団員紹介 石川 恵子

団員

石川 恵子

第11回姉妹都市ウインダム市市民派遣団に応募させていただいた動機は、スポーツが大好きで、ウインダムの皆さんとスポーツ観戦したり共にプレーしたり、スポーツ交流ができればとの思いからでした。
しかし、日本語もままならず、ましてや英語に至っては全く自信が無く、うまく交流できるのか不安でいっぱいでした。
7月23日、旅立ちの日が来ました。
当日は、林市長様を始め市役所の方々に見送っていただき、バスは一路セントレア空港へ！
シンガポールでトランジット6時間。
まるっと1日がかりでメルボルン空港に到着し、ビルディングの街並みを過ぎ、バスで30分ほど走ると広大な平原の続く街並み。
そこは待ちに待ったウインダム市です。

【シンガポール空港にて】

始めに、バーデンパウエル校を訪問しました。
生徒会役員の皆さんの手厚い出迎えをうけ、校内をジュリーメイソン校長に案内していただきました。
60もの言語を使用する1,400人の生徒さんが通う学校で、とても自由でフレンドリーな感じを受けました。
午後からは、コミニュティーセンターで、幼稚園児と紙風船やけん玉を使い楽しく遊びました。
高校生とは、折り紙の鶴の折り方の指導をとおして交流に華が咲きました。

【バーデンパウエル校の生徒さんとちと】

夕方、市役所でキム市長さんに面会した後、新しい日本庭園に富士桜の記念植樹をしました。
今年で11本目になる桜の樹を見ると、ウインダム市と知立市とが、文字通り姉妹都市として友好な関係を築いてきた事を実感しました。
翌朝、ポイントクック競技場に出向きました。
日本とは真反対の一番寒い季節で、この日の最低気温は4度。
身震いしながらの見学となりました。
フットボール場3面（人口芝1面）、サッカー場3面、ナイター付き野球場1面、はるか向こうにテニスコート8面、コート毎に管理棟が建設される途中でした。
総工費の予算は、2,634万5,900オーストラリアドルとのことで、スケールの大きさに驚くとともに、広大な土地に羨ましさを感じました。
水がたいへん貴重ということで、一度使用した水を地下で処理をして、新しい水と混合して再利用できるようにする装備を備えています。
電気については、一部で太陽発電を利用していますが、積極的には利用していません。

【建設途中のポイントクックの競技場】

夕方は、議員さんたちとのウエルカムパーティーです。
キム市長さんにゆかたを着ていただき、記念品の贈呈をしました。
ゆかたを気に入っていただけた様子で嬉しかったです。
そして、いよいよ練習を重ねた楽器演奏のお披露目です。
みんなの気持ちがひとつになり、完璧な出来で拍手喝采。
音楽は万国共通、特にオーストラリアで有名な曲を演奏すると、議員さんたちも一緒に歌ったり踊ったりとたいへんな盛り上がりとなりました。

【ウェルカムパーティにて】

最後に、今回の視察ではスポーツ交流は実現しませんでしたが、子どもたちや音楽を通しての交流ができたのはよかったと思います。
もし機会があれば、次はぜひスポーツ交流を実現したいと思います。
今回お世話になった方々に感謝して、ありがとうございました。