団員紹介 長谷川 美恵子

更新日:2023年08月21日

『ウインダム市民派遣団に参加して』

(写真)長谷川美恵子さんの写真

団員

長谷川 美恵子

初めて派遣団として参加させていただき、特に印象的だったのは国土の雄大さでした。
バスの車窓には、どこまでも続く広大な農地や草原。
人口密度の高い知立市に住む者としては、羨ましい限りです。
しかも、ウインダム市は年々人口が増え続け、まさに発展途上のまちという印象でした。
また、訪問先では、どこに行っても市民の皆さんの懐の深さに感動いたしました。
最初の訪問地バーデンパウエル校では、校長自らがお出迎えいただき、そして校内を案内していただきました。
この学校には20ヶ国、60言語の生徒が通い、授業が習熟度別に小単位で行われ、これだけでもすごい事だと感じました。

(写真)バーデンパウエル校の生徒たちとメイスン校長

【バーデンパウエル校の生徒たちとメイスン校長】

(写真)バーデンパウエル校を案内してくれた生徒と

【バーデンパウエル校を案内してくれた生徒と】

翌日の訪問先、消防署では、実際にヘルメットや消防服を身にまとい希望者全員に放水体験をさせていただきました。
レスキュー車等にも乗せていただき、貴重な体験をすることができました。
驚く事に正職員は、全職員中3割程度で、後の7割はボランティアで支えられている事など、オーストラリアの国民性、精神土壌の素晴らしさに感動しました。
また、日本語のパンフレットを頂き、多国籍の人が暮らす国だということを実感しました。
滞在3日目に訪問した老人ホームは、25年前に建設、6年前に増設された広くて明るい雰囲気の建物でした。
約200人の方が入所されていて、入所費用の半分は国費で、残りの内85%が個人年金、15%が自己資金とのことです。見学の後、入所者の方が私達の拙い楽器演奏にあわせ(ワルチングマチルダ)をご一緒に歌っていただいた事はとてもよい思い出となりました。
一人ひとりが個人として尊重され、自由な中にもルールを重んじる気風があふれ大変参考になりました。

(写真)老人ホームでの演奏

【老人ホームでの演奏】

最後の訪問地カルチャーセンターはなんと100年前の建物を2001年に改築したもので、当時のバーの名残もありました。
隣の劇場(477席)では、10年前のグッズがそろえられ、歌、映画、バレー、オペラ、など年間150ものイベントが催されるそうです。
この他に150ほどある照明のコントロール室、舞台裏、楽屋などを見せていただきました。
中でも興味深いのは2階展示室で、アボリジニの原住民の絵画やポイントクック出身の写真家の作品などが展示され、それは素晴らしいものでした。

(写真)カルチャーセンター

【カルチャーセンター】

ウインダム市には新興住宅地が多く、まちを走るとあちこちに真新しい家が目立ちます。
のどかで治安も安定し、とても素晴らしい市であることを実感しました。
良いところを学び、これからのボランティア活動にも生かして行けたらと思います。
参加させていただき本当に有難うございました。

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