ゲートキーパーについて~大切な人の命を守るために~

更新日:2023年08月22日

ゲートキーパーとは

ゲートキーパーとは、 悩んでいる人に気づき、声をかけ、話をきいて、必要な支援につなげ、見守る人のことです。 ゲートキーパーになるために特別な資格はいりません。

自殺の多くはいくつかの「危険因子」が重なり、そこにきっかけとなる出来事が加わって引き起こされます。

また、自殺を考えている人は、悩みを抱えながらも「自殺の危険を示すサイン」を発していることが多いと言われています。

一人でも多くの方に、「ゲートキーパー」として意識を持っていただき、自殺を考えている人のサインに気づき、できることから行動を起こしていくことが、自殺対策につながります。

ゲートキーパーになるには

STEP1 気づく~家族や仲間の変化に気づいて声をかける~

あなたの周りの方の様子が、「何かいつもと違うな」と感じたときは、声をかけてみて、「心配している」というメッセージを伝えましょう。まずは大切な人のこころのサインに気づくことが大切です。

STEP2 きく~本人の気持ちを尊重し、耳を傾ける~

話をきくときには、相手の話を批判せず、じっくり耳を傾けることが大切です。

「話をきいてもらうだけで安心した」という方も多くいるのです。

STEP3 つなぐ~早めに専門機関に相談するよう促す~

自ら命を絶ってしまう要因には、さまざまなものがあります。話をじっくりときき、本人の気持ちを受け止めてから、必要があれば、医療機関や専門機関へ相談をつなげてください。

STEP4 見守る~温かく寄り添いながらじっくりと見守る~

相手の変化に気づき、声をかけ、話をきき、相談機関へつなぐことを繰り返すことが、見守ることになります。相談機関につないでも、すぐに元気になるわけではありません。相談機関につないだ後も、必要があれば相談にのることを伝え、今までどおり温かく見守りましょう。

こんなサインに要注意

悩みを言葉にして話してくれなくても、いのちの問題につながる深刻な状態は、次のような形であらわれることがあります。複数あてはまる場合は、周囲が注意してみてあげる必要があります。

家庭で見られるサイン

・食欲がなくなる。

・眠れなくなる。

・ため息が多くなる。

・突然身辺整理を始める。

・自殺をほのめかす言葉や「死にたい」など自殺についてはっきりと口にする。

学校で見られるサイン

・自分のからだを自分で傷つけたり、危険な行為をするなど、自分を大事にしなくなる。

・身だしなみに気を配らなくなったり、派手になるなど、外見が変化する。

・どこか投げやりな態度が目立つようになる。

・欠席や遅刻、早退が目立つようになる。

・いらいらが目立ち、怒りっぽくなったり、キレやすくなる。

・友達と交わるのを避け、孤立するようになる。

・もともと見られた性格が極端になる。(妙にハイテンションになる、ひきこもりがちになる等)

・勉強に身が入らず、成績が低下する。

職場で見られるサイン

・欠勤が多くなる。

・遅刻、早退が多くなる。

・能率が低下する。

・ミスや事故が多くなる。

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平日

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愛知県精神保健福祉センター 052‐962‐5377

平日

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あいちこころほっとライン365 052‐951-2881 毎日 9時~20時30分

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