団員紹介 榊原 千廣

更新日:2023年08月21日

『姉妹都市ウインダム市を訪問して』

(写真)榊原千廣さんの写真

団員

榊原 千廣

今回の派遣団の応募に際し、国際交流とは何か、ウインダムで何をするのか、言葉の問題はだいじょうぶなのか、などよく分からないことが沢山ある中で応募、参加させていただきました。
一市民の目で見たウィンダムの報告をさせて頂きたいと思います。
最初に訪問したのは、今回の訪問でとても印象に残ったバーデンパウエル校です。
学校の前では、校長先生と私たちの案内のお手伝いをしてくれる生徒達が出迎えてくれました。
マンモス校という雰囲気は全くなく、教室は色とりどりのデコレーションや作品で飾られ、丸テーブルに分かれて授業をしていました。
ここでは就学前の5歳児が準備のため一年過ごすプレップという学年がありましたが、この制度がとても新鮮に感じられました。
修学前の準備に一年かけて、学習する雰囲気に子供を慣れさせていくというやり方のようで、子供にとって負担が少ないように思いました。
また、生徒達の人種の多さにも驚きました。
世界中からの移民を受け入れているウインダムの学校は、まさに人種のるつぼで、肌、髪の色や習慣が違っても、子供たちの学校生活には違和感がないように感じられました。

(写真)バーデンパウエル校の授業風景

【バーデンパウエル校の授業風景】

次に訪問したコミュニティセンターは、図書館、幼稚園、ユースセンターの3施設がありました。
保育施設見学は楽しみにしていたので、期待をもってセンター内にある明るい保育室に足を踏み入れました。
早速、日本から持参した紙風船、折り紙の風船やカエルで遊びました。
少人数の保育室は、オープンでこじんまりとしていましたが、それでも複数の保育士がついていて、目が行き届く保育という印象でした。
短い時間の訪問でしたが、子供たちが可愛くて、紙風船で遊んでくれたのが嬉しかったです。

(写真)紙風船で遊ぶ子どもたち

【紙風船で遊ぶ子どもたち】

コミュニティセンターではその後、スコーンとお菓子、飲み物を御馳走になり、スコーンがとてもおいしくレシピを聞いてみると、厨房の中にいた方が出てきて「イージィ、ヴェリィイージィ、レモネードスコーン」と言いながら私のノートにさらさらと書いてくれ、丁寧に説明までしていただきました。
帰国してから早速、試作。
簡単でおいしく、私のお気に入りのレシピになりました。
生地が柔らかいので、レモネードの分量を加減して作れば誰でも簡単!
ジャムと生クリームがあれば最高です。
冷めたらレンジで温めます。

(写真)コミュニティーセンタースタッフとレモネードスコーン

【コミュニティーセンタースタッフとレモネードスコーン】

訪問3日目には、高齢者の方のケアハウスを訪問させていきただきました。
最初大きな食堂やレクリエーションスペースでの座ったままの運動など見せていただいた時は、私たちのよく知っているケアハウスの様子に思えましたが、入居者の部屋に案内されると、家具や食器など個人の愛用品らしいものに囲まれてたいへん寛いだ雰囲気でした。
入居費の半分を年金と自己資産で、残りの半分は国が負担という事で入居しやすいようでした。
その後、入居者の方たちとホールで折り紙をしたり、日本から持参した小楽器を使った伴奏でワルティングマティルダを合唱し、とても盛り上がって楽しい交流でした。
3日間の訪問日程の中で多くの施設に行かせていただき、貴重な経験をさせていただきました。
駆け足のスケジュールでしたがウィンダム市の市長さんはじめ、職員の方の細やかな御配慮で、気持ち良く活動する事ができました。
ここに記させていただいた他にも書ききれない体験をさせていただきました。
このような機会を与えて下さった知立市国際交流協会の皆様、姉妹都市市民派遣団の活動に御尽力いただいた知立市、ウィンダム市の担当職員の皆様に心よりお礼を申し上げます。
ありがとうございました。

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