ヤングケアラーの相談・支援
ヤングケアラーとは
法律上の定義はありませんが、一般に、本来大人がになうようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、介護、感情面のサポートなどを行っている18歳未満の子どもとされています。
ヤングケアラーの支援について
ヤングケアラーは、年齢や成長の度合いに見合わない重い責任や負担を負うことで、本人の育ちや教育に影響があるといった課題があり、その支援にあたっては、次のポイントがあります。
- こども自身が、つらさを感じながらも家族の世話を当たり前のように受け入れ、負担のある生活を続けていくことに問題があります。
- それぞれの子どもたちの声に耳を傾けることが、支援の始まりになります。
- 「ヤングケアラー」という言葉を多くの人たち、とりわけ当事者の子どもたちも知ることが周りに SOSを出すきっかけになります。
- ヤングケアラーは、家庭内のデリケートな問題であること、本人や家族に自覚がないといった理由から、支援が必要であっても表面化しにくい構造となっています。支援にあたっては、福祉、介護、医療、教育等の様々な部署が連携し、潜在化しがちなヤングケアラーを早期に発見・支援を行うことが重要です。
ヤングケアラーに関する相談窓口
児童相談所相談専用ダイヤル(厚生労働省)
児童相談所は、都道府県、指定都市等が設置する機関で、子どもの健やかな成長を願って、ともに考え、問題を解決していく専門の相談機関です。子どもの福祉に関する様々な相談を受け付けています。
電話番号:0120-189-783(フリーダイヤル)
受付時間:24時間受付(年中無休)
24時間子どもSOSダイヤル(文部科学省)
いじめやその他の子どものSOS全般について、子どもや保護者などが夜間・休日を含めて24時間いつでも相談できる、都道府県及び指定都市教育委員会などによって運営されている、、全国共通のダイヤルです。
電話番号:0120-0-78310(フリーダイヤル)
受付時間:24時間受付(年中無休)
子どもの人権110番(法務省)
いじめや虐待など子どもの人権問題に関する専用相談電話です。
電話番号:0120-007-110(フリーダイヤル) 通話料無料
受付時間:平日8時30分~17時15分(土・日・祝日・年末年始を除く)
更新日:2023年09月01日