○8番(稲垣達雄)
議長のお許しをいただきましたので、本定例会、最後の一般質問を通告に従いまして、順次お尋ねさせていただきます。
今回私はものづくり広場、まちの科学館設置について3点と、運動場の夜間使用について3点ほど質問させていただきます。
市当局におかれましては簡潔、的確な答弁をお願いいたします。
それでは初めに、子供の教育、自然の環境、科学と技術を取り巻く現状についてお尋ねいたします。
科学技術の発展に伴い、さまざまな生活が高度な技術に支えられる一方で、自然が破壊され、温暖化など気候の変化が起き始め、市街化が進む知立市はそのはざまにあり、残すべき自然や自然とのつながりある長い歴史を、常に市民が理解し、導入すべき科学技術をうまく活用していく知恵を持たなければ、知立市の自然は全て破壊され、先人が築き上げた歴史はやがて忘れ去られることになりかねません。
今日の学校教育の現場では、いじめや学級崩壊、不登校、また理科離れなどの問題が生じ、家庭や地域社会に目を向けても、核家族化や少子高齢化、また、地域の人々の結びつきの希薄化など、元来教育に果たして役割を十分に果たせなくなってきております。
これらの役割は今でも大変大きなものでございますが、地域社会の本来持っている教育力が十分に発揮されません。さまざまな体験や人とのかかわりを通して養われるコミュニケーション能力の低下が大変危惧されております。新しい解決策を考えていかなければなりません。
初めに、こうした状況について教育長としてどのようにお考えでしょうか、お聞かせください。よろしくお願いいたします。
○議長(池田滋彦)
川合教育長。
○教育長(川合基弘)
現在の認識については、質問者と全く同じような考えを持っています。
とにかく、未来に夢や希望が、大人自身が持てないような今社会ではないかなと。それを子供たちは肌で感じている。子供たち自身が未来に対して夢や希望が持てないようなちょっとそんなような社会風潮があるのかな。それから、自然環境がだんだん狭められている。あるいは人間関係が希薄になっていく、そんな社会を子供たちは肌で感じていると思います。
現在の子供たちを取り巻くそういった環境ですね、必ずしもいい方向に向かっているとはちょっと言いがたいかなと感じています。
こういう状況の中で、子供たちの生きる力や希望を育てていくためには、それは我々大人のそういうことを育てるのは我々大人の責務であると自分は考えています。
それをそういった子供たちを育てるのは、学校だけではもちろんできないです。学校でもちろん理科だとか国語、算数、体育、いろんな教科を学ぶわけですけども、それはやっぱり学校ができることは限界があります。
家族が、あるいは地域が、あるいは社会全体がそれぞれ持っている教育的な役割を十分に発揮することによって、そういった子供たちが育てられるのかなというふうに思っています。
これまで以上にそういった地域の教育力など、果たすべき役割は大きいのかなとそんなふうに感じています。
○議長(池田滋彦)
8番 稲垣議員。
○8番(稲垣達雄)
はい、ありがとうございます。そうですね、いろんな問題がここに来て一気に、自然災害、また子供たちの問題、またこのつい終わったばかりの夏休み中にも全国あちこちでいろんな問題が聞かれました。
さて、過日、川合議員の質問にもございました。知立市には知立少年少女発明クラブ、子供たちが自由に発想を生かし、科学技術に対する夢と情熱を育み、創造力豊かな人間形成を図ることを目的とされ、平成19年に設置されました。科学が大好き、また、工作大好きなものづくりに関心のある子供たちを、理科の先生方、また退職された先生方、また地域のいろんな方が協力し合い、指導者の会がしっかりとその彼女、少女、少年たちをサポートされておられます。生涯にわたる学習の基礎を身につける場として、今大きな成果を上げているというふうにお聞きします。
また、当市出身で、照明文化研究会のあかり塾塾長落合勉氏だとか、宇宙航空開発機構、JAXAですね、ここのヒューストン在住員で南中学校出身の水野浩靖さん、また、海洋開発研究機構、ここには金井隆憲さんなど、このように知立市出身で多くの皆さんが世界で大変活躍されておられます。
ちなみに9月4日ですね、金井氏所属する海洋研究開発機構、海洋資源を調査する会社でございます。青森県八戸沖で、地球深部探査船ちきゅうのドリルが海底下2,132.5メートルに達し、海洋科学掘削として、世界新記録を更新した、このように発表されております。
まさに好きこそ上手なれ、好きな子が好きなときに来て、好きなことに取り組み、定期的に科学実験や講座を開催し、子供も大人も科学を楽しむことができ、つくったり試したり情報を共有し合う環境整備と人材の育成が喫緊の課題であると思います。
教育長におかれましてはお考えを、こういった件についてのお考えをお示しください、お願いします。
○議長(池田滋彦)
川合教育長。
○教育長(川合基弘)
知立少年少女発明クラブ、平成19年からの活動が始まっています。それから、この前も紹介しましたことし11月4日に知立市宇宙の学校を開校する、いずれも直接的に教育委員会がかかわっているわけではありませんが、知立の市民のいろんな方が御尽力いただいて、子供たちにそういった科学に触れ合える場、体験できる場、そういうものを用意してくださっている、大変自分としてはありがたいかなということを思います。
それで、今も御紹介いただきましたように、知立市出身で各分野で活躍してみえる方も、実はたくさん見えまして、自分もそういった何人かの方のお話をお聞きしました。非常に刺激的で、興味がわくようなお話をいろいろお伺いしました。
そういった方に、子供たちにそういったお話をしていただいて、そういった経験だとか、あるいは技術だとか知識だとか、あるいは熱い思いなどを子供たちに伝えてくださるようなそんな機会ができれば子供たちもまたちょっと違った面で、科学だとか自然のいろんな現象について興味が持てるのかなということを思います。
そういった知立市の人材だとか、知立市の環境だとかいうことが有機的にこう結びつけて、子供たちのある面、教育に活用できたらいいかなということを思います。
また、そういったこと、そのばらばらでこうやっててもいいんですけども、一つ、拠点のようなものがあって、そこに行くと何か科学のおもしろいことがやれるぞとか、何かおもしろいものが見れるぞとかいうようなこと、発明クラブもそこへ行って何かをやるとか、うちの学校もそこでというようなちょっとまだ曖昧ですけども、そういったような何か子供たちの科学の関心の拠点になるようなものができたらいいなという夢はありますね。
○議長(池田滋彦)
8番 稲垣議員。
○8番(稲垣達雄)
はい、ありがとうございます。先ほど教育長の話の中に、負の方向に、要するに、今はいろんな問題が山積しているという話を聞きました。また、今のお話の中に、指導力を発揮する人材育成、また、生きる力を発揮できる子育て、こんなことが非常に大事だというように受け取りました。
そうした中で、市として、特に力を入れている、そんなようなポイントがありましたら、ちょっと御披瀝ください、よろしくお願いいたします。
○議長(池田滋彦)
川合教育長。
○教育長(川合基弘)
知立市として、特に力を入れていることと言われますと、もう少し具体的にどういう面でということをもう一度。
○議長(池田滋彦)
8番 稲垣議員。
○8番(稲垣達雄)
ここんところ、いろんな町のそういった中に、先ほど紹介されました宇宙の学校とか、また発明クラブ。この発明クラブはそもそも刈谷市でしたかね、愛知県で一番歴史のある発明クラブ、ここには、本当に知立市はたしか定員が30名、幾ら応募しても30人、今は33名ですか、そんな少年少女しか参加できないということで、1年がサイクルということですけど、抽せんに漏れて泣く泣く他市へ、刈谷市へ行ったり、また安城市へ行ったり豊田市へ行ったり、そんなことをよく聞くんですよね。
そういったことで、要するに、また一方では抽せんに外れたからもう諦めるとか、そんな子がこう出てきちゃうんですよね。そういった子たちのことを理科の先生である川合先生は、特に知立市において、これから理科離れっていうことも、また、せんだって新聞で、理科の学力、随分低いっていうことですね。そんなことを見て、今特に、先生の中に、思いというものがあったら、ちょっとそこをお聞きしたくて、お願いいたします。
○議長(池田滋彦)
川合教育長。
○教育長(川合基弘)
まず、やっぱり学校での理科の授業ですね、より楽しく興味のあるものにする。やっぱり教科書と黒板とノートだけの授業では、子供たちも新たな関心を呼び起こすことはなかなか難しい。あるいは、今インターネットなどで簡単に情報などは手に入るわけですけども、やはりそれはある面表面的な情報でしかない。やはり学校での理科の授業が子供たちの直接な観察だとか、直接の体験だとか、あるいはある自然事象を見て不思議だな、調べてみたいなというような提示の仕方だとか、そういった理科の授業の工夫は1つは必要かなということを思います。
それから、先ほどから話題になってます子供たちが学校から離れても、そういったいろんな自然事象を体験ができるような環境が整えばいいなということを思いますが、教育委員会として何をやってるんだと言われると、ちょっと今のところ、そういった学校外の部分で、特に力を入れて進めていることはないですが、そういった活動と一緒に自分もそばにいて、今後ですけども、教育委員会としてさらに何か支援をすることがあれば、子供たちのために進めていきたいなという思いはあります。
○議長(池田滋彦)
8番 稲垣議員。
○8番(稲垣達雄)
はい、ありがとうございます。次に、今、時々いろんな情報の中で耳にする第4の学校、学習環境の必要性についてお尋ねします。
昨年3月に起きた大震災以降、エネルギーの概念を根本から変えなければ生活していくことができない時代へと突入し、人々の持つ知恵を結集する場を持ち、皆で考え、町を変え、暮らしを変えていくことが必要となりました。資源の乏しい我が国は当然のことながら、最先端の技術力で環境に優しいものづくりが要求され、新しい知識、情報、技術があらゆる領域において活動の基本となり、多様な教育ニーズが生まれております。
子供たちの健全な成長は学校教育だけで実現できるものではなく、家庭や地域社会それぞれが役割を担い、機能を発揮し、連携しながら、課題に取り組んでいく学習環境の整備が急務であります。地球環境との共生を考え、多角的、総合的な視点で科学を捉える、そういった場として、知立少年少女発明クラブや、先ほど紹介にありました、この11月4日に八ツ田小学校で開校する宇宙の学校は、まさに子供たちの好奇心を引き出す場として、大いに期待されるところでございます。
こうした取り組みに対して、教育委員会として、また教育としてこうした第4の学校、学習環境の必要性や役割、そして将来像についてお聞かせください。よろしくお願いいたします。
○議長(池田滋彦)
川合教育長。
○教育長(川合基弘)
先ほどからのちょっと繰り返しになりますが、学校の場だけでなく、地域とかいうところで地球環境を学んだり、科学的な能力を育てるということは、本当に必要だと思います。
稲垣議員も頑張ってみえた、猿渡川まつりというのを自分も今回も参加させていただきましたが、その宇宙とか難しい原子力だとか、そういうことではなくても、本当、身近な猿渡川の川にボートに乗って一つ視点を変えて、周りの景色が見える、周りの自然が見える、そういったことの中から、やっぱり子供たちはいろんなことを学ぶと思います。
ほかにも地域でそういった子供たちの関心あるいは環境とか自然に触れるような機会が今後ともふえていくといいなということを思っています。
○議長(池田滋彦)
教育部長。
○教育部長(野村清貴)
私も今教育長がお話しされたとおりで、こういった学校の環境というのは大変必要なことかなと、今、自分の中では思っております。以上です。
○議長(池田滋彦)
8番 稲垣議員。
○8番(稲垣達雄)
ありがとうございました。そうですね、子供たちのたまり場といいますか、そういう物事に熱中する、集中する、そんな遊び場であり、学び場であるような拠点づくり、こういったことについて、一つお尋ねいたします。
いつの時代でも未来の社会を担う子供たちが限りない夢と創造力を持ち、たくましく伸びやかに成長していくため、私たちはその学び場、遊び場に特定の機能を備えたものづくり広場、町の科学館、こんなようなものを設置して、将来を担う子供たちへの贈り物としたいと考えます。財政厳しい昨今です。新たな施設をつくるということではなくて、今ある公共施設、例えばパティオだとか、中央公民館、八橋の文化広場など既存の公共施設を活用して、多面的学習機能、また育成機能、遊び場機能、居場所機能、交流機能を備えたものづくりの拠点としてスタートをしてはどうかと考えます。こうした点について、教育長の考えをお聞かせください。
○議長(池田滋彦)
川合教育長。
○教育長(川合基弘)
既存の施設の利用でもいいので、そういった拠点がぜひ必要ではないかということでありますが、もちろん専用の新たな施設ができて、子供たちの本当に活動のしやすい、そういったものができれば一番環境的にはいいんでしょうけども、せめて、そうでないにしても、何らかの形で子供たちがそういった自然とか科学とか宇宙とかいうことに、自由にというんですかね、興味あるときはこう行って、そこで何かができるというような施設が知立市にできるということは大変夢のある話だなということを思います。
○議長(池田滋彦)
8番 稲垣議員。
○8番(稲垣達雄)
先ほど、ちょっと再確認です。宇宙の学校の開校は11月4日ですか、これ、開校、もう決まっているわけですけど、正直言って、こういった話をなかなか町なかで聞いたことがない、子供たちからも聞いたことがない。これからその宇宙の学校の、例えば応募とか、準備ですよね、そういったものについてちょっとお聞かせください。
○議長(池田滋彦)
川合教育長。
○教育長(川合基弘)
先ほども言いましたように、直接教育委員会が
かかわっているわけではありませんが、自分もそのいろんな打ち合わせの中では参加させていただいたので、知っている範囲でお答えをしたいと思います。
多分、ここに見える中でも、今回この議会での質疑、答弁の中で初めて宇宙の学校が知立市にできるというようなことも耳にされたということも、議員の中でも多いのかなということを思います。まだまだ全く広報をしてないわけで、8月、夏休みの間に、具体的に最終的なその開校に向けての準備をする中で、広報の仕方、知立市役所のあの広報に載せよう、そのための原稿とかチラシづくりをして、子供を通して家庭に配ろう、それ以外にも何らかの形で市民に知らしめていこうということが、今準備をしている段階で、近々にいろんな形で具体的なものが目につくような形になるのかなということを思います。
あと、当日の流れなどについても、この前も話しましたように、的川教授の記念講演会を初め、開校式、そして第1回目の親子でのスクーリングという、それは熱気球を飛ばすということまで具体的に決まっています。
それから、じゃあどういう形でどんな準備をするかと、細かいことも今詰めているところであります。そういうことも含めて、近いうちに子供たちあるいは市民の皆様にその計画、今考えてるプランがお知らせできるのかなと考えています。
○議長(池田滋彦)
8番 稲垣議員。
○8番(稲垣達雄)
もう一つ教えてください。
先ほど申した少年少女発明クラブ、ここの指導者の会の方々が随分この宇宙の学校にもかかわっていくということを聞いております。さっき私が申した町の科学館、こういうような仮称でございますけども、こういったものが、今私の中にある情報の中では、宇宙の学校を初め歴史ある発明クラブですね、また、こういうようなものは、将来的にはこれ、ひとつそのベースの中で、いろんな形でまとめていくという形で考えておられるんですか。その辺、ちょっと教えてください。
○議長(池田滋彦)
川合教育長。
○教育長(川合基弘)
実際にはそれぞれ別の団体と言えるほどじゃない、その集まり、グループの人たちが進めていることなので、将来的にどうなっていくのかっていうのは、その方たちの今後のこと、話し合いとか必要性があれば、そういう方向に行くかと思います。
何回も言って申しわけないです。自分はこの3つの活動とも全てこうかかわってきたものですから、自分としてはそういったものが一体化できると集中的に密度の濃い空間ができて、より子供たちにとっては利用しやすいものになるかなという思いはありますけども、例えば、宇宙の学校というのは、今考えているのは、例えば今回熱気球をつくるんですけども、結構大きなビニールの袋に熱をやって、こう飛ばすわけですけども、これは室内でやるわけですね。そうすると、今回は八ッ田小学校の体育館を使うということなので、十分できる広さがあるんですけども、じゃあ、ほかの一般的なところでそれだけのものがあるかというと、なかなかやっぱり小学校の体育館ならいろいろ、例えば紙飛行機を飛ばすにしてもいろんなことをやるにしても、スペース的には十分かなと思いますけど、じゃあ、発明クラブは、じゃあ体育館でできるかというと、やっぱりいろんな工作をしたりするので、やっぱり体育館では難しいというそんなことがあります。それぞれの活動の特性などもあるので、1つに集約できるかどうかっていうのは、まずそういう思いがそれぞれの団体にあるかどうかっていうことから始まって、可能かどうかということも、まだまだ検討が必要かなというふうに考えます。
○議長(池田滋彦)
8番 稲垣議員。
○8番(稲垣達雄)
はい、わかりました。ありがとうございました。ちょっと角度を変えて質問をさせていただきます。
第5次知立市総合計画の中で、まちづくりの基本目標として、やさしいまち、ろまんを語れるまち、まなびのまち、いきいきとしたまち、このように示されております。自分たちが暮らし、自分たちの子供が育つまちの将来に語り合うまちとあります。また、学びたいという願う人がいつでもどこでも気楽に学べ、さまざまな知識や技術、芸術文化に触れることのできるまち、とあります。こうした観点からもものづくり広場、こういうようなものの必要性は明らかであると考えます。
まちづくりの視点から、企画部長に、これについて見解をお聞かせください。お願いいたします。
○議長(池田滋彦)
企画部長。
○企画部長(清水清久)
今の議員の御質問は総合計画上はどうかと言う御質問だと思います。今、議員おっしゃったのはまちづくりの基本目標の部分をおっしゃいましたけども、まちづくりの具体的な取り組みというところでも、ろまんを語れるまちの実現ということで、子供を豊かに育むまちというのを挙げておりまして、子供たちが地域社会の中で過ごせる場所づくり、あるいはまなびのまちの実現の中で、思いやりの心を育むまちとして、世代、地域を超えた交流機会をつくるということもうたっております。
今回、議員がおっしゃっておられることは、総合計画上、進めるべき方向とはずれてはいないというか、同じ方向性だとは思っております。
○議長(池田滋彦)
8番 稲垣議員。
○8番(稲垣達雄)
はい、ありがとうございました。この地方は、大変ものづくりの盛んな地域で、新しい試みとしまして、知立市にふさわしい産学協同のものづくり広場、まちの科学館を設置し、好奇心や探求心旺盛な幼児期や小学校の低学年から学び、遊ぶ機会、また場を創出し、創造力豊かな子供たちが数多く育つまちの科学館の設置を提案させていただきます。
この質問を最後に、教育長と市長に御所見を伺いまして、この質問を閉じさせていただきます。
○議長(池田滋彦)
川合教育長。
○教育長(川合基弘)
まちの科学館でありますけども、科学館といっても単なる展示スペースではないと。子供たちが実際に体験したり、いろんなことが操作ができるようなそういった活動の場というですかね、いうことを考えて、今進んでいるというふうに認識しています。
科学への興味だけではなくて、やっぱり自然とか環境とかエコとかいうことを考えたり、体験できる、確かめたりできる、そういうスペースでありたいなということも、一番中心になって考えている方が見えるんですけども、そういったことですね、そういうことも大事にしていきたいという方向性であります。
それから、さっきもちょっとお話が出ましたが、少年少女の発明クラブ、あるいは宇宙の学校など、子供たちの科学的な興味を持つといったそういった活動が、一つに拠点的な役割が果たせるようなまちの科学館がもしできるとすれば、さらに魅力が増すのかなということを感じています。何かこう、子供たちがわくわくして、親子ともどもそこに行ってみたくなるようなそんなまちの科学館ができるといいなと思っています。
それで、今準備をしてみえる方たちは、これは市民、そういった気持ちのある市民、それから大学、それから企業、それから各種団体ですね。例えばライオンズクラブとかいろいろ、商工会とかいろいろあるでしょうけど、そういうとこの協力も得ながら、あるいは全国の科学館だとか全国の博物館との連携も構築をしながら、知立市の身の丈に合ったまちの科学館がつくりたいなということでやっていただいてますので、本当に自分も一緒になって応援をしていきたいなというふうに考えています。以上です。
○議長(池田滋彦)
林市長。
○市長(林 郁夫)
まちの科学館ということであります。今教育長の語られたことについて、本当に私も非常に楽しみだなっていうふうに思わさせていただいております。教育長が、また教育委員会の進め方、進めることについて、やはり市としてもできる限りのバックアップをさせていただきたいというふうに思っております。
○議長(池田滋彦)
8番 稲垣議員。
○8番(稲垣達雄)
それでは次に、運動場の夜間使用についてお尋ねします。
この件は昨日、高橋議員からしっかりと質問されましたので、ほとんど重複しますので、簡潔に二、三点ほどお尋ねさせていただきます。
昨日の部長答弁では、使用期間の延長、すなわち通年使用と、また点灯時間の延長について、南中学校と竜北中学校双方の地域住民の理解が得られれば、12月議会に条例案を提出し、1月から新しい条例に基づき、利用が可能となるというようなお話でございますが、部長、この辺、お間違いございませんか、ちょっと教えてください。
○議長(池田滋彦)
教育部長。
○教育部長(野村清貴)
昨日の一般質問の中で、確かにそのようにお答えをさせていただきました。この通年使用につきましては、私も大変前向きに考えております。昨日も申し上げましたが、やはり地元住民の理解、これが大事ですので、ここをまず押さえまして、ただなかなか、例えばですけども、南中の住民の理解が得られて、例えば竜北はまだだとなった場合でも、昨年度、刈谷市がやられたような形で、試行的にやることも可能かなと思いますので、とにかく前向きに早い時期にやります。できれば、12月議会に条例案の一部改正を出して、1月から施行ということは今も変わっておりません。以上です。
○議長(池田滋彦)
8番 稲垣議員。
○8番(稲垣達雄)
双方の学校でなくて、1校でも地元の調整がつけば実行していくということでお願いしたいと思います。ありがとうございました。
次に、この件、サッカークラブの指導員の方からも同じ通年使用、点灯時間の延長等々、問われております。早急に関係する区長を通じて地元説明会を開き、理解を求めていただきたいと思います。
そこでですが、この準備ですよね。こういったものというのは、すぐさまできるんでしょうか。また、過去にこういった住民とのナイターの設備、竜北、また南中、この辺の住民との協議とかこういった意見交換会などはとったことはあるんでしょうか。その辺、ちょっとお聞かせください。
○議長(池田滋彦)
教育部長。
○教育部長(野村清貴)
まず、当然この当初、ナイター設備を設置するときには、地元の方との調整でお話し合いはあったと思います。以後、それ以後は特に住民の方との打ち合わせは持っておりません。
あと、この説明会でございますが、先ほど議員が言われたとおり、まず区長のほうに話をして進めていこうとは思っておりますが、これがとにかく早急にはやりますけども、今ここでいつっていうことはちょっと言えませんので、とにかく早急に動いてまいります。以上です。
○議長(池田滋彦)
8番 稲垣議員。
○8番(稲垣達雄)
はい、ありがとうございます。サッカー、1年中活動する、多分このナイターの設備は、当時は多分野球とソフトボール以外は余り利用がなかったのかなと。現在、このナイター利用する競技種目っていうのは幾つぐらいあるんでしょうか。ちょっとその辺、教えてください。
○議長(池田滋彦)
教育部長。
○教育部長(野村清貴)
現在は、やはり軟式野球、ソフトボール、サッカー、これが3つが主でございまして、あとはほとんどないでございます。以上です。
○議長(池田滋彦)
8番 稲垣議員。
○8番(稲垣達雄)
それと、昨日の答弁の中に、この平成21年から利用がどんどん減って、これは企業が利用しなくなったからだということでございますけど、このせっかくのこのナイター施設をもう少し幅広く市民に利用していただくっていうようなこともどうなのかなというふうに考えます。
例えば、行政のほうから、ナイターいろんな、たしか平成21年は60回ぐらい、それからこの利用がたしか昨年29回でしたかね、そういうふうに、激減しているわけですよね。何かその、まだ市民の方でこのナイターが運動場が使えるよっていうことを知らない人もたくさんいるのかなというふうに思います。そういったことで、こういったPRなどは考えておられるんですか、どうなんですか、ちょっとお聞かせください。
○議長(池田滋彦)
教育部長。
○教育部長(野村清貴)
このナイター施設についてのPRということでございますが、まだちょっとそこまでは考えておりませんでしたが、やはりこの使用者が減ったということで、せっかくある施設でございますので、できれば有効にたくさん使っていただきたいということで、今後PRのほうも努めてまいりたいと思っております。以上です。
○議長(池田滋彦)
8番 稲垣議員。
○8番(稲垣達雄)
ありがとうございました。
次に、さきの議会で明石議員の質問に、南中学校のナイター照明は大変暗いという質問があったと思います。その後、改善されたのでしょうか、ちょっとお聞かせください。
○議長(池田滋彦)
教育部長。
○教育部長(野村清貴)
その件につきましては、竜北中学校のナイター設備でございますが、まず、照度をはかりまして、そのはかった結果でもって、ランプの向きを、そのいいところに変えました。ただ、それで今使用はしていただいておるわけですが、まだ完全に今の段階で照度が十分ということではないのかなと思っておりますが、それ以上になりますと、かなり大きな工事になりますので、それはまた今後の検討課題だと考えております。以上です。
○議長(池田滋彦)
8番 稲垣議員。
○8番(稲垣達雄)
で、現在使用してみえる、利用してみえる方々からの、暗いぞという声などは届いていないということですか。
例えば、これ、明るさが足らないということは、けが、事故、これにつながるのかなということも思います。そういったことについてはどのように考えてみえるのか、ちょっと教えてください。
○議長(池田滋彦)
教育部長。
○教育部長(野村清貴)
その後は、私のところには暗いだということの話はまだ聞いてはおりません。ただ、暗くても言ってみえない方があるのかもしれませんが、まだ私はちょっと聞いておりません。以上です。
○議長(池田滋彦)
8番 稲垣議員。
○8番(稲垣達雄)
ちょっと、この使用料についてちょっと教えてください。たしか、3,100幾らということを聞いてるんですよ。これは1時間でしたかね、ちょっとこの辺、料金体系ちょっと教えてください。
○議長(池田滋彦)
しばらく休憩します。
午後4時40分休憩
―――――――――――――――
午後4時40分再開
○議長(池田滋彦)
休憩前に引き続き、会議を開きます。
教育部長。
○教育部長(野村清貴)
まず、使用料でございますが、最初の1時間が3,260円、以後30分ごとに1,620円とこのようになっております。以上です。
○議長(池田滋彦)
8番 稲垣議員。
○8番(稲垣達雄)
はい、ありがとうございました。今の質問ですね、実は問い合わせがあって、学校のナイターの設備の利用、例えばこれ、3,000円、4,000円という料金になると、少人数の競技グループは料金のことがあって、なかなか使いにくいよねっていうことを聞いたもんですから、今、確認しました。
ありがとうございました。
これはまた改めて部長のとこに相談します。
次に、さきの6月議会で、体育館や運動場の照明ランプを省エネ無電極ランプ、LVD、またLEDに交換すべきと提案させていただきました。その後検討されたのか、進捗状況についてお尋ねします。教育部長、よろしくお願いいたします。
○議長(池田滋彦)
教育部長。
○教育部長(野村清貴)
体育館のLVD化につきましては、6月議会で御質問いただきました。また、そのときの答弁もしたと思うんですが、まだなかなかこのLVDについて、メジャーじゃないもんですから、今言ったLVDも含めLEDも含め、現在も検討中ということでございます。以上です。
○議長(池田滋彦)
8番 稲垣議員。
○8番(稲垣達雄)
検討中、いつまで検討しておってもやっぱり試行しないとデータ出ないもんですから、ぜひ早急に検討いただき、試行していただきたいというふうに思います。
以上をもって私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(池田滋彦)
これで8番 稲垣議員の一般質問を終わり、一般質問の終了とします。
―――――――――――――――
○議長(池田滋彦)
以上で本日の日程は全部終了しました。
本日はこれで散会します。
午後4時42分散会
―――――――――――――――