団員紹介 [団長] 寺譯 実香
『姉妹都市ウインダム市を訪問して』

団長
寺譯 実香
第11回姉妹都市派遣団として、オーストラリアのウインダム市を訪問するという貴重な機会を頂けたことに感謝いたします。
4泊6日という短い期間でしたが、ウインダム市のキム・マクアリィニィ市長を始め議員の方々、訪問した各施設の方々には本当に暖かい歓迎を受け、団員一同とても感動いたしました。
シンガポール経由で、翌日メルボルン空港に到着し、バスでウインダム市まで移動しました。
バスの中から見えるオーストラリアは、どこまでも続く広大な土地に一階建ての素敵な住宅が並んでおり、日本とは全く違う景色に驚きました。
ウインダム市に到着した初日は、議員の方々やミリアムさんと昼食をとり、Baden Powell College、コミュニティーセンター、そしてその後、シビックセンターで市長と面会をし、第11回目の記念植樹をしました。

【日本庭園に植樹した桜】
まず最初に訪れたBaden Powell Collegeは、小中一貫校で、20もの国籍の生徒が在籍し、60種類の言語が話されているとのことで、そのような多様な生徒たちがどのようにして一緒に勉強しているのか、とても興味がありました。
教室はとても開放感があり、生徒はグループで向かい合って座り、先生の話を聞きながら、生徒同士が交流し、自分たち自身で考え参加する授業でした。
この学校では、「Food Technology」という家庭科の授業に力を入れており、私たち団員にオーストラリアの有名な料理やお菓子を振舞ってくれました。
生徒たちは自分自身で色々な食材を使って料理のレシピを考えたり、地元のカフェのマフィンのレシピ作りにもチャレンジしているそうです。

【バーデンパウエルカレッジのフードテクロノジーの授業】
次に訪れたコミュニティーセンター内の図書館は、ガラス張りでとても広く、蔵書数の多さに驚かされました。
各年齢に応じた本の読み聞かせやストーリーテリングのボランティア活動もあるとのことでした。
私たちは、付設の幼稚園で子供たちにカエルや風船の折り紙をプレゼントしたり、アンパンマンの七夕飾りを一緒に作りました。
また、けん玉や紙風船で遊び、子供たちの笑顔を見ることができました。

【日本のおもちゃで遊ぶ子どもたち】
第2日目の夜には、ウェルカムパーティーが催され、私たち団員は、出発前に何度も練習を重ねた「ふるさと」「さくらさくら」そしてオーストラリアの歌「WalzingMatilda」を楽器演奏しながら歌いました。
一生懸命練習した成果を出すことができ、私たちもとても感動しました。

【ウェルカムパーティー】
今回の訪問で一番印象的だったのは、やはりウインダム市の「ボランティア精神」です。
訪問した施設のほとんどにボランティアで働いている方々がいらっしゃいました。
広大な土地で、子供の頃から身に付いているボランティア精神は素晴らしく、見習わなければならないと強く思いました。
このような貴重な経験をさせて頂いたことを市長様、知立市国際交流協会の皆様、関係者の皆様に心より感謝し、この経験をこれから仕事やボランティア活動などで生かせていけたらと思っております。
ありがとうございました。
更新日:2023年08月21日