○市長(林 郁夫)
それでは、ただいま議題となりました議案について提案理由の説明を申し上げます。
議案第47号 平成25年度知立市一般会計補正予算(第3号)につきましては、歳入支出をそれぞれ285万円を増額し、総額を214億8,628万2,000円とするものであります。これは、妊婦などが風疹に罹患することを防ぎ、先天性風疹症候群の発生防止を図るため、風疹ワクチンの接種費用の一部を助成することとし、その費用を計上するものでございます。
以上、御説明申しましたが、どうかよろしく御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げまして提案理由の説明とさせていただきます。
〔市長 林 郁夫降壇〕
○議長(池田滋彦)
これで提案理由の説明を終わります。
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○議長(池田滋彦)
これより議案第47号に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
5番 田中健議員。
○5番(田中 健)
それでは、追加補正285万円について質疑をさせていただきます。
今回の補正予算にあわせまして、実施要綱のほうも資料として提出いただきました。この実施要綱は議決事件ではございませんが、今回の285万円の中身が詳しく記載されておりますので、あわせてこの内容についても質問してまいりたいと思います。
この風疹に関しましては、最近報道等でも多く報道されておりまして、ことしに入ってから爆発的にふえていると。最新のデータで6月2日現在でことしに入ってから既に9,408人、昨年1年間の既に4倍を超える人が罹患しているという報道がされております。
風疹に関しては、御案内のとおり今まで子供の病気と思われるところがありましたが、最近では大人が多く発症しており、中でも20代から40代の男性に非常に発症がふえていると。そして、この病気の問題の部分は、今、市長のほうからもお話がありました胎児の先天性風疹症候群、これは20週までの妊婦が感染した場合、その胎児に、目、耳、心臓などに重い障がいが残る可能性があるということで、その確率も1週だと50%を超える確率でそういう障がいが残るというデータも出ております。
この風疹について、少し今問題になってきているのが、あからさまにされていますが、年代によってワクチンの接種、かなり状況が変わってきている流れがあります。これは何回見てもなかなか難しくて、調べると51歳以上と34歳以上と25歳以上と23歳以上で、もうその年その年でかなり接種の状況が変わってきております。
特に34歳から51歳、これ、1979年の4月2日生まれから1964年の4月2日生まれまでの間というのは、女性に関しては集団で接種を1回していたんですが、男性はしていないと。25歳から34歳までの間というのは、中学で接種が勧められていたんですが、これはあくまでも個別接種ということで、受けている人、受けていない人がいると。そして、平成23歳から25歳までも幼児期に接種が勧められていますが、これも個別接種で、しかも1回ということで多くの人が受けている、受けていないの部分でその差があるという段階で、特に今、先ほどお話させていただきました20代、30代、40代の男性が受けてない人が結構いるということで、ここで問題になるのが妊娠中の女性、特に夫ということになりますが、免疫というか、抗体を持ってないことで、身近にいる人が感染すると妊婦が感染しやすいということが問題になっております。
これに関して多くの問題があがりまして、今、ワクチン接種、各自治体のほうで推進するという流れがありまして、愛知県のほうも6月1日促進事業を実施するということで各自治体のほうに案内を出しております。
ここで少し確認なんですが、まず、愛知県のほうで現在、罹患に関しての情報として、1月1日から5月15日までの間に128人が風疹にかかったという報告がありますが、知立市に関して、この風疹に関して、昨年、そしてことし1月1日からわかる範囲で、どの程度風疹の罹患者がいるかお示しください。
○議長(池田滋彦)
保険健康部長。
○保険健康部長(加藤 初)
風疹の罹患者ということでございますが、愛知県の状況を申し上げますと、6月12日現在の数字はわかっております。6月12日現在で194人、昨年が1年間で98人でございました。
知立市の場合はというお尋ねでございますが、ちょっと知立市の保健センターのほうには届け出がございませんので、衣浦東部保健所のほうに確認をいたしました。それで衣浦東部保健所のほうでは、ことしの1月から現在までで5件ということでございましたが、これが知立市のものなのか、管内かはちょっと把握ができてないという状況でございますが、衣浦東部の関係で5件、昨年度については申し上げられません。ちょっと把握ができておりません。よろしくお願いします。
○議長(池田滋彦)
5番 田中健議員。
○5番(田中 健)
わからない数字に関しては、また後ほど委員会のほうで報告いただければと思います。
衣東で5人ということで、比較的報道等を見ていても非常に今、都市部で爆発的に感染者がふえているという部分でいくと、県の194人に対して5人というのは比較的まだ少ない安全なエリアなのかなというのはありますが、とにかくこれは感染力が非常に強く、これから知立市のほうでもふえていく可能性は十分にあります。
それに対しての予防ということで、今回予算計上285万円していただきました。その中で、要綱なんですが、今回資料として提出いただきました。この中で、550人という数字が出ております。この積算根拠として2枚目の頭に、なぜこの550人という数字を出したかという根拠出されております。算出根拠としては758人というのが、今年度妊娠を予定している、または希望している数というのが昨年の出生数より引っ張ってきた758人に同じく夫もしくはそれに類するものということで758人にBで掛けてある未接種者もしくは接種不明者が6割掛ける3ワクチン、基金事業のやりますよといっても6割ぐらいの方が受けているというのを掛けて550人という数字を出しましたよというのがあるんですが、この数字というのは知立市独自で生み出した計算式なのか、それとも国や県からこういう計算でやりなさいという指示があったのかお聞かせください。
○議長(池田滋彦)
保険健康部長。
○保険健康部長(加藤 初)
この式でございますが、これは国の指示ではございません。県が予算を提出するときに算定した基礎をもとにして参考にさせていただいて出したものでございます。
○議長(池田滋彦)
5番 田中健議員。
○5番(田中 健)
県が出した。今回、県のほうの予算で見ると、知立市と同じく6月1日から来年の3月31日までの間で1億2,600万円の予算を組んでおります。それを2,500円で割ると5万400人という数字になるんですが、この中の550人という数字を知立市のほうから予算としてあげているということになります。
一つ気になるのが、まずこの550人という数字に関しては、現時点で予算を組んでいる数字ですが、この話は後にしましょう。まず、この要綱の中に出されている中で、Cの下に書いてある、ちょっと気になるんですが、うち、20人を非課税世帯、または生活保護世帯に属する人と見込むという形になっていますが、この550人のうち、20人と見込んだ根拠、約550人のうち20人のとき4%ぐらいですが、この4%ぐらいの20人というのはどういう根拠でつくり出したのか教えてください。
○議長(池田滋彦)
保険健康部長。
○保険健康部長(加藤 初)
はっきりとした数式というのはございませんが、今までいろいろワクチンの接種、助成事業等をやってきた中で、このぐらいの数だろうということで見込んでおります。
○議長(池田滋彦)
5番 田中健議員。
○5番(田中 健)
皆さんの長年の経験の中からということですが、これ、530人の5,000円と20人の1万円、一般は5,000円の補助で全額助成の対象は1万円が上限ということで補助になっていた割合で265万円と20万円で285万円ですが、割合が変わってくればもちろん額が変わってくるという話になってきます。
この4%に何かしら20代、30代、40代ぐらいの人たちが今回でいくと対象になるかと思いますけれども、4%ぐらいもそういう対象の方がいるのかなという形ではあったんですが、そうではないという経験値から生み出した数字だということがわかりました。
それと、もう一つ積算の歳入のほうなんですが、県の補助として530人掛ける2,500円の132万5,000円というものが歳入としてあがっております。ここに530人というのは知立市が計上している550人から20人少ないんですが、今度この20人というのは既に妊娠している女性の夫20人を見込み県補助から除外していると。この中身についてお聞かせください。
○議長(池田滋彦)
保険健康部長。
○保険健康部長(加藤 初)
県の補助金からこの20人を除外しているということでございますが、県の補助の対象というのが要綱の(1)妊娠を予定し、または希望している女性及びその夫ということになっております。知立市の場合は、その妊娠している女性の夫を加えておりますので、その分だけ補助金が減るという形になっております。
この根拠ですけども、特にございませんが、大体このぐらいの数を見込んでということでございます。申しわけございません。
○議長(池田滋彦)
5番 田中健議員。
○5番(田中 健)
もちろん、これから子供がほしいと思う若い夫婦もいると思いますが、今、妊娠していて、特にこれだけ報道しておりますので、そういう意味では、今既に妊娠がわかっている。あなた、急いで受けてきなさいって、もう少しいるんではないかなって気がします。そうすると、この歳出のほうで550人は決まっておりますので、その中で思いのほか、既に妊娠している女性の夫が100人来れば県の補助がその分減るという考え方でよろしいでしょうか。
○議長(池田滋彦)
保険健康部長。
○保険健康部長(加藤 初)
全体で550人ということで予算を提出させていただいておりますが、全体の数字が伸びてきた場合には、またそのときに考えさせていただかないといけない部分がありますが、追加の補正とかそういうことも視野に入れていきたいと思っております。
○議長(池田滋彦)
5番 田中健議員。
○5番(田中 健)
少し後の答弁もいただきましたが、今回このワクチンの助成に関しましては、例えば人数をどれぐらい見込むのかとか、補助の額をどれぐらいにするのかとか、どういった条件で補助するのかとか、各自治体によってかなりばらつきがあります。知立市に関しては、今回県が出したものにプラス加えて、県は既に妊娠している女性の夫は対象としておりませんが、既に妊娠している女性の夫も対象としたということで、少し拡大した形での補助になっているという部分では前進しているんではないかなと思いますが、例えば近隣市の状況、この碧海5市でも衣東でもいいんですが、近隣5市でこの助成、補助というのはどういう人数、額、条件等もしわかっていたらお聞かせください。
○議長(池田滋彦)
保険健康部長。
○保険健康部長(加藤 初)
予算の額等はちょっとわかっておりませんので、対象者の考え方ですとかそういうことで御容赦願いたいと思います。
西三河ということでお願いします。岡崎市は愛知県に準ずる形でいく予定ということでございます。碧南市も今聞いてる現在では、愛知県に準ずる形。刈谷市は知立市と同様でございます。補助額も知立市と同様でございます。豊田市は愛知県に準ずる形ということでございますが、補助額が麻疹風疹のワクチン、いわゆるMRのワクチンだと5,000円まで、風疹単独ワクチンだと3,000円までというような形になるということでございます。安城市も対象者は愛知県の対象者と妊婦の夫、これは知立市と同じでございます。西尾市も愛知県の対象者と妊婦の夫。高浜市も愛知県の対象者、妊婦の夫ということでございます。
○議長(池田滋彦)
5番 田中健議員。
○5番(田中 健)
これ、できれば表にして委員会で出していただけますか。子育て支援を訴えている知立市としては、県よりも少し拡大した形でという話になっておりますが、今後またこれもいろんな状況の中で変わっていく可能性もあります。
報道なんかでは、やはりここら辺でいくと名古屋市の助成が大々的に報道等でもされておりまして、報道では名古屋市に関しては全額助成してますという報道がされて、それに対して知立市が半額という実態なので、市民の若いお母さんからは、知立市せこいわねという話もありました。
ただ、実態言うと、名古屋市の場合は約1万円の全額助成ですが、条件がありまして、抗体を持っていないことが確認されている人に関して助成が1万円つくということなんですが、実は、これは検査を受けないと評価してもらえません。この抗体検査をするのに5,000円ぐらいお金がかかってしまうということでいくと、結果で見ると知立市の5,000円の助成とニアイコールなんですね。
ただ、さすが河村市長というか、戦略はうまいというか、そういうところはあるのかと思うんですが、結果的には一緒だということでは今回の知立市のサービスに関しては県よりも一歩踏み込んだという部分では評価できるのかなと思います。
この中で、一つ気になるのが、条件の中の、既に風疹にかかった人は対象外という書き方がしてあります。これは一番裏面のところの大人の風疹予防接種費用の一部助成を始めますと書いてある中の対象者の中の2段目、既に風疹にかかった人は対象となりませんというふうに書かれているんですが、抗体を持っている人は対象はしませんよと、もう抗体があるんだからいいですよというのがあるんです。これに関して、既に風疹にかかった人というのは、さっきの例えば名古屋市のように、抗体を持っているということをまず確認してくださいという意味なのか、それとも私の記憶の中でかかった記憶がないということでいいのか、そこをちょっとお聞かせください。
○議長(池田滋彦)
保険健康部長。
○保険健康部長(加藤 初)
対象者ということで風疹にかかったことのある人は除くということでお願いしておりますが、これは、先ほど言われましたように、名古屋市の場合は抗体検査ということでございますが、知立市の場合につきましては、先ほど議員が言われましたように、記憶ということで申し出ということでよいというふうに判断しております。
県のほうの補助のほうもそれでいいということでございます。抗体検査は特に必要ないと。市町村の判断にということでございます。
○議長(池田滋彦)
5番 田中健議員。
○5番(田中 健)
ありがとうございます。
これで、もし抗体検査必要だったら5,000円がそこでチャラになってしまいますので心配だったんですが、記憶の中でいいということですので、よりハードルが下がったのかなと思います。
ちなみに、このつけていただいたものというのは、一般市民向けに配付するリーフみたいなものなんでしょうか。これ、どういうものなのかお聞かせください。
○議長(池田滋彦)
保険健康部長。
○保険健康部長(加藤 初)
大人の風疹の予防接種の費用の一部助成を始めますという4ページの部分でございますが、これは市民の方に配る予定のものでございます。
それと、先ほどの資料の件でございますが、先ほどお答えしたことをまとめた範囲でよろしいでしょうか。ということで、各市町村まだ決まってない部分もありますので、わかってる範囲ということでよろしくお願いします。
○議長(池田滋彦)
5番 田中健議員。
○5番(田中 健)
もちろん、これは案内の資料ですので、これはこれで一つ完結されているんですが、先ほどお話した部分があって、実は風疹のワクチン予防接種というのは、各年代でものすごくそのときのサービスに差があって、自分が対象になるかどうかという部分がわかりにくい。報道等でされていても私も見てても最初よくわからなかったんですが、何歳の人はこういう危険がありますよ、何歳の人は過去、大体例えば23歳から25歳の人というのは幼児の時期に男女とも個別に1回受けている。実は1回受けていても抗体がちゃんとついてるかどうか保証がないらしいんですね。なので、今は幼児期に2回受けることを勧めているという形になっています。なので、もう少し対象のことについて、よく報道されてるように表があります。男性だったら何歳の人は受けてないんですよとか、何歳の人はこういう条件だったんですよみたいな表がもうちょっとついていると、自分は実は対象なのかなとか、これは受けたほうがいいのかなということがわかりやすいと思うので、何かそういう資料、表も加えた形でつくっていただくといいんではないかなと思います。
私自身も全く抗体を持ってないというか、ワクチンを受けてない。対象年齢、私、昭和41年生まれなんですが、過去に自分自身が風疹にかかったかどうかも記憶がなくて、母に聞いたら、昔、高熱出したから、かかったんじゃないっていう。でもそれはほんとに風疹かどうかもわからないんですね。そういった部分では、しっかりとした表をつけていただけるといいのかなと思います。
その中で、先ほど保険健康部長も答弁がありました。単独と麻疹混合2種類あるということなんですが、値段とか異なってくるんですが、今、保険健康部長が把握している範囲で、例えば知立市内でワクチン接種を受けるのに単独だと幾らぐらい、麻疹と風疹の混合MRだと幾らぐらいというのを想定されているか、ちょっとお聞かせください。
○議長(池田滋彦)
保険健康部長。
○保険健康部長(加藤 初)
ワクチンの接種費用ということでございます。ちょっとはっきりとした数字は申し上げられませんが、MR2種ですと1万1,000円から1万2,000円ぐらいかなと。単独ですと七、八千円ぐらいかなというふうに考えております。
○議長(池田滋彦)
5番 田中健議員。
○5番(田中 健)
これ、病院によって値段が、価格決定は病院が自由にできるところがあるみたいですので、一概にここで幾らと言ってしまうと営業妨害になるかもしれないんですが、いろいろ医療関係者に聞いてみると、単独のワクチンというのは量が少ないらしいんですね。もともと生産量が少なくて、主に産婦人科のほうに優先的に回ってしまうので一般病院にはほとんどないという部分では、一般の病院で受けれるワクチンというのは麻疹風疹の、いわゆるMR混合ワクチンなんだよという部分でいくと約1万円から1万1,000円ぐらいかかってしまうということだそうです。
これは担当部局のほうでそういうアクションが起こせるのかどうかわからないんですが、実際に今のワクチンの知立市内にある病院ですね、そういったところで、例えば単独は余りないんだよとか、そういう情報というのはありますか。
○議長(池田滋彦)
保険健康部長。
○保険健康部長(加藤 初)
申しわけありません。そのワクチンの在庫状況状況ということは個別には把握しておりませんが、話として、単独ワクチンのほうは少ないと。ほとんどがMRではないかなというふうには聞いております。
○議長(池田滋彦)
5番 田中健議員。
○5番(田中 健)
実際これは業界の話で、市がどうこうできる話ではないんですが、状況としてはそういうことも認識しておくといいのかなと思いますが、実際単独を探してもなかなかないというのが現実だそうで、実際には麻疹風疹が1万円強かかってしまう中で、5,000円は自治体のほうで補助しますよというアクションです。
もともとこれの目的というのはワクチンを打つことが目的ではなくて風疹そのものの拡大の流行を抑えるとか、その症候群の発生を防止するということが目的なので、一人でも多くの方に早く受けていただくことが非常に大事ではないかなと思いますが、この550人を来年の3月までを設定されておりますが、思いのほか宣伝効果が高く、早期にクリアしてしまった場合、これについて、もし早期クリアした場合というのは何か自策を考えていらっしゃるのでしょうか。これ、浄化槽のときでちょっと痛い思いをしていますので、そういった部分では早期クリアした場合の追加補正等、もしお考えがあればお聞かせください。
○議長(池田滋彦)
保険健康部長。
○保険健康部長(加藤 初)
対象者が接種者がたくさんふえたということになりましたら、先ほども申しましたけども、補正予算、追加予算ということも考えたいと考えております。
○議長(池田滋彦)
5番 田中健議員。
○5番(田中 健)
ただ、これは市単独で決めれることではなくて、さっき言った5万400人という県の予算の枠も決まっていることなんですが、それは大丈夫なんでしょうか。
○議長(池田滋彦)
保険健康部長。
○保険健康部長(加藤 初)
県の予算との関係もございますが、そこの県の予算の状況はちょっと確認しておりませんけども、担当としましては、今年度につきましては補助金がつかなくてもやっていきたいなというふうには考えておりますが、これはちょっと財政当局との折衝ということになると思いますが、よろしくお願いします。
○議長(池田滋彦)
5番 田中健議員。
○5番(田中 健)
そういう話ですが、ちょっと私の所管になってしまう部長の答弁なんですが、今の関連ですので、どうなんでしょう。これは県の2,500円の補助金が1世帯当たりに出て、それが前提で成り立っている事業なんですけども、550人を早期にクリアしてしまって、まだ受けたいという人が市内にたくさんいると。ところが、県のほうに問い合わせたら、既に県のほうでは5万400人の1億2,600万円も使い切ってしまっているので出ないよという話になったときに、市単独でも進めていこうという気概があるかどうかお聞かせください。
○議長(池田滋彦)
企画部長。
○企画部長(清水清久)
県の配分自体が確定しておるのかどうかはちょっとわかりませんけども、不確定な要素じゃないのかなと私、思いますけども、わからない部分ですので、ちょっとすみません。
○議長(池田滋彦)
5番 田中健議員。
○5番(田中 健)
意気込みだけでも聞かせてもらえばよかったなと思うんですが、もちろんこれは保険健康部長、県のほうに確認してみてください。もう既に配分が終わってしまっているのか、県のほうでももし自治体のほうから要請があれば追加、そういったものがかけれるのかどうか、そういったことも含めていかがでしょう。
○議長(池田滋彦)
保険健康部長。
○保険健康部長(加藤 初)
予算の額の配分ということではございません。今現在、実績に応じて請求していくという形になっていくと思います。それは県のほうが1億2,600万円ということでございます。そこの中で、県が予算の中で配分してくるという可能性はなきにしもあらずですけども、実績に応じて補助金をいただけるというふうに考えております。
○議長(池田滋彦)
5番 田中健議員。
○5番(田中 健)
であれば、早く市民の方に宣伝をして、早く受けていただく、取り合いということですので、早い者勝ちということであれば宣伝を積極的に進めていく必要があるのかなと思うんですが、今度、逆に反面、この接種の推進が思いのほか全然進んでいかないということも想定できます。その場合というのは、これまでもよくありますが、広報が足りない、そういったこともよく言われます。これについての広報の方法どのようにお考えかお聞かせください。
○議長(池田滋彦)
保険健康部長。
○保険健康部長(加藤 初)
現在の予定でございます。広報ちりゅうの掲載予定は7月1日号に載せる予定でございます。
それと、現在予算の審議をしていただいておりますので、ホームページでは予定ですと、始めますという形では載せられないなというふうに感じておりますので、予防接種の助成を予定しておりますというような形で具体的な内容は詳細については、また決定次第お知らせしますというような形でお願いしたいなというふうに思っておりますし、電話の問い合わせ等も結構ありますので、その時点では一応予定しておりますというふうな形、あと、窓口で予定はしていますというようなパンフレット等も置いていきたいなというふうには考えております。
○議長(池田滋彦)
5番 田中健議員。
○5番(田中 健)
もちろん、保健センターなんかにはその対象となるお母さんとかがよく足を運んでいると思いますので、そういったところでのパンフレット頒布ももちろんそうですが、あと、窓口に婚姻届を提出されてきた方なんかには、ちょっと踏み込みすぎなのかもしれないですが、もしかしたら予定があるかもしれませんので、こういったサービスも知立市ではしておりますよという形で、大きなお世話になるといけないですが、案内をするようなこともしていただければと思いますが、実は、もう一点、推進が伸びない可能性があると今、危惧されている部分が、対象とされている年齢というのが、まさに働き盛りで、今回は夫も対象にしております。基本的に平日ワクチン接種という話があったときに仕事を休まなければいけないとか、最近はお母さん、女性のほうも働いている女性が非常に多いですから、そういった部分では平日のワクチン接種が非常に難しいんではないかというところで伸びないのではないかと危惧している埼玉県のある自治体が、市の医師会の協力を得て、無料の集団接種を行うという企画をしているそうです。これぐらい自治体が踏み込んでなくそうという形でアクションを起こしているんですが、こういった今すぐやってくれということではないですが、しばらくちょっと様子を見て、もし動きが悪いようであれば、これぐらい市が踏み込んで集団接種、そういったものを進めてみてはいかがかと思いますが、いかがでしょう。
○議長(池田滋彦)
保険健康部長。
○保険健康部長(加藤 初)
集団接種を進めたらどうかというような御提案だと思います。現時点では、そのようなことは考えておりませんが、接種の状況、申請状況を見ながら考えたいと思っております。
○議長(池田滋彦)
5番 田中健議員。
○5番(田中 健)
ありがとうございます。
これも一つの例ということでありますので、状況を見ながらということですが、先ほどお話ししたように、目的自身は私も含めてそうなんですが、風疹をとにかく流行させない、拡大させない。それから、それが妊婦に感染しないように周りが配慮していく、そういう部分が大変重要になってきますが、まだまだこれに関しては、市民も広く知られていない部分が非常に多分にあります。情報格差というのがやはりかなりあるようでして、まさに対象年齢なんですが他人事のように考えてる方もみえますので、積極的な広報と接種の推進のほうを御協力いただければと思います。
最後に、市長に意気込みを聞いて。お願いします。
○議長(池田滋彦)
林市長。
○市長(林 郁夫)
今、田中健議員おっしゃられましたように、予算はつけさせていただきましても実際に接種していただかなければ何もならないわけでありまして、できる限りの広報に努めていきたいと。
私も医師会の皆様方とお会いする機会がたびたびあるんですけど、そのたびに医師会のほうにも御協力とかPR等させていただく、そんな所存でございます。
○議長(池田滋彦)
ほかに質疑はありませんか。
21番 中島議員。
○21番(中島牧子)
前々回の議会運営委員会のときに要綱案をいただきました。その節には、6月1日から施行するという内容を示されておりました。正式に出されたのが6月27日施行というふうに変わったわけですね。1日に施行して、さかのぼって補助金は支給するんだと、こういう説明は前回はあったわけですが、この変わった理由というのは何ですか。
○議長(池田滋彦)
保険健康部長。
○保険健康部長(加藤 初)
要綱の第3条の中に、対象予防接種の事業の対象となる予防接種は平成25年6月1日から平成26年3月31日までの間に接種したものとするという形になっております。
6月27日というのは、議会の最終日の次の日ぐらいだったと思いますが、それを受けてということで、さかのぼって対象とするということには変わりはありません。
○議長(池田滋彦)
21番 中島議員。
○21番(中島牧子)
要綱をそこの部分を変えたということですよね。変えたという具体的な説明はなかったということで、私はちょっとこの要綱そのものが出されたことに今、疑問を感じたわけですね。さかのぼり施行という点では、そこで担保されてるから施行日は27日だと、こういうことということでいいわけですね。
もう一つ、対象者について基本的なところを伺っておきます。
対象者で1と2と括弧でつけられておりますけれども、それは接種をするときに、結婚していてというようなみずからの証明をするものというものは何か要るんでしょうか。
○議長(池田滋彦)
保険健康部長。
○保険健康部長(加藤 初)
証明するものということでございますが、住所、氏名、同居の有無ということ等で確認する、証明するものというものですが、申し出ということでいいと。あとは私のほうで確認させていただくということでお願いしたいと思います。
○議長(池田滋彦)
21番 中島議員。
○21番(中島牧子)
幅広く接種していいよという姿勢で言ってみえるのか、要綱としてはその辺が一応明記されるべきではないかというふうに思うんですね。妊娠を予定し、希望している女性及び夫、これは婚姻関係にあるものがこれで、もう一つは、婚姻関係がなくてもということもありますよね。妊娠している女性の夫、これは母子手帳か何か持って行けばすぐわかるというか、あるかもしれませんけども、その辺がちょっと不明確すぎないかなと。誰でもどうぞと。この年齢の女性と男性なら誰でもいいですよということでいうならばいいですが、550人という数字はそういうものではないなというふうに思うので、その辺はもう少し明らかにしといてもらわないといけない。今ちょっと明確にならないなら委員会でまたやってください。よろしくお願いします。どうですか。
○議長(池田滋彦)
保険健康部長。
○保険健康部長(加藤 初)
申しわけありません。その点につきましては、委員会までにはっきりさせたいと思います。
○議長(池田滋彦)
21番 中島議員。
○21番(中島牧子)
そのようにお願いします。ほんとは最初からはっきりしてないとだめですよ。
○議長(池田滋彦)
保険健康部長。
○保険健康部長(加藤 初)
私の認識不足な分がありますので、再度確認して委員会までに報告させていただきます。
○議長(池田滋彦)
ほかに質疑はありませんか。
〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田滋彦)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
―――――――――――――――
○議長(池田滋彦)
ただいま議題となっています議案第47号 平成25年度知立市一般会計補正予算(第3号)の件は、会議規則第37条第1項の規定により、お手元に配付してあります議案付託一覧表第3号のとおり、所管の常任委員会に付託します。
―――――――――――――――
○議長(池田滋彦)
以上で、本日の日程は全部終了しました。
本日は、これで散会します。
午後5時55分散会
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