特定外来生物「オオキンケイギク」について

更新日:2023年08月16日

オオキンケイギクは、5月~7月にかけて黄色のコスモスに似た花を咲かせます。

強靱でよく生育することから、かつては工事の際の法面緑化に使用されたり、苗が販売されたりしていました。しかし、あまりに強く、いったん定着してしまうと在来の野草の生育場所を奪い、周囲の環境を一変させてしまうため、平成18年に外来生物法に基づく特定外来生物に指定され、生きたままの運搬や栽培、譲渡などが原則として禁止されました。

オオキンケイギク写真

(写真)特定外来生物のオオキンケイギク 出典:環境省

オオキンケイギクの特徴

オオキンケイギクは、北アメリカ原産のキク科の多年草。
5~7 月にコスモスに似た直径が5~7cmの黄色い花を茎の先端に咲かせる。
葉は細長いヘラ状をしており、葉の両面には荒い毛が生えている。
高さは30~70cmになる。

花の特徴

  • コスモスに似た形状で直径5cm~7cm程の頭状花(茎の先端に1つの花を付ける)
  • 花びら(舌状花)の色は黄橙色で、花の中央部(管状花)も同じ色をしている。
  • 花びらの先端には不規則に4~5つのぎざぎざがある。
  • コスモスとは開花時期が異なっている。(コスモスは秋)

葉の特徴

  • 細長いへら状をしており、一番幅がある部分の幅は1cm程度。
  • 葉の両面には荒い毛が生えており、葉の周囲はなめらか(鋸歯がない)
  • 花が似ている植物の多くは、葉が針のように細かったり、複雑な切れ込みをしていたりするため、見分けが付きやすい。

オオキンケイギクの駆除

  • オオキンケイギクの駆除は、根茎が残ると容易に再生しますので、根こそぎ抜き取る必要があります。
  • 外来生物法により、栽培したり、生きたまま運んだり、野外に撒く、植えることなどが禁止されています。(種子や根を運ぶときは規制対象になるため要注意)
  • 抜き取ってすぐの根には再生能力があるので、そのまま移動させてはいけません。
    抜き取ったその場で数日間天日にさらして乾燥させるなどの方法で枯死させたうえで、種子の飛散防止のためビニール袋などで二重に梱包して運びます。

もし、ご自宅の庭先にオオキンケイギクが生えている場合は、繁殖防止のため、ご自身で駆除をお願いします。上記に注意して、駆除したオオキンケイギクは速やかに自治体のゴミ収集に出してください。

 

詳細は下記リンク先(中部地方環境事務所)をご覧ください。

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