておりますが、夜間防犯パトロール委託事業、これも当時の市民協働課でございます。金額が403万2,000円。建築確認申請に伴う不明道路現況調査事業、これは建築課でございます。金額が301万1,400円。公園台帳作成委託業務、これは都市計画課です。金額420万円。公園パトロール業務、これも都市計画課で金額が350万2,648円。道路河川施設管理保全適正化事業、これは土木課でございます。金額が165万5,005円。都市計画管理に伴う施設図数値化委託業務、都市計画課でございますが、金額が1,197万円。日本語翻訳通訳事業、これは学校教育課でございます。163万3,790円。市有施設等高木剪定業務、これは総務課あるいは学校、公民館、こうしたいろんな施設の高木剪定でございますが、金額が651万円。不法投棄防止監視委託事業、これは夜間の不法投棄の防止パトロールです。環境課で192万6,288円。夜間防犯パトロール委託事業、当時の市民協働課で666万2,250円。これが平成21年度の分でございます。
 それから、平成22年度でございます。項目的に同じようなものですが、外国人滞納者徴収対策事業、税務課で140万2,080円。夜間防犯パトロール委託事業、市民協働課1,150万1,700円。道路河川施設管理保全適正化事業、土木課で406万5,814円。公園パトロール業務、都市計画課で628万5,209円。公園台帳作成委託業務、都市計画課で1,575万円。日本語翻訳通訳業務、学校教育課です。411万230円。市広報の電子ファイル化事業、これは文化課でございます。市史の編さんに関係しておるものでございますが、金額で291万4,800円。公示、公告、選挙告示、市議会議録の電子ファイル化事業、これは総務課でございます。1,186万5,000円。企業誘致活動支援業務、これは当時の区画整理課でございます。157万5,000円。文化財等整理撮影事業、文化課で467万2,500円。不法投棄防止監視事業、これは環境課です。378万円。そのほかに臨時職員の雇用ということで税務課で金額が97万5,250円。
 以上でございます。
○議長(永田起也)
 4番 田中議員。
○4番(田中 健)
 ありがとうございました。
 ちょっと細かくなりましたが、これで今、補正をあげたところまで含めて、平成21年度からこれまでに知立市のこの緊急雇用に関する総事業費の合計金額というのはわかりますでしょうか。
○議長(永田起也)
 市民部長。
○市民部長(竹本有基)
 今回の9月補正についてはまだ入っておりませんが、総額で1億6,574万1,000円、こういうことでございます。
○議長(永田起也)
 4番 田中議員。
○4番(田中 健)
 ありがとうございました。
 この事業ですが、長期不況による解雇が多かった都道府県を中心に地方公共団体に委託された民間企業で短期間雇用を行い、後の長期的な仕事への就職、ひいては生活の安定へとつなげるものです。
 今回の9月補正では2件でしたが、先ほどもお話がありましたが、知立市の枠は幾らだったのでしょうか。
○議長(永田起也)
 市民部長。
○市民部長(竹本有基)
 この枠というのは、当初こんな枠でというお話がありますが、愛知県全体のその枠以上にやりたいところ、あるいはそれだけは事業としてないところと、こんなことがありますので、先ほど申し上げた3年間では1億6,500万円が結果として知立市の枠になったのかなと、こんなふうに思っております。
○議長(永田起也)
 4番 田中議員。
○4番(田中 健)
 ということは、逆に言えば、より魅力的な多くのプランを出せば多くの事業費をいただけるということではないかと思うんですが、そういう認識でよろしいでしょうか。
○議長(永田起也)
 市民部長。
○市民部長(竹本有基)
 ただ、これは先ほど申し上げたように、当初は一応の枠というのが示されまして、その中で提案をするということではございますが、先ほど言いましたように、枠が与えられてもそれだけの事業を行わないところ、あるいは逆にもっとやりたいところということがありますので、知立の場合も今回の補正もそうですが、当初に示された枠よりも多くのものを申請を出したら結果的に認めていただいたということもございます。
 したがって、なかなか当初の枠というのがつかみきれておりませんので、結果が先ほど言いました1億6,500万円というのが最終的な結果ということでございます。
○議長(永田起也)
 4番 田中議員。
○4番(田中 健)
 わかりました。
 では、逆に今回その追加で2件出したら認めていただいたということだったんですが、それはほかの所管の場所含めて2件あがってきたものを2件そのまま出したのか、それともほかにもっとたくさんいろんなところからいろんなものがあがってきたものを庁内で精査したものを2件提出したのか、そこら辺、もしこれ以外にも提出する前にあったのかどうかお聞かせください。
○議長(永田起也)
 市民部長。
○市民部長(竹本有基)
 今回出したものが各課からあがってきたものすべてというふうに思っております。
○議長(永田起也)
 4番 田中議員。
○4番(田中 健)
 今回この緊急雇用創出事業、前回の畜犬のときにもちょっと調べたんですけど時間がなかったので今回いろいろ調べさせていただきました。
 これ全国でやるととんでもない数になってしまうので、県下の状況をネットで調べさせていただきました。県内にある市町村がどういったものをこれまでにこの緊急雇用創出事業でやられてきたかという、とんでもない出しただけでも細かくて分厚くなってくるんですが、こういうのを調べさせていただきますと、各市特徴に応じて大変多くの事業を行っております。
 何せこの事業の最大の魅力は特定財源10分の10事業ということで、すべて負担していただけるということでそれを十分に活用されているんですが、先ほどちょっと見させていただいてお話させていただいて、なぜ所管部署を聞いたかといいますと、やはり今回のこの緊急雇用という部分でいくと労働行政ということになると思うんですが、この労働行政所管している市民部の提案、今回の2件も市民部のほうからのノミネートはちょっとなかったと思うんですが、この雇用問題、雇用の確保という部分でその労働行政を扱っている市民部として何か案がなかったのかということをお聞かせください。
○議長(永田起也)
 市民部長。
○市民部長(竹本有基)
 今回の補正についてはそういうことでございますが、以前出させていただいた6月補正、このときには畜犬管理システムというものを出させていただいております。新たな雇用につながっていく、新たな雇用といいますか、失業してみえる方の雇用ということがございますので、条件がございますので、そうしたものに当てはまるもので何かいいものがないのかということで、この6月のときにはそういう畜犬管理システムという事業を提案させていただいたわけですが、今回は、たまたまなかったということでございます。
○議長(永田起也)
 4番 田中議員。
○4番(田中 健)
 ということですが、今回、市民部のほうではなかったんですが、こういった他市の状況、例えばどこまで調査範囲を広げられてるかわかりませんが、他市がどういったこの事業をやられてるかということは、もう十分調査済みという認識でよろしいでしょうか。
○議長(永田起也)
 市民部長。
○市民部長(竹本有基)
 ちょっとよその状況ということでございますが、私のほうですべて把握をしておるわけではございません。今、御紹介のありました県のホームページを見てみますと、市町村が実施する事業ということで571事業で合計で63億円程度の事業があがっておるということでございますので、ここら辺、研究をしたかと言われますと、なかなかそういう細かい配慮がしてないということであったのかなと今、反省をしておるところでございます。
○議長(永田起也)
 4番 田中議員。
○4番(田中 健)
 私は、市民部長を責めているわけではなくて、ほかの所管の部長の皆さんもみんなそうなんですが、今回のこれに関しては特典10分の10ということで、いいものであればいただける。先ほど言った枠はある程度あるけれども他市が十分活用できていなければ、それをまだ十分取れるチャンスがあるという部分では、今回見させていただいた中で、先ほど労働所管だったので市民部長に代表して御意見を伺いましたが、知立市で活用できるものがすごくたくさんあるなと、形をちょっと変えればと思いました。
 これ、私がちょっと気にしているのが、今回の事業というのが2011年度、今年度までの期間限定事業という形で厚生労働省のホームページにも書いてあったんですが、これについてはそういう認識でよろしいんでしょうか。
○議長(永田起也)
 市民部長。
○市民部長(竹本有基)
 3年間の期間限定事業ということで理解しております。
○議長(永田起也)
 4番 田中議員。
○4番(田中 健)
 ただ、実は一部の情報では、延長するんではないかと。今回の雇用情勢も含めて2012年度以降も延長するんではないかという情報も一部入ってきております。決定ではないですがということですので、もちろんこれからの補正もそうですが、来年度以降も延長する可能性があるんであれば魅力的な事業を提案することによって、より多くの雇用機会を知立市でつくることもできますし、今回のものは先ほどの市史編さんのところでもありましたが、本来でいけば市のお金、市の労働力でやらなければいけないところがたまたま使うことができてやることができた。進捗が早まったという武運では各所管の皆さんの中で、やりたいだけどちょっとお金がなくてできないとか、やりたいだけど人手が足りなくてできないと思われてるようなものを進めていく絶好のチャンスではないかなと思います。
 ちょっと一部だけお話させていただくと、以前から私ちょっとお話させていただいておる防犯灯のことでもそうですが、近隣の東海市だったり挙げていくといっぱいあるんですが、そういったところでも台帳がないと、防犯灯に関して一切台帳がないと。そういった台帳を作成するための事業にこれを活用していたりだとか、これもなるほどなと思いますし、同僚議員がちょっとお話していた外来生物の駆逐なんかにもこの事業活用してたりだとか、いろんな活用の仕方があるんですね。だからそういった部分では、ぜひ今後の補正も含めてそうですし、まだまだ枠があるんであれば、ぜひ活用していただきたいし、来年度以降に関しても延長という情報も入っておりますので、再度各部局に関しては調査していただいて、ぜひ有効に活用していただきたいなと思います。
 市長にちょっとお伺いしたんですが、平成23年度一般会計の当初予算ですが、5款労働費1,100万円余ですが、この中身については東海労金の預託金と臨時職員賃金100万円ちょっとで、実質ほとんど中身がないんですね。今回の緊急雇用創出事業基金事業含めて知立市の労働行政のあり方について市長の御所見を伺いたいと思います。
○議長(永田起也)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
 知立市は、この労働行政については今、御披瀝の部分で、なかなかそれ以上に踏み込んでいけないというのがその中であるんですけれども、この緊急雇用の基金を使っての事業は、やはりその労働雇用の機会をふやすという意味では非常に重要な事業というふうに位置づけているというところでございます。
 労働行政については、以上でございます。
○議長(永田起也)
 4番 田中議員。
○4番(田中 健)
 御所見伺ったので御所見をお答えいただいたんですが、昨今の厳しい社会情勢の中で、具体的に何か雇用促進するような事業、何かお考えございましたらお聞かせいただきたいんですが、ないでしょうか。
○議長(永田起也)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
 なかなかすぐにこれはというのがあれなんですけれども、また違うのかなと思うんですけれども、生活保護の方が非常に知立市には多いんですね。この生活保護の方というのは、何とか保護で扶助費出してるんですけれども、この方々が知立市で雇用をつくり出して何とかそこでやっていく。
 例えばなんですけども、これもせんだって、ある大学の先生方と話してたんですけれども、知立市は生涯学習都市宣言をしていると。生涯学習の例えば講師に、生活保護の中にも非常に特技のある人やらおられる人がいると思うので、そういった方々を講師として招いたりとか、生涯学習に参加をしてもらいながら何か雇用の機会ができないのかなということをおっしゃって御指導いただいた先生もいらっしゃいまして、ある先生は、道の駅を知立市につくって、今ハイウェイオアシスでは非常に盛んになっているんですけれども、交通の便がいいということで、これはいろんな先生がおっしゃってくださるんですけれども、そんなこともおっしゃっておられます。
 今は私はほんとに自分の頭だけではなかなか見つからないわけでありまして、内部で話し合いながら、また、外部の先生方にいろいろ知恵をお借りしながら今、考えているところでございますので、また御指導をよろしくお願いいたします。
○議長(永田起也)
 4番 田中議員。
○4番(田中 健)
 お考え聞かせていただきました。ありがとうございます。
 もうこのことについては、やはりさまざまな福祉、教育も大事ですが、やはり労働行政、雇用の確保、そういったことは知立市行政において大変重要なことだと思いますので、今後ともぜひ熟慮していただきまして、知立市の活性化につなげていただければと思います。
 もう一点、先ほどこれも明石議員からお話がありました予算書の21ページにあります防災費、防火水槽撤去補償金について二、三確認させていただきたいと思います。
 場所については、先ほど御披瀝いただきました地主からの申し出があってということだったんですが、実際252万円計上されていますが、撤去費の総費用は幾らで、市として何割負担してるのかお聞かせください。
○議長(永田起也)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 予算計上させていただきました252万円、これ、撤去費すべてでございます。これは現在ある46立方メートルの貯水槽の撤去にかかわります費用、これを見積もらさせていただいておる内容でございます。
○議長(永田起也)
 4番 田中議員。
○4番(田中 健)
 ということは、撤去方法、恐らく防火水槽ですからコンクリート壁があって、上にふたがしてあるのかないのかわからないんですが、その撤去工事の内容をお聞かせください。
○議長(永田起也)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 これは地下式のふたのついた貯水槽でございまして、撤去するに当たっては、周りにも住宅がございます関係上、矢板を周りに打ちまして掘り出すという形で崩した鉄筋コンクリートづくりの防火水槽を運び出すと、こういう作業になります。
○議長(永田起也)
 4番 田中議員。
○4番(田中 健)
 ということは、コンクリートすべて持ち出す。要は、崩したものを埋めて上から土かぶせるんではなくて、全部吐き出すということにすれば一番今、防火水槽の撤去では大がかりにかかる方式かなと思うんですが、この防火水槽に関してなんですが、先ほども消火栓が近くにあるのでということもありました。だんだん役目は果たしてきているのかなと、消火栓に役目を移しているのかなと思うんですが、今、市内にあるこのような防火水槽の数お聞かせいただけますか。
○議長(永田起也)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 今、消防用の水利でございますが、合計で177カ所防火水槽として持っております。
○議長(永田起也)
 4番 田中議員。
○4番(田中 健)
 それでは、今回のもののように地主から申し出があれば、既に役目を終えているものですね、177カ所のうち何カ所ぐらいと見積もってるでしょうか。
○議長(永田起也)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 今回、計上させていただいておりますのは、土地の借地契約の中で無償借地で土地をお借りをさせていただいてつくってまいったという防火水槽でございまして、双方の申し出、地主のほうの申し出がありました段階、これは継続をしないという申し込みがありました段階で市のほうですべて撤去をし、現況に復して返すという借地契約が昭和52年のときに結ばれておりますことから、これを履行させていただくということになるわけでございます。
○議長(永田起也)
 4番 田中議員。
○4番(田中 健)
 わかりました。
 ちょっと確認なんですが、ということは、この防火水槽に関しては個人と市が契約をしてその土地を借りている。要は、防火水槽の中に、実は私のうちの中にもあるんですが、町内会と契約してという形で間接的に市がそれを使っているというようなものもあるんですが、それと今回のものとは若干指向が違うということでよろしいでしょうか。
○議長(永田起也)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 知立市と地主との契約の中で結ばさせていただいて、この防火水槽は県の補助金を当時いただいてつくってまいった防火水槽でございます。
○議長(永田起也)
 4番 田中議員。
○4番(田中 健)
 わかりました。
 ちょっと私が思ってるものと違う部分もあるようですが、ただ、防火水槽に関しては、実際ちょっと代がわりをしていて、既に、いわゆる防火水槽として提供したときからは次の代にかわっていて、現実、今役目もないと。その新しい息子世代が持てあましてるというよう地権者も結構いるというお話聞いてますし、私の耳にもそういう方から相談も入っているんですが、今後そういったものに関しての対応、今回は直接市と地権者の方が契約しているということで市が100%補償するということだったんですが、そういったことに関しては、今後どのような対応をされていくかお考えがあったらお聞かせください。
○議長(永田起也)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 防火水槽も古いものからいろいろありまして、このように契約がきちっとされてつくってきたもの、また、ちょっと様子が不明確なもの、いろいろあるわけですが、地主からの借地でやっておる場合、できる限り継続をお願いしていきたい。これが私どものほうのお願いといいますか、お願いをしているところでございまして、それがかなわないというものであるならば契約に沿った形での履行をさせていただくということになりますが、私どもとしましては、時代の変革がありますけれど、できる限り継続ができるものならば継続はさせていただきたいというふうに思っております。
○議長(永田起也)
 4番 田中議員。
○4番(田中 健)
 できるだけ継続と。もちろんそういうこともあるんですが、では、この防火水槽、市の契約だけじゃなくて、先ほど言った町内会との間接的な契約のようなされているそういった防火水槽に土地を提供している方に対しての報償金というか、何か免除というか、そういったものはどういった形でとられてるんでしょうか。
○議長(永田起也)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 税制の中で、そういったものについては優遇措置をとらさせていただいておりますので、土地であればその部分一部について非課税という形になってる部分もあると思いますが、ただ、全部が全部ちょっとそういうふうになっているかどうかは確認しておりませんので、そういったものもあるということでお願いいたします。
○議長(永田起也)
 4番 田中議員。
○4番(田中 健)
 私、聞いてる話だと、固定資産税の減免があったりするということなんですが、一つあったのが、要は、固定資産税の減免も本人がもちろん届けにいかないとその対象にならなくて、たまたま先ほどの代がわりの話だったんですが、代がわりしてこれも完全に本人たちの自己責任ですが、その伝言がなかったということで、申請しないと固定資産税の減免がないんだよということを知らずにずっときて、最近知ったというちょっとケースがありまして、今回のさっき総務部長が、できるだけ継続のお願いと、いわゆるこちらから継続してほしいというお願いをしている立場ですので、その市内のどこにそういった防火水槽があるかということはもちろん把握されてると思います。
 その中で、例えばそういった減免の措置をしているところ、してないところ、これが知っていて出さないであればもちろんそれは本人の責任だと思うんですが、例えば知らないという今回のみたいなケースもあったりするんですが、それはもう仕方がないという考え方、知らないほうが悪いという考え方でよろしいでしょうか。
○議長(永田起也)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 親御さんの代といいますか、地域で出していただいているようなケースもいろいろあるわけですが、昔からそういった減免非課税になってる状態が子供のときになって変わって、それが課税されてるということは多分ないのかなというふうに思いますが、もし課税に変わってるようなものがあるならば一度私のほうでも調べさせていただきますが、そういうのはないというふうに認識しておりますが、一度もしそういうのがあるならば、一遍確認させていただきます。
○議長(永田起也)
 4番 田中議員。
○4番(田中 健)
 私のところにあったという連絡が入りましたので、これ、毎年申請しなければいけないのかな。そういう話があります。
 かなということを議会で言っていては大変失礼なんですが、一度その件についてまた調べていただきたいと思いますし、今回の防火水槽、メーンの質問は、どういった形で、要は、今そういうことで悩まれてる方がみえるので、あまり不公平があってはいけないなということがありましたのでちょっと確認させていただきました。ありがとうございました。
○議長(永田起也)
 ほかに質疑はありませんか。
 5番 杉原委員。
○5番(杉原透恭)
 議案第48号 平成23年度知立市一般会計補正予算(第3号)についてお尋ねをいたします。
 今回の補正額は1億8,800万2,000円、歳入で数点をお聞きをしたいと思います。
 14ページ、普通交付税2億3,928万5,000円の補正でありますが、平成23年度の交付税算定で3億3,928万5,000円の交付額となったということでよろしいでしょうか。
○議長(永田起也)
 企画部長。
○企画部長(清水清久)
そのとおりでございます。普通交付税で3億3,928万5,000円、補正計上でなりました。
○議長(永田起也)
 5番 杉原議員。
○5番(杉原透恭)
 交付税は基準財政収入額と基準財政需要額の差であります。収入額としては市税収入の個人市民税と法人税の落ち込みであると思いますが、市税の各種目の平成23年度決算見込みはどのようになっているか。当初予算比でどの程度の額になるかを総務部長お聞かせください。
○議長(永田起也)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 今現在の現年度分の市税でございますが、103億3,200万円余の税収の予算になっております。この税収の中で、大きく増収が見込まれるというものにつきましては、法人市民税の現年度分が昨日来からの一部企業で業績もよくなってる企業もあるということから、この法人市民税で4億6,800万円の当初予算をあげさせていただいておりますが、このものについては1億円から1億5,000万円ほどの増収があるものというふうに今、見込んでおります。
 市全体としましては、1億円から2億円余の予算計上額からしますと増額の見込みを立てておりますが、これもなかなか見込みということでございますので、幾らということはなかなか申し上げませんが、最高2億円までぐらいは何とか増収が期待できるのかなというふうに思っております。
○議長(永田起也)
 5番 杉原議員。
○5番(杉原透恭)
 そうしますと、今後、各種目について増額補正されるということでよろしいわけですよね。つまり税収の全体としては約2億円が増額となるということでよろしいですか、総務部長。
○議長(永田起也)
 総務部長。
○総務部長(林 勝則)
 2億円といっていきますと数字が走ってまいりますのであれですが、今いろいろ試算してみますと、今お話ししたような見込みが今現在は立つのかなというふうに思っております。
 ですから、これを補正予算で今後あげさせていただくことになろうかというふうに思っております。
○議長(永田起也)
 5番 杉原議員。
○5番(杉原透恭)
 普通交付税は全国どの団体に住んでいても公平なサービスが受けれるようになっております。費目ごとに算出した額を合計いたしますと知立市は基準財政需要額においては、どういったところに交付税の水準値が超えているかを御披瀝ください。
○議長(永田起也)
 企画部長。
○企画部長(清水清久)
 普通交付税は基準財政需要額、標準的な算出によります知立市という市の運営費といいますか、それから基準財政収入額を引いたもの、その財源不足であればそれが交付基準額となるわけでございます。
 それで今、議員の御質問で、費目ごとということでございますが、今回、基準財政需要額が上がったという要因の中に、人口増という問題がございます。今年度から平成22年度の国調の人口を採用しておりますので、前年度よりも2,300人増加しております。基準財政需要額というのは、各行政項目ごとに単位費用を出しまして、その測定単位、面積なり人口を掛けて補正率を掛けていきますので、人口はもうすべてにかかわるわけです。
 ですから、基準財政需要額が上がった要因の一つに人口増があるわけでございますが、その中でも費目としましては社会福祉費、保健衛生費、生活保護費、こういうのが需要額の増加要因となっております。
○議長(永田起也)
 5番 杉原議員。
○5番(杉原透恭)
 行政改革の削減と言われておりますけれども、交付税の水準値を超えてるところが今、部長から答弁がありました社会福祉費、保健衛生費、生活保護費という検証になっておりますけれども、住民サービスとの関係はどのように今後されているかをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(永田起也)
 企画部長。
○企画部長(清水清久)
 今、申しました行政費目の部分、これは義務的経費に属する部分でございまして、みずからの都合で削減できないという内容のものでございます。
 住民サービスの関係という御質問でございますけども、住民サービスに密接に関係し、なおかつ市みずからで削減できない部分ということでございます。
○議長(永田起也)
 5番 杉原議員。
○5番(杉原透恭)
 市長は行政改革、行政改革と言っておられますけれど、どこをどういった形で今後削減をされていかれるのかをお聞かせいただきたいと思います。
 今、一定の主張が交付税から明らかになりましたので、組織として検証が大切であると思います。自称財政のプロと自称されている市長におかれましては、市長のリーダーシップが問われるところでありますけれども、見解を求めたいと思います。
○議長(永田起也)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
 交付税の今、御披瀝いただいたんですけれども、それとはあれで、やっぱり行政改革はしっかりとやっていく。今もやっているわけでありまして、例えば無駄の削減ですね、歳出側では無駄の削減、一般質問で申し上げたんですけれども、入札制度の見直しとか歳出ですとそうしたところですね、歳入ですと使用料とか手数料の見直しとかそういうところにあるんですけれども、いずれにしましても今、行政改革のプランをつくって今、実行中ということでございまして、成果も少しずつ上がってきているということで、今年度の決算を見ましても、今回は決算の審議じゃないんですけれども、義務的経費じゃなくて物件費とかそうしたものについては1.5%ぐらい減少になっているということで、一定効果は歳出側からも出ているんじゃないかなというふうに思っております。
 いずれにしましても、行政改革は日々やっていることでありまして、また御指導いただきたいなと思っております。
○議長(永田起也)
 5番 杉原議員。
○5番(杉原透恭)
 市長、今るる答弁をされました。普通交付税は基準財政収入額は標準税率で算定された税収、法定税率により算定された交付金、自動車交付税交付金、地方特例交付金などの100分の75として地方公共団体の自立性、独立性を25%認めておられます。だから財政力指数が1以上あればゆとりがあるといったことは、よく皆さん耳にされると思いますけれども、だとするなら市長、将来的に自主財源を生み出す施策、不測の今、歳出削減事業に関してはどうしていくかという歳出削減はどのようにしたらいいかということに関して、市長この2点に関して市長の見解をいただきたいと思います。
○議長(永田起也)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
 歳出削減は、今申し上げました予算編成のときに物件費、経常的な支出は何%カットとかそういうことをやっていくわけでありまして、歳入面については、まちづくりをしていく中で、例えば今、駅周辺の区画整理やってるわけであります。また、八橋東部の区画整理もやっていくわけでありまして、そうした中で、一定の税金もいただけるということも考えられるわけでありまして、いずれにしましても、一般質問で申し上げたんですけれども、いいまちをですね、住みたくなるまちとか、そういうものをやっていく過程の中で、やはり人が集い、物が交流し、そして財も膨らんでくるという一般的な考え方がありますので、私は、やはりいいまちをつくっていく、安心・安全なまち、また、子育てしやすいまち、そうした中で財が生まれてくるんじゃないかなというふうに、生まれてくるというか、生み出していかなければいけないというふうに思っております。
○議長(永田起也)
 5番 杉原議員。
○5番(杉原透恭)
 企画部長についても同じ質問をさせていただきます。将来的に自主財源を産み出す施策、そして不必要な歳出の事業に関して歳出削減をどうしていったらいいかということに関しては、部長はどのように考えてますか。
○議長(永田起也)
 企画部長。
○企画部長(清水清久)
 自主財源を生み出す施策といいますか、一般質問でもお答えさせていただきましたが、まずは税収等の確実な確保、それから、受益者負担の整合性ですね、それから、今持っておる現有資産これの利活用、税あるいは税以外を含めます新たな財源の確保ということでございます。
 それ以外にも私は大事なことかなと思うのは、まずは人口を減らさないこと。顧客確保といったら失礼な言い方ですが、人口確保、それから商工観光にも通じるんですが、知立市としてにぎわいを取り戻すと、そういうことも財源確保として必要な施策ではないかなと思っております。そのためには住環境整備あるいは子育て環境整備、ちょっと投資の要る話でもありますけども、そういう施策も必要かなとは思います。
 それから、歳出削減ですが、これは市長も申しました。普通建設事業やその物件費等これを極力抑えると同時に、今回その実計メニコン等も開きますが、市民が必要としてないような事業、これは実計でも採択しないと、そういう方針でこれからも臨んでまいりたいと思っております。
○議長(永田起也)
 5番 杉原議員。
○5番(杉原透恭)
 基準財政需要額におきましては、先ほどから部長答弁されておられたように社会福祉費、保健衛生費、そして生活保護費、今回私も見てびっくりしましたけど、平成20年度におきましては9億2,500万円と前年比に比べて2億1,500万円、30%増となどと義務的経費が増加が今の交付水準値を超えているといったような要因があると思います。
 しかし、これらは住民生活の中で直結する経費でありますので削減は困難であるといったことが言えます。将来的に自主財源を生み出す施策、これが私は必要ではないのかなと思っております。
 一般質問でも申し上げましたが、しり切れトンボになってしまいましたけど、そこで都市整備部長に確認をさせていただきたいんですが、知立市都市計画マスタープラン、上位計画第5次知立市総合計画における上重原北部土地区画整理事業、それと山町山土地区画整理事業における財源確保、今、市長もそこの部分に関してはお考えがあるということでしたが、改めて進捗状況と実現の可能性についてはどうなのかということを御披瀝いただきたいのと、おひざもとの上重原北部に関しては、私、議員になってからずっと取りかからせていただいて昨年度においてパンクをしてしまった、棚上げになってしまったといった状況でありますけど、今、行政側は企業誘致に関しての調査をされたといったこともありましたけど、どういうふうに今なってるかも御披瀝をあわせてください。
○議長(永田起也)
 都市整備部長。
○都市整備部長(神谷幹樹)
 一般質問でもお尋ねをいただきましたが、山地区の区画整理、また、上重原北部の区画整理の進捗状況ということでございますが、まず、山の区画整理につきましては、一般質問のときにもお答えしましたが、現在、当初の区域から縮小いたしまして、縮小区域で区画整理の設計をまとめまして地権者の説明も終え、準備委員の役員が各権利者のところに本同意を取りまとめに回っているところでございまして、6月の後半、7月ぐらいから入ってるわけですが、現状まだ認可申請というところまではいっておりませんので、これから役員と協議をしながら、できるだけ早く認可申請をあげて事業化にもっていきたいということでございます。
 それから、上重原北部につきましては、これまでもいろいろ御議論いただいた中で、やはりリーーマンショック以来の経済不況の中で、企業がほんとに果たして上重原北部、面整備をしても企業誘致ができるんだろうかということ、これは地権者の方の一番の不安の部分でございまして、そういった部分が解消されないと事業化はなかなか難しいだろうなということで、これまで準備組合の役員自体、いわゆる組合の中身についての運営は少し休止をさせていただいておりますが、現在は市の取り組みとして現状のそういった企業の動向、それから、それに対して市としてどういう施策を打っていくべきかというようなところの内部の検討とあわせて各企業回りをさせていただいておりまして、これは前年度企業アンケート、これは震災前のアンケートでございまして、若干現状と大きく変わってる部分があるかもしれませんが、いずれにしても震災前のとりましたアンケートの結果をもとに、知立市の企業進出にある程度、知立市がいいなというか、意向を示されたようなその中で、もう少し突っ込んでいろいろ御意向を聞こう、また、会社の今後の状況、そういったところをお聞きをしようということで、今、庁内で関係部局でプロジェクトチームをつくっております。今、まちづくり課、企画政策課、経済課、総務課、税務課、そういった関連部署の中でプロジェクトチームをつくって各企業回りをさせていただいておりますので、そういった結果のある程度のまとめができましたら、もちろんこれは市の中の施策もどう展開していくかという内部検討をしていかなきゃいけないわけですが、そういうことをあわせて、また地権者のお話をさせていただいて意向を伺いながら今後の方向性というのを出していきたいというふうに思っております。
○議長(永田起也)
 5番 杉原議員。
○5番(杉原透恭)
 るる説明していただきまして、ありがとうございます。
 今、山町山に関しては規模を縮小されてということで減退をされていると。なかなかうまくいかないので、今、区画整理のほうが暗礁に乗り上げていると。これに関しても大きな自主財源の確保が難しいのかなという感じがいたします。
 それと私のおひざもとの上重原北部土地区画整理、この部分におきましても私自身もずっと取りかかってきました。先ほど部長が答弁あったとおり、リーマンショックがありまして、この事業が頓挫をしてしまいました。128件おられた地主の方、リーマンショック前は9割以上の方が同意をされて反対されてる方が数人だったと。
 が、しかし、リーマンショックが起きて、ほんとに企業がくるのかどうかといったことの中で、これに関しても3分の1の方が反対されたと。県の公聴会から平成22年でしたから、これに関してもあげることができなくて、頓挫してしまったと。今、企業誘致の調査をされてるということでありますが、追ってまた3月11日の東日本の震災があって、なかなか今厳しいといったような状況の中で、企業に関しては難しいと。これに関しても大きな自主財源が今、知立市の中の都市計画マスタープランの上位の中であって、この財源を市長も言われましたけど、企画部長のほうもそういった出資も必要だという話の中で、できないという話があります。じゃあどうされるかと、それにかわる事業に関して、市長どのように考えてます。これ、時間かかるんですね、今の2件に関しては。市長の見解を求めたいと思います。
○議長(永田起也)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
 今、御披瀝をいただいたように、その区画整理の進行が遅いと財源が確保できないじゃないかという、財源どうするかということですけれども、やはり歳出を見直しをしていくということはやってるんですね。これはやっていくということはやる。それでまた、構造的な改革、例えば構造的というと大げさなんですけれども、組織の見直しとかですね、あとは先ほど申し上げましたけど入札のやり方を見直す。行政改革で民間活力の導入ということを指定管理者制度をもう少し考えていく、また、せんだっては給食センターも調理委託をさせていただいております。
 また、施設の見直しですね、せんだっては中央保育園を療育施設にかえさせていただくわけでありますけれども、長期的な視点に立っての歳出の調整というか、そういうことはやらないけないかなと。
 歳入のほうは、申し上げましたように、使用料手数料とかネーミングライツの販売をしていくということもあろうかというふうに思いますけれども、やはり何が何でも税収を確保するために区画整理だということを考えるじゃなくて、都市計画マスタープラン第5次知立市総合計画で計画行政をやるわけでありまして、その中で、当然ながらいいまちをつくっていく中で、先ほど部長申し上げましたように、人も集って、いいまちだなと。だから知立に住みたいなと、そんな中で区画整理も成功していくわけでありまして、いいまちをつくるという視点で考えていくことが大事だなというふうに思っております。
 いずれにしましても駅周辺の区画整理は待ったなしで今やってるわけであります。また、八橋東部もやってるわけでありまして、先ほど御披瀝いただいた二つはちょっととまってるようなところあるんですけども、これも引き続き知立のまちづくりの一環としてまたお話をしていきたいなと思っております。
○議長(永田起也)
 ここで10分間休憩します。
午後4時03分休憩
―――――――――――――――
午後4時14分再開
○議長(永田起也)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 5番 杉原議員。
○5番(杉原透恭)
 まずもちまして、私、建設水道委員会ということで私の部署に入りすぎたところに関しては、ちょっとおわびをこの場を借りてさせていただきたいと思います。この今の部分は財源のことで申し上げましたのでお許しをいただきたいなと思います。
 それでは、次の質問に移らさせていただきます。
 今の状況からいって、先日一般質問で田中議員におきましても都市計画法の開発許可制度の緩和ということ、あるいは市街化区域に隣接した調整区域の利用ですね、県が6月県議会のほうで出してきた、これに関しても知立市はやらないといったような形がありました。これはこれでもちろん私自身も乱開発はだめだと思いますけども、今後は調査・研究からは始めていくべきじゃないのかなと、今の観点からいって思います。
 ところで企画部長にお尋ねしたいんですけども、知立市の財政規模からいえば、今現在どれぐらいの年間公債費、借金が妥当だと思われるかということを教えていただきたいんですが。
○議長(永田起也)
 企画部長。
○企画部長(清水清久)
 今の状況でいいますと、一般財源の10%から15%というところが健全な範囲かと思いますが、基本的には返している金額を借りると。今14億円ほどですので、返しているお金を借りる限りはそう危険はないのではないのかなという気がします。
○議長(永田起也)
 5番 杉原議員。
○5番(杉原透恭)
 知立市の今、部長のほうから年間の公債費、借金に関しては年間14億円ぐらいが妥当じゃないかと。実際私、一般質問で申し上げさせていただいたとおりに、建設債がこれから10億円、それと臨時財政対策債に関しましても当初7億円でしたけど、これが幾らかということですけども、それだけでもまだ8億円とか9億円になれば19億円、20億円に近いわけですね。その部分を考慮すると最終的に6億円ぐらい足りないんですよね、実際の14億円から。その6億円に関して、今後どう穴埋めをしていかなくちゃいけないかということは考えていかなくちゃいけないと、知立市にとってということは私自身感じます。
 特に今の部分に関して、大きな財源を必要な部分の中で今の都市計画の中の大きな事業をしていかないと追いつかないじゃないかということで申し上げましたので、以上、これに関しては終わります。
 次に、繰越金の件に関してお尋ねをします。
 9月補正で財政調整基金に7億1,744万円が戻されます。9月補正後の財政調整基金は平成22年度末基金17億1,051万8,000円、そして、平成23年度マイナスといたしまして繰り出ししたのが14億356万1,000円、そして、また6月補正に関しましては3,400万円引き出したと。9月補正には今回7億1,741万4,000円を繰り入れされたと。合わせますと、私の計算が間違っちゃいけないんですけど9億9,037万7,000円となりますが、これでよろしいですか。
○議長(永田起也)
 企画部長。
○企画部長(清水清久)
 財政調整基金は、ちょっとざくっとした言い方しますけども、17億円から14億円当初予算に積み、今回の補正で7億円戻りましたので約10億円、9億9,000万円何がしになるかと思います。
○議長(永田起也)
 5番 杉原議員。
○5番(杉原透恭)
 ちなみに、臨時財政対策債が当初7億円でしたけれども、発行可能額、今考えておられる。私が知る限りでは8億5,000万円とか何か言ったような記憶があるんですけど、今どんなふうに考えているかを御披瀝ください。
○議長(永田起也)
 企画部長。
○企画部長(清水清久)
 発行可能額は9億7,000万円まで可能でございますので、私としては、あと2億5,000万円ほどと考えていますが、これは12月議会で結論づけたいと思います。まだ決まっておりませんが。
○議長(永田起也)
 5番 杉原議員。
○5番(杉原透恭)
 そうしますと、年度末の財政調整基金に関しましては、9月の補正後の財政調整基金、今言いました約10億円の9億9,037万7,000円と臨財債を7億円から約9億5,000万円、2億5,000万円ぐらいまで積み増しすると。あと残りが3月補正の歳出不用額と税収、固定資産税とか市民税とか法人税の繰り入れになると思われますけど、幾ら繰り入れをされる予定であるかということを企画部長、御披瀝ください。
○議長(永田起也)
 企画部長。
○企画部長(清水清久)
 まだ今段階ではっきりした数字は申し上げられませんが、ざくっとした数字で、当初17億円の財調がございました。当初で14億円を積み、今回7億円を減にしておりますので、あと7億円戻ってくれば当初の17億円に戻るという計算になりますが、7億円戻るそのうちの先ほど税収の増収が2億円ほど見込めるということで、7億円のうち2億円は増収、それから、臨時財政対策債の積み増しが2億5,000万円といいますと、歳出の不用額があと2億5,000万円出てくれば当初の17億円に戻るというそういう計算にはなりますが、なかなか今年度は2億5,000万円の不用額はかなり難しい数字かと思います。
○議長(永田起也)
 5番 杉原議員。
○5番(杉原透恭)
 ちょっと確認させてください。3月の補正の歳出不用額の税額に関しましては2億5,000万円、そのほか市税見込みが2億円といいましたかね、そして9月補正の財政調整基金が約10億円、9億9,000万円余と臨財債が2億5,000万円ということで合わせて17億円ということで、この年度末の財政調整基金はいいということで、今のところの予定はいいということですか。
○議長(永田起也)
 企画部長。
○企画部長(清水清久)
 それは考えられる一番グッドストーリーで、それよりよくなる話はありませんで、戻ってくるほうはかなり厳しいかと思います。2億5,000万円いうのはちょっと届かないかなという、今の段階ではそれしかちょっとお答えできません。
○議長(永田起也)
 5番 杉原議員。
○5番(杉原透恭)
 今の年末の財政調整基金の繰り入れについてですけれども、本年度に関しましては特別な大型事業の不用額の減少が予測される。大型事業がないということがまず一つありますわね。
 それと市税収入見込み額2億円、これに関しては資本金の1億円以上の法人市民税の超過課税の収入かなと。2億円ちょっと大きいかなという感じはいたしますが、あと臨財債において7億円から9億5,000万円で2億5,000万円を財政調整基金に入れるといったことだと思いますけれども、中島議員からもこの臨財債の上増しの2億5,000万円に関しては上増ししなくてもいいんじゃないのという話もありましたけれども、そうしないと多分、平成24年度の予算が組めないのかなというふうに私自身も感じますけれども、そういった部分を含めますと次年度以降、財政運営がいろいろなことで問題がはらんでいるといったようなことで、企画部長よろしいわけですか。
○議長(永田起也)
 企画部長。
○企画部長(清水清久)
 今の財調の見込みの計算も2億5,000万円戻ってくれば当初の17億円に戻る。しかしながら、大型の事業がことしないということで、多分戻しも少ないだろうと。ですから、先ほどの計算でいきますと2億5,000万円が例えば1億5,000万円になれば1億円取り崩すということになります。
 しかしながら、臨時財政対策債というのは2億5,000万円借りれるものですから、これは形を変えた交付税措置でもございますので、後年また交付税で返ってくるというものでございます。できる限り、可能な限り借りたいという方針で今は私は思っております。
○議長(永田起也)
 5番 杉原議員。
○5番(杉原透恭)
 今年度当初予算で財政基金が14億円を繰り入れをされていますが、税収の伸びもありません。財産売り渡し収入も一過性のものであります。経常収支比率は一般質問でもこの議会の中でもよく出ておりますけど93.4%。臨時財政対策債を経常一般財源から除くと101%ということで、投資的経費がないということで大変危険な状況であるということが言えるわけですけども、平成24年度の実施計画及び当初予算を現時点でどのように考えているかということに関しても御披瀝をください。
○議長(永田起也)
 企画部長。
○企画部長(清水清久)
 今、経常収支比率のことが出ました。これは深刻な数字だということで私も申し上げましたけども、経常一般財源支出、これも実は下がっておりまして、1億5,000万円ほど減少してるんですが、何せこの分母の税収の減が効きまして経常収支比率がこのような結果になったということでございます。
 税収が復活すれば、ある程度回復はするんですが、それにしてもこの経常収支比率の高さというのは、知立市にとりまして、これはもうフリーハンドが少ないということでございますので、来年度の予算編成どうするのかというお話でございますが、自由になるフリーハンドが少ないということは特色ある予算がつくれない、あるいはそういうコントラストがついてないというそういう予算づくりを迫られるのかなという思いを今しております。
○議長(永田起也)
 5番 杉原議員。
○5番(杉原透恭)
 市長にちょっとお尋ねをいたします。
 今までいろいろ私、質問させていただきました。普通交付税において、主に義務的経費が交付水準を超えており、住民生活に直結する経費であって削減は困難、これ1点ありましたね。
 あと、自主財源を生み出す施策、これに関しても今、都市計画に関してはなかなか難しいと。これも自主財源が生み出せないといったことがあります。それと田中議員が質問した都市計画法の開発許可制度の緩和、これも知立市はやらないと。大きな自主財源に関してもできないと。なおかつ高橋議員が一般質問のときに、僕もびっくりしたんですけど、鉄道高架事業の負担割合を2対1に見直してくださいよと言ったときに、市長は県の職員のような形で、もう他人事で、オール知立でやろうじゃないかと言ってるにもかかわらず、県が知立市よりも財政が厳しいからこれは無理ですわということを明らかにされました。このままじゃあ、市長、知立市いろいろ僕、財政のことを今回いろいろ勉強させていただいて感じたんですけど、このままでは夕張市みたいに倒産してしまうんじゃないかと感じております。
 さて、市長、自主財源に関して先ほどからいろいろ申し上げました。5億円足りないとか、今の借金をしてる枠が足りないとかいろいろ申し上げましたけども、それをどう市長は穴埋めをされるかということに関して、市長の決意をお聞かせください。
○議長(永田起也)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
 まずは連立の高橋質問に対しての回答がちょっと誤解を招いてるということで、おさらいを申し上げておきたいなと。
 あのときは地財法27条に基づいて県議会のほうに異議ありというものをつけて出せと、出したらどうだという御提案いただきました。あれを出すとどういう効果が生まれるかと申しますと、県議会が慎重審議するわけですね。地財法27条で有効になる可能性があるというのは、財政上の理由ということであります。あのとき私、御披瀝させていただいたのは、愛知県の財政状況と知立市の財政状況を申し上げました。知立市は一般会計が約200億円のところ地方債残高が約170億円、愛知県のほうは2兆2,000億円のところが4兆6,000億円であります。だれが見ても愛知県のほうが地方債残高が膨らんでいるわけであります。
 一方、財政調整基金は知立市のほうは200億円のところ17億円あるわけであります。愛知県のほうは2兆2,000億円のところが55億円と0.3%という財調がないに等しい額でありまして、そうすると県のほうは、なけなしのお金の中で予算を組むわけでありまして、県議会のほうも安定的に執行される歳出しかつきにくいんじゃないかと、そうしたときに知立市が異議申し立てをしてもですね、してもというか、すると平成24年度につかないんじゃないかなというそういう懸念があったということであります。
 私は、タイミングを見てやるべきかなということは考えております。ですから、今回はなかなか県のほうも今から県議会に異議を添付しても難しいなということで、タイミングを見てやらさせていただきたいということでありますので、御理解をいただきたいと思います。
 あと、財政健全化指標というのは知立市は今のところ良好であります。監査委員意見書にも示していただきました。財政健全化指標は、これはまずは夕張の例を先ほど杉原議員出していただきました。ですから、この財政健全化は今のところオーケーですよということは御理解いただきたい。
 そんな中で、公債費比率であります。先ほど杉原議員は現年度の中で地方債どれだけかという議論をされたんですけれども、私は、公債費率を気にしなくちゃいけないなと。公債費負担比率ですね、これを私どもの中で試算してみますと、以前にも議会に示させていただいたように、20%の危険水域には達しないという判断は今しております。15%の警戒水域はちょっと前後するなと、そこは要注意だなということで注視をしていかなければいけない。
 一方で、財源対策債であります今の臨時財政対策債ですけれども、これは借りていかなければ予算が組めないなと、そういうことであります。公債費と予算が組めない、どちらが考えなければいけないかと申しますと、やはり予算が組めないといけないなということで、これは借りていかなければいけないなと思っております。
 自主財源でありますけれども、先ほど杉原議員が区画整理の推進とか規制緩和による調整区域に開発をするということもあります。そうしたこともいろんな方策、手段を決して私ども無視をしているわけじゃありません。私ども庁内でも知事が出された規制緩和策について議論をしたわけであります。これからもそうした自主財源が出てくるものについては歳出歳入合わせてしっかりと考えていく所存でありますので、また御指導をいただければと思います。よろしくお願いします。
○議長(永田起也)
 5番 杉原議員。
○5番(杉原透恭)
 市長が、るる今いろいろおっしゃられました。が、しかし、市長自身はっきり申し上げて、市長の資質がほんとにあるのかなと疑うような答弁が多かったですよね。ほんとにどうしていくんだというところがはっきり見えません。これは平成23年度補正なんで、ほんとは平成22年度の監査委員のほうにも話聞きたいんですけどちょっと聞けないので、また個人的にちょっと監査委員に聞きたいと思いますけど、あきれて物が言えません。
 財源に関して、高橋議員も言われましたよね。今後の鉄道高架と駅周の区画整理に関して平成30年ぐらいから元利で5億円ぐらい出てきてるんじゃないかと。下手したら最終的に多いときには7億円から8億円になっちゃうんだよと。今の臨時財政対策債に関しましても、借りる額をいっぱい借りておくと。建設債もふえると。もう債務債務がふえて大体100億円ぐらいしか知立市の市税がないのにといった状況の中で、どこをどうしてほんとにこの財源をどうするんだということに関してのファジーな議論しか今、市長されてないんですよね。市長自身がはっきりどうするんだということに関しては、もう決められて部課長を動かしていただきたいなと私自身感じてます。
 もう一個、最後に聞かせてください。
 部長、次年度の予算編成について、今年度同様に歳出の税収というような形で考えておられるかどうかということと、そうすると財政調整基金に関して繰り入れを最初にしていくと。最初14億円入れましたよね。そういった平成24年度の予算編成にもなるということになるかちょっとお聞かせください。
○議長(永田起也)
 企画部長。
○企画部長(清水清久)
 平成24年度の収入に関しては、もっと厳しいものがございますし、財政調整基金頼みの予算編成になると思われます。
○議長(永田起也)
 5番 杉原議員。
○5番(杉原透恭)
 要は、現在もこの平成23年度末の財政調整基金の僕も今回わかったんですけど、7億円から9億5,000万円に膨らますと。2億5,000万円を次の平成24年度に入れて予算を組まないとできないといったような状況であると。また臨財債も組むと。借金が借金を生むような今状況の知立市の平成24年度の試算になってくるのなと大変心配をしております。
 そこで企画部長にもう一回確認したいんですけど、今後も監査委員のほうからも書いてありましたけども、高橋議員も言われましたけど、保育園の施設費とか小・中学校に関しても築30年たってきてリニューアル化が必要になってくると。また、鉄道高架に関しましても先ほど言ったようなお金が今後元利均等ともかかってくると。そういった中で、市長は今きれいごとの住みよいまち、いいまちとおっしゃられますけど、お金がなきゃできないですね。泥臭くいかないと。
 そんな中で、市長公約である私は一つ釘を刺したいのがあります。35人学級です。2億5,000万円まで次の平成24年度に借金を送っておいて、それでいて今、小学校3年生、4年生に関して市債でやってます。今1年生が国ですよね。小学校2年生が県、中学校1年生が県、35人学級。それでまた小学校5年生まで進められるのかなと大変心配で仕方ありません。企画部長、これに関しては断固として、近隣市も前に僕、一般質問で話させていただきましたけど、近隣市は財政厳しいからとめたじゃないですか。刈谷もやるといってやめたじゃないですか。刈谷も安城も教育委員会に聞きにいきました。財政厳しいから取りやめたと言ってました。
 市長公約を実現させたい。来年選挙だからということはよくわかりますが、そのためにそんな予算編成をしてもらったら困りますので、企画部長、ぜひそれだけないように、極めて市長の言いなりにならないようにしていただいて、平成24年度の予算編成をお願いを申し上げて質問を閉じさせていただきます。
○議長(永田起也)
 企画部長。
○企画部長(清水清久)
 私は私なりの全体のバランスを見て必要なところに充て、予算的には臨時的な財源に頼る部分が大ございますけども、少ないコントラストの中で、何とか色をつけたいなとは思っております。市長の言うことも聞いてつくりたいと思います。
○議長(永田起也)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
 一言だけ、少人数学級という考え方を杉原議員、前もそういう御議論を杉原議員されるんです。子供会とかやられてる議員には非常に不思議だなという。一般質問でも再三少人数のよさというのを議論をしてる中で、わかっていただけないというのはちょっと寂しいな思いを感じてますので、またぜひ御理解をいただきたいの一言を申し上げて終わります。
○議長(永田起也)
 5番 杉原議員。
○5番(杉原透恭)
 私、少人数学級に関しては反対派じゃないんですよ、市長。今の財政状況を考えてどうかと申し上げているだけであって、もともとは国がやることなんですよね、少人数学級というのは。それを当初小学校1年、2年、中学校1年生と県がやりましたね。今、国が1年生。ほんとは国も1年生、2年生とやりたかったんだけどお金がないからやれないと。それで1年生だけにされたと。
 市長、間違ってもらっては困るのは、過去私がいろいろPTAとか子供会の会長をやったということは置いといていただいて、財政のことを言ってるんですよ。やりたいのはやまやまですけど、それに関して、もしやりたいならそのような大きな財源を引っ張ってきてもらいたい。そして鉄道高架においても2対1の負担割合必ずやるんだと、その意思を示していただいてやっていただかないと知立市が路頭に迷う。7万人の市民が路頭に迷ってしまうということを私は申し上げておるんですよ。だから間違えていただいた困るということを申し上げて終わります。
○議長(永田起也)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
 十分わかるんですね。少人数学級には御理解いただいてるというのはわかりました。
 自主財源をどうするかというのは、再三申し上げているですけども、私も死に物狂いで考えているんですね。職員もそうです。歳出面から歳入面からこんなに死に物狂いで考えているわけでありまして、杉原議員もいい御指導があったらどんどん市長室来ていただいて御指導いただけるとありがたいですね。やはり私もわからない部分多いわけでありまして、ぜひそうした御指導をいただけるとありがたいですので、よろしくお願いいたします。
○議長(永田起也)
 ほかに質疑ありませんか。
 11番 池田福子議員。
○11番(池田福子)
 私は、ミニバスについてということで質問したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 いろんな方の御意見いろいろ拾い上げていただきまして、ようやくミニバスのガイドというものをでき上がったのを見ましても以前よりもうんときめ細かいものになっていると思います。
 特に核の駅になるのが市役所と知立駅と福祉の里というような感じで載っております。それから病院もかなり優先して回るような感じになっておりますけれども、高齢者の方の意見を徐々に取り入れていただいたんだなというふうに思います。
 入札のことでちょっとお伺いたいと思いますので、まず、財源は何なのでしょうかということを教えていただけますか。
○議長(永田起也)
 都市整備部長。
○都市整備部長(神谷幹樹)
 今回の補正の中身は、歳入としてバス購入、3台バスを購入をさせていただいたわけでございますが、そのうちの1台4コース、現在ブルーコースでコースターが走ってる部分でございますが、こちらの買いかえでポンチョを購入をさせていただいておるわけですが、このポンチョの購入に充てる財源が財団法人自治総合センターのコミュニティ助成事業、いわゆる宝くじの助成金でございますが、そちらから1,000万円助成をいただけるということで、今回補正をさせていただきました。
○議長(永田起也)
 11番 池田福子議員。
○11番(池田福子)
 財源構成としては宝くじからの交付金があったということで理解させていただいてよろしいわけですね。
 その次に、これを入札したときのやりとりがあると思うんですけれども、これは単に価格だけでの入札でしたか。それともいろいろなプレゼンがあって、そういうことでしょうか。
○議長(永田起也)
 都市整備部長。
○都市整備部長(神谷幹樹)
 今回、業者のほう、現在の運行していただきます業者、9月末で期限切れとなりますので、改正に合わせまして業者を再度選択をするということで、その方式につきましてはプロポーザル方式という形で、いわゆる事業に対する提案、あわせて運行の経費の見積もり、そういったところを評点数に置きかえまして総合評点の中で上位の点数を取った提示した運行業者に決定をさせていただくという方式でございます。
○議長(永田起也)
 11番 池田福子議員。
○11番(池田福子)
 それで結果として、この大興タクシー株式会社ということになったわけですね。ほかには何社ぐらいが名乗りを上げましたか。
○議長(永田起也)
 都市整備部長。
○都市整備部長(神谷幹樹)
 今回のプロポーザルに私どもから参加意思確認をさせていただいて、プロポーザルに参加をしていただいた業者は6業者、事業者ございます。
○議長(永田起也)
 11番 池田福子議員。
○11番(池田福子)
 プロポーザル、これプレゼンだと思うんですけれども、この業者の大興タクシーはどういうプレゼンをされたんですかね。
○議長(永田起也)
 都市整備部長。
○都市整備部長(神谷幹樹)
 プロポーザルの中身でございますけども、各業者、事業者から提案をいただく内容でございますけども、本部局の提案ということで収益拡大策、また、安全確保策、利用者の利便性向上の策、環境保全の取り組み、緊急時の対応、こういったところを提案をいただき、また、実際のこの運行経費がどれだけかということも提案をいただきまして、それを総合的に今、判定をさせていただくということで、そういった中身で6業者の方がそれぞれ提案をいただいたということでございます。
○議長(永田起也)
 11番 池田福子議員。
○11番(池田福子)
 今あれさせていただきました安全性、収益性、利便性、それからあと何をおっしゃいましたっけ。
○議長(永田起也)
 都市整備部長。
○都市整備部長(神谷幹樹)
 収益の拡大策、安全確保策、利用者の利便性の向上策、環境保全への取り組み、緊急時の対応能力、こういったところを提案もしくは提示をしていただきました。
○議長(永田起也)
 11番 池田福子議員。
○11番(池田福子)
 交通機関としては、その安全性は最前だと思いますけれども、最大の約束事だと思うんですけれども、緊急時というのは事故とかそういう対応ということでよろしいですか。
○議長(永田起也)
 都市整備部長。
○都市整備部長(神谷幹樹)
 事故も含めた緊急対応ということでございまして、いわゆる会社としての賠償能力だとか、それから、代替の車両の保有状況、そういったところの体制の確認をさせていただいてます。
○議長(永田起也)
 11番 池田福子議員。
○11番(池田福子)
 そうしましたら今度、運行負担金ということで伺っていきたいと思うんですけれども、収益性が出てると思うものですから、そういうものを加味して運行負担金というものを決められたと思うんですけれども、1年間で決めましたわね、運行負担金。どうですか、今度10月から始まるんですけれども、一応3月までということですか。それとも向こう1年間というふうでこの予算あがってますか。どうでしょうか。
○議長(永田起也)
 都市整備部長。
○都市整備部長(神谷幹樹)
 今回のプレゼンテーションの見積もりにつきましては、10月から来年の3月末までの6カ月間ということで見積もりの提示をいただきました。
○議長(永田起也)
 11番 池田福子議員。
○11番(池田福子)
 5,200万円あれだと思いますけれども、これ1年分、当初。当初予算で5,200万円何がしと出てるんですけど、これはどうでしょうかね。1年ですかね。
○議長(永田起也)
 都市整備部長。
○都市整備部長(神谷幹樹)
 当初予算の金額は1年分を見込んで負担金として計上をしております。
○議長(永田起也)
 11番 池田福子議員。
○11番(池田福子)
 ということは、5,267万3,000円が当初予算であると。これが1台で割ると1年で1,000万円弱ですね。5台になってますから、1年で1,000万円ということですよね。
 ちょっと伺いたいんですけれども、1年で1,000万円1台、そうすると1カ月では何百万円になりまして、1カ月で100万円以下、運行費で、要するに、ちょっと伺いますけど、バスの運賃というのはこれはどっちに入るんです。この大興タクシーのほうだと思うんですけども、どうですか。
○議長(永田起也)
 都市整備部長。
○都市整備部長(神谷幹樹)
 バスの運行経費というものをまず見積もりをいただきます。それの額である意味プレゼンテーションの中で定まった業者の出された見積額で経費としての契約を結ばさせていただきます。その中に運賃収入、その部分を差し引いて市が事業者に支払うというそういう契約になっております。
○議長(永田起也)
 11番 池田福子議員。
○11番(池田福子)
 ということは、この中には運賃は入ってないということでいいですね。入ってなくて、その大興タクシーのほうに入るというふうに理解させていただいていいわけですよね。
 もう一つ、安全性という面から、例えば乗務員の確保にこちらとしては口を出していけますか。
○議長(永田起也)
 都市整備部長。
○都市整備部長(神谷幹樹)
 乗務員の配置という部分については、これはいわゆる関連法令の労働基準法とかそういったバス運転手の労働基準に従った運行がされれば、それ以上のことは私どもとして人員配置等について申し入れすることはできないんじゃないかというふうに認識しています。
○議長(永田起也)
 11番 池田福子議員。
○11番(池田福子)
 でも、何人乗務員が確保できたぐらいはわかりますわね。
○議長(永田起也)
 都市整備部長。
○都市整備部長(神谷幹樹)
 プロポーザルの中で実際各業者の運行パターンというのを示していただいておりまして、その中でいきますと、ほとんどの業者、今回の場合は1コースから3コースを一つの契約単位、4コース、5コースを一つの契約単位ということで二つに分けさせていただいたわけですが、1コースから3コースについては6人体制、4コースから5コースについては4人体制というそういう勤務体制はいろいろパターンはあるわけですが、総じて言いますと、そういう人員配置でやっていくという形が各業者の提案は多かったでございます。
○議長(永田起也)
 11番 池田福子議員。
○11番(池田福子)
 このスケジュールを見ましてもね、かなり過密な感じがするもんですから、乗務員の方が疲れてしまったりとかしますと安全性にも非常に問題があるのではないかということでちょっとお聞きいたしました。
 それから、バス停なんですけれども、バス停もかなり綿密に予定として見ますとなっているんでありがたいと思うんですけれども、もうこれできょうが15日で、あと15日しかないわけですよね。バス停は順調に設置始っているんでしょうかね。まだ置くわけにもいかないから、きっと難しいとは思うんですけれども、順調にそれは進んでおりますかね。
○議長(永田起也)
 都市整備部長。
○都市整備部長(神谷幹樹)
 10月1日から切りかえということで、その日の朝から新しいバス停に置きかわってなきゃいけないということでございますので、かといって現在のバス停で運行しておりますので、9月30日ですかね、最終日の夜、終バスが終わったあとにバス停の位置の変更ということを作業をさせていただいて次の改正に備えるということでございます。
○議長(永田起也)
 11番 池田福子議員。
○11番(池田福子)
 そのバス停なんですけれども、前のバス停の時刻表と比べて見やすくなってますか。
○議長(永田起也)
 都市整備部長。
○都市整備部長(神谷幹樹)
 それは今、御質問者おっしゃるのは、現地でバス停の位置とかそういったのが視認しやすいということだと思うんですが、それについては、これまで利用者の方等からいろいろ御意見いただいている部分で改善できる点は改善をさせていただいているというふうに思っております。
 また、新しく設置をさせていただくバス停についても、そういった配慮もさせていただきながら設置位置、これは交通安全上の問題とかそういったいろんな制約がございますが、できるだけ利用者の方がわかりやすいバス停ということで配慮はさせていただいております。
○議長(永田起也)
 11番 池田福子議員。
○11番(池田福子)
 ごらんにはなってない、その時刻表そのもの、こういうものがつきますというふうに。ごらんになってません、まだ。
○議長(永田起也)
 都市整備部長。
○都市整備部長(神谷幹樹)
 すべてではございませんが、現在のバス停の状態というのはある程度、把握しておりますが、これからつける部分については、これから現地のほうに設置をしますので、その都度確認をしながらということになるかと思うんですが。
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○議長(永田起也)
 お諮りします。
 議案第48号の途中でありますが、本日の会議はこれで延会したいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永田起也)
 御異議なしと認めます。したがって、本日はこれで延会することに決定しました。
 なお、会議は明日16日午前10時から本日に引き続き質疑を行いますので、御参集ください。
 本日は、これで延会します。
午後4時54分延会
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