○11番(水野 浩)
通告に従い、質問をします。
第1問目は、学校教育、小・中学校土曜授業の復活について伺います。
全国の公立小・中学校で、土曜日と日曜日を休業日とする学校週5日制は、平成4年に月1回の形で段階的導入が始まり、平成7年から月2回となり、平成14年から現行の完全週5日制に移行しました。文部科学省から学校週5日制に移行した経緯は、学校、家庭、地域の三者が連携し、役割分担しながら社会全体で子どもを育てるという基本理念のもと、休日に地域で学習や体験活動の場を提供する取り組みや学校が希望者を対象とした学習やスポーツ、体験活動などを行う取り組みができるようにするためと報告がありました。今、私が申し上げましたことに対して、教育長から学校週5日制に移行した経緯について、何か補足がありましたら、お話しいただけますでしょうか。よろしくお願いします。
○議長(坂田 修)
川合教育長。
○教育長(川合基弘)
ただいまの水野議員からお披瀝いただきました学校週5日制の移行への経緯等、特にすべきことはありません。そのとおりだと思います。
○議長(坂田 修)
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
教育長と私、大体同じ考え方だということで安心しました。
下村博文文部科学大臣は、平成25年1月、学校週6日制の導入検討を打ち出しました。また、ゆとり教育を見直した新学習指導要領で、増加した授業時間数や学習内容に対応するためには、公立の小・中学校で土曜日に授業を行うことも対応策の一つであると言われました。文科省の学校週6日制導入検討に対して、今、特に子育て世代の保護者から、小・中学校土曜授業の復活を望む声があちらこちらから聞こえてきます。なぜ小・中学校の土曜授業の復活を望む声が各方面から上がるのか、一番の要因は何か、やはりこれは学力の低下ではないか。学力の低下の歯どめ対策として、土曜日に授業を行い、週5日制から6日制にすれば解決できるのではと言われますが、そう簡単に答えが出るはずもなく、学校だけでなく、各家庭での生活環境も含め、総合的に調査研究しても、なかなかこれといった解決策が打ち出せない難題であります。学校週5日制に戻すことが本当によいのか、学校週6日制のメリット、デメリットについて、若輩者の私でありますが、教員経験を持ちますので、私なりに考えを述べさせていただきます。
まずメリットですが、週5日制は、平成14年に完全移行しましたが、そのとき学校現場では、時間割り編成で大混乱しました。これは教育長も経験があると思いますので、よく御存じだと思います。そして当時、精選という言葉がよく使われましたが、結果として、特に学校行事など教科以外の特別活動の時間が削られ、中学校では修学旅行と運動会、合唱コンクールぐらいしか残りませんでした。また、授業時間捻出のため、終業式や始業式の後に授業を行ったり、2学期制にしてテストの回数を減らすなどの苦肉の策を講じたものです。そんな状況に加えて、中学では今年度から新学習要領、新学習指導要領で授業時間数がふえたので、週6日制になれば、平日に集中して授業時間を分散させることで、現状の時間割りの詰め込みが緩和でき、放課後に特別活動の時間も生まれる、特に担任と児童生徒とがかかわる相談活動の時間が確保できることは、いじめ問題の対策にも効果があるということなどがメリットであると思います。
デメリットにつきましては、本当に学力向上効果が見込める確証もなく、あらゆることにおいて多くの負担が強いられることが一番だと思います。そもそも授業時間がふえる、中身をふやせば、それで学力が向上するのか、教師の教授法、教え方を磨かなければ、もう1時間余分に教えたところで、余り効果は期待できません。余りにも教育の質の問題を見落としているとしかいわざるを得ません。児童生徒、保護者に信頼される教員の育成がおろそかになることは、大きなデメリットであります。近年、諸外国の教育改革は、教育の質を上げる方向に転換しており、決して授業時間数をふやしているわけではありません。授業時間がふえれば学力が上がるというのは、国際的常識に反しています。日本の学力形成は、ステップアップ方式偏重、例えば一けたの掛け算から二けたの掛け算に進み、それが終わったら割り算に進むという順番を重視するやり方で、塾も6年生の内容を4年生で終わらせることを売りにしているわけです。諸外国は、学習進度を争うのではなく、本質の理解を大事にする学力形成に切り替えている。例えば、掛け算の本質がわかったら、割り算も同じ考え方で解けるという方法論であります。本質論を直視することなく、小手先だけの改革では、学力向上につながらず、財政負担、人的負担など、多くの負担がかかることもデメリットであります。また、先生方は今年度から授業時間がふえ、時間割りはぎゅうぎゅう詰めになっている。学校行事を削ったり、試験の日にも授業を行ったり、悪戦苦闘しています。今、多くの教員は部活動などで土曜出勤しております。今後、土曜授業が実施されると、多くの教員は日曜日も出勤することとなり、十分な休息もとれません。こんなことは、途上国が先進国に追いつこうとした時代の手法であり、多種多様な教育問題に取り組まなければならない昨今、国際感覚からも教員のあるべき姿とはほど遠いものだと思います。
教育長、学校週6日制のメリット、デメリットについて、教育長はどのような考えを持ってみえるのか、また、なぜ保護者から土曜授業の復活を望む声が上がるのか、御見解をお聞かせください。よろしくお願いします。
○議長(坂田 修)
川合教育長。
○教育長(川合基弘)
学校週6日制といいますか、土曜授業の開始といいますか、今、急にそういったことが話題になってきました。文部科学省のほうも、そのほうに向けていろいろ研究し、あるいは補助金をつけるというようなことまで具体的に進めようという状況であります。
まず、学校週6日制というんですか、土曜授業についてのメリット、デメリットということであります。
今、質問者のほうからも随分御意見いただきました。ほとんど自分もうなづきながら、そういうことだろうなと思って聞いておりましたが、自分が考えるメリットとしては、一つは、地域と連携した体験活動、あるいは社会人を招いての道徳や総合的な学習の時間、特別活動など、子どもたちの土曜日の活動の充実を図ることができる。つまり、今、土曜日は子どもたちも休み、全てではないですけども、土曜の休みの企業がある。ここで土曜日に子どもたちが出てくると、お休みしてみえる企業の方がみえる、そういう方に御協力いただければ、先生以外のいろんな方、地域の方、企業の方に授業に参画していただけるようなチャンスが生まれるという面ではメリットかなと思います。それから、先ほどもちょっとお話がありました、月曜日から金曜日まで行っている教育活動を土曜日まで分散するということで、多少余裕は生まれる可能性があるかなという面がメリットかなと思います。学力向上に結びつくかというところは、ちょっと自分も、なかなかそれだけでそういういい結果が出るかどうかというのは、ちょっとまだよくわからないところです。
デメリットとしましては、最初に学校週5日制を導入するときにいろいろなことを、こんなことができるんじゃないか、いろんなことに取り組んできました。そういう週2日の休日を利用したスポーツ教室だとか、習い事だとか、あるいは家族と過ごす時間だとか、そういうものが確実に減るというのはデメリットかなと。それから、先ほどもちょっと言いました、官公庁あるいは企業も、一定程度の企業が週5日制、そして学校も今、週5日制と定着している中で、学校だけが土曜日授業を再開するということについては、ちょっと違和感があるかなということも思います。それから、児童生徒あるいは教職員の多忙感が増加するという可能性もデメリットとして考えられます。先ほど水野議員のほうからもお話がありましたが、例えば中学校の部活を考えてみますと、今、知立市内では土曜日は部活を行う、日曜日は行わないというふうな形でやっています。これが土曜日に授業ということになりますと、子どもたちが以前のように土曜日が半日授業なのか、1日授業なってくるのかちょっとわかりませんが、半日授業としましても、午後半日、部活をやるということもあります。ただ、体育館や運動場の関係で、それだけではやり切れなくて、日曜日も部活をやらざるを得ないような部活も当然出てくると思います。子どもたち、先生方を月曜日から土曜日まで授業をやり、部活をやり、そして日曜日まで部活をやるというような状況も考えられます。なかなか休息が子どもも先生方も取りにくい状況が予想されると、それがデメリットかなというふうに考えています。
○議長(坂田 修)
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
御答弁ありがとうございました。
全国の公立小・中学校で、独自に土曜授業を実施している自治体は、東京都、大阪市など、数字としては2%程度であります。文部科学省から平成25年6月に中間報告がありました。教育長が把握しておられる範疇で、現在、愛知県内で土曜授業を実施している自治体、市はありますか。これは私立の小・中学校は除いてということでお願いします。
○議長(坂田 修)
川合教育長。
○教育長(川合基弘)
今の御質問にお答えする前に、一つ、自分が答弁漏れがありました。
メリット、デメリットともう一つ、なぜ保護者が土曜授業を望むのかという、そのことを落としていました、済みません。
これは、知立市としては調査はしていませんが、もう既にいろんな機関で土曜授業について保護者の意見等やっている調査がありますので、それを見ますと、やはり学力の向上に結びつくのではないかという期待、あるいは授業数が十分やり切れない、その補充になるのではないかという期待で、保護者としては、聞くところによると6割とか、あるいは7割の方が土曜授業の再開を希望してるというような調査を見ております。失礼しました。
先ほどの御質問ですが、愛知県下で土曜授業を実施しているところは、自分が聞いている範囲ではありません。
○議長(坂田 修)
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
私も自分で調べた限り、愛知県内ではないということと、それから今、教育長から追加で御答弁いただきました。保護者から土曜授業の復活を望む声が上がるのはなぜかというところで、今、教育長が言われたような点が多いと思います。そして、いろんな教育機関のほうから、多分教育長のほうにもアンケートという形で調査が来ていると思うんですね。今、教育長が言われたとおり、約7割の保護者の方が土曜授業をやってほしいと。これ、質問というか、聞き方にもよると思うんですけど、保護者の皆さんは学校に、知立市の場合は特にそうかもわかりませんけど、預ければ安心というところがあるのかもわからないんですけど、こういった非常に高い数字が出てるということも事実です。今、教育長が言われたとおり、愛知県内にはないということで、愛知県では、はるか遠い話と感じるかもしれませんが、中央では、文科省は重要検討項目と位置づけています。土曜授業の実施に関する基本的方向として、まず理念、制度設計の確立を図っています、文科省のほうはですね。気になるのは、土曜授業の制度設計について、どこが責任を持って実施するのかということです。一つには、全国一律で土曜授業を制度化する場合、この場合は全国一律なので、国、つまり文科省という形になると思うんです。もう一つは、設置者の判断で土曜授業を実施する場合、この場合は、設置者とは、知立市では知立市教育委員会ということになります。文科省は、設置者判断のもと、土曜授業を実施するのか、しないのかを委ねる方針です。つまり、文科省は自治体のほうで考えなさいと、こういうことを暗に言っているわけですね。その方向が強くなるということは、いろいろ中間報告でも、教育長のほうの耳にも入っていると思うんですね。そこで教育長、土曜授業を実施するに当たって、法整備していかなきゃいけないと思うんですね。このままだと、いろんな形で支障が出ると思うんですね。例えば、公務員法、学校教育法などの法改正が必要だと思いますが、何をどのように改正したら土曜授業実施という形になるんでしょうか。これはいろいろ難しい点があると思いますけど、まずこの点とこの点を改正しないと土曜授業はできませんよ、そういうことをちょっと教えていただけますでしょうか。お願いします。
○議長(坂田 修)
川合教育長。
○教育長(川合基弘)
まず、全国の学校で一律にという場合は、学校教育法施行規則において、土曜日を原則休業日とした上でというような文言がありますので、原則土曜日が休業日というのが今原則でありますので、それを正式には、学校教育法施行規則を改正する必要があるかなということを思います。
それから、教職員の勤務体制ですけども、1週間の労働時間40時間という規定があります。労働基準法の第32条でありますが、土曜日もということになりますと、このまま、今の職員の数のままで土曜日までということになりますと、それをオーバーしてしまうので、そこの辺の法整備も必要なのかなということを思います。
以上です。
○議長(坂田 修)
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
確かに今、教育長が言われたとおり、労働法ですね、こういったもの、それから学校教育法施行規則など、るる変えていかなきゃいけないものが多々あると思うんですね。だから、大変ハードルが高いと思うんですね。それを自治体のほうでやれということは、そう簡単に私はできる問題ではないような気がするんですね。ただ、とはいうものの、文科省のほうからできるだけやるように、あるいは保護者のほうからやるようにと言われれば、動かざるを得ないというふうに思うんですね。じゃあ、土曜日どんな授業になるか。これをシミュレーションとして考えてみますと、いわゆる国語や算数、中学校では数学、理科あるいは社会、英語といったような教科なのか、それとも体育祭や文化祭やスポーツ大会や修学旅行など、特別授業的なものになるのか、これはどういうふうに考えられますか。教育長、お考えを教えてください。
○議長(坂田 修)
川合教育長。
○教育長(川合基弘)
土曜授業に関する検討チームの中間まとめというのが7月29日に出されました。その中で、先ほど水野議員のほうのお話の中にありましたが、全国一律でやる場合、それから設置者の判断で行う場合、こういうことで分けてやっていまして、とりあえず文科省の考え方としては、全国一律でやるには法整備から時間がかかるし、とりあえずは設置者のほうで判断をしてやることから始めましょうかというようなニュアンスで報告をいただいています。しかも、毎週やるということではなくて、月に一度でも二度でもいいので、実施の方向で検討できないかと。さらに内容的には、ここの中間まとめの段階では、国語とか算数とか社会とか理科とか、そういったことではなくて、特別行事とか、特別活動とか、総合的な学習の時間だとか、そういうものでうまく平日よりも効果の上がる、先ほど言ったように、一般企業の方が見えますので、そういう方を学校に呼びやすいような状況ができるので、そういったような特別活動を総合的な学習の時間などで活用できないだろうかというような投げかけが今来ているところであります。
○議長(坂田 修)
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
しかしながら、これが月1回が月2回、そして完全週6日制に変わる可能性もないとは言えないんですね。土曜授業を行うかどうかについて、これはメリット、デメリットも含めて、子育て世代の保護者に十分御説明していただきたいと思います。学校間交流の深い、せめて刈谷市、安城市、豊田市などの近隣市の市教委との意見交換をしっかり行った後に、総合的な見地に立って御判断をいただきたいんですが、いかがでしょうか。
○議長(坂田 修)
川合教育長。
○教育長(川合基弘)
土曜日に授業を行うか、週6日制も含めてですね、これは非常に公立の小・中学校の本当に重大な変革になります。それを市教委の判断にある程度任せるよという、今、方向性が出ているわけですけども、やはり同じような環境の中にいる近隣の市町の教育委員会とも十分に話し合い、検討していきたいと思います。たまたま西三河の都市教育長会というもの、あるいは三河全体の教育長会という会議が年に何度もありますので、そういうところで意見交換をしながら、やっていきたいと思います。ただし、例えば学校2学期制、3学期制の問題でも、そういった、お互いに教育長で、うちはこう思うよ、こういうふうに考えているよということを出し合いながらも、そういうふうに対応が、市の、やっぱり状況によって変わってきたところもありますので、必ずしも周辺の市町と一緒になるかどうかはわかりませんが、そういう文部科学省からのいろんな情報、それから保護者の御意見、そして近隣市町の教育委員会との連携、こういうことで間違いのない判断をしていきたいと考えています。
○議長(坂田 修)
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
そうですね、やはりこれは独自性ということもありますので、なかなか隣の刈谷市だとか安城市とか、同じようになるとは限らないと思いますので、しっかり皆さんの意見を聞いていただいて、しっかり判断していただきたいと思います。
教育長に私から要望があります。
授業はもちろん部活動など、多くの先生方は残業手当もないまま、献身的に児童生徒と向き合っておられます。土曜授業が実施される場合には、教員の勤務時間などに対して、先生方に十分な御配慮をいただきたいことをお願いして、次の質問に移ります。
小学校英語教育の取り組みについて質問いたします。
政府の教育再生実行会議は、平成25年5月の第3次提言で、小学校の英語学習の抜本的拡充を求めました。現在、小学校5・6年生で教科と異なる外国語活動という授業を行っているが、教育再生実行会議は、将来小学校で英語に関する教科を設けるべきだと提言しています。文科省はこの提言を受けて中央教育審議会などで検討し、学習指導要領に反映させる考えであります。
教育長、今現在、知立市内の小学校での英語学習、外国語活動、どうなっているのか、現状をお話しいただけますでしょうか。よろしくお願いします。
○議長(坂田 修)
川合教育長。
○教育長(川合基弘)
平成23年4月から小学校の外国語活動、知立の場合は英語を取り扱っていますので、英語活動ですね、週に5年生、6年生で1時間ずつ実施をしているということであります。知立市の場合は、これは全国的に学習指導要領の改訂に伴って行ってるわけですけども、知立市では先進的に、平成17年度から東小学校で1年生から6年生までの英語活動を位置づけてきました。それから、その後、平成21年度から全小学校の5・6年生、ちょっと前倒しで、年間35時間、毎週1時間の英語活動の時間を設けました。その他の学年におきましては、5・6年生以外におきましては、それぞれ学校によって取り扱いが違うわけですけども、小学校7校のうち五つの学校で、1年生から4年生までの英語活動、それから1校で3年生、4年生での英語活動を実施しています。
以上です。
○議長(坂田 修)
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
大変、本当に積極的に取り組んでいただいておると思います。これだけ英語学習に取り組んでいただけるということは、ちょっとびっくりしました。御答弁、本当にありがとうございました。
少人数学級においても、今後継続すべき大切な施策だと思いますが、小学校の英語学習について保護者様の関心は深く、林市長が子育て支援日本一を掲げている以上は、必ず今以上に積極的に取り組むべきだと考えていますが、教育長、これ以上またさらに踏み込んでやられるというお考えはあるでしょうか。お聞かせ願えますでしょうか。
○議長(坂田 修)
川合教育長。
○教育長(川合基弘)
まさにグローバル化の社会、今の子どもたちは今以上に迎える、そういう子どもたちでありますので、そういったことに対応できる能力、資質を育てることが大事かなと思います。ただ、全国民が本当に英語がしゃべれるようになれば一番理想的ではありますけれども、ある程度、基礎的なところをやっぱり小学校、中学校では押さえて、そしてやっぱり高等教育の中で本当に必要なものが、自分の目的を持って、さらに英語を高めていくということは大事かなと思います。知立市としては、英語活動だけを先んじてというわけにはいきませんが、充実を図っていきたいと考えています。
○議長(坂田 修)
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
東京オリンピックの招致も決まりましたし、そういった観点からも、やはり国際化ということもありますので、今の小学生あるいは中学生、ボランティア活動としてオリンピックにかかわる子もいるかもわかりませんので、できるだけしっかり取り組んでいただきたいと思うんですね。私は、一番気にするのは、受験のための英語学習、これを積極的に取り組んでほしいということは申し上げていません。これは受験は受験ですので、できるだけリスニング、スピーキングに特に力を注いでいただきたい。先ほど申し上げたように、ますます国際化が進む昨今では、役に立つ英語、これにやっぱり取り組んでいただきたい。ぜひ他市に先駆けて、これは生の英語ですね、できるだけ。受験英語でやるのではなく使える英語、これを積極的にやはり取り入れていただきたい。ただ、ネイティブの方が来ると、おもしろいだけの英語で終わってしまうこともあるんですね。これでは何にもならないので、笑って1時間終わっちゃうんだったら、これはもう話になりませんので、それだけでもいけないんですね。大変難しいとは思うんですけど、特に低学年は聞く耳ですね、それから話すほう、これは早いんですよ、私たち大人と違って。ですから、やはりできるだけ小学校の低学年、今、教育長がもう1年生からやっているところもあるんだよと、全知立市内の小学校で、できるだけ1年生から取り組んでいただきたい、そういうふうに思っていますけど、いかがでしょうか。
○議長(坂田 修)
川合教育長。
○教育長(川合基弘)
使える英語ということでありますが、自分自身も中、高、大と8年間英語を学んだわけですけども、なかなか人前でしゃべれるような英語力はないわけであります。非常に反省するとともに、次代を担う子どもたちは、そうではないというふうにしていきたいと思っています。
知立市では、小学校5・6年生が週に1時間ずつ授業をやりますけれども、そこには必ずネイティブスピーカーが入っています。多分、こういう環境の市町は全部ではないと思います。かなり知立市は、自分は自信を持っています。もちろんALTは、あくまでもアシスタントティーチャーですので、主は担任であります。担任は何を根拠にしているかというとハイフレンズという文部科学省が出しています副読本があります。それを中心に、知立市の教育課程研究推進委員会のほうで、なかなか先生方も忙しいので、ハイフレンズの指導書というのがあるんですけども、結構細かく書いてあるんですが、それを読み切って、この授業でこれはやろうというのがなかなか難しいですので、教育課程研究推進委員会のほうで、それをさらにダイジェスト版でポイントを絞って、この授業は、まずこれをして、これをして、これをすればいい、ALTはここで、こういう形で出るんだよというのを全部指導案をつくりました。それに基づいてやっていますので、子どもたちは非常に楽しそうにはやっていますけども、楽しいだけではなくて、計画的な英語指導を進めていると考えています。
○議長(坂田 修)
本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長します。
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
そうですね。今、教育長のお話があったように、楽しいだけでなく、いろんなことも考えてやっていると。TOEFLとかTOEICなんかも取り入れてもいいかもわかりませんね。英語学習は大切なことなので、少人数学級を大変推し進めています林市長、これ、私、少人数学級を推し進める林市長を評価しているんですね。これは、英語学習においても生かされていると私は思っているんですね。市長、英語学習についてどうお考えなのか、答弁をお願いします。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
これからの社会において、やはり英語学習は大事なことだと思っております。
○議長(坂田 修)
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
英語学習のどのあたりが大事なんですか。具体的にちょっと述べていただけませんか。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
やはりこれからの日本人、子どもたちも海外でお仕事や生活される方も出てこようかというふうに思います。そうした中で、やはり英語がしゃべれるということは非常に大事なことだと思っております。
○議長(坂田 修)
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
要は、今の市長の話は、グローバル化のこの社会において、コミュニケーションの一つとして、英語はそのツールになると、こういうお考えというふうに考えればいいですか。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
これからの、今もそうでありますけれども、国際化の社会の中で、英語というのは言葉、コミュニケーションの一つのツールだというふうに思っております。
○議長(坂田 修)
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
ということは、私と今、同じ考えだというふうに理解すればよろしいですね。
次に、市が所有する公有地について質問いたします。
知立市が新たに土地を購入、買い上げる際には、どのような手順を踏んで行うのか、御説明願えますでしょうか。よろしくお願いします。
○議長(坂田 修)
企画部長。
○企画部長(清水清久)
一般的な流れとして御答弁申し上げます。
実際には、各事業課が土地の買い取りは行います。各事業課が売却の意向を地権者に確認した上で、土地の取得計画を含めます事業計画を立てます。事業がスタートいたしますと、それぞれ交渉に入っていくわけでございますけども、その中で事業の計画を地権者に十分説明した上で、そのときに発生する税金等、譲渡所得等も地権者に説明した上で、同意が得られれば、知立市におきまして境界確定の測量を行います。土地の面積を確定した上で、市の内部の組織でございますけども、財産評価審査会、ここに諮りまして、価格を決定いたします。その価格は、近隣の取引事例や地価公示価格、また不動産鑑定士によります鑑定評価額、これを参考にしまして算定をし、財産評価審査会で価格を決定すると。算定した価格が適正であれば、その価格をもとに地権者に交渉をし、同意が得られれば契約をするという流れでございます。契約をすれば、法務局で所有権の移転をし、知立市の土地になるという、そういう流れでございます。
○議長(坂田 修)
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
私も、市のほうに土地を提供したことがあるんですね。牛田西中線のところなので、昔は森のようなところだったんですが、今はきれいな西中インターから都市計画道路として、大変皆さんに有効に使っていただいている土地のところを、今そういったような形で提供させていただきました。
知立市保育園整備計画で、市内保育園の廃止・移転に伴う跡地についてちょっと伺いたいと思います。
8月中旬ごろから、旧南保育園園舎の取り壊しが行われました。今現在、更地になっていますが、この土地をどのようにするつもりなのか、どのような形で生かしていかれるのか、お考えが決まっているならば、お話しいただけますでしょうか。よろしくお願いします。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(成瀬達美)
前段に、まず今、旧南保育園、新しい保育園ですね、八ツ田地内に平成25年4月1日、今年度から新しく事業を始めております。以前の南保育園につきましては、今、水野議員の御紹介がありましたように、解体工事等をやって、今現在、更地ということで、最終的には10月31日が工事完了という形になっております。その形でやらせていただいております。それと同時に、今、測量のほうを始めております。実は、あそこの中に赤道等、そういった無地番地もありますので、それについて表示並びに保存登記等をさせていただくための測量並びに全体の面積の確定の測量をやらせていただいております。その後、うちのほうから企画部のほうへ移管という形で手続をさせていただきます。
○議長(坂田 修)
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
今、福祉子ども部長から移管という形で、企画部のほうにという形を言われましたので、企画部はこれでどうされるんですか。よろしくお願いします。
○議長(坂田 修)
企画部長。
○企画部長(清水清久)
普通財産に移管された後、これはまとまった土地でございますので、庁内で跡地の利用についてあるか、ないかという会議を経た後、利用がなければ、私としては、今の気持ちとしては学校施設の整備基金あるいは子ども施設整備基金に積みたいなと思っておりまして、早ければ平成26年度に売却までと考えております。
○議長(坂田 修)
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
私、今、企画部長の話を聞きまして、大変いいと思います、その考え方。ぜひこれは、子どもたちのために使っていただきたいというふうに思います。この点について、今、企画部長がそのように述べられましたけど、市長、どうですか。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
私も企画部長とおおむね同じ考え方であります。
○議長(坂田 修)
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
林市長の答弁を聞いて安心しました。私もぜひそうしていただきたいということを切にお願いします。
保育所整備計画によれば、中央保育園を子育て支援の拠点施設に用途を変更し、保育所としては廃園とし、知立市は近隣市にあるような発達障害児の通所施設がなく、専門の施設における療育を希望する児童についても、保育所での保育を行ってる現状であり、こうした機能を持ち合わせた子育て支援施設にされることは大変よいことだと思います。保育園などの跡地遺産は、先ほど申し上げたように、できるだけ子どもたちのために生かしてほしいと思います。ただ単に売り払ってしまうとか、ほかのいわゆる一般会計に入れてしまうとか、そういうことは絶対やめていただきたいと思います。
また、保育整備計画では、逢妻保育園は、通園者は逢妻町内からの児童がほとんどで、他の町からの通園者はなく、今後、児童が増加する要因も見当たらないとの見解であります。廃園の計画、統廃合計画に掲げたような児童数の減少いかんによって逢妻保育園は廃園となるが、廃園ならば、この跡地はどのようにされるのか。ちょっと気が早い話かもわかりませんが、何か将来展望があるなら、お話を聞かせていただけますでしょうか。担当部長、よろしくお願いします。
○議長(坂田 修)
福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(成瀬達美)
平成22年3月の保育所整備計画におきまして、知立保育園の建てかえと逢妻保育園の廃園という形で計画が出ております。これは年次としましては、平成31年から平成40年の第2期計画になっております。ただ、これについては保育行政審議会のほうへ市長のほうから、この方針についてということで諮問をかけております。それが平成24年7月4日に答申が出ております。この中で、知立保育園と逢妻保育園の統合については、保育を途切れさせることなく、安心・安全が担保できる新たな場所への移転が統合の前提であり、財源を含め、引き続き検討が必要であるとされております。ですから、計画をどういうふうにしていくかというのは、まだ今後、検討していくという段階に来ております。まだ決定等はされておりません。
それと、あと来迎寺保育園並びに南保育園以外の保育園についても、建築後33年から43年、かなりもう古くなっております。このリニューアルの工事も同時に行っていかなくてはいけませんので、それについては、この2園だけではなくて、財源等もありますので、そういった整備計画、リニューアルの関係も含めて考えていきたいと思っております。
以上です。
○議長(坂田 修)
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
ちょっと気の早い話で大変申しわけないんですが、逢妻保育園があるいは廃園、統廃合になった場合、将来、逢妻保育園の跡地を含めて区画整理を行いたいという地元住民の声があります。これは、馬場元議員のほうも、あそこは大変駐車場も含めて使い勝手が悪いということもおっしゃってみえたんですね。この地域は緊急車両も入ることができない箇所もあり、大変地元住民は困っておられます。地元住民、地権者から市に対して相談に乗ってほしいという依頼があったら、市として対応していただけますでしょうか。担当部長、いかがでしょうか。
○議長(坂田 修)
都市整備部長。
○都市整備部長(神谷幹樹)
今、逢妻保育園の廃園に伴って、周辺の地域を含めた区画整理という、そういった地元要望があったらということでございますが、私どもとしては、前提として地元の要望といいますか、地元が事業に対する意欲が高いということであれば、事業条件がそろうかどうかというその時点で検討をさせていただいて、アドバイス、指導をさせていただきたいなと思っております。
○議長(坂田 修)
ここで10分間休憩とします。
午後4時59分休憩
―――――――――――――――
午後5時09分再開
○議長(坂田 修)
休憩前に引き続き会議を開きます。
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
子どもたちのために保育園跡地等々を使っていただけるというふうに私は感じ取れましたので、安心しました。
次に、名鉄知立市鉄道高架事業において、三河知立駅の移設問題がさきの6月定例会で、我が会派、知立政策研究会の風間議員、先輩議員の高橋議員から質問されました。会議中、議会の中で事業費削減のため、三河知立駅は竜北中学校周辺に移設する計画であることが明らかになりました。駅移設先を竜北中学校よりさらに東のほうがよいのではないかと、3月議会で神谷議員、今議会で村上議員からも提案がありました。しかし、林市長は、この提案に対して否定的な見解を述べられました。ですから、おのずとして三河知立駅の移転先は竜北中学校周辺ということになると思います。これは決定事項ではありませんが、その可能性は高いというふうに多くの方は感じたんじゃないかと思います。問題なのは、今議会でも質問が出ておりましたが、竜北中学校運動場の一部が新駅前広場になる計画だが、学校教育法で義務教育である小・中学校の運動場、校庭の面積は、小学校設置基準、中学校設置基準に明記されています。また、児童生徒の数によって面積基準の変更は認められているが、運動場の一部が新駅前広場になって、竜北中学校は基準をそれでも満たせるのか、僕はこれは多分満たせないと思うんですね。教育長、このあたりはどうでしょうか。
○議長(坂田 修)
川合教育長。
○教育長(川合基弘)
小・中学校の規模別の校地の面積の基準表というのがあります。竜北中学校の場合は、学級数で決まるというのが原則なんですけども、竜北中学校は今現在、20学級であります。そうすると、基準としての運動場の面積が1万989平方メートルであります。現在、竜北中学校の運動場の面積が1万8,087平方メートルでありますので、7,000どれだけ、余裕があるというんですか、基準よりも大きな面積を持っているということですので、今回の議会で議論されているぐらいの面積であるならば、基準を超えるか超えないかということについては、まだその範囲であると考えています。
○議長(坂田 修)
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
何とか基準はクリア、これは生徒数の上限によってまた変わってきちゃう、そういう規則があるということなんですが、今のままの学級数あるいは生徒数でいけば、ここが例えば広場になったとしても、運動場としては一応法的にはOKだと、こういうことでよろしいんですね。わかりました。
知立市は、竜北中学校西側の山町地内に公有地を持っております。その公有地を運動場の原状復帰のために活用すべきであるということがいろんな議員からも出ました。その公有地は、今、計画中の山町区画整理地域であるが、その兼ね合いも踏まえて、何度も都市整備部長に答えていただいておりますが、いま一度答えていただけないでしょうか。よろしくお願いします。
○議長(坂田 修)
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
三河知立駅の移設に伴いまして、竜北中学校の学校機能が、現状の機能が低下するということは、私どもとしては、これは絶対できないと思っておりますので、現状機能を回復するための対応はさせていただきたいと思っております。そういう中で、校地の中で再配置によって機能が確保できるのか、できなければ、これは学校付近地に代替の土地を確保して、そちらで機能確保していただくという考え方でございます。という中で、中学校西側にございます市有地、仮に外で機能回復を図るということになれば、現時点では最有力の候補地という考え方を持っております。しかし、その代替地とするための課題も何点かございますので、そういった課題が整理できれば可能であると思っております。特にこれは普通財産でございますので、全庁的な中で合意形成を必要としております。また、山町区画整理の区域の中にも入っておりますので、区画整理との調整、これも必要になってまいります。そんなような整理ができましたら、私どもとしては、学校の意向を十分踏まえて調整をしていきたいと思っております。
○議長(坂田 修)
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
私、先ほど教育長のほうから、例えばグラウンドの一部が駅前の広場になったとしても、法的にはいいという形を言われまして、これは私はもう完全に足りないというふうに思っていたんですけど、勉強不足で。今、都市整備部長のほうから、できるだけ原状復帰には協力したいと、そうじゃなければ駅前広場というのはあり得ないんじゃないかというような答弁をいただきました。
副市長、この考え方でよろしいですよね。というのは、教育長が先ほど申し上げられたように、例えば駅前広場になったとしても、法的には問題ないからそれでいっちゃえということでは、僕はまずいと思うので、ここはぜひ、やはり原状復帰ということを前提に、もしそこに広場をつくるならば、それはぜひお願いしたいんですが、副市長、いかがでしょうか。
○議長(坂田 修)
清水副市長。
○副市長(清水雅美)
これは昨日も御答弁申し上げておりますが、また、ただいまも都市整備部長が申し上げました。現在の機能を回復するという措置をしていかなければ、これは教育委員会、学校現場に対しても説明のできないということだというふうに理解をしております。
○議長(坂田 修)
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
安心しました。たとえ法的にOKであっても、原状復帰は絶対していかなきゃならないという副市長の答弁をいただきましたので安心しました。
私は47年前、母校である猿渡小学校の運動場が現在の県道安城知立線において、道路が運動場の一部を通行するために、3年間ほど運動会や体育の授業に支障を来したことを今でもよく覚えています。今の安城知立線、あれがなかったころは、本当に広々とした運動場で、そこで運動会をやったものですが、あの真ん中に道路ができたので、何年かは運動会がなかったんですね。これは本当の話なんです。私と同じころに猿渡小学校に通ってみえる方はよく覚えているんですが、何で猿渡小学校では運動会がないのかと、当時、私たちみんな小学生ですから、わからないから、ぶつぶつ文句を言っていました。教育長、子どもたちの教育に支障を来すようなことのないように、市教委の責任として、これはもう絶対、対応していただきたいと思います。
竜北中学校周辺に新駅となれば、教育環境、交通事情は一変することは容易に推測できることであり、生徒の通学において安全を確保できるように、関係機関と十分な協議をしていただきたい。そして、先ほど申し上げたように、私たち、全然知らない幼い小学生がいきなり運動場を取り上げられた、こんな悲しい思いはないんですね。だから、竜北中学校の生徒も、もしあそこにできるという形になれば、クラブ活動等々に支障を来すことは間違いない。それから、交通事情も大変厳しい、今ですら厳しいですよね、山町のほうは特に、道がないので。だから、そういったことも十分関係機関と相談していただきたいです。今、副市長も都市整備部長も全面的に協力するというお答えをいただいています。教育長のほうからもしっかり、やっぱり保護者の皆さんとも話をしていただいて、市のほうにも全庁的に取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(坂田 修)
川合教育長。
○教育長(川合基弘)
まだ三河知立駅の移転先が正式に決まったわけではありませんけども、きのう、きょうの議論の中で、そういう可能性が非常に高いということであります。教育委員会としましては、子どもたちの教育環境の確保、それから子どもたちの安全の確保、これが第一だと考えています。市当局のほうも、十分に教育委員会の思いをわかっていただいていますので、協力をして、そういったことに向かって努力していきたいと考えています。
○議長(坂田 修)
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
次に、6月定例会本会議の内容を市民の皆様が知ることができるのは、特に契約をしてみえる方は、ローカル放送で確認ができます。この方法が一番早くリアルに知ることができるわけです。ほかには、インターネットと市議会だよりです。8月1日発行された、こんにちは知立市議会です6月定例会号、この市議会だよりを読んだ方、これは荒新切の整備委員から、一般質問で稲垣議員が質問した荒新切遺跡について大変がっかりしたと言いました。このがっかりしたというのは、質問者が何を質問しても、これは構わないと思います。質問者が何を質問しても、これは自由だと。問題なのは答弁者、当局であります。当局は執行権があり、予算が伴う施策なので、十分に調査してから答弁すべきであるというふうに思います。それで今、この議会だよりがありますので、関係する部分だけ簡単に読ませていただきます。
問いとして、荒新切遺跡保存用地取得と西部地区補助整備事業との関係並びに購入額は。答弁、西中遺跡群の滅失を危惧し、土地開発公社が平成4に仮換地として3,049平方メートルを1億2,958万2,500円で先行取得し、2年後に市が利息維持管理費を加算し、1億4,220万8,373円で再取得。
問い、開発公社と地権者の売買条件として、公園整備の約束は。公園整備や実施予定を交わすことは考えられない。
問い、1億4,220万円余りを投じた保存用地の将来展望は。答弁、荒新切遺跡用地整備委員会で基本計画を策定し、方向性を示したい。
こうなっております。
これは大体、同じようなことが議事録にも書いてあるんですね。それを抜粋して書かれたわけですから、当然このようになると思います。
この中には二つほど、私は問題点があると思います。一つは、法律に関することであります。もう一つは、荒新切の保存用地の方向性についてであります。特に、有効活用として市民農園や重原城跡、間瀬口遺跡などと組み合わせた史跡散歩道として整備すべき、と質問がありました。答弁として、農園は生きがいづくりや緑化の観点から、大変興味深い提案。史跡として散歩道を組み合わせることは時代に合う。荒新切遺跡保存用地整備委員会で検討し、方向性を示したい、とあります。これを読んだ委員、大変がっかりと、市民農園として活用するのかという言葉が出るのも理解できます。この文章を見ただけだと、もうあたかも市民農園という形になってしまうというふうに思われます。今までの議会の中で、高橋議員、そして私、水野が質問した答弁に対して、市教委の見解とはかなり遠いものというふうに感じざるを得ません。荒新切遺跡整備計画について、石原前教育長、また川合教育長が本会議で今までに答弁されております。その答弁を踏まえて、改めて知立市教育委員会の長として、どのようなお考えで今後、この荒新切の遺跡、これを整備されていくのか、しっかり答えていただきたいと思いますので、川合教育長の決意をお願いします。
○議長(坂田 修)
川合教育長。
○教育長(川合基弘)
荒新切遺跡の整備については、三つのことを大切にしたいと思います。
まず一つ目は、これまでの議会の議論を最大限大切にする。それから、二つ目は、昨年11月に立ち上げました荒新切遺跡保存用地整備委員会の協議を充実させて、そこの考え方を大事にする。三つ目は、地域住民の意見も大事にしていくと、この3点を大事にするということが基本かなと思っています。
荒新切遺跡の保存用地整備委員会、昨年11月6日に行われたんですけれども、まだ1回目ということで、なかなか方向性が出なかった。いろんな意見が出ました。なので、今、整備委員会としては、こういうほうということはないわけですけども、そこの中で出た意見、例えば荒新切遺跡は西中遺跡群の一つであり、全体の中の位置づけが望まれる。回遊性を持った、例えば遺跡散歩道のマップをつくり、他の見どころも見てもらえるよう、点と点を結ぶような計画が必要である。この公園は、地域で守をする規模のものであり、地域の意見を取り入れる必要がある。濃密な遺跡とは言えないので、復元住居や展望台などの施設をつくることがふさわしいか疑問に感じる。人口も少ないところなので、公園をつくると風紀が乱れるという人がいるので、そうならないような仕組みが必要である。歴史公園でも史跡でも、つくっておしまいのものが多い。活用するのは人間ですから、人がどう動くかを考えることが重要。そして、最後のところですね。他の遺跡公園を視察して会議に臨む、要するにイメージができないので、史跡の視察も必要ではないかという意見が出て、そのことについては、皆さん納得がいきましたので、ことしの7月17日、整備委員会として、豊田市指定の曽根遺跡と、それから神明遺跡台地、2カ所行ってきました。2カ所とも、ちょっと規模も整備内容も違っていました。逆に違っているからこそ、じゃあ荒新切遺跡をどうしていくんだということの参考になるということでありました。それ以降、整備委員会が開かれていないので、皆さん、そのイメージを持って、じゃあどうしていこうということを個々に思っているところであります。
一方、その折に、整備委員会の中には地元の区長も委員として参加していますので、その区長も積極的に地域の方への説明等の働きかけをしてくださっているということですので、知立市あるいは地元が協働して大切に、そして守っていける、そんな場所になるのかなと、そんな方向性を見つけていきたいなと考えています。
○議長(坂田 修)
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
今、地元の区長という話が出まして、ついこの間、委員長の藤井かなゑさんと、それから鳥居区長と、それから私も町内では顧問という形ですので、私と3人で、近隣住民の方たちのほうにお話に行ってまいりました。というのは、市が開いていただきました説明会のほうに、皆さんお見えにならなかったので、1人の方が見えて、あとの方はお見えにならなかったので、やっぱりこっちから出向かなきゃまずいだろうと、来いという形ではだめなので、こちらからお伺いして御意見を聞くという形で、2人の方は委員ですので、事細かに御説明をしていただきまして、遺跡の大切さ、そういったこともしっかり御理解していただきまして、おおむね、ここの遺跡が整備されることについては賛成したいと。そして、一番そこの隣地に接している方が神谷さんという方なんですけど、そこ1軒が隣地で接しているんですね。あとはちょっと離れているんですよ、みんな、工場の方も、ほかの家の方も。声がかかった人も、その場所から100メートルぐらい離れているんですね。100メートル離れて、これが隣といえば隣かもわかりませんけど、隣じゃないといえば隣じゃないと思うんですね、100メートルも離れていれば。そういう形に声がかかったということがありましたもので、その方たちは、隣とは言えないということを言われた方も見えたんですね。一番隣地の方は、草がぼうぼうで、自分たちで、大変申しわけないけど、草をちょっと刈らせてもらっておると。市のほうがお金を出して草を刈っていただいているけど、それだけでは追いつかんと。どんどん草の種が自分の家のほうにも来て、自分のところで頼んで刈ってもらっておると。その頼んで刈ってもらっている方はお兄さんで、もう70歳を超してみえるんですね。いつまでも俺だって草を刈ることは、腰が痛くてできんと、何とかならんかということを言ってみえるんですよ。今、教育長が述べられたように、地域の住民の方、それから委員の意見、それからもともとの遺跡の存在価値ですよね、そういうことを踏まえてどうするかと考えていくと。教育長は以前、これは前向きで行くという形で言われているわけですよ。前回の質問の際には、大分後退しちゃったような感じで、やっぱりこれ、出ちゃうと、答弁された部長はそうじゃないというふうに思われても、これを読まれた方は、相当後退したんじゃないかというふうにやっぱり思えちゃうんですね。だから、その点をはっきり明確にしていただきたいということなんですね。この辺はどうでしょうか、教育長。
○議長(坂田 修)
川合教育長。
○教育長(川合基弘)
前回の議会の中で、市民農園というような一つの案が出されまして、別にそれをそういう方向でということでは当然ないという、さっきも言いましたように、整備委員会の中でもいろんな意見が出ているということもありますので、今後そういうことをきちんと決めていくということでありますので、前回の議会の答弁が教育委員会として後退しているというふうな、文章だけ見られて、そういうふうに感じられるという方が見えるとすれば、大変申しわけないと思うんですけども、決して教育委員会としてそういうことではないと思います。
○議長(坂田 修)
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
先回の定例会の際、質疑応答のときに、先輩議員の高橋議員から質問がありまして、その際には、ここの遺跡についてしっかり勉強して答弁していただきたいという答えがありました。それを蒸し返すつもりはありませんが、あそこが市民農園としてはどう考えてもふさわしくないんですね。これ、法律的なことを私が申し上げてもいいんですけど、このことについてぶり返すつもりはないんですが、教育長、これ、後退していたら、もう土地を取得してから20年たってるんですよ。またこれがこんなふうで、後退するようなことではならないと思うんですね。私、一つの例として、今回、林市長がびしっと言われたことが、三河知立駅の新しい移設先として、東側ですね、あちらのほうはどうだといった点について、林市長は、やっぱりいろんなことを考えてあそこになっちゃうと、遅くなっちゃうと、そういうことも考えて、今、皆さんが言われているあの場所が一番いいのではないか、竜北中学校、それはいいといっても、いろいろ問題はありますよ。だけど、牛田のほうの東側では、また農地から、農振から転用しなきゃいけないとか、いろんな手続があって遅くなって、さらにこれがまた遅くなってはまずい、そういう判断も市長の中にあったと思うんですね。教育長ね、これ、これ以上遅くなって申しわけないという気持ち、やっぱり市教委は持ってもらわないといかんと思うんですね。一生懸命考えるのは結構ですよ。大変大切な問題、考えるのはいいんですけど、今まで考える時間が十分あったわけですよ。だから、発掘とかいろんなこともあるかもわかりませんけど、やはり草ぼうぼうではいけないんですね。公園にしてくれということを言っているわけじゃなくて、やはりしっかり整備していただきたいと、草ぼうぼうじゃ仕方ないじゃないですか。だから、一番手っ取り早いといったら大変失礼ですけど、公園的なものが一番いいのではないかと。高橋議員も私も、何も遊具を使って立派なものを建ててくれなんて一言も言ってないですよ。箱物がどうだなんてことは全然頼んでないです。当局のほうから箱物は理解できないという答弁がありましたけど、箱物なんてお願いした覚えないですね、全然。あの草ぼうぼうの状態ではまずいのではないかと。そして、市民農園ではなく、もっと上のものだよと、価値が。それをしっかり市教委として認識していただきたいと、こういうふうに私は申し上げているんです。いかがですか。
○議長(坂田 修)
川合教育長。
○教育長(川合基弘)
土地を取得してから、長い間手つかずというんですか、対策をせずにまいったこと、大変申しわけないと思っています。ですが、昨年11月から整備委員会も立ち上がり、本当にそういうことで、専門家も呼び、地域の方もそこに加わって話し合いを進めていますので、着実に前に進んでいくと、そういう決意でやっています。
○議長(坂田 修)
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
そして、委員のほうから市民農園、がっくりきたと、これはないですよね。確認しておきますけど、どうですか。
○議長(坂田 修)
川合教育長。
○教育長(川合基弘)
市民農園をあそこの場所につくるかどうかということについては、なかなかこれまでの話し合いの流れから、あるいはこの前の整備委員会でのいろんな御意見の中からはそういう意見がなかったので、可能性は少ないのかなということを思います。
○議長(坂田 修)
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
委員長が、がっかりしたという言葉ですよ。委員長がやめるとか、そういう話になってくるかもわかりません。そこのところを高橋議員もあれだけ言われたじゃないですか。それなのに今の答えでは、これは川合教育長、だめですよ。もう一度聞きます。
○議長(坂田 修)
川合教育長。
○教育長(川合基弘)
市民農園ありかと、私1人の判断でできるのかどうかわかりませんけれども、自分としてはちょっとそぐわないかなということを思います。
○議長(坂田 修)
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
それは見識ある川合教育長が市民農園でいいといったら、これは大変ですよ。今、川合教育長の方から、自分の考えではあるがと。しかし、整備委員の委員長は、もう市民農園ではだめだと言ってるんだから、これは全然だめですよ、はっきり言って。やっぱりその辺のところをしっかり市教委としても方向性を示していただきたい。いま一度、川合教育長にお聞きします。
○議長(坂田 修)
川合教育長。
○教育長(川合基弘)
繰り返しになりますけれども、ここの、もともと荒新切遺跡整備のために取得した土地が有効に活用できるためには、おのずと方向性が決まってくるかなと思います。
○議長(坂田 修)
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
これで質問を閉じたいと思いますが、最後に副市長に、私、ちょっとお伺いします。
土地を取得する際には、これは市は、先ほど企画部長が言われたように、地権者に説明をされる、そして地権者が納得して初めて事が進んでいく、こういうことだと思います。これはもう当たり前のことですよね。それで、市の方たち、これは公的な職員なわけですから、やはりそれは看板を背負ってるわけですね。その方たちが話をする、これは契約書に、売買契約に書いてないから何でも使えるんだ、そういうことには僕はならないと思うんですね。これは法的なことがあります。私も大学で勉強させていただきましたので、法学部で、よくこの辺はわかってるんですね。口頭であっても、これは契約が成立しちゃう場合もあるんですよ。だから、その辺はやっぱり十分気をつけて答弁していただかないと、市の職員の方たちが、特に幹部の方たちは、困ると思うんですね。今後、土地を取得したいが、それはあなたたちが何に使うかわからんじゃないかと、じゃあ一筆ここに必ず書け、書けと、そういう話になってきちゃうと思うんですね。今はほとんど用途目的をかかれますけど、そういう点も踏まえて、発言には、答弁には十分注意していただきたいということは私は申し上げます。いかがですか。
○議長(坂田 修)
清水副市長。
○副市長(清水雅美)
今、議論になっておるのは、土地を購入するときには、そういうことで購入をさせていただいた、今はその土地を別のものにしようという議論ではないのかなと思います。荒新切公園をどのように保全をしていくかということだというふうに考えております。その点につきましては、先ほど来出ておりますように、今、教育委員会のほうでそういった関係の方、専門の方を交えての今後のあり方について検討していただいているということでございますので、私どものほうといたしましては、そういった教育委員会の考え方を尊重して、今後いろんな財政的な問題も、これも詰めなくてはいけませんけども、そういった検討会の結論、そういったものを大事にしていきたいと、このように考えているところでございます。
○議長(坂田 修)
11番 水野議員。
○11番(水野 浩)
これで私からの質問は最後にさせていただきますが、今、違うものにという話がありましたが、何をどうするかということは、市のほうは説明されるわけですよ。ですから、やはりそれに添った形で極力やっぱり進んでいかないと、これは信頼関係だと思います。このことは、しっかり当局の皆さんにお願いをしておきます。
これで私の質問を終わります。
○議長(坂田 修)
これで11番 水野議員の一般質問を終わります。
次に、7番 池田滋彦議員の一般質問を許します。
○7番(池田滋彦)
議長のお許しをいただきましたので、質問をさせていただきます。
きょう最後です。お疲れですが、最後までどうかよろしくお願いしたいと思います。
私は今回、林市長の2期目について、総合計画、まちづくり、防災についてという3項目を上げさせていただきましたが、それぞれ関連もございますので、まとめていろいろ質問させていただきたいなと思います。
まず冒頭に、政治的なお話を少しさせていただきたいと思いますが、昨年の12月に衆議院議員の選挙がございました。安城市から大見正代議士が誕生し、7月には参議院選挙もございまして、刈谷市の酒井庸行参議院議員が誕生しております。
私は、その両国会議員が誕生したことは、刈谷市と安城市、隣の市から誕生したことについて、まず市長のお考えを少しお聞きさせていただきたいのですが、この両国会議員が誕生したことによって、知立は大変今後、心強く思う、私はそう考えるんですが、市長はいかがでしょうか。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
池田滋彦議員と全く同じ思いであります。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
もう一つお伺いしたいと思いますが、ちょっと疑問に思ったのが、参議院選挙の投票日の夜に、開票を待つ事務所に林市長がお見えでした。これは堂々とほかの市長とお話をしておりましたし、最後に全員で万歳もしっかりやらせていただきましたが、ちょっと私が腑に落ちなかったのは、あの思いはいかがなものだったのか、教えていただきたいと思います。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
参議院議員選挙の万歳をしたときの話だというふうに思っております。
私は、御案内、御連絡いただければ、都合がつく限りは市長としてお邪魔をさせていただいております。開票日については、名古屋市の大塚事務所、そして刈谷市の酒井事務所、二つに行かせていただき、それぞれ万歳をさせていただきました。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
ということは、事務所はずっと回られたということで、これは意図して刈谷市へ来たというわけではなかったということで解釈させてもらってよろしんですか。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
今、申し上げましたように、御連絡、そして御案内いただいたところには、都合がつけばお邪魔をさせていただくことにしております。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
後でまた触れさせていただきますが、林市長2期目に向けて、今後、大きな課題を持って2期目を乗り越えるわけでございますが、3月議会で施政方針を述べておられます。その施政方針、いろいろな観点から、総合計画も含めて、第5次総合計画も含めて、市民参加、安全で安心できるまちづくり、子育て支援、福祉、環境、健康に関して、また、活力づくり、ほかの自治体と連携して行政運営をするとおっしゃっております。このほかの自治体と連携して行政運営をするというのは、具体的に何を示されるのか教えてください。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
例えば、消防業務は5市協働でやっております。また、し尿処理については豊田市、そしてごみ処理については刈谷市などなど、これからもそうした近隣市と連携してやっていくということを意図して書かせて、所信表明で申し上げたところであります。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
ということは、今までやってみえた広域連合あるいは一部組合の事業をそのまま継続していく、ただそれを述べただけで、新しいものは何もないということで、そう解釈してよろしいですか。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
現状はそうでありますけれども、内々ではいろいろな可能性を模索をさせていただいております。例えば、火葬場についてはどうか、図書館についてはどうか、また電算機の共同活用についてはどうかとか、あと今、衣豊線が知立市区間100円であります。それをみんなで、関係市と連携して、県に無料にしていただくように訴えたらどうかなどなど、内々ではいろいろな課題を9市、また5市、6市等々、いろんな枠組みの中で話し合ってはおります。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
今、衣豊線のお話が出ましたが、これ、最近ですが、県から、あの道路は今後無料にするような話が出たような気がしますが、違ってましたかね。私はそういうふうに、今後の計画として聞いたような気がするんですが、いかがですか。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
今の話は、知事が民営化にしていくということであろうというふうに思いますけれども、あれが出たときに、私はちょっと逆の発想で、民営化にするということは、あそこの無料化がおくれるのかなという判断をちょっとさせていただいて、今、池田滋彦議員の感覚とちょっと違うところがあります。勉強不足かなと思っております。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
これ、解釈の違いで、私がそういうふうにとったのは、民営化にするという形で、もう県から離れていくので、それは料金にはね返ってくるとは考えなかったんですが、移管する管理が民営化になるだけで、料金は私はとらないというふうに解釈したんですが。それはともかくとして、火葬場の件とか電算の話もあるということですが、火葬場に関しては、豊明市ともお話がありますが、これは、どことそんな話をされたんですか。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
表向きというか、ここで発表させていただいているのは、豊明市とお話をさせていただいている、また定住自立圏の中で刈谷市とお話をさせていただいておる、この2市が議会では申し上げてきているところであります。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
豊明市の火葬場の話は、今、棚上げになって全く進まない話になっていますので、これは別の機会にまたお話しさせていただきたいと思いますが、第5次総合計画の推進状況を踏まえてとありますが、その第5次総合計画の推進状況、今現在、市長はどのようにお考えですか。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
所信の中でも触れさせていただいておりますし、ホームページにも載せさせていただいております。
輝くまち みんなの知立が将来都市像でありまして、私は本当に少しずつ芽が出てきているなというふうに認識をさせていただいております。この四つの柱、やさしいまち、ろまんを語れるまち、まなびのまち、いきいきとしたまち、この頭文字が、やろまいでありまして、まさしくそれぞれのお立場の方、いろいろな特技を持っていらっしゃる方などなど、みんなで頑張って知立市を盛り上げていただいているなと、そんなことの芽が少しずつ出てきているなと思っております。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
ということは、評価は大変よく思って、考えてみえるということですか。第5次総合計画は、2014年に一旦区切りになります。それについての評価は、市長としては大変よいものだというふうに評価されるんですか。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
大変よいものかどうかというか、100点満点かどうかになると、まだまだ個別のものを見ていくと、不十分な点がございます。議会でも話題になっております福祉事業について、就労支援もまだまだであろうというふうに思いますし、相談支援もそうであろうというふうに思います。まだまだ100点満点ではないというふうには思っておりますけれども、輝くまち、みんなの知立というキャッチフレーズ、みんなでやろまいという芽がやはり少しずつ出てきている、そんなことは非常に希望が持てる状況じゃないかなと思っております。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
それを踏まえて、第6次総合計画にこれから入るわけでございますが、第5次総合計画の評価が今言われたように、100%ではないが、よくできているというふうに市長は思ってみえるようですが、施政方針演説の中で私が感じたのは、先輩がつくったまちづくり、施政、それを引き継いで、しっかり受け継いだ中で自分なりにやったというふうに述べているような感じを受けました。ですので、改めてその中のはっきりした評価というのはなかったような気がいたしますが、今後、第6次総合計画に向けて、市長はその計画の構想として何か、今の時点でお考えがあれば、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
第6次総合計画に向けての思いかというふうに思って、御質問であるというふうに思います。
第6次総合計画に向けても、私は根本的には、これからはみんなで力を合わせて、我がまち知立をつくっていく、そんな心持ちになっていく、そんな環境づくりを行政としてはやっていくということが大事なことかなと思っております。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
第6次総合計画については、基本的に計画の構想は基本構想からなり、そこから実施計画と実施方法はなされるわけですが、今の時点で、市長は大まかに何も考えてないという感じに受けとめられるわけでございますが、2014年に終わるということは、あと1年もあるかないかぐらいになると思いますが、そこからスタートして、これは間に合うのですか。私は、市民の意見を聞きながら、これから考えていくということを言われておりますが、少し遅いような気がしますけど、市長はそこら辺のことについてはどうお考えですか。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
なかなかちょっと説明が悪くて恐縮しておりますけれども、総合計画は、やはり市の計画であります。市民の皆様方の意見、また議会からの意見、そして私の思い、いろいろな御意見等を入れながらやっていく。この意見、気持ちというのは、もうずっと私どもも、議会のほうも、ずっと御意見を出していただいております。市民の皆様方からも御意見を聞いております。そうしたことを完成物としては1冊の本にしていくという、そういう作業をやるわけであります。そうした中で、中身に入れ込む内容については、もう池田滋彦議員もそれぞれ思いがあろうかというふうに思いますし、それぞれ議会の中で思いがあろうというふうに思います。私としては、所信で申し上げましたとおりのことであります。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
わかったような、わからんような答弁でございますが、私の所信のとおりと言われますが、具体的に述べていただけるものがあったら、言っていただけませんか。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
所信のときに非常に長い時間をかけさせていただきまして、坂田議長にしかられないように、端的に4本、これをちょっと短く申し上げさせていただきます。
これも3月議会で申し上げたところなんですけど、まず1本目は、やはり子育て支援、子ども支援であります。とりわけ教育をしっかりとやらなければいけないと思っております。
二つ目であります。二つ目は、安全・安心、防犯、交通安全、とりわけ防災については待ったなしでやっていかなければいけないと思っております。
三つ目は、まちの活性化、とりわけ駅周辺整備事業、4本しっかりとやり切るということが大事なことかと思っております。
四つ目が行政改革、行政のイノベーションということでありまして、市民参加、生涯学習、そして情報公開、そして新たな財源確保などなどをしていくということであります。新たな価値を知立市から発信をしていく、そんな行政体をしっかりとつくらなければいけないなと思っております。
この4本、中でも大事だなと思っております。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
確かに施政方針のときに、子育てと安心・安全、それから駅周辺整備と行政改革、言われております。ただ、私はそれは第5次総合計画をそのまま引き継いでいくというふうに解釈させていただいたものですから、それの上に立って、市長はもっと強い意志で何か、例えば行政改革でもそうですが、これからやっていく自分の仕事が何であるかというのをはっきり職員に向かって話をできる、我々議員も議員改革として、定数削減まで頑張ってやらせていただきましたが、その強い思いというのは、何かくだけて話しできるものはありませんか。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
それぞれあるわけでございますけれども、例えば情報公開では、条例、要綱、要領、要素、全ての情報を公開をしている、市長交際費もそうであります。これは、情報公開度は愛知県下で5番目ぐらいになっております。また、市長交際費についての減額は、私はやはり、まずは透明化、そして身を切らなければいけないという思いの中で、60%予算ベースでカットをさせていただいております。また、財源確保については、職員一丸となってやっておりまして、例えば元気交付金、これは知立市として3億6,000万円余の額を計上させていただくわけであります。これは、愛知県下の中でも非常に人口比当たり獲得額が大きい額を持ってきておりまして、これは本当に職員の頑張り、踏ん張りであります。これ、常にアンテナを伸ばしておくということと、しっかりと事業をやる、事業をやらなければ、消化しなければお金はつかないですから、事業をやっていくというそういう姿勢は、非常に職員の皆様方が出してきているなということであります。行政改革についてはそういうこと、あと電気の入札制度もそうであります。電力の入札制度、これもさせていただいております。また、子ども支援については、教育、これは少人数学級、まだまだ私はやり切らないといかんな、まずは4年生までなんですけれども、しっかりとやり切らなければいけないなということ、また学校設計事業、教育長の御指導の中でやらせていただいております。また、その道の達人派遣事業の一つとして、デリバリー、コンサート等々の事業もやらせていただいております。などなど、かなり皆様方に御指導いただいて、やらせていただいているところでございます。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
わかりました。言われることは、全て今まで行ったことをそのまま述べられただけで、これから新しいものは余りないというふうに解釈させていただきます。
第6次総合計画に向けて、強い決意という言い方をする私の質問が悪いのかもしれませんが、少しずつくだけてお話しさせていただきますが、もう一つ、施政方針の中で、お話しさせてもらった中で疑問に思うのは、愛知県と協力して、中小企業再投資促進事業も促進すると言われております。私、この中身の促進事業、愛知県と一緒にやるというのは、何を示されるのかちょっとわからなかったんですが、教えていただきたいと思います。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
これ、具体的な名称を言いますと、あいち創造産業立地補助金という事業でありますけれども、長年にわたって地域の経済、雇用の基盤を支えている企業の流出を防止するため、市町村と連携して、県内における再投資を支援する事業ということで、愛知県と市が一体となって中小企業に支援をするということであります。5%以内であります、率的には。額的には、限度額は県・市それぞれ5億円以内ということでありまして、実績といたしまして、今のところ、平成24年度において1社実績がございます。そういうような事業であります。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
この融資制度ですが、実質、今1社ということですが、期限は、いつまでの期限があるんですか。ちょっと質問の枠が違いますが、おわかりになったら、教えていただきたいと思います。
それでは、後で教えてください。それはそれで、また答えをいただければいいかと思いますので。ただ、これは知立から企業が出ないように、できるだけ経済を支えるために促進して融資するという形の促進事業、これは対象になるものは、私、知立で余り企業の多さは数えていませんでわかりませんが、それほど効果があるものでしょうか。私の解釈では、商工会の情報をもらいましたが、余り感じられないように思いますが、市長、そこら辺の見解はいかがですか。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
私は県外、国外、とりわけ国外に企業がやはり投資をされるということを防ぐということで、私はこの事業は効果があるというふうに思っております。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
わかりました。では、またその結果が示されることができるなら、詳しく教えていただきたいと思います。今後の中小企業振興条例も制定されておりますし、それに絡んで、こういう融資枠があるということは、一般の企業の規模の方は、余り知られていないと思いますので、そこら辺は言っていくべきだと思います。そうは思いませんか。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
そうです。これからは市としても、より以上にPRはさせていただきたいと思っております。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
先ほど第6次総合計画について市長にお伺いしたときに、余りはっきりした回答をいただけませんでしたが、今後の計画と行政運営について、ちょっと私の考えというか、意見を述べさせていただきたいのは、来年の3月で定年退職される部長がおられます。なぜ私が第6次総合計画を引っ張り出したかというと、今ここである程度腹を固めていかないと、その部長が卒業された後は、私は新しい部長でこれがそのまま、第6次総合計画が構築できるかどうかというのは大変懸念されるんですが、その思いは、市長、全く心配ないとお思いですか。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
この知立市の第6次総合計画、非常に大事な計画であります。これは、一丸となってつくっていかなければいけないというふうに思っております。そうした中で、やはり真剣になってつくっていく、その一言というか、そういう思いであります。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
本当に大丈夫なのかどうかわかりませんが、私としては本当に心配であります。第6次総合計画といえば、5年計画を示すわけですが、その中身が今までと全く余り変わらずで、知立のまちづくりがどうなるかというのは全く見えていない、それを今からやるといって、半年で知恵袋のある部長が卒業されたら、その後、本当にできるかどうかというのは、大変心配されるものだと私は思います。その上で、あえて市長に質問するんですが、市長からは、具体的に今後はこうするんだというのは何も出てきませんでした。私が言いたいのは、リニア新幹線の計画がこの間、報道されました。たしか2017年から工事で、2025年完成だと思います。知立の連立と同じ完成時期に当たるわけでございますが、この件に関しても、たまたま去年でしたか、安城市長はこう述べております。リニアが開通したら、西三河は安城市が中心になるんだという、その思いで発信されております。これは市長も御存じだと思いますが、シンポジウムも開いて、意見交換もされましたけども、私はこの安城市が基点じゃなくて、知立市が中心だと考えるのが本質だと思います。なぜなら、JRは知立は通っておりません。ただ、名鉄は知立を基点として、西三河全市につながっています。それを考えたときの交通事情とか状況を考えたら、市長、思い切って、そうじゃないんだ、知立が中心だと言ってもいいんじゃないですか。その強い思いを私は聞きたかったんですが。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
私も池田滋彦議員と同じ思いで、知立が中心だということは、よく5市の市長、いろんな市長が集まると申し上げております。申し上げているというのはあれなんですけれども、そういういい方じゃないんですけれども、皆さん、感じていらっしゃるのは感じていらっしゃると思うんですけれども、やはりどうせんでも、誰が見ても知立が、特に名鉄については中心であることに間違いないわけでありまして、これをやはり生かしていく。そのために私、先ほど申し上げた4本の柱の3番目の柱というふうに申し上げておるわけであります。3本目の柱にこれを、駅周辺整備事業をやり切るということを申し上げておるわけでありまして、決して駅周辺整備事業は後回しにしているわけじゃないわけで、むしろしっかりとやっていく、そんな強い決意を自分なりに持っておると、そういうふうに思っております。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
駅周辺の話が出ましたので、それではその件に触れさせていただきますが、きのうから多くの議員が立体交差事業あるいは三河知立駅移設問題が議論されております。私は、これを担当する担当部長、都市整備部長ですが、本当によくやってくれておると私は思います。頭が下がる思いですが、なぜかというと、やはりこの大型事業、誰がかじをとるかといったら、トップが動かなければ、これは進まない話で、今まで議論された中で、市長が県や名鉄にはっきりものを言いながら交渉したというのは聞いた覚えがありません。その意味で、知立が中心だと言える、その中身が私はちょっと違うような気がします。だったら、やはり2期目として、私は今後、名鉄あるいは県、そして両議院ができた国会議員、これを使った政治的な動きをすべきだと考えますが、違ってますか。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
全く同感であります。今まで以上にしっかりと県、国、そして名鉄にものを言っていきたいというふうに思っております。また御支援と御指導をよろしくお願いいたします。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
支援はさせていただきます。動くのは市長です。国に陳情、要望、はっきりした意見を持って、県事業とありながら、国の判断が必要です。私は、国に出向くべきだと思いますが、その意味で、冒頭聞かせていただきました。2人の国会議員ができたというのは、知立にとって本当に力強いと思いますが、それを利用しない手はないと思います。
もう一度お伺いします。いかがですか。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
池田滋彦議員のおっしゃるとおりであります。これからも御支援よろしくお願いいたします。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
頭がいいので、すらっとかわされました。
私は今後、しっかりした意思を持って、国会でもどこでも行くという答えを待っていたんですが、そうではありませんでした。御支援という、助けてくださいという意味と同じになりますので、これは話にはならないと思います。ですが、ぜひともやってください。今、市民や議員の中でも、あるいは職員の中でも、何で連立が1年でも2年でも早くできんのだと嘆いています。その声は市長にも届いておると思いますが、そうではありませんか。早くできればできるほど、知立の財政から身が軽くなるはずです。そのためには、市長が動かなければ、これはなされないはずです。そう私は考えますけど、いかがですか。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
私は、動くことは本当に嫌いなほうではないわけであります。動くことはしっかりと、どこへでも動いてまいりますので、そういった意味で御支援をいただきたい、動くのは私がしっかりと動かさせて、どこへでも動いていきますので、よろしくお願いをいたします。
また、池田滋彦議員がおっしゃられたように、早くやるということは、コスト面でもそうであります。また、市民の皆様方にさまざまな効果が生まれます。そうした効果を享受していただく、そんなこともやはり早くやるということによって、より多くの皆様方が効果を享受できるということで、大事なことかなと思っております。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
大変失礼なことを申し上げるようですが、半年後、都市整備部長は卒業していません。今後は市長が答弁されることになりますが、その上でもしっかりと動いて解釈していないと、答弁できないんじゃないかと思いますが、私はそういうふうに思います。新しい部長が本当にそれを引き継いでしっかり、今の都市整備部長ほどの答弁ができるとは思えません。市長、どうですか。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
池田滋彦議員に御心配いただくということもわかるわけでありますけれども、私ども、本当に一丸となって知立市のためにやっていく、そんな強い決意というか、思いがございます。そのあたりは御理解をいただきたいと思います。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
市長には大変失礼かもしれませんが、思いは少しでも早く完成することです。このリニアが開通と同時に、知立市が拠点となって、その産業、経済、観光、大きく変わると私は思います。そのためには、リニアより1年でも2年でも早く完成させて、知立の中心となる拠点をしっかりしたものにつくり上げるべきだと私は思いますが、もう一度お伺いします。そうは思いませんか。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
池田滋彦議員がおっしゃるように、リニアが平成39年に名古屋駅に参ります。それを見越すのはもちろんでありますけれども、昨日も村上議員がおっしゃっておられました、常滑の空港に知立駅からアクセスができる、そんなロケーションでもあるわけでありまして、そうした視野もやはり常に頭に入れて、やはり知立駅というものを考えていかなければいけないと思っております。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
今後は、本当に林市長の仕事ぶりに期待したいと思います。どうか今まで申し上げたことをしっかりと動いてやっていただきたいと思います。
続いて、防災についてお伺いします。
東北の震災から、防災協定が行政側で流行しているように思われます。よく検討した結果で協定されるのであれば意義があると思いますが、するだけで、簡単な理由で協定されるというのはいかがなものかと私は思う部分がありまして、その点についてお伺いします。
総務部長、現在、協定を結んだのは何カ所ですか。それを教えてください。
○議長(坂田 修)
総務部長。
○総務部長(今井 尚)
現在、協定を結んでいるところは3市ありまして、長野県の伊那市、平成7年5月15日、福井県の鯖江市、平成25年1月31日、富山県の魚津市、平成25年2月7日でございます。3市でございます。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
その中で鯖江市と魚津市は、私も署名させていただきました。ただ、この2市についてもっと詳しく教えていただきたいのは、防災協定はしました、確かに。伊那市と同じように、先方からは何か要望されてはおりませんか。
○議長(坂田 修)
総務部長。
○総務部長(今井 尚)
本市の協定後の懇談会の中で、鯖江市と魚津市の市長とも、知立市との防災協定を手始めとしていろいろな交流を図っていきたいという旨を語られておられました。これは私のほうの感想でございますが、両市長とも市の広報マン、または市のPRに非常にたけておりまして、協定の御縁で商工会や文化交流を進めていく中で、自分の市をPRしたいというような形を強く私は思いました。
以上でございます。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
説明が本当に大まかでしたが、実は私はその場に立ち会ったときに、鯖江市の市長、あの方は、鯖江市といえばめがねの産地で、全国的に有名です。そのセールスにたけたあの動きは、私はびっくりしました、確かに。市長も笑っておりますが、めがねを説明して、これは大変いいものだよと言われたときに、買わざるを得んぐらいの説明をされるんです、本当です、これは。それぐらい市をもってセールスをする、それを知立と防災をきっかけに何とか親交を深めて、営業させていただけませんかという裏が見え見えでしたが、でも私は、あの姿勢はね、市長、学ぶべきだと思います。大変いいことだと思いますし、魚津市の市長もいろんなことを申し上げておりましたが、あそこも魚や酒が大変おいしいところで、これを地産地消で知立へ持って行ったら売れるだろうなと言われました。これは防災をきっかけにお互いの交流をどこへ持っていくかということをはっきり示しております。ですから、私は悪くないと思いますが、これはこれで総務部長が言われていますが、ただ、その次に協定を結ぼうとしている岐阜県、滋賀県、石川県、私は必要ないと思います、はっきり申し上げて。なぜそこまで手を広げてやるんですか。私、7万規模の知立市ではそれは必要ないと思いますが、どうお考えですか。
○議長(坂田 修)
総務部長。
○総務部長(今井 尚)
今後の締結市は、今言われました岐阜県下呂市、滋賀県栗東市、石川県能美市計画しております。以後、6市以外は締結は必要ないというふうに考えております。
この理由でございますが、国は南海トラフ、巨大地震の対策の最終報告の中で、住民には発生直後は行政の支援がおくれる、このことを前提に、各家庭に飲料水など1週間分の備蓄を呼びかけております。これは余りにも地域が大きい巨大地震のために、範囲も非常に広いというような形で、各自治体に支援もおくれるということの考えでございます。東日本の震災のときも、支援は1カ月後で派遣に向かっております。これは、全国市長会等が呼びかけ、時間がかかっております。このことから、当市がもし被災した場合、早く応援等が必要であると考えますので、6市の防災協定を締結し、これはどうしても当市の必要なことだというような形で考えております。
以上でございます。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
確かに協定される場所は、ほとんどが日本海側でございます。南海トラフで知立が災害に遭ったら、応援にかけつけてくれるのは、明らかに地理的には大変いい場所かもわかりません。ただ、私が懸念するのは、その6市で協定したとして、その協定になったとき、災害が知立にあったときに、6市から見えたとして、知立のこの4キロ四方の災害に対する対策として、6市から本当に来て、活動がうまくいくのかどうかというのは疑問に思われるので、多いのではないかと考えますが、いかがですか。
○議長(坂田 修)
総務部長。
○総務部長(今井 尚)
災害の規模がどのぐらいの規模というのがよくわかりませんが、もし仮に職員が被災する場合もございます。各市の市の職員であれば、行政にたけているというような形でございますので、どのような形というのは、災害によっていろいろな協定というのは違うと思いますが、非常に協定を結ぶことによって、当市については非常にありがたいというふうに思っております。これはちょっと話がそれるかもしれませんけど、今、下呂市とかそういったところと防災協定の下準備の話をしておる中で、相手の市の方も言っておられたのが、愛知県で災害が遭ったときに、どこに行けばいいかということを今までいろいろなことを考えておったらしいんですけど、これが協定を結ぶことによって、当市は知立市に応援に行くんだという目標ができたと。うちについても、防災協定を結んだということになれば、そこの県のところにすぐ応援体制に入るというような形になりますので、これは両方の市が防災協定を結ぶことによって、そういう確認もできたというような形で思っております。
以上でございます。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
言われることはもっともだと思います、確かに。ただ、日本海側でも災害がないわけでもないと思いますし、雨と土砂崩れ、それが広範囲になったときに、知立がそれに対応できるかどうかというところもありまして、ちょっと心配するわけですが、よく吟味してから協定していくのが本意じゃないかと思いますので、あえて申し上げます。6市で本当にいいのかどうかというのは、もう一度検討していただきたいと思いますが、いかがですか。
○議長(坂田 修)
総務部長。
○総務部長(今井 尚)
6市とも見ていただければわかると思うんですけど、知立市と似たような、物すごい大きな市と防災協定は結んでおりません。お互いに幾ら災害があったといっても、やれることは限られておりますので、市の結んだところと負担にならないような格好でというような形で、大きな市とか、そういったところとは結ばないというような形に今回なっております。
以上でございます。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
わかりました。よく吟味してからお願いしたいと思いますし、総務部長、これ以上は、ほかには協定を結ぶという話はないですよね。私はそれもお聞きしたいんですが。
○議長(坂田 修)
総務部長。
○総務部長(今井 尚)
6市については、これ以上結ぶということは考えておりません。ただし、ほかの市町村といったらおかしいんですが、この間、近郊なんかのことで、たくさんの市と結びましょうというような防災協定があれば、おつき合いというような形で結ぶ場合もあるかもしれませんけど、この6市以外で深く防災協定を結んでいくという考えは、今のところ持っておりません。
以上でございます。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
そのおつき合いというのは、碧海5市の話ですか。
○議長(坂田 修)
総務部長。
○総務部長(今井 尚)
これはいろいろあると思うんですけど、話として、東海道とか、いろいろ高速とか、そういうような形で、防災協定どうだという話があったときに、この辺の市も参加しますといったときに、いや、当市だけはいいですよというわけにいきませんので、そういうような意味で、おつき合いといったらおかしいんですけど、防災協定を結ぶというふうになったときについては、結んで悪いようなことではございませんので、協定だけは結ばさせていただきたいと思っております。6市については、深く交流を図っていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
わかりました。防災協定についてはしっかりした考えを持って、今後も進めていただきたいと思います。
そこで、一つ申し上げたいのは、防災について、民間企業から知立市が協定をされているということは御存じですか。中身も含めて、説明いただきたいと思います。
○議長(坂田 修)
総務部長。
○総務部長(今井 尚)
大変恥ずかしい話ですけど、質問者のほうからそういう一般質問でというような話を受けまして、初めて実際には知ったわけでございます。
会社名につきましては、富士プロパン瓦斯株式会社、今、フジプロというような形になっております。そこと災害時における緊急避難場所の使用に関する覚書ということで、平成23年11月30日に締結しております。この趣旨は、会社所有の施設の一部を地域住民の緊急避難場所として使用することについて、必要な事項を定めるものとなっております。それから、避難対象者は、この地域には来迎寺小学校、竜北中学校が市の指定避難場所としてあり、大方はそこへ避難するものと予想している。緊急避難場所へ避難する住民は、次の地域に居住する者を想定するというような形で、牛田町、それから山町ということで、牛田町については裏新切、東新切、それから新田北、新田南、牛田境、西浦、それから山町につきましては東並木北、五八山、御林というような形でございます。
それから、使用期間につきましては、最大3日間にとどめる、その後は市の指定避難場所に移動させるということの内容でございます。
以上でございます。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
市長、御存じでしたよね。市長が平成23年11月30日に協定を結んでおります。東北大震災の半年後です。なぜこれを取り上げたかというと、ほとんどの人が知らないと思います。私も社長から教えていただきました。あの富士プロパン瓦斯の社屋、新しくなっていますが、あの社屋は災害に強い建物を建てて、しかも自分のところの生産であるLPガスを拠点として、冷暖房完備あるいは炊事場所もつくって、大きな災害用のなべまで持っています。それは何を意味するかといったら、私の会社は地域に貢献するために考えたことであって、知立市にこれは使っていただく、そういう思いでつくりましたとおっしゃっておりました。市長、御存じですよね。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
協定は私が結ばせていただきまして、知っております。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
ということは、余り中身がわかってなかったのかもわかりません。実はこの社屋、会社の建物ですが、これも防災用に、たしか国の補助をいただいてつくっております。私は大変な試みで、本当に知立のためにいいことをされておる、知立市のためにもいいなと考えますし、このノウハウをしっかりと知立も教えていただきながら、協定を広めて今後つき合っていくべきだと思います。なぜなら、おわかりのように、LPガスは災害のときに本当に重要な燃料、その役割は大変な役割を示すはずです。それは私が言わなくても、皆さん御存じだと思いますが、その会社がそういうふうにわかっていてやっていただける、そのノウハウをこれからは知立市がほかの観点からもやっぱりやっていくべきだと思いますし、この会社とも、もう少し深めた協定をして、ぜひとも市が要請したらやってくださいというふうに持っていくべきだと思います。私はそう思いますが、総務部長、いかがですか。
○議長(坂田 修)
総務部長。
○総務部長(今井 尚)
少し補足をさせていただきたいというふうに思っております。
これ、会社のほうで聞きますと、初めに牛田町と山屋敷の区長に1回会社のほうに来てもらって、中も全部見た、施設を見学させてもらったということで、この会社が一番に思っておったのは、町内会とかこういったところと防災協定を結んだほうがいいんじゃないかというような形でありましたけど、当市の場合は、町内会が結ぶより市のほうと結んでおりますので、うちのほうが受けたというふうにそれは思います。ただ、この中でうちのほうも反省しなくてはいけないということがございまして、今言われるとおりに、今の牛田町と、それから山町の区長に、そういう引き継ぎは受けておりますかということを聞いたときに、両区長とも知らないというような形で答えておりましたので、これは会社がせっかくこういったものをつくって、その地域を受けていることをきちんとやっていただいておりますので、うちのほうも今後は町内会も含めまして、防災訓練等にやっぱり活用させていただきたいというふうにちょっと思っております。
以上でございます。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
私もそれを言うのを忘れてしまいましたけど、滞在期間が3日間と限定されるのは、このLPガスの公共性を考えて、災害に即動けるようにということで、3日間しか許されないというふうに書いてあります。それは確かだと思います。ですが、発生から3日間衣食住が整うなら、こんな助かることはないと思いますし、今後これはよく町内にも話をさせていただいて、それから市としてもやっぱりこの後方支援はしっかりやっていただきたいと思います。こんないい話があるとは私も思いませんでしたが、ぜひとも皆さんで理解していただいて、こういう会社もあるということをしっかり覚えていただきたいと思います。その上で、今後の対策は行政のほうに、それから町内に任せますが、こういう防災協定もあるんだということは、しっかりそうした勉強をしておいたほうがいいと思いますし、あるのなら、もっとちゃんと発表してあげたほうがいいと思いますので、そこら辺をもう一度お伺いします。
○議長(坂田 修)
総務部長。
○総務部長(今井 尚)
この辺につきましては、余り大々的にPRをしますと、ほかの方が来られたときはちょっと困りますので、町内会のほうとしっかり詰めさせていただきたいというふうに思っております。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
よろしくお願いしたいと思います。
お疲れで、早く終わったほうがいいと思いますので、最後の質問にさせていただきます。
市長、3日ほど前に東京オリンピックが正式に東京で開催されることが決定されました。本当にすばらしいことだと思います。私は、この東京オリンピック、56年ぶりだということで、私がたしか21歳のときに東京で開かれたのを覚えております。あのすばらしいオリンピックがもう一度東京で開かれる、その思いと日本にその経済効果が約3兆円とも言われております。そのために、日本が復興から立ち上がって、是が非でも全世界に成功する姿を見せなければならないと考えますが、そのためにはやはり国民一人一人がその思いでやらないといけないというふうに考えております。スポーツを愛する私としても、これは本当にいい、東京オリンピック開催は喜ばしいことだと考えますが、市長の見解をお聞かせください。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
東京オリンピックの見解の前に、先ほどの質問、新あいち創造産業立地補助金、いつまでだということでありますけれども、私ども、知立市中小企業再投資促進事業費補助金交付要綱をつくられております。この要項をまた見ていただくとわかるんですけども、平成27年3月31日限りで要綱が効力を失うということになっておりますのでお願いいたします。
東京オリンピックが2020年に決まったということで、日本人が東京オリンピックに向かって一丸となったというそういうこと、また世界から東京が選ばれたということで、非常に喜ばしいという思いであります。
一方で、そのときのNHKのインタビューでやっていたんですけれども、被災地の方々にインタビューをされていました。被災地の方々がおっしゃられたのは、仮設住宅等に入っていらっしゃる方が、2020年、東京オリンピックなんだけども、日々の私たちの生活を決して忘れないでほしいな、そういうことをおっしゃられておりまして、決してそれも忘れちゃいけないなということを思います。
そして、やはり池田滋彦議員がおっしゃられましたように、東京オリンピックをやることによって、かなりの経済効果が出てくることは間違いないのかなというふうに思っております。
また、私ども、スポーツ振興法ができて、まだ基本計画等ができてないわけであります、知立市がですね。やはりスポーツ、プレゼンテーションの決め手となった言葉が、スポーツは力だということをおっしゃられておったわけでありまして、やはりまさしくスポーツはさまざまな面で力となっていくのは間違いないというふうに思っております。そうした中で、私どももこれを機会にスポーツ振興計画を、やはり知立市らしいものをつくっていかなければいけないなと思っております。
あわせて、これを契機にというか、また知立駅の話になるんですけれども、やはりオリンピック景気を機に、知立駅の周辺整備もより皆様方に注目していただいて、よりよい形で進んでいくように、またやっていかなければいけないなと思っております。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
オリンピックには知立駅は間に合いませんが、それはそれとして、しっかりとやっていただければいいと思いますし、この東京オリンピックについて、今、政府ではスポーツ庁設置に向けて検討に入りました。世界とのきずなを深めるために、そしてスポーツ人口の拡大、そして選手層の厚さをつくるための底辺の教育のためにも、恐らく相当の力を入れてくるものと思われます。
ここで余りかたい話ばかりで申しわけないんですが、企画部長にちょっと、変なことをお聞きするわけではないんですが、たしか総合グランドのために1億5,000万円、まだ基金が積み上がって残っておると思いますが、これはそのままにしておいていただけるんですよね。第6次総合計画で崩すようなことはないと思いますが、見解をお聞かせください。
○議長(坂田 修)
企画部長。
○企画部長(清水清久)
総合公園の整備基金につきましては、これは溶けないように今、冷凍保存中でございますので、全く手をつけるつもりはございません。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
市長の気持ちが溶けなければ、基金も溶けないということですので、ちょっと安心しましたが、最後に申し上げます。
いろいろ私はきょう言わせていただきましたが、やっぱり知立には総合運動公園は絶対必要です。それがなぜ必要かというのは、いろいろ考えて述べさせていただきますが、まず災害のために、災害本部の拠点となる大きな広場というのは、知立にはどこにもありません。学校や公園、それから公共施設に避難場所、それから避難のための施設を使えというふうに言われておりますが、これは拡散されて、本当に統治ができるわけですか。本当の大きな災害が来たときには、その拠点が大きな拠点で、一つでないと、機能は発しないと思います。しかも、行政としても災害が起きたときには、自分の身の安全のほうが大切ですから、自分の身は自分で守るしかありませんので、これは、はっきりここでこういうふうにするんだよという指針をしっかりと訴えていかなければ、この災害の役には立たないと思います。職員でも、やっぱり自宅におって災害に遭ったら、そんな動けるはずはありませんので、やはりそれぞれの地域が大事だと思いますし、隣近所だと思います。その拠点がここと示される場所があれば、全ての人間がそこへ集まってくるはずです。そのためにもやっぱり空地空間、広い設備、広場が絶対必要だと私は思います。スポーツ、運動というから市長は凍結されたかもしれませんが、目的がいろいろあるなら、別にそれは溶かして、市民のためにつくってはいかがですか。私はそう考えます。
それから公共行事、あるいはいろんな大会とかありますが、あえて述べるなら、商工祭、パティオの駐車場で行っていますが、違法駐車で地元から苦情が来てるのも明らかです。消防の出初め式あるいは観閲式でも、小学校のグランド、市の駐車場でやっていますが、わざわざそれも借りてやる感じになります。市のソフトボール大会、市の運動会でもそうです。市の運動会を小学校のグランドでやるなんて、昭和時代の話じゃないかと私は思います。今、郡部でもほとんどないと思いますよ。いろいろ考えてやるならば、市長、ここは寛大な気持ちで、やっぱり必要であるということを第6次総合計画にしっかり載せていただきたいと思いますが、いかがですか。
○議長(坂田 修)
林市長。
○市長(林 郁夫)
第6次総合計画の表現、どういうふうな形になるかはあれなんですけど、必要だということ、池田滋彦議員がおっしゃられた必要性というのは、私も否定をするわけではありません。これは何遍も申し上げますけれども、今のところ、もしこれが総合計画が続いておったとしたら、一般財源で今7億円入れていたんですね。地方債で5億円です。今、平成25年度当初予算をスタートするときに、財政調整基金の残高が5億円ですね。それで、一方で話題になっております駅の周辺の駅南の区画整理はどうなるんだ、また環状線街路を早くやらなくちゃだめだ、効果を出さないかん、そういういろいろな判断をするときに、やはり優先順位を決めていくわけであります。そうした中で、今こうした形で凍結ということになっております。しかしながら、このお金をどこかに使っちゃうとか、そういうことは今のところないわけでありまして、また御理解いただきたいと思います。
○議長(坂田 修)
7番 池田滋彦議員。
○7番(池田滋彦)
本当に最後の最後にします。
この構想については、財政的には考え方は幾らでもあります。それはまた、あえてきょうは申し上げませんが、国の力を借りれば、それもできないことはないと思いますし、せっかくオリンピックがきた機運で持っていけば、これは恐らく私は実現可能だと思います。そういうふうな夢のある方向で、しっかりとしたものをつくっていただきたいと思います。それを申し述べて、終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(坂田 修)
これで7番 池田滋彦議員の一般質問を終わります。
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○議長(坂田 修)
以上で、本日の日程は全部終了しました。
本日は、これで散会します。
午後6時43分散会
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