○12番(池田福子)
 最後の質問ということで、粛々とさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 障がいということを一つ取り上げました、今回。そして、もう一つは、給食時のアレルギーということで取り上げさせていただきます。
 まず、障がいということから入りますけれども、概念が変わりつつあると思います。以前だと特別なこと、そして、場合によっては世間体も考えてということで内密にせざるを得ないという場合もあったわけですけれども、本人はもとより、家族までもが影響を受け、自己責任という名のもとで世間からの目を避けながら自己否定を余儀なくされてきたという経緯もあるかと思います。
 しかし、昨今、先天的な障がいは言うまでもなく、後天的に誰でもなり得る当たり前のことという認識が浸透しつつあると思います。例えば、きのうまで元気いっぱいで働いていた若者が事故に巻き込まれて障がい者となる。または、幼少期はわからなかったのが発達障がいという診断が出る。中には、就職してから周囲になじめないのは発達障がいであったと診断される場合もあるということで、ずっと生きづらさを感じていた方もいらっしゃるということなのです。内部疾患としても心臓にペースメーカー、または、腎臓透析の場合も障がいということで幅広く認知されるようになったということが言えると思います。
 障がいは治癒できるというものではないということですので、本人はもとより、家族の負担も重く、将来への希望も持てないまま過ごすということになってくると思います。本人と家族も含めた対策の必要性を感じるわけです。
 ハンデを持った人たちにも優しいまちを目指すということで、今、知立市は総合計画を練ってると思います。そして、ハッピープラン、こちらのほうが平成23年までの計画ということで、その後のことはどのように今なっているのか、ちょっとお示しください。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(成瀬達美)
 今、議員の言われましたハッピープランについては、一つ、障害者計画、こちらが基本計画になるわけでなんですが、基本構想計画になるわけです。もう一つ、障害福祉計画、これが3年ごとに利用料だとかそういった施設の目標を数字的にあらわした計画になっております。こちらのほうが、実はあわせてハッピープランという言い方をさせていただいております。
 その中で、実は平成19年3月に作成しました障害者計画・障害福祉計画、こちらのほうがあります。それでもって先ほど今、議員のありましたように、障害者計画の基本構想のほうなんですが、実は、この計画の中では実施期間平成23年度までというふうになっております。
 ただ、障害福祉計画につきましては、3年ごとということで、第1期、第2期で、第3期としまして平成24年から平成26年度までの計画として策定させていただき、県等へ報告させていただいております。
 それで、今の障害者計画につきましては、本来、平成23年度につくって平成24年度からという形で進めたかったわけなんですが、今の障害者総合支援法等の改正の関係、それと、御存じのとおり平成24年度からについて障がい者の通所施設、特に市内の通所施設についてかなり不足しているということで、そういったのが表面化してきました。その関係があって、もう少しきちっとした計画をつくらないということで、今年度補正ではありますが、今回の9月補正で平成25年、平成26年で新たにもう少し詳しくということで計画を策定ということで出させていただいております。
 その関係もあって、障害者計画につきましては平成23年度のものでありますが、その計画を今、平成26年度までの延長という形でその計画を継続させていただいております。
 それで、今回の9月補正であげさせていただいて、この計画については、当然新たな施設の関係、もう少しいろんな団体等の関係ももう少し風通しよくというんですか、もう少しがっちり組んでやっていきたいということで、この計画をつくる作成の中で、いろんなネットワーク等策定させていただくということで今、予算であげさせながら、現実にはもうそういう形で動かさせていただいております。今のところ、そういった事情です。お願いします。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 要するに、もっと制度のいいもので総合的なものを計画しているから平成26年度まで延長されたということでよろしいわけですよね。
 今が計画期間ということになると思うんですけれども、アンケートを準備しているということをちょっと聞いたんですけれども、いつ、内容はどのようにするかをちょっと教えていただけますか。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(成瀬達美)
 実は、アンケートについては、障がい者の方全てについては昨年度アンケートを行わさせていただいております。
 その関係あって、あと、議員の言われました昨今出てきている発達障がい、この方についても、やはりアンケートをとっていってやらないといけないと思っております。
 そういった形でアンケートをとって、今年度中、集計等行わさせていただいて、またその結果については議会のほうへ報告させていただきたいと思っております。
 以上です。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 問題は、本当は助けが必要なのに自分で申し出れない人というのがやっぱりいるわけですね。自分が病気だとは思っていないという、病気という自覚がない。だから助けを求めない。それから、水面下に沈んでしまって孤立してしまっている、そういう方たちの相談体制をとらなくてはいけないと思うんですけれども、ちょっと固有名詞あげて申しわけないんですけれども、ひきこもりの方はテーマとしてこのアンケートにあげてますか。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(成瀬達美)
 基本的には、やはり手帳を持ってみえる方、それとあと、発達障がい並びに難病の方ということで、こちらのほうでわかり得る方でしか出しようがないという形になっております。
 ただ、今言われたように、ひきこもり等で御自宅にみえる方については、こちらの市のほうでも実態等がつかめてない状況にあります。その関係もあって、若干そこについては、果たしてアンケートでそういった方たちの希望がとれるかどうかというのは、ちょっと不安ではあります。
 以上です。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 例えばの案なんですけれども、障がいのある方全員にアンケートはとりますね。それから、無作為抽出でも一般の方にもアンケートをとりますね。そのときに御近所でどうのこうのとか、御自分の知り合いでひきこもちゃってる人いますかとかいう、個人情報の問題があるんですけれども、何とかそこをちょっと掘り下げて、どれぐらい人数いるんだろうと。
 やっぱり先ほども言いましたけれども、就職してからひきこもる方が非常に多いわけなんですよ。その方たちは、おもてになかなか出たがらないというのもある。それから、保護者の方も就職してからの人ですから高齢になっていて、家族中で困っているという例を見たところでも結構みえるんですわ。ですから、そういうアンケートのとり方、ちょっと工夫していただいて、市民の皆さんにもアンケートを答えていただいた皆さんにも、ひきこもりがあるんだなということを自覚していただくといいと思うんですけれども、いかがですか。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(成瀬達美)
 今、議員の言われたように、一度研究等させていただくはさせていただくんですが、どういったものができるのかというのは、ちょっとまだ頭の中に浮かびませんので、申しわけありません。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 一般の方の無作為抽出の方、何名ぐらいを予定していますか。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(成瀬達美)
 基本的に通常2,000名の方を抽出させていただくという形になります。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 でき上がってから、またぜひ教えていただきたいと思いますので、お願いします。
 それから、3障がいについてということで、障害福祉計画、地域福祉計画との関連を教えてください。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(成瀬達美)
 地域福祉計画、これについては当然、総合計画が上にあるわけなんですが、地域福祉計画ということで障がい者、高齢者、児童、こういったどちらかというと地域で弱者と呼ばれている方、この人たちについての地域で支える、よく言われている自助、共助という形で、そういった福祉のやり方。あと、当然それについては公助も入るわけなんですが、そういったのを地域福祉計画のほうで定めさせていただいて、その中で、障害者計画はその下にそれを引っ張ってというわけじゃないんですが、そちらのほうと整合性を合わせながらつくらせていただくという形になります。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 ということは、ダイジェスト版ですけれども、地域福祉計画が上部にあって、それから、そのもとで障害福祉計画がつくられるというふうに理解しましたが、それでよろしいですよね。
 ちょっと話題を飛ばしますけれども、3障がいの一元化というのが行われてるんですけれど、この3障がいの傾向を教えてください。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(成瀬達美)
 傾向としましては、基本的に障がい者の方というか、うちのほうでつかんでいるのは手帳の数になるわけなんですが、手帳については全体的に増加してきております。
 ただ、顕著なのは、精神障がいの2級、3級、ここの数字がここ近年というんですかね、かなり伸びてきているという状況にあります。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 ちょっとデータで出してみたんですけども、ここ10年なんですけど、平成14年から平成24年の10年間の間に手帳をお持ちの方、身体では1,321人が1,710名になって130%以上になってますね。それから、知的がこの10年、230人が317名で138%と。そして、精神が先ほどおっしゃったようにふえております。86人が362人と、これが420%の増加ということで、精神は今までが認められていなかったのでといういろんな事情もあると思います。
 これ、増加しているから悪いとか問題だというのではなくて、むしろ意識が高まって認知度が高まったからこの手帳を持ってらっしゃる方がふえたというふうに私自身は理解してるんですけれども、この数字について何か御所見があれば、よろしいですか、述べていただいて。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(成瀬達美)
 基本的にはそういった障がいの方というのは、今までよりもいろんなところが認知されてきたということもあって、本人もそういった申請をされるという形になってくると思いますし、病院等でも、当然ソーシャルワーカーの方も手帳の申請等推奨していただいているという形で聞いております。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 特に今、精神が約4倍ですね、420%ですから。まだまだ社会不安の影響でふえると思うんですね。うつの方も多くなってる。先ほど中島議員もあれでしたけれども、先生方もすごく、うつ傾向が多いわけですね。ですから、これはほんとに取り組んでいかなければいけない主要なものだと思っております。
 話がまた少し飛びますけど、第3期の知立市障害福祉計画として取り組むべき主なものだけで結構ですから、ちょっと挙げてもらっていいですか。主にサービスを挙げてください。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(成瀬達美)
 第3期の障害福祉計画について、大きなというか重要なところというのは、前の川合議員のときにもお話させていただいたんですが、福祉施設の入所施設から地域のほうへ、例えばケアホーム、グループホーム等への移行、それとあとは、普通の福祉就労施設から一般就労施設へという形で就労のほうの支援という形ですね、それと、もう一つは、就労継続支援A型、特に雇用契約を結んだ賃金の基準のあるそういった雇用の仕方、そういった雇用の方をふやすという形、今のこの部分が重要な課題になっております。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 いろんな話、またはアンケートなどからの推察されるのは、近い将来、親が病気になったときはどうしよう、親の高齢化は必然的にやってまいりますから、本人が50歳になって親が70歳、80歳になるのは当然になってくると。そのときに、親御さんがおっしゃるのは、私が死んだときどうしようということなんですね。
 そういう例は非常に多くて、事実、やっぱり高齢化という問題と、それと同時に、孤立化ということがある。それから、そうなりますと、当然地域とのつながりがなくなるということになるんですけれども、非常にこの辺、切実なんですが、具体的な要望として施設の増設が非常に望まれているんですけれども、この点、いかがですか。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(成瀬達美)
 障がい者の高齢化というんですかね、そういった家族の方の高齢化も含めてなんですが、孤立化ということなんですが、これについては今の高齢者の世界でも同じという形で孤立世帯という形で言われておりますが、ただ、施設につきましては、重度の方、そういった方については、そういった施設が必要になってくるのかなというふうに感じております。
 ただ、障がいでも、ある程度軽度の方については、それは在宅も含めてなんですが、地域の中でフォローしていくような形で共助という形をとりますが、そういったのも考えていかないといけないと感じております。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 このハッピープランの中には、社会参加という目的にために住まいの整備ということが、もううたってあるわけなんですね。
 一つ例を挙げさせていただきますと、特に今、病院から施設に、病院から自宅にという傾向になっておりますね。早く退院させるという傾向になっておりますよね。精神の場合は、それが割に緩やかで、何年も入院させていると。人によっては、私が知ってる人は30年入院していたという、青春時代からずっとそのままほとんど入院生活なんですよ。そういう方でも、やはり自宅にとか施設にとか出す傾向にあるんですけれども、こういう場合、大抵は家族が崩壊していたり、家族が受け入れられない。だから入院が長くなっているんですよ、社会的入院なんですよ、これ。本人は退院できるのに受け入れがないから入院しているという。医療費もちろんかかってくるわけですよ。こういうときに、本人のためにも社会に出たほうが、それはすごい回復が早いんですわ。
 ただ、助けは必要なんですよ。久方ぶりに出てくるもんですから、世の中まるっと変わってる場合が多いわけなんですね。
 こういう方の場合、身体的に重度ではないんだけれども、施設されあれば出れるという方も、まま出てくるんですけれども、ハッピープランには社会参加のために住まいの整備ということをうたってあるわけなんですね。この点、どのようにお考えでしょうかね。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(成瀬達美)
 住まいの整備といいますと、基本的には日常生活用具等の住宅改修等も含めた形で補助させていただいております。その中でやっていただくことも一つだと思うんですが、特に今言われたような精神の方については、当然退院となりますと何らかで影響が出てきます。それについては、病院の関係者と市のほうも入っていろんなケース会議等を行わさせていただいて、やらさせていただいております。現実には、2年ぐらい続けて会議等やっていても最終的にはまだ入院のままという方もみえます。
 そういったことで、やみくもに外へ出すというわけではなくて、やはりそれについては地域の周りの整備等含めた中で、会議等で進めた中で出していくという形になっております。
 以上です。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 それで近隣と比べましても、知立市は居住型サービス、いわゆるグループホーム、ケアホームなどの施設は圧倒的に少ないわけなんですね。逆に要望は多いと。施設は少ないのに要望は多いと。その要望はこれからもどんどんふえるだろうという予測は簡単につくわけなんですね。
 これに対して副市長、どのように対処していけば住みやすい、障がい者にも優しいまちをつくりましょうという意味から追い出す方向にあるんですよ、今。これ、どのようにお考えですか。
○議長(坂田 修)
 清水副市長。
○副市長(清水雅美)
 障がい者、とりわけ今、精神に障がいのある方の実態についての御披瀝でございます。
 私も、なかなかその辺のところを十分に理解をしていないわけですが、いずれにいたしましても、先ほど福祉子ども部長が答弁をさせていただいたようなことで実際は今、対応させていただいているわけでございますけども、実際に物理的なそういった施設が足りないということでございます。そこはいろいろ民間の皆さんのお力を借りるとか、いろんな手法を今後考えていかなくてはいけないのではないかなというふうにも思っているところでございます。
 いずれにいたしましても、今後のこの計画づくりの中で、そういった実態も十分把握をさせていただく中で、計画づくりに努めてまいりたいと思っておるところでございます。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 その計画づくりに邁進したいということなんですけれども、現在民間の方頼みになってしまうんですけれども、入所施設をつくろうと、そのように希望している申し出ている施設は、どのような施設がありますか。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(成瀬達美)
 通常、入所施設というのは夜間も泊まることができるという施設なんですが、今現在、平成25年4月1日から八ツ田の児童デイサービスみどりというところで、短期ではありますが2人の方を受け入れるということで、そういった事業を開始させていただいております。
 ただ、今言われたような入所施設については、ここの近隣にはございませんので、皆さんそういった方については、特に重度の方についてはございませんので、そういったのについては、まだ他市へお願いするという形になっています。
 以上です。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 それじゃあ、入所施設にかかわらず通所施設のお申し出があるとは思うんですね。常日ごろからやってみたいと。自分がやらなければという信念みたいなものをお持ちの方たちもいると思うんですね。その申し出ている方は、どれぐらいですか。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(成瀬達美)
 今現在うちのほうで把握させていただいているのは、安城養護等のお母さんたちが立ち上げている団体ということで、それについては当初から市のほうもかかわらさせていただいて、なるべく早く法人格を取って、そういった施設等、まだ何をやるかというのはまだ決まってないわけなんですが、そういったのを進めさせていただく。
 それと、もう一点、身体障がい者の親の方で1団体みえるということなんですが、これもまだ立ち上げというんですか、法人格を取ったはいいんですが、まだまだということもありまして、それについても市社会福祉協議会並びにそういった専門の事業所の先輩の方、けやき等そういったのも入っていろんな形で会議をさせていただいておる事情です。
 以上です。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 ちょっと架空的に言っていてもしようがないもんですから、名称を言ってもらうわけにはいきませんか。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(成瀬達美)
 申しわけございません。今、資料がちょっとないものですから、名前については不明で、申しわけありません。
 2カ所です。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 見通しはいかがなんですか。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(成瀬達美)
 基本的には平成27年、早ければほんとは来年度にはお願いしたいなという形で進めていきたいわけなんですが、平成27年の4月にはいろんな意味でそういった開所なりで立ち上げれたらなというふうに思っております。
 ただ、これについては、やはりいろんな関係もありまして、かなり難しいところもありますので、なるべく早いうちにという形で考えております。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 本来なら市がイニシアチブをとって進めなければいけないと思うんですね。民間にということなんですけど、具体的な支援ですね、これは何と何と何が。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(成瀬達美)
 以前お話させていただいたように、前からも引き継いでおりますが、そういう事業所の立ち上げについては家賃の助成並びにそういった一時的な備品等の補助だとかそういったのを考えさせていただいて、来年度できたら予算化させていただきたいとも考えております。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 この間伺ったのは、家賃が1年分ということで伺いましたが、それはそのままでよろしいですね。
 これでお願いしてあったことなんですけど、例えば市が独自でやろうとした場合、一体幾らかかるのかということを試算お願いしたと思うんですけども、いかがですか。金銭換算する、人的費用、時間的な費用もありますね、環境づくりもあるしということで。あと、開所してからの運転資金も全然お金がなしでは運営できないわけですよ。そういうものを全部ひっくるめた場合のシミュレーションはいかがですか。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(成瀬達美)
 申しわけありません。今、数字等については計算ができておりません。
 ただ、こういった事業所については、当然報酬分、従業員等サービスのする側のほうですね、利用される側じゃなくてする側のほうについては、国のほうからも報酬という形で数字が出てきます。それで人数によってかなり差が出てくる。それと利用日数だとかそういったものについても左右されるんですが、ある程度、報酬部分で本来はカバーできるはずなんですが、それでも多分立ち上げの時期というのはお金がどうしても要るということ、当然施設の改修等もやらないといけないかもしれないということで、その部分については何とか市のほうで補填をさせていただくんですが、ある程度のところは、そういった国からの報酬等で運営をしていただきたいと感じております。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 シミュレーションをお願いしますというふうでお願いしてあったんですけれども、例えば国から出るのは始めてからの話じゃないですか。立ち上げて実際に人数が集まってから入るということでしょう。私が言いたいのは、そこまでの話なんですよ。
 例えば土地を借りるかどうかは知らない、寄附かもわからないんだけれども、最大限高いほうで計算してどれぐらいになりますかという、土地と建物で、それに比べますと家賃の1年分というのは、いかにも軽いような気がするんですよ。
 それとね、補助があるとはいえ、どれで幾らぐらいということは示してないわけなんですよ。ですから、その辺の詰めがちょっと甘いかなと思うんですけど、いかがでしょうか。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(成瀬達美)
 どうもその計算ができてなくて、大変申しわけありません。
 ただ、例えば知立市内、株式会社で日中一次支援事業を始めたところ、一度前どういうふうでしたかねという話で確認させていただいたんですが、当初立ち上げで改修、家賃、そこは古民家を借りてるわけなんですが、そういった場合で一時金として、まず100万円はかかるという話で聞いておりました。その後は、報酬等でそのまま運営していただいているという形になっております。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 であるならば、これは人も雇わなきゃいけないし、それなりの訓練期間も要るしということをお金に換算できないものもお金に換算した場合のシミュレーションというのが非常に大きな意味を持ってくるわけなんですね。丸投げという感じが今しないわけではないんですけども、もしそうであるならば、一緒に進んでほしいんですよ、一緒に立ち上げてほしいんですよ、その施設のメンバーと。一緒に考えながら、ここはこの辺がちょっと足らないねと。だったらこの費用が要るねというふうにしてもらえないかなと思うんですね。
 地域福祉計画にはそこのところに資金に対する情報提供とあるんですね。これ、単に読むと、資金に対する情報提供だから取引先の銀行でも紹介してくれるのかなというふうに私自身は思ったりしたんですけど、それから、立ち上げ資金、活動資金を支援しますと地域福祉計画にはそう明記してあるんですけれども、具体的な数値のようなのはないんですよ。これは何かお考えでしょうか。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(成瀬達美)
 基本的にはそういった立ち上げようとしている方たちについては、当然市のほうも入らせていただいております。今の先ほど言った二つの事業所立ち上げのところについても、当然市のほうの担当課のほうから担当がいつも行って、話し合いの中には必ず入っていきます。その中で、そういった費用の面についても出てくるかと思います。
 ただ、それについては、そのときの話の中で考えていかないとということで、今現在全て数字を出すという形にはちょっとしておりませんので、それについては考えていかなくてはと思っております。
 例えば今現在ある福祉事業所についても、やはりなくなってしまっては当然困るわけでして、そういった場合には、それについては事業所と市のほうと話し合って、どういった解決方法があるかというのは、当然金銭面も含めて考えていきたいと思っておりますので、そういったことで対処していきたいと考えております。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 ということは、市はずっと同じ方がついていただいて、アドバイスしていただいて支援していただくということを考えればいいですか。同じ方がつくと。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(成瀬達美)
 当然その市の担当については、福祉課のほうでやらさせていただくわけなんですが、全てずっと同じというわけには、どうしても担当かわっていきますので、異動等でかわっていくんですが、それについては引き継ぎをしましてかかわっていくような形を考えております。
 今まではそういったことがなかなかされてないという状況にあって、やはり皆様に迷惑かけたということもあって、福祉課のほうも今、そういう形で、かなり深く入った形でやらさせていただいておるつもりでいますので、最終的にはそういったことで数字等もしっかり出てくるのかなというふうに考えております。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 まことに具体的にほんとに伺いますけれども、資金が足りないというようなときは一緒に銀行に出向いて保証人的な発言をしてくださるんですよね。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(成瀬達美)
 意気込みはあるわけなんですが、現実にそういうふうになった場合のときに、一度考えさせていただきたいと思います。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 究極的に、なぜこういう施設が必要かということを考えていただきたいと思うんですけれども、副市長、いかがですか。
○議長(坂田 修)
 清水副市長。
○副市長(清水雅美)
 そういった資金調達の面とかそういった場面で、行政がどこまでお手伝いができるかということでございますけども、それを実施を計画されている方の熱意はもちろんですけども、それに応えて、行政といたしましても、資金を調達する先には状況でありますとか、行政がこのように期待をしている部分、必要を感じている部分、そういったことも含めて理解を得られるような努力は、私どものほうも支援をさせていただく必要があるだろうというふうに考えております。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 この場合、やっぱり居場所づくりということだと思うんです。あとは自活できる環境をつくってあげるということだと思うんですね。
 市民の方たちの意識改革も必要と思うんですよ。障がいは特別なことではないということが必要じゃないかなと思うんですね。
 いろんなアンケートを抜粋させていただきますと、結構教育の問題であるというふうに回答している方も多いんですね。今でも差別を感じているという回答も多いわけなんですよ。子ども条例でうたっていることに自己決定と自己選択と、自立と社会参加ということが明記されておりまして、これは障がい者にもそのまま当てはまるんですよ。
 ですから、子供時代から障がいというものに対しての教育というのは、ほんとに必要だと思うんですけれども、教育長、この点、いかがでしょうか。
○議長(坂田 修)
 川合教育長。
○教育長(川合基弘)
 子供たちがというか、我々が住んでいる社会には健常者もいれば障がいの方もいるし、国籍もいろんな方がみえます。子供たちは、そういういろんな立場とかいろんな状況の人と分け隔てなく一緒に生きていくような、そういう生き方を学ぶのは学校ではほんとに必要なことかなと思います。
 学校では、市内10校全て特別支援学級があります。それは、決して特別支援学級だけで、そこの空間だけで子供たちは学ぶんではなくて、交流学級といって普通学級のほうに同じ学年のところへ行って一緒に勉強したり、全校の中に一緒に入っていったりということで、そういう中で障がいのある子供が学ぶこともあるし、健常の子供がそこから学ぶこともたくさんあるということで、やっぱり意識してそういった障がいに対する子供たちへの教育ということは大事なことかなということで今も実践をしています。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 このテーマに関して、市長、最後に伺いますけれども、私の知ってる人で子供の障がいがあるけれども知立市内では預けるところがないからということで転居した人がいるんですよ。ほかに聞いても結局福祉施設がないから、よそにあるところに転居しているという人も、ままあるんですね。
 市長、先ほど観光で人を呼んで、その人が住んでくれるといいとかおっしゃってましたけど、逆に出て行っちゃう人のことをもっと考えてほしいんですよ。そういう福祉施設が不備なために出て行かざるを得ないという人のことも考えてもらいたいんですよ。
 ほんとに健常者には優しいけど障がい者ははじき出されているというイメージがついてはいけないと思うんですね。逆に住みやすくて、障がい者にも優しいというまちだから知立市に引っ越そうよというふうにならなければ、このテーマは解決できないと思うんですけれどもね、市長、いかがですか。
○議長(坂田 修)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
 知立市が住みにくくて外へ転出された方には、ほんとに申しわけないなと思っております。
 少しでも前に福祉が進むように努力していきたいと思っております。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 言葉だけではなくて、計画を進めていただきたいというのが私の本音でございます。
 時間もあれですから、次のほうに進みたいと思いますけど、学校給食、保育園給食の安全対策ということで進めさせていただきます。
 この問題は、3月議会でも佐藤議員によって取り上げられた問題でもあります。そして、今議会は杉山議員と安江議員によっても取り上げられました。一般の人の中には、給食がだめならば食べれるものを持参して食べればいいんじゃないかという意見や、それから、何もその子たちのだけのために特別につくる必要はないんじゃないと。お金もかかるし人手もかかるんだから、何も特別にしなくてもいいじゃないという、これは一つには自己責任ということになると思うんですね。そういう考え方がまだまだあるということは、半ば多少そういう考えがあるということは情けないなというふうには思うんですよね。
 食べるということ、それ自体が生きるということの大きな学びだと思うんですね。子供たちは、やっぱり学ぶ権利があると、そして、学ばせる義務があると、大人側は。こう考えますと、給食というのも教育の一環としての食育ではないかと思います。教育の一環だと思うんです。そこで栄養バランスを考えたり、食事のエチケットを学んだり、楽しく食べたりということを学んでいくわけですよね。つくる人の顔を思い浮かべながら食べるというような学習の絶好の機会だと思うんですけれども、そういう給食の位置づけがあるということを私はそういうふうに理解しておりますけれども、どうですかね、食の大切さ、これ、食育の一環だと思うんですけれども、いかがですか、この考え方は。
○議長(坂田 修)
 川合教育長。
○教育長(川合基弘)
 おっしゃるとおりだと思います。今、食育、それは学校だけではないんですけども、食育は大事だということで、いろんなところで取り組まれていますけれども、少なくとも小・中学校では給食を通しての食育、それ以外にも家庭科とか学級指導だとか総合的な学習の時間だとか、いろんな場で食育は進められていますけれども、やっぱり毎日食べる給食、また、その給食は栄養士たちが、いろんな栄養のバランスだとかカロリー数だとか、子供たちへの嗜好ですね、好みなども考えて計画的につくられているので、それを一つの教材にして子供たちの食育を進めるということは非常に大事なことかなと考えています。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 しかし、最近、食物アレルギー、いわゆる給食もそうなんですけれども、食べる物に対しても、そのほかの物に対してもアレルギー症状を引き起こす場合が多くなっておりますね。しかも重篤な場合が多くなっておりますね。
 ちょっと見てみたんですけど、東京都の3歳児検診、もうじき保育園に上がって、学校に上がってくるんですけれども、この子たちが。平成11年では3歳児検診のときの食物アレルギー症状を発症したと答えた親が9.4%、ほぼ10人に1人と。それから、その5年後の平成16年には15.6%、5割増しと。それから、その5年後ですから、最初の平成11年に比べて10年後、これが21.6%と予想以上の数字なんですよ。
 私は、これ、なぜ興味がすごくあるかといいますと、実は、私も小・中学校はかなり重篤なアレルギーに悩まされまして、サバを食べるとぶわっと出てくるんですよ。その出方が、やわらかいところから膨らんできて、例えが悪いけど、地図みたいになるんですわ。下から津波に襲われてるような感じ。津波がだっと出てくるような感じで首まできて、耳まできてという、そういうアレルギー症状だったんですね。もちろん猛烈なかゆみなんですよ。目は真っ赤かにはれちゃって、まばたきもできないという状態なんですけれども、かゆみはもちろんあるんですけれども、友達はそれを見て同情はするんですけど、気持ち悪いという顔をするわけですね。自分でも気持ち悪いんだから、ほかから見たら、ほんとに気持ちが悪い。でも、その津波がきたときは、ほんとに恐怖なんですよ。ずんとこうくるわけですね。
 何が言いたいかといいますと、私は団塊世代の最後なもんですから、今の35人学級じゃなくて60人以上にはなったことないんですけど、1クラス60人、上限が。1学年15クラス、それが3学年あるわけですね。非常にマンモス校だったんですよ。ですから、先生の目も行き届かないわけ。生徒の1人がそうなっているというのも、そんなに気にもかけてもらえなかったんですけれども、私は、それまでだったんですけれども、例えば風に当たっても耳たぶは真っ赤にはれました。両方ね。それから、唇もはれまして、紫外線に当たって赤い、かゆいね、湿疹はできるという感じで、非常に苦労したんですけれども、問題は、ここでは食べ物だけを取り上げておりますけれども、例えば金属とかナイロンの下着とか、そういったものでも起こすんですね。食べ物はその一環であるということなんですけれども、結局そういうものは避けることはできるんですよ。金属アレルギーならネックレスしなければいいんですよ。遠ざけることはできるんですよ。
 だけと、食べ物の場合は、間違えてでも一旦入っちゃうと、そこで戦いを起こすわけですね。毒物が入ってきたって体で反応するわけですから、非常に重い感じになってくるんですけれども、私、早目に引きましたから、そのことずっと忘れていたんですけれど、15年ぐらい前だったと思うんですけど、突如これを思い出したのにはわけがありまして、不幸な事件がありましてね、そばアレルギーの男の子が、同級生にわざとそばを食べさせられて、発作を起こしてなくなったんですよ。命を落としちゃったんですよ。そばアレルギーだというのがわかっていて食べさせて、発作を起こして亡くなったと。同級生たちも、まさか死ぬほどのことはないんじゃないかというふうに考えたかもしれないんですね。まさか、そば食べるだけで死ぬわけないよって、死ぬということ自体考えなかったと思うんですよ。だけど、不幸にして亡くなっちゃったと。
 だから、被害者はもちろんですけど、加害者側の家族、被害者側の家族、それと学校関係者がどのようにしてその後、この問題に取り組んだか、ショックだったと思うんでね、一般の方たちは、まだまだそんなに大げさには考えないかもしれないんですけど、事実、命にかかわるほどと思ってない人もいるんですね。ですから、この辺で、命にかかわるような事態も起こっているんだということを教訓として広めなければいけないと思うんですね。
 もちろん、私の場合は、呼吸困難とか血圧低下とか意識障がいとかそういったものは起こりませんでした。だからあれしますけど、食物アレルギーは今の子でいう、キモいという言葉ね、いじめの典型的な言葉だと思うんですけど、人と変わっている、わっと出てくるとキモいという言葉、ともすると、そばを食べて亡くなった子じゃないんですけども、一歩間違うといじめの方向にいきかねないというのがアレルギーの不幸な結末になってしまいますので、ほんとに気をつけて対応しなければいけないと思うんですけれども、学校給食でいろんな教訓があると思うんです。先日も東京でありましたし、いろいろありました。知立市としては、こういう事例はどうでしょうか。いろんなことがありましたけれども、こういう事例はございますか。
○議長(坂田 修)
 教育部長。
○教育部長(加古和市)
 知立市のほうでは、今のところ重篤な事故は耳に入っておりません。
 以前、キウイフルーツを食べて、口の周りが少し赤くなったといいますか、御本人は、家庭でキウイフルーツを食べたことがなかった子で、それから気をつけるようになって、当然食べなくなったということは聞いておりますが、それ以外のことに関しては耳に入っておりません。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 それで親としては、やっぱり一番の心配というのが小学校なら入学するときだと思うんですけれども、その対処としてはいかがでしょうか。
○議長(坂田 修)
 教育部長。
○教育部長(加古和市)
 新1年生のお子さんの対応といたしましては、小学校のほうへ入学する予定のお子さんを持つ保護者の方に対しまして、学校給食におけるアレルギー対応食の実施希望のほうを募ります。実施希望があった場合は、対応の希望者とは面談を行いまして、この対応食のほうの実施について判定のほうを行います。その判定を行うのが判定委員会というのが用意してございまして、この判定委員会を経て4月からの入学すぐに給食対応できますように、そのような対応を行っております。
 判定委員会に関しては、学校給食運営委員会の委員である、今うちの場合ですと学校保健会の会長の医師の先生、あとは、学校教育課にいます指導主事、事務局のほうとして教育庶務課長と栄養士と4人で判定委員会を開いて、そこで行っております。
 以上です。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 対応としては、きのう安江議員から出ましたけれども、やっぱり除去食ということなんですけれども、代替食はパンのかわりに、小麦のかわりにお米でということで栄養補給をしているということですよね。
 知立市では、この対象になる児童・生徒は何名ですか。
○議長(坂田 修)
 教育部長。
○教育部長(加古和市)
 9月2日現在において、今、小・中学生合わせて52名と聞いております。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 この52名の生徒は、全員が除去食ということで対応なんですね。
 除去食というのも知立市は早く取り組んだということを聞いているんですけれども、やっぱり3分の1の食事の給食だもんですから、1日のうち。栄養をうちでとればいいということになると思うんですけれども、代替食ですよね、栄養補給になるもの、除去されたために不足になる栄養分のとり方は小麦以外はないですかね、小麦を米にかえる以外は今のところは。
○議長(坂田 修)
 教育部長。
○教育部長(加古和市)
 知立市のほうでは、代替食の取り組みはまだ考えてないという状況でございます。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 まだ考えていらっしゃらないということは、今後は考えるというふうに理解するんですかね。
○議長(坂田 修)
 教育部長。
○教育部長(加古和市)
 まだ人数が、うちの場合、人数のことを言ってはいけないのかもしれませんが、今、全く給食がだめでお弁当を持ってみえる方が、今現在アレルギーの方で小学生で3名みえます。あと、宗教上のことで給食がだめだという方が小学生が2人、中学生がお一人と。全部で6名の方が毎日弁当を持ってみえるんですけど、今のところ、当然御父兄の方にも相談しながらこういったことは進めておると思うんですが、代替食の考えは今のところございません。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 給食ではないお子さんもいらっしゃるということで、このお子さんたちが和気あいあいとそれでも食べることができるならばいいわけなんですよね。いざとなったときにどうするかという問題が大変東京の調布市では議論の的になったんですけれども、きのうのお話では、情報共有をすると、意思統一をするという安江議員の質問でそういう話が出たんですよね。
 福祉子ども部長、保育園でも同じですか。保育園でもエピペンの意思統一は、この二つはしていらっしゃるということですよね。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(成瀬達美)
 前に杉山議員のときにもちょっとお話させていただきました。保育士集めて4月に講習を行わさせていただいて、ほとんど調理員もですが、ついてそういった扱い方も勉強させていただいております。
 以上です。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 それで、情報共有と意思統一の範囲なんですけども、きのうはどこまでの範囲というふうに言っていただいたでしょうかね、先生たちと。
○議長(坂田 修)
 川合教育長。
○教育長(川合基弘)
 小学校、中学校では先生方、教職員が共通理解を図ることと、子供たち、少なくともそこの同じクラスの子供たちにこういう状況だということで、こういうことは気をつけるというようなことを広く理解をさせるようにしています。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 子供たちと先生たち全員とおっしゃってましたよね。あと、もし登校途上だったりする場合もあったりするという可能性ありますよね。すぐアレルギー反応が出ればいいんですけれども、しばらくたってから出る場合とかいうことも考えられると思うもんですから、例えば見守り隊の方とか子供に関連しているボランティアみたいな方とか、そういう方たちにも情報共有したほうがいいと思うんですけど、いかがですか。
○議長(坂田 修)
 川合教育長。
○教育長(川合基弘)
 そこのことについては、ちょっと考えたことがありませんでしたが、あまり実際にそういう方がかかわらなくちゃいけないとなれば、そういう方たちにも、こういうときはこういう処置をしないかんとかいうことも含めてかなりきちんとした、中途半端な情報だとかえって混乱するので、しなくちゃいけないと思うんですけど、今のところそこまで必要ないんではないのかな、登下校でのそういうことはなかなかあり得ないのかなというふうに感じています。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 そういう御意見もあるんですよ。責任が持てないわとか、そういった意見もあるんですけれども、結局そういうものを受けると講習を受けたり意思統一するということは、そのこと自体をみんなに知らしめる意味があるんですね。アレルギーといのはこういう症状ですよということを認知してもらういい機会ではあると思いますので、またちょっと考えといていただきたいと思います。
 続きまして、保育園の給食のほうに移りたいと思いますけれども、この場合は、アレルギー対応は学校と同じということでよろしいですか。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(成瀬達美)
 基本的には代替食ではなくて除去食で行わさせていただいております。
 先ほど言った小麦アレルギーの子供にはお米のほうを使わさせていただく、乳製品のお子さんについては野菜ジュースに切りかえて出させていただいております。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 そうしましたら、保育園のほうでも今のところ大きな事故とかそういったものは起きてはいないということですね。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(成瀬達美)
 こういった事故についてはないですし、先ほどの緊急時においては、先ほど言ったエピペンについても今1人のお子さんでどうも持ってみえるという方がみえますので、それについては、当然お母さんが送ってきてみえますので、お母さんが対処されるということで通園時については問題ないと思いますし、保育園在園中についても先生たちの勉強会等もやらさせていただいていますので、大丈夫だと思っております。
 以上です。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 学校と違うところは、保育園は自園方式ですよね。自分のところでつくってるということがありますね。この点に関して、意見として出ているのが、食材の調達が非常に今難しくなっているという話があるんですね、給食のときなんですけれどもね。
 なぜかというと、やっぱり放射線の問題もあったりするわけで、ちょっとアレルギーと話がずれるんですけれども、この点に関してはどうでしょうか。それぞれ保育園のほうで工夫なさって業者に頼むとは思うんですけれども、どうですか。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(成瀬達美)
 保育園の給食の食材につきましては、議員の言われるように、各保育園ごとに材料を購入させていただいて出させていただいています。特に野菜、果物、これについては、市内の業者を選ばせていただいて納入していただいております。
 献立については、栄養管理士がつくって、それを利用して園のほうで調理させていただいております。ただ、行事等によって園ごとで献立変わるということはありますが、基本的にはそういった形で献立を決めさせていただいております。
 それと、先ほど言った放射線の関係なんですが、実は、放射線の関係で17都道府県、東北のほうですね、東京を含めたそれより北の部分になるわけなんですが、そういった17都県の部分については、一応そういったところからの材料については2日前に連絡入って、基本的には給食センターのほうではかっていただいてということで判定させていただいております。
 ただ、先ほど言った値段が高くなってきているということについては、多分葉ものについては季節によってだんだん北上していくということもありますので、そういった関係あるんですが、基本的には保育園においては地産地消という形を踏まえて、その市内の業者にお願いさせていただいております。
 以上です。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 放射線の問題もあって、やっぱり2日間に入荷したものを調べているというお話でしたね。地産地消が望ましいと。
 それから、野菜類、果物類は市内の業者から買っているんだということのお話があったんですけれども、方向性として地産地消が望ましいのはわかるんですけれども、もっと進むんじゃないかという希望はありますか。地産地消。
○議長(坂田 修)
 福祉子ども部長。
○福祉子ども部長(成瀬達美)
 先ほどから言ってるように、特に17都県、そちらの部分の納入をだめだよと言ってるわけではございません。当然それについては、どうしてもそこからでしか入らないものもあるかと思いますので、そういった場合には検査をさせていただいておりますということなんですが、ただ、基本的には市内の野菜、果物等入れていただいている4業者については地産地消ということで、なるべくということでお願いさせていただいております。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 望ましいことですね、地元の食べ物を地元の人が食べるということですよね。ちょっと年配の人がおっしゃるには、そこの風土に合ったものをその季節に食べるのが望ましいよというふうにおっしゃるんですよ。夏は体温を下げるものを食べるんだよと、その季節のものはそういう働きがあるんだよと。ですから、ほんとにこれを進めることによって生活感というか季節感がわかってくるということもあると思うんですね。
 それから、例えば農園みたいな農業やってるところでつくってもらったのを園児その子本人が収穫に行って洗って、曲がりなりにも調理をして食べるということをすると、どういうわけか偏食がなくなるんだそうです。自分でとったものを食べるということで偏食がなくなるということも聞いておりまして、ただ、知立市は地場産業というものがまだまだ基盤として弱いような気もします。
 副市長、伺いますけども、地場産業なり地産地消を進めるには、基本的にはどのようなことが必要でしょうかね。
○議長(坂田 修)
 清水副市長。
○副市長(清水雅美)
 地産地消の関係でございますけども、今の実態がちょっとわかりませんが、以前、南保育園では市内の生産者の方の御協力によってそういったものを一部使わさせていただいてというお話は聞いておりまして、私もたまたま南保育園にお邪魔したときには、職員室の前に、きょうの給食というような形で保護者の方にも見ていただけるようなふうになっていたというようなことを記憶しております。
 全体として地産地消ということでございますけども、御質問者もおっしゃいましたように、知立市内で物を確保するということは非常に難しいというふうに思います。また、季節の問題もあります。ですので、少なくとも西三河、あるいは愛知県産、こういったところを中心にそういった考え方、先ほど福祉子ども部長も申し上げましたけども、できるだけそういった県内のものを使わさせていただく、そんなことは考えていかなくてはいけないというふうに思いますし、また、これもちょっと記憶が確かであればと思いますが、小・中学校での米飯については、そういった考慮がされているというふうに理解をしております。
○議長(坂田 修)
 12番 池田福子議員。
○12番(池田福子)
 この間、暮らしのニュースでしたかね、農産物だったと思うんですけど、これを知立市の特産品にしたいというニュースが、暮らしのニュースだったと思うんですけど出てきましたよね。地産地消がちゃんと機能するためには、つくったものが確実に売れないと、次につくることができないわけなんですよ。それが基本ですので、例えば保育園のような規模の人数の場合でもいいですから、確実に売れるルートをつくっておくというのが必要ではないかと思います。そういうとりもちというか、コーディネーターをやっていただけるんなら地産地消はふえると思います。子供たちにもそれはいい影響が出ると思います。
 市長、子ども・子育てという子供を育てやすいという住みやすい市にしたいということもあると思うんですけれども、食という生きる基本で考えていただいて、ちょっと決意を述べていただけますか。それで質問を終わりますけど。
○議長(坂田 修)
 林市長。
○市長(林 郁夫)
 今、最後の地産地消を進めるに当たって、市のほうがコーディネートしていく、それは私、大事なことかなと思っております。
 あと、アレルギー食に関してでありますけれども、池田福子議員も御案内のとおり、知立市、学校給食のアレルギー対応、非常に先進的にやらせていただいております。見られたかと思いますけれども、フジテレビで調布市の例のあとの番組で知立市の取り組みが全国放送で流れました。現場行っていただくとわかるんですけど、ほんとに職員一丸となって、学校の先生方も一丸となって一人一人のアレルギーの子供たちに対して真剣に取り組んでおります。
 先ほど代替食の話ございましたけれども、まずはやはり安全第一ということでありまして、ほんとに御苦労されて先生方もやられておるわけでありまして、子供たちの安全第一を考えてこれからもアレルギー食の対応等々やっていきたいと思っております。
○議長(坂田 修)
 これで12番 池田福子議員の一般質問を終わり、一般質問の終了とします。
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○議長(坂田 修)
 以上で、本日の日程は全部終了しました。
 本日は、これで散会します。
午後6時04分散会
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