現在の位置

安産観音

八ツ田町(久根ノ内)

(イラスト)安産観音

むかし、八ツ田村は、八枚しか田んぼがなかったので、八ツ田という名がついたほど、田んぼが少なく、畑の多かった村です。
朝は日の出る前から、夕方は日が沈んで暗くなるまで畑で働き、夜は、夜なべで夜中まで働きました。
それでも、暮らしは楽にならず、麦のご飯だって腹いっぱいに食べられませんでした。
ひえやあわ、芋のご飯を食べていました。

そのため、過労と栄養不良で、妊娠しても、無事にお産をする人は少なかったのです。
そんな人たちでも、信心深く、仏さまにはよくおまいりしていました。

ある農家のお嫁さんが、めずらしく丸まると太った子を出産しました。
村の人たちは、あんな貧乏な暮らしをしているのに、玉のような元気な子を産み、お嫁さんも、あくる日から元気に起きて、こまめに働いている。
「これは何かあるにちがいない」と思い、お嫁さんの所へ聞きに行きました。
すると、お嫁さんは、
「どうか、無事に出産できるようにと、毎日、夜の明ける前に、順誓寺の観音さまにおまいりしていました。ある日、観音さまに、だれがお供えしたのか、お鏡餅がお供えしてありました。そして仏さまから、そのお餅を少しずつ食べるようにというお告げがありました。そのお告げのとおり、家にいただいて帰り、大切に少しずつ食べていましたら、おかげさまで、こんなよい子が授かり、お乳もよく出るのです。」
と話しました。

それを聞いた近くの人たちは、それから、順誓寺の観音さんを「安産観音」というようになりました。

お し ま い

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