団員紹介 平松 友幸

更新日:2023年08月21日

『ビクトリア州と愛知県との友好提携30周年記念事業参加を通して』

(写真)平松友幸さんの写真

団員

平松 友幸

平成22年度姉妹都市市民派遣団員として、7月18日の「ビクトリア州と愛知県との友好提携30周年記念事業」に参加して感じたことを主に報告します。
ビクトリア州はオーストラリアの南東部に位置する州であり、気候は温暖で、降雪も山間部以外にはほとんど見られません。また州都メルボルン、ウインダム市(知立市の姉妹都市)を始めとする主要都市は南部の海岸地域に集中しています。メルボルンの最低および最高気温は、春10~19度、夏15~25度、秋12~20度、冬7~14度です。今回のメルボルン訪問時期は7月のため、冬季にあたり少し肌寒い感じでしたが、コートが必要なほど寒くはありませんでした。
ビクトリア州と愛知県は1980年5月友好提携を結び、今年は30周年目にあたるため、記念行事がメルボルンで行われました。主な行事は以下のとおりです。

  • ビクトリアン・アーツセンターでの甲冑試着体験
  • トレジャリー公園でのサムライパフォーマンス、火縄銃演舞
  • トレジャリー公園-フィッツロイ庭園(約2.2キロ)内パレード(甲冑隊、市民団)
  • 州議事堂クイーンズホールにて交流会(ブランビー・ビクトリア州首相、神田・愛知県知事など関係者参列)
(写真)メルボルン市街地図

【メルボルン市街地図】

宿泊先のノボテルから「ビクトリアン・アーツセンター→トレジャリー公園→州議事堂クイーンズホール」へ移動

1.ビクトリアン・アーツセンター~トレジャリー公園にて

私たち市民派遣団は、男性は知立市観光協会の法被を、女性は和服を着て宿泊先のホテルからビクトリアン・アーツセンターまで徒歩で移動しました。和服姿はメルボルンでは目立ったのでメルボルン市民の注目の的となり、記念写真を何度も求められました。

(写真)メルボルン市街

【メルボルン市街】
和服姿でビクトリアン・アーツセンターまで移動

ビクトリアン・アーツセンターでは子供たちを対象にした甲冑試着体験や切り絵・ちぎり絵が行われていましたが、なかなか人気でした。中学生派遣団とはこのビクトリアン・アーツセンターで合流し、記念写真を撮りました。ビクトリアン・アーツセンターからトレジャリー公園まではトラム(路面電車)で移動しました。このような路面電車は愛知県内では豊橋市しか走っていませんが、メルボルンでは市民の重要な交通機関となっています。トラムには無料のシティ-サークル・トラムと有料のトラムがありますが、私たちは無料のシティーサークル・トラム(車両は古く、混んでいたが便利)に乗りました。メルボルンではこのような多面的交通手段が整備されており、誰もが暮らしやすい町であると感じました。

(写真)ビクトリアン・アーツセンター前

【ビクトリアン・アーツセンター前】

中学生派遣団と合流

トレジャリー公園では法螺貝が鳴り響き、サムライ隊の出陣式や火縄銃演舞が神田・愛知県知事謁見のもと行われました。公園のまわりではメルボルン市民が興味深そうに見ていましたが、火縄銃の大きな音が鳴り響くと誰もがびっくりしていました。
当初の予定では火縄銃演舞の後、サムライ隊と一緒にメルボルン市内をパレードする予定でした。しかし火縄銃演舞の途中で雨が激しくなってきたので、私たち市民派遣団はパレード参列を断念し、雨宿りを余儀なくされました。

(写真)火縄銃演舞

【火縄銃演舞】
小雨の中、火縄銃の大きな音が公園内に鳴り響いた

2.州議事堂クイーンズホールにて
交流会前には私たち全員に招待状と記念バッチが配られ、州議事堂クイーンズホールに入場しました。
交流会における愛知県側の参加者は、愛知県知事、愛知県議会議長、駐メルボルン総領事、豊明市/知立市/東海市関係者、サムライ隊です。ビクトリア州側の参加者は総督、首相、上院/下院議長、総督府長官、シェパトン市(豊明市と提携)/ウインダム市(知立市と提携)/マセドン市(東海市と提携)幹部です。豊明市/東海市関係者は知立市と同様に法被を着ていましたが、和服(女性のみ)で参列したのは知立市だけであり、存在感がありました。
交流会では初めにビクトリア州ブランビー首相の挨拶がありました。愛知県とは文化交流、経済・産業交流(とくに自動車関連)が深いことを強調され、今後とも交流を強めていきたいと言われました。
次に神田愛知県知事は、文化・経済交流だけでなく、市民レベルでビクトリア州との交流が深まっていることを強調されていました。まさに私たち市民派遣団が今回の交流会に参加した意義が認められた感があります。

(写真)記念式典への招待状・バッチ

【記念式典への招待状・バッチ】
バッチは、ビクトリア州と愛知県のロゴで構成されている

3.全体を通して感じたこと
今回の記念式典を通して、知立市とウインダム市との交流だけでなく、愛知県とビクトリア州との交流についても認識できたことは非常に意味深いことでした。ほんとうに市民レベルの国際交流が今後もさらに進展して行くことを期待しています。又、11月のウインダム市長訪問を機にウインダム市と知立市の相互交流がさらに盛んになることを願っています。

(写真)交流会

【交流会】
ブランビー首相夫妻、神田知事夫妻との記念写真

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