野外彫刻プロムナード展とは、知立市文化会館パティオ池鯉鮒の進入道路(エントランスロード)両側の歩道に毎年6体ずつ彫刻を展示する企画です。
このプロムナード展は、知立ライオンズクラブのご協力を得て平成12年度から始まり、今年で22回目となりました。今年も、愛知県内芸術系大学(愛知県立芸術大学、愛知教育大学、名古屋造形大学、名古屋芸術大学)のみなさまに御協力いただき展示しています。大人も子どもも楽しめる作品たちが、多くの人に見てもらいたいと楽しみに待っています。
なお、展示作品については、展示期間終了後、制作者との相談により、作品を購入していただくことができます。また過去の展示作品でご購入を希望される方がございましたら、お気軽に都市計画課へご相談ください。
知立市文化会館 パティオ池鯉鮒 エントランスロード
2021年9月18日~2022年9月16日
野外彫刻プロムナード展振興運営委員会
知立ライオンズクラブ
知立市文化協会、知立市教育委員会、知立市
知立市役所都市計画課
永江 智尚(Nagae Tomohisa) 愛知教育大学 准教授
私の探求する「人間らしさ」というテーマは、彫刻史の中でも普遍的なテーマの一つです。人間は、理知的であるようで野蛮であり、屈強なようで脆弱であり、存在を謳歌できる時間は短く、はかなく散る存在でもあります。本作は、モデルのブラジル人女性の「その人らしさ」を強調し、母性としての強さや尊さ、おおらかさを作品に込めました。
中居 真紀(Nakai Maki) 名古屋造形大学 学生
私は日常に存在する光の形を魅力的に感じています。様々な場面や状況での光を見つけてはキャンバスに映す作業をしています。普段は絵画を制作していますが、絵画ではない表現方法は無いかを模索し、陶器を使用した立体作品を制作しました。今まで描いてきた絵画を立体に展開することで現実空間の地と陶器の関係が面白くなるのではと考えました。
平山 真也(Hirayama Shinya) 名古屋芸術大学 卒業生
遥昔から現代まで色々な猫の作品を見てきました。私も猫を作りたくなりました。猫を制作しました。
高木 鈴香(Takagi Suzuka) 愛知県立芸術大学 大学院生
平面から立体と幅広く、それらの境目を探るように制作を行っています。子供が描く絵のように自由に、純粋に、色や形の世界と対峙することを心掛けながら”imagination”をテーマに、制作のなかでの探求を試みます。
土谷 萌佳(Tsuchiya Honoka) 愛知教育大学 卒業生
家の庭や公園に落ちている大きめな石を、ひっくり返すと出てくるあの虫を作りました。つつくとまんまるに丸まる姿がとても可愛らしく、魅力的なあの虫に包まれたい!という願望からこの作品を制作しました。
曾根 麻鈴(Sone Masuzu) 名古屋造形大学 学生
高校の頃、演劇部に入っていました。文化祭のとき他校の演劇部の先生が指導してくださったことがあり、その時やったのがワニが出てくる劇でした。高校演劇は地区ごとでどこで上演するか決まっていてその先生の高校はパティオ池鯉鮒でした。ここで展示するならワニしかないよね!ということで制作しました。
野外彫刻プロムナード展2021パンフレット(PDF:428.6KB)
展示作品に関するお問い合わせは、知立市役所都市計画課都市企画係までお願いします。
電話0566-95-0129(直通)
いままでに野外彫刻プロムナード展で展示された作品や新しく展示された作品が、丁凪公園、図書館と新地公園の間の散策路(公園通)、鳥居公園などに設置されています。
こちらの作品も制作者の皆さんが丹精こめて制作された作品であり、皆さんに愛され大切にしていただきたい作品です。
今回紹介しました「芸術体験のできる街並み」に関する詳しい内容は、知立市公式ホームページで紹介されています。こちらもぜひご覧下さい。
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